JP5929944B2 - 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム - Google Patents

移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP5929944B2
JP5929944B2 JP2014033465A JP2014033465A JP5929944B2 JP 5929944 B2 JP5929944 B2 JP 5929944B2 JP 2014033465 A JP2014033465 A JP 2014033465A JP 2014033465 A JP2014033465 A JP 2014033465A JP 5929944 B2 JP5929944 B2 JP 5929944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
travel
section
information
load
traffic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014033465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015157567A (ja
Inventor
友希 小川
友希 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014033465A priority Critical patent/JP5929944B2/ja
Priority to US14/604,257 priority patent/US9857183B2/en
Priority to CN201510076178.9A priority patent/CN104867348B/zh
Priority to DE102015102356.3A priority patent/DE102015102356A1/de
Publication of JP2015157567A publication Critical patent/JP2015157567A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5929944B2 publication Critical patent/JP5929944B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3453Special cost functions, i.e. other than distance or default speed limit of road segments
    • G01C21/3469Fuel consumption; Energy use; Emission aspects

Description

本発明は、車両の複数の走行モードの適用を管理する移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システムに関する。
従来、上述のような複数の走行モードを備える車両として、内燃機関とモータとを駆動源として用いるハイブリッド車両が知られている。ハイブリッド車両は、複数の走行モードとして、内燃機関を停止させてモータのみを用いて走行するEV走行を優先することでバッテリの蓄電量を維持しない第1のモード(EVモード)や、内燃機関とモータとを使用して走行するHV走行を優先することでバッテリの蓄電量を維持する第2のモード(HVモード)などを備えている。また、ハイブリッド車両に搭載されるナビゲーションシステム等を含む移動支援装置は、地図情報や道路交通情報などに基づいて、現在地から目的地までの走行経路を算出するとともに、走行経路中の区切りとなる各区間に適用する走行モードを選択するなどの支援を行う。例えば、特許文献1には、こうした移動支援機能を有する車両の制御装置の一例が記載されている。
特開2009−12605号公報
ところで、特許文献1に記載の車両の制御装置では、目的地において二次電池であるバッテリの残量が零になるように、走行経路全体のエネルギー収支を考慮して走行経路の各区間の走行モードを設定している。ところが、渋滞が発生している区間では走行負荷が通常走行時よりも低くなる傾向にあるため、バッテリを消費しきれずに、目的地においてバッテリの残量が零にならないことがある。
なお、こうした課題は、エネルギー収支の異なる複数の走行モードを備える車両を対象に走行モードの割り当てを行う装置あるいは方法にあっては、概ね共通した課題となっている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、渋滞区間が含まれる場合であれ、走行経路におけるバッテリの消費の適正化を促進することのできる移動支援装置、移動支援方法、及びこれら移動支援機能を備える運転支援システムを提供することにある。
以下、上記課題を達成するための手段及びその作用効果について説明する
上記課題を解決する移動支援装置は、内燃機関とモータとを駆動源として備える車両の現在地から目的地までの移動を支援する移動支援装置であって、現在地から目的地までの走行経路を区切った各区間について、当該区間に関連付けられた走行負荷に基づき、バッテリの蓄電量を維持しない第1のモードと、前記バッテリの蓄電量を維持する第2のモードとのいずれかの走行モードを計画する計画部と、前記計画部が参照する走行負荷の情報を生成する情報生成部と、前記走行経路上の渋滞情報を取得する交通情報取得部と、を備え、前記情報生成部は、前記交通情報取得部により渋滞の発生している区間の情報が取得されるとき、該渋滞が発生している区間の通常走行時の走行負荷と、該渋滞が発生している区間に対して設定する渋滞用走行負荷としての通常走行時よりも低い一定の走行負荷とを比較して、いずれか低い方の走行負荷を渋滞区間の走行負荷の情報として生成することをその要旨としている。
上記課題を解決する移動支援方法は、内燃機関とモータとを駆動源として備える車両の現在地から目的地までの移動を支援する移動支援方法であって、前記計画部によって、現在地から目的地までの走行経路を区切った各区間について、当該区間に関連付けられた走行負荷に基づき、バッテリの蓄電量を維持しない第1のモードと、前記バッテリの蓄電量を維持する第2のモードとのいずれかの走行モードを計画するとともに、前記計画時に参照する走行負荷の情報として、前記走行経路上の渋滞情報が取得されるとき、該渋滞が発生している区間に対しては、通常走行時の走行負荷と、該通常走行時よりも低い一定の走行負荷である渋滞用走行負荷とを比較し、いずれか低い方の走行負荷を割り当てることをその要旨としている。
上記構成もしくは方法では、渋滞が発生している区間の情報が取得されるとき、渋滞が発生している区間に対して設定する渋滞用走行負荷として、通常走行時よりも低い一定の走行負荷を示す情報が生成されて、渋滞が発生している区間の通常走行時の走行負荷と比較される。そして、いずれか低い方の走行負荷が渋滞区間の走行負荷として割り当てられる。これにより、バッテリの消費の予測が実際の消費に更に近くなるとともに、バッテリの消費の予測外れも更に抑制されるようになり、渋滞区間が含まれる場合であれ、走行経路におけるバッテリの消費の適正化を促進することができる。
上記移動支援装置について、前記渋滞が発生している区間の通常走行時の走行負荷が、前記車両の情報及び走行環境の情報に基づいて学習されたものであることが好ましい。
上記移動支援方法について、前記渋滞が発生している区間の通常走行時の走行負荷が、前記車両の情報及び走行環境の情報に基づいて学習されたものであることが好ましい。
上記構成もしくは方法では、車両の情報及び走行環境の情報に基づいて学習された走行負荷を渋滞が発生している区間の通常走行時の走行負荷とする。よって、通常走行時の走行負荷の精度がより高くなり、ひいては上記比較に基づく走行負荷の割り当て精度もより高められるようになる。
上記課題を解決する運転支援システムは、内燃機関とモータとを駆動源として備える車両の現在地から目的地までの走行経路を区切った各区間に計画された、異なる複数の走行モードから選択した1つの走行モードに基づいて前記車両の運転を支援する運転支援システムであって、前記走行経路の各区間に前記複数の走行モードから選択した1つの走行モードを計画する移動支援装置として、上記の移動支援装置を備えることをその要旨としている。
上記構成によれば、複数の走行モードを備える車両に対し、渋滞区間が含まれる場合であれ、走行経路におけるバッテリ消費の適正化を促進しながら車両の運転を支援することができる。
移動支援装置の一実施形態についてその概略構成を示すブロック図。 同実施形態の移動支援装置により走行モードが計画される走行経路の各区間に対する走行負荷の設定を例示する図。 同実施形態の移動支援装置による情報生成処理についてその処理手順を示すフローチャート。 同実施形態の移動支援装置による走行モードの計画処理についてその処理手順を示すフローチャート。 移動支援装置による情報生成処理の変形例についてその処理手順を示すフローチャート。
以下、図1〜図3を参照して、移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システムを具体化した一実施形態について説明する。なお、本実施形態の移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システムは、二次電池からなるバッテリを動力源として用いる電動モータ、及びガソリンやその他の燃料を動力源として用いる内燃機関をそれぞれ駆動源とするハイブリッド車両に適用される。
図1に示されるように、車両100には、車両100の走行状態を検出する装置として、例えばGPS(Global Positioning System)101、車載カメラ102、ミリ波レーダー103、加速度センサ104、及び車速センサ105等が搭載されている。これらGPS101、車載カメラ102、ミリ波レーダー103、加速度センサ104、及び車速センサ105は、例えばCAN(Controller Area Network)などの車載ネットワークNWを介して、ハイブリッド制御装置110、ナビゲーションシステム120のナビ制御装置121、及びエンジン制御装置130に接続されている。また、ハイブリッド制御装置110、ナビ制御装置121、及びエンジン制御装置130は、いわゆるECU(電子制御装置)であって、演算装置や記憶装置を有する小型コンピュータを含んで構成されている。ハイブリッド制御装置110、ナビ制御装置121、及びエンジン制御装置130は、記憶装置に記憶されたプログラムやパラメータを演算装置により演算することによって各種制御を行うことができる。
GPS101は、GPS衛星からの信号を受信し、この受信したGPS衛星からの信号に基づき車両100の位置を、例えば緯度経度として検出する。また、GPS101は、この検出した車両100の位置(緯度経度)を示す情報である位置情報を出力する。車載カメラ102は、車両100の周辺環境を撮像し、この撮像した画像データを出力する。ミリ波レーダー103は、ミリ波帯の電波を用いて車両100周辺に存在する物体を検知し、この検知結果に応じた信号を出力する。
加速度センサ104は、車両100の加速度を検出し、この検出した加速度に応じた信号を出力する。車速センサ105は、車両100の車輪の回転速度を検出し、この検出した回転速度に応じた信号を出力する。
アクセルセンサ106は、ドライバによるアクセルペダルの操作量を検出し、この検出したアクセルペダルの操作量に応じた信号を出力する。ブレーキセンサ107は、ドライバによるブレーキペダルの操作量を検出し、この検出したブレーキペダルの操作量に応じた信号を出力する。
また、車両100には、内燃機関の駆動状態を制御するアクセルアクチュエータ108、及びブレーキを制御するブレーキアクチュエータ109が設けられている。アクセルアクチュエータ108やブレーキアクチュエータ109は、車載ネットワークNWに電気的に接続されている。アクセルアクチュエータ108は、アクセルセンサ106の検出値に応じてエンジン制御装置130が算出する内燃機関の制御量に基づき内燃機関を制御する。また、ブレーキアクチュエータ109は、ブレーキセンサ107の検出値に応じてエンジン制御装置130が算出するブレーキの制御量に基づきブレーキを制御する。
さらに、車両100には、駆動源である電動モータの動力源であるバッテリ113と、バッテリ113の充放電を制御する電池アクチュエータ112が設けられている。電池アクチュエータ112は、車載ネットワークNWに電気的に接続されている。電池アクチュエータ112は、バッテリ113の充放電等を管理する。また、電池アクチュエータ112は、バッテリ113の放電を制御することにより電動モータを駆動させたり、電動モータの回生によりバッテリ113を充電させたりする。
車両100には、内燃機関及び電動モータの駆動状態を制御するハイブリッド制御装置110が設けられている。ハイブリッド制御装置110は、車載ネットワークNWを介して、電池アクチュエータ112、アクセルアクチュエータ108、及びブレーキアクチュエータ109に電気的に接続されている。
ハイブリッド制御装置110は、加速度センサ104、車速センサ105、及びアクセルセンサ106の検出結果に基づいて、内燃機関及び電動モータの駆動力の配分(出力比)を定める。特に、ハイブリッド制御装置110は、内燃機関及び電動モータの駆動力の配分(出力比)の変更によってバッテリ113のエネルギー残量であるバッテリ113の残量を調整するようにしている。ハイブリッド制御装置110は、内燃機関を停止させて電動モータを駆動源として用いるEV走行、内燃機関及び電動モータを駆動源として用いるHV走行を実行する。
ハイブリッド制御装置110は、バッテリ113の蓄電量を消費するモードであるCD(Charge Depleting)モード、及び、バッテリ113の蓄電量を維持するモードであるCS(Charge Sustaining)モードを適宜選択する。
CDモードは、バッテリ113の蓄電量を維持することなく、バッテリ113に充電された電力を積極的に消費するモードであり、EV走行を優先させるモードである。以下、このCDモードをEVモードとして説明する。なお、EVモードであっても、アクセルペダルが大きく踏み込まれて大きな走行パワーが要求されれば内燃機関は駆動される。
CSモードは、バッテリ113の蓄電量を基準値に対して所定の範囲に維持させるモードであり、蓄電量を維持させるために必要に応じて内燃機関を駆動させて電動モータを回生運転させHV走行を優先するモードである。以下、このCSモードをHVモードとして説明する。なお、HVモードであっても、バッテリ113の蓄電量が基準値を上回っていれば内燃機関が停止する。HVモードの基準値には、EVモードからHVモードに変更されたときの蓄電量の値、又は、バッテリ113の性能維持を図るために必要とされる蓄電量の値が適宜設定される。
ハイブリッド制御装置110は、選択されたEVモード又はHVモードの下、駆動力の配分に基づいて、バッテリ113の放電等に関する電池アクチュエータ112の制御指令や、エンジン制御装置130に算出させる内燃機関の制御量に関する情報を生成する。また、ハイブリッド制御装置110は、加速度センサ104、車速センサ105、及びブレーキセンサ107の検出結果に基づいて、ブレーキ及び電動モータの制動力の配分を定める。ハイブリッド制御装置110は、制動力の配分に基づいて、バッテリ113の充電等に関する電池アクチュエータ112の制御指令や、エンジン制御装置130に算出させるブレーキの制御量に関する情報を生成する。つまり、ハイブリッド制御装置110は、生成した制御指令を電池アクチュエータ112に出力することによりバッテリ113の充放電を制御する。これにより、バッテリ113の放電によりバッテリ113を動力源(電力源)とする電動モータが駆動されたり、電動モータの回生によりバッテリ113が充電されたりする。また、ハイブリッド制御装置110は、ハイブリッド制御の実行状況やバッテリ113の充電率を監視することが可能となっている。
ハイブリッド制御装置110は、車両100のドライバの選択結果に応じてEVモードとHVモードとを切り替える制御を行う。また、ハイブリッド制御装置110は、EVモードとHVモードとを自動的に切り替える機能を有しており、ナビ制御装置121から入力される車両100の走行経路の各区間の走行に要する走行負荷(走行パワー)に関する情報等に基づいてEVモードとHVモードとを切り替える制御を行う。なお、走行負荷は、その区間における単位距離当たりの負荷量であって、当該区間の走行に要する平均的な負荷量である。一方、その区間の完走に要する走行負荷の累積値は、消費エネルギーとしてこれを定義する。
また、車両100は、地図データが登録された地図情報データベース122を備えている。地図データは、道路などの地理に関するデータである。地図データには、地理を表示可能な表示種別のデータなどとともに、緯度経度などの位置に関する情報が登録されている。表示種別のデータには、川、湖、及び海等の表示情報が含まれる。また、地図データには、交差点名称、道路名称、方面名称、方向ガイド、及び施設情報などの情報が登録されていてもよい。
また、地図情報データベース122には、道路上の位置を示すノードに関する情報であるノードデータと、2つのノードの間の区間としてのリンクに関する情報であるリンクデータとが含まれている。ノードは、道路上において、交差点、信号機、及びカーブ等の特定の交通要素の位置や車線数が変更される地点などに設定される。ノードデータには、ノードの位置情報や、当該位置の道路情報などが含まれる。リンクは、2つのノードの間に、それら2つのノードに区切られた区間として設定される。リンクデータには、2つのノードの情報や、当該リンクの区間の道路情報などが含まれる。リンクデータに含まれる走行負荷情報から、走行負荷を取得もしくは算出することができる。リンクの区間の道路情報としては、始点位置、終点位置、距離、経路、起伏などの情報が含まれる。また、リンクデータには、リンクの区間の走行負荷を含むコストデータ、道路種類を含む道路データ、特定の位置を示すマークデータ、交差点の情報を示す交差点データ、施設の情報を示す施設データ等の各種データが含まれている。
詳述すると、ノードデータは、例えば、ノードの識別番号であるノードID、ノードの座標、ノードに接続される全リンクのリンクID、交差点や合流地点等の種別を示すノード種別等によって構成されてもよい。また、ノードデータは、ノードを表す画像の識別番号である画像IDなどのノードの特性を示すデータ等を含んで構成されてもよい。
また、リンクデータは、例えば、リンクの識別番号であるリンクID、リンク長、始点及び終点に接続する各ノードのノードIDによって構成されている。また、リンクデータは、高速道路、有料道路、一般道路、市街地/郊外道路、山間部道路、トンネル、橋、立体交差路等の道路種別を示すデータに加え、道路幅員、車線数、リンク走行時間、法定制限速度、及び道路の勾配等を示すデータ等のうち必要な情報を含んで構成されている。さらに、リンクデータは、各リンクにおける車両100の必要出力である走行負荷情報として、移動時間、移動速度、消費燃料量、及び消費電力量等の平均値や最大値、最小値等を示すデータを含んで構成されてもよい。消費電力量は、車両100がEVモードにて走行したときに電動モータにより消費される電力量である。リンク(区間)の走行負荷は、こうした走行負荷情報に基づいて取得もしくは算出される。なお、走行負荷は、リンク(区間)における平均値であり、単位を[kW]等としている。また、各リンク(区間)の完走に必要な走行負荷の累積値としての消費エネルギーは、走行負荷とリンク長(区間長)とから算出することができる。
車両100には、経路案内等を行うナビゲーションシステム120が搭載されている。ナビゲーションシステム120のナビ制御装置121は、車両100の現在地点(緯度経度)を、GPS101から取得する。また、ナビ制御装置121は、ドライバによって目的地点が設定されると、この目的地点(緯度経度)を特定する。そして、ナビ制御装置121は、車両100の現在地点から目的地点までの走行経路を、地図情報データベース122の参照を通じて、例えばダイクストラ法等を用いて探索する。
ナビ制御装置121は、車両100から得られる走行した走行経路における移動時間、移動速度、消費燃料量、及び消費電力量を学習する学習部121aを備えている。学習部121aは、移動支援装置を構成し、ナビ制御装置121におけるプログラムの実行処理などによりその機能が発揮されるものである。学習部121aは、走行経路の各区間の移動時間、移動速度、消費燃料量、及び消費電力量を各種センサから取得して、これらの情報を地図情報データベース122の各区間に関連付けして記憶する。学習部121aは、同一区間を走行する度に地図情報データベース122の各区間に関連付けして蓄積し、各区間の情報の精度を高める。
また、ナビ制御装置121は、走行モードの計画をする際に参照する走行負荷等の情報を生成する情報生成部121bを備えている。情報生成部121bは、移動支援装置を構成し、ナビ制御装置121におけるプログラムの実行処理などによりその機能が発揮されるものである。特に、情報生成部121bは、走行経路の各区間の走行負荷を、各区間の勾配情報や渋滞情報に基づいて算出する機能を備えている。情報生成部121bは、通常走行時の走行負荷を、車両100の移動速度、移動時間、消費燃料量、消費電力量等の車両の情報、及び走行環境の情報に基づいて算出する。そして、学習部121aが地図情報データベース122の各区間に関連付けして記憶する。
ナビ制御装置121には、渋滞情報、所要時間、事故・故障車・工事情報、速度規制・車線規制等の情報を取得する道路交通情報通信システム(Vehicle Information and Communication System:VICS(登録商標))125が接続されている。また、ナビ制御装置121には、データセンターや情報を共有する車両から得られる実際に走行した位置や車速などの情報を用いて生成された道路交通情報であるプローブ交通情報を取得するプローブ情報装置126が接続されている。このため、情報生成部121bは、VICS125及びプローブ情報装置126の一方又は両方から渋滞情報を取得して、走行経路の各区間のうち渋滞している区間を把握することができる。なお、VICS125及びプローブ情報装置126が交通情報取得部として機能する。
そして、ナビ制御装置121は、探索した走行経路や算出した走行負荷、移動時間、移動速度、消費燃料量、及び消費電力量を示す情報を、車載ネットワークNWを介してハイブリッド制御装置110に出力するとともに、車載ネットワークNWを介して車室内に設けられた液晶ディスプレイ等からなる表示装置123に出力する。
また、車両100には、ダッシュボードに設けられたインストルメントパネルに表示されるメータの表示状況を制御するメータ制御装置124が設けられている。メータ制御装置124は、例えばバッテリ113の充放電状況等を示すデータをハイブリッド制御装置110から取得し、この取得したデータに基づいて例えば車両100内のエネルギーフローを可視表示する。エネルギーフローとは、バッテリ113の充放電、電動モータの駆動力/回生などによって生じる車両100におけるエネルギーの流れである。なお、エネルギーフローには、内燃機関の駆動力などによって生じる車両100におけるエネルギーの流れが含まれていてもよい。
ハイブリッド制御装置110は、走行経路が入力されると、その走行経路の各区間に走行モードの割り当てを行う。ハイブリッド制御装置110は、走行経路に応じた走行モードの割り当てを支援する運転支援部111を備えている。運転支援部111は、ナビ制御装置121からドライバにより設定された目的地点までの走行経路の情報を取得する。また、運転支援部111は、取得した走行経路の区間に割り当てられる走行モードの計画等を行うモード計画部111aを備えている。モード計画部111aは、移動支援装置を構成し、ハイブリッド制御装置110におけるプログラムの実行処理などによりその機能が発揮されるものである。モード計画部111aは、走行経路全体のエネルギー収支を考慮して、走行経路の各区間の通常走行時の走行負荷に応じて各区間の走行モードを計画する機能を備えている。
一般に、電動モータによる走行を走行負荷の小さい区間に適用するほうが効率が良い傾向にあり、内燃機関による走行を走行負荷の大きい区間に適用するほうが効率が良い傾向にある。そこで、ハイブリッド制御装置110は、走行負荷の小さい区間にはEVモードを割り当て、走行負荷の大きい区間にはHVモードを割り当てるようにしている。
モード計画部111aは、複数の対象区間について、それらの区間における走行負荷を比較して低い区間から順にEVモードを割り当てる。また、モード計画部111aは、EVモードを割り当てた区間の消費エネルギーを積算し、バッテリ113のエネルギー残量から減算する。そして、モード計画部111aは、積算された消費エネルギーがバッテリ113のエネルギー量の残量を超えないように、各区間へのEVモードの割り当てを続ける。これにより、モード計画部111aは、走行経路の各区間のうち、相対的に走行負荷の低い区間にEVモードを割り当てる。また、モード計画部111aは、EVモードが割り当てられなかった区間にはHVモードを割り当てる。
ところで、渋滞が発生している区間では渋滞時における実際の走行負荷が通常走行時よりも低くなる傾向にあるため、バッテリ113を消費しきれずに、目的地においてバッテリ113の残量が零にならないことがある。例えば、下り坂において渋滞が発生している場合には、このような傾向も特に顕著である。そこで、情報生成部121bは、VICS125やプローブ情報装置126によって渋滞の発生している区間の情報が取得されるとき、該渋滞が発生している区間の通常走行時の走行負荷と、該渋滞が発生している区間に対して設定する渋滞用走行負荷としての通常走行時よりも低い一定の走行負荷とを比較して、いずれか低い方の走行負荷を渋滞区間の走行負荷の情報として割り当てられる。こうして、情報生成部121bにて割り当てられた渋滞区間の走行負荷の情報によって、バッテリ113の消費の予測が実際の消費に近くなり、渋滞区間が含まれる場合であれ、走行経路におけるバッテリの消費の適正化が促進される。
モード計画部111aはまた、上記のように走行経路の各区間に対して計画した走行モードを表示装置123に出力し、走行している区間の計画した走行モードを表示装置123に表示させる。
ハイブリッド制御装置110は、現在走行している位置情報を適宜取得することで現在走行している区間、言い換えれば現区間を特定するとともに、その特定された区間に計画された走行モードで車両100が走行するようにしている。つまり、ハイブリッド制御装置110は、車両100の走行経路が変化する都度、車両100の走行モードを当該区間に割り当てられたEVモード又はHVモードに切り替える。これにより、車両100は、現在走行している区間(現区間)に計画された走行モードで走行する。
例えばいま、図2に示すように、現在地点Paから目的地点Pbまでの走行経路のとき、ナビゲーションシステム120により探索された走行経路には、第1区間k1〜第8区間k8の区間が含まれているものとする。また、第1区間k1〜第8区間k8の各区間knにおける走行負荷及び消費エネルギー等に関する情報が地図情報データベース122から得られているものとする。なお、図2は、走行経路の各区間を車両100が走行する際の走行負荷の平均値を示したグラフである。
このような前提の中で、走行経路の各区間k1〜k8のいずれかに渋滞している区間が存在するとするとき、情報生成部121bは、渋滞が発生している区間knに対して渋滞用走行負荷Pjam(例えば2kW)と、通常走行時の走行負荷Pnとを比較して、いずれか低い方の走行負荷を渋滞区間の走行負荷の情報として割り当てる。例えば、第1区間k1に渋滞が発生しているとすると、通常走行時の走行負荷P1が渋滞用走行負荷Pjamよりも大きいので、渋滞用走行負荷Pjamを第1区間k1での走行負荷情報とする。第2区間k2に渋滞が発生しているとすると、通常走行時の走行負荷P2が渋滞用走行負荷Pjamよりも大きいので、ここでも渋滞用走行負荷Pjamを第2区間k2での走行負荷情報とする。第3区間k3に渋滞が発生しているとすると、通常走行時の走行負荷P3が渋滞用走行負荷Pjamよりも小さいので、通常走行時の走行負荷P3を第3区間k3での走行負荷情報とする。第4区間k4に渋滞が発生しているとすると、ここでは通常走行時の走行負荷P4と渋滞用走行負荷Pjamとが同じなので、ここでは通常走行時の走行負荷P4を第4区間k4での走行負荷情報とする。第5区間k5に渋滞が発生しているとすると、通常走行時の走行負荷P5が渋滞用走行負荷Pjamよりも小さいので、ここでも通常走行時の走行負荷P5を第5区間k5での走行負荷情報とする。第6区間k6に渋滞が発生しているとすると、通常走行時の走行負荷P6が渋滞用走行負荷Pjamよりも大きいので、ここでは渋滞用走行負荷Pjamを第6区間k6での走行負荷情報とする。第7区間k7に渋滞が発生しているとすると、通常走行時の走行負荷P7が渋滞用走行負荷Pjamよりも小さいので、ここでは通常走行時の走行負荷P7を第7区間k7での走行負荷情報とする。第8区間k8に渋滞が発生しているとすると、通常走行時の走行負荷P8と渋滞用走行負荷Pjamとが同じなので、ここでも通常走行時の走行負荷P8を第8区間k8での走行負荷情報とする。このようにすることで、バッテリ113の消費の予測が実際の消費に近くなる。なお、このように渋滞が発生している区間では、学習部121aは情報生成部121bが生成する走行負荷についての前述した学習を一時的に中止する。また、図2の例では、通常走行時の走行負荷が渋滞用走行負荷Pjamよりも小さくなる区間である。第3区間k3,第5区間k5、第7区間k7等が下り坂を備えている区間である。
次に、図3を参照して、ナビ制御装置121の情報生成部121bによる走行負荷の情報生成処理について、作用とともに説明する。情報生成部121bは、目的地点Pbの変更、走行経路の変更、渋滞情報の更新が行われる都度、その走行経路の各区間に対する走行負荷情報を生成する。
図3に示されるように、ナビ制御装置121は、目的地点Pb(図2)が設定されると、走行経路中の全区間について経路情報を取得する(ステップS11)。すなわち、情報生成部121bは、走行経路の各区間の勾配、移動時間、移動速度、消費燃料量、及び消費電力量を地図情報データベース122から取得するとともに、VICS125やプローブ情報装置126により渋滞の発生している区間の情報を取得する。そして、情報生成部121bは、地図情報データベース122から取得した情報に基づいて、各区間knの通常走行時の走行負荷Pnを算出する(ステップS12)。
ナビ制御装置121は、各区間knについて走行負荷を生成する。まず、ナビ制御装置121は、n=1として(ステップS13)、区間knが渋滞の発生している渋滞区間であるか否かを判断する(ステップS14)。すなわち、情報生成部121bは、VICS125やプローブ情報装置126から取得した渋滞情報に基づいて区間knが渋滞しているか否かを判断する。ナビ制御装置121は、区間knが渋滞区間でないと判断した場合には(ステップS14:NO)、区間knの走行負荷を通常走行時の走行負荷Pnとする走行負荷情報を生成して(ステップS19)、ステップS17に移行する。
一方、ナビ制御装置121は、区間knが渋滞区間であると判断した場合には(ステップS14:YES)、上述のように、通常走行時の走行負荷Pnが渋滞用走行負荷Pjamよりも大きいか否かを判断する(ステップS15)。その結果、ナビ制御装置121は、通常走行時の走行負荷Pnが渋滞用走行負荷Pjamよりも小さいと判断した場合には(ステップS15:NO)、ステップS19に移行する。
また、ナビ制御装置121は、通常走行時の走行負荷Pnが渋滞用走行負荷Pjamよりも大きいと判断した場合には(ステップS15:YES)、区間knの走行負荷を渋滞用走行負荷Pjamとする走行負荷情報を生成して(ステップS16)、nが全区間数と同じであるか否かを判断する(ステップS17)。すなわち、情報生成部121bは、全区間に対して渋滞区間であるか否かの判断を行ったことを確認し、全区間に対して渋滞区間であるか否かの判断を行うように繰り返す。そして、ナビ制御装置121は、nが全区間数と同じでないと判断した場合には(ステップS17:NO)、区間を1つ加算するためにn=n+1として(ステップS20)、ステップS14に移行する。
一方、ナビ制御装置121は、nが全区間数と同じであると判断した場合には(ステップS17:YES)、終了条件が成立しているか否かを判断する(ステップS18)。すなわち、情報生成部121bは、バッテリ113の残量が残り僅かとなった終了条件を満たしているか否かを判断する。ナビ制御装置121は、バッテリ113の残量が残っていて、終了条件が成立していないと判断した場合には(ステップS18:NO)、ステップS11に移行する。
また、ナビ制御装置121は、バッテリ113の残量が残り僅かで終了条件が成立していると判断した場合には(ステップS18:YES)、EVモードでの走行ができず、モード計画の必要がないので、情報生成処理を終了する。
次に、図4を参照して、図3の情報生成処理と並行して行われる運転支援部111のモード計画部111aによる走行モードの計画処理について、その作用とともに説明する。運転支援部111は、ナビ制御装置121から走行経路が伝達される都度、その走行経路の各区間に対する走行モードの計画を行う。また、モード計画部111aは、計画周期毎に走行モードの計画を再度行う。
図4に示されるように、運転支援部111は、ナビ制御装置121によって目的地点Pb(図2)が設定されると、走行経路中の全区間について経路情報を取得する(ステップS21)。すなわち、モード計画部111aは、ナビ制御装置121の情報生成部121bが生成した、走行経路の各区間knの走行負荷を取得して、情報生成部121bから取得した走行経路の各区間knの走行負荷に基づいて各区間の走行モードを計画する。すなわち、モード計画部111aは、渋滞区間に対して情報生成部121bによる走行負荷情報の生成によって得られた各区間knの走行負荷に基づいて各区間の走行モードを計画する。
運転支援部111は、走行経路の全区間の消費エネルギーの総和Esumを算出する(ステップS22)。運転支援部111は、走行経路の全区間の消費エネルギーの和Esumがバッテリ113の残量よりも大きいか否かを判断する(ステップS23)。すなわち、モード計画部111aは、走行経路の全区間をEVモードで走行できるか否かを判断する。そして、運転支援部111は、走行経路の全区間の消費エネルギーの和Esumがバッテリ113の残量よりも大きくないと判断した場合には(ステップS23:NO)、走行経路の全区間にEVモードを割り当てる(ステップS29)。
一方、運転支援部111は、走行経路の全区間の消費エネルギーの和Esumがバッテリ113の残量よりも大きいと判断した場合には(ステップS23:YES)、走行経路の各区間の走行負荷を比較して、走行負荷の低い順に各区間を並び替える(ステップS24)。
運転支援部111は、走行負荷の低い順に並び替えた区間を区間knのn=1〜nとし、区間knのn=1、消費エネルギーE=0とする(ステップS25)。運転支援部111は、区間knまでの消費エネルギーの和(E=E+En)を算出する(ステップS26)。
次に、運転支援部111は、区間knまでの区間の消費エネルギーの和Eがバッテリ113の残量よりも大きいか否かを判断する(ステップS27)。運転支援部111は、区間knまでの区間の消費エネルギーの和Eがバッテリ113の残量以下であると判断した場合には(ステップS27:NO)、区間を1つ加算するためにn=n+1とする(ステップS31)。
また、運転支援部111は、区間knまでの区間の消費エネルギーの和Eがバッテリ113の残量よりも大きいと判断した場合には(ステップS27:YES)、並び替えた後の1〜nまでの区間をEVモードに設定する(ステップS28)。そして、運転支援部111は、走行経路の各区間に走行モードを割り当てる(ステップS29)。
続いて、運転支援部111は、終了条件が成立しているか否かを判断する(ステップS30)。すなわち、モード計画部111aは、バッテリ113の残量が残り僅かとなった終了条件を満たしているか否かを判断する。運転支援部111は、バッテリ113の残量が残っていて、終了条件が成立していないと判断した場合には(ステップS30:NO)、ステップS21に移行する。
また、ナビ制御装置121は、バッテリ113の残量が残り僅かで終了条件が成立していると判断した場合には(ステップS30:YES)、EVモードでの走行ができず、モード計画の必要がないので、モード計画処理を終了する。
本実施形態ではこのように、VICS125やプローブ情報装置126によって渋滞の発生している渋滞区間の情報が取得されるとき、渋滞区間の通常走行時の走行負荷と、渋滞区間に対して設定する渋滞用走行負荷とを比較して、いずれか低い方の走行負荷を渋滞区間の走行負荷の情報として生成する。こうして、生成された渋滞区間の走行負荷の情報によって、バッテリ113の消費の予測が実際の消費に近くなり、渋滞区間が含まれる場合であれ、走行経路におけるバッテリの消費の適正化を促進することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)渋滞が発生している区間knの情報が取得されるとき、渋滞が発生している区間knに対して設定する渋滞用走行負荷Pjamとして、通常走行時よりも低い一定の走行負荷を示す情報が生成され、渋滞が発生している区間knの通常走行時の走行負荷Pnと、渋滞用走行負荷Pjamとを比較して、いずれか低い方の走行負荷が渋滞区間の走行負荷の情報として割り当てられる。すなわち、渋滞が発生している区間knにおいて渋滞用走行負荷Pjamもしくは渋滞用走行負荷Pjamよりも低い通常走行時の走行負荷Pnが渋滞区間knの走行負荷Pnとして割り当てられるため、バッテリ113の消費の予測外れを抑制することができ、渋滞区間knが含まれる場合であれ、走行経路におけるバッテリ113の消費の適正化を促進することができる。
(2)車両100の情報及び走行環境の情報に基づいて学習された走行負荷を渋滞が発生している区間knの通常走行時の走行負荷Pnとする。よって、通常走行時の走行負荷Pnの精度がより高くなり、ひいては上記比較に基づく走行負荷の割り当て精度もより高められる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる
・上記実施形態では、車載ネットワークNWはCANである場合について例示した。しかしこれに限らず、車載ネットワークNWは、接続されているECU等を通信可能に接続させるものであれば、イーサーネット(登録商標)や、フレックスレイ(登録商標)や、IEEE1394(FireWire(登録商標))などその他のネットワークから構成されていてもよい。また、CANを含み、これらのネットワークが組み合わされて構成されていてもよい。これにより、移動支援装置が用いられる車両について構成の自由度の向上が図られる。
・上記実施形態では、GPS101が車載ネットワークNWを介してナビ制御装置121に接続されたが、GPS101がナビ制御装置121に直接接続されてもよい。
・上記実施形態では、ナビゲーションシステム120と運転支援部111とが別々の構成である場合について例示した。しかしこれに限らず、ナビゲーションシステムと運転支援部とは同一の装置に設けられていてもよい。これにより、移動支援装置の構成の自由度の向上が図られる。
・上記実施形態では、ハイブリッド制御装置110と運転支援部111とが同一の装置に設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、ハイブリッド制御装置と運転支援部とは別々の装置に設けられていてもよい。これにより、移動支援装置の構成の自由度の向上が図られる。
・上記実施形態では、ナビゲーションシステム120、表示装置123などの各装置が車両100に一体として設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、ナビゲーションシステム、表示装置などの各装置は、相互に通信可能に接続されるのであれば、携帯電話やスマートフォンなどの携帯可能な情報処理装置等をそれらの機能の全部又は一部として用いてもよい。これにより、移動支援装置の設計自由度の拡大が図られる。
・上記実施形態では、運転支援部111、ナビゲーションシステム120、地図情報データベース122などが車両100に搭載されている場合について例示した。しかしこれに限らず、運転支援部、ナビゲーションシステム、地図情報データベースなどの一部の機能が、車外の情報処理装置に設けられていたり、携帯型情報処理装置に設けられていたりしてもよい。車外の情報処理装置としては情報処理センターが挙げられ、携帯型情報処理装置としては、携帯電話やスマートフォンなどが挙げられる。車外の情報処理装置であれば無線通信回線などを介して情報を授受するようにすればよい。携帯型情報処理装置であれば、車載ネットワークに接続してもよいし、近距離通信によって接続されていてもよいし、無線通信回線を介して情報を授受してもよい。これにより、移動支援装置の設計自由度の拡大が図られる。
・上記実施形態では、走行モードの割り当てが運転支援部111により行われる場合について例示した。しかしこれに限らず、走行モードの割り当てをナビ制御装置などで行ってもよい。これにより、移動支援装置の設計自由度の拡大が図られる。
・上記実施形態では、主に、走行モードの割り当てが、車両100の位置が現在地点Paであるとき実行される場合について例示したが、走行モードの割り当ては、車両100が目的地点Pbに移動しているいずれの地点においても実行されてもよい。そして、いずれの地点における実行についても走行経路の全区間に対する適切な走行モードの割り当てを行うことができる。これにより、移動支援装置の設計自由度の拡大が図られる。
・上記実施形態では、走行経路に渋滞区間があるときに、渋滞区間の走行負荷として渋滞用走行負荷Pjam、又は渋滞用走行負荷Pjamよりも小さい通常走行時の走行負荷Pnを設定した。しかしながら、情報生成部121bが走行負荷を算出する際に用いる各区間の速度を、走行負荷と同様に渋滞区間の速度として渋滞用速度Vjam(例えば10km/h)、又は渋滞用速度Vjamよりも小さい通常走行時の速度Vnを設定してもよい。このようにすれば、各区間の走行負荷は速度から算出することができるので、実質的に渋滞用の走行負荷を設定したときと同様の効果を得ることができる。また、車速に関しても渋滞区間に対して常に渋滞用速度Vjamを選択するようにしてもよい。
・上記実施形態では、走行経路中の区間の走行負荷等の情報を学習部121aが地図情報データベース122に記憶することで学習する場合について例示した。しかしながら、必要最低限の精度が得られるならば学習を割愛してもよい。
100…車両、101…GPS、102…車載カメラ、103…ミリ波レーダー、104…加速度センサ、105…車速センサ、106…アクセルセンサ、107…ブレーキセンサ、108…アクセルアクチュエータ、109…ブレーキアクチュエータ、110…ハイブリッド制御装置、111…運転支援部、111a…モード計画部、112…電池アクチュエータ、113…バッテリ、120…ナビゲーションシステム、121…ナビ制御装置、121a…学習部、121b…情報生成部、122…地図情報データベース、123…表示装置、124…メータ制御装置、NW…車載ネットワーク、k1〜k8,kn…区間、Pa…現在地点、Pb…目的地点、Pjam…渋滞用走行負荷、P1〜P8,Pn…n区間の通常走行時の走行負荷。

Claims (5)

  1. 内燃機関とモータとを駆動源として備える車両の現在地から目的地までの移動を支援する移動支援装置であって、
    現在地から目的地までの走行経路を区切った各区間について、当該区間に関連付けられた走行負荷に基づき、バッテリの蓄電量を維持しない第1のモードと、前記バッテリの蓄電量を維持する第2のモードとのいずれかの走行モードを計画する計画部と、
    前記計画部が参照する走行負荷の情報を生成する情報生成部と、
    前記走行経路上の渋滞情報を取得する交通情報取得部と、を備え、
    前記情報生成部は、前記交通情報取得部により渋滞の発生している区間の情報が取得されるとき、該渋滞が発生している区間の通常走行時の走行負荷と、該渋滞が発生している区間に対して設定する渋滞用走行負荷としての通常走行時よりも低い一定の走行負荷とを比較して、いずれか低い方の走行負荷を渋滞区間の走行負荷の情報として生成する
    ことを特徴とする移動支援装置。
  2. 前記渋滞が発生している区間の通常走行時の走行負荷が、前記車両の情報及び走行環境の情報に基づいて学習されたものである
    請求項に記載の移動支援装置。
  3. 内燃機関とモータとを駆動源として備える車両の現在地から目的地までの移動を、計画部を用いて支援する移動支援方法であって、
    前記計画部によって、現在地から目的地までの走行経路を区切った各区間について、当該区間に関連付けられた走行負荷に基づき、バッテリの蓄電量を維持しない第1のモードと、前記バッテリの蓄電量を維持する第2のモードとのいずれかの走行モードを計画するとともに、前記計画時に参照する走行負荷の情報として、前記走行経路上の渋滞情報が取得されるとき、該渋滞が発生している区間に対しては、通常走行時の走行負荷と、該通常走行時よりも低い一定の走行負荷である渋滞用走行負荷とを比較し、いずれか低い方の走行負荷を割り当てる
    ことを特徴とする移動支援方法。
  4. 前記渋滞が発生している区間の通常走行時の走行負荷が、前記車両の情報及び走行環境
    の情報に基づいて学習されたものである
    請求項3に記載の移動支援方法。
  5. 内燃機関とモータとを駆動源として備える車両の現在地から目的地までの走行経路を区切った各区間に計画された、異なる複数の走行モードから選択した1つの走行モードに基づいて前記車両の運転を支援する運転支援システムであって、
    前記走行経路の各区間に前記複数の走行モードから選択した1つの走行モードを計画する移動支援装置として、請求項1又は2に記載の移動支援装置を備える
    ことを特徴とする運転支援システム。
JP2014033465A 2014-02-24 2014-02-24 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム Active JP5929944B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014033465A JP5929944B2 (ja) 2014-02-24 2014-02-24 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
US14/604,257 US9857183B2 (en) 2014-02-24 2015-01-23 Travel support device, travel support method, and drive support system
CN201510076178.9A CN104867348B (zh) 2014-02-24 2015-02-12 行驶支持设备、行驶支持方法和驱动支持系统
DE102015102356.3A DE102015102356A1 (de) 2014-02-24 2015-02-19 Fahrunterstützungsvorrichtung, fahrunterstützungsverfahren und antriebsunterstützungssystem

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014033465A JP5929944B2 (ja) 2014-02-24 2014-02-24 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015157567A JP2015157567A (ja) 2015-09-03
JP5929944B2 true JP5929944B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=53782603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014033465A Active JP5929944B2 (ja) 2014-02-24 2014-02-24 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9857183B2 (ja)
JP (1) JP5929944B2 (ja)
CN (1) CN104867348B (ja)
DE (1) DE102015102356A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6007929B2 (ja) * 2014-02-24 2016-10-19 トヨタ自動車株式会社 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP6365332B2 (ja) * 2015-02-05 2018-08-01 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
EP3348964A1 (de) * 2017-01-13 2018-07-18 Carrosserie Hess AG Verfahren zur vorhersage zukünftiger fahrbedingungen für ein fahrzeug
KR20190003046A (ko) * 2017-06-30 2019-01-09 현대자동차주식회사 하이브리드 자동차 및 그를 위한 주행 모드 제어 방법
CN108510128B (zh) * 2018-04-11 2022-04-15 华南理工大学广州学院 一种区域电动汽车充电负荷时空分布预测方法
CN110143155B (zh) * 2019-06-03 2022-04-05 田歌 一种新能源汽车的电池管控系统
JP7191918B2 (ja) * 2020-11-06 2022-12-19 本田技研工業株式会社 制御装置、制御方法、及び電動車両
CN112882466B (zh) * 2021-01-12 2023-03-31 上海电力大学 一种融合分层规划和a*算法的共享电动汽车路径规划方法
CN112991719B (zh) * 2021-01-28 2022-05-24 北京奥泽尔科技发展有限公司 一种基于拥堵画像的交通拥堵预测方法及系统
US11867521B2 (en) * 2022-02-16 2024-01-09 GM Global Technology Operations LLC Adaptive in-drive updating of vehicle energy consumption prediction
CN116572799B (zh) * 2023-07-13 2023-09-05 四川轻化工大学 基于深度学习的动力电池荷电续航预测方法、系统及终端

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6587781B2 (en) * 2000-08-28 2003-07-01 Estimotion, Inc. Method and system for modeling and processing vehicular traffic data and information and applying thereof
JP4051911B2 (ja) * 2001-10-03 2008-02-27 日産自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP4254627B2 (ja) * 2003-06-27 2009-04-15 株式会社デンソー 車両用駆動力制御システム
JP4438812B2 (ja) * 2007-03-27 2010-03-24 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ハイブリッド走行補助方法及びハイブリッド走行補助装置
JP5096056B2 (ja) * 2007-07-04 2012-12-12 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置および制御方法
US8005587B2 (en) * 2008-01-25 2011-08-23 Ford Motor Company Method and system for controlling a motive power system of an automotive vehicle
JP5045685B2 (ja) * 2009-01-20 2012-10-10 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 経路案内装置、経路案内方法及びコンピュータプログラム
JP2011063186A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Denso Corp 車両駆動制御装置
JP5423500B2 (ja) * 2010-03-16 2014-02-19 株式会社豊田中央研究所 走行方法計算装置及びプログラム
JP2013180660A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Toyota Motor Corp 走行計画装置
US8882634B2 (en) * 2012-05-04 2014-11-11 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for operating a vehicle driveline responsive to external conditions
JP6028689B2 (ja) 2013-08-05 2016-11-16 トヨタ自動車株式会社 移動情報処理装置、移動情報処理方法及び運転支援システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20150241227A1 (en) 2015-08-27
JP2015157567A (ja) 2015-09-03
CN104867348A (zh) 2015-08-26
US9857183B2 (en) 2018-01-02
DE102015102356A1 (de) 2015-08-27
CN104867348B (zh) 2018-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5929944B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP5929945B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP5967051B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP6007929B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP5999065B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP5920309B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP6201808B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
EP3134305B1 (en) Movement assistance apparatus, movement assistance method, and driving assistance system
JP5999057B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
US20170043790A1 (en) Movement assistance apparatus, movement assistance method, and driving assistance system based on the display of the driving modes according the different sections of the travel in the range allowed by the state of charge of the battery
JP6136976B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP2015168390A (ja) 移動支援装置
JP6187311B2 (ja) 移動支援装置
JP6090205B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160418

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5929944

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151