JP5721471B2 - 多段圧復水器およびこれを備えた蒸気タービンプラント - Google Patents

多段圧復水器およびこれを備えた蒸気タービンプラント Download PDF

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Description

本発明は、蒸気タービンプラントに用いられる多段圧復水器に関する。
一般に、蒸気タービンプラントなどでは、蒸気タービンを駆動した蒸気がタービンから排気されて、復水器に導かれる。復水器に導かれた蒸気は、復水器に導かれた冷却水と熱交換して凝縮されて復水とされる。復水器において凝縮された復水は、加熱器を介して加熱されて、ボイラに供給される。ボイラに供給された加熱された復水は、蒸気とされて蒸気タービンの駆動源として用いられる。
このような蒸気タービンプラントでは、復水器から加熱器に導かれる復水の温度が高いほどプラント効率が向上するためや、復水器における熱交換の際に用いられる冷却水量を抑制するために多段圧復水器が用いられる。
図5には、例えば、高圧および低圧の復水器からなる2段の多段圧復水器の概略構成図が示されている。
高圧および低圧の復水器からなる多段圧復水器1のうち低圧側復水器2は、低圧側胴3の長手方向を上方と下方とに仕切っている多孔8を有している圧力隔壁4と、低圧側胴3の上方側に設けられて冷却水が導かれる低圧側冷却管群5と、低圧側胴3の下方に位置する再熱室6とを主に備えている。
低圧側胴3の上方に導かれた蒸気タービン(図示せず)からの排気(低圧側蒸気)は、低圧側冷却管群5に導かれる冷却水と熱交換することにより凝縮されて低圧側復水となって圧力隔壁4の上方に貯水されて復水だまり7となる。圧力隔壁4には、複数の孔8が設けられているため復水だまり7から低圧側復水が再熱室6へと流下する。
再熱室6には、高圧側復水器22からの蒸気タービンの排気を低圧側復水器2の再熱室6に導く蒸気ダクト13が接続されている。そのため、再熱室6に流下した低圧側復水は、蒸気ダクト13から導かれた高圧側蒸気と気液接触して再加熱される。再加熱される低圧側復水が高圧側蒸気の排気と気液接触する時間が増加するほど再熱効率は向上する。
気液接触時間の増加のために、特許文献1には、図5のように、再熱室6内に多孔8から流下した低圧側復水を貯めてオーバーフローさせるトレイ9を設けることが開示されている。
また、特許文献2には、頂点を上に向けた山形鋼や、螺旋状のエレメントを圧力隔壁から吊下げることが開示されている。
さらに、特許文献3には、低圧側胴の長手方向に延在する円筒形状液膜を圧力隔壁から再熱室内に吊下げることが開示されている。
特許第3706571号公報 特開2009−52867号公報 特開平11−173768号公報
しかし、近年では、特許文献1から特許文献3に開示されている発明よりも更に気液接触時間を増加させて再熱効率を向上させることが望まれている。
また、特許文献1から特許文献3に開示されている発明や図5の場合には、高圧側復水器22と低圧側復水器2との胴内圧差が大きくなった場合(例えば、50mmHg)には、低圧側復水器2の復水だまり7の水位が高くなってしまい、圧力隔壁4よりも上方に位置している低圧側冷却管群5が復水だまり7に水没する恐れがある。
そのため、図6に示すように、低圧側復水器2の圧力隔壁4の一部4aを再熱室6側へと例えば約50cm下げて復水だまり7の容積を増加させて、低圧側冷却管群(図示せず)が復水だまり7に水没することを防止する措置が取られている。しかし、このように圧力隔壁4の一部4aを再熱室6側に下げた場合には、多孔8を有する圧力隔壁4の一部4aからトレイ9までの距離が短くなり、流下する低圧側復水と高圧側蒸気との気液接触時間が短くなり、再熱効率が低下するという問題があった。
一方、圧力隔壁の一部を再熱室側へ下げることなく低圧側冷却管群を復水だまりから離すように上方に設けた場合には、復水器全体が大型化するという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、大型化することなく、再熱効率を一層向上させることが可能な多段圧復水器およびこれを備えた蒸気タービンプラントを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る多段圧復水器は、圧力が異なる複数の室と、低圧側の該室である低圧室を上下方向に分割する複数の孔を有する圧力隔壁と、該圧力隔壁によって仕切られた前記低圧室の上部に設けられて、冷却水が導入されて前記低圧室に導かれた低圧側蒸気と熱交換することにより該低圧側蒸気を低圧側復水に凝縮する冷却管群と、前記圧力隔壁によって仕切られた前記低圧室の下部であって、前記圧力隔壁の前記孔から流下する前記低圧側復水が溜まる再熱室と、高圧側の前記室である高圧室内の高圧側蒸気を前記再熱室に導入する高圧側蒸気導入手段と、前記圧力隔壁の下方には、該圧力隔壁の前記孔から流下する前記低圧側復水の流下方向に沿って互いに平行に配設される複数の板状部材と、を備え、前記複数の板状部材は、それぞれ左右に形成される山谷を鉛直方向に沿って複数繰り返した波形形状とされるとともに、互いに隣り合う前記板状部材間は、前記圧力隔壁の前記孔から流下した前記低圧側復水が、両方の該板状部材に接触して液膜を形成する距離に隔てられたことを特徴とする。
圧力隔壁の孔から流下する低圧側復水は、流下する際に再熱室に導入された高圧側蒸気と気液接触する。この気液接触時間が長いほど、低圧側復水が加熱されることとなる。
そこで、本発明では、圧力隔壁の孔から流下する低圧側復水の流下方向に沿って互いに平行に配設される複数の板状部材を圧力隔壁の下方に設けて、これら各板状部材の低圧側復水の流下方向の断面が少なくとも1つの凹凸形状を形成するようにすることとした。これにより、圧力隔壁の孔から流下する低圧側復水が板状部材に接触する面積を増加させることができる。そのため、再熱室に導入される高圧側蒸気と低圧側復水との気液接触時間を増加させることができる。したがって、多段圧復水器の全体的な大きさを変えることなく、再熱効率を容易に増加させることができる。
また、板状部材を用いることとしたので、製作コストが安価かつ設置が容易となる。したがって、多段圧復水器の製造コスト、製造時間の増加を抑制することができる。
本発明に係る多段圧復水器によれば、互いに平行に配設される前記板状部材間の距離が可変であることを特徴とする。互いに平行に配設される前記板状部材間の距離は、2mm〜5mmの間で可変である。
板状部材間の距離を可変にすることによって、板状部材間に形成される低圧側復水の流下液膜厚さを調整して流下する低圧側復水を両板状部材に接触させると共に、流下速度を制御することができる。そのため、高圧側蒸気と低圧側復水との気液接触時間および接触面積を増加させることができる。したがって、多段圧復水器の大きさを変えることなく、再熱効率を増加させることができる。
本発明に係る多段圧復水器によれば、前記板状部材は、多孔を備えることを特徴とする。
多孔を備えている板状部材を用いることとした。これにより、板状部材に沿って流下した低圧側復水を分散、微細化することができ、高圧側蒸気も板状部材間を通過することができる。そのため、高圧側蒸気と低圧側復水との気液接触面積を増加させることができる。
また、多孔を備えている板状部材には、既存パンチングメタル材を利用(加工)することで、製造コストも抑えられる。
本発明に係る多段圧復水器によれば、前記板状部材は、該板状部材に沿って流下する前記低圧側復水に向かって開口するポケット部を備えることを特徴とする。
流下する低圧側復水に向かって開口するポケット部を備える板状部材を用いることとした。これにより、板状部材に沿って流下した低圧側復水を一旦ポケット部に溜めることができる。そのため、ポケット部において低圧側復水を攪拌させて流下させることができる。したがって、高圧側蒸気と低圧側復水との接触面積を増加させて再熱効率を増加させることができる。
また、ポケット部を備える板状部材は、既製品として存在する。したがって、多段圧復水器の製造コストの増加を抑制することができる。
本発明に係る多段圧復水器によれば、前記板状部材の下方には、該板状部材から流下した前記低圧側復水を貯めてオーバーフローさせる受け部材を設けることを特徴とする。
板状部材から流下した低圧側復水を貯めてオーバーフローさせる受け部材を板状部材の下方に設けることとした。そのため、受け部材からオーバーフローして流下した低圧側復水が、再熱室に溜められた低圧側復水に循環流を生じさせて、再熱室に導入される高圧側蒸気と広い面積で接触することとなる。したがって、再熱効率を増加させることができる。
本発明に係る多段圧復水器によれば、前記圧力隔壁は、前記板状部材が設けられる一部が下方に窪んでいることを特徴とする。
高圧室と低圧室との圧力差が大きくなった場合には、低圧室の冷却管群によって凝縮されて圧力隔壁の上方に貯まる低圧側復水の水位が上昇して、冷却管群が水没する恐れが生じる。
そこで、圧力隔壁のうち板状部材が設けられる圧力隔壁の一部を下方に窪ませることとした。そのため、冷却管群の下段と圧力隔壁の上方に貯まる低圧側復水の水面との距離を維持しつつ、圧力隔壁の上方の低圧側復水が貯まる容積を増加させることができる。また、下方に圧力隔壁が窪むことによって圧力隔壁と再熱室の底面との距離が短くなるが、圧力隔壁に設けられる板状部材が少なくとも1つの凹凸形状を有するため、気液接触時間を維持することが可能となる。したがって、高圧室と低圧室との圧力差が大きい場合における冷却管群の水没を防止すると共に、多段圧復水器の全体的な大きさを変えることなく再熱効率を維持することができる。
本発明に係る蒸気タービンプラントによれば、上記のいずれかに記載の多段圧復水器を備えたことを特徴とする。
全体的な大きさを変えることなく再熱効率を改善することが可能な多段圧復水器を用いることとした。そのため、蒸気タービンプラントの全体配置や大きさを変えることなくプラント効率を向上させることがきる。
上述した本発明の多段圧復水器およびこれを備えた蒸気タービンプラントによれば、圧力隔壁の孔から流下する低圧側復水の流下方向に沿って互いに平行に配設される複数の板状部材を圧力隔壁の下方に設けて、これら各板状部材の低圧側復水の流下方向の断面が少なくとも1つの凹凸形状を形成するようにすることとした。これにより、圧力隔壁の孔から流下する低圧側復水が板状部材と接触する面積を増加させることができる。そのため、再熱室に導入される高圧側蒸気と低圧側復水との気液接触時間を増加させることができる。したがって、多段圧復水器の全体的な大きさを変えることなく、再熱効率を容易に増加させることができる。
また、板状部材を用いることとしたので、製作コストが安価かつ設置が容易となる。したがって、多段圧復水器の製造コスト、製造時間の増加を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る多段圧復水器の概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る多段圧復水器の低圧側復水器の部分拡大概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係る多段圧復水器の低圧側復水器の部分概略構成図である。 本発明の第5実施形態に係る多段圧復水器の低圧側復水器の波板の斜視図である。 従来の多段圧復水器の概略構成図である。 図5に示した多段圧復水器の低圧側復水器の変形例の概略構成図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る多段圧復水器について図1に基づいて説明する。
図1には、本実施形態に係る多段圧復水器の概略構成図が示されている。
図示の多段圧復水器1を有している蒸気タービンプラント(図示せず)は、蒸気タービン(図示せず)と、多段圧復水器1と、ボイラ(図示せず)とから主に構成されている。
蒸気タービンプラントでは、蒸気タービンで膨張仕事を終えた蒸気が蒸気タービンから多段復水器1へと導入されて、多段復水器1において冷却されることによって凝縮されて復水とされる。多段復水器1において凝縮された復水は、給水加熱器(図示せず)によって加熱された後、ボイラへと供給される。ボイラに供給された復水は、蒸気とされて蒸気タービンの駆動源として用いられる。
多段圧復水器1は、図1に示すように、圧力の異なる複数の室を有し、高圧側の室である高圧側復水器(高圧室)22と、低圧側の室である低圧側復水器(低圧室)2とを備えている。
高圧側復水器22は、高圧側の室である高圧側胴23と、高圧側胴23内に設けられている高圧側冷却管群25とを有している。
低圧側復水器2は、低圧側の室である低圧側胴3と、低圧側胴3内に設けられている低圧側冷却管群(冷却管群)5とを有している。
低圧側復水器2は、低圧側復水器2を上下方向に分割し、かつ、複数の孔8を有している圧力隔壁4によって仕切られている。圧力隔壁4の下面と低圧側胴3の底面との距離が、例えば1000mmとなるように、圧力隔壁4は設けられている。圧力隔壁4によって仕切られている低圧側復水器2の上部には、低圧側冷却管群5が設けられている。また、圧力隔壁4によって仕切られている低圧側復水器2の下部には再熱室6が設けられている。
低圧側復水器2の上部側に設けられている低圧側冷却管群5には、冷却水が導入される。低圧側冷却管群5に導入された冷却水は、低圧側復水器2に導かれた低圧側蒸気を復水(以下、「低圧側復水」という。)に凝縮する。
圧力隔壁4は、多孔板である。圧力隔壁4に設けられている複数の孔8は、流下孔であり、低圧側復水器2の上部側において凝縮された低圧側復水を再熱室6へと流下するものである。
圧力隔壁4の下方(再熱室6側)には、圧力隔壁4に設けられている孔8から流下する低圧側復水の流下方向に沿って配設されている波板(板状部材)10が設けられている。波板10は、複数設けられており、互いに平行に配設されている。
波板10は、図1に示すように、低圧側復水の流下方向の断面が交互に複数(少なくとも1つ)の山谷を形成している凹凸形状(ジグザグ形状)を成している。つまり左右に形成される山谷を鉛直方向に沿って繰り返した形状である。波板10は、例えばSUS304によって厚さが3mmになるように製造されている。圧力隔壁4の下方に互いに平行に配設されて波板群を形成している各波板10は、略5mmの間隔を有して配設されており、例えば、100枚設けられている。
複数設けられている波板10の下端の下方であり、再熱室6内の下部にはトレイ(受け部材)9が設けられている。トレイ9は、その下面が低圧側胴3の底面から、例えば約200mmの距離になるように設けられている。トレイ9には、低圧側復水が波板10から流下するようになっている。トレイ9に流下した低圧側復水は、トレイ9に捕集(貯めて)されてトレイ9からオーバーフローして落下するようになっている。
次に、上記のように構成されている多段圧復水器1により蒸気が凝縮されて復水とされる流れについて図1を用いて説明する。
低圧側復水器2内に設けられている低圧側冷却管群5に冷却水として、例えば、海水が供給される。低圧側冷却管群5に供給された海水は、図示しない連結管から高圧側復水器22の高圧側冷却管群25に送出される。高圧側冷却管群25に送出された海水は、図示しない排出管から排出される。
低圧側復水器2の上部には、蒸気タービンで仕事を終えて排気された低圧側蒸気が導かれる。低圧側復水器2の上部に導かれた低圧側蒸気は、各管内に海水が導かれた低圧側冷却管群5により冷却されることによって凝縮して、例えば約33℃の低圧側復水とされる。このように凝縮した低圧側復水は、低圧側復水器2の上部(図1において圧力隔壁4の上方)に溜められて復水だまり7を形成する。高圧側復水器22内と低圧側復水器2内との圧力差が例えば18mmHgの場合には、復水だまり7の水面と低圧側冷却管群5の最下段との距離は、所定の距離である約30cmとされる。
圧力隔壁4には複数の孔8が設けられているので、復水だまり7に溜まっている低圧側復水は、孔8から流下する。孔8を流下(通過)した低圧側復水は、圧力隔壁4の下方に設けられている複数の波板10の表面に沿って流下する。
一方、高圧側復水器22内には、蒸気タービンで仕事を終えて排気された高圧側蒸気が導かれる。高圧側復水器22内に導かれた高圧側蒸気は、各管内に海水が導かれた高圧側冷却管群25により冷却されることによって凝縮して復水(以下、「高圧側復水」という。)とされて高圧側復水器22内に溜められる。
高圧側復水器22と低圧側復水器2の再熱室6とは、蒸気ダクト(高圧側蒸気導入手段)11によって接続されているので、高圧側復水器22内の高圧側蒸気が蒸気ダクト11から再熱室6に導入されることとなる。
再熱室6に導入された高圧側蒸気は、圧力隔壁4から波板10の表面に沿って流下する低圧側復水と気液接触する。波板10の表面に沿って流下した低圧側復水は、波板10の下端からトレイ9上に捕集される。
トレイ9に捕集された低圧側復水は、トレイ9からオーバーフローして落下する。トレイ9から落下した低圧側復水は、再熱室6内に溜められることとなる。
再熱室6の下部には、図示しない合流部が設けられている。合流部には、連結管12が高圧側復水器22の下部との間を接続している。高圧側復水器22内に溜められた高圧側復水は、連結管12を経て合流部へと導かれて低圧側復水と合流して復水とされる。合流部において合流した復水は、復水ポンプ(図示せず)によって給水加熱器へと送出される。
本実施形態の多段圧復水器1では、波板10が複数の凹凸形状を有していることから、圧力隔壁4の複数の孔8から流下する低圧側復水が波板10の表面を移動(流化)する時間が増加する。そのため、波板10の表面を流下する低圧側復水と高圧側蒸気とが気液接触する時間が増加する。流下する低圧側復水と高圧側蒸気とが気液接触する時間が増加するため、高圧側蒸気によって加熱される低圧側復水の温度は、波板10を用いなかった場合に比べて高温となる。
さらに、波板10からトレイ9に流下した低圧側復水は、トレイ9に捕集されている間に高圧側蒸気と気液接触して更に高温に加熱される。また、トレイ9から落下する低圧側復水は、再熱室6に溜められている低圧側復水に循環流を生じさせる。そのため、低圧側復水の表面と高圧側蒸気とが広い面積で接触して表面乱流熱伝達を起こして復水が加熱される。
このように、波板10の表面に沿って流下する低圧側復水と高圧側蒸気との気液接触時間の増加と、トレイ9に捕集された低圧側復水と高圧側蒸気との気液接触と、トレイ9からオーバーフローした低圧側復水による高圧側蒸気との表面乱流熱伝達とにより、良好な熱伝達が行われて効率的に昇温された復水とされる。
そのため、低圧側復水が落下する距離、すなわち、圧力隔壁4と低圧側胴3の底面との距離を変えることなく十分に復水を加熱することができる。したがって、多段圧復水器1を大型化することなく、再熱効率を一層向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態にかかる多段圧復水器1およびこれを備えている蒸気タービンプラントによれば、以下の作用効果を奏する。
圧力隔壁4の孔8から流下する低圧側復水の流下方向に沿って互いに平行に配設されている100枚(複数)の波板(板状部材)10を圧力隔壁4の下方に設けて、これら各波板10の低圧側復水の流下方向の断面が複数(少なくとも1つ)の凹凸形状を形成するようにすることとした。これにより、圧力隔壁4の孔8から流下する低圧側復水が波板10と接触する面積を増加させることができる。そのため、再熱室6に導入される高圧側蒸気と低圧側復水との気液接触時間を増加させることができる。したがって、多段圧復水器1の全体的な大きさを変えることなく、再熱効率を容易に増加させることができる。
また、波板10を用いることとしたので、製作コストが安価かつ設置が容易となる。したがって、多段圧復水器1の製造コスト、製造時間の増加を抑制することができる。
波板10から流下した低圧側復水を貯めてオーバーフローさせるトレイ(受け部材)9を波板10の下端の下方に設けることとした。そのため、トレイ9からオーバーフローして流下した低圧側復水が再熱室6に溜められている低圧側復水に循環流を生じさせて、再熱室6に導入される高圧側蒸気と広い面積で接触することとなる。したがって、再熱効率を増加させることができる。
全体的な大きさを変えることなく再熱効率を改善することが可能な多段圧復水器1を用いることとした。そのため、蒸気タービンプラント(図示せず)の全体配置や大きさを変えることなく、プラント効率を向上させることがきる。
なお、本実施形態では、多段圧復水器1として高圧側復水器22と低圧側復水器2とを有する2段の復水器を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば高圧側復水器、中圧側復水器、低圧側復水器の3段を有する復水器であってもよい。この場合には、中圧側復水器および低圧側復水器に設けられる圧力隔壁の下方に波板を設置することとなる。
[第2実施形態]
本実施形態の多段圧復水器およびこれを備えている蒸気タービンは、波板間の距離が可変である点で、第1実施形態と相違しその他は同様である。したがって、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
互いに平行になるように複数設けられている波板(板状部材)間の距離は、調整可能なように設けられている。例えば、波板間の距離を第1実施形態において説明した略5mmから略2mmへと変えることによって、波板間を流下する低圧側復水の流下液膜厚さを調整することができ、低圧側復水の流下速度を遅くすることができる。
波板間の延在方向(低圧側復水の流下方向)の長さを変えることなく波板の表面を流下する低圧側復水の流下速度を遅くすることができるので、多段圧復水器の大きさを変えることなく、低圧側復水と高圧側蒸気との気液接触時間を増加させることができる。
以上説明したように、本実施形態にかかる多段圧復水器およびこれを備えている蒸気タービンプラントによれば、以下の作用効果を奏する。
波板(板状部材)間の距離を可変にすることによって、波板間に形成される低圧側復水の流下液膜厚さを調整できるようになる。なぜなら、流下する低圧側復水を両波板に接触させることができるからである。これにより、流下速度を制御することができる。そのため、高圧側蒸気と低圧側復水との気液接触時間および接触面積を増加させることができる。したがって、多段圧復水器の大きさを変えることなく、再熱効率を増加させることができる。
[第3実施形態]
本実施形態の多段圧復水器およびこれを備えている蒸気タービンは、波板が流下する低圧側復水に向かって開口するポケット部を有する点で、第1実施形態と相違しその他は同様である。したがって、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図2には、本実施形態に係る多段圧復水器の低圧側復水器の部分拡大概略構成図が示されている。
波板20は、低圧側復水の流下方向の断面が交互に複数(少なくとも1つ)の山谷を形成している凹凸形状(ジグザグ形状)を成しており、かつ、図2に示すように、凹凸形状の凸部には、波板20の表面に沿って流下する低圧側復水に向かって開口しているポケット部21を有している。
圧力隔壁4に設けられている孔8から波板20の表面に沿って流下する低圧側復水は、凹凸形状の凸状部に到達する。凸状部には、低圧側復水の流下方向に向かって開口しているポケット部21が設けられているため、低圧側復水は、ポケット部21に流入する。
ポケット部21に溜まった低圧側復水は、ポケット部21からオーバーブローしてポケット部21の下方の波板20の凹状部の表面に沿って流下する。このように、圧力隔壁4に設けられている孔8から流下する低圧側復水は、波板20の凸状部の表面からポケット部21へと導かれ、ポケット部21からオーバーフローして凹状部の表面に沿って流下することを繰り返して、トレイ(受け部材)9に落下する。
波板20の凸状部の表面からポケット部21に導かれた低圧側復水は、ポケット部21に溜められている低圧側復水を攪拌する。そのため、低圧側復水と高圧側蒸気との接触面積が増加する。これにより、良好な熱伝達が行われて波板20を流下する低圧側復水を効率的に昇温することができる。
以上説明したように、本実施形態にかかる多段圧復水器およびこれを備えている蒸気タービンプラントによれば、以下の作用効果を奏する。
流下する低圧側復水に向かって開口しているポケット部21を備えている波板(板状部材)20を用いることとした。これにより、波板20に沿って流下した低圧側復水を一旦ポケット部21に溜めることができる。そのため、ポケット部21において低圧側復水を攪拌させて流下することができる。したがって、高圧側蒸気と低圧側復水との気液接触面積を増加させることができる。
また、ポケット部21を備えている波板20は、既製品として存在している。したがって、多段圧復水器(図示せず)の製造コストの増加を抑制することができる。
[第4実施形態]
本実施形態の多段圧復水器およびこれを備えている蒸気タービンは、波板が設けられている圧力隔壁の一部が下方に窪んでいる点で、第1実施形態と相違しその他は同様である。したがって、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図3には、本実施形態に係る多段圧復水器の低圧側復水器の部分概略構成図が示されている。
圧力隔壁34は、波板(板状部材)10が設けられている一部34aが下方に窪んで復水だまり37を形成している。圧力隔壁34と低圧側胴(図示せず)の底面との距離が例えば1000mmとされているうち、圧力隔壁34の一部34aは、例えば、約500mm下方に窪むように形成されている。
多段圧復水器(図示せず)を構成している高圧側復水器(高圧室)と低圧側復水器(低圧室)2との圧力差が大きくなった場合(例えば50mmHgになった場合)には、圧力隔壁34の上方に溜まる低圧側復水の水量が増加する。増量した低圧側復水は、圧力隔壁34の一部34aに溜まって復水だまり37を形成する。そのため、低圧側冷却管群(冷却管群)の最下段と復水だまり37の水面との間の距離を所定の距離(約30cm)に維持することができる。
これにより、高圧側復水器(図示せず)と低圧側復水器2との圧力差が大きくなって低圧側復水が増量することによって、圧力隔壁34の上方に溜まった低圧側復水に低圧側冷却管群(図示せず)が水没することを防止することができる。
また、復水だまり37を形成している圧力隔壁34の一部34aの下方には、複数の波板10が設けられている。そのため、圧力隔壁34の一部34aが下方に窪むことによって波板10の延在方向(低圧側復水の流下方向)の流下長さが短くなっても、波板10を設けなかった場合と比べて低圧側復水と高圧側蒸気との気液接触時間を長くして低圧側復水を昇温することができる。
以上説明したように、本実施形態にかかる多段圧復水器およびこれを備えている蒸気タービンプラントによれば、以下の作用効果を奏する。
圧力隔壁34のうち下方に波板(板状部材)10が設けられている圧力隔壁34の一部34aを下方に窪ませることとした。そのため、圧力隔壁34の上方に貯まる低圧側復水が貯水する復水だまり37の容積を増加させることができる。また、下方に圧力隔壁34の一部34aが窪むことによって、圧力隔壁34の一部34aと再熱室6の底面との距離が短くなるが、圧力隔壁34の一部34aの下方に設けられている波板10が複数(少なくとも1つ)の凹凸形状を有するため、気液接触時間を維持することが可能となる。したがって、高圧側復水器(高圧室)と低圧側復水器(低圧室)2との圧力差が大きい場合における低圧側冷却管(冷却管群)の水没を防止すると共に、多段圧復水器(図示せず)の全体的な大きさを変えることなく再熱効率を維持することができる。
[第5実施形態]
本実施形態の多段圧復水器およびこれを備えている蒸気タービンは、波板に多孔を有する点で、第4実施形態と相違しその他は同様である。したがって、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4には、本実施形態に係る多段圧復水器の低圧側復水器の波板の斜視図が示されている。
波板40は、低圧側復水の流下方向(図4の白抜きした矢印で示す)の断面が交互に複数(少なくとも1つ)の山谷を形成している凹凸形状(ジグザグ形状)を成しており、かつ、図4に示すように、凹凸形状面に多孔41を有している。
圧力隔壁34の一部34a(図3参照)に設けられている孔(図示せず)から波板40の表面に沿って流下する低圧側復水は、波板40面に到達する。波板40面には多孔41を有し開口しているため、低圧側復水は、波板40面を流下するものと、多孔41で分散し、隣接している波板40面に流入するものとなる。
これを繰り返して低圧側復水は、トレイ(受け部材)9(図3参照)に落下する。
波板40の多孔41に流下した低圧側復水は、隣接している波板40面で、分散されて微細化される。また高圧側蒸気も図4の点線の矢印で示すように、多孔41を通過する。そのため、低圧側復水と高圧側蒸気との接触面積が増加する。これにより、良好な熱伝達が行われて波板40を流下する低圧側復水を効率的に昇温することができる。
以上説明したように、本実施形態にかかる多段圧復水器およびこれを備えている蒸気タービンプラントによれば、以下の作用効果を奏する。
流下する低圧側復水に向かって多孔41を備えている波板(板状部材)40を用いることとした。これにより、波板40に沿って流下した低圧側復水を分散、微細化することができ、高圧側蒸気も波板40間を通過することができる。そのため、高圧側蒸気と低圧側復水との気液接触面積を増加させることができる。
多孔41を備えている波板40には、既存パンチングメタル材を利用(加工)することで、製造コストも抑えられる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 多段圧復水器
2 低圧側復水器(低圧室)
4 圧力隔壁
5 低圧側冷却管群(冷却管群)
6 再熱室
8 孔
9 トレイ(受け部材)
10 波板(板状部材)
11 蒸気ダクト(高圧側蒸気導入手段)
22 高圧側復水器(高圧室)
41 多孔

Claims (8)

  1. 圧力が異なる複数の室と、
    低圧側の該室である低圧室を上下方向に分割する複数の孔を有する圧力隔壁と、
    該圧力隔壁によって仕切られた前記低圧室の上部に設けられて、冷却水が導入されて前記低圧室に導かれた低圧側蒸気と熱交換することにより該低圧側蒸気を低圧側復水に凝縮する冷却管群と、
    前記圧力隔壁によって仕切られた前記低圧室の下部であって、前記圧力隔壁の前記孔から流下する前記低圧側復水が溜まる再熱室と、
    高圧側の前記室である高圧室内の高圧側蒸気を前記再熱室に導入する高圧側蒸気導入手段と、
    前記圧力隔壁の下方には、該圧力隔壁の前記孔から流下する前記低圧側復水の流下方向に沿って互いに平行に配設される複数の板状部材と、を備え、
    前記複数の板状部材は、それぞれ左右に形成される山谷を鉛直方向に沿って複数繰り返した波形形状とされるとともに、互いに隣り合う前記板状部材間は、前記圧力隔壁の前記孔から流下した前記低圧側復水が、両方の該板状部材に接触して液膜を形成する距離に隔てられたことを特徴とする多段圧復水器。
  2. 互いに平行に配設される前記板状部材間の距離が可変であることを特徴とする請求項1に記載の多段圧復水器。
  3. 互いに平行に配設される前記板状部材間の距離は、2mm〜5mmの間で可変であることを特徴とする請求項2に記載の多段圧復水器。
  4. 前記板状部材は、多孔を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多段圧復水器。
  5. 前記板状部材は、該板状部材に沿って流下する前記低圧側復水に向かって開口するポケット部を備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の多段圧復水器。
  6. 前記板状部材の下方には、該板状部材から流下した前記低圧側復水を貯めてオーバーフローさせる受け部材を設けることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の多段圧復水器。
  7. 前記圧力隔壁は、前記板状部材が設けられる一部が下方に窪んでいることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の多段圧復水器。
  8. 請求項1から請求項のいずれかに記載の多段圧復水器を備えたことを特徴とする蒸気タービンプラント。
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