JP5931100B2 - 端子製造装置 - Google Patents

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本発明は、例えばワイヤハーネスに使用する電線の端末に圧着される圧着端子の端子製造装置に関する。
自動車の車内配線にはワイヤハーネスが多用される。ワイヤハーネスは、車内配線の仕様に合わせて複数の被覆電線を集合部品化したものである。各被覆電線の端末には、接続用の端子(以下、圧着端子という。)が圧着されている。
この圧着端子をワイヤハーネスの電線端末に接続する場合、電線端末の絶縁被覆層を除去して芯線を露出させ、芯線露出部に圧着端子の芯線バレルを加締め圧着することにより、電線端末と圧着端子との電気的接続がなされる。
そして、圧着端子との接続部から電線内への水分の浸入による芯線の腐食を防止するべく、圧着端子と電線端末との接続部が樹脂封止される(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2001−167821号 特開2012−069449号
ところで、上記特許文献1及び特許文献2では、電線端末と圧着端子との接続部を樹脂封止しているため、ワイヤハーネスの製造単価を増加させる要因となっている。これは、使用される樹脂そのものが高価であることに加え、樹脂モールド処理或いはコーティング処理の工程で、樹脂の流し込みや硬化に時間を要することによる。
そこで、圧着端子の電線接続部(以下、圧着部という。)をプレス成型により筒状に曲げ加工し、その筒状に曲げ加工した部分にできる板材両端の突き合わせ界面と先端封止部の重ね合わせ部分を、レーザ溶接により接合して電線接続部を密閉構造にする試みがなされている。
ここで、板材を筒状に曲げ加工した部分にできる板材両端の突き合わせ界面には隙間が生じることがあることから、圧着端子を保持治具で固定することにより突き合わせ界面を当接させた状態で保持治具に形成された貫通孔からレーザ光を照射することにより突き合わせ界面全体をレーザ溶接する試みがなされている。
しかし、突き合わせ界面にレーザ光を照射してレーザ溶接する際、突き合わせ界面から飛散する微小溶融金属が保持治具等に付着するなどして保持治具を汚染することになる。そして、長期の量産過程においては、レーザ光が通過するための貫通孔が塞がれて突き合わせ界面の接合品質を低下させる原因になるおそれがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、溶接品質の低下を抑制することができる圧着端子の端子製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の端子製造装置は、被覆電線の導体部分を収容して圧着可能な圧着部を有する圧着端子を製造する端子製造装置であって、板状体を筒体に曲げ加工し、曲げ加工された前記筒体を密閉状態にして前記圧着部を形成するに当たり、前記圧着部を挟み込むことで位置決め固定する位置決め治具を備え、前記位置決め治具は、前記圧着部にレーザ光が照射されてレーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属を前記位置決め治具の内部から外部へ排出するための気体流路を有することを特徴とする。
発明の端子製造装置によれば、位置決め治具により位置決め固定された圧着部をレーザ溶接する際に飛散する微小溶融金属を気体流路により位置決め治具の内部から外部へ排出する。このため、例えば、位置決め治具に形成されたレーザ溶接する際に照射するレーザ光が通過する貫通孔が微小溶融金属により塞がれることを防止することができる。従って、圧着部の接合品質の低下を抑制することができる。
また、本発明の端子製造装置は、前記位置決め治具は、レーザ光が通過する貫通孔を有し、前記貫通孔から前記気体流路に導入される気体が排出されることを特徴とする。
発明の端子製造装置によれば、レーザ光が通過する貫通孔から気体流路に導入された気体が排出される。このため、他に気体を排出するための排出口を形成することにより圧着部を固定する力が弱まることがなく、安定した圧着部の位置決め性能を確保することができる。
また、本発明の端子製造装置は、前記貫通孔には、前記位置決め治具の内部から外部へ向かって次第に幅広に開口する傾斜部が形成されており、前記傾斜部に前記気体流路から導入される気体が排出される排出孔が形成されていることを特徴とする。
発明の端子製造装置によれば、貫通孔に形成された傾斜部に気体流路から導入される気体が排出される排出孔が形成されているため、レーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属が位置決め治具の内部から外部へ排出し易くなり、微小溶融金属の付着及び堆積を防止することができる。
また、本発明の端子製造装置は、気体流を吹出すプッシュフードと前記気体流を吸引するプルフードとを組み合わせたプッシュプル型換気手段を更に有し、前記プッシュプル型換気手段は、前記位置決め治具から所定の高さ位置に設けられて前記気体流路から導入される気体を吸気することを特徴とする。
発明の端子製造装置によれば、気体流を吹出すプッシュフードとこの気体流を吸引するプルフードにより気体流路から導入される気体を吸気するため、レーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属の付着及び堆積を防止することができる。
また、上記目的を達成するため、本発明の端子製造装置は、被覆電線の導体部分を収容して圧着可能な圧着部を有する圧着端子を製造する端子製造装置であって、板状体を筒体に曲げ加工し、曲げ加工された前記筒体を密閉状態にして前記圧着部を形成するに当たり、前記圧着部を挟み込むことで位置決め固定する位置決め治具と、前記位置決め治具の上方に配置され、気体流を吹出すプッシュフードと前記気体流を吸引するプルフードとを組み合わせたプッシュプル型換気手段とを備え、前記プッシュプル型換気手段は、前記圧着部にレーザ光が照射されてレーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属を吸引することを特徴とする。
発明の端子製造装置によれば、位置決め治具により位置決め固定された圧着部をレーザ溶接する際に飛散する微小溶融金属を、プッシュフードおよびプルフードにより生じる気体流によって負圧吸引するため、レーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属の付着及び堆積を防止することができる。
このように、本発明によれば、溶接品質の低下を抑制することができる圧着端子の端子製造装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る端子製造装置の全体構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る端子製造装置を含む工程の全体構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る端子製造装置によって製造される圧着端子を含む連鎖端子の製造工程を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る圧着端子の外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る位置決め治具の貫通孔を模式的に示した図である。 図1(c)における位置決め治具の変形例を用いた場合を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る端子製造装置について図面を参照して説明する。はじめに、図1を参照して、本発明の実施形態に係る端子製造装置の概略について説明する。
なお、図1は、端子製造装置1の全体構成を示す平面図であって、図1(a)は端子製造装置の上面図、図1(b)は、端子製造装置の断面図、図1(c)は端子製造装置の側面図である。
以下、本発明の実施形態では、被覆電線の導体部分を収容して圧着可能な圧着部を有する圧着端子であって、圧着部をプレス成型により筒状に曲げ加工した圧着端子を端子製造装置により製造する場合について説明する。
(1)概略構成
端子製造装置1は、図1に示すように、被覆導線の導体部分を収容して圧着可能な圧着部Taと他の端子と接続するコネクタ部Tbとを備えた圧着端子を製造する工程の一部を担う装置である。端子製造装置1は、後述するように、板状体を中空状に折り曲げた密閉状態にするに当たり、圧着部Taを位置決め固定する位置決め治具2を備える。
(2)前提となる工程の例
ここで、端子製造装置1の構成を説明する前提として、端子製造装置1を一工程として含む端子製造工程の全体構成について、端子製造装置1により製造される圧着端子の例を、図2〜図4を用いて説明する。
図2は、端子製造工程の全体構成を示す図である。図3(a)から図3(d)は、圧着端子の製造工程を示す図である。図4は、端子製造装置で製造した圧着端子を示す図である。
本工程では、図中左側の送り方向上流側から、巻出しロール10と、プレス機20と、レーザ溶接機30と、レーザ加工性検査機40と、巻取りロール50と、これらの動作を制御する制御装置60と、を備える。すなわち、本工程では、プレス成型とレーザ溶接とを、一連の工程として実施するものである。
なお、以上のことから、この工程において、レーザ加工性検査機40は、必須の構成ではない。また、本工程では、プレス機20とレーザ溶接機30とを別体として設けた例を示しているが、本発明においては、これらが一体、すなわち、プレス機20にレーザ溶接機30が組み込まれている態様も包含する。さらに、説明の便宜上、レーザ溶接機30とレーザ加工性検査機40とを別の装置として分けて構成する例を示しているが、レーザ溶接機30の中にレーザ加工性検査機40の機能を組み込む態様も包含する。
以下、本工程をなす各構成について説明する。巻出しロール10は、ロール状に巻回された被加工対象物である銅条CSを所定の速度で巻き出して供給する機構である。巻出しロール10は、主としてプレス機20におけるプレス加工タイミングを考慮した速度で、銅条CSをロールから連続的に送り出す。
本工程では、銅条CSとして銅合金による板材が用いられている。なお、被加工対象物の材料が銅合金に限定されないことはもちろんであり、例えばアルミニウム系材料が被加工対象物として用いられてもよい。本工程では、被加工対象物の板厚は、0.25mmまたは0.32mmのものが使用されているが、板厚がこれらに限定されないことはもちろんである。
なお、後述のように、プレス機20において、銅条CSはプレス加工のタイミングに合わせて間欠的に搬送される。そのため、図2で示すように、巻出しロール10とプレス機20との間では、銅条CSに一定のたるみを持たせて、間欠搬送と連続搬送との搬送タイミングの相違を吸収するようにしている。
プレス機20は、巻出しロール10から供給される銅条CSを、図示しない送り機構により間欠的に搬送しながら、打ち抜きや曲げ加工等のプレス成型を施して連鎖端子Tを形成する装置である。
具体的には、図3に示すように、ロール状から巻き出された銅条CS(図3(a))に対して、一次プレスとして、打ち抜き加工を施すことによって、図3(b)に示す連鎖端子T1が形成される。この連鎖端子T1は、上下にプレス機20内において連鎖端子T1を送り方向に搬送するためのキャリア部C1,C2が形成されている。また、ガイドGには、搬送時に位置決めを行うため図示しないピンを挿入する送り穴Hが所定ピッチLで複数(ここでは連鎖端子Tの位置に合わせて一つずつ)設けられている。
そして、キャリア部C1,C2の間には、後工程において個片の圧着端子STの筒状の圧着部Taを成す部分と、他の端子との接続部分となる箱状のコネクタ部Tbとが形成されている。なお、この接続部分となるコネクタ部Tbの雌雄は問わない。
図3(c)は、二次プレスとして、曲げ加工を施すことによって、図3(c)に示す連鎖端子T2が形成される。この連鎖端子T2では、キャリア部C2は除去されており、キャリア部C1のみを有する状態となる。また、圧着部Taとコネクタ部Tbとは、曲げ加工により、図4に示すように、それぞれ筒状と箱状に形成された状態となる。
この状態において、圧着部Taは、板状体の一方の端部と他方の端部とを接合させて中空状に曲げ加工した部分にできる突き合わせ界面Td、又は、一方の端部と他方の端部とを重ね合わせた重ね合わせ界面Td’が形成される。
レーザ溶接機30は、連鎖端子Tの曲げ加工した部分にできる突き合わせ界面Td及び重ね合わせ界面Td’を、レーザ溶接により接合して電線接続部を密閉構造にする装置である。具体的には、図4の斜視図にそのイメージを示すように、圧着端子STにおける円筒状に曲げ加工された圧着部Taの上端部において、軸方向に向かって形成される突き合わせ界面Td及び重ね合わせ界面Td’をレーザ溶接する。
さらに、圧着部Taのコネクタ部Tbとの接続部分を押し潰して接続部Tcを形成し、この接続部Tcに導体部分への水の侵入を抑制するため、接続部Tcをレーザ溶接することにより封止部Teを形成する。このとき、重ね合わせ界面の長手方向の略中間を端子幅方向に溶接する。
なお、ここでは、連鎖端子Tの曲げ加工した部分を突き合わせた例を用いているが、本実施形態では、曲げ加工した部分がオーバーラップしている場合においても、レーザ溶接して接合することが可能である。また、以下の実施形態では、板状体の一方の端部と他方の端部とを接合させて中空状に曲げ加工した部分にできる突き合わせ界面Tdと接続部Tcの封止部Teをレーザ溶接する場合について説明する。
レーザ溶接機30のレーザ溶接には、ファイバレーザ溶接が用いられている。ファイバレーザはビーム品質に優れ、集光性が高いため、従来のレーザよりも加工領域におけるエネルギー密度の高いレーザ溶接を実現することができる。このため、高速で材料を加工することが可能であり、熱影響が少なく、アスペクト比の高い深溶け込み溶接が可能であるから圧着部Taの強度低下や変形を抑制しつつ、突き合わせ界面Tdを適切に封止することができる。
なお、ファイバレーザは、連続発振、パルス発振、QCW発振、又はパルス制御された連続発振によって照射されてもよい。ファイバレーザはシングルモードまたはマルチモードファイバレーザでも構わない。
なお、本発明では、ファイバレーザ溶接に代えて、YAGレーザ、半導体レーザ、ディスクレーザ等のレーザビーム、又は電子ビームを用いてもよい。
レーザ加工性検査機40は、レーザ溶接された連鎖端子Tの加工性の検査を行う装置である。具体的には、レーザ溶接機30においてレーザ溶接された突き合わせ界面Tdにおける溶接具合について、CCDカメラ等の撮像手段により、溶接位置の軸方向での位置ずれ量やビード幅が許容範囲内かを判定するものである。
巻取りロール50は、巻出しロール10と同様の速度で、連鎖端子Tの巻き取りを行う機構である。なお、巻取りロール50においても、巻出しロール10と同様に、前工程のレーザ溶接機30又はレーザ加工性検査機40において、連鎖端子Tがレーザ加工又は検査処理のタイミングに合わせて間欠的に搬送されるため、図1で示すように、巻取りロール50とレーザ加工性検査機40との間には、連鎖端子Tに一定のたるみを持たせて、間欠搬送と連続搬送との搬送タイミングの相違を吸収するようにしている。
なお、上述のように、説明の便宜上、レーザ溶接機30とレーザ加工性検査機40とを別の装置として分けて構成する例を示しているが、レーザ溶接機30の中にレーザ加工性検査機40の機能を組み込むことも可能である。
制御装置60は、プレス機20におけるプレス成型と、レーザ溶接機30におけるレーザ加工とを一連の工程として実施するために、主としてレーザ溶接機30の動作を制御するためのものである。
(3)端子製造装置の具体的構成
次に、端子製造装置の具体的構成について説明する。端子製造装置1は、以上のような本工程のレーザ溶接機30におけるレーザ溶接処理の一機能を担うものとして、以下のような具体的な構成を図1及び図5を参照して説明する。図5(a)は、位置決め治具の貫通孔の排出孔を模式的に示した図である。図5(b)は、気体流路と排出孔を模式的に示した図である。
すなわち、図1に戻って、位置決め治具2は、上クランプ3と下クランプ4とを備える。上クランプ3と下クランプ4は、圧着部Taの全周に亘って挟み込むことが可能なように内側が半円形状に形成されており、上下方向に移動して互いに当接することにより圧着端子STを挟み込む。
また、上クランプ3と下クランプ4は、上下方向に移動して互いに離れることにより、挟み込んだ圧着部Taから離脱する。なお、上クランプ3と下クランプ4の内壁には、レーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属(スパッタ)の付着を防止するスパッタ付着防止剤が塗布されている。
つまり、上クランプ3及び下クランプ4は、図示しない駆動機構により、所定のタイミングで、図1(c)に示す圧着端子STを挟み込む位置と、図1(b)に示す退避位置とを上下移動するものである。この上クランプ3及び下クランプ4の上下駆動は、モータの回転駆動を図示しないカム機構により行うか、ソレノイドによるダイレクト駆動により行うことが可能である。
上クランプ3は、図1(b)に示すように、側面視L字形状をなし、圧着端子STの上面部に当接する圧着端子STの軸方向に細長の奥行部3aと、連鎖端子Tのキャリア部C1の上面に当接する縦部3bを備え、上下方向に移動可能に構成されている。
なお、レーザ溶接機30から照射されるレーザ光の照射領域は、圧着端子STの圧着部Ta軸方向及び接続部Tcの封止部Teに渡る。そのため、上クランプ3には、図1(a)に示すように、このレーザ光の照射光路を確保するため、貫通孔3cが照射領域に対応して設けられている。
この貫通孔3cは、レーザ溶接する際にレーザ光が通過するとともに後述する気体流路6に導入される気体が排出される。また、図5(a)に示すように、貫通孔3cには、上クランプ3の内部から外部へ向かって次第に幅広に開口する傾斜部3dと、気体流路6から導入される気体が排出される排出孔3eが形成されている。なお、貫通孔3cの内壁には、レーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属(スパッタ)の付着を防止するスパッタ付着防止剤が塗布されている。
下クランプ4は、圧着端子STの軸方向長さと略同等の長さを有する縦長棒状体であり、上下方向に移動可能に構成されている。下クランプ4は、ガイドGに形成され圧着部Taに対応する部分が貫通した通過孔を通過して上下方向に移動する。
ピン位置決め機構5は、上クランプ3の端部を形成する縦部3bの底面側に設けられたパイロットピン5aと、ガイドGに設けられてパイロットピン5aと垂直方向に一致する位置に設けられた位置決め穴5bとを備える。この位置決め穴5b上に連鎖端子Tのキャリア部C1に設けられた送り穴Hが位置する圧着端子STのポジションが、圧着端子STが溶接加工位置に到達した位置になるように設計されている。
位置決め治具2の上クランプ3には、さらに、圧着部Taにおける突き合わせ界面Tdをレーザ溶接する際、また、圧着部Taにおけるコネクタ部Tbとの接続部分に形成される接続部Tcをレーザ溶接により溶接する際に、突き合わせ界面Td及び接続部Tcに向けて気体を噴射する気体流路6(6a,6b)が設けられている。
気体流路6には、それぞれ図示しない気体噴射機がノズル等を介して接続されており、気体流路6に対して気体を噴射している。ここで、この気体は、レーザ溶接される突き合わせ界面Td及び接続部Tcをレーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属(スパッタ)を排出するための気体であって、好ましくは、不活性ガスを用いる。
また、気体流路6は、図5(a)及び図5(b)に示すように、圧着端子STに対して図中横方向から気体を導入して図中上方向から気体を排出可能に略くの字形状を有している。導入された気体は、上クランプ3の内部を通って上クランプ3の貫通孔3cから外部へ排出される。
貫通孔3cは、上クランプ3の内部から外部へ向かって次第に幅が広く開口した傾斜部3dを有している。この傾斜部3dには、複数の排出孔3eが形成されており、この排出孔3eから導入された気体を排出する。
つまり、気体流路6は、貫通孔3c近傍で複数の枝に分かれており、この複数の枝にそれぞれ形成された排出孔3eが形成されている。そして、上クランプ3の側方向から気体流路6に導入された気体は、気体流路6により途中で複数の枝に分かれ、この複数の枝にから排出孔3eから排出される。
上クランプ3から所定の高さ位置にはプッシュプル型換気装置10が設けられている。このプッシュプル型換気装置10は、気体流を吹出すプッシュフード11と、気体流を吸引するプルフード12とを組み合わせて構成されている。
このプッシュプル型換気装置10は、プッシュフード11からプルフード12に向かって気流を発生させている。このため、レーザ溶接される際に位置決め治具2の内部に飛散した微小溶融金属(スパッタ)は、排出孔3eから排出されると、プッシュフード11から流れる気流によってプルフード12に吸収される。
なお、プッシュプル型換気装置10は、排出孔3eから排出された微小溶融金属(スパッタ)の運動エネルギーが失われる高さ位置に設けられていることが望ましい。この高さ位置に設けることにより、確実に微小溶融金属を捕捉してプルフード12に吸収することができる。
(4)作用効果
以上のような本発明の実施形態に係る端子製造装置1は、被覆電線の導体部分を収容して圧着可能な圧着部Taを有する圧着端子STを製造する端子製造装置1であって、板状体を筒体に曲げ加工し、曲げ加工された筒体を密閉状態にして圧着部Taを形成するに当たり、圧着部Taを挟み込むことで位置決め固定する位置決め治具2を備え、位置決め治具2は、圧着部Taにレーザ光が照射されてレーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属(スパッタ)を位置決め治具2の内部から外部へ排出するための気体流路6a、6bを有する。
また、本発明の実施形態に係る端子製造装置1は、位置決め治具2は、レーザ光が通過する貫通孔3cを有し、貫通孔3cから気体流路6a、6bに導入される気体が排出される。
さらに、本発明の実施形態に係る端子製造装置1は、貫通孔には、位置決め治具2の内部から外部へ向かって次第に幅広に開口する傾斜部3dが形成されており、傾斜部3dに気体流路6a、6bから導入される気体が排出される排出孔3eが形成されている。
また、本発明の実施形態に係る端子製造装置1は、気体流を吹出すプッシュフード11と気体流を吸引するプルフード12とを組み合わせたプッシュプル型換気手段(プッシュプル型換気装置)10を更に有し、プッシュプル型換気手段10は、位置決め治具2から所定の高さ位置(運動エネルギーを失う位置)に設けられて気体流路6a、6bから導入される気体を吸気する。
このプッシュフード11とプルフード12は、図2に示すように位置決め治具2の上方に配置される。このとき、プッシュフード11とプルフード12が横方向に配設され、プッシュフード11からプルフード12に向かう気体流の流れ方向が略水平となるのが好ましい。これにより、プッシュフード及びプルフードを縦方向あるいは斜め方向に配設するのに比べて、位置決め治具2の上方のスペースを広く確保することができ、上クランプ3の上下方向の可動範囲の自由度を高めることができる。また、端子製造装置1の省スペース化を実現することが可能となる。
なお本実施形態では、プッシュプル型換気手段10は、気体流路6a、6bが設けられた位置決め治具2に適用されるが、これに限らず、図6に示すように、気体流路を設けない位置決め治具2’に適用されてもよい。この場合、位置決め治具2’により位置決め固定された圧着部TaをファイバレーザFLによってレーザ溶接する際、貫通孔3cから上方に飛散する微小溶融金属Mが、プッシュフード11からプルフード12に向かう気体流Fによって負圧吸引される。
本発明の実施形態に係る端子製造装置1によれば、位置決め治具2により位置決め固定された圧着部Taをレーザ溶接する際に飛散する微小溶融金属(スパッタ)を気体流路6a、6bにより位置決め治具2の内部から外部へ排出する。このため、位置決め治具2に形成されたレーザ溶接する際に照射するレーザ光が通過する貫通孔3cが微小溶融金属により塞がれることを防止することができる。従って、圧着部Taの接合品質の低下を抑制することができる。
また、本発明の端子製造装置1によれば、レーザ光が通過する貫通孔3cから気体流路6a、6bに導入された気体が排出される。このため、他に気体を排出するための排出口を形成することにより圧着部Taを固定する力が弱まることがなく、安定した圧着部Taの位置決め性能を確保することができる。
さらに、本発明の端子製造装置1によれば、貫通孔3cに形成された傾斜部3dに気体流路6a、6bから導入される気体が排出される排出孔3eが形成されているため、レーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属(スパッタ)が位置決め治具2の内部から外部へ排出し易くなり、微小溶融金属の付着及び堆積を防止することができる。
また、本発明の端子製造装置1は、気体流を吹出すプッシュフード11とこの気体流を吸引するプルフード12により気体流路6a、6bから導入される気体を吸気するため、レーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属(スパッタ)の付着及び堆積を防止することができる。
そして、本発明の実施形態に係る端子製造装置1は、位置決め治具2により圧着端子Taを挟み込んで突き合わせ界面Tdを溶接するため、突き合わせ界面Tdに生じる隙間を解消してレーザ溶接による突き合わせ界面の接合品質を向上することができる。
また、位置決め治具2により突き合わせ界面Tdに生じる隙間を解消するため、プレス加工の精度にとらわれず、突き合わせ界面Tdを溶接することができる。
さらに、圧着部Taを挟み込む上クランプ3及び下クランプ4には、圧着部Taが全周に亘って挟み込まれるように凹部が形成されているため、圧着部Taの突き合わせ界面Tdに隙間が生じている場合でも、突き合わせ界面Tdが強制的に圧接され、その隙間が解消される。
また、上クランプ3には、突き合わせ界面Tdの接合方向に貫通孔3cが形成されているため、突き合わせ界面Tdへレーザ光を照射する際に位置決め治具2が邪魔になることがない。
さらに、上クランプ3と下クランプ4とで圧着部Taを押え込むため、クランプ治具を動かすスロトークが短くなり、突き合わせ界面Tdを圧接する工程を含むレーザ加工時間の高速化を図ることができる。
また、上クランプ3と下クランプ4とで圧着部Taを押え込んで突き合わせ界面Tdを強制的に圧接させるため、プレス成型等の際にキャリア部C1に対して連鎖端子T2が上方向又は下方向に曲がった場合でも圧着部Taを押え込むことにより曲がりを矯正して、連鎖端子T2をキャリア部C1に対して水平に保つことができる。
また、下クランプ4が圧着部Taから離脱する際は、ガイドGが連続端子T2に対して障壁となる。つまり、下クランプ4が圧着部Taから離脱する際、コネクタ部Tbと圧着部TaがガイドGにかかり下クランプ4による引っ張り力を抑制するため、下クランプ4が圧着部Taから離脱しやすくなる。
このようにして、本発明の実施形態に係る端子製造装置1の位置決め治具2によれば、突き合わせ界面Tdに生じる隙間を解消ししつつ、キャリア部C1に対する連鎖端子T2の曲がりを矯正することができる。そして、さらに、圧着部Taから離脱する際に圧着部Taから離脱し易くすることができる。
以上、本発明の端子製造装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
1 端子製造装置
2 位置決め治具
3 上クランプ
3a 奥行部
3b 縦部
3c 貫通孔
4 下クランプ
5 ピン位置決め機構
5a パイロットピン
5b 位置決め穴
6,6a ガス流路
10 巻出しロール
20 プレス機
30 レーザ溶接機
40 レーザ加工性検査機
50 巻取りロール
60 制御装置
C1,C2 キャリア部
CS 銅条
G ガイド
H 送り穴
ST 圧着端子
ST 圧着端子
T,T1,T2,T3 連鎖端子
Ta 圧着部
Tb コネクタ部
Tc 接続部
Td 突き合わせ界面
Td’ 重ね合わせ部
Te 封止部

Claims (5)

  1. 被覆電線の導体部分を収容して圧着可能な圧着部を有する圧着端子を製造する端子製造装置であって、
    板状体を筒体に曲げ加工し、曲げ加工された前記筒体を密閉状態にして前記圧着部を形成するに当たり、前記圧着部を挟み込むことで位置決め固定する位置決め治具を備え、
    前記位置決め治具は、前記圧着部にレーザ光が照射されてレーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属を前記位置決め治具の内部から外部へ排出するための気体の流路を有し、
    前記位置決め治具は、レーザ光が通過する貫通孔を有し、
    前記貫通孔から、前記気体の流路に導入される気体が排出され、
    前記貫通孔には、前記位置決め治具の内部から外部へ向かって次第に幅広に開口する傾斜部が形成されており、
    前記傾斜部の傾斜面に、前記貫通孔とは異なる孔であって、前記気体の流路に導入される気体が排出される排出孔が形成され、
    前記傾斜面における前記排出孔の開口が、前記位置決め治具の内部側に形成された前記貫通孔の開口よりも上方に位置していることを特徴とする端子製造装置。
  2. 前記貫通孔は、前記位置決め治具の平面視において矩形形状を有し、
    前記傾斜部に、前記気体の流路に導入される気体が排出される複数の排出孔が形成されており、
    前記複数の排出孔が、前記貫通孔の長手方向に沿って並んで配置されることを特徴とする請求項1記載の端子製造装置。
  3. 前記気体の流路は、前記位置決め治具の横方向から前記気体を導入して上方向に排出可能なくの字形状を有し、
    前記気体の流路に導入された気体が、前記位置決め治具の内部を通って前記貫通孔から外部に排出されることを特徴とする請求項1記載の端子製造装置。
  4. 気体流を吹出すプッシュフードと前記気体流を吸引するプルフードとを組み合わせたプッシュプル型換気手段を更に有し、
    前記プッシュプル型換気手段は、前記位置決め治具から所定の高さ位置に設けられて前記気体流路から導入される気体を吸気することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の端子製造装置。
  5. 被覆電線の導体部分を収容して圧着可能な圧着部を有する圧着端子を製造する端子製造装置であって、
    板状体を筒体に曲げ加工し、曲げ加工された前記筒体を密閉状態にして前記圧着部を形成するに当たり、前記圧着部を挟み込むことで位置決め固定する位置決め治具と、
    前記位置決め治具の上方に配置され、気体流を吹出すプッシュフードと前記気体流を吸引するプルフードとを組み合わせたプッシュプル型換気手段とを備え、
    前記プッシュプル型換気手段は、前記圧着部にレーザ光が照射されてレーザ溶接される際に飛散する微小溶融金属を吸引し、
    前記位置決め治具は、レーザ光が通過する貫通孔を有し、
    前記貫通孔から前記気体の流路に導入される気体が排出され、
    前記貫通孔には、前記位置決め治具の内部から外部へ向かって次第に幅広に開口する傾斜部が形成されており、
    前記傾斜部の傾斜面に、前記貫通孔とは異なる孔であって、前記気体の流路に導入される気体が排出される排出孔が形成され、
    前記傾斜面における前記排出孔の開口が、前記位置決め治具の内部側に形成された前記貫通孔の開口よりも上方に位置していることを特徴とする端子製造装置。
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