JP5930759B2 - 荷役装置の駆動機構 - Google Patents
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Description
特許文献1には、荷役車両として、小型のスキッドステアローダが開示されており、このスキッドステアローダは、車体に左右一対の前輪(走行車輪)と左右一対の後輪(走行車輪)とを備え、荷役装置としてバケットを有する作業装置が設けられている。この作業装置は、車体の後部両側に後端部がそれぞれ上下方向に回動自在に支持されて前方に伸びる左右一対のブームと、これらブームの前端部に上下方向に回動自在に支持されたバケットとを備え、車体の後部とブームの先端側との間に連結されたブームシリンダ(作業駆動装置)により、ブームが上下方向に回動され、ブームの先端側とバケットの背面との間に連結されたバケットシリンダ(作業駆動装置)により、バケットが上下方向に回動される構成とされている。
このような堆肥は、粘性が高く、作業が終了したあとは、作業員が、バケットの操作ペダル(または操作レバー)を繰り返し操作して、バケットを上下に回動することで、堆肥を振り落とす作業を実行している。しかし、このようなバケットの操作ペダル(または操作レバー)を繰り返し操作は、作業効率が悪く、作業員の負担となっている。
そこで、本発明は、荷役車両に適用され、作業効率を向上でき、作業員の負担を軽減できる荷役装置の駆動機構を提供することを目的としたものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
また押釦スイッチ25からは、押し操作されている間、粘性のある物品の振るい落しを指示するバケット振動指令信号が出力される。
上記ブーム13を上下方向に回動するブームシリンダ18と、バケット14を上下方向に回動するバケットシリンダ19の油圧回路を図2に示す。
図2に示すように、ブームシリンダ18とバケットシリンダ19に対して、油タンク28より作動油を供給するために、車体12の内部に、エンジン27により回転駆動される油圧式のメインポンプ(油圧ポンプ)29が設けられている。なお、図示しないが、車体12には、エンジン27により回転駆動されるサブポンプ(油圧ポンプ)および走行ポンプが設けられ、前記サブポンプより制御油が供給されている。
ブーム上昇の作動油・もどり油の流れを、図2に矢印で示す。
1.ブームコントロールバルブ31のスプールが「上昇位置」にあるときは、図2に示すように、作動油がブームコントロールバルブ31のポートB1からブームシリンダ18のテイルポートに送られ、ブームシリンダ18のロッドを伸長しブーム13を上昇する。
2.ブームシリンダ18のロッドポートからのもどり油はセルフレベリングバルブ35のポートAに送られ、バルブ内の分流器36によりポートBとポートDへ、所定の分流比で分流される。
3.ポートBの作動油はブームコントロールバルブ31のボートA1ヘ戻る。一方、ポートDの作動油はバケットシリンダ19のテイルポートに送られ、バケットシリンダ19のロッドを伸張しバケット14を前傾する。
4.バケットシリンダ19のロッドポートからのもどり油はセルフレベリングバルブ35のポートCに送られ、バルブ内の2ポート2位置切換弁37によりポートBに合流してブームコントロールバルブ35のポートA1にもどる。
なお、バケットシリンダ19とバケットコントロールバルブ32間では、バケットコントロールバルブ32のスプールが「中立位置」にあるため作動油の流れはない。
5.以上のようにブーム操作レバー23を「上昇位置」とすると、ブーム13が上昇し、セルフレベリングバルブ35によって自動的にバケットシリンダ19が作動してバケット14が徐々に前傾するため、バケット14がロールバックし、バケット14で掬った物品がこぼれ落ちることが防止される。
1.ブームコントロールバルブ31のスプ一ルが「下降位置」にあるときは、作動油がブームコントロールバルブ31のポートA1からセルフレベリングバルブ35のポートBに流れる。
2.セルフレベリングバルブ35のポートBの作業油はバルブ内の分流器36を通りポートAからブームシリンダ18のロッドポートに送られ、ブームシリンダ18のロッドは縮められブーム13を下降する。
なお、セルフレベリングバルブ35のポートCはバケットシリンダ19およびバケットコントロールバルブ32によってブロックされているので、ポートBの作業油はポートCに流れない。
3.ブームシリンダ18のテイルポートからのもどり油はブームコントロールバルブ31のポートB1に流れる。
バケットコントロールバルブ32のスプールが「後傾位置」にあるときは作動油がバケットコントロールバルブ32のポートB2からバケットシリンダ19のロッドポートに送られ、バケットシリンダ19のロッドは収縮しバケット14を後傾する。
またバケットコントロールバルブ32のスプールが「前傾位置」にあるときは作動油がバケットコントロールバルブ32のポートA2からバケットシリンダ19のテイルポートに送られ、バケットシリンダ19のロッドは伸展しバケット14を前傾する。
なお、バケットシリンダ19のテイルポートとロッドポートにそれぞれ接続されたセルフレベリングバルブ35のポートCおよびポートDから、セルフレベリングバルブ35の2ポート2位置切換弁37および逆止弁38によってブロックされているため、バケット操作レバー24の操作によって、ブームシリンダ18に作動油が流れることはない。
上記制御装置41について図3のブロック図を基づいて説明する。制御装置41は、上述したように、バケット切替バルブ33のパイロットバルブ33Aへ前傾指令信号と後傾指令信号を出力することにより、バケット切替バルブ33のスプールを「前傾位置」と「後傾位置」へ移動させ、バケット14の姿勢を前傾方向と後傾方向へと変更する。
これによると、バケットシリンダ19のピストン内の圧力状態(メインポンプ29による吐出圧の変動による変化する)の影響を受けることがないため、正確なストロークでロッドの伸縮を繰り返すことができる。
12 車体
13 ブーム
14 バケット
15 車輪
17 運転室
18 ブームシリンダ
19 バケットシリンダ
23 ブーム操作レバー
24 バケット操作レバー
25 押釦スイッチ
27 エンジン
28 油タンク
29 メインポンプ
31 ブームコントロールバルブ
32 バケットコントロールバルブ
33 バケット切替バルブ
35 セルフレベリングバルブ
41 制御装置
42 圧力センサ
43 ストロークセンサ
44 中立スイッチ
45 第2ストロークセンサ
Claims (3)
- 自走式の車体に設けられて、粘性のある物品の荷役作業を行う荷役装置の荷役姿勢を、前傾の姿勢から後傾の姿勢まで、そのシリンダのロッドの伸縮によって連続して変更する駆動機構であって、
前記荷役装置から前記粘性のある物品の振るい落しを指示する指示入力器と、
前記シリンダのロッドが、前記荷役装置が最も前傾した姿勢となる前傾端位置まで伸展していることを検出する前傾端位置検出センサと、
前記シリンダに作動油を供給して、前記シリンダのロッドを伸展、収縮する切替バルブを設けた油圧回路と、
前記油圧回路に、前記切替バルブと並列に設けられ、前記シリンダに作動油を供給して、前記シリンダのロッドを伸展、収縮するコントロールバルブと、
前記コントロールバルブを駆動して、前記荷役装置を前傾および後傾させる荷役装置の操作器と、
前記シリンダのロッドが前記前傾端位置の近くまで伸展していることを検出する使用開始位置検出センサと、
前記指示入力器より指示信号を確認すると、この指示信号を確認している間、前記切替バルブを制御して、前記前傾端位置検出センサが動作するまで前記シリンダのロッドを伸展する動作と、所定時間、前記シリンダのロッドを収縮する動作とを交互に繰り返す制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記指示入力器より指示信号を確認すると、前記使用開始位置検出センサにより前記シリンダのロッドが前記前傾端位置の近くまで伸展していること、且つ前記コントロールバルブが前記シリンダに作動油を供給しない中立位置あるいは前記操作器が荷役装置を操作しない中立位置にあることを確認した後、前記シリンダのロッドを伸縮する動作を行う
ことを特徴とする荷役装置の駆動機構。 - 前記前傾端位置検出センサとして、前記シリンダのピストン内の油圧を検出する圧力センサを備え、
前記制御装置は、前記圧力センサにより検出されるピストン内の油圧が、予め設定された上限値を超えると、前記ロッドが前記前傾端位置まで伸展したと判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の荷役装置の駆動機構。 - 前記シリンダのロッドが、前記前傾端位置より所定位置まで収縮していることを検出する戻し位置検出センサを備え、
前記制御装置は、所定時間に代えて、前記戻し位置検出センサが動作すると、前記前傾端位置検出センサが動作するまで前記シリンダのロッドを伸展する動作を実行する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の荷役装置の駆動機構。
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