JP5929453B2 - 発射薬 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば火砲用弾薬に使用される発射薬に関し、初期燃焼時に発生する燃焼ガスを多量に必要とする火砲用弾薬に使用される発射薬に関する。
弾丸に弾帯を有する弾薬において、短射程での射撃、すなわち発射薬量が少ない場合には、弾丸の初速が射撃毎に安定しないという問題がある。この問題は、発射薬の燃焼初期段階である弾丸の弾帯が切開される際に、弾丸と砲身との間で発生する摩擦力が静摩擦力領域と動摩擦力領域との間を不規則に遷移し、射撃毎の摩擦力が一定とならないことが原因である。この問題は特に射距離に応じて発射薬量を調整して使用するりゅう弾砲用弾薬で多く発生しており、従来から、りゅう弾砲向け弾丸及びりゅう弾砲向け発射装薬の改善が行われてきた。
そこで、以下の特許文献1、2には、発射薬の燃焼初期のガス発生速度を高める発明が開示されている。
US5821449 特開2012−21685号公報
特許文献1に記載の発射薬120A、120B(図9、図10参照)は、中心部に1つの中心貫通孔121Cを有し、中心貫通孔121Cの周囲に複数の貫通孔121D、121Fを配置する形状であるが、発射薬120A、120Bの燃焼初期のガス発生速度を十分に向上することは難しい。
また、特許文献2に記載の発射装薬では、負差圧等の異常圧力を発生させることなく初速ばらつきを低減することが課題として挙げられている。しかし特許文献2には、発明品の発射装薬を用いた場合に、初速ばらつきを、どの程度、低減できているか記載はあるが、異常圧力である負差圧を、どの程度、低減できているか記載が充分でなく、実際に負差圧の低減効果が得られるか否か不明である。逆に、初速安定化用発射薬を局所的に配置することによって、負差圧PS等の異常圧力が発生する可能性が大きくなることが考えられる。また、初速安定化用発射薬を局所的に配置するためには、初速安定化用発射薬を薬のうなどに充填して、所定の位置へ取り付ける必要があり、組み立て工数の増加に繋がる。
なお負差圧とは、火砲の燃焼薬室内での発射薬の均一な燃焼状態を示す指標として使用されている値であり、燃焼薬室前方の圧力と燃焼薬室後方の圧力との差の最小値の絶対値を算出することで求められる。通常、燃焼薬室に設置されたピエゾセンサによって燃焼薬室内の前方及び後方の圧力が連続的に計測され、図1に示すように、燃焼薬室前方の圧力PF、燃焼薬室後方の圧力PR、差圧履歴(負差圧PS=PF−PR)から求められる。通常、発生した負差圧PSの絶対値は小さいほうが好ましい。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、発射薬の燃焼初期における負差圧等の異常圧力の発生を抑制し、初速のばらつきをより低減することができる発射薬を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る発射薬は次の手段をとる。
まず、本発明の第1の発明は、軸方向に直交する端面と前記軸方向に平行な側面とを備えて柱状の形状を有し、前記端面における前記側面よりも内側となる中央領域において前記軸方向に平行な7個以上の中央部貫通孔を有し、隣り合う前記中央部貫通孔が均一な中央部貫通孔間隔となるようにそれぞれの前記中央部貫通孔が配置されている弾薬用の発射薬において、前記中央領域と前記側面との間には、前記軸方向に平行な外周部貫通孔が6個以上配置されており、前記外周部貫通孔と前記側面との間隔及び隣り合う前記外周部貫通孔の間隔は、前記中央部貫通孔間隔より小さい発射薬である。
この第1の発明によれば、発射薬の側面近傍に設けた外周部貫通孔にて表面積を増大させる発射薬形状を設け、発射薬の燃焼初期段階に発射薬から発生する燃焼ガスを、より増大させることができる。
これにより、発射薬の燃焼初期における負差圧等の異常圧力の発生を抑制し、初速のばらつきをより低減することができる。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る発射薬であって、前記側面には、前記中央部貫通孔間隔以下の幅及び深さを有して前記軸方向に直交する方向となる複数の切り込みが形成された発射薬である。
この第2の発明によれば、発射薬の側面近傍に設けた外周部貫通孔に加えて更に外周面に、軸方向に直交する方向の切り込みを設けて表面積を更に増大させる発射薬形状を設け、発射薬の燃焼初期段階に発射薬から発生する燃焼ガスを、更に増大させることができる。
これにより、発射薬の燃焼初期における負差圧等の異常圧力の発生を抑制し、初速のばらつきをより低減することができる。
次に、本発明の第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係る発射薬であって、前記側面には、前記中央部貫通孔間隔以下の幅及び深さを有して前記軸方向に平行な方向となる複数の切り込みが形成された発射薬である。
この第3の発明では、発射薬の側面に、更に、軸方向に平行な方向の切り込みを有している。この切り込みにて表面積を、更に増大させる発射薬形状を設け、発射薬の燃焼初期段階に発射薬から発生する燃焼ガスを、より増大させることができる。
これにより、発射薬の燃焼初期における負差圧等の異常圧力の発生を抑制し、初速のばらつきをより低減することができる。
発射薬の燃焼初期における、燃焼薬室前方の圧力PF、燃焼薬室後方の圧力PR、差圧履歴(負差圧PS=PF−PR)の例を説明するグラフである。 本発明の発射薬(20A〜20E)を収容した発射装薬10の軸方向断面図である。 発射装薬10を装填したりゅう弾砲40の断面図である。 実施例1−1〜実施例1−3の発射薬20Aの例を説明する斜視図である。 実施例1−4の発射薬20Bの例を説明する斜視図である。 実施例2−1の発射薬20Cの例を説明する斜視図である。 実施例3−1の発射薬20Dの例を説明する斜視図である。 実施例3−2の発射薬20Eの例を説明する斜視図である。 比較例1−1である従来の発射薬120Aを説明する斜視図である。 比較例1−2である従来の発射薬120Bを説明する斜視図である。 本発明の各発射薬と従来の発射薬との評価結果をまとめた表である。
以下に、本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。以下、実施例1−1〜実施例1−3(図4に示す発射薬20A)、実施例1−4(図5に示す発射薬20B)、実施例2−1(図6に示す発射薬20C)、実施例3−1(図7に示す発射薬20D)、実施例3−2(図8に示す発射薬20E)について説明する。
発射薬20A〜発射薬20Eのそれぞれは、軸ZC方向に直交する端面20Tと、軸ZC方向に平行な側面20Sと、を備えて柱状の形状を有している。また、端面20Tにおいて側面20Sよりも内側となる中央領域21Aには、軸ZC方向に平行な7個以上の貫通孔である中央部貫通孔21Eが配置されている。そして、中央部貫通孔21Eのそれぞれは、隣り合う中央部貫通孔21Eがそれぞれ均一な間隔である中央部貫通孔間隔K1となるように配置されている。そして、中央領域21Aと側面20Sとの間には、軸ZC方向に平行な貫通孔である外周部貫通孔21Fが、側面20Sに沿うように6個以上配置されている。そして外周部貫通孔21Fと側面20Sとの間隔K3、及び隣り合う外周部貫通孔21Fの間隔K2は、中央部貫通孔間隔K1より小さく設定されている。
以下、各実施例において、発射薬の構造、当該発射薬を収容した発射装薬の構造、及び当該発射装薬を射撃試験装置で発火させて弾丸を射出する射撃試験による評価結果、について順に説明する。
なお、評価方法については、以下に説明する方法にて「初速ばらつき」と「負差圧」について評価した。
[初速ばらつきの評価方法]
初速ばらつきの評価は、図11に示す表における「初速ばらつきの標準偏差」にて評価している。「初速ばらつきの標準偏差」を求めるために、以下に説明するように、飛翔した弾丸の初速を求めている。
射撃試験装置としては、図3に示す155mmりゅう弾砲40と同等の燃焼薬室及び砲身(砲身長約4m)を有する射撃試験装置を使用し、質量44kgの弾丸42を燃焼薬室前方に装填した後、1、3、6個の発射装薬10を燃焼薬室に装填した(図3は、3個の発射装薬10を装填した例を示している)。その後、燃焼薬室を閉鎖装置41で閉鎖した後、火管の作動によって発射装薬に点火し、弾丸42を飛翔させた。
弾丸初速は弾丸の通過によって電気信号を発生する線的を用いて計測し、砲身先端から5m、10mの2ヶ所の位置に線的を設置し、2的間の電気信号の発生時間差から弾丸初速を求めた。なお、射撃回数は1水準当たり3回として初速ばらつきを評価した。
なお、評価基準としては、外周部貫通孔21Fを追加していない公知の形状の発射薬(図9参照)による初速ばらつきの標準偏差を100とした場合、発明品の発射薬による初速ばらつきの標準偏差を50未満とすべきであり、好ましくは40未満とすべきである。
[負差圧の評価方法]
負差圧の評価は、図11に示す表における「最大負差圧」にて評価している。「最大負差圧」を求めるために、以下に説明するように、射撃試験装置の燃焼薬室前方の圧力と、射撃試験装置の燃焼薬室後方の圧力と、を求めている。
負差圧とは火砲の燃焼薬室内での発射薬の均一な燃焼状態を示す指標として使用されている値であり、図1に示すように、燃焼薬室前方の圧力PFと燃焼薬室後方の圧力PRとの差(負差圧PS)の最小値の絶対値を算出することで求められる。
燃焼薬室内圧力は、射撃試験装置の燃焼薬室後方及び燃焼薬室前方の2ヶ所に設置したピエゾセンサを使用して連続的に計測し、負差圧を求めた。
なお、評価基準としては、発明品の発射薬による負差圧は、10MPa未満とすべきである。
●●[実施例1−1〜実施例1−3における発射薬20Aの構造(図4)と、発射装薬の構造(図2)と、評価結果(図11)]
図4には、図11に示す表における実施例1−1に相当する発射薬20Aの外観(斜視図)の例が示されており、図2には発射薬20Aを収容した発射装薬10の軸方向断面図が示されている。
なお、実施例1−2の発射薬、実施例1−3の発射薬は、後述するように実施例1−1の発射薬20A(図4参照)から外周部貫通孔21Fの数や間隔K2が変更されたものであるが、図示は省略する。
●[発射薬20Aの構造(図4)]
図4に示すように、実施例1−1〜実施例1−3の発射薬20Aは、六角柱状の形状を有して中央領域21Aに19個の貫通孔を有する、いわゆる19孔6角柱状発射薬(図9参照)に対して、発射薬20Aの中央部貫通孔21E(中央領域21A)と発射薬20Aの側面20Sとの間に24〜48個の外周部貫通孔21Fを設けた発射薬である。
また、発射薬20Aについては、以下の方法で製造した。
発射薬の組成は代表的なM30組成(ニトロセルロース(28.00重量%)、ニトログリセリン(22.50重量%)、ニトログアニジン(47.70重量%)、安定剤(1.5重量%)、消炎剤(0.3重量%))とした。
製造方法としては、捏和(ねつか)、圧伸、裁断、乾燥の工程からなる公知の溶剤圧伸法を用いて発射薬を製造した。
なお、中央部貫通孔21Eには、軸ZCの位置に設けられた中心貫通孔21Cと、軸ZCの周囲に設けられた周辺部貫通孔21Dと、がある。
実施例1−1〜実施例1−3の発射薬20Aには、最大外径D41=16mm、長さL41=14.5mm、各中央部貫通孔21Eの直径=0.5mm、隣り合う中央部貫通孔21Eの間隔(中央部貫通孔間隔K1)=2mm、中央部貫通孔21Eの数=19個、の断面六角形のものを使用した。
また、各外周部貫通孔21Fの直径=0.5mm、外周部貫通孔21Fと発射薬20Aの側面20Sとの間隔K3=0.25mmに設定している。
また、外周部貫通孔21Fの形成については、圧伸工程で行い、一般的な圧伸工程において中心貫通孔がピンで形成されるのと同様に、中心貫通孔用ピンの外側に外周部貫通孔用のピンを追加して、外周部貫通孔21Fを有する発射薬を製造した。
なお、図11の表に示すように、実施例1−1の発射薬については、外周部貫通孔21Fの個数=48個、隣り合う外周部貫通孔21Fの間隔K2=0.5mmに設定している。また実施例1−2の発射薬については、外周部貫通孔21Fの個数=36個、隣り合う外周部貫通孔21Fの間隔K2=0.75mmに設定しており、実施例1−3の発射薬については、外周部貫通孔21Fの個数=24個、隣り合う外周部貫通孔21Fの間隔K2=1.0mmに設定している。
また発射薬の組成は代表的なM30組成(ニトロセルロース(28.00重量%)、ニトログリセリン(22.50重量%)、ニトログアニジン(47.70重量%)、安定剤(1.5重量%)、消炎剤(0.3重量%))とした。
●[発射装薬10の構造(図2)]
図2は、上記の発射薬20Aを収容した発射装薬10の軸方向断面図である。
発射装薬10は、発射薬20A、焼尽部品、点火薬30にて構成されている。また、焼尽部品は上部焼尽部品11、下部焼尽部品12、中心焼尽部品13にて構成されている。
図2に示すように、下部焼尽部品12の中央部に中心焼尽部品13を組み付けることによって発射楽20Aを収容可能な発射薬収容空間12Kが形成され、この発射薬収容空間12K内に、適切な個数の発射薬20Aが収容される。
発射薬20Aを発射薬収容空間12Kに収容した後、発射薬収容空間12Kの開口側から上部焼尽部品11が組み付けられて、上部焼尽部品11は発射薬収容空間12Kの蓋となる。
この結果、発射装薬10は、肉厚の円筒状となり、円筒部の内部に発射薬20Aが収容されている。
なお、発射装薬10の各寸法等は、外径D1=155mm、長さL1=150mmに設定している。また中心焼尽部品13による空洞部13Kの形状は円柱状であり、空洞部13Kの径D2=35mmに設定している。
また、各焼尽部品の組成は、ニトロセルロース(57重量%)とクラフトパルプ(28重量%)、汎用樹脂(14重量%)、安定剤(1重量%)の組成を使用した。
また、点火薬30については、シングルベース火薬5g、黒色火薬5gを使用し、それらを布製の袋に入れて中心焼尽部品13の内側に設けた。
また、発射装薬1個当たりの発射薬の量を2.0kgとした。
●[評価結果(図11)]
実施例1−1〜実施例1−3の各発射薬について、図11の表に示すように、発射装薬の個数1、3、6個(発射薬量2.0〜12.0kg)の各条件で射撃試験を実施した。
初速ばらつきの標準偏差は、後述の比較例1−1の発射装薬の数が1個の条件で得られた初速ばらつきの標準偏差を100%として相対評価した。
図11の表からわかるように、比較例1−1の結果と比較して、初速ばらつきは低減されつつ、最大負差圧は同程度に抑制できていることが確認された。
●●[実施例1−4における発射薬20Bの構造(図5)と、発射装薬の構造(図2)と、評価結果(図11)]
図5には、図11に示す表における実施例1−4に相当する発射薬20Bの外観(斜視図)の例が示されている。
●[発射薬20Bの構造(図5)]
図5に示すように、実施例1−4の発射薬20Bは、いわゆる19孔6角柱状発射薬(図9参照)に対して、発射薬の中央部貫通孔21E(中央領域21A)と発射薬20Bの側面20Sとの間に12個の外周部貫通孔21Fを設けた発射薬である。
実施例1−4の発射薬20Bには、最大外径D51=16mm、長さL51=14.5mm、各中央部貫通孔21Eの直径=0.5mm、隣り合う中央部貫通孔21Eの間隔(中央部貫通孔間隔K1)=2mm、中央部貫通孔21Eの数=19個、の断面六角形のものを使用した。
また、外周部貫通孔21Fの形状は、長円状の長円状外周部貫通孔21F1及び円弧状の円弧状外周部貫通孔21F2とした。そして長円状外周部貫通孔21F1は、長さL52=5.0mm、幅L53=0.5mmに設定した。また円弧状外周部貫通孔21F2は、円弧長さL54=2.2mm、幅L55=0.5mmに設定した。また、外周部貫通孔21Fと発射薬20Bの側面20Sの表面との間隔K3=0.25mmに設定し、隣り合う外周部貫通孔21Fの間隔K2=0.5mmに設定した。
なお、発射薬組成は実施例1−1と同一とした。
●[発射装薬の構造(図2)]
発射装薬の構造については、実施例1−1にて説明した図2に示す発射装薬10に対して発射薬20Aを発射薬20Bに変更したのみであるので、説明を省略する。
●[評価結果(図11)]
実施例1−4の発射薬について、図11の表に示すように、発射装薬の個数1、3、6個(発射薬量2.0〜12.0kg)の各条件で射撃試験を実施した。
図11の表からわかるように、比較例1−1の結果と比較して、初速ばらつきは低減されつつ、最大負差圧は同程度に抑制できていることが確認された。
しかし、初速のばらつきは、実施例1−1〜1−3ほど低減されなかった。
●●[実施例2−1における発射薬20Cの構造(図6)と、発射装薬の構造(図2)と、評価結果(図11)]
図6には、図11に示す表における実施例2−1に相当する発射薬20Cの外観(斜視図)の例が示されている。
●[発射薬20Cの構造(図6)]
図6に示すように、実施例2−1の発射薬20Cは、いわゆる19孔6角柱状発射薬(図9参照)に対して、発射薬の中央部貫通孔21E(中央領域21A)と発射薬20Cの側面20Sとの間に外周部貫通孔21Fを設け、更に、軸ZC方向に直交する方向に沿って、側面20Sの表面に複数の切り込み22を設けた発射薬である。
実施例2−1の発射薬20Cには、最大外径D61=16mm、長さL61=14.5mm、各中央部貫通孔21Eの直径=0.5mm、隣り合う中央部貫通孔21Eの間隔(中央部貫通孔間隔K1)=2mm、中央部貫通孔21Eの数=19個、の断面六角形のものを使用した。
また、外周部貫通孔21Fの直径=0.5mm、外周部貫通孔21Fと発射薬20Cの側面20Sの表面との間隔K3=0.25mmに設定し、外周部貫通孔21Fの個数=48個に設定した。
また、切り込み22の幅L62=0.1mm、切り込み22の深さ=0.75mmに設定し、隣り合う切り込み22の間隔L63=0.4mmに設定した。
また、切り込み22を有する発射薬を製造するために、公知のギロチン裁断機を使用した。ギロチン裁断機は、圧伸工程後に得られる成型された捏和薬(以後、圧伸薬)を所望の薬長に裁断するために用いられる。通常はギロチン裁断機の裁断刃が圧伸薬を完全に裁断するが、裁断刃の裁断深さを任意の位置で停止できるように調整して切り込み22を有する発射薬を製造した。
なお、発射薬組成は実施例1−1と同一とした。
●[発射装薬の構造(図2)]
発射装薬の構造については、実施例1−1にて説明した図2に示す発射装薬10に対して発射薬20Aを発射薬20Cに変更したのみであるので、説明を省略する。
●[評価結果(図11)]
実施例2−1の発射薬について、図11の表に示すように、発射装薬の個数1、3、6個(発射薬量2.0〜12.0kg)の各条件で射撃試験を実施した。
図11の表からわかるように、比較例1−1の結果と比較して、初速ばらつきは低減されつつ、最大負差圧は同程度に抑制できていることが確認された。
●●[実施例3−1における発射薬20Dの構造(図7)と、発射装薬の構造(図2)と、評価結果(図11)]
図7には、図11に示す表における実施例3−1に相当する発射薬20Dの外観(斜視図)の例が示されている。
●[発射薬20Dの構造(図7)]
図7に示すように、実施例3−1の発射薬20Dは、いわゆる円形断面19孔管状発射薬に対して、発射薬の中央部貫通孔21E(中央領域21A)と発射薬20Dの側面20Sとの間に48個の外周部貫通孔21Fを設けた発射薬である。
実施例3−1の発射薬20Dには、最大外径D71=16mm、長さL71=14.5mm、各中央部貫通孔21Eの直径=0.5mm、隣り合う中央部貫通孔21Eの間隔(中央部貫通孔間隔K1)=2mm、中央部貫通孔21Eの数=19個、の断面円形のものを使用した。
また、外周部貫通孔21Fの直径=0.5mm、外周部貫通孔21Fと発射薬20Dの側面20Sの表面との間隔K3=0.25mmに設定し、外周部貫通孔21Fの個数=45個に設定し、隣り合う外周部貫通孔21Fの間隔K2=0.55mmに設定した。
なお、発射薬組成は実施例1−1と同一とした。
●[発射装薬の構造(図2)]
発射装薬の構造については、実施例1−1にて説明した図2に示す発射装薬10に対して発射薬20Aを発射薬20Dに変更したのみであるので、説明を省略する。
●[評価結果(図11)]
実施例3−1の発射薬について、図11の表に示すように、発射装薬の個数1、3、6個(発射薬量2.0〜12.0kg)の各条件で射撃試験を実施した。
図11の表からわかるように、比較例1−1の結果と比較して、初速ばらつきは低減されつつ、最大負差圧は同程度に抑制できていることが確認された。
●●[実施例3−2における発射薬20Eの構造(図8)と、発射装薬の構造(図2)と、評価結果(図11)]
図8には、図11に示す表における実施例3−2に相当する発射薬20Eの外観(斜視図)の例が示されている。
●[発射薬20Eの構造(図8)]
図8に示すように、実施例3−2の発射薬20Eは、いわゆる円形断面7孔管状発射薬に対して、発射薬の中央部貫通孔21E(中央領域21A)と発射薬20Eの側面20Sとの間に30個の外周部貫通孔21Fを設けた発射薬である。
実施例3−2の発射薬20Eには、最大外径D81=11mm、長さL81=9.5mm、各中央部貫通孔21Eの直径=0.5mm、隣り合う中央部貫通孔21Eの間隔(中央部貫通孔間隔K1)=2mm、中央部貫通孔21Eの数=7個、の断面円形のものを使用した。
また、外周部貫通孔21Fの直径=0.5mm、外周部貫通孔21Fと発射薬20Eの側面20Sの表面との間隔K3=0.25mmに設定し、外周部貫通孔21Fの個数=30個に設定し、隣り合う外周部貫通孔21Fの間隔K2=0.55mmに設定した。
なお、発射薬組成は実施例1−1と同一とした。
●[発射装薬の構造(図2)]
発射装薬の構造については、実施例1−1にて説明した図2に示す発射装薬10に対して発射薬20Aを発射薬20Eに変更したのみであるので、説明を省略する。
●[評価結果(図11)]
実施例3−2の発射薬について、図11の表に示すように、発射装薬の個数1、3、6個(発射薬量2.0〜12.0kg)の各条件で射撃試験を実施した。
図11の表からわかるように、比較例1−1の結果と比較して、初速ばらつきは低減されつつ、最大負差圧は同程度に抑制できていることが確認された。
しかし、初速のばらつきは、実施例1−1〜1−3、2−1及び3−1ほどは低減されなかった。
●●[比較例1−1における発射薬120Aの構造(図9)と、発射薬の構造と、評価結果(図11)]
図9には、図11に示す表における比較例1−1に相当する従来の発射薬120Aの外観(斜視図)の例が示されている。
●[従来の発射薬120Aの構造(図9)]
図9に示すように、比較例1−1の従来の発射薬120Aは、いわゆる19孔6角柱状発射薬の例である。
比較例1−1の発射薬120Aには、最大外径D101=14.5mm、長さL101=14.5mm、各中央部貫通孔121Eの直径=0.5mm、隣り合う中央部貫通孔121Eの間隔(中央部貫通孔間隔K1)=2mm、中央部貫通孔121Eの数=19個、の断面六角形のものを使用した。
なお、発射薬組成は実施例1−1と同一とした。
●[発射装薬の構造]
発射装薬の構造については、実施例1−1にて説明した図2に示す発射装薬10に対して発射薬20Aを発射薬120Aに変更したのみであるので、説明を省略する。
●[評価結果(図11)]
比較例1−1の従来の発射薬について、図11の表に示すように、発射装薬の個数1、3、6個(発射薬量2.0〜12.0kg)の各条件で射撃試験を実施した。
図11の表において、比較例1−1の発射装薬の数が1個の条件で得られた初速ばらつきの標準偏差を100%(評価基準値)とした。従って、各実施例における初速ばらつきの標準偏差は、100%より小さいほど、好ましい結果であるといえる。
●●[比較例2−1における発射薬120Bの構造(図10)と、発射装薬の構造と、評価結果(図11)]
図10には、図11に示す表における比較例2−1に相当する従来の発射薬120Bの外観(斜視図)の例が示されている。
●[従来の発射薬120Bの構造(図10)]
図10に示すように、比較例2−1の従来の発射薬120Bは、いわゆる円形断面単孔管状発射薬に対して、発射薬120Bの中心貫通孔121C(中央部貫通孔)と発射薬120Bの側面120Sとの間に15個の外周部貫通孔121Fを設けた発射薬である。
比較例2−1の発射薬120Bには、外径D111=6mm、長さL111=4.5mm、中心貫通孔121Cの直径=0.5mm、中心貫通孔121Cと発射薬120Bの側面120Sの間隔=2mm、中心貫通孔121Cの数=1個、の断面円形のものを使用した。
また、外周部貫通孔121Fの直径=0.5mm、外周部貫通孔121Fと発射薬120Bの側面120Sの表面との間隔=0.25mmに設定し、外周部貫通孔121Fの個数=15個に設定し、隣り合う外周部貫通孔121Fの間隔=0.55mmに設定した。
なお、発射薬組成は実施例1−1と同一とした。
●[発射装薬の構造]
発射装薬の構造については、実施例1−1にて説明した図2に示す発射装薬10に対して発射薬20Aを発射薬120Bに変更したのみであるので、説明を省略する。
●[評価結果(図11)]
比較例2−1の従来の発射薬について、図11の表に示すように、発射装薬の個数1、3、6個(発射薬量2.0〜12.0kg)の各条件で射撃試験を実施した。
図11の表からわかるように、中央部貫通孔が1個のみの比較例2−1では、初速ばらつき及び最大負差圧が大きく、評価結果は好ましくない。これより、中央部貫通孔の個数は7孔以上が必要であることが明らかとなった。
●●[比較例3−1における発射薬の構造と、発射装薬の構造と、評価結果(図11)]
図11に示す表における比較例3−1にて用いた発射薬は、特開2012−21685号公報にて公開されている2種類の発射薬(主発射薬と初速安定化用発射薬)であり、当該発射薬を用いて発射装薬を構成した。なお図示は省略する。
●[発射薬(主発射薬と初速安定化用発射薬)の構造]
主発射薬としては、外径=15mm、長さ=14mm、中央部貫通孔の直径=0.5mm、隣り合う中央部貫通孔の間隔=2mm、中央部貫通孔の数=19個、の断面六角形のものを使用した。また、主発射薬の発射薬組成は実施例1−1と同一とした。
そして、初速安定化用発射薬としては、外径=1.2mm、長さ=8.0mm、中央部貫通孔の直径=0.2mm、中央部貫通孔の数=1個、の断面円形のものを使用した。また、初速安定化用発射薬の発射薬組成は実施例1−1と同一とした。また、初速安定化用発射薬は絹製の袋に填薬して、当該袋を、図2に示す発射装薬10における中心焼尽部品13の外周面(発射薬収容空間12K内)に、紐で固定した。
なお図11の表の比較例3−1において、発射薬Aは主発射薬を示し、発射薬Bは初速安定化用発射薬を示している。
●[発射装薬の構造]
発射装薬の構造については、実施例1−1にて説明した図2に示す発射装薬10に対して発射薬20Aを主発射薬に変更し、初速安定化用発射薬を填薬した袋を中心焼尽部品13の外周面に紐で固定したものであるが、図示は省略する。
●[評価結果(図11)]
比較例3−1の従来の発射薬について、図11の表に示すように、発射装薬1個当たりに主発射薬1.85kg、初速安定化用発射薬0.15kgを填薬し、発射装薬の個数1、3個(発射薬量2.0〜6.0kg)の各条件で射撃試験を実施した。
図11の表からわかるように、比較例1−1の結果と比較して、初速ばらつきは低減されたが、最大負差圧は発射装薬3個で非常に大きくなることが確認された。また、発射装薬6個の条件で射撃した場合、射撃試験装置の著しい破損が生じ、初速及び最大負差圧の計測は実施できなかった。
以上の実施例にて説明したように、発射薬20A〜20Eの形状は、中央領域21Aに7個以上の中央部貫通孔21Eを有していれば、どのような形状であっても良いが、従来から使用されている円形断面7孔管状(円柱状)、円形断面19孔管状(円柱状)、19孔6角柱状、円形断面37孔管状(円柱状)、37孔6角柱状などに本発明を適用することが好ましい。
また、発射薬の組成は、弾薬用発射薬に適した発射薬組成であれば、特に制限はないが、従来から使用されているシングルベース、ダブルベース、トリプルベース又はマルチベースのいずれかの組成が好ましい。
また、隣り合う外周部貫通孔21Fの間隔K2及び外周部貫通孔21Fと発射薬の側面20Sとの間隔K3は設計要素であり、隣り合う中央部貫通孔21Eの間隔(中央部貫通孔間隔K1)よりも小さければ、特に制限はない。
なお、隣り合う中央部貫通孔21Eの間隔(中央部貫通孔間隔K1)とは、隣り合う中央部貫通孔21Eにおいて対向している縁から縁の最短距離を示し、隣り合う外周部貫通孔21Fの間隔K2とは、隣り合う外周部貫通孔21Fにおいて対向している縁から縁の最短距離を示す。
そして、発射薬の初期燃焼時において効果的に発射薬の燃焼ガスを発生させるためには、外周部貫通孔21Fの間隔K2及び外周部貫通孔21Fと発射薬の側面20Sとの間隔K3は、中央部貫通孔間隔K1に対して0.05倍から0.5倍が好ましく、特に0.1倍から0.3倍が好ましい。
また、外周部貫通孔21Fの直径は特に制限はないが、製造の効率上、中央部貫通孔21Eと同一の直径が好ましい。
また、外周部貫通孔21Fの形状は特に制限はないが、製造が容易な円形状が好ましい。
また、図6に示す切り込み22(溝部)の間隔L63、幅L62、及び深さは設計要素であり、中央部貫通孔間隔K1よりも小さければ、特に制限はない。
そして、発射薬の初期燃焼時において効果的に発射薬の燃焼ガスを発生させるためには、切り込み22の間隔L63は中央部貫通孔間隔K1に対し0.05倍から0.75倍が好ましく、特に0.1倍から0.5倍が好ましい。
本発明の発射薬20A〜20Eは、本実施の形態で説明した外観、形状、構造、構成、寸法等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
また、図6に示す発射薬における軸ZC方向に直交する切り込み22(直交方向切り込み)の代わりに、軸ZC方向に平行な方向の切り込み(平行方向切り込み)を、側面20Sの表面に複数形成してもよい。この場合、平行方向切り込みの幅、及び深さは、中央部貫通孔間隔K1よりも小さければ、特に制限はない。また、隣り合う平行方向切り込みの間隔は、中央部貫通孔間隔K1に対して0.05倍から0.75倍が好ましく、特に0.1倍から0.5倍が好ましい。また、直交方向切り込みと平行方向切り込みの双方の切り込みを形成してもよい。
また、平行方向切り込みの形成については、圧伸工程で行い、圧伸工程で用いるダイスの内面に、捏和工程後に得られる所定の粘度を有する原材料(以下、捏和薬)の圧出方向と平行に凸部形状を設け、この凸部形状を有するダイス内に捏和薬を通過させることにより平行方向切り込みを有する発射薬を製造することができる。
た、本実施の形態の説明に用いた数値は一例であり、この数値に限定されるものではない。
また、それぞれの切り込みは、連続的につながった切り込みが好ましいが、断続的な切り込みであってもよい。
10 発射装薬
11 上部焼尽部品
12 下部焼尽部品
13 中心焼尽部品
20A〜20E 発射薬
20S 側面
20T 端面
21A 中央領域
21E 中央部貫通孔
21F 外周部貫通孔
22 切り込み
30 点火薬
40 りゅう弾砲
K1 中央部貫通孔間隔
K2 間隔(隣り合う外周部貫通孔21Fの間隔)
K3 間隔(外周部貫通孔21Fと側面20Sとの間隔)
ZC 軸

Claims (3)

  1. 軸方向に直交する端面と前記軸方向に平行な側面とを備えて柱状の形状を有し、
    前記端面における前記側面よりも内側となる中央領域において前記軸方向に平行な7個以上の中央部貫通孔を有し、
    隣り合う前記中央部貫通孔が均一な中央部貫通孔間隔となるようにそれぞれの前記中央部貫通孔が配置されている弾薬用の発射薬において、
    前記中央領域と前記側面との間には、前記軸方向に平行な外周部貫通孔が6個以上配置されており、
    前記外周部貫通孔と前記側面との間隔及び隣り合う前記外周部貫通孔の間隔は、前記中央部貫通孔間隔より小さいことを特徴とする発射薬。
  2. 請求項1に記載の発射薬であって、
    前記側面には、前記中央部貫通孔間隔以下の幅及び深さを有して前記軸方向に直交する方向となる複数の切り込みが形成されていることを特徴とする発射薬。
  3. 請求項1または2に記載の発射薬であって、
    前記側面には、前記中央部貫通孔間隔以下の幅及び深さを有して前記軸方向に平行な方向となる複数の切り込みが形成されていることを特徴とする発射薬。
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