JP5928480B2 - 無線基地局、サーバ、移動通信システム及び動作制御方法 - Google Patents

無線基地局、サーバ、移動通信システム及び動作制御方法 Download PDF

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Description

本発明は無線基地局、サーバ、移動通信システム及び動作制御方法に関し、特に無線基地局間で定義されている論理インターフェースの制御に関する。
図32は、移動通信網、具体的にはLTE(Long Term Evolution)のネットワークにおいて、eNB(Evolved Node B、無線基地局装置)間で定義されている論理インターフェース(X2インターフェース)を確立する際にeNB間でやりとりされるX2メッセージのシーケンス図である。eNB(#1)201及びeNB(#2)202間におけるX2リンク(X2インターフェース)の確立は、一方がX2 SETUP REQUESTメッセージを送信し(ステップS112)、他方からX2 SETUP RESPONSEメッセージを受信する(ステップS113)ことで行われる(非特許文献1参照)。
X2リンクがeNB201及び202間で設定されることにより、eNB201及び202間でUE(User Equipment、移動端末)がハンドオーバする際に、eNB201及び202がX2リンクを用いて情報の交換をすることにより、ハンドオーバを可能とする。X2リンクが存在しなければ、S1インターフェース経由での情報交換が必要となり、ハンドオーバに要する時間が増加してしまう。また、コアネットワークの負担も増加してしまう。
アプリケーション層の論理的なX2インターフェースは、トランスポート層であるSCTP(Stream Control Transmission Protocol)(非特許文献2参照)の上にて定義されている(非特許文献3及び4)。ステップS111にて確立される1つのSCTPアソシエーションが1つのeNB201及び202間のX2リンクのために使用される。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)で議論されているSON(Self Organizing Network)機能の一つとしてANR(Automatic Neighbor Relation)という機能が存在する。近隣に存在するeNBを検知し、その近隣eNBとX2リンクを設定するのがANR機能の一つである(非特許文献5参照)。
3GPP TS 36.423 RFC 4960 3GPP TS 36.422 3GPP TS 36.420 3GPP TS 36.300 3GPP TS 36.331
上述したANR機能により、新たに近隣eNBが検出される際に、そのeNBとの間でX2リンクを確立することが期待されている。しかし、実ネットワークにおいては、1台のeNBが設定可能なX2リンクの数、つまりSCTPの数には制限があるものであり、ANR機能にて検知された全てのeNBと無尽蔵にX2リンクを設定することは不可能である。
また、eNBの種類によっては収容可能ユーザ数が少なかったり、セル半径が小さかったりする。そのようなeNBとの間でX2リンクを確立することのメリットがあまり無い場合もある。
ANR機能により検知された近隣eNBとX2リンクを設定する際に何らかのロジックを用いてX2リンクの確立・切断を制御(選択)する仕組みが必要とされる。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、無駄な論理インターフェースの確立を抑制可能とする無線基地局、サーバ、移動通信システム及び動作制御方法を提供することにある。
本発明による無線基地局は、移動通信システムにおける無線基地局であって、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否を前記近隣無線基地局の属性情報を基に判断する判断手段を含むことを特徴とする。
本発明による動作制御方法は、移動通信システムにおける無線基地局の動作制御方法であって、近隣無線基地局の属性情報を基に前記近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否を判断するステップを含むことを特徴とする。
本発明によるサーバは、移動通信システムにおける無線基地局と接続されるサーバであって、前記無線基地局間の論理インターフェースの確立の可否を前記無線基地局の属性情報を基に判断する判断手段を含むことを特徴とする。
本発明による動作制御方法は、移動通信システムにおける無線基地局と接続されるサーバの動作制御方法であって、前記無線基地局間の論理インターフェースの確立の可否を前記無線基地局の属性情報を基に判断するステップを含むことを特徴とする。
本発明による移動通信システムは、無線基地局と、前記無線基地局間の論理インターフェースの確立の可否を前記無線基地局の属性情報を基に判断する判断手段とを含むことを特徴とする。
本発明による動作制御方法は、移動通信システムの動作制御方法であって、無線基地局間の論理インターフェースの確立の可否を前記無線基地局の属性情報を基に判断するステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、無駄な論理インターフェースの確立を抑制可能とするという効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態による移動通信システムにおけるeNBの動作を示すシーケンス図である。 図1のeNBの構成を示す図である。 図1のeNBが保持するデータベースである。 図1のeNBが保持するデータベースである。 本発明の第1の実施の形態におけるX2 SETUP REQUESTメッセージに追加される情報要素を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるX2 SETUP RESPONSEメッセージに追加される情報要素を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるeNBが保持するデータベースである。 本発明の第2の実施の形態におけるeNBが保持するデータベースである。 本発明の第2の実施の形態におけるeNBの動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態におけるeNBの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施の形態におけるX2 SETUP REQUESTメッセージに追加される情報要素を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるX2 SETUP RESPONSEメッセージに追加される情報要素を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるENB CONFIGURATION UPDATEメッセージに追加される情報要素を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるeNBが保持するデータベースである。 本発明の第3の実施の形態においてX2リンクを確立した後のeNBの動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態におけるeNBが保持するデータベースである。 本発明の第3の実施の形態においてユーザ数情報を受信した際のeNBの動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態において新たに近隣eNBを検知した際のeNBの動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態におけるeNBの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第4の実施の形態におけるeNBが保持するデータベースである。 本発明の第4の実施の形態におけるeNBが保持するデータベースである。 本発明の第4の実施の形態におけるX2 SETUP FAILUREメッセージに含めるCauseに追加される要素を示す図である。 本発明の第5の実施の形態による移動通信システムの構成を示す図である。 図23の管理サーバの構成を示す図である。 図23の管理サーバが保持するデータベースである。 本発明の第5の実施の形態による移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第6の実施の形態による移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第6の実施の形態における管理サーバが保持するデータベースである。 本発明の第6の実施の形態における管理サーバが保持するデータベースである。 本発明の第7の実施の形態による移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第7の実施の形態における管理サーバが保持するデータベースである。 eNB間でやりとりされるX2メッセージのシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発明による移動通信システムの概要について説明する。本発明による移動通信システムは、無線基地局を含み、そして更に、無線基地局間の論理インターフェースの確立の可否を無線基地局の属性情報を基に判断する判断手段を含む。無線基地局の属性情報を基に判断手段が無線基地局間の論理インターフェースの確立の可否を判断するようにしているので、無駄な論理インターフェース(維持する必要性の低い論理インターフェース)の確立を抑制可能となる。
図1は本発明の第1の実施の形態による移動通信システムにおけるeNBの動作を示すシーケンス図である。eNB(#1)101及びeNB(#2)102は、LTEの無線基地局装置である。
図2は図1のeNB101の構成を示す図であり、eNB102も同等の構成を有する。判断部13は、近隣eNBとの間のX2リンクの確立の可否を当該近隣eNBのeNBタイプを基に判断する。制御部11は、通信部12を用いて近隣eNBとの間でメッセージの送受信を行う。また、制御部11は、判断部13の判断結果に従ってX2リンクの切断のための制御を行う。記憶部14は、後述する各種データベースを含む。無線通信部15は、図示せぬUEと通信を行う。
図3は図1のeNB101が保持するデータベースである。本データベースには、自eNBのeNBタイプの値として、Macro eNBという値が設定されている。つまり、本データベースを持つeNB101がMacro eNBである。eNBタイプの取りうる値としては、Macro eNB、Micro eNB、Pico eNB、HeNB(Home eNB)を想定する。
また、本データベースには、X2リンクの確立を規制すべきeNBタイプの値として、Pico eNBとHeNBが設定されている。ここで取りうる値としては、Macro eNB、Micro eNB、Pico eNB、HeNBの4種類に加えて、それぞれを自由に組み合わせた値を可能とする(Macro eNB+Pico eNBや、Macro eNB+Pico eNB+HeNBなど)。
図4は図1のeNB102が保持するデータベースである。本データベースには、自eNBのeNBタイプの値として、Pico eNBが設定されている。つまり、eNB101はMacro eNBであるのに対して、eNB102はPico eNBである。また、eNB102においてX2リンクの確立を規制すべきeNBタイプの値として、Macro eNBが設定されている。
図5はX2 SETUP REQUESTメッセージに追加される情報要素を示す図である。非特許文献1の9.1.2.3に記載のX2 SETUP REQUESTメッセージに、eNB type301というIE(Information Element、情報要素)が新たに定義されている。eNBタイプを示すIEのrangeとして、Macro eNB、Micro eNB、Pico eNB、HeNBを設定可能としている。
図6はX2 SETUP RESPONSEメッセージに追加される情報要素を示す図である。非特許文献1の9.1.2.4に記載のX2 SETUP RESPONSEメッセージに、eNB type302というIEが新たに定義されている。eNBタイプを示すIEのrangeとして、Macro eNB、Micro eNB、Pico eNB、HeNBを設定可能としている。
以下、図1を参照して、eNB101がANR機能によりeNB102を検知して、X2リンクの確立を試みる際の動作について説明する。
eNB101及び102間でSCTPリンクの確立が行われる(ステップS1)。この際に使用されるSCTP手順は非特許文献2などでよく知られたものであるので、詳細は省略する。SCTPリンクが確立すると、eNB101はeNB102へX2 SETUP REQUESTメッセージを送信する(ステップS2)。この際、図5に示したように、自eNB101のeNBタイプを含むメッセージが送信される。このeNBタイプは、図3に示した自eNBのeNBタイプと一致する。
eNB102は、X2 SETUP REQUESTメッセージを受信すると、X2 SETUP RESPONSEメッセージを送信する(ステップS3)。この際、図6に示したように、自eNB102のeNBタイプを含むメッセージが送信される。このeNBタイプは、図4に示した自eNBのeNBタイプと一致する。
eNB101は、X2 SETUP RESPONSEメッセージに含まれる対向eNB102のeNBタイプを基にeNB102との間のX2リンクの確立の可否を判断する(ステップS4)。eNB101は、eNB102のeNBタイプが図3のX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに含まれているかどうか確認する。本例においては含まれているため、SCTPリンクの切断を開始する。
SCTPリンク切断動作は非特許文献2に記載されていることであるが、以下に説明する。eNB101は、SCTPリンクを切断するために、SCTP SHUTDOWNメッセージを送信する(ステップS5)。eNB102はSCTP SHUTDOWNメッセージを受信すると、SCTP SHUTDOWN ACKメッセージを返す(ステップS6)。eNB101は、SCTP SHUTDOWN COMPLETEメッセージを送信して、SCTPリンクの切断が完了する(ステップS7)。以上の切断手順の代わりに、eNB101がSCTP ABORTメッセージをeNB102へ送信することによっても切断可能である。
ステップS4において、eNB102のeNBタイプが図3のX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに含まれていない場合は、eNB101は、X2リンクを維持すべくSCTPリンクの切断は行わない。
以上の説明では、X2リンクを確立(X2 SETUP REQUEST/RESPONSEを交換)した後にeNB101がX2リンクの確立の可否を判断するが、eNB102がX2 SETUP REQUESTメッセージの受信に応答して、eNB101との間のX2リンクの確立の可否を判断するようにしてもよい。この場合、eNB102は、X2 SETUP REQUESTメッセージに含まれるeNB101のeNBタイプが図4のX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに含まれているかどうか確認することにより、X2リンクの確立の可否を判断する。そして、含まれている場合は、eNB102はX2 SETUP RESPONSEメッセージではなくX2 SETUP FAILUREメッセージをeNB101へ返すことにより、X2リンクを確立しないようにする。
また、以上の説明では、X2リンクの確立の可否判断はeNBのeNBタイプを基に行われるが、eNBタイプに限定されるものではなく、様々なeNBの属性情報を用いることができる。例えば、eNBのセル半径(例えばVery Large、Large、Medium、Smallなどの値をとる)、eNBの収容可能ユーザ数、eNBのユーザ数(当該eNBのセルに在圏しているユーザ数(IDLE MODEとCONNECTED MODEのUE数。各モードの詳細は非特許文献6参照))、eNBの負荷状況(例えばHigh load、medium load、low loadなどの値をとる)や、eNBのセル半径(前述のセル半径と異なり、eNBのReference signal power (dBm)で表現される)を用いるようにしてもよい。収容可能ユーザ数、ユーザ数、Reference signal power (dBm)を用いる場合は、その値と所定の閾値とを比較することにより、X2リンクの確立の可否判断が行われる(閾値より小であれば切断)。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態では、X2リンク確立の際にeNB101及び102はeNBタイプをお互いに交換しており、また、各eNBが対向eNBのeNBタイプを基にX2リンクの確立の可否を判断する。したがって、各eNBは対向eNBのeNBタイプに応じてX2リンクを確立する、しないを選択することが可能となるので、X2リンク/SCTPリンクのためのリソースを節約することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本発明の第1の実施の形態では、X2リンクの確立の度にX2リンクの確立の可否が判断されるが、本発明の第2の実施の形態では、X2リンクの確立の度に判断を行うのではなく、確立済みのX2リンク数が所定値に達する場合に確立済みのX2リンクの確立の可否が判断される。なお、本発明の第2の実施の形態の基本的な構成は本発明の第1の実施の形態と同一であり、本発明の第2の実施の形態においても、eNB101及び102は図3及び4のデータベースをそれぞれ保持している。また、eNB101及び102間でX2リンクを確立する際には、図1のステップS2及びS3のようにeNB101及び102は自eNBのeNBタイプをお互いに交換する。
図7及び8は本発明の第2の実施の形態におけるeNBが保持するデータベースである。図7のデータベースには、自eNBのX2リンク最大数(X2リンク/SCTPリンク確立本数の上限)として100が設定されている。図8のデータベースには、自eNBとの間でX2リンクを確立済みの対向eNBの識別子(eNB ID)及びそのeNBタイプ情報が保存されている。対向eNBのeNB ID及びそのeNBタイプ情報は、上述したようにX2リンクの確立の際に対向eNBから通知される。eNBはX2リンクを確立、切断する度に図8のデータベースを更新する。
図9は本発明の第2の実施の形態におけるeNBの動作を示すフローチャートである。以下、図9を参照して、eNB101がANR機能によりeNB102を検知した際の動作について説明する。
eNB101は、eNB101が持つ確立済みのX2リンクの数が図7のX2リンク最大数と同じかどうかを確認する(ステップS11)。X2リンク最大数に達していれば、eNB101は、図8のデータベースのeNBタイプを基に確立済みのX2リンクの確立の可否を判断して切断可能なX2リンクの有無を確認する(ステップS12)。すなわち、図8のデータベースにおいて、図3のX2リンク確立を規制すべきeNBタイプ(この場合はPico eNB、HeNB)に含まれるeNBタイプがサーチされる。図8においては、eNB ID#1、eNB ID#2、eNB ID#5との間の確立済みのX2リンクが切断可能なX2リンクの選択対象である。
そして、eNB101は、切断可能なX2リンクを切断する(ステップS13)。すなわち、図1のステップS5〜S7のシーケンスが実施される。ステップS12において選択対象のX2リンクが複数存在する場合は、任意のものを切断する、もしくは全て切断するようにしてもよい。ステップS13の後、あるいはステップS11においてX2リンク最大数に達していない場合、eNB101は、検知されたeNB102との間でX2リンクを確立する(ステップS14)。
以上の説明では、ステップS12におけるX2リンクの確立の可否判断はeNBのeNBタイプを基に行われるが、本発明の第1の実施の形態と同様に、eNBタイプに限定されるものではなく、様々なeNBの属性情報を用いることができる。収容可能ユーザ数、ユーザ数、Reference signal power (dBm)を用いる場合は、その値と所定の閾値とを比較して判断してもよいし、あるいは最も低い値を持つeNBとの間の確立済みのX2リンクを切断するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態では、確立済みのX2リンク数が上限に達するまでは、X2リンク確立を規制すべきeNBタイプのeNBとの間でもX2リンクを確立するようにし、上限に達する場合に確立済みのX2リンクの確立の可否を判断するようにしているので、上限に達している場合であっても無駄なX2リンクを切断して新たに検知される近隣eNBとの間でX2リンクを確立することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本発明の第1及び第2の実施の形態では、eNB101及び102間でX2リンクを確立する際にのみ対向eNBの属性情報が通知されるが、本発明の第3の実施の形態では、通知される属性情報が動的に変化する場合を考慮し、各eNBは自eNBとの間でX2リンクを確立済みのeNBに対して定期的に自eNBの属性情報を通知する。なお、本発明の第3の実施の形態の基本的な構成は本発明の第1の実施の形態と同一であるが、以下の説明ではeNBタイプではなくeNBのユーザ数(当該eNBのセルに在圏しているユーザ数)が用いられるので、eNB101及び102は図3及び4のデータベースをそれぞれ保持しなくてもよい。また、eNB101及び102各々は図7のデータベースを保持する。
図10は本発明の第3の実施の形態におけるeNBの動作を示すシーケンス図である。X2メッセージを用いてユーザ数が通知される。ALT1では、X2リンク確立時にeNB101及び102間でユーザ数情報を交換する動作が示されている。ALT2では、自eNBのユーザ数情報を確立済みのX2リンク上で対向eNBに対してENB CONFIGURATION UPDATEメッセージを用いて通知する動作が示されている。ALT3では、X2リンク/SCTPリンクを切断する動作が示されている。各ALTの契機は後述する。
図11は本発明の第3の実施の形態におけるX2 SETUP REQUESTメッセージに追加される情報要素を示す図である。図11では、図5と異なり、Number of users(ユーザ数)311というIEが規定されている。図12は本発明の第3の実施の形態におけるX2 SETUP RESPONSEメッセージに追加される情報要素を示す図である。図12では、図6と異なり、Number of users312というIEが規定されている。図11及び12のメッセージをX2リンク確立時に交換することにより、eNB101及び102は互いのユーザ数を知ることが可能となる。
図13は本発明の第3の実施の形態におけるENB CONFIGURATION UPDATEメッセージに追加される情報要素を示す図である。非特許文献1の9.1.2.8に記載のENB CONFIGURATION UPDATEメッセージに、Number of users313というIEが新たに規定されている。eNB101及び102はこのメッセージをX2リンク上で送信することで、対向eNBへ自eNBのユーザ数情報を伝えることが可能となる。
なお、図11〜13において規定したNumber of users(ユーザ数)は、上述したように、自eNBのセルに在圏しているユーザ数(IDLE MODEとCONNECTED MODEのUE数。各モードの詳細は非特許文献6参照)であるが、IDLE MODEとCONNECTED MODEのユーザ数をそれぞれ別のパラメータで通知する方法でもよい。また、1つのeNBが複数のセルを持つことも考えられるので、その場合は、セル毎のユーザ数を規定してもよい。
図14は本発明の第3の実施の形態におけるeNBが保持するデータベースである。図14のデータベースには、自eNBとの間でX2リンクを確立済みの対向eNBの識別子(eNB ID)及びそのユーザ数情報が保存されている。eNB毎に受信される最新のユーザ数情報が記録されている。eNB ID#2がユーザ数10となっており、一番少ないユーザ数である。
図15は本発明の第3の実施の形態においてX2リンクを確立した後のeNBの動作を示すフローチャートである。eNBは、対向eNBとの間でX2リンクを確立すると、図示せぬタイマによる計時をスタートさせ(ステップS31)、所定時間経過した場合に(ステップS32)、対向eNBに対してENB CONFIGURATION UPDATEメッセージをユーザ数を含めて通知する(ステップS33)。対向eNBとの間でX2リンクを確立している間、この動作が繰り返されることにより、対向eNBへENB CONFIGURATION UPDATEメッセージが定期的に送信される。これにより、対向eNBにおいて、データベースを更新可能である。なお、図15のステップS33は、図10のステップS26に相当する。
図16は本発明の第3の実施の形態におけるeNBが保持するデータベースである。本データベースでは、図15において説明したタイマのタイマ値が規定されている。この場合、60秒にタイマ値が設定されている。つまり、60秒経過したら自eNBのユーザ数情報が対向eNBへ通知される。
図17は本発明の第3の実施の形態においてユーザ数情報を受信した際のeNBの動作を示すフローチャートである。eNBは、対向eNBからX2 SETUP REQUESTメッセージ、X2 SETUP RESPONSEメッセージ、ENB CONFIGURATION UPDATEメッセージを受信すると、自eNBが保持する図14のデータベースを更新する(ステップS41)。なお、図17のステップS41は、図10のステップS23,S25,S27に相当する。図10のステップS23,S27の後、eNB102は、eNB101へ、ステップS24のX2 SETUP RESPONSEメッセージ、ステップS28のENB CONFIGURATION UPDATE ACKメッセージをそれぞれ送信する。
図18は本発明の第3の実施の形態において新たに近隣eNBを検知した際のeNBの動作を示すフローチャートである。eNB101がANR機能によりeNB102を検知すると、eNB101は、図7のX2リンク最大数−1の数に、eNB101が持つ確立済みのX2数が到達しているかどうかを確認する(ステップS51)。X2リンク最大数−1に達していれば、eNB101は、検知されたeNB102との間でX2リンクを確立する(ステップS52)。なお、図18のステップS52は、図10のステップS21〜S25に相当する。
次に、eNB101は、図14のデータベースのユーザ数情報を基に確立済みのX2リンクの確立の可否を判断して切断すべきX2リンクを選択する(ステップS53)。ここでは、図14のデータベースの中で最も低いユーザ数を持つ近隣eNBが選択される。そして、eNB101は、選択されたeNBとの間の確立済みのX2リンクを切断する(ステップS54)。なお、図18のステップS54は、図10のステップS29のSCTPリンク切断動作に相当する。ステップS51においてX2リンク最大数−1に達していない場合、eNB101は、ステップS52と同様に、検知されたeNB102との間でX2リンクを確立する(ステップS55)。
以上の説明では、ステップS53におけるX2リンクの確立の可否判断はeNBのユーザ数を基に行われるが、ユーザ数に限定されるものではなく、様々なeNBの属性情報を用いることができる。例えば、eNBのセル半径(例えばVery Large、Large、Medium、Smallなどの値をとる)、eNBの収容可能ユーザ数、eNBの負荷状況(例えばHigh load、medium load、low loadなどの値をとる)や、eNBのセル半径(前述のセル半径と異なり、eNBのReference signal power (dBm)で表現される)を用いるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態では、確立済みのX2リンク数がX2リンク最大数−1に達するまでは近隣eNBとの間でX2リンクを確立し、X2リンク最大数−1に達した場合に、確立済みのX2リンクの確立の可否を判断して、無駄なX2リンクを切断することができる。また、本発明の第3の実施の形態は、各eNBが自eNBとの間でX2リンクを確立済みのeNBに対して定期的に自eNBの属性情報を通知するので、X2リンクの確立の可否判断にユーザ数のような動的に変化する情報を用いる場合により好適である。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本発明の第1〜第3の実施の形態では、X2リンク経由で取得されるeNBの属性情報を基にX2リンクの確立の可否が判断されるが、本発明の第4の実施の形態では、各eNBは、移動通信システムにおけるeNB各々の属性情報を予め格納するデータベースを保持し、このデータベースを用いてX2リンクの確立の可否を判断する。なお、本発明の第4の実施の形態の基本的な構成は本発明の第1の実施の形態と同一であるが、以下の説明では上記のデータベースが用いられるので、eNB101及び102は図3及び4のデータベースをそれぞれ保持しなくてもよい。
図19は本発明の第4の実施の形態におけるeNBの動作を示すシーケンス図である。図20及び21は本発明の第4の実施の形態におけるeNBが保持するデータベースである。図20のデータベースには、予め、移動通信システムにおけるeNB各々の識別子(eNB ID)及びそのeNBタイプが保存されている。図21のデータベースには、X2リンクの確立を規制すべきeNBタイプが登録されている。
図22は本発明の第4の実施の形態におけるX2 SETUP FAILUREメッセージに含めるCauseに追加される要素を示す図である。非特許文献1の9.2.6に記載のCause中、>>Transport Layer Causeにて"prohibited eNB Type"というcauseが追加されている。
以下、図19を参照して、eNB101がANR機能によりeNB102を検知して、X2リンクの確立を試みる際の動作について説明する。
eNB101及び102間でSCTPリンクの確立が行われる(ステップS61)。eNB101は、eNB102へX2 SETUP REQUESTメッセージを送信する(ステップS62)。このメッセージはeNBタイプ情報を含まない。
eNB102は、X2 SETUP REQUESTメッセージを受信すると、保持するデータベースを用いてeNB101との間のX2リンクの確立の可否を判断する(ステップS63)。すなわち、eNB102は、X2 SETUP REQUESTメッセージに含まれる送信元eNB101のeNB IDを基に、eNB102が持つ図20のデータベースからeNB101のeNBタイプを得る。また、eNB102は、eNB102が持つ図21のデータベースを参照して、eNB101のeNBタイプがX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに含まれているかどうか確認する。
ステップS63において、eNB101のeNBタイプがX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに該当する場合、eNB102はX2リンク確立を拒絶するために、X2 SETUP FAILUREメッセージをeNB101へ送信する(ステップS64)。この際、X2 SETUP FAILUREメッセージの中にCauseを含める必要があり、新たなCauseとして図22に示すCauseが提案される。なお、ステップS63において、eNB101のeNBタイプがX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに該当しない場合、eNB102はX2 SETUP RESPONSEメッセージをeNB101へ送信してX2リンクを確立する。
ステップS64の後、eNB102はSCTPリンクの切断を開始して、eNB101との間のトランスポート層のリソースを解放することも可能である(ステップS65)。eNB101がSCTPリンクの切断を開始してもよい。
図20及び21のデータベースは、オペレータがポリシーを変更するとき(例えば、図21のデータベースに今まで登録されていなかったeNBタイプが追加されるなど)や、初めて各データベースに値を入れるときなどに、更新される。このような図20及び21のデータベースの更新を契機として、X2リンク確立を規制すべきeNBタイプのeNBとの間で確立済みのX2リンクがある場合、そのX2リンクを切断すべくSCTPリンクの切断が開始されてもよい(ステップS66)。
以上の説明では、X2 SETUP REQUESTメッセージを受信したeNB102がステップS63にてX2リンクの確立の可否を判断するが、eNB101がANR機能によりeNB102を検知してX2リンクの確立を試みる際に、eNB101が、自eNB101が保持する図20及び21のデータベースを用いて、検知されたeNB102との間のX2リンクの確立の可否を判断するようにしてもよい。ここで、eNB102のeNBタイプがX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに該当するならば、eNB101は、X2 SETUP REQUESTメッセージをeNB102に送信しないようにする、もしくは、eNB102との間にSCTPリンクを確立しないようにする、もしくは、eNB102との間にSCTPリンクが既に確立している場合にはSCTPリンクの切断を開始することが可能である。
また、以上の説明では、X2リンクの確立の可否判断はeNBのeNBタイプを基に行われるが、本発明の他の実施の形態と同様に、eNBタイプに限定されるものではなく、様々なeNBの属性情報を用いることができる。
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態では、各eNBは、移動通信システムにおけるeNB各々のeNBタイプを予め格納するデータベースを保持し、当該データベースから得られる対向eNBのeNBタイプを基にX2リンクの確立の可否を判断する。したがって、各eNBは対向eNBのeNBタイプに応じてX2リンクを確立する、しないを選択することが可能となるので、X2リンク/SCTPリンクのためのリソースを節約することが可能となる。
なお、本発明の第4の実施の形態では、ANR機能により近隣eNBが検知される度に当該近隣eNBとの間のX2リンクの確立の可否が判断されるが、本発明の第2の実施の形態のように確立済みのX2リンク数が所定値に達する場合にのみ確立済みのX2リンクの確立の可否が判断されるようにしてもよい。
この場合、各eNBは、図20及び21のデータベースに加えて図7のデータベースを備える。そして、ANR機能により近隣eNBを検知した際、eNBは図9のフローチャートと同様の動作を行えばよい。ただし、図9のステップS12では、自eNBが保持する図20及び21のデータベースを用いて確立済みのX2リンクの確立の可否を判断する。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本発明の第4の実施の形態では、各eNBが移動通信システムにおけるeNB各々の属性情報を予め格納するデータベースを保持するが、本発明の第5の実施の形態では、eNBとは異なるサーバにデータベースを保持させ、当該サーバがこのデータベースを用いて各eNBにおけるX2リンクの確立の可否を判断する。
図23は本発明の第5の実施の形態による移動通信システムの構成を示す図である。図23に示すように、本発明の第5の実施の形態では、本発明の第1〜第4の実施の形態と同様にeNB101及び102が存在する。eNB101及び102は管理サーバ150に接続されている点が本発明の第1〜第4の実施の形態とは異なる。
図24は図23の管理サーバ150の構成を示す図である。判断部23は、eNB間のX2リンクの確立の可否をeNBのeNBタイプを基に判断する。制御部21は、通信部22を用いてeNBと通信を行う。記憶部24は、後述する各種データベースを含む。
図25は本発明の第5の実施の形態における管理サーバ150が保持するデータベースである。図25のデータベースには、予め、移動通信システムにおけるeNB各々の識別子(eNB ID)、そのeNBタイプ及びX2リンク確立を規制すべきeNBタイプが登録されている。
図26は本発明の第5の実施の形態による移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。以下、図26を参照して、eNB101がANR機能によりeNB102を検知して、X2リンクの確立を試みる際の動作について説明する。
eNB101にてANR機能によるX2リンク確立トリガが発生すると(ステップS71)、eNB101は、管理サーバ150に対してeNB102との間のX2リンク確立可否の問い合わせを行う(ステップS72)。
管理サーバ150は、eNB101からの問い合わせを受信すると、保持するデータベースを用いてeNB102との間のX2リンクの確立の可否を判断する(ステップS73)。例えば、管理サーバ150は、eNB101からの問い合わせに含まれる送信元eNB101のeNB ID及び対向eNB102のeNB IDを基に管理サーバ150が持つ図25のデータベースを参照して、対向eNB102のeNBタイプがeNB101におけるX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに含まれているかどうか確認する。なお、eNB101のeNBタイプが対向eNB102におけるX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに含まれているかどうか確認することにより、X2リンク確立可否を判断するようにしてもよい。
ステップS73において、eNB102のeNBタイプがX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに該当しない場合、管理サーバ150は、eNB102との間のX2リンク確立を可とする応答をeNB101へ送信する(ステップS74)。eNB101は、当該応答を受信すると、eNB102との間でX2リンク確立手順(SCTPリンク確立後、X2 SETUP REQUESTメッセージ、X2 SETUP RESPONSEメッセージのやりとり)を行う(ステップS75)。
ステップS73において、eNB102のeNBタイプがX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに該当する場合、管理サーバ150は、eNB102との間のX2リンク確立を不可とする応答をeNB101へ送信する(ステップS74)。eNB101は、当該応答を受信した場合は、eNB102との間でX2リンク確立を試みない。
以上の説明では、X2リンクの確立の可否判断はeNBのeNBタイプを基に行われるが、本発明の他の実施の形態と同様に、eNBタイプに限定されるものではなく、様々なeNBの属性情報を用いることができる。
以上説明したように、本発明の第5の実施の形態では、管理サーバ150が移動通信システムにおけるeNB各々のeNBタイプを予め格納するデータベースを保持し、当該データベースから得られる対象のeNBのeNBタイプを基にX2リンクの確立の可否を判断する。したがって、eNBにおける判断処理が不要となると共に、X2リンク/SCTPリンクのためのリソースを節約することが可能となる。また、本発明の第4の実施の形態と異なり、各eNB内部に上記のデータベースを構築する必要がなくなる。
なお、本発明の第5の実施の形態では、ANR機能により近隣eNBが検知される度に当該近隣eNBとの間のX2リンクの確立の可否が管理サーバ150によって判断されるが、本発明の第2の実施の形態のように確立済みのX2リンク数が所定値に達する場合にのみ確立済みのX2リンクの確立の可否が管理サーバ150によって判断されるようにしてもよい。
この場合、各eNBは、図7のデータベースを備える。そして、ANR機能により近隣eNBを検知した際、eNBは自eNBにおいて確立済みのX2リンク数がX2リンク最大数に達している場合に管理サーバ150に対して当該確立済みのX2リンクの確立可否の問い合わせを行う。管理サーバ150は、自サーバが保持するデータベースを用いて当該確立済みのX2リンクの確立の可否を判断し(問い合わせ元のeNBにおけるX2リンク確立を規制すべきeNBタイプと、当該確立済みのX2リンクを持つ対向eNBのeNBタイプとを比較)、その判断結果を問い合わせ元のeNBに返す。問い合わせ元のeNBは、管理サーバ150の判断結果に従ってX2リンクを切断する。
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。本発明の第5の実施の形態では、管理サーバ150は移動通信システムにおけるeNB各々の属性情報を予め格納するデータベースを保持するが、本発明の第6の実施の形態では、管理サーバ150は、そのようなデータベースを保持しなくてよく、eNBから近隣eNBとの間のX2リンク確立可否の問い合わせを受信した場合に当該近隣eNBに属性情報を問い合わせてX2リンクの確立の可否を判断する。なお、本発明の第6の実施の形態の基本的な構成は本発明の第5の実施の形態と同一であるが、以下の説明では管理サーバ150はeNBに属性情報を問い合わせて取得するので、管理サーバ150は図25のデータベースを保持しなくてよい。
図27は本発明の第6の実施の形態による移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。図28は本発明の第6の実施の形態における管理サーバ150が保持するデータベースである。図28のデータベースには、予め、移動通信システムにおけるeNB各々の識別子(eNB ID)及びそのX2リンク確立を規制すべきeNBタイプが登録されている。
以下、図27を参照して、eNB101がANR機能によりeNB102を検知して、X2リンクの確立を試みる際の動作について説明する。
eNB101にてANR機能によるX2リンク確立トリガが発生すると(ステップS81)、eNB101は、管理サーバ150に対してeNB102との間のX2リンク確立可否の問い合わせを行う(ステップS82)。管理サーバ150は、eNB101からの問い合わせを受信すると、eNB102に対してeNBタイプを問い合わせる(ステップS83)。eNB102は、管理サーバ150にeNB102のeNBタイプを報告する(ステップS84)。
管理サーバ150は、取得されたeNB102のeNBタイプを基にeNB101及び102間のX2リンクの確立の可否を判断する(ステップS85)。すなわち、管理サーバ150は、eNB101からの問い合わせに含まれる送信元eNB101のeNB ID及び図28のデータベースから、eNB101におけるX2リンク確立を規制すべきeNBタイプを確認する。そして、管理サーバ150は、eNB102のeNBタイプがeNB101におけるX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに含まれているかどうか確認することにより、X2リンク確立可否を判断する。
ステップS85において、eNB102のeNBタイプがX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに該当しない場合、管理サーバ150は、eNB102との間のX2リンク確立を可とする応答をeNB101へ送信する(ステップS86)。eNB101は、当該応答を受信すると、eNB102との間でX2リンク確立手順(SCTPリンク確立後、X2 SETUP REQUESTメッセージ、X2 SETUP RESPONSEメッセージのやりとり)を行う(ステップS87)。
ステップS85において、eNB102のeNBタイプがX2リンク確立を規制すべきeNBタイプに該当する場合、管理サーバ150は、eNB102との間のX2リンク確立を不可とする応答をeNB101へ送信する(ステップS86)。eNB101は、当該応答を受信した場合は、eNB102との間でX2リンク確立を試みない。
以上の説明では、管理サーバ150は図28のデータベースを保持するが、これに代えて図29のデータベースを保持するようにしてもよい。図29のデータベースには、X2リンク確立を規制すべきeNBタイプの組み合わせの情報が登録されている。図29の例では、Macro eNBとPico eNBのeNB間、Macro eNBとHeNBのeNB間、Micro eNBとHeNBのeNB間でそれぞれX2リンクの確立が不可とされる。ステップS82の問い合わせにeNB101のeNBタイプを含めれば、管理サーバ150はステップS85において図29のデータベース用いてeNB101及び102間のX2リンクの確立の可否を判断することができる。
また、以上の説明では、X2リンクの確立の可否判断はeNBのeNBタイプを基に行われるが、本発明の他の実施の形態と同様に、eNBタイプに限定されるものではなく、様々なeNBの属性情報を用いることができる。
以上説明したように、本発明の第6の実施の形態では、管理サーバ150がeNBから近隣eNBとの間のX2リンク確立可否の問い合わせを受信した場合に当該近隣eNBに属性情報を問い合わせてX2リンクの確立の可否を判断する。したがって、eNBにおける判断処理が不要となると共に、X2リンク/SCTPリンクのためのリソースを節約することが可能となる。また、本発明の第5の実施の形態と異なり、管理サーバ内部に移動通信システムにおけるeNB各々の属性情報を予め格納するデータベースを構築する必要がなくなる。また、管理サーバ150はeNBに属性情報を問い合わせて取得するので、X2リンクの確立の可否判断にユーザ数のような動的に変化する情報を用いる場合にも好適である。
なお、本発明の第6の実施の形態では、ANR機能により近隣eNBが検知される度に当該近隣eNBとの間のX2リンクの確立の可否が管理サーバ150によって判断されるが、本発明の第2の実施の形態のように確立済みのX2リンク数が所定値に達する場合にのみ確立済みのX2リンクの確立の可否が管理サーバ150によって判断されるようにしてもよい。
この場合、各eNBは、図7のデータベースを備える。そして、ANR機能により近隣eNBを検知した際、eNBは自eNBにおいて確立済みのX2リンク数がX2リンク最大数に達している場合に管理サーバ150に対して当該確立済みのX2リンクの確立可否の問い合わせを行う。管理サーバ150は、当該確立済みのX2リンクを持つ対向eNB各々に対してeNBタイプを問い合わせて取得して当該確立済みのX2リンクの確立の可否を判断し(問い合わせ元のeNBにおけるX2リンク確立を規制すべきeNBタイプと、当該確立済みのX2リンクを持つ対向eNBのeNBタイプとを比較)、その判断結果を問い合わせ元のeNBに返す。問い合わせ元のeNBは、管理サーバ150の判断結果に従ってX2リンクを切断する。
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。本発明の第6の実施の形態では、管理サーバ150は、eNBから近隣eNBとの間のX2リンク確立可否の問い合わせを受信した場合に当該近隣eNBに属性情報を問い合わせて取得するが、本発明の第7の実施の形態では、定期的に各eNBが属性情報を管理サーバ150に報告する、あるいは管理サーバ150が定期的に各eNBの属性情報を取得する。
なお、本発明の第7の実施の形態の基本的な構成は本発明の第5の実施の形態と同一である。ただし、本発明の第7の実施の形態では定期的に各eNBから属性情報が取得されるので、本実施形態はユーザ数のような動的に変化する情報を用いる場合により好適である。そのため、以下の説明では属性情報としてユーザ数が用いられる。したがって、本発明の第7の実施の形態では、本発明の第5の実施の形態と異なり、管理サーバ150は図25のデータベースではなく、各eNBのユーザ数を格納するデータベースを備え、当該データベースは各eNBからユーザ数情報が取得される度に更新される。
図30は本発明の第7の実施の形態による移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。図31は本発明の第7の実施の形態における管理サーバ150が保持するデータベースである。図31のデータベースには、移動通信システムにおけるeNB各々の識別子(eNB ID)及びそのユーザ数情報が保存されている。上述したように、本データベースは各eNBからユーザ数情報が取得される度に更新される。
以下、図30を参照して、本発明の第7の実施の形態による移動通信システムの動作について説明する。
eNB101及び102各々は、定期的に管理サーバ150に対して自eNBのユーザ数を報告する(ステップS91及びS92)。このように各eNBが自律的に管理サーバ150へユーザ数を報告する代わりに、管理サーバ150が定期的に各eNBへ問い合わせを行うようにしてもよい。この場合、管理サーバ150は定期的に、eNB101及び102に対してユーザ数報告要求を送出する(ステップS93及びS95)。これに対して、eNB101及び102各々は、管理サーバ150へ自eNBのユーザ数を報告する(ステップS94及びS96)。なお、管理サーバ150は、ユーザ数の報告を受けると、図31のデータベースを更新する。
次に、eNB101がANR機能によりeNB102を検知して、X2リンクの確立を試みる際の動作について説明する。eNB101にてANR機能によるX2リンク確立トリガが発生すると(ステップS97)、eNB101は、管理サーバ150に対してeNB102との間のX2リンク確立可否の問い合わせを行う(ステップS98)。
管理サーバ150は、図31のデータベース内のユーザ数情報を基にeNB101及び102間のX2リンクの確立の可否を判断する(ステップS99)。すなわち、管理サーバ150は、eNB101からの問い合わせに含まれるeNB102のeNB ID及び図31のデータベースから、eNB102のユーザ数を確認する。管理サーバ150は、eNB102のユーザ数と所定の閾値とを比較してX2リンクの確立の可否判断を行う。
ステップS99において、eNB102のユーザ数が閾値以上である場合、管理サーバ150は、eNB102との間のX2リンク確立を可とする応答をeNB101へ送信する(ステップS100)。eNB101は、当該応答を受信すると、eNB102との間でX2リンク確立手順(SCTPリンク確立後、X2 SETUP REQUESTメッセージ、X2 SETUP RESPONSEメッセージのやりとり)を行う(ステップS101)。
ステップS99において、eNB102のユーザ数が閾値より小である場合、管理サーバ150は、eNB102との間のX2リンク確立を不可とする応答をeNB101へ送信する(ステップS100)。eNB101は、当該応答を受信した場合は、eNB102との間でX2リンク確立を試みない。
以上の説明では、X2リンクの確立の可否判断はeNBのユーザ数情報を基に行われるが、本発明の他の実施の形態と同様に、ユーザ数に限定されるものではなく、様々なeNBの属性情報を用いることができる。
以上説明したように、本発明の第7の実施の形態では、管理サーバ150は定期的に各eNBの属性情報を取得し、eNBから近隣eNBとの間のX2リンク確立可否の問い合わせを受信した場合にX2リンクの確立の可否を判断する。したがって、eNBにおける判断処理が不要となると共に、X2リンク/SCTPリンクのためのリソースを節約することが可能となる。また、X2リンク確立可否の問い合わせを受信時に、管理サーバ150は本発明の第6の実施の形態のようにeNBに属性情報を問い合わせる必要がない。また、定期的に各eNBから属性情報が取得されるので、本実施形態はユーザ数のような動的に変化する情報を用いる場合により好適である。
なお、本発明の第7の実施の形態では、ANR機能により近隣eNBが検知される度に当該近隣eNBとの間のX2リンクの確立の可否が管理サーバ150によって判断されるが、本発明の第3の実施の形態のように確立済みのX2リンク数が所定値に達する場合にのみ確立済みのX2リンクの確立の可否が管理サーバ150によって判断されるようにしてもよい。
この場合、各eNBは、図7のデータベースを備える。そして、ANR機能により近隣eNBを検知した際、eNBは自eNBにおいて確立済みのX2リンク数が例えばX2リンク最大数に達している場合に管理サーバ150に対して当該確立済みのX2リンクの確立可否の問い合わせを行う。この問い合わせには、当該確立済みのX2リンクを持つ対向eNB各々のeNB IDが含まれる。管理サーバ150は、このeNB IDと図31のデータベースから対向eNB各々のユーザ数を確認し、このユーザ数を基に確立済みのX2リンクの確立の可否を判断して切断すべきX2リンクを選択する。具体的には、最も低いユーザ数、あるいは閾値より小のユーザ数を持つ対向eNBとの間のX2リンクが選択される。管理サーバ150は、この判断結果を問い合わせ元のeNBに返す。問い合わせ元のeNBは、管理サーバ150の判断結果に従ってX2リンクを切断する。
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下の記載には限定されない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
[付記1]
移動通信システムにおける無線基地局であって、
近隣無線基地局との間の確立済みの論理インターフェース数が所定値に達している場合、前記確立済みの論理インターフェースの確立の際に前記近隣無線基地局から通知された前記近隣無線基地局の属性情報を基に前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否を判断する判断手段を含むことを特徴とする無線基地局。
[付記2]
移動通信システムにおける無線基地局であって、
自局との間で論理インターフェースを確立済みの近隣無線基地局へ定期的に自局の属性情報を通知する送信手段と、
前記近隣無線基地局との間の確立済みの論理インターフェース数が所定値に達している場合、前記近隣無線基地局の前記送信手段から通知される前記属性情報を基に前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否を判断する判断手段とを含むことを特徴とする無線基地局。
[付記3]
移動通信システムにおける無線基地局であって、
他の無線基地局各々の属性情報を記憶する記憶手段と、
近隣無線基地局との間の確立済みの論理インターフェース数が所定値に達している場合、前記記憶手段に記憶された前記近隣無線基地局の属性情報を基に前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否を判断する判断手段とを含むことを特徴とする無線基地局。
[付記4]
移動通信システムにおける無線基地局と接続されるサーバであって、
前記無線基地局各々の属性情報を記憶する記憶手段と、
前記無線基地局の内、近隣無線基地局との間の確立済みの論理インターフェース数が所定値に達している無線基地局から前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否判断の要求を受けた場合、前記記憶手段に記憶された前記近隣無線基地局の属性情報を基に前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否を判断する判断手段とを含むことを特徴とするサーバ。
[付記5]
移動通信システムにおける無線基地局と接続されるサーバであって、
前記無線基地局の内、近隣無線基地局との間の確立済みの論理インターフェース数が所定値に達している無線基地局から前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否判断の要求を受けた場合、前記近隣無線基地局からその属性情報を取得する手段と、
前記取得される属性情報を基に前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否を判断する判断手段とを含むことを特徴とするサーバ。
[付記6]
移動通信システムにおける無線基地局と接続されるサーバであって、
定期的に前記無線基地局各々の属性情報を取得する手段と、
前記無線基地局の内の一つから、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否判断の要求を受けた場合、前記取得される前記近隣無線基地局の属性情報を基に前記論理インターフェースの確立の可否を判断する判断手段とを含むことを特徴とするサーバ。
[付記7]
移動通信システムにおける無線基地局と接続されるサーバであって、
定期的に前記無線基地局各々の属性情報を取得する手段と、
前記無線基地局の内、近隣無線基地局との間の確立済みの論理インターフェース数が所定値に達している無線基地局から前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否判断の要求を受けた場合、前記取得される前記近隣無線基地局の属性情報を基に前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否を判断する判断手段とを含むことを特徴とするサーバ。
[付記8]
無線基地局を含み、
前記無線基地局は、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否を前記近隣無線基地局の属性情報を基に判断する判断手段を含むことを特徴とする移動通信システム。
[付記9]
前記判断手段は、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の際に前記近隣無線基地局から通知される前記属性情報を基に前記論理インターフェースの確立の可否を判断することを特徴とする付記8記載の移動通信システム。
[付記10]
前記無線基地局は、他の無線基地局各々の属性情報を記憶する記憶手段を含み、
前記判断手段は、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の際に、前記記憶手段に記憶された前記近隣無線基地局の属性情報を基に前記論理インターフェースの確立の可否を判断することを特徴とする付記8記載の移動通信システム。
[付記11]
無線基地局と、
前記無線基地局と接続されるサーバとを含み、
前記サーバは、前記無線基地局間の論理インターフェースの確立の可否を前記無線基地局の属性情報を基に判断する判断手段を含むことを特徴とする移動通信システム。
[付記12]
前記サーバは、前記無線基地局各々の属性情報を記憶する記憶手段を含み、
前記判断手段は、前記無線基地局の内の一つから、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否判断の要求を受けた場合、前記記憶手段に記憶された前記近隣無線基地局の属性情報を基に前記論理インターフェースの確立の可否を判断することを特徴とする付記11記載の移動通信システム。
[付記13]
前記サーバは、前記無線基地局の内の一つから、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否判断の要求を受けた場合、前記近隣無線基地局からその属性情報を取得する手段を含み、
前記判断手段は、前記取得される属性情報を基に前記論理インターフェースの確立の可否を判断することを特徴とする付記11記載の移動通信システム。
[付記14]
前記サーバは、定期的に前記無線基地局各々の属性情報を取得する手段を含み、
前記判断手段は、前記無線基地局の内の一つから、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否判断の要求を受けた場合、前記取得される前記近隣無線基地局の属性情報を基に前記論理インターフェースの確立の可否を判断することを特徴とする付記11記載の移動通信システム。
この出願は、2011年12月14日に出願された日本出願特願2011−272879を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
11,21 制御部
12,22 通信部
13,23 判断部
14,24 記憶部
15 無線通信部
101,102 eNB
150 管理サーバ

Claims (9)

  1. 移動通信システムにおける無線基地局であって、
    近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否を前記近隣無線基地局の属性情報を基に判断する判断手段と、
    自局との間で前記論理インターフェースを確立済みの近隣無線基地局へ定期的に自局の属性情報を通知する送信手段と、
    を含み、
    前記判断手段は、前記近隣無線基地局との間の確立済みの論理インターフェース数が所定値に達している場合、前記近隣無線基地局の前記送信手段から通知される前記属性情報を基に前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否を判断する、
    ことを特徴とする無線基地局。
  2. 前記判断手段は、前記近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の際に前記近隣無線基地局から通知される前記属性情報を基に前記論理インターフェースの確立の可否を判断することを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  3. 他の無線基地局各々の属性情報を記憶する記憶手段を含み、
    前記判断手段は、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の際に、前記記憶手段に記憶された前記近隣無線基地局の属性情報を基に前記論理インターフェースの確立の可否を判断することを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  4. 移動通信システムにおける無線基地局の動作制御方法であって、
    近隣無線基地局の属性情報を基に前記近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否を判断するステップと、
    自局との間で前記論理インターフェースを確立済みの近隣無線基地局へ定期的に自局の属性情報を通知するステップと、
    を含み、
    前記判断するステップは、前記近隣無線基地局との間の確立済みの論理インターフェース数が所定値に達している場合、前記近隣無線基地局から通知される前記属性情報を基に前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否を判断する、
    ことを特徴とする動作制御方法。
  5. 移動通信システムにおける無線基地局と接続されるサーバであって、
    前記無線基地局間の論理インターフェースの確立の可否を前記無線基地局の属性情報を基に判断する判断手段と、
    前記無線基地局の内の一つから、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否判断の要求を受けた場合、前記近隣無線基地局からその属性情報を取得する手段とを含み、
    前記判断手段は、前記取得される属性情報を基に前記論理インターフェースの確立の可否を判断することを特徴とするサーバ。
  6. 前記無線基地局各々の属性情報を記憶する記憶手段を含み、
    前記判断手段は、前記無線基地局の内の一つから、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否判断の要求を受けた場合、前記記憶手段に記憶された前記取得される属性情報を基に前記論理インターフェースの確立の可否を判断することを特徴とする請求項5記載のサーバ。
  7. 移動通信システムにおける無線基地局と接続されるサーバの動作制御方法であって、
    前記無線基地局間の論理インターフェースの確立の可否を前記無線基地局の属性情報を基に判断するステップと、
    前記無線基地局の内の一つから、近隣無線基地局との間の論理インターフェースの確立の可否判断の要求を受けた場合、前記近隣無線基地局からその属性情報を取得するステップとを含み、
    前記判断するステップは、前記取得される属性情報を基に前記論理インターフェースの確立の可否を判断する、ことを特徴とするサーバの動作制御方法。
  8. 無線基地局と、
    前記無線基地局間の論理インターフェースの確立の可否を前記無線基地局の属性情報を基に判断する判断手段と、
    前記論理インターフェースを確立済みの前記無線基地局間で定期的に属性情報を通知する送信手段と、
    を含み、
    前記判断手段は、近隣無線基地局との間の確立済みの論理インターフェース数が所定値に達している場合、前記近隣無線基地局の送信手段から通知される前記属性情報を基に前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否を判断する、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  9. 移動通信システムの動作制御方法であって、
    無線基地局間の論理インターフェースの確立の可否を前記無線基地局の属性情報を基に判断するステップと、
    前記論理インターフェースを確立済みの前記無線基地局間で定期的に属性情報を通知するステップと、
    を含み、
    前記判断するステップは、近隣無線基地局との間の確立済みの論理インターフェース数が所定値に達している場合、前記近隣無線基地局から通知される前記属性情報を基に前記確立済みの論理インターフェースの確立の可否を判断する、
    とを特徴とする移動通信システムの動作制御方法。
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