JP5933337B2 - 火災感知器および分離用治具 - Google Patents
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Description
収納ケース部材と該収納ケース部材に結合されるカバー部材とを備え、前記収納ケース部材と前記カバー部材とにより形成される収納空間内に、熱、煙、有害ガスなどの異常現象の発生を感知する感知部が配設されてなる火災感知器であって、
前記収納ケース部材または前記カバー部材に、先端部に係合穴もしくは係止爪を有する複数の係止片が設けられる一方、
前記カバー部材または前記収納ケース部材の前記複数の係止片と対応する位置に、前記複数の係止片の先端部の前記係合穴もしくは係止爪と嵌合可能な複数の係止爪もしくは係合穴が設けられ、
前記係止片の先端部の前記係合穴もしくは係止爪が、対応する前記係止爪もしくは係合穴に嵌合されることで前記収納ケース部材と前記カバー部材とが着脱可能に結合され、
前記複数の係止片が前記収納空間の中心側から外側方向へ広げられることで、前記係合穴もしくは係止爪と前記係止爪もしくは係合穴との嵌合が外れるように構成され、
前記複数の係止片は、前記収納ケース部材または前記カバー部材の中心線を挟んで互いに対向する位置からずれた位置にそれぞれ設けられ、
前記複数の係止片の先端内面に前記係合穴もしくは係止爪がそれぞれ設けられ、前記複数の係止片の先端部の前記先端内面と直交する面に係止穴がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、収納ケース部材とカバー部材とを結合する嵌合部分を外側から内側へ押圧しても嵌合が外れない構造であるため、外部からの衝撃で収納ケース部材からカバー部材が外れたり、ユーザが興味本位で分解したりするのを防止することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、複数の係止片を互いに対向しない位置にそれぞれ設けることとなるため、係止片同士の先端を広げる力の作用方向が正逆方向とはならないので、均等の力を加えにくくなりそれによって係止片の先端を広げる作業が困難つまりカバーを分離することが困難にすることができる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、分離用治具もしくは工具を係止片の先端に容易に係合させることができ、嵌合を外す作業が容易に行えるようになる。
前記複数の係止片の先端部に、分離用治具もしくは工具の先端を引っ掛けることが可能な係止突起もしくは係止穴をそれぞれ設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、分離用治具もしくは工具を使用して係止爪と係合穴との嵌合を外す作業が容易に行えるため、収納ケース部材とカバー部材とを分離して行う修理、点検作業が容易に行えるようになる。
前記収納ケース部材に、先端部に係合穴を有する複数の係止片が設けられ、
前記カバー部材は、表面に現れる外壁の内側に、円周方向に沿って形成されたリブを備え、該リブは前記外壁の端面を含む平面から突出しない高さに形成されるとともに、前記リブの外周面に前記複数の係止片の先端部の前記係合穴と嵌合可能な複数の係止爪が設けられていることを特徴とする。
請求項1〜3のいずれかに記載の火災感知器に設けられている前記係合穴もしくは係止爪と前記係止爪もしくは係合穴との嵌合を外すのに使用する分離用治具であって、
前記収納ケース部材または前記カバー部材の側壁と対応する形状を有する本体部と、
該本体部の外側面に、該外側面と平行であって前記係止片と直交する方向の軸の周りに回動可能に取り付けられ、先端に前記複数の係止片の先端部にそれぞれ係止可能な係止突起を有し、後端側にグリップ部を有する複数の作動部材と、
前記複数の作動部材の先端側を上記本体部の中心側へ付勢する付勢手段と、を備え、
前記複数の作動部材は、それぞれ前記グリップ部がほぼ平行をなすように設けられていることを特徴とする。
前記作動部材は、前記本体部の外側面とほぼ平行である第1の面と、前記本体部の底面とほぼ平行である第2の面とを有し、前記第1の面と第2の面とのなす角度は、前記本体部の外側面と前記本体部の底面とのなす角度よりも僅かに大きくなるように設定されていることを特徴とする。
図1は本発明に係る火災感知器の一例としての光電式煙感知器の一実施形態を示す分解斜視図である。
本実施形態の火災感知器10は、火災に伴い発生した煙を感知可能な光電式煙感知器(以下、単に感知器と記す)であり、建造物の天井平板などに設置されて使用されるように構成されている。なお、図1の説明では、感知器10を建造物の天井面に設置した状態で下になる側を上側、下になる側を上側とする。
上記取付けベース11とヘッドカバー12とにより感知器の筐体が構成される。また、図1には示されていないが、本実施形態の感知器10は、前記取付けベース11を天井平板などに固定するための取付け金具15(図7参照)を備える。
そのため、感知部収納ケース13と取付けベース11との結合が簡単に行えるとともに、収納ケース内部の煙感知部40の回路基板41に設けられた接続用端子と取付けベース部材側の端子金具との電気的な接続も簡単に行える。
なお、係止爪13bと係合穴13aの関係は逆、すなわち、係止片13bの先端に係止爪を設け、ヘッドカバー12の外周壁に係合穴を設けても良い。また、係止片13bをヘッドカバー12に設け、係止爪または係合穴を収納ケース13に設けても良い。
例えば90度ずつ等間隔で4個の係止片を設けた場合、互いに対向する位置にある係止片同士の先端を広げる力の作用方向が逆向き(180度正反対)となるため力が均等にかかり易く係止片を広げる作業が容易である。これに対し、本実施形態のように複数の係止片を互いに対向しない位置にそれぞれ設けると、係止片同士の先端を広げる力の作用方向が正反対方向とはならないので、均等の力を加えにくくなりそれによって係止片の先端を広げる作業が困難つまりカバーを分離することが困難になるという利点がある。
図3(a)〜(e)のうち、(a)は係止片13bを感知部収納ケース13の周壁の縁部に横向きに設けたもの、(b)は係止片13bの先端面に分離用工具(図4参照)の開放爪55aと嵌合可能な係合穴13cを設ける代わりに鉤型としたもの、(c)は係止片13bの先端を横向きの鉤型としてものである。また、図3(d)は係止片13bの先端を鉤型または箱状にする代わりに折り曲げ片を形成してそこに係合穴13cを設けたもの、(e)は係止片13bの先端に引っ掛け部13dを設けるとともに、分離用治具の開放爪55aにV字状の切欠きを設けたものである。
また、係止片(13b)の先端内面に係合穴(13a)もしくは係止爪をそれぞれ設け、係止片(13b)の先端部の前記先端内面と直行する面に係止穴(13c)をそれぞれ設けることにより、分離用治具もしくは工具を係止片(13b)の先端に容易に係合させることができ、嵌合を外す作業が容易に行えるようになる。
図4の分離用治具50は、ヘッドカバー12の裏面のリブ23の径とほぼ同一の径を有する円筒状の治具本体部51と、該治具本体部51の外周面下部から底面にかけて外側方向へ突出するように設けられた支承部51a(円周方向に等間隔に3箇所)と、前記支承部51aを貫通するように横架された支軸52によって回動可能に支持されている作動バー53(3箇所)と、これらの作動バー53の先端側を上記治具本体部51側へ付勢するため3本の作動バー53に亘って捲回された輪ゴム54とを備える。輪ゴムの代わりに、作動バー53の先端側を上記治具本体部51の中心側へ付勢するトーションバネを各支軸52に設けても良い。
上記のように、円筒状の治具本体部51および作動部材(作動バー53)を合成樹脂によって形成することで、治具全体の重量を減らして操作性を向上させることができるとともに、力が集中する係止突起(開放爪55a)を金属製とすることで耐久性を向上させることができる。
上記のように、図4に示すような分離用治具50を使用することで、感知部収納ケース13の外周の係止片13bと係合爪23aとの嵌合を外してヘッドカバー12を感知部収納ケース13から容易に分離することができる。つまり、本実施形態の感知器は、図4に示すような治具50を使用しないと、感知部収納ケース13の外周の係止片13bとヘッドカバー12のリブ外周面の係合爪23aとの嵌合を外すことが困難であり、ヘッドカバー12を感知部収納ケース13から容易に分離することができないこととなる。
上記のように作動部材(作動バー53)に設けた第1の面F1と第2の面F2とのなす角度を、円筒状本体部の外側面と円筒状本体部の底面とのなす角度よりも僅かに大きくなるように設定することにより、作動部材(作動バー53)の回動角度を小さくすることができ、作業者が各作動部材(作動バー53)の先端の係止突起(開放爪55a)を収納ケース部材またはカバー部材の係止片の先端に係止させた状態で複数の作動部材(作動バー53)を掴んで力を入れた際に、いずれかの係止片に力が集中してしまうのを回避して、均等に力を加え易くなる。つまり仮に、作動部材(作動バー53)に、円筒状本体部51の底面とほぼ平行である第2の面がないとすると、最も曲がり易い係止片に力が集中してしまい曲がりにくい係止片は嵌合を外しにくくなるが、第1の面と第2の面を設けることで、複数の係止片の嵌合を同時に外し易くなるという利点がある。
なお、第1の面F1と第2の面F2とのなす角度を円筒状本体部の外側面と円筒状本体部の底面とのなす角度よりも僅かに大きくする代わりに、同一の角度(例えば90度)に設定し、作動バー53の内面と円筒状本体部51の外面との間に、嵌合を外すのに必要な量だけ係止片13bを変形させることができる程度の隙間を設けておくようにしても良い。
煙感知部40は、図6に示すように、前記感知部収納ケース13(図1参照)に収納される回路基板41と、該回路基板41に搭載される高さの低い有底円筒状の暗箱基台42と、該暗箱基台42の内壁と係合する同じく円筒状の防虫網44と、該防虫網44を挟んで前記暗箱基台42と係合し暗箱を形成する有底円筒状の暗箱ケース43とを備える。防虫網43は、小さな網目を有する円筒状に形成されている。
このように、回路基板41の下面より突出する接続ピンの先端を結合金具17に半田付けすることで、電気的な接続が行われると同時に、回路基板41と収納ケース13とが物理的に結合され一体化されるため、ユーザによる興味本位の分解を防止することができる。
さらに、回路基板41の左右両縁部の対向する位置には一対の突起部41bが形成されているとともに、暗箱基台42の下端周縁部の対応する位置には下方へ突出する一対の係止片42bが設けられている。そして、係止片42bの先端にはそれぞれ係合穴が設けられており、回路基板41の突起部41bを暗箱基台42の係止片42bの係合穴に嵌合させることで、暗箱基台42の下面に回路基板41が結合、保持されるようになっている。
さらに、収納部42cおよび42dを構成する起立壁のうち最も外側の起立壁と、暗箱基台42の外周壁との間に、若干の隙間が生じるように収納部42cおよび42dを構成する起立壁が形成され、該起立壁と暗箱基台42の外周壁との隙間に上記防虫網44の縁部が挿入可能に構成されている。
そして、防虫網44がラビリンス構造体43bの周囲を覆うように配置されることで、暗箱内に虫や埃が入り込むのを防止できるようになっている。また、暗箱ケース43には、前記回路基板41上のLED24aからの光をヘッドカバー12の光放出部21へ誘導する光ガイド部材24の棒状部24bが挿入される開口43cと、該開口43cに連続するように筒状部(図示省略)が設けられており、光ガイド部材24を通過する光が暗箱内に漏れないように構成されている。筒状部の他端(図では下端)は、暗箱基台42の導通孔42aに接合される。
図7に示すように、本実施形態における取付け金具15は、一対の脚部15a,15bとこれらを結合する水平部15cと有し全体として脚立状に形成され、薄い金属板を折り曲げ加工して構成されており、比較的小さな力で脚部15a,15bの先端間隔を狭めることができるよう弾性変形可能にされている。このように、脚部15a,15bが弾性変形可能に構成されているのは、天井平板等に取付けベース11の収納凹部11Aの外径よりも若干大きく形成された開口部に、取付け金具15を挿入させることができるようにするためである。
上記のような取付け金具15を用いて感知器10を天井平板等に固定する場合、取付けベース11の収納凹部11Aの底部に設けられたネジ挿通孔11c(2箇所)に、それぞれ充分に長い取付けネジ61をそれぞれ挿通し、折曲片15fの長穴15eを貫通させ、ネジの先端を取付け金具15の水平部15cに設けられているネジ穴15dに螺合させる。その後、取付け金具15の脚部15a,15bの先端を2本の指で狭めた状態にして、天井平板等に形成されている開口部に挿入し、指を離すと弾性復元力で脚部15a,15bの先端が広がり、天井平板の開口部から抜けなくなる。なお、取付けの際に取付け金具15の脚部15a,15bの先端を指で狭めなくても、取付け金具15を天井平板に設けられた開口部に挿入して押し込むと、脚部15a,15bが弾性変形して先端が狭くなって通過し、開口部を完全に通過すると先端が広がった元の状態になって抜けなくなる。
図9および図10は取付けベース11の詳細を示すもので、図9(A)は平面図、図9(B)は底面図、図10(A)は側面図、図10(B)は一部断面側面図である。図9に示すように、収納凹部11Aの底部には、時計の文字盤における3時と6時と9時の位置にそれぞれ端子金具16を収納するための収納部11bが設けられ、図11(A)に示すように各収納部11b内に端子金具16が傾斜した状態で挿入されている。
さらに、各収納部11bの窪み部を形成する側壁の、上記係合穴11iの高さとほぼ同一の高さ位置には、外殻端子板16Aの先端部両側部に設けられている一対の係止用突起16a2が係合される一対の係合穴11jが形成されている。
さらに、図9(B)に示すように、窪み部を形成する内側傾斜壁11gの底部側には、建造物に配設されたビニール絶縁電線のような導電線60(図10(B)参照)の端部を外部より挿入するための一対の細孔11hが形成されている。なお、上記係合穴11iおよび11jには、係合された突起16a1,16a2を抜けにくくする爪11n(図11(A)参照)がそれぞれ設けられている。
また、上記実施例の取付けベースの構造では、1工程の金型による樹脂成形(スライドなし)で上述全ての端子金具収納パーツ(窪み部:係合穴(及び係止爪)、弾性押圧片(リリースボタン)等)を制作することができ、製造コストを削減することができる。
前述したように、端子金具16は、筒状の胴体部を有する外殻端子板16Aと、該外殻端子板16A内に挿入されたR字状のバネ端子板16Bとからなり、外殻端子板16Aの胴体部16bの上壁内面とバネ端子板16Bのスリット16fの両側の接触片16g1,16g2との接合部が、上記一対の電線挿入用の細孔11hに対向する位置に来るように構成されている。
そのため、図10(B)に示すように、上記一対の細孔11hより電線60の端部を挿入すると、電線の先端はバネ端子板16Bの接触片16g1,16g2を変形させながら、外殻端子板16Aの上壁内面との間に入り込んで行く。その結果、挿入された電線端部は、バネ端子板16Bの弾性復元力によって、外殻端子板16Aの上壁内面とバネ端子板16Bの両側の接触片16g1,16g2との間にしっかりと挟持され、外側方向へ引っ張ったとしても簡単には抜けないようにされる。
また、上記実施形態では、本発明を、脚立状の取付け金具15を使用して平板に取り付けるタイプの感知器に適用した場合について説明したが、本発明の一部の実施形態(ヘッドカバーと本体との結合構造)は、取付け金具を使用しないタイプの感知器におけるヘッドカバーと本体との結合に適用することができる。
11 取付けベース(取付けベース部材)
12 ヘッドカバー(カバー部材)
13 感知部収納ケース
15 取付け金具
16 端子金具
18 発光素子
19 受光素子
21 光放出部
22 煙流入口
23 リブ
24 光ガイド部材
40 感知部
41 回路基板
42 暗箱基台
43 暗箱ケース
50 分離用治具
Claims (5)
- 収納ケース部材と該収納ケース部材に結合されるカバー部材とを備え、前記収納ケース部材と前記カバー部材とにより形成される収納空間内に、熱、煙、有害ガスなどの異常現象の発生を感知する感知部が配設されてなる火災感知器であって、
前記収納ケース部材または前記カバー部材に、先端部に係合穴もしくは係止爪を有する複数の係止片が設けられる一方、
前記カバー部材または前記収納ケース部材の前記複数の係止片と対応する位置に、前記複数の係止片の先端部の前記係合穴もしくは係止爪と嵌合可能な複数の係止爪もしくは係合穴が設けられ、
前記係止片の先端部の前記係合穴もしくは係止爪が、対応する前記係止爪もしくは係合穴に嵌合されることで前記収納ケース部材と前記カバー部材とが着脱可能に結合され、
前記複数の係止片が前記収納空間の中心側から外側方向へ広げられることで、前記係合穴もしくは係止爪と前記係止爪もしくは係合穴との嵌合が外れるように構成され、
前記複数の係止片は、前記収納ケース部材または前記カバー部材の中心線を挟んで互いに対向する位置からずれた位置にそれぞれ設けられ、
前記複数の係止片の先端内面に前記係合穴もしくは係止爪がそれぞれ設けられ、前記複数の係止片の先端部の前記先端内面と直交する面に係止穴がそれぞれ設けられていることを特徴とする火災感知器。 - 前記複数の係止片の先端部に、分離用治具もしくは工具の先端を引っ掛けることが可能な係止突起もしくは係止穴がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の火災感知器。
- 前記収納ケース部材に、先端部に係合穴を有する複数の係止片が設けられ、
前記カバー部材は、表面に現れる外壁の内側に、円周方向に沿って形成されたリブを備え、該リブは前記外壁の端面を含む平面から突出しない高さに形成されるとともに、前記リブの外周面に前記複数の係止片の先端部の前記係合穴と嵌合可能な複数の係止爪が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の火災感知器。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の火災感知器に設けられている前記係合穴もしくは係止爪と前記係止爪もしくは係合穴との嵌合を外すのに使用する分離用治具であって、
前記収納ケース部材または前記カバー部材の側壁と対応する形状を有する本体部と、
該本体部の外側面に、該外側面と平行であって前記係止片と直交する方向の軸の周りに回動可能に取り付けられ、先端に前記複数の係止片の先端部にそれぞれ係止可能な係止突起を有し、後端側にグリップ部を有する複数の作動部材と、
前記複数の作動部材の先端側を上記本体部の中心側へ付勢する付勢手段と、を備え、
前記複数の作動部材は、それぞれ前記グリップ部がほぼ平行をなすように設けられていることを特徴とする火災感知器の分離用治具。 - 前記作動部材は、前記本体部の外側面とほぼ平行である第1の面と、前記本体部の底面とほぼ平行である第2の面とを有し、前記第1の面と第2の面とのなす角度は、前記本体部の外側面と前記本体部の底面とのなす角度よりも僅かに大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の火災感知器の分離用治具。
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