JP5933413B2 - エレベータの緩衝器装置及びエレベータの改修方法 - Google Patents

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この発明は、緩衝器台上に複数の緩衝器が設置されているエレベータの緩衝器装置、及び既設の緩衝器台を残してエレベータを改修するエレベータの改修方法に関するものである。
従来のエレベータの緩衝器装置では、昇降路ピットに固定された緩衝器台上に緩衝器が立設されている。緩衝器台の両端部には、それぞれガイドレールを支持する一対の支持体が設けられている。各支持体は、複数のアンカボルトにより昇降路ピットに固定されている。緩衝器台は、支持体により昇降路ピットに押さえ付けられて固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−1306号公報
従来のエレベータの改修方法として、例えば、既設の油圧エレベータを、一部の機器(例えばかご及びかごガイドレール等)を残して、2:1ローピング方式の機械室レスエレベータに改修する方法がある。また、既設の油圧エレベータのレイアウトとして、緩衝器台上に2本のかご緩衝器が立設され、かごを吊る主ロープがかごの下を通り、かごを真上から見たとき、主ロープが2本のかご緩衝器の間を通るレイアウトが採用されており、このようなかご緩衝器や主ロープのレイアウトを改修後のエレベータにおいても維持する場合がある。
このような場合、既設の油圧エレベータの仕様によっては、主ロープの本数を増やしたり、かご緩衝器をばね式緩衝器から油圧式緩衝器に変更したりする必要が生じ、これにより主ロープとかご緩衝器との間の隙間が小さくなることがある。このため、主ロープとの隙間を十分に確保し、主ロープが緩衝器に接触したり引っ掛かったりしないようにするために、改修後のエレベータにおける緩衝器のピッチを改修前よりも広げる場合がある。
しかし、上記のような従来のかご緩衝器装置では、緩衝器台に対する緩衝器の位置が変更できないため、緩衝器台自体を交換する必要が生じ、これにより改修工事が大掛かりとなり、据付工期が大幅に長くなり、製作及び据付コストも大幅に大きくなる問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、既設の緩衝器台を設置したままで、既設の緩衝器台におけるピッチよりも広いピッチで第1及び第2の緩衝器を容易に設置することができるエレベータの緩衝器装置及びエレベータの改修方法を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの緩衝器装置は、緩衝器台、緩衝器台上に互いに間隔をおいて配置されている第1及び第2の緩衝器、第1の緩衝器に固定されている第1の取付金、第2の緩衝器に固定されている第2の取付金、第1及び第2の取付金間に架け渡されており、第1及び第2の取付金にそれぞれ固定されている繋ぎ金、及び第1及び第2の緩衝器間で緩衝器台に固定され、緩衝器台との間に繋ぎ金を挟持する押さえ板を備えている。
この発明のエレベータの緩衝器装置は、第1の緩衝器に第1の取付金が固定され、第2の緩衝器に第2の取付金が固定され、第1及び第2の取付金間に繋ぎ金が架け渡され、繋ぎ金が第1及び第2の取付金にそれぞれ固定され、緩衝器台との間に繋ぎ金を挟持する押さえ板が緩衝器台に固定されているので、既設の緩衝器台を設置したままで、既設の緩衝器台におけるピッチよりも広いピッチで第1及び第2の緩衝器を容易に設置することができる。
この発明の実施の形態1による改修後のエレベータを展開して示す構成図である。 図2は図1のエレベータの平面レイアウト図である。 図1のかご緩衝器装置の要部を示す正面図である。 図3のかご緩衝器装置を示す平面図である。 図3のかご緩衝器装置を示す側面図である。 図3のかご緩衝器装置を示す概略の分解斜視図である。 実施の形態1の改修前のエレベータを展開して示す構成図である。 図7のエレベータの平面レイアウト図である。 図7のかご緩衝器装置を示す平面図である。 図9のかご緩衝器装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータのかご緩衝器装置を示す正面図である。 図11のかご緩衝器装置を示す平面図である。 図11のかご緩衝器装置を示す側面図である。 図11のかご緩衝器装置の分解正面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータのかご緩衝器装置を示す分解正面図である。 図15のかご緩衝器装置を示す平面図である。 図15のかご緩衝器装置を示す分解側面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による改修後のエレベータを展開して示す構成図、図2は図1のエレベータの平面レイアウト図であり、2:1ローピング方式の機械室レスエレベータを示している。
図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール(図1では省略)2a,2b、及び一対の釣合おもりガイドレール3a,3bが設置されている。かご4は、かごガイドレール2a,2bに案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり5は、釣合おもりガイドレール3a,3bに案内されて昇降路1内を昇降される。この例では、釣合おもり5は、かご4と同じ高さに位置するときにかご4の側面に対向するように、かご4の側方に配置されている(横落ち式)。
昇降路1内の上部には、第1の上部支持部材6が固定されている。また、釣合おもりガイドレール3a,3bの上部には、第2の上部支持部材7が固定されている。
昇降路ピット1aには、かご緩衝器装置8が設置されている。かご緩衝器装置8は、昇降路ピット1aの床面に固定された緩衝器台装置9と、緩衝器台装置9上に互いに間隔をおいて立設された第1及び第2のかご緩衝器10,11とを有している。第1及び第2のかご緩衝器10,11は、かご4の真下に配置されている。
昇降路ピット1aの釣合おもり5の真下には、支持台12が設置されている。釣合おもりガイドレール3a,3bは、支持台12上に設置されている。また、支持台12上には、釣合おもり緩衝器(図示せず)が設置されている。さらに、支持台12上には、巻上機台13を介して巻上機14が設置されている。
巻上機14は、巻上機本体15と駆動シーブ16とを有している。巻上機本体15は、駆動シーブ16を回転させるモータ(図示せず)と、駆動シーブ16の回転を制動するブレーキ(図示せず)とを有している。
駆動シーブ16には、かご4及び釣合おもり5を吊り下げる懸架手段としての複数本の主ロープ17が巻き掛けられている。かご4及び釣合おもり5は、主ロープ17により昇降路1内に吊り下げられており、巻上機14により昇降路1内を昇降される。
主ロープ17は、第1の端部(かご側端部)17aと第2の端部(釣合おもり側端部)17bとを有している。第1の端部17aは、かご側綱止め金18aを介して第1の上部支持部材6に接続されている。第2の端部17bは、釣合おもり側綱止め金18bを介して第2の上部支持部材7に接続されている。
かご4の下部には、一対のかご吊り車19a,19bが設けられている。釣合おもり5の上部には、釣合おもり吊り車20が設けられている。第2の上部支持部材7には、かご側返し車21及び釣合おもり側返し車22が支持されている。
主ロープ17は、第1の端部17a側から順に、かご吊り車19a,19b、かご側返し車21、駆動シーブ16、釣合おもり側返し車22及び釣合おもり吊り車20に巻き掛けられている。
主ロープ17は、かご吊り車19a,19b間でかご4の下を通っている(アンダスラングタイプ)。そして、かご4を真上から見たとき、主ロープ17は第1の緩衝器10と第2の緩衝器11との間を通っている。
図3は図1のかご緩衝器装置8の要部を示す正面図、図4は図3のかご緩衝器装置8を示す平面図、図5は図3のかご緩衝器装置8を示す側面図、図6は図3のかご緩衝器装置8を示す概略の分解斜視図である。
第1の緩衝器10は、第1の緩衝器本体10aと、第1の緩衝器本体10aの下端部に設けられている平板状の第1のフランジ部(取付板)10bとを有している。第2の緩衝器11は、第2の緩衝器本体11aと、第1の緩衝器本体11aの下端部に設けられている平板状の第2のフランジ部(取付板)11bとを有している。
緩衝器台装置9は、緩衝器台31、第1及び第2の取付金32,33、第1及び第2の繋ぎ金34,35、及び押さえ板36を有している。
緩衝器台31としては、改修前のものがそのまま流用されている。また、緩衝器台31は、緩衝器台本体31aと、緩衝器台本体31aの長手方向(図4の上下方向)の中間部に設けられ、緩衝器台本体31aの幅方向(図3の左右方向)両側へ直角に突出した第1及び第2の緩衝器支持部31b,31cとを有している。
第1の緩衝器10は、その一部を除いて第1の緩衝器支持部31b上に載せられている。即ち、第1のフランジ部10bの一部は、第1の緩衝器支持部31bから水平方向へ突出している。第2の緩衝器11は、その一部を除いて第2の緩衝器支持部31c上に載せられている。即ち、第2のフランジ部11bの一部は、第2の緩衝器支持部31cから水平方向へ突出している。
第1の取付金32は、第1のフランジ部10bの第1の緩衝器支持部31bから突出した部分の下面に、一対(図6では1つのみ示す)の第1の取付金締結具37を用いて固定されている。各第1の取付金締結具37としては、ボルト及びナットが用いられている。
第2の取付金33は、第2のフランジ部11bの第2の緩衝器支持部31cから突出した部分の下面に、一対(図6では1つのみ示す)の第2の取付金締結具38を用いて固定されている。各第2の取付金締結具38としては、ボルト及びナットが用いられている。
第1の繋ぎ金34は、第1及び第2の緩衝器10,11の一側に配置されている。第2の繋ぎ金35は、第1及び第2の緩衝器10,11の他側で第1の繋ぎ金34に平行に配置されている。
第1の繋ぎ金34の長手方向(図4の左右方向)両端部は、一対の第1の繋ぎ金締結具39を用いて、第1及び第2の取付金32,33の上面に固定されている。各第1の繋ぎ金締結具39としては、ボルト及びナットが用いられている。第1の繋ぎ金34の板厚は、第1及び第2のフランジ部10b,11bの板厚と同じである。
第2の繋ぎ金35の長手方向(図4の左右方向)両端部は、一対の第2の繋ぎ金締結具40を用いて、第1及び第2の取付金32,33の上面に固定されている。各第2の繋ぎ金締結具40としては、ボルト及びナットが用いられている。第2の繋ぎ金35の板厚は、第1及び第2のフランジ部10b,11bの板厚と同じである。
押さえ板36は、4組の押さえ板締結具41を用いて、緩衝器台本体31aの上面に固定されており、緩衝器台本体31aとの間に第1及び第2の繋ぎ金34,35を挟持している。各押さえ板締結具41としては、ボルト及びナットが用いられている。また、押さえ板36を緩衝器台本体31aにボルト止めする際には、緩衝器台本体31aに改修前から設けられている既設の4つの孔31d(図6)が利用されている。
次に、実施の形態1のエレベータの改修方法について説明する。図7は実施の形態1の改修前のエレベータを展開して示す構成図、図8は図7のエレベータの平面レイアウト図であり、改修前のエレベータは油圧エレベータである。
昇降路1内には、油圧ジャッキ23が立設されている。油圧ジャッキ23の上端部には、一対の上部返し車24a,24bが支持されている。上部返し車24a,24bは、油圧ジャッキ23により上下動される。油圧ジャッキ23の下部には、下部返し車25が設けられている。下部返し車25は、油圧ジャッキ23の伸縮によって上下動されない。
かご4は、複数本の主ロープ26により吊り下げられている。主ロープ26は、第1の端部(かご側端部)26aと第2の端部(ジャッキ側端部)26bとを有している。第1の端部26aは、かご側綱止め金27aを介して上部支持部材6に接続されている。第2の端部26bは、ジャッキ側綱止め金27bを介して昇降路1の下部に接続されている。
主ロープ26は、第1の端部26a側から順に、かご吊り車19a,19b、上部返し車24a、下部返し車25及び上部返し車24bに巻き掛けられている。
図9は図7のかご緩衝器装置を示す平面図、図10は図9のかご緩衝器装置を示す正面図である。改修前のかご緩衝器装置は、緩衝器台31と、第1及び第2の緩衝器10,11とにより構成されている。また、緩衝器台31は、複数の緩衝器台締結具28により昇降路ピット1aの床面に固定されている。各緩衝器台締結具28としては、アンカボルト及びナットが用いられている。さらに、かごガイドレール2a,2bは、緩衝器台31の長手方向両端部上に支持されている。
このような油圧エレベータを図1のようなエレベータに改修する場合、かごガイドレール2a,2b、かご4、及びかご緩衝器装置を残して、他の機器を撤去する。そして、釣合おもり5、釣合おもりガイドレール3a,3b及び巻上機14等の新たな機器が昇降路1内に搬入され据え付けられる。また、必要に応じてかご吊り車19a,19bや第1及び第2の緩衝器10,11も、新設のものに交換される。
次に、かご緩衝器装置の改修の詳細、特に緩衝器取付ピッチ(図3のP寸法)を改修前よりも広くする場合について説明する。まず、緩衝器台31から第1及び第2の緩衝器10,11を取り外す。そして、既設の緩衝器台31上に、改修前のピッチよりも広いピッチで、第1及び第2の緩衝器10,11を配置する。このとき、第1及び第2の緩衝器10,11は、新しいものに交換しても、既設のものを流用してもよい。
このとき、緩衝器取付ピッチを改修前よりも広げたことにより、改修前に第1及び第2の緩衝器10,11を固定するために使用していた緩衝器台31の孔は使用できなくなるため、第1及び第2の緩衝器10,11は、緩衝器台31に締結されず、緩衝器台31上に仮置きされる。
次に、第1の取付金締結具37により、第1の取付金32を第1の緩衝器10に固定する。また、第2の取付金締結具38により、第2の取付金33を第2の緩衝器11に固定する。
この後、第1及び第2の取付金32,33間に第1の繋ぎ金34を架け渡し、第1の繋ぎ金締結具39により第1の繋ぎ金34を第1及び第2の取付金32,33に固定する。また、第1及び第2の取付金32,33間に第2の繋ぎ金35を架け渡し、第2の繋ぎ金締結具40により第2の繋ぎ金35を第1及び第2の取付金32,33に固定する。そして、第1及び第2の緩衝器10,11の水平方向の位置決めをする。
最後に、押さえ板締結具41により押さえ板36を緩衝器台31に固定し、第1及び第2の緩衝器10,11の上下方向の位置決めをして組立完了となる。
このようなエレベータのかご緩衝器装置8及び改修方法によれば、既設の緩衝器台31を設置したままで、既設の緩衝器台31におけるピッチよりも広いピッチで第1及び第2の緩衝器10,11を容易に設置することができる。また、改修工事の際に既設の緩衝器台31に追加加工を施すことなく、主ロープ17を十分避けた位置に第1及び第2の緩衝器10,11を設置することができる。
さらに、昇降路ピット1aへのアンカボルトの追加などの現地加工も不要である。従って、据付工期を短縮することができ、製作及び据付コストも低減できる。
さらにまた、第1及び第2の繋ぎ金34,35の長さ寸法を変更することで、第1及び第2の緩衝器10,11の取付位置を容易に変更できる。
また、押さえ板36は、既設の孔31dを利用して緩衝器台31に固定したので、現地での追加加工をより確実に省略することができる。
なお、かご緩衝器装置8の組立工程順は変更可能であり、取付金32,33を緩衝器10,11に固定してから緩衝器10,11を緩衝器台31に置いたり、緩衝器10,11に取付金32,33を固定し、取付金32,33に繋ぎ金34,35を固定してから緩衝器10,11を緩衝器台31に置いたりしてもよい。
また、取付金32,33と繋ぎ金34,35とが予め枠状に一体化されていてもよい。
さらに、緩衝器10,11をしっかりと固定できれば、繋ぎ金は1つでもよい。
実施の形態2.
次に、図11はこの発明の実施の形態2によるエレベータのかご緩衝器装置を示す正面図、図12は図11のかご緩衝器装置を示す平面図、図13は図11のかご緩衝器装置を示す側面図、図14は図11のかご緩衝器装置の分解正面図である。かご緩衝器装置を除く改修後のエレベータ全体の構成は、図1及び図2と同様である。
図において、主緩衝器台である緩衝器台31の一側には、第1の追加緩衝器台51が並設されている。第1の追加緩衝器台51は、第1の緩衝器支持部31bに隣接して配置されており、一対の第1の追加緩衝器台締結具53を用いて昇降路ピット1aの床面に固定されている。各第1の追加緩衝器台締結具53としては、アンカボルト及びナットが用いられている。また、第1の追加緩衝器台51の高さは、第1の緩衝器支持部31bの高さと同じである。
緩衝器台31の他側には、第2の追加緩衝器台52が並設されている。第2の追加緩衝器台52は、第2の緩衝器支持部31cに隣接して配置されており、一対の第2の追加緩衝器台締結具54を用いて昇降路ピット1aの床面に固定されている。各第2の追加緩衝器台締結具54としては、アンカボルト及びナットが用いられている。また、第2の追加緩衝器台52の高さは、第2の緩衝器支持部31cの高さと同じである。
第1の緩衝器10は、第1の緩衝器支持部31b及び第1の追加緩衝器台51の上に跨って配置されている。また、第1のフランジ部10bは、一対の第1の緩衝器締結具55を用いて、第1の追加緩衝器台51に固定されている。各第1の緩衝器締結具55としては、ボルト及びナットが用いられている。
第2の緩衝器11は、第2の緩衝器支持部31c及び第2の追加緩衝器台52の上に跨って配置されている。また、第2のフランジ部11bは、一対の第2の緩衝器締結具56を用いて、第2の追加緩衝器台52に固定されている。各第2の緩衝器締結具56としては、ボルト及びナットが用いられている。
緩衝器台本体31aの第1及び第2の緩衝器10,11の間の部分には、押さえ板57が固定されている。押さえ板57は、緩衝器台31との間に第1及び第2の緩衝器の一部、即ちフランジ部10b,11bを挟持する。また、押さえ板57は、4組の押さえ板締結具58を用いて、緩衝器台本体31aの上面に固定されている。
各押さえ板締結具58としては、ボルト及びナットが用いられている。また、押さえ板57を緩衝器台本体31aにボルト止めする際には、緩衝器台本体31aに改修前から設けられている既設の4つの孔31d(図6)が利用されている。
次に、図9に示したような改修前のかご緩衝器装置を図10〜図14に示すように改修する場合、まず、緩衝器台31から第1及び第2の緩衝器10,11を取り外す。また、昇降路ピット1aに4本のアンカボルトを施工し、第1及び第2の追加緩衝器台51,52を設置する。
この後、既設又は新設の第1の緩衝器10を、第1の緩衝器支持部31b及び第1の追加緩衝器台51の上に跨るように配置し、第1の緩衝器締結具55により第1の追加緩衝器台51に固定する。また、既設又は新設の第2の緩衝器11を、第2の緩衝器支持部31c及び第2の追加緩衝器台52の上に跨るように配置し、第2の緩衝器締結具56により第2の追加緩衝器台52に固定する。
最後に、押さえ板締結具58により押さえ板57を緩衝器台31に固定して組立完了となる。他のエレベータ全体の改修方法は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータのかご緩衝器装置及び改修方法によっても、既設の緩衝器台31を設置したままで、既設の緩衝器台31におけるピッチよりも広いピッチで第1及び第2の緩衝器10,11を容易に設置することができる。従って、据付工期を短縮することができ、製作及び据付コストも低減できる。但し、実施の形態1に比べると、アンカボルトの追加施工が必要である。
また、実施の形態2では、第1の追加緩衝器台51がアンカボルトにより強固に昇降路ピット1aに固定されており、第1の緩衝器本体10aが図11のK寸法だけ第1の追加緩衝器台51上に重なるように配置されている。このため、第1の緩衝器10に作用する圧縮荷重に十分な強度を確保することが可能である。これは、第2の緩衝器11についても同様である。
実施の形態3.
次に、図15はこの発明の実施の形態3によるエレベータのかご緩衝器装置を示す分解正面図、図16は図15のかご緩衝器装置を示す平面図、図17は図15のかご緩衝器装置を示す分解側面図である。
第1の緩衝器10を支持する第3の追加緩衝器台61は、緩衝器台本体31a、第1の緩衝器支持部31b及び第1の追加緩衝器台51の上に跨って配置されている。また、第3の追加緩衝器台61は、4組の第3の追加緩衝器台締結具62を用いて、緩衝器台本体31a及び第1の追加緩衝器台51にそれぞれ固定されている。各第3の追加緩衝器台締結具62としては、ボルト及びナットが用いられている。
第2の緩衝器11を支持する第4の追加緩衝器台63は、緩衝器台本体31a、第2の緩衝器支持部31c及び第2の追加緩衝器台52の上に跨って配置されている。また、第4の追加緩衝器台63は、4組の第4の追加緩衝器台締結具64を用いて、緩衝器台本体31a及び第2の追加緩衝器台52にそれぞれ固定されている。各第4の追加緩衝器台締結具64としては、ボルト及びナットが用いられている。
また、第3及び第4の追加緩衝器台61,63を緩衝器台本体31aにボルト止めする際には、緩衝器台本体31aに改修前から設けられている既設の4つの孔31d(図6)が利用されている。
第1の緩衝器10の第1のフランジ部10bは、4組の第1の緩衝器締結具65を用いて、第3の追加緩衝器台61上に固定されている。第2の緩衝器11の第2のフランジ部11bは、4組の第2の緩衝器締結具66を用いて、第4の追加緩衝器台63上に固定されている。即ち、実施の形態3のかご緩衝器装置は、実施の形態2の押さえ板57を第3及び第4の追加緩衝器台61,63に変更したものであり、他の構成は実施の形態2と同様である。
次に、図9に示したような改修前のかご緩衝器装置を図15〜図17に示すように改修する場合、まず、緩衝器台31から第1及び第2の緩衝器10,11を取り外す。また、昇降路ピット1aに4本のアンカボルトを施工し、第1及び第2の追加緩衝器台51,52を設置する。
この後、第3の追加緩衝器台61を、緩衝器台31及び第1の追加緩衝器台51の上に跨るように配置し、第3の追加緩衝器台締結具62により緩衝器台31及び第1の追加緩衝器台51にそれぞれ固定する。また、第4の追加緩衝器台63を、緩衝器台31及び第2の追加緩衝器台52の上に跨るように配置し、第4の追加緩衝器台締結具64により緩衝器台31及び第2の追加緩衝器台52にそれぞれ固定する。
最後に、第1の緩衝器締結具65により第1の緩衝器10を第3の追加緩衝器台61に固定するとともに、第2の緩衝器締結具66により第2の緩衝器11を第4の追加緩衝器台63に固定して組立完了となる。他のエレベータ全体の改修方法は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータのかご緩衝器装置及び改修方法によっても、既設の緩衝器台31を設置したままで、既設の緩衝器台31におけるピッチよりも広いピッチで第1及び第2の緩衝器10,11を容易に設置することができる。従って、据付工期を短縮することができ、製作及び据付コストも低減できる。また、第3及び第4の追加緩衝器台61,63の高さによってかごランバイの調整が可能である。
なお、実施の形態1〜3では第1及び第2の緩衝器10,11を用いたが、3本以上の緩衝器を用いてもよい。
また、実施の形態1〜3では懸架手段として主ロープ17を示したが、ベルトでもよい。
さらに、改修前、改修後のエレベータの全体的なレイアウトや駆動方式等は、上記の例に限定されるものではない。
1a 昇降路ピット、4 かご、10 第1の緩衝器、11 第2の緩衝器、17 主ロープ(懸架手段)、31 緩衝器台(主緩衝器台、既設の緩衝器台)、31c 既設の孔、32 第1の取付金、33 第2の取付金、34 第1の繋ぎ金、35 第2の繋ぎ金、36,57 押さえ板、51 第1の追加緩衝器台、52 第2の追加緩衝器台、61 第3の追加緩衝器台、63 第4の追加緩衝器台。

Claims (11)

  1. 緩衝器台、
    前記緩衝器台上に互いに間隔をおいて配置されている第1及び第2の緩衝器、
    前記第1の緩衝器に固定されている第1の取付金、
    前記第2の緩衝器に固定されている第2の取付金、
    前記第1及び第2の取付金間に架け渡されており、前記第1及び第2の取付金にそれぞれ固定されている繋ぎ金、及び
    前記第1及び第2の緩衝器間で前記緩衝器台に固定され、前記緩衝器台との間に前記繋ぎ金を挟持する押さえ板
    を備えていることを特徴とするエレベータの緩衝器装置。
  2. 前記繋ぎ金は、前記第1及び第2の緩衝器の一側に配置された第1の繋ぎ金と、前記第1及び第2の緩衝器の他側で前記第1の繋ぎ金に平行に配置された第2の繋ぎ金とを含むことを特徴とする請求項1記載のエレベータの緩衝器装置。
  3. 主緩衝器台、
    前記主緩衝器台の一側に並設されている第1の追加緩衝器台、
    前記主緩衝器台の他側に並設されている第2の追加緩衝器台、
    前記主緩衝器台及び前記第1の追加緩衝器台の上に跨って配置され、前記第1の追加緩衝器台に固定されている第1の緩衝器、
    前記主緩衝器台及び前記第2の追加緩衝器台の上に跨って配置され、前記第2の追加緩衝器台に固定されている第2の緩衝器、及び
    前記第1及び第2の緩衝器間で前記主緩衝器台に固定され、前記主緩衝器台との間に前記第1及び第2の緩衝器の一部を挟持する押さえ板
    を備えていることを特徴とするエレベータの緩衝器装置。
  4. 主緩衝器台、
    前記主緩衝器台の一側に並設されている第1の追加緩衝器台、
    前記主緩衝器台の他側に並設されている第2の追加緩衝器台、
    前記主緩衝器台及び前記第1の追加緩衝器台の上に跨って配置され、前記主緩衝器台及び前記第1の追加緩衝器台にそれぞれ固定されている第3の追加緩衝器台、
    前記主緩衝器台及び前記第2の追加緩衝器台の上に跨って配置され、前記主緩衝器台及び前記第2の追加緩衝器台にそれぞれ固定されている第4の追加緩衝器台、
    前記第3の追加緩衝器台上に固定されている第1の緩衝器、及び
    前記第4の追加緩衝器台上に固定されている第2の緩衝器
    を備えていることを特徴とするエレベータの緩衝器装置。
  5. 既設のエレベータを、一部の機器を残して改修するエレベータの改修方法であって、
    既設の緩衝器台上に、改修前のピッチよりも広いピッチで、既設又は新設の第1及び第2の緩衝器を配置する工程、
    前記第1の緩衝器に第1の取付金を、前記第2の緩衝器に第2の取付金をそれぞれ固定する工程、
    前記第1及び第2の取付金間に繋ぎ金を架け渡し、前記繋ぎ金を前記第1及び第2の取付金のそれぞれに固定する工程、及び
    前記緩衝器台との間に前記繋ぎ金を挟持する押さえ板を、前記第1及び第2の緩衝器間で前記緩衝器台に固定する工程
    を含むことを特徴とするエレベータの改修方法。
  6. 前記押さえ板の前記緩衝器台への固定は、前記緩衝器台の既設の孔を利用したボルト止めであることを特徴とする請求項5記載のエレベータの改修方法。
  7. 既設のエレベータを、一部の機器を残して改修するエレベータの改修方法であって、
    第1の追加緩衝器台を、既設の緩衝器台である主緩衝器台の一側に並設し、昇降路ピットに固定する工程、
    第2の追加緩衝器台を、前記主緩衝器台の他側に並設し、前記昇降路ピットに固定する工程、
    既設又は新設の第1の緩衝器を、前記主緩衝器台及び前記第1の追加緩衝器台の上に跨るように配置し、前記第1の追加緩衝器台に固定する工程、
    既設又は新設の第2の緩衝器を、前記主緩衝器台及び前記第2の追加緩衝器台の上に跨るように配置し、前記第2の追加緩衝器台に固定する工程、及び
    前記主緩衝器台との間に前記第1及び第2の緩衝器の一部を挟持する押さえ板を、前記第1及び第2の緩衝器間で前記既設の緩衝器台に固定する工程
    を含むことを特徴とするエレベータの改修方法。
  8. 前記押さえ板の前記主緩衝器台への固定は、前記主緩衝器台の既設の孔を利用したボルト止めであることを特徴とする請求項7記載のエレベータの改修方法。
  9. 既設のエレベータを、一部の機器を残して改修するエレベータの改修方法であって、
    第1の追加緩衝器台を、既設の緩衝器台である主緩衝器台の一側に並設し、昇降路ピットに固定する工程、
    第2の追加緩衝器台を、前記主緩衝器台の他側に並設し、前記昇降路ピットに固定する工程、
    第3の追加緩衝器台を、前記主緩衝器台及び前記第1の追加緩衝器台の上に跨るように配置し、前記主緩衝器台及び前記第1の追加緩衝器台にそれぞれ固定する工程、
    第4の追加緩衝器台を、前記主緩衝器台及び前記第2の追加緩衝器台の上に跨るように配置し、前記主緩衝器台及び前記第2の追加緩衝器台にそれぞれ固定する工程、
    既設又は新設の第1の緩衝器を前記第3の追加緩衝器台上に固定する工程、及び
    既設又は新設の第2の緩衝器を前記第4の追加緩衝器台上に固定する工程
    を含むことを特徴とするエレベータの改修方法。
  10. 前記第3及び第4の追加緩衝器台の前記主緩衝器台への固定は、前記主緩衝器台の既設の孔を利用したボルト止めであることを特徴とする請求項9記載のエレベータの改修方法。
  11. 既設のエレベータ及び改修後のエレベータは、いずれもかごを吊る懸架手段が前記かごの下を通るタイプのエレベータであり、
    前記かごを真上から見たとき、前記懸架手段は前記第1の緩衝器と前記第2の緩衝器との間を通っていることを特徴とする請求項5から請求項10までのいずれか1項に記載のエレベータの改修方法。
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