JP2011029067A - ダクト式照明システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ダクト式照明システムにおいて、低コストな構成でありながら、ユーザの感電を防止し、しかもシステム設置箇所の外観を維持できるようにする。
【解決手段】ダクト式照明システム1は、ダクト2と、このダクト2にスライド可能に支持される照明器具4と、照明器具4の受電部41に電力を供給する給電部5とを備える。ダクト2は、照明器具4を支持するための開口21を有し、この開口21と反対側が建築基材P側に臨むように取り付けられる。給電部5は、受電部41に対して電磁誘導により非接触にて給電する構成であって、ダクト2の開口21と反対側に配置される。ダクト2の開口41によって照明器具4を支持し、給電部5をダクト2を隔てて照明器具4の反対側に配置したので、給電部5への電源用の配線を建築物から露出しないように配設できる。
【選択図】図2
【解決手段】ダクト式照明システム1は、ダクト2と、このダクト2にスライド可能に支持される照明器具4と、照明器具4の受電部41に電力を供給する給電部5とを備える。ダクト2は、照明器具4を支持するための開口21を有し、この開口21と反対側が建築基材P側に臨むように取り付けられる。給電部5は、受電部41に対して電磁誘導により非接触にて給電する構成であって、ダクト2の開口21と反対側に配置される。ダクト2の開口41によって照明器具4を支持し、給電部5をダクト2を隔てて照明器具4の反対側に配置したので、給電部5への電源用の配線を建築物から露出しないように配設できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ダクトに沿って照明器具をスライドさせることが可能なダクト式照明システムに関する。
従来から、この種のシステムとして、照明器具の受電部に対して電磁誘導により非接触にて電力を供給する給電部を有したものが知られている。例えば、このようなシステムにおいて、照明器具の位置調整を容易に行えるよう、照明器具をダクトに対しスライド可能な基台部分とこの基台部分に対し脱着可能な本体部分とに分割し、基台部分に給電部を内装し、本体部分に受電部を内装する構成がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述したような従来の構成においては、給電部に接続される電源用の配線がダクトの基台部分支持側に露出するため、ユーザが感電しないように配線をカバーで覆う必要があり、コストアップを招来していた。また、このようなカバーを設けることでシステムが設置される建築物の見た目が悪くなっていた。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、低コストな構成でありながら、ユーザの感電を防止でき、しかもシステム設置箇所の外観を維持できるダクト式照明システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、ダクトと、このダクトにスライド可能に支持される照明器具と、前記照明器具の受電部に電力を供給する給電部と、を備えたダクト式照明システムにおいて、前記ダクトは、前記照明器具を支持するための開口を有し、この開口と反対側が建築物に臨むように取り付けられ、前記給電部は、前記受電部に対して電磁誘導により非接触にて給電する構成であって、前記ダクトの開口と反対側に配置されるものである。
請求項1の発明によれば、ダクトの開口によって照明器具を支持し、給電部をダクトを隔てて照明器具の反対側に配置したので、給電部への電源用の配線を建築物から露出しないように配設できる。従って、感電防止のために配線にカバー等を設ける必要がなく低コストとなり、しかも、本システムの設置箇所の外観を維持できる。また、システムの防水性が確保されるので、浴室や洗面、キッチン等の水廻りや、雨水に晒される屋外等に本システムを使用できる。また、ダクトを建築物に設置する際、ダクトに給電部を取り付けておけば、本システムの施工作業を簡単に行える。
本発明の一実施形態に係るダクト式照明システムについて図1乃至図3を参照して説明する。図1、図2は本実施形態に係るダクト式照明システム(以下、本システムという)1の構成を示す。本システム1は、建築物の天井や壁、床等に設置されるものであって、これらを形成する板状の建築基材Pに延設されるレール状のダクト2を有したダクトユニット3と、ダクト2にスライド可能に支持される照明器具4と、照明器具4に実装される受電部41に電力を供給する給電部5とを備える。ここに、給電部5は、受電部41に対して電磁誘導により非接触にて給電する構成とされている。
ダクトユニット3は、建築基材Pにダクト2を取り付けるためのフレーム6を有している。フレーム6は、ダクト2をその長手方向に沿って内包するよう開口された溝部61と、溝部61の両縁から外向きに延出する鍔部62を有し、溝部61が建築基材Pの表側に向くように建築基材Pに貫設され、鍔部62が建築基材Pとビス止めされる。ここで、本実施形態においては、フレーム6の一部が建築基材Pの裏面から突出している。ダクト2は、照明器具4を支持するための開口21を有し、この開口21と反対側が建築基材P側に臨むようにフレーム6の溝部61内に取り付けられ、フレーム6とビス止めされる。開口21は、ダクト2の長手方向に沿って貫通形成され、断面略T字形の空間を持つ溝形状とされている。ダクト2は、照明器具4を支持可能な強度を有していれば、その材質は特に限定されないが、受電部41と給電部5との間の電磁誘導を妨げないよう樹脂材料により形成されることが好ましい。
照明器具4は、スポットライト型の器具であって、上述の受電部41の他に、光源42と、光源42を点灯させるための点灯回路部43と、本器具の外郭をなす筐体44とを有している。光源42の種類は、特に限定されるものでなく、例えば、白色蛍光灯や白熱灯、高輝度放電灯、発光ダイオード、有機EL等である。受電部41は、給電部5に内蔵される1次側コイルとの電磁結合により電力を受電する2次側コイルを内蔵している。点灯回路部43は、受電部41とリード線45により接続されており、受電部41により受電された電力を光源42に伝送する。筐体44は、光源42を覆い光源42からの光を出射させる開口が形成されたハウジング部44aと、受電部41を収用する空間を有したベース部44bと、ハウジング部44aとベース部44bとを繋ぐ軸部44cで構成される。ベース部44bは、軸部44cと反対側に突設されダクト2の開口21と係合する係合片44dを有している。係合片44dは、開口21の断面略T形状に沿うよう段付き円筒状に形成されており、これにより、照明器具4が建築基材Pに対し垂直な軸周りに回動可能となると共に、ダクト2に対して容易に脱着可能となる。ここで、ベース部44bには、ダクト2と同様に樹脂材料を用いることが好ましい。軸部44cのハウジング部44aとの連結部分には、ハウジング部44aの取り付け角度を変更するための首振り機構7が設けられている。なお、ハウジング部44aの内面は、光源42からの光を効率よく出射できるよう反射膜で覆われていてもよい。
給電部5は、ダクト2の開口21と反対側に配置されており、ケース9に収用されてダクト2の長手方向に沿って延在している。ここでは、給電部5は、フレーム6の建築基材Pから突出した部分にケース9と共に取り付けられており、商用電源と電源線8により接続される。ケース9内には、商用電源からの交流電圧を整流する整流回路や、整流回路により整流された直流電圧を交流電圧に変換して給電部5内蔵の1次側コイルに印加するインバータ回路等が設けられている。ここで、ケース9は、上述のように樹脂材料を用いて形成するとよい。
上記のように構成されるダクト式照明システムの設置例について図3を参照して説明する。図3(a)に示す設置例では、屋内の天井部分を形成する建築部材P1にダクト2を取り付けており、このダクト2に1台の照明器具4を支持させ、ダクト2を隔てて天井裏に給電部5を配置している。図3(b)に示す設置例では、浴室の内壁部分を形成する建築部材P2にダクト2を取り付け、このダクト2に2台の照明器具4を支持させ、ダクト2を隔てて壁裏に給電部5を配置している。図3(c)に示す設置例では、家屋の外壁部分を形成する建築部材P3にダクト2を取り付け、このダクト2に2台の照明器具4を支持させ、ダクト2を隔てて壁裏に給電部5を配置している。
このように本実施形態に係るダクト式照明システム1によれば、ダクト2の開口21によって照明器具4を支持し、給電部5をダクト2を隔てて照明器具4の反対側に配置したので、給電部5への電源用の配線を建築物から露出しないように配設できる。従って、感電防止のために電源線8にカバー等を設ける必要がなく低コストとなり、しかも、本システム1の設置箇所の外観を維持できる。また、システムの防水性が確保されるので、浴室や洗面、キッチン等の水廻りや、雨水に晒される屋外等に本システム1を使用できる。また、ダクト2を建築物に設置する際、ダクト2に給電部5を取り付けておけば、本システム1の施工作業を簡単に行える。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、図4(a)に示すように、ダクト2が埋設された建築基材Pの表面を、ダクト2の開口21を除いて化粧材10で覆うようにしてもよい。この場合、図4(b)に示すように、ダクト2の設置箇所が目立たなくなり、美観性が向上する。また、照明器具4は上記のようなスポットライト型に限られず、直管型の光源を収用した長尺な形状の照明器具であってもよい。
1 ダクト式照明システム
P 建築基材(建築物)
2 ダクト
21 開口
4 照明器具
41 受電部
5 給電部
P 建築基材(建築物)
2 ダクト
21 開口
4 照明器具
41 受電部
5 給電部
Claims (1)
- ダクトと、このダクトにスライド可能に支持される照明器具と、前記照明器具の受電部に電力を供給する給電部と、を備えたダクト式照明システムにおいて、
前記ダクトは、前記照明器具を支持するための開口を有し、この開口と反対側が建築物に臨むように取り付けられ、
前記給電部は、前記受電部に対して電磁誘導により非接触にて給電する構成であって、前記ダクトの開口と反対側に配置されることを特徴とするダクト式照明システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009175282A JP2011029067A (ja) | 2009-07-28 | 2009-07-28 | ダクト式照明システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009175282A JP2011029067A (ja) | 2009-07-28 | 2009-07-28 | ダクト式照明システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011029067A true JP2011029067A (ja) | 2011-02-10 |
Family
ID=43637578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009175282A Withdrawn JP2011029067A (ja) | 2009-07-28 | 2009-07-28 | ダクト式照明システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011029067A (ja) |
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-
2009
- 2009-07-28 JP JP2009175282A patent/JP2011029067A/ja not_active Withdrawn
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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