JP5931875B2 - 水溶性除草剤塩の相溶性を改善するための組成物および方法 - Google Patents

水溶性除草剤塩の相溶性を改善するための組成物および方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本願は、2010年8月24日出願の、米国仮特許出願第61/376,360号の優先権を主張する。
本願は、無機陽イオンの存在下での除草剤2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)およびグリホサートの水溶性塩の水溶液の相溶性を改善するための組成物および方法に関する。
殺虫化学物質および植物成長調節物質の水性濃縮剤は、世界中の農業、工業、レクリエーション地域および住宅地で幅広く使用されている。このような濃縮物の活性成分には、カルボン酸またはリン酸などの酸性官能基が、より一般的にはその水溶性塩の形態で含有されることが多い。水性濃縮物は、基本的に、散布または他の手段による適用前に水中で希釈することが企図される、比較的高濃度の活性成分の水溶液である。通常、水性濃縮物は、適用前にそれ自身の体積の10倍から500倍の水中で希釈される。
2,4−Dおよびグリホサート(N−(ホスホノメチル)グリシン)は、それぞれ除草剤のフェノキシ酢酸および有機リン酸クラスの一員である。これらは、その酸の形態では水溶性に限界があり、従って、可溶性の水性濃縮物として処方するためには、水溶性塩に変換しなければならない。これらの水性除草剤濃縮物を調製するために一般に使用されるこれらの除草剤酸の塩としては、有機アンモニウム陽イオン、例えばイソプロピルアンモニウム、ジメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム、トリイソプロパノールアンモニウムおよびN,N,N−トリメチルエタノールアンモニウム(コリン)などが挙げられる。さらに、グリホサートは、セスキナトリウム塩、モノカリウム塩またはモノもしくはジアンモニウム塩として水性濃縮物中で処方されることが多い。
生産性向上が求められ続けている今日の農薬市場において、製品の、防除、有効性および送達効率の最適なスペクトルを得るために散布タンク中で複数の製剤を組み合わせることが益々一般化しつつある。しかし、これを行う際、製品間の散布タンクでの非相溶が時折起こり得、これによって製品のフィールド適用において性能上の問題および難点が生じる。
散布タンクでの非相溶は、水性殺虫剤散布タンク混合物または溶液の成分が化学的または物理学的に相互作用する際に起こり、それによって、散布用製品の有効性が低下する。殺虫剤散布タンク混合物または溶液の非相溶は、結晶性沈殿、表面のスカム、油滴、ゲル、過剰な泡立ちまたは固形物塊の形成を通じて物理的に現れ得、その結果、散布ノズルまたはスクリーンの目詰まりが起こり得る。
相溶性の水性殺虫剤混合物または溶液は、1またはそれ以上の殺虫剤製品および/または他の一般に使用される成分の組み合わせまたは混合により形成される場合、結果として固形沈殿物または相分離が殆どまたは全く生じず、これらの生物学的有効性が完全に維持される、混合物または溶液として定義される。
2,4−Dの塩の水溶液が、次の条件の組み合わせ、即ち:(1)0.3重量%以上の2,4−D酸当量(ae)濃度、(2)pH6以下および(3)無機陽イオン、例えばK、Na、Ca2+、Mg2+、NH 、Fe2+、Fe3+などの存在の組み合わせ下で、沈殿固形物の生成をもたらす相溶性の問題を有し得ることは周知である。これらの2,4−D塩溶液からの固形物の結晶化開始に要する正確な条件は、使用する水の温度および硬度、混合物のpHおよび溶液中の成分の実際の組成および濃度にも依存する。例えば、800g ae/ヘクタールの比率でのDMA−6(登録商標)除草剤(Dow AgroSciences LLCの登録商標;pH値が7である2,4−Dジメチルアンモニウム塩溶液)および840g ae/ヘクタールおよび47リットル/ヘクタールの散布体積のRoundup WeatherMax(登録商標)除草剤(Monsantoの登録商標;pH値が4.7であるグリホサートカリウム塩溶液)の濃縮物から調製された散布タンク混合物は、pH値が5であり、非相溶性で、その結果、固形物が顕著に生じる。
除草剤性能を向上させるためにグリホサートを含有する水性除草剤散布混合物に硫酸アンモニウムを添加するという一般的方法によっても、相溶性の問題が起こり得る。硫酸アンモニウムが添加されているグリホサートを含有する散布混合物中に、2,4−Dジメチルアンモニウム(DMA)などの除草剤が存在する場合、pHおよび2,4−D濃度が本明細書中で論じられる臨界範囲にあると、固形物の結晶化が起こる。
本明細書中で論じられる散布タンク相溶性の問題に対する多くの解決法が、例えば、国際公開第2006/127501号パンフレット、同第2007/147208号パンフレットおよび同第2008/069826号パンフレットで、提案され、開示されている。提案されるこれらの解決法は、例えば、散布液のpHを変更し、それによって散布タンク相溶性を改善するための、固形物の形成を阻害する界面活性剤に基づく相溶性薬剤などの添加物の使用または2,4−Dに対して10%モル過剰量を超える有機アミンの使用を含む。
グリホサートおよび2,4−D水性除草剤濃縮物の幅広い使用ならびにグリホサートおよび2,4−D製品の両方に耐性がある農作物の開発および市場導入が予想されることを考慮すると、一緒にタンク混合され、多岐にわたるフィールド条件下で使用される際に相溶性であるこれらの2種類の除草剤活性成分の除草製剤が益々必要とされつつある。
本発明は、無機陽イオンの存在下で2,4−Dおよびグリホサートの水溶性塩の水溶液の間で直面する相溶性の問題に対する新規の解決法を提供する。
本発明は、2,4−Dの水溶性塩およびグリホサートの水溶性塩を含有する除草剤水溶液の相溶性を改善する方法であって、当該溶液はNH 、Na、K、Ca2+、Mg2+、Fe2+、Fe3+、Cu2+、Mn2+およびZn2+からなる群から選択される1またはそれ以上の無機陽イオンを含有し、当該除草剤水溶液に1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤を添加する工程を含む方法に関する。本除草剤水溶液は、特にさらなる無機陽イオンの存在下で、pHレベルを上昇させる必要なく相溶性が改善している。
本発明の別の実施形態は、2,4−Dもしくはグリホサートの水溶性塩、または2,4−Dおよびグリホサートの両方の水溶性塩を含有するプレミックス、および1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤とを含む、相溶性が改善した除草剤水溶液に関する。本除草剤水溶液は、濃縮物またはこのような濃縮物を希釈するかまたは散布液の成分をタンク混合するかの何れかにより調製される散布液の何れかであり得る。
本発明の別の実施形態は、1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤、2,4−Dもしくはグリホサートの水溶性塩、または2,4−Dおよびグリホサートの水溶性塩の混合物を含有する乾燥除草剤成分に関する。
本発明のさらなる実施形態は、望ましくない植物成長の防除のためなどの農薬散布適用に対して相溶性が改善した水性除草剤散布液を使用する方法に関する。
2,4−Dおよびグリホサートの可溶性塩を含有する水溶液中で比較的少量のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤を使用すると、その結果、溶液のpHを上昇させる必要なく無機陽イオン存在下で相溶性が改善した溶液が得られることが今回分かった。
本発明は、2,4−Dもしくはグリホサートの水溶性塩、または2,4−Dおよびグリホサートの両方の水溶性塩を含有するプレミックス、および1またはそれ以上のポリエチレンイミンもしくはポリビニルアミン結晶化阻害剤、から構成される、相溶性が改善した除草剤水溶液に関する。
2,4−Dの水溶性塩としては、有機アンモニウム陽イオン、例えば以下に限定されないが、イソプロピルアンモニウム、ジメチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム、トリイソプロパノールアンモニウムおよびN,N,N−トリメチルエタノールアンモニウム(コリン)などを含有するものが挙げられる。2,4−Dの水溶性塩を含有する水溶液としては、除草剤散布液または除草剤濃縮物を挙げることができる。
グリホサートの水溶性塩としては、陽イオンが、カリウム、ナトリウムおよびアンモニウム、また有機アンモニウム、例えばイソプロピルアンモニウム、ジメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム、コリンなど、およびトリメチルスルホニウム陽イオンならびにこれらの混合物から選択される、グリホサートの塩が挙げられる。
本明細書中に記載のような無機陽イオンは、大量にまたは高濃度で存在する場合に2,4−Dおよびグリホサートの水溶性塩の水溶液を非相溶性にし、固形物を生じさせ得るものである。この無機陽イオンは、例えば、アルカリ金属陽イオン、例えばナトリウムおよびカリウムなど、アルカリ土類金属陽イオン、例えばカルシウムおよびマグネシウムなど、遷移金属陽イオン、例えばマンガン、銅、亜鉛および鉄など、およびさらにアンモニウムから選択され得る。pH6.5未満のpHレベルで2,4−Dおよびグリホサートの水溶性塩を含有する水溶液は、高濃度の無機陽イオンの存在下では、このような溶液のpHレベルがより高い場合よりも、非相溶になり易い。
「高濃度の無機陽イオン」という用語は、本明細書中で使用される場合、2,4−Dおよびグリホサート塩の組成および濃度ならびに水の温度、硬度およびpHなど、溶液が非相溶となるのに要する他の条件の全てが存在する場合にその溶液からの固形物の沈殿をもたらす、2,4−Dおよびグリホサートの可溶性塩を含有する水溶液中に存在する無機陽イオンの濃度を指す。例えば、酸当量(ae)ベースで0.8重量%(wt%)を超える2,4−D DMAを含有し、硬度が342パーツ・パー・ミリオン(ppm)でpHが5の水で調製された室温の水溶液中では、酸当量ベースで0.8重量%以上のグリホサートカリウム濃度(wt)は非相溶となる。このような除草剤溶液の相溶性は、本明細書中で論じられる他の因子に加えて、溶液中に存在する無機陽イオンの総濃度および実際の組成に依存する。
本明細書中で論じられる除草剤水溶液に対する無機陽イオンに寄与し得る成分としては、肥料、微量栄養素、硬水、同時処方成分などを含有する製品または水溶液ならびに、例えばカリウム、ナトリウムおよびアンモニウムなどの無機陽イオンを含有するグリホサートの水溶性塩を挙げることができるがこれらに限定されない。
肥料は、水中で分散または溶解され得、2,4−Dおよびグリホサートの可溶性塩を含有する水溶液と混合した場合に非相溶の問題を引き起こすのに十分な量の無機陽イオン、例えばアンモニウムおよびカリウムなどを含有し得る。肥料には、硫酸アンモニウム(AMS)、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、硝酸アンモニウムおよび尿素の溶液(当分野で一般に28% NまたはUANと呼ばれる。)、硝酸カリウム、リン酸カリウム、塩化カリウム、炭酸カリウムなどおよびこれらの混合物が含まれ得るがこれらに限定されない。好ましい肥料には、その有効性を向上させるために、グリホサート除草剤処理とともに散布補助剤または水質調整剤として一般に使用される、AMSおよびUANが含まれる。AMSは、グリホサートの水溶性塩を含有する散布液全体に対して1から5重量%の濃度で散布補助剤として一般に使用される。
微量栄養素は、ごく少量のみ必要である、植物成長および健康に必須の1またはそれ以上の栄養素を含み得、中でも、1またはそれ以上の無機陽イオン、例えばマンガン、銅、鉄、モリブデンおよび亜鉛の陽イオンなどを含有し得る。作物への効率的な送達のために、2,4−Dおよびグリホサートの水溶性塩を含有する水性除草剤散布液にこの微量栄養素を添加し得る。これらの水性除草剤散布液の相溶性の問題は、本明細書中に記載のように、これらの溶液の非相溶性に対する条件が存在する場合に起こり得る。
同時処方成分には、無機陽イオンを含有する製品または成分が含まれ、補助剤、消泡剤抗菌剤、緩衝剤、腐食防止剤、泡止め剤、定着剤(deposition agent)、分散剤、ドリフト調整剤(drift control agent)、着色料、凝固点降下剤、中和剤、浸透促進剤、金属封鎖剤、展着剤、安定化剤、固着剤、懸濁補助剤、粘度調整添加物、湿潤剤などの1またはそれ以上から選択され得る。
本発明のポリエチレンイミンおよびポリビニルアミン結晶化阻害剤には、ポリエチレンイミンまたはポリビニルアミンの1またはそれ以上およびこれらのコポリマー、誘導体および混合物が含まれ得る。
本明細書中に記載のポリエチレンイミンとしては、4またはそれ以上のモノマー単位から構成される、任意の直鎖または分岐鎖ポリエチレンイミンポリマーまたはオリゴマーならびに、これらの誘導体、類似体、コポリマーおよび混合物を挙げることができる。好ましいポリエチレンイミン結晶化阻害剤としては、例えば、Lupasol(登録商標)G20、Lupasol(登録商標)FG、Lupasol(登録商標)G35、Lupasol(登録商標)PおよびLupasol(登録商標)1595(LupasolはBASF Aktiengesellschaftの登録商標である。)、Epomin(登録商標)SP−003、Epomin(登録商標)SP−006、Epomin(登録商標)SP−012、Epomin(登録商標)SP−018、Epomin(登録商標)SP−200、Epomin(登録商標)SP−1000およびEpomin(登録商標)SP−1050(Epominは株式会社日本触媒の登録商標である。)、テトラエチレンペンタミンならびにポリエチレンイミンおよびポリ(エチレングリコール)のコポリマーを挙げることができる。
本明細書中に記載のポリビニルアミンには、直鎖状のポリビニルアミン、陽イオンおよび陰イオン性ポリビニルアミンコポリマーおよび荷電またはプロトン化ポリビニルアミンが含まれ得る。直鎖状ポリビニルアミンとしては、Lupamin(登録商標)製品ファミリーの1またはそれ以上、例えばLupamin(登録商標)1595、Lupamin(登録商標)4500、Lupamin(登録商標)5095、Lupamin(登録商標)9030、Lupamin(登録商標)9050およびLupamin(登録商標)9095などを挙げることができる。陽イオン性および陰イオン性ポリビニルアミンコポリマーとしては、Luredur(登録商標)製品ファミリーの1またはそれ以上、例えばLuredur(登録商標)Am na、Luredur(登録商標)AV、Luredur(登録商標)VH、Luredur(登録商標)VI、Luredur(登録商標)VM、Luredur(登録商標)PR8094、Luredur(登録商標)PR8261およびLuredur(登録商標)PR8349などを挙げることができる。荷電またはプロトン化ポリビニルアミンとしては、Catiofast(登録商標)製品ファミリーの1またはそれ以上、例えばCatiofast(登録商標)GM、Catiofast(登録商標)PL、Catiofast(登録商標)PR8236、Catiofast(登録商標)VCB、Catiofast(登録商標)VFH、Catiofast(登録商標)VLW、Catiofast(登録商標)VMPおよびCatiofast(登録商標)VSHなどを挙げることができる。(Lupamin(登録商標)、Luredur(登録商標)およびCatiofast(登録商標)はBASF Aktiengesellschaftの登録商標である。)。
本発明のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤は、相溶性の除草剤水溶液に対して、0.001から5重量%、好ましくは0.01から2重量%およびより好ましくは0.01から0.5重量%を構成し得る。
本発明は、濃縮物または、このような濃縮物を希釈することによるかもしくは散布液の成分をタンク混合することにより調製される散布液の何れかであり得る除草剤水溶液の相溶性を改善する方法に関する。水性除草剤濃縮物は、組成物全体に対して、0.05から10重量%、好ましくは0.1から5重量%の1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤および酸当量ベースで20から60重量%の2,4−Dの水溶性塩もしくはグリホサートの水溶性塩、または2,4−Dおよびグリホサートの水溶性塩を含有するプレミックス濃縮物、の使用を含み得る。相溶性が改善した水性除草剤濃縮物は、好ましくは、製品または溶液との水中での希釈時に、および本明細書中に記載のような通常は非相溶を引き起こし易い条件において、相溶性が改善した除草剤散布液を生成させる、濃縮物中で溶解されるポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤を含有する溶液である。相溶性が改善した除草剤散布液は、使用時に散布液の個々の成分をタンク混合することによっても調製され得る。このような散布液はまた、相溶性が改善した除草剤散布液を生成させるために、本明細書中に記載のような、通常は非相溶を引き起こし易い条件で、製品または溶液と組み合わせるかまたはこれらで希釈することもできる。
本発明は、引用される技術アプローチよりも低いpHで有用性がある。2,4−Dおよびグリホサートの可溶性塩および無機陽イオンを含有する水性散布液中でのポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤の使用により、4.5という低いpHレベルで相溶性が改善した溶液が得られる。この方法は、より低いpHで除草剤散布組成物をもたらすという利点があり、相溶性を達成するために6.5以上にpHを上昇させる必要がなく、除草剤活性成分が生物学的により高活性となり得る。
グリホサートおよび2,4−Dの水溶性塩を含有する相溶性の水性散布液を調製するための典型的な手順において、ポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤を含有する水溶液に、グリホサートおよび2,4−Dの塩の水溶性濃縮物を添加する。さらに、分散剤、湿潤剤、散布ドリフト低減剤および消泡剤を含むがこれらに限定されない水溶性または水分散性成分などの他の同時処方成分を必要に応じて散布液に添加してもよく、良好に混合される。
グリホサートおよび2,4−Dの水溶性塩および無機陽イオンを含有する6.5未満のpHの散布液の相溶性を改善するための方法の例は、
a)最終散布液に対して0.01から2重量%のLupasol(登録商標)G35(LupasolはBASF Aktiengesellschaftの登録商標である。)を含む水中で溶液を調製する工程;
b)最終散布液に対して酸当量(ae)ベースで0.3から5重量%の2,4−Dを含む溶液を提供するために、a)で調製した溶液に2,4−D DMAの水性濃縮物を添加する工程;
c)最終pHが好ましくは6.5未満である、最終散布液に対して酸当量(ae)ベースで0.5から5重量%のグリホサートを含む溶液を提供するために、b)で調製した溶液にRoundup WeatherMax(登録商標)除草剤(Monsantoの登録商標;グリホサートカリウム塩を含有する水性濃縮物)の水性濃縮物を添加する工程;
d)最終散布液に対して2重量%のAMSを含む溶液を得るために、c)で調製した溶液に硫酸アンモニウム(AMS)水溶液を添加する工程;および
d)必要に応じて、他の不活性同時処方成分をd)で調製した溶液に添加する工程、
を含む。
相溶性が改善した上記の散布液は、当業者によって容易に調製され得る。
本発明の別の実施形態は、相溶性が改善した除草剤水溶液が散布液である組成物に関する。水性除草剤散布液は、1またはそれ以上の水性除草剤濃縮物を希釈することによるかまたは散布液の成分をタンク混合することによって調製され得る。このような散布液は、この散布液の構成要素またはさらなる成分の少なくとも1つが無機陽イオンを含有するという条件で、散布液全体に対して、0.001から5重量%、好ましくは0.01から2重量%およびより好ましくは0.01から0.5重量%の1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤と、0.3から10重量%、好ましくは0.3から5重量%の、2,4−Dの水溶性塩およびグリホサートの水溶性塩のそれぞれと、必要に応じて任意のさらなる成分とを含んでいてもよい。
本発明の別の実施形態は、1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤および2,4−Dもしくはグリホサートの水溶性塩、または2,4−Dおよびグリホサートの水溶性塩を含有するプレミックスを含有する水性除草剤濃縮物に関する。この濃縮物は、組成物全体に対して、0.05から10重量%、好ましくは0.1から5重量%の1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤と、酸当量ベースで20から60重量%の、2,4−Dの水溶性塩およびグリホサートの水溶性塩の少なくとも1つを含み得る。本水性除草剤濃縮物は、好ましくは、製品または溶液との水中での希釈時におよび本明細書中に記載のような、通常、非相溶を引き起こし易い条件において相溶性が改善した除草剤散布液を生成させる、濃縮物中で溶解されるポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤を含有する溶液である。
水性除草剤濃縮物を調製するための典型的な方法において、水性濃縮物を得るために、1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤、2,4−Dおよびグリホサートの少なくとも1つの水溶性塩、および任意のさらなる成分を水中で一緒に混合する。成分の添加順序および混合条件は、当業者によって容易に決定され得る。
本発明はまた、組成物全体に対して、0.05から10重量%、好ましくは0.1から5重量%の1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤および酸当量ベースで20から80重量%の、2,4−Dの水溶性塩もしくはグリホサートの水溶性塩、または2,4−Dおよびグリホサートの水溶性塩の混合物とを含む乾燥除草剤にも関する。本乾燥組成物は、製品または溶液とともに水中で溶解させた際に、および、本明細書中に記載のような、通常は非相溶を引き起こし易い条件で、相溶性が改善した除草剤散布液を生成させる。
本乾燥除草剤組成物を調製するための典型的な方法において、水性濃縮物を得るために、1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤と、2,4−Dおよびグリホサートのうち少なくとも一方の水溶性塩と、必要に応じてさらなる成分を水中で一緒に混合する。成分の添加順序および使用される混合条件は、当業者によって容易に決定され得る。次いで、水の除去によって水性濃縮物を濃縮し、次に乾燥させて、乾燥除草剤組成物を提供し得るが、これは、本明細書中に記載の成分をドライブレンドすることによっても調製され得る。相溶性の除草剤散布液を生成させるために、本明細書中に記載のような、通常非相溶を引き起こし易い条件で、製品または溶液を含有する水性散布液に乾燥組成物を添加することができる。濃縮または乾燥製剤は、農作業に依存して使用時に水中で10から500倍希釈するかまたは溶解し得ることが一般に公知である。
本発明のさらなる実施形態は、望ましくない植物成長の防除のためなどの農薬散布適用に対する相溶性が改善した水性除草剤散布液を使用する方法に関する。望ましくない植物成長を処理するために、防除的に有効な濃度の活性成分を含有する相溶性が改善した除草剤散布液を使用し得る。
典型的な農作業において使用されるべき本発明の活性成分の有効量は、例えば、植物のタイプ、植物の成長段階、環境条件の厳しさ、防除しようとする雑草および適用条件に依存することが多い。一般に、1から40,000パーツ・パー・ミリオン(ppm)、好ましくは10から20,000ppmの量の活性成分を与えるであろう量の水性除草剤散布液と防除が必要な雑草植物を接触させる。接触は任意の有効な形式であり得る。例えば、植物の任意の露出部、例えば葉または茎に、水などの担体中の溶液として活性成分を散布し得る。
相溶性が改善した水性除草剤散布液は、散布液中に含有される除草剤に対して天然に耐性があるかまたは遺伝子操作によってもしくは突然変異および選択によって耐性または抵抗性となるようにされた作物における雑草の防除に特に有用である。例えば、グリホサートに対して耐性または抵抗性となるようにされた、および2,4−Dに対して天然に耐性または抵抗性であるかまたは、遺伝的に耐性または抵抗性となるようにされた、トウモロコシ、小麦、米、大豆、サトウダイコン、綿花、菜種および他の作物を処理し得る。本発明の水性除草剤散布液は、グリホサートに耐性となっている多くの雑草、例えばヒメムカシヨモギ(コニザ・カナデンシス(Conyza canadensis)、ERICA)を防除することにおいても有効である。
必要に応じて、本発明の組成物は界面活性剤を含有してもよい。界面活性剤は、陰イオン性、陽イオン性または非イオン性であり得る。典型的な界面活性剤としては、アルキル硫酸の塩、例えばラウリル硫酸ジエタノールアンモニウムなど;アルキルアリールスルホン酸塩、例えばドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムなど;アルキルおよび/またはアリールアルキルフェノール−アルキレンオキシド付加生成物、例えばノニルフェノール−C18エトキシラートなど;アルコール−アルキレンオキシド付加生成物、例えばトリデシルアルコール−C16エトキシラートなど;石鹸、例えばステアリン酸ナトリウムなど;アルキルナフタレンスルホン酸塩、例えばジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムなど;スルホコハク酸塩のジアルキルエステル、例えばジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウムなど;ソルビトールエステル、例えばソルビトールオレアートなど;第四級アミン、例えばラウリルトリメチルアンモニウムクロリドなど;エトキシル化アミン、例えばエトキシル化されたタローアミンなど;ベタイン界面活性剤、例えばココアミドプロピルベタインなど;脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、例えばポリエチレングリコールステアラートなど;エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのブロックコポリマー;モノおよびジアルキルリン酸エステルの塩;およびこれらの混合物が挙げられる。使用しようとするこれらの界面活性剤の量および組み合わせは、当業者により容易に決定され得る。本発明の組成物の物理的安定性を維持するために、無機イオン、例えばNa、K、NH4などを含有する界面活性剤の使用を回避することは有利であり得る。
上述の組成物に加えて、本発明は、1またはそれ以上のさらなる相溶性成分を含有する組成物も含み得る。これらのさらなる成分としては、例えば、1またはそれ以上の殺虫剤または他の成分が挙げられ、これらは、本組成物中で溶解または分散され得、殺ダニ剤、殺藻剤、摂食阻害物質、殺鳥剤、殺菌剤、鳥忌避剤、不妊化剤、落葉剤、乾燥剤、消毒剤、防かび剤、除草剤解毒剤、除草剤、昆虫誘引物質、殺虫剤、昆虫忌避剤、哺乳動物忌避剤、交尾撹乱剤(mating disrupter)、軟体動物駆除剤、植物活性化剤、植物サイズおよび構造調整剤(modifiers of plant size and structure)、殺鼠剤、情報化学物質、共力剤および殺ウイルス剤から選択され得る。また、例えば消泡剤、抗菌剤、緩衝剤、腐食防止剤、分散剤、着色料、香料、凝固点降下剤、中和剤、付臭剤、浸透促進剤、金属封鎖剤、展着剤、安定化剤、固着剤、粘度調整添加物など、機能的有用性をもたらす任意の他のさらなる成分もこれらの組成物中に含まれ得る。
次の実施例は本発明を例示する。
実施例1 ポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤(CI)の添加による、2,4−Dカリウムの結晶化開始pHの低下
0.2N 硫酸水の添加によりpHをゆっくりと低下させながら、ポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤(CI)を添加したかまたは添加しなかった、3重量%(酸当量ベース)の2,4−Dカリウム(2,4−D K)水溶液の100mL 試料の結晶化開始pH(結晶化が開始する際の溶液のpH)を決定した。表1で示されるとおり、2,4−D Kの水溶液に、溶液全体に対して0.1から0.2重量%となるCIを添加することによって、CIを使用しなかった対照例と比較して、2,4−D Kの結晶化開始pHが顕著に低下した。
Figure 0005931875
実施例2 結晶阻害剤(CI)を添加した、2,4−Dおよびグリホサートの塩の散布液相溶性
ポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶阻害剤(CI)を添加するかまたは添加せず、個々の活性成分の様々な濃度(重量%酸当量ベース)の、(等モル量の2,4−D酸およびコリンヒドロキシドを水中で混合することによって調製した)2,4−Dコリンまたは2,4−D DMAおよび様々なグリホサート塩(カリウム、イソプロピルアンモニウムまたはジメチルアンモニウム)の水性濃縮物から散布液を生成させた。表2で示されるとおり、2% 硫酸アンモニウム(AMS)の存在下で2,4−Dおよびグリホサートの可溶性塩を含有する散布液へのCIの添加によって、CIを使用しなかった個々の対照と比較した場合、結晶の生成が顕著に減少したかまたはなくなった。
Figure 0005931875
実施例3 2,4−Dコリン塩の相溶性水性濃縮物の調製およびグリホサート塩およびAMSを含有する散布液中でのその希釈
456g 酸当量/Lの濃度であり、1%(w/w)のCI、例えばLupasol(登録商標)G20(Lupasol(登録商標)はBASF Aktiengesellschaftの登録商標である。)を含有する、20gの2,4−Dコリン塩製剤を調製するために、7.7g 工業用(technical)2,4−D酸(純度97%)を0.4g Lupasol(登録商標)G20溶液(水中50%)および7.2g コリンヒドロキシド溶液(水中45%コリンヒドロキシド)と混合した。2,4−D酸が完全に溶解したら、0.66g エチレンジアミンテトラ酢酸モノ−コリン塩(水中25.4%)をこの透明な溶液に混合した。次いで、さらなる1から1.4g コリンヒドロキシド溶液を添加して、濃縮物のpH値を7.0に調整し、20gの最終試料重量となるように水を添加した。グリホサートカリウムまたはグリホサートDMA塩および2% AMSを含有する散布液へのこの濃縮物の添加によって、表3で示されるように、相溶性が改善した散布液が得られた。
Figure 0005931875

Claims (8)

  1. 2,4−Dの水溶性塩およびグリホサートの水溶性塩を含有する除草剤水溶液の相溶性を改善する方法であって、前記水溶液は、NH 、Na、K、Ca2+、Mg2+、Fe2+、Fe3+、Cu2+、Mn2+およびZn2+からなる群から選択される1またはそれ以上の無機陽イオンを含有し、前記除草剤水溶液はpH6.5未満であり、前記除草剤水溶液に1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤を添加する工程を含む、方法。
  2. 2,4−Dもしくはグリホサートの水溶性塩、および1またはそれ以上のポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤、およびNH 、Na、K、Ca2+、Mg2+、Fe2+、Fe3+、Cu2+、Mn2+およびZn2+からなる群から選択される1またはそれ以上の無機陽イオンを含有する相溶性が改善されたpH6.5未満の除草剤水溶液。
  3. 濃縮物である、請求項2に記載の除草剤水溶液。
  4. 前記ポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤が、前記濃縮物の0.05から10重量%である、請求項3に記載の水性除草剤濃縮物。
  5. 散布液である、請求項2に記載の除草剤水溶液。
  6. 前記ポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶阻害剤が、前記散布アイソレーションの0.001から5重量%である、請求項5に記載の水性除草剤散布液。
  7. 1またはそれ以上のポリエチレンイミンもしくはポリビニルアミン結晶化阻害剤、2,4−Dもしくはグリコホサートの水溶性塩、または2,4−Dおよびグリコホサートの水溶性塩の混合物を含む、乾燥除草剤組成物であって、前記乾燥除草剤組成物はpH6.5未満の除草剤水溶液に添加される、乾燥除草剤組成物
  8. 前記ポリエチレンイミンまたはポリビニルアミン結晶化阻害剤が、前記組成物の0.05から10重量%である、請求項7に記載の乾燥除草剤組成物。
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