JP2010108736A - 電線に対する端子の接続構造及び電線に対する端子の接続方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】接続端子と電線とを容易に接続できるとともに、接続箇所に充分な機械的強度が得られる電線に対する端子の接続構造を提供する。
【解決手段】前端側に相手側端子が接続される端子接続部11と、端子接続部11の後端側に設けられ、電線3と接続される電線接続部12とを備えた接続端子1に、電線3を接続する電線に対する端子の接続構造に、電線接続部12を箱形状に形成し、箱形状部分12aの後端面に箱形状部分12a内部に連通する電線挿入孔13を設け、箱形状部分12aの内部に半田2を封入し、半田2を加熱して溶融しつつ、電線挿入孔13に電線3を挿入し、電線3と電線接続部12とを電気的に接続する。
【選択図】図1
【解決手段】前端側に相手側端子が接続される端子接続部11と、端子接続部11の後端側に設けられ、電線3と接続される電線接続部12とを備えた接続端子1に、電線3を接続する電線に対する端子の接続構造に、電線接続部12を箱形状に形成し、箱形状部分12aの後端面に箱形状部分12a内部に連通する電線挿入孔13を設け、箱形状部分12aの内部に半田2を封入し、半田2を加熱して溶融しつつ、電線挿入孔13に電線3を挿入し、電線3と電線接続部12とを電気的に接続する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電線と端子との接続構造に関する。
この種の従来の電線と端子との接続方法として、特許文献1に開示されたものがある。この接続方法は、図3、図4に示すように、電線としてのフラットケーブル103端部の被覆132を除去し、露出した芯線131をコネクタ110の端子101に当接した状態で、レーザー光を照射して芯線131と端子101とを接合し、電気的に接続が行なわれる。
特開平3−127476号公報
しかしながら、特許文献1の接続方法にあっては、レーザー光を用いて電線の芯線とコネクタの端子とを接合しているが、接合部分の機械的強度が弱く、所望する接合強度を得ることが非常に困難であった。また、芯線と端子とをそれぞれ構成する金属が異なる場合には、さらに接合強度が得られず、所望する接合強度を得ることが非常に困難であった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、接続端子と電線とを容易に接続できるとともに、接続箇所に充分な機械的強度が得られる電線に対する端子の接続構造、および接続方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、前端側に相手側端子が接続される端子接続部と、該端子接続部の後端側に設けられ、電線と接続される電線接続部とを備えた接続端子に、該電線を接続する電線に対する端子の接続構造であって、前記電線接続部は箱形状に形成され、当該箱形状部分の後端面には当該箱形状部分内部に連通する電線挿入孔が設けられ、当該箱形状部分の内部に半田が封入され、該半田を加熱して溶融しつつ、該電線挿入孔に前記電線を挿入し、該電線と該電線接続部とを電気的に接続することを特徴とする電線に対する端子の接続構造である。
請求項2の発明は、請求項1記載の電線に対する端子の接続構造であって、前記電線接続部の前記箱形状部分に、当該箱形状部分内部に連通する照射窓を設け、該照射窓を通じてレーザー光を該箱形状部分内部に照射し、封入された半田を溶融することを特徴とする電線に対する端子の接続構造である。
請求項3の発明は、前端側に相手側端子が接続される端子接続部と、該端子接続部の後端側に設けられ、電線と接続される電線接続部とを備えた接続端子に、該電線を接続する電線に対する端子の接続方法であって、前記電線接続部を箱形状に形成しつつ、当該箱形状部分の内部に半田を封入する工程と、前記電線接続部の当該箱形状部分に設けられた照射窓を通じてレーザー光を該箱形状部分内部に照射し、封入された半田を溶融する工程とを備えたこと特徴とする電線に対する端子の接続方法である。
請求項1の発明によれば、電線接続部の箱形状部分の内部に封入された半田を加熱して溶融しつつ、電線挿入孔に電線を挿入し、電線と電線接続部とを電気的に接続することによって、溶融した半田が漏れ出すことがなく、電線と接続端子とが充分な量の半田で接合される。したがって、接続端子と電線とを容易に接続できるとともに、接続箇所に充分な機械的強度が得られる。
請求項2の発明によれば、電線接続部の箱形状部分に設けられた照射窓を通じてレーザー光を箱形状部分内部に照射し、封入された半田を溶融する。したがって、封入された半田を容易に溶融でき、半田を溶融するために複雑な工程を追加せずに済むので、溶融した半田を外部に漏出することなく接続端子と電線とを接続できる。
請求項3の発明によれば、電線接続部を箱形状に形成しつつ、箱形状部分の内部に半田を封入する工程と、電線接続部の箱形状部分に設けられた照射窓を通じてレーザー光を箱形状部分内部に照射し、封入された半田を溶融する工程とによって電線と接続端子とを接続する。したがって、接続端子と電線とを容易に接続できるとともに、接続箇所に充分な機械的強度が得られる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1、図2は本発明の一実施形態を示し、図1は接続端子に電線を接合させた状態を示す組立斜視図、図2は接続端子の展開状態を示す斜視図である。
本願の接続端子1は、雄型の接続端子で、図1、図2に示すように、板状の金属からなり 前端側に相手側端子である雌型の接続端子(図示せず)が接続される端子接続部11と、端子接続部11の後端側に電線3と接続される電線接続部12とを備えている。端子接続部11は、長板状に形成されている。電線接続部12は、プレス加工によって箱形状に形成されている。また、この箱形状部分12aの後端面には、箱形状部分12a内部に連通する電線挿入孔13が設けられ、箱形状部分12aの上面には、箱形状部分12a内部に連通する照射窓14が設けられている。
電線3は、金属線からなる導線部31と、この導線部31の外周の覆う絶縁材からなる被覆部32とで構成されている。
次に、上記構成において、電線3と接続端子1とを接続する手順を示す。まず、図2に示すように、あらかじめ平板の金属板から展開状態の接続端子1に打抜いておく。また、電線3先端の被覆部32を除去することにより導線部31の先端を外部に露出させる。さらに、棒状の半田2を所定長さの半田片2aに切断する。なお、半田片2aの寸法は、箱形状部分12a内に電線3の導線部31先端が挿入された状態で、箱形状部分12aから溶融した半田が溢れ出さないように設定されている。次に、プレス加工によって、電線接続部12を箱形状に成形する。この箱形状に形成する際に、半田片2aを箱形状部分12aに封入する。半田片2aが封入された箱形状部分12aに設けられた照射窓14を通じてレーザー光を箱形状部分内部に照射し、封入された半田片2aを溶融する。半田が溶融したところで、剥き出しになった導線部31の先端を電線挿入孔13に挿入し、導線部31の先端を溶融半田に浸す。そして、電線接続部12を冷却し、溶融半田を固化させ、接続端子1と電線3とを電気的に接続する。
上記構成によれば、電線接続部12の箱形状部分12aの内部に封入された半田片2aを加熱して溶融しつつ、電線挿入孔13に導線部31先端を挿入し、電線3と電線接続部12とを電気的に接続することによって、溶融した半田が漏れ出すことがなく、電線と接続端子とが充分な量の半田で接合される。したがって、接続端子と電線とを容易に接続できるとともに、接続箇所に充分な機械的強度が得られる。
上記構成によれば、電線接続部12の箱形状部分12aに設けられた照射窓14を通じてレーザー光を箱形状部分12a内部に照射し、封入された半田片2aを溶融する。したがって、封入された半田片2aを容易に溶融でき、半田を溶融するために複雑な工程を追加せずに済むので、溶融した半田を外部に漏出することなく接続端子1と電線3とを接続できる。
なお、電線接続部12の箱形状部分12a内に封入された半田片2aを溶融する手段として、照射窓14を通じてレーザー光を照射する手段を用いたが、電線接続部12を加熱しても同様の作用効果が得られる。
また、本実施形態では、雄型の接続端子について適用した場合について説明したが、雌型の接続端子について適用しても同様の作用効果が得られることはもちろんである。
1…接続端子
2…半田
3…電線
11…端子接続部
12…電線接続部
12a…箱形状部分
13…電線挿入孔
14…照射窓
2…半田
3…電線
11…端子接続部
12…電線接続部
12a…箱形状部分
13…電線挿入孔
14…照射窓
Claims (3)
- 前端側に相手側端子が接続される端子接続部と、該端子接続部の後端側に設けられ、電線と接続される電線接続部とを備えた接続端子に、該電線を接続する電線に対する端子の接続構造であって、
前記電線接続部は箱形状に形成され、
当該箱形状部分の後端面には当該箱形状部分内部に連通する電線挿入孔が設けられ、
当該箱形状部分の内部に半田が封入され、
該半田を加熱して溶融しつつ、該電線挿入孔に前記電線を挿入し、
該電線と該電線接続部とを電気的に接続することを特徴とする電線に対する端子の接続構造。 - 請求項1記載の電線に対する端子の接続構造であって、
前記電線接続部の前記箱形状部分に、当該箱形状部分内部に連通する照射窓を設け、
該照射窓を通じてレーザー光を該箱形状部分内部に照射し、封入された半田を溶融することを特徴とする電線に対する端子の接続構造。 - 前端側に相手側端子が接続される端子接続部と、該端子接続部の後端側に設けられ、電線と接続される電線接続部とを備えた接続端子に、該電線を接続する電線に対する端子の接続方法であって、
前記電線接続部を箱形状に形成しつつ、当該箱形状部分の内部に半田を封入する工程と、
前記電線接続部の当該箱形状部分に設けられた照射窓を通じてレーザー光を該箱形状部分内部に照射し、封入された半田を溶融する工程とを備えたこと特徴とする電線に対する端子の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008279284A JP2010108736A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 電線に対する端子の接続構造及び電線に対する端子の接続方法 |
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JP2008279284A JP2010108736A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 電線に対する端子の接続構造及び電線に対する端子の接続方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016203936A1 (ja) * | 2015-06-19 | 2016-12-22 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子、熱溶融部材付き端子、端子付き電線及び端子付き電線の製造方法 |
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2008
- 2008-10-30 JP JP2008279284A patent/JP2010108736A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016203936A1 (ja) * | 2015-06-19 | 2016-12-22 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子、熱溶融部材付き端子、端子付き電線及び端子付き電線の製造方法 |
US10305201B2 (en) | 2015-06-19 | 2019-05-28 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Terminal, hot-melt member-equipped terminal, terminal-equipped wire and method for producing terminal-equipped wire |
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