JP5930163B2 - 照明装置及びこれに用いられる照明装置取付構造 - Google Patents

照明装置及びこれに用いられる照明装置取付構造 Download PDF

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本発明は、天井等の取付板に取付可能な照明装置、及びこれに用いられる照明装置取付構造に関する。
照明装置に関する技術研究は盛んに行われていることから、照明装置に関する技術の進歩はすさまじく、新たな発光方法等の新方式、及び照明装置自体の新たな形態等が次々に生み出されている。
例えば、従来においては発光装置の光源として白熱電球や蛍光灯が主流となっていたが、近年においては、次世代照明として、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL(Electro Luminescence)、OEL:Organic Electro Luminescence)を用いる技術が盛んに研究され、製品化が進められている。このような有機EL技術を用いた照明装置においては、発光色を自在に可変することができるものや、その厚さが数mm程度の薄型タイプのものが開発されている。
従来の照明装置においては、蛍光灯のような大型且つ質量の大きい発光素子が使用され、更には安定回路や電力制御回路を搭載していることから、照明装置自体が大型化され、照明装置の質量が大きくなっていた。このため、従来の照明装置を天井や壁等の取付板に取り付けるためには、該照明装置を支持するための頑丈且つ強固な取付器具を照明装置に設ける必要があった。すなわち、該照明装置は、自身を該取付板に取り付けるための頑丈且つ強固な取付構造を備えている必要があった。
しかしながら、このような頑丈且つ強固な取付構造を実現するためには、照明装置を取付板に取り付けるための工法が複雑となるため、照明装置の取付位置が制限されるという問題があった。
照明装置を取付板に取り付けるための取付構造には、従来から様々な形状及び方式が用いられてきた。例えば、特許文献1においては、給電線又は給電パイプを天井に取り付けられる低電圧方式が開示されている。該方式では、感電防止の概念から12V或いは24Vという低電圧が用いられる。該方式においては、天井への給電線又は給電レールの取付強度が小さいため、複数の照明装置を取り付けることができない。また、供給できる電圧が低いため、複数の照明装置を同時に使用することができない。
特許文献2においては、給電構造を有する取付器具であるライティングダクトが開示されている。特許文献2のライティングダクトにおいては、外周部分に用いられた絶縁体等によって比較的に高い商用電圧を印加することができる。しかしながら、該ライティングダクトは、直下の一定の位置のみにしか照明装置を取り付けることができないという問題があった。
米国特許第4821162号明細書 特開2005−346961号公報
上述したような特許文献1及び特許文献2における問題は、上述した有機EL発光体のような面発光体を用いた照明装置においても解決すべき共通した課題である。特に、面発光体を用いた照明装置の分野においては、その小型化された寸法を生かすために、複数の照明装置を同一のライティングダクトに取り付け、個々の照明装置の取付位置及び取付方向を容易に変更できることが要求されている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、面発光体を備えるとともに、天井板等の取付板に容易に取り付けることができ、且つ取付位置及び取付方向を容易に変更することができる照明装置、及びこれに用いられる照明装置取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の照明装置は、取付板に設置される照明装置であって、面発光体と、前記面発光体を収納し、前記取付板と対向する面側に延設された少なくとも1つの摺動溝を備える筐体と、前記摺動溝に沿って摺動可能な係止部、前記係止部に接続するとともに前記係止部から前記取付板に向かって延設された支柱部を含む複数の支持体と、を有することを特徴とする。
上述した照明装置において、前記複数の支持体のそれぞれは、前記面発光体の発光面に交差する方向において、前記取付板に対する前記面発光体の位置を調整する位置調整部を有していることが好ましい。
上述した照明装置において、前記摺動溝は前記筐体の前記取付板と対向する面を貫通し、前記係止部は前記摺動溝において前記筐体を自在に挟持する1対の挟持片を備えていることが好ましい。
上記1対の挟持片を備える場合、上述した照明装置において、前記1対の挟持片は、前記筐体を支持する第1挟持片と、前記第1挟持片に対して前記支持体の軸線方向に移動自在である第2挟持片と、から構成されていることが好ましい。
上述した照明装置において、前記摺動溝の延設方向に交差する方向に沿って前記取付板に設置されるとともに、前記支柱部を移動自在に支持する支持レールを少なくとも1つ更に備えていることが好ましい。
また、上記支持レールを備えない場合、上述した照明装置において、前記筐体は、前記摺動溝の延設面と同一面において、前記摺動溝と交差して延設された少なくとも1つの交差溝を備え、前記係止部は前記交差溝に沿って摺動可能であることが好ましい。
上述した照明装置において、前記支柱部の少なくとも1つは、前記面発光体に電力を供給するための電力供給路を構成する導電性部材を少なくとも一部に含んでいることが好ましい。
上記支持レールを備える照明装置のいずれかにおいて、前記支持レールの少なくとも1つは、前記支柱部の前記導電性部材に電力を供給するための前記電力供給路を構成する導電性部材を少なくとも一部に含んでいることが好ましい。
上述した第1挟持片及び第2挟持片を備える照明装置において、前記第1挟持片と前記筐体との界面における摩擦係数が、前記第2挟持片と前記筐体との界面における摩擦係数よりも小さくすることが好ましい。
このような場合、前記第1挟持片と前記筐体との界面における摩擦係数は0.7以下であり、前記第2挟持片と前記筐体との界面における摩擦係数は1.5以上であることが更に好ましい。
上述した第1挟持片及び第2挟持片を備える照明装置において、前記支持体は、前記第2挟持片を前記第1挟持片に向けて付勢する付勢手段を含んでいることが好ましい。そして、前記支持体は、前記第1挟持片と前記第2挟持片とによる前記筐体の付勢を解除する付勢解除手段を含んでいることが更に好ましい。
上述した一対の挟持片を備える照明装置において、前記摺動溝は、前記筐体の前記取付板と対向する面側における中央部から、前記摺動溝が延在する方向に対して直交する方向に28%の領域内に延設されることが好ましい。
上述した照明装置において、前記面発光体は、有機エレクトロルミネッセンス発光体であることが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明の照明装置取付構造は、面発光体を備える照明装置を取付板に設置するための照明装置取付構造あって、前記面発光体を収納し、前記取付板と対向する面側に延設された少なくとも1つの摺動溝を備える筐体と、前記摺動溝に沿って摺動可能な係止部、前記係止部に接続するとともに前記係止部から前記取付板に向かって延設された支柱部を含む複数の支持体と、からなることを特徴とする。
上述した構成を有することにより、本発明である照明装置及び照明装置取付構造においては、面発光体を備えるとともに、照明装置を天井板等の取付板に容易に取り付けることができ、且つ取付位置及び取付方向を容易に変更することができる。
本発明である照明装置が、面発光体の発光面に交差する方向において、取付板に対する面発光体の位置を調整する位置調整部を更に有する場合には、面発光体から取付板までの距離を容易に変えることができる。
本発明である照明装置が、取付板に備えられるとともに支柱部を移動自在に支持する支持レールを備える場合には、照明装置の位置を取付板の一方向である支持レールの延設方向に沿って容易に変えることができる。
本発明である照明装置の筐体が摺動溝の延設面と同一面において該摺動溝と交差して延設された少なくとも1つの交差溝を備え、係止部が交差溝に沿って摺動可能である場合には、照明装置の位置を取付板の取付面内において摺動範囲内で自在に変えることができる。
本発明である照明装置を構成する支柱部が面発光体に電力を供給するための電力供給路を有する場合には、面発光体に電力を供給するための構造を別途設ける必要がなくなるとともに、電力供給路を構成する配線が目視されることがなくなり、照明装置の小型化及びデザイン性の向上を図ることができる。
本発明である照明装置を構成する支持レールが面発光体に電力を供給するための電力供給路を有する場合には、面発光体に電力を供給するための構造を別途設ける必要がなくなるとともに、電力供給路を構成する配線が目視されることがなくなり、照明装置の小型化及びデザイン性の向上を図ることができる。
本発明である照明装置を構成する係止部が一対の挟持片から構成される場合、筐体を支持する第1挟持片と筐体との界面における摩擦係数を、係止部の他方の第2挟持片と筐体との界面における摩擦係数よりも小さくすることにより、第1挟持片及び第2挟持片による筐体の担持を解除した後に、第1挟持片を摺動溝に沿って容易に摺動させることができる。すなわち、このような構成により、筐体の移動を容易に行うことができる。
本発明である照明装置を構成する係止部が一対の挟持片から構成される場合に、本発明である照明装置の支持体が一対の挟持片の一方を他方の挟持片に向かって付勢する付勢手段を更に含むことにより、一対の挟持片による筐体の挟持をより強固に行うことができる。
上述した付勢手段を支持体が更に含む場合に、本発明である照明装置の支持体が付勢力を解除する付勢解除手段を更に含むことにより、一対の挟持片による筐体の挟持を容易に解除することができ、更に筐体の移動を容易に行えることになる。
本発明である照明装置を構成する係止部が一対の挟持片から構成される場合に、摺動溝は該筐体の支持面側における中央部から、前記摺動溝が延在する方向に対して直交する方向に28%の領域内に延設されることにより、取付板に沿った面において筐体を容易に回転させることができる。
本発明に係る照明装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明に係る照明装置のXZ面における平面図である。 本発明に係る照明装置のYZ面における平面図である。 本発明に係る照明装置の照明本体のXY面における平面図である。 図2における線V−Vに沿った断面図である。 図5における位置調整部の拡大図である。 図3における線VII−VIIに沿った断面図である。 図5における係止部の拡大図である。 本発明の照明装置の支持体において磁極を発生させた状態を図8と同様にして示した断面図である。 1対の支持レール(ライティングダクト)に2つの照明本体が支持体を介して取り付けられている状態を示すXY面における平面図である。 1対の支持レール(ライティングダクト)に2つの照明本体が支持体を介して取り付けられている他の状態を示すXY面における平面図である。 1対の支持レール(ライティングダクト)に2つの照明本体が支持体を介して取り付けられている他の状態を示すXZ面における平面図である。 ボールベアリングによって第1支柱部が支持された状態を図5と同様にして示した断面図である。 本発明に係る照明装置の筐体の変形例を図7と同様にして示した断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について、実施例及び変形例に基づき詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する内容に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において任意に変更して実施することが可能である。また、各実施例の説明に用いる図面は、いずれも本発明による照明装置及び照明装置取付構造を模式的に示すものであって、理解を深めるべく部分的な強調、拡大、縮小、または省略などを行っており、各構成部材の縮尺や形状等を正確に表すものとはなっていない場合がある。更に、各実施例で用いる様々な数値は、いずれも一例を示すものであり、必要に応じて様々に変更することが可能である。
(照明装置の全体構成)
図1は、本実施例に係る照明装置1の概略構成を示す斜視図である。図1に示すように、本実施例に係る照明装置1は、取付板である天井板2に設置されている。より具体的には、天井板2に1対のライティングダクト3が設置され、各ライティングダクト3から鉛直下方に向かって2つの支持体4が延設され、4つの支持体4によって照明本体5が支持されている。
1対のライティングダクト3は、天井板2に対して並置され、所定方向に向かって延設されている。4つの支持体4は、ライティングダクト3に着脱自在に取付けられている。また、4つの支持体4は、ライティングダクト3の延設方向に移動自在に取付けられている。すなわち、ライティングダクト3は、支持体4の位置を該延設方向に沿って自在に変化できるように、支持体4を支持する支持レールとして機能する。
照明本体5は、その平面形状が矩形状であり、全体として薄型の面発光源を構成している。また、照明本体5は、天井板2に対して相対的に位置を変化できるように、支持体4によって支持されている。なお、本実施例においては、支持体4及び照明本体5は、複数の部材から構成されているが、詳細な構成は後述する。また、天井板2に対する照明本体5の移動方向については、照明本体5を移動可能にするための構造を説明する際に詳細に説明する。
以下において、ライティングダクト3の延設方向をX方向とし、ライティングダクト3が設置された天井板2の天井面においてX方向と直交する方向をY方向とし、該天井面に直交する方向(すなわち、鉛直方向)をZ方向とする。
なお、本実施例においては、照明装置1を天井板2に取付た場合を説明しているが、壁板等の様々な板を取付板として、本発明の照明装置を取付ることができる。
(各部の構成)
図2は本実施例に係る照明装置1のXZ面における平面図であり、図3は本実施例に係る照明装置1のYZ面における平面図である。図4は、図3の実施例に係る照明装置1を構成する照明本体5のXY面における平面図である。図5は図2における線V−Vに沿った断面図である。図6は、図5における位置調整部付近の拡大図である。図7は、図3における線VII−VIIに沿った断面図である。図8は、図5における係止部付近の拡大図である。
〔ライティングダクト〕
図2、図3及び図5に示すように、ライティングダクト3は、天井板2の天井面に沿って所定方向に延びるように延設されている。なお、本実施例においては、ライティングダクト3は、ネジ等の固着部材(図示せず)によって天井板3に固定されている。所定方向とは、家屋内において照明本体5を移動させたい方向であって、例えば、家屋内の部屋の壁に沿って延設されたり、該部屋の天井板の2つの角を対角線上に結ぶように延設されてもよい。
図5に示すように、ライティングダクト3は、天井板2と接する面とは逆側の面に溝を有し、ライティングダクト3の延設方向をよぎる面(YZ面)における断面形状は略コ字状である。そして、支持体4の一部であって後述するプラグ21が、ライティングダクト3の延設方向に移動自在となるように、該溝に嵌挿されている。
図示していないが、ライティングダクト3は、商業用電源に接続されており、該商業用電源から供給される電力を照明装置5のための電源回路に供給するための第1供給路(電力供給路)を有している。すなわち、ライティングダクト3は、第1供給路を構成する導電性部材を少なくとも一部に備えていることになる。該第1供給路はライティングダクト3の内部に(例えば、溝の側部に沿って)設けられており、後述するプラグ21が嵌挿されると、該第1供給路を介して該プラグに電力が供給されることになる。また、ライティングダクト3は、後述する電磁石に所望の電流を供給するための2つの第2供給路も有している。
なお、本実施例においては、2つのライティングダクト3が天井板2に設けられていたが、該数量に限定されることなく、天井板2に設けられるライティングダクト3の数は、1つであってもよく、又は3つ以上であってもよい。また、ライティングダクト3を複数設ける場合には、全てのライティングダクトに第1供給路を形成してもよいが、いずれか1つのライティングダクトに第1供給路が形成されてもよく、上述した電源回路に供給する電力量等に応じて適宜設定することができる。
また、上述したような給電構造を有するようなライティングダクト3に代えて、単に支持体4を支持し且つその延設方向に支持体4を移動させることができる支持レールを用いてもよい。このような場合には、上述した電源回路に電力を供給するための他の供給路を設ける必要がある。
〔照明本体〕
図2、図3及び図5に示すように、本実施例においては、照明装置1の照明本体5は、筐体12を備えている。また、図5に示すように筐体12の内部には、面発光体である有機エレクトロルミネッセンス発光体(以下、有機EL発光体と称する)11が収納されている。ここで、筐体12は、有機EL発光体11が固着され、有機EL発光体11から放射される光を透過するガラス板12a、有機EL発光体11の周囲を覆う側板12b及び天板12cから構成されている。なお、側板12bと天板12cは、別々に形成したものを接着剤等で接着することで一体化されてもよく、又は当初から一体的に形成されてもよい。
また、図4及び図5に示すように、照明本体5を構成する筐体12の天板12bには、2つの貫通孔13が形成されている。すなわち、貫通孔13は、筐体12において天井板2と対向する面側に延設されている。ここで、貫通孔13は、摺動溝として機能している。また、図4において、2つの貫通孔13はY方向に延び、互いに並設されている。更に、図4においてX方向における貫通孔13の位置は、X方向における中央部からX方向に28%の範囲内の領域に設けられることが好ましい。すなわち、貫通孔13は、貫通孔13が延在する方向に対して直交する方向において、筐体12の支持面側における中央部から、貫通孔13が延在する方向(Y方向)に対して直交する方向(X方向)に28%の領域内に延設されていることが好ましい。かかる理由については、後述する。
〔支持体〕
図2、図3及び図5に示すように、照明装置1の各支持体4は、ライティングダクト3に着脱自在に取付けられているプラグ21、一端側がプラグ21に連結され、プラグ21からZ方向に沿って延設されている第1支柱部22、第1支柱部22の他端側に取付られている位置調整部23、位置調整部23から照明本体5までZ方向に沿って延設されている第2支柱部24、Z方向における第2支柱部24の所定位置において第2支柱部24に環装され且つ固定されている第1固定リング25、位置調整部23とは反対側となる第2支柱部24の端部に環装されるとともに照明本体5を係止している係止部26、第1固定リング25と係止部26との間に圧縮状態で介装されたバネ27、及び係止部26のストッパとして機能し、第2支柱部24に螺合された第2固定リング28(図2、及び図3には示されていない)から構成されている。
なお、本実施例においては、上述した摺動溝として機能する貫通孔13が形成された筐体12と、上述した支持体4とから照明装置取付構造が構成されている。
図5に示すように、プラグ21の一部はライティングダクト3内に向かって突出し、該突出した部分がライティングダクト3に嵌挿されている。該突出した部分がライティングダクト3の溝を摺動することにより、プラグ21はライティングダクト3に沿って(すなわち、Y方向に)移動することが可能になる。
また、図示していないが、本実施例においては、プラグ21も、所望の電力を上述した電源回路に供給するために用いられる第1供給路(電力供給路)を構成する導電性部材を有しており、該導電性部材とライティングダクト3の第1供給路を構成する導電性部材とが常に接触するように構成されている。このため、ライティングダクト3のいずれの位置においても、プラグ21には、ライティングダクト3の第1供給路から電力が供給されることになる。また、プラグ21は、ライティングダクト3と同様に、後述する電磁石に所望の電流を供給するための2つの第2供給路も有している。なお、第1供給路が設けられていないライティングダクト3に取り付けられたプラグ21には、必ずしも第1供給路を構成する導電性部材を設ける必要はない。
なお、ライティングダクト3とプラグ21との間の上述したような給電構造、及びライティングダクト3に対するプラグ21の摺動構造は、従来から用いられているものと同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。
図5に示すように、第1支柱部22の一端側はプラグ21に接続され、他端側は位置調整部23に接続されている。すなわち、第1支柱部22は、Z方向に沿ってプラグ21から位置調整部23まで延設されている。また、第1支柱部22の一端側は、プラグ21に対して固定されており、プラグ21から抜け落ちることがないように接続されている。一方、図6に示すように、第1支柱部22の他端側外周部には螺旋状の溝が形成されており、第1支柱部22の他端側は位置調整部23に螺合している。すなわち、第1支柱部22の他端側は、雄ねじを形成している。第1支柱部22は、このような構造を有するため、金属等の比較的に硬い材料から構成されることが好ましい。なお、該雄ねじを構成する部分以外を絶縁体等で被覆してもよく、該雄ねじを構成する部分を金属で形成して他の部分を絶縁体で形成してもよい。
また、図6に示すように、第1支柱部22の内部には貫通孔22aが設けられ、第1支柱部22は中空構造を有している。該貫通孔22aに3つの配線(第1配線29、第2配線30、及び第3配線31)が設けられている。第1配線29は、上述したプラグ21の第1供給路に接続され、第2配線30及び第3配線31は、上述したプラグ21の第2供給路に接続されている。なお、第1配線29、第2配線30、及び第3配線31は、絶縁体(図示せず)で被覆されている。これは、第1支柱部22が金属等の導体で形成されている場合に、該第1支柱部22を介して漏電することを防止するためである。また、第1供給路が設けられていないライティングダクト3に取り付けられた支持体4(第1支柱部22)には、第1配線29を設ける必要はない。
位置調整部23は、第1支柱部22及び第2支柱部24よりも直径が大きく、本発明に係る照明装置1の操作者がZ方向を回転軸として位置調整部23を容易に回動することができるような外形を有している。図1においては円柱状に形成されているが、これに限定されることはなく、例えば、Z方向の中央部が膨らんでいてもよく、更には球体状であってもよい。また、位置調整部23の外周に凹凸を形成して、操作者が容易に位置調整部23を回転させることができるようにしてもよい。更に、位置調整部23の外周面に位置調整部23と同心の板状操作部材を設けてもよい。
図6に示すように、位置調整部23の内部には、Z方向に位置調整部23を貫通するねじ孔23aが形成されている。そして、位置調整部23の一端側には第1支柱部22が螺合し、他端側には第2支柱部24が螺合している。すなわち、位置調整部23のねじ孔23aは雌ねじを形成している。なお、位置調整部23も、第1支柱部22と同様に、金属等の比較的に硬い材料から構成されることが好ましい。なお、金属等の導電体材料で位置調整部23を形成した場合に、該金属を被覆する絶縁体を設けてもよい。これにより、万一何らかの原因で漏電等が発生した場合であっても、照明装置1を操作する者が感電することを防止することができる。
また、第1支柱部22を貫通して延設されている第1配線29、第2配線30及び第3配線31は、ねじ孔23a内をZ方向に沿って延設され、第2支柱部24に到達している。
図6に示すように、第2支柱部24の一端側外周部には螺旋状の溝が形成されており、第2支柱部24の一端側は位置調整部23に螺合している。すなわち、第2支柱部24の一端側は、雄ねじを形成している。ここで、第2支柱部24の雄ねじの向きは、第1支柱部22の雄ねじの向きとは異なっている。本実施例においては、第2支柱部24は左ネジを形成し、第1支柱部22は右ネジを形成している。このような場合に、位置調整部23を右周り(時計と反対回り)に回転させると、位置調整部23に対して第1支柱部22が位置調整部23のねじ孔23a内部に向かって進むように移動するが、第1支柱部22の一端側はプラグ21に固定されているため、実際には第1支柱部22が移動するのではなく、位置調整部23が天井板2に近づくように移動することになる。また、このとき位置調整部23の右周り(時計と反対回り)の回転によって、第2支柱部24が位置調整部23のねじ孔23a内部に向かって進むように移動する。すなわち、本実施例においては、位置調整部23を右周りに回転させると、第2支柱部24が天井板2に近づくように移動することになる。以上のことから、位置調整部23を右周り(時計と反対回り)に回転させると、位置調整部23及び第2支柱部24が天井板2に近づくため、照明本体5を天井板2に対して近づける方向に移動させることができる。
一方、位置調整部23を左周り(時計回り)に回転させると、位置調整部23に対して第1支柱部22が位置調整部23のねじ孔23a内部から離れるように移動するが、第1支柱部22の一端側はプラグ21に固定されているため、実際には第1支柱部22が移動するのではなく、位置調整部23が天井板2から離れるように移動することになる。また、このとき位置調整部23の左周り(時計回り)の回転によって、第2支柱部24が位置調整部23のねじ孔23a内部から離れるように移動する。すなわち、本実施例においては、位置調整部23を左周りに回転させると、第2支柱部24が天井板2から離れるように移動することになる。以上のことから、位置調整部23を左周り(時計回り)に回転させると、位置調整部23及び第2支柱部24が天井板2から離れるため、照明本体5を天井板2に対して離間する方向に移動することができる。
このような構造に鑑みて、第2支柱部24は、金属等の比較的に硬い材料から構成されることが好ましい。なお、第1支柱部22と同様に、該雄ねじを構成する部分以外を絶縁体等で被覆してもよく、該雄ねじを構成する部分を金属で形成して他の部分を絶縁体で形成してもよい。
本実施例において、照明装置1は、上述した構造を有する第1支柱部22、位置調整部23及び第2支柱部24を備える支持体4を4つ備えているため、支持体4ごとに位置調整部23の回動量及び回動方向を調整することによって、照明本体5を天井板2に対して平行となるように調整することができる。また、支持体4ごとに位置調整部23を回動させて、支持体4の各長さを変えることにより、照明本体5を天井板2に対して傾斜させることができる。すなわち、支持体4ごとに位置調整部23を回動することによって、照明装置1の照明本体5の傾きである取付角度を自在に調整することができる。なお、本実施例においては、照明装置1は支持体4を4つ備えていたが、本発明の照明装置が有する支持体の数は、これに限定されない。すなわち、支持体は2つ以上あればよい。本発明の照明装置が有する支持体の数は、照明装置の強度、面発光体を収納する筐体の安定性、細かな位置調整のし易さの点では多い方が好ましいが、また、一方、装置構成が単純で低コストな点では少ない方が好ましい。
なお、本実施例においては、第2支柱部24は左ネジを形成し、第1支柱部22は右ネジを形成しているが、第2支柱部24は右ネジを形成し、第1支柱部22は左ネジを形成してもよい。このような場合には、位置調整部23を右周り(時計と反対回り)に回転させると、位置調整部23及び第2支柱部24が天井板2から離れるため、照明本体5を天井板2に対して離間する方向に移動することができ、位置調整部23を左周り(時計回り)に回転させると、位置調整部23及び第2支柱部24が天井板2に近づくため、照明本体5を天井板2に対して近づける方向に移動することができる。
図5及び図8に示すように、第2支柱部24の他端側(位置調整部23と螺合している端部とは逆側の端部)には、第2支柱部24に環装された係止部26、及び係止部26のストッパとして機能し、第2支柱部24に螺合された第2固定リング28が取付られている。係止部26は、一対の挟持片である第1挟持片26a及び第2挟持片26bから構成され、第1挟持片26aは照明本体5の後述する筐体内に配置され、第2挟持片26bは該筐体12に配置されている。
本実施例においては、第1挟持片26a及び第2挟持片26bは、第2支柱部24のZ方向(すなわち、軸線方向)に沿って移動自在に取付られているが、照明本体5を支持体4を介してライティングダクト3に取付た場合には、照明本体5、第1挟持片26a及び第2挟持片26bは、第2支柱部24の他端側(位置調整部23と螺合している端部とは逆側の端部)に位置することになり、第2支柱部24の他端側には第2固定リング28が螺合されているため、該第2固定リング28がストッパとして機能することになり、照明本体5、第1挟持片26a及び第2挟持片26bは第2支柱部24から外れることがない。
また、係止部26のXY面における直径は、図7(図3における線VII−VIIに沿った断面図)には第2狭持片26bしか示されていないが、第1挟持片26aも第2挟持片26bもどちらも貫通孔13のX方向の幅よりも大きいため、第1挟持片26aは筐体12の外部へ移動することはなく、第2挟持片26bは筐体12の内部へ移動することはない。更に、第1挟持片26a及び第2挟持片26bによって天板12cが挟持され、照明本体5が第1挟持片26aによって支持されている。
更に、第1挟持片26aと天板12cとの界面における摩擦係数は、第2挟持片26bと天板12cとの界面における摩擦係数よりも小さいことが好ましい。具体的には、第1挟持片26aと天板12cとの界面における摩擦係数は0.7以下であり、第2挟持片26bと天板12cとの界面における摩擦係数は1.5以上であることが特に好ましい。かかる理由については、後述する。
図2、図3、図5及び図8に示すように、第2支柱部24の所定の位置には、バネ27を固定するための第1固定リング25が設けられている。第1固定リング25は、第2支柱部24に溶接等によって固定されてもよく、又は第1固定リング25の内側に螺旋状の溝を形成し、第2支柱部24と螺合するようにしてもよい。また、バネ27は、第2支柱部24と同軸状に、第2支柱部24の側面を囲むようにZ方向に延設されている。バネ27の一端側は、第1固定リング25に固着されているため、バネ27は鉛直下方に向かって伸びている。
ここで、第2支柱部24に第1固定リング25が設けられる所定の位置とは、第1固定リング25の装着により、バネ27が圧縮された状態で第1固定リング25と第2挟持片26bとの間に介装され、バネ27の他端側(バネ27の第1固定リング25が固着されている反対側)が第2挟持片26bに接触することによって、バネ27が第2挟持片26bを第1挟持片26aに向かって付勢することができる位置である。ここで、付勢とは、第2挟持片26bを第1挟持片26aに向かって近づくように勢いを加えることである。従って、本実施例においては、バネ27が付勢手段として機能する。なお、付勢力を大きくするために、第1固定リング25と第2挟持片26bはできる限り近づけるほうがよいが、後述するように、バネの付勢力とは逆側に力を加えて第2挟持片26bを第1固定リング25に近づけるように移動させることもあるため、該移動時に加えられる力も考慮して、第1固定リング25の位置を決定することが好ましい。なお、第1固定リング25の位置を調整せずに、バネ27の長さを調整することによって、該付勢力及び第2挟持片26bの第1固定リング25に向けた移動を可能にしてもよい。
また、図示されていなが、第1固定リング25及び第2挟持片26bの内部にはコイルが巻かれており、第1固定リング25及び第2挟持片26bは電磁石としても機能する。本実施例においては、第1固定リング25及び第2挟持片26bの内部に設けられたコイルの巻線方向が相違している。
図5及び図6に示すように、第2支柱部24の内部には貫通孔24aが設けられ、第1支柱部24は中空構造を有している。また、該貫通孔24a内には、図6に示すように、3つの配線(第1配線29、第2配線30、及び第3配線31)が設けられている。すなわち、第1支柱部22の貫通孔を経由して位置調整部23に到達する第1配線29、第2配線30、及び第3配線31は、更に第2支柱部24の貫通孔に沿って延設されている。なお、第1配線29、第2配線30、及び第3配線31は、絶縁体(図示せず)で被覆されている。これは、第2支柱部24が金属等の導体で形成されている場合に、該第2支柱部24を介して漏電することを防止するためである。
また、図8に示すように、第1配線29は、第2支柱部24に沿って延設され、第1挟持片26aにまで到達している。第1配線29は、第1挟持片26aに設けられた接続端子に接続され、該接続端子に接続した内部配線が有機EL発光体11用の電源回路に接続されている。そして、該電源回路が有機EL発光体11の一方の電極(例えば、陽極)に接続され、外部の商業用電源から供給される電力を変換し、変換後の所望の電力を有機EL発光体11に供給する。なお、有機EL発光体11の他の電極(例えば、陰極)は接地(グランド電位に接続)されている。また、上述した電磁石として機能する第1固定リング25及び第2挟持片26bに該電源回路から電流を供給するようにしてもよい。この場合には、ライティングダクト3から第1固定リング25及び第2挟持片26bに配線(第2配線30、第3配線31)を設ける必要がなくなり、配線構造を簡素化することができる。
更に、第2配線30は、図8に示すように、第2支柱部24に沿って延設され、第2挟持片26bにまで到達している。第2配線30は、第2挟持片26bの内部に設けられたコイルの一端側に接続されている。なお、コイルの他端側は、接地(グランド電位に接続)されている。このような配線構造により、第2配線30、プラグ21の第2供給路、及びライティングダクト3の第2供給路を介して第2挟持片26bのコイルに電流を供給することができ、第2挟持片26bを電磁石として機能させることができる。
そして、第3配線31は、図8に示すように、第2支柱部24に沿って延設され、第1固定リング25にまで到達している。第3配線31は、第1固定リング25の内部に設けられたコイルの一端側に接続されている。なお、コイルの他端側は、接地(グランド電位に接続)されている。このような配線構造により、第3配線31、プラグ21の第2供給路、及びライティングダクト3の第2供給路を介して第1固定リング25のコイルに電流を供給することができ、第1固定リング25を電磁石として機能させることができる。
(係止部の摺動)
上述したように、本実施例においては、バネ27が第2挟持片26bを第1挟持片26aに向かって付勢しているため、第1固定リング25及び第2挟持片26bに磁極が発生していない場合には、第2挟持片26bと天板12cとの界面における比較的高い摩擦係数とあいまって、第1挟持片26a及び第2挟持片26bによって筐体12の天板12cが強固に挟持され、係止部26を貫通孔(摺動溝)13に沿って摺動させることができない。しかしながら、第1固定リング25及び第2挟持片26bは電磁石として機能するため、第1固定リング25及び第2挟持片26bに所望の磁極を発生させ、バネ27の付勢力とは反対に向かう力(すなわち、付勢解除力)を加えることにより、第2挟持片26bを筐体12の天板12cから離間させることができる。このような状態においては、筐体12の天板12cは第1挟持片26aによって支持されているだけであるため、第1挟持片26aが貫通孔13に沿って摺動するように、筐体12を移動させることができる。以下に、係止部26を摺動させるまでの具体的な流れを図8及び図9を参照しつつ説明する。なお、図9は、第1固定リング25及び第2挟持片26bに所望の磁極を発生させた状態を図8と同様にして示した断面図である。
先ず、図8に示すように、第1固定リング25及び第2挟持片26bの内部に設けられたコイルに電流を供給しない場合には、第2挟持片26bは、自重及びバネの付勢力によって筐体12の天板12cに接触し、第1挟持片26aとともに天板12cを挟持している。
本実施例においては、第1固定リング25及び第2挟持片26bの内部に設けられたコイルの巻線方向が相違しているため、上述した状態から、第1固定リング25及び第2挟持片26bの内部に設けられたコイルに電流を供給すると、第1固定リング25と第2挟持片26bとは異なる磁極(例えば、第1固定リング25がS極、第2挟持片26bがN極)となる。上述したように、第1固定リング25は第2支柱部24に固定されているが、第2挟持片26bは第2支柱部24に対して移動自在に設けられているため、発生した磁力によって第1固定リング25が第2支柱部24に近づくように作用する。ここで、上述した付勢力及び第2挟持片26bの自重の合成力よりも発生した磁力によって第1固定リング25が2支柱部14に近づく力が大きい場合には、図9に示すように、第2挟持片26bが天板12cから離間することになる。
以上のことから、本実施例においては、電磁石として機能する第1固定リング25及び第2挟持片26bによって、バネ27による付勢を解除する付勢解除手段が形成されている。
なお、第2支柱部24内には、第2配線30のY方向に延びる部分が移動することができるような開口(図示せず)が設けられている。これによって第2挟持片26bがZ方向に移動する際に、第2配線30が断線されることがなくなる。
第2挟持片26bが天板12cから離間することにより、第1挟持片26a及び第2挟持片26bによる挟持が解除される。上述したように、第1挟持片26a及び天板12cの界面における摩擦係数は、第2挟持片26b及び天板12cの界面における摩擦係数よりも小さいことから、第1挟持片26a及び天板12cを互い摺動させることができる。ここで、支持体4はライティングダクト3に沿ってX方向には移動可能であるが、Y方向に沿っては移動不可能であるため、筐体12を第1挟持片26aとの接触面においてY方向に沿って摺動させることができる。なお、筐体12を基準にすれば、第1挟持片26aが摺動溝である貫通孔13(Y方向)に沿って摺動しているといえる。
このように第1挟持片26a及び天板12cを互い摺動させることにより、筐体12の位置をY方向において変化させることができる。また、支持体4がライティングダクト3に沿ってX方向に移動可能であることから、筐体12をY方向に移動させつつ支持体4をライティングダクト3に沿ってX方向に移動させることにより、筐体12をXY面内において回転させることも可能になる。また、上述したように、貫通孔13が延在する方向に対して直交する方向(X方向)において、筐体12の支持面側における中央部から、貫通孔13が延在する方向に対して直交する方向(X方向)に28%の領域内に貫通孔13を延設すれば、筐体12のXY面内における回動範囲を広げることが可能になる。
図10は、1対のライティングダクト3に2つの照明本体5が支持体4を介して取り付けられている状態を示すXY面における平面図である。このような場合には、それぞれを支持する支持体4の第1挟持片26aが貫通孔13に沿って摺動するように、各照明本体5の筐体12を独立してY方向に移動させることができる。従って、図10に示すように、2つの照明本体5を+Y方向(図10においてY方向の矢印が向く方向)と、−Y方向(図10においてY方向の矢印が向く方向とは逆方向)とに、移動させることができる。
このように、照明本体5ごとに独立してY方向に沿った移動を可能にすることにより、照明本体5及び照明装置1の取付位置の自由度が増大することになる。そして、複数の照明本体5を、自在に天井板等の取付板2に敷き詰めることが可能になる。
図11は、1対のライティングダクト3に2つの照明本体5が支持体4を介して取り付けられている他の状態を示すXY面における平面図である。図11においては、図10における照明本体5のY方向への独立した移動に加え、それぞれを支持する各支持体4のライティングダクト3におけるX方向への位置も移動させることにより、XY面内において照明本体5を異なる方向に回転させることができる。
このように、照明本体5ごとに独立してXY面において自在に回転可能にすることにより、照明本体5及び照明装置1の取付方向の自由度が増大することになる。そして、複数の照明本体5の取付構成に、デザイン的な特徴を備えさせることが可能になる。
図12は、1対のライティングダクト3に2つの照明本体5が支持体4を介して取り付けられている更に他の状態を示すXZ面における平面図である。図12においては、各照明本体5を支持する支持体4の位置調整部23の回動量及び回動方向を調整して、各照明本体5が天井板2に対して異なる角度で傾斜するように調整されている。
このように、各照明本体5を支持する支持体4の位置調整部23の回動量及び回動方向を調整することにより、照明本体5及び照明装置1の取付角度の自由度が更に増大することになる。そして、複数の照明本体5の取付構成に、デザイン的な特徴を備えさせることが可能になる。
(各部の変形例)
上述した実施例に係る照明装置1の各部の構成は、一例に過ぎず、他の様々な構成を用いることができる。そこで、以下おいて、上述した実施例に係る照明装置1の各部の構成とは異なる構成について、適宜図面を参照しつつ説明する。
〔付勢手段〕
上述した実施例においては、第2挟持片26bを第1挟持片26aに向かって付勢するためにバネ27を用いているが、バネ27に代えて、例えばネジ、永久磁石、又は電磁石などを用いてもよい。ネジを用いる場合には、例えば、第1固定リング25を貫通して第2挟持片26bに到達するようにネジを設け、該ネジを回すことによって第2挟持片26bを第1挟持片26aに向かい押し付けて付勢することができる。また、永久磁石を用いる場合には、第1固定リング25及び第2挟持片26bの対向する面同士に同一の磁極が位置するように永久磁石を設置すればよい。更に、電磁石を用いる場合には、支持体4を貫通して第1固定リング25に到達する配線を更に設け、該配線を第1固定リング25の内部のコイルの他端側(上述した実施例において設置去れている端部)に接続して、該コイルに供給する電流の向きを変更できるようにすればよい。すなわち、第1固定リング25の磁極を選択的に変更させ、付勢する場合には、第1固定リング25及び第2挟持片26bの互いに向き合った面における磁極を同一にすればよい。
また、上述した付勢手段を設けることなく、第2挟持片26bの自重を利用して第2挟持片26bを第1挟持片26aに向かって付勢してもよい。このような場合には、第2挟持片26bの質量を大きくし、又は筐体12の天板12cと第2挟持片26bとの界面における摩擦係数を大きくすることが好ましい。第1挟持片26aと第2挟持片26bとにより、強固に筐体12の天板12cを挟持するためである。
〔付勢解除手段〕
上述した実施例においては、第2挟持片26bを第1挟持片26aに向かった付勢を解除するために、第1固定リング25及び第2挟持片26bを電磁石として機能させていた。すなわち、第1固定リング25及び第2挟持片26bを付勢解除手段として用いていた。しかしながら、電磁石として機能する第1固定リング25及び第2挟持片26bに代えて、空気圧又は油圧を利用するシリンダ等を用いてもよい。また、ネジを用いて付勢する場合には、該ネジを逆に回転させることにより付勢を解除するようにしてもよい。かかる場合には、第2挟持片26bの自重よりも大きい力を更に加え、第2挟持片26bを筐体12の天板12cから離間させる必要がある。
また、上述したような構造を設けることなく、作業者が筐体12を天井板2に向かって持ち上げることにより付勢を解除してもよい。このような場合には、第1挟持片26aが天板12cから離間し、第2挟持片26bのみが天板12cに接触することになる。従って、かかる場合においては、第1挟持片26aと天板12cとの界面における摩擦係数は、第2挟持片26bと天板12cとの界面における摩擦係数よりも大きいことが好ましい。具体的には、第1挟持片26aと天板12cとの界面における摩擦係数は1.5以上であり、第2挟持片26bと天板12cとの界面における摩擦係数は0.7以下であることが特に好ましい。これにより、筐体12及び第2挟持片26bを互いに容易に摺動させ、筐体12の位置を自在に変更することができる。
〔係止部〕
上述した実施例においては、鉛直下方に位置する(すなわち、天井板2に対して遠い位置に設けられた)第1挟持片26aによって筐体12の天板12cを支持していたが、天板12cの形状に応じて、鉛直上方に位置する(すなわち、天井板2に対して近い位置に設けられた)第2挟持片26bによって筐体12の天板12cを支持してもよい。すなわち、第1挟持片26a及び第2挟持片26bによる挟持が解除された状態において、鉛直上方に位置する第2挟持片26bのみで筐体12の天板12cを支持するようにさせる。このような場合、係止部26を貫通孔13に沿って摺動させる場合には、鉛直上方に位置する第2挟持片26bが貫通孔13に沿って摺動することになる。ここで、第2挟持片26bと天板12cとの界面における摩擦係数は、第1挟持片26aと天板12cとの界面における摩擦係数よりも小さいことが好ましい。具体的には、第2挟持片26bと天板12cとの界面における摩擦係数は0.7以下であり、第1挟持片26aと天板12cとの界面における摩擦係数は1.5以上であることが特に好ましい。これにより、筐体12及び第2挟持片26bを互いに容易に摺動させ、筐体12のY方向における位置を自在に変更することができる。
〔位置調整部〕
上述した実施例においては、第1支柱部22及び第2支柱部24が位置調整部23に螺合していたが、位置調整部23によって照明本体5をZ方向に沿って移動させることができればよいため、第1支柱部22又は第2支柱部24のいずれかは、位置調整部23に螺合されずに、ベアリング等の軸受け部材を介して位置調整部に連結されてもよい。ボールベアリングを介して第1支柱部22が位置調整部に連結された状態の位置調整部の拡大断面図を図13に示す。
図13に示すように、位置調整部23'の一端側にはボールベアリング32が設けられている。そして、第1支柱部22'はボールベアリング32を介して位置調整部23'に連結されている。また、第1支柱部22'の端部には螺旋状の溝は形成されておらず、第1支柱部22'の側面は平坦である。一方、第2支柱部24は、上述した実施例と同様にその側面にねじ孔23a'を有する位置調整部23'に螺合している。
照明装置1の操作者が、Z方向を回転軸として位置調整部23'を回転させると、第2支柱部24はZ方向に移動することになる。一方、第1支柱部22'はボールベアリング32を介して相対的に回転するため、第1支柱部22'はZ方向に沿って移動することがない。このような場合においても、第2支柱部22及び照明本体5がZ方向に沿って移動するため、照明装置1及び照明本体5のZ方向における位置を自在に変化させ、更には、上述した実施例と同様に照明本体5の傾きも調整することができる。
なお、図13においては、ボールベアリング32によって第1支柱部22'を支持していたが、ボールベアリング32によって第2支柱部24を支持してもよい。
〔筐体〕
上述した実施例においては、ライティングダクト3及びプラグ21によってX方向における照明装置1及び照明本体5の移動を実現していたが、ライティングダクト3を用いずに、X方向における照明装置1及び照明本体5の移動を行ってもよい。例えば、照明本体5の筐体12の天板12c'に、X方向に沿って延び、天板を貫通する貫通孔41を更に設けることにより、該X方向に延びる貫通孔41に沿って照明本体を移動させてもよい。このような筐体の変形例を図7と同様にした断面図を図14に示し、図14を参照しつつ該筐体の変形例を説明する。
図14に示すように、筐体12'の天板12c'には、X方向に沿って延びるとともに、天板12c'を貫通する4つの貫通孔13'が設けられている。また、貫通孔13'と直交するようにY方向に沿って延びるとともに、天板12c'を貫通する4つの貫通孔(交差溝)41が設けられている。更に、貫通孔13'及び貫通孔41に沿って移動することができるように、第2支柱部24が設けられている。そして、上述した実施例と同様に、第2支柱部24に環装された第1挟持片26a及び第2挟持片26bが天板12c'を挟持するように設けられている。
このように、Y方向のみならず、X方向にも沿って貫通孔41を設けることにより、第1挟持片26a及び第2挟持片26bによる挟持を解除した際に、第1挟持片26aが貫通孔41を摺動するように、筐体12'をX方向に沿って移動させることが可能になる。なお、貫通孔の数量は上述した数量に限定されることなく、筐体12'の移動範囲に応じて適宜増減することができる。
(本実施における効果)
上述した構成を有することにより、本実施例である照明装置1及び照明装置取付構造においては、面発光体である有機EL発光体11を備えるとともに、照明装置を天井板2等の取付板に容易に取り付けることができ、且つ取付位置及び取付方向を容易に変更することができる。
本実施例である照明装置1が、有機EL発光体11の発光面に交差する方向において、天井板2に対する有機EL発光体11の位置を調整する位置調整部23を更に有するため、有機EL発光体11から天井板2までの距離を容易に変えることができる。
本実施例である照明装置1が、天井板2に備えられるとともに、支柱部4を移動自在に支持する支持レールであるライティングダクト3を備えるため、照明装置1の位置を天井板2の一方向であるライティングダクト3の延設方向に沿って容易に変えることができる。
本実施例である照明装置1の筐体12が摺動溝である貫通孔13の延設面と同一面において貫通孔13と交差して延設された少なくとも1つの貫通孔41を備え、係止部26が貫通孔41に沿って摺動可能であるため、照明装置1の位置を天井板2の取付面内において自在に変えることができる。
本実施例である照明装置1を構成する支柱部4が有機EL発光体11に電力を供給するための第1供給路である第1配線29を有するため、有機EL発光体11に電力を供給するための構造を別途設ける必要がなくなるとともに、第1供給路を構成する配線が目視されることがなくなり、照明装置1の小型化及びデザイン性の向上を図ることができる。
本実施例である照明装置1を構成する支持レールがライティングダクト3であるため、有機EL発光体11に電力を供給するための構造を別途設ける必要がなくなるとともに、第1供給路を構成する配線が目視されることがなくなり、照明装置の小型化及びデザイン性の向上を図ることができる。
本実施例である照明装置1を構成する係止部26が一対の挟持片から構成され、筐体12を支持する第1挟持片26aと筐体12との界面における摩擦係数が、係止部26の他方の第2挟持片26bと筐体12との界面における摩擦係数よりも小さいため、第1挟持片26a及び第2挟持片26bによる筐体12の担持を解除した後に、第1挟持片26aを摺動溝に沿って容易に摺動させることができる。すなわち、このような構成により、筐体12の移動を容易に行うことができる。
本実施例である照明装置1を構成する係止部26が一対の挟持片から構成され、支持体4が一対の挟持片の一方を他方の挟持片に向かって付勢する付勢手段として機能するバネ27含むため、一対の挟持片による筐体12の挟持をより強固に行うことができる。
また、本実施例である照明装置1の支持体4が付勢力を解除する付勢解除手段として機能する電磁石(第1固定リング25及び第2挟持片26b)を含むことにより、一対の挟持片による筐体12の挟持を容易に解除することができ、更には筐体12の移動を容易に行えることになる。
本実施例である照明装置1を構成する係止部26が一対の挟持片から構成され、摺動溝である貫通孔13は、筐体12の支持面側における中央部から、貫通孔13が延在する方向に対して直交する方向に28%の領域内に延設されることにより、天井板2に沿った面において筐体12を容易に回転させることができる。
1 照明装置
2 天井板(取付板)
3 ライティングダクト(支持レール)
4 支持体
5 照明本体
11 有機EL発光体(面発光体)
12、12' 筐体
12a ガラス板
12b 側板
12c、12c' 天板
13、13' 貫通孔(摺動溝)
21 プラグ
22、22' 第1支柱部
22a、22a' 貫通孔
23、23' 位置調整部
23a、23a' ねじ孔
24 第2支柱部
24a 貫通孔
25 第1固定リング
26 係止部
26a 第1挟持片
26b 第2挟持片
27 付勢手段(バネ)
28 第2固定リング
29 第1配線
30 第2配線
31 第3配線
32 ボールベアリング
41 交差孔(貫通孔)

Claims (12)

  1. 取付板に設置される照明装置であって、
    面発光体と、
    前記面発光体を収納し、前記取付板と対向する面側に延設された少なくとも1つの摺動溝を備える筐体と、
    前記摺動溝に沿って摺動可能な係止部、前記係止部に接続するとともに前記係止部から前記取付板に向かって延設された支柱部を含む複数の支持体と、
    前記摺動溝の延設方向に交差する方向に沿って前記取付板に設置されるとともに、前記支柱部を移動自在に支持する少なくとも1つの支持レールと、を有することを特徴とする照明装置。
  2. 取付板に設置される照明装置であって、
    面発光体と、
    前記面発光体を収納し、前記取付板と対向する面側に延設された少なくとも1つの摺動溝を備える筐体と、
    前記摺動溝に沿って摺動可能な係止部、前記係止部に接続するとともに前記係止部から前記取付板に向かって延設された支柱部を含む複数の支持体と、を有し、
    前記筐体は、前記摺動溝の延設面と同一面において、前記摺動溝と交差して延設された少なくとも1つの交差溝を備え、
    前記係止部は前記交差溝に沿って摺動可能であることを特徴とする照明装置。
  3. 前記支柱部の少なくとも1つは、前記面発光体に電力を供給するための電力供給路を構成する導電性部材を少なくとも一部に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記支持レールの少なくとも1つは、前記支柱部の前記導電性部材に電力を供給するための前記電力供給路を構成する導電性部材を少なくとも一部に含むことを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  5. 取付板に設置される照明装置であって、
    面発光体と、
    前記面発光体を収納し、前記取付板と対向する面側に延設された少なくとも1つの摺動溝を備える筐体と、
    前記摺動溝に沿って摺動可能な係止部、前記係止部に接続するとともに前記係止部から前記取付板に向かって延設された支柱部を含む複数の支持体と、
    前記摺動溝の延設方向に交差する方向に沿って前記取付板に設置されるとともに、前記支柱部を移動自在に支持する少なくとも1つの支持レールと、を有し、
    前記摺動溝は、前記筐体の前記取付板と対向する面を貫通し、前記係止部は前記摺動溝において前記筐体を自在に挟持する1対の挟持片を備え、
    前記1対の挟持片は、前記筐体を支持する第1挟持片と、前記第1挟持片に対して前記支持体の軸線方向に移動自在である第2挟持片とからなり、
    前記第1挟持片と前記筐体との界面における摩擦係数が、前記第2挟持片と前記筐体との界面における摩擦係数よりも小さいことを特徴とする照明装置。
  6. 取付板に設置される照明装置であって、
    面発光体と、
    前記面発光体を収納し、前記取付板と対向する面側に延設された少なくとも1つの摺動溝を備える筐体と、
    前記摺動溝に沿って摺動可能な係止部、前記係止部に接続するとともに前記係止部から前記取付板に向かって延設された支柱部を含む複数の支持体と、を有し、
    前記摺動溝は、前記筐体の前記取付板と対向する面を貫通し、前記係止部は前記摺動溝において前記筐体を自在に挟持する1対の挟持片を備え、
    前記1対の挟持片は、前記筐体を支持する第1挟持片と、前記第1挟持片に対して前記支持体の軸線方向に移動自在である第2挟持片とからなり、
    前記筐体は、前記摺動溝の延設面と同一面において、前記摺動溝と交差して延設された少なくとも1つの交差溝を備え、
    前記係止部は、前記交差溝に沿って摺動可能であり、
    前記第1挟持片と前記筐体との界面における摩擦係数が、前記第2挟持片と前記筐体との界面における摩擦係数よりも小さいことを特徴とする照明装置。
  7. 前記第1挟持片と前記筐体との界面における摩擦係数は0.7以下であり、前記第2挟持片と前記筐体との界面における摩擦係数は1.5以上であることを特徴とする請求項5又は6に記載の照明装置。
  8. 取付板に設置される照明装置であって、
    面発光体と、
    前記面発光体を収納し、前記取付板と対向する面側に延設された少なくとも1つの摺動溝を備える筐体と、
    前記摺動溝に沿って摺動可能な係止部、前記係止部に接続するとともに前記係止部から前記取付板に向かって延設された支柱部を含む複数の支持体と、
    前記摺動溝の延設方向に交差する方向に沿って前記取付板に設置されるとともに、前記支柱部を移動自在に支持する少なくとも1つの支持レールと、を有し、
    前記摺動溝は、前記筐体の前記取付板と対向する面を貫通し、前記係止部は前記摺動溝において前記筐体を自在に挟持する1対の挟持片を備え、
    前記1対の挟持片は、前記筐体を支持する第1挟持片と、前記第1挟持片に対して前記支持体の軸線方向に移動自在である第2挟持片とからなり、
    前記支持体は、前記第2挟持片を前記第1挟持片に向けて付勢する付勢手段を含むことを特徴とする照明装置。
  9. 取付板に設置される照明装置であって、
    面発光体と、
    前記面発光体を収納し、前記取付板と対向する面側に延設された少なくとも1つの摺動溝を備える筐体と、
    前記摺動溝に沿って摺動可能な係止部、前記係止部に接続するとともに前記係止部から前記取付板に向かって延設された支柱部を含む複数の支持体と、を有し、
    前記摺動溝は、前記筐体の前記取付板と対向する面を貫通し、前記係止部は前記摺動溝において前記筐体を自在に挟持する1対の挟持片を備え、
    前記1対の挟持片は、前記筐体を支持する第1挟持片と、前記第1挟持片に対して前記支持体の軸線方向に移動自在である第2挟持片とからなり、
    前記筐体は、前記摺動溝の延設面と同一面において、前記摺動溝と交差して延設された少なくとも1つの交差溝を備え、
    前記係止部は、前記交差溝に沿って摺動可能であり、
    前記支持体は、前記第2挟持片を前記第1挟持片に向けて付勢する付勢手段を含むことを特徴とする照明装置。
  10. 前記支持体は、前記第1挟持片と前記第2挟持片とによる前記筐体の付勢を解除する付勢解除手段を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の照明装置。
  11. 前記摺動溝は、前記筐体の前記取付板と対向する面側における中央部から、前記摺動溝が延在する方向に対して直交する方向に28%の領域内に延設されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1に記載の照明装置。
  12. 前記面発光体は、有機エレクトロルミネッセンス発光体であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1に記載の照明装置。
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