JP2014524201A - セル情報を通知し、セル・モビリティ・パラメータを調節する方法、端末、及び基地局 - Google Patents

セル情報を通知し、セル・モビリティ・パラメータを調節する方法、端末、及び基地局 Download PDF

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Abstract

本発明の実施例は、セル情報を通知し、セル・モビリティ・パラメータを調節する方法及び装置を提供する。セル情報を通知する方法は、端末上で生じる接続障害を検出する工程と、無線リソース制御RRC接続を端末によって再確立する工程と、接続障害が生じる前に端末によって記録された、ソース・セルの近傍セルのイベント情報、及び近傍セルのセル識別情報を、RRCが再確立されるセルを制御する基地局に端末によって送出する工程とを含む。
本発明の実施例において提供される技術的解決策は、ネットワーク側のモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させ、更に端末ハンドオーバ効率を向上させる。

Description

本出願は、参照により、それぞれの内容全部を本明細書及び特許請求の範囲において援用する、西暦2011年7月15日付で中国専利局に出願された、「METHOD AND DEVICE FOR REPORTING CELL INFORMATION AND ADJUSTING CELL MOBILITY PARAMETER」と題する中国特許出願第201110199209.1に対する優先権、及び西暦2012年5月16日付で中国専利局に出願された、「METHOD AND DEVICE FOR REPORTING CELL INFORMATION AND ADJUSTING CELL MOBILITY PARAMETER」と題する中国特許出願第201210151979.3に対する優先権を主張する。
本発明は、通信技術の分野に関し、具体的には、セル情報を通知し、セル・モビリティ・パラメータを調節する方法及び装置に関する。
第3世代パートナーシップ・プロジェクト(The 3rd Generation Partnership Project、3GPP)ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムでは、端末のソース・セルを制御する基地局(すなわち、ソース・エボルブド・ノードB(evolved NodeB、eNB))は、測定構成情報を端末に供給して、ソース・セルの信号品質及びソース・セルの近傍セルの信号品質を測定する旨を端末に指示する。近傍セルの信号品質がハンドオーバ条件を満たすと、端末は測定結果をソースeNBに通知し、ソースeNBは、端末によって通知された測定通知に応じてハンドオーバを行うか否かを判定する。測定構成情報における近傍セルのモビリティ・パラメータは、端末によって通知された測定結果に直接、影響を及ぼし、その場合、ハンドオーバの成功率に影響を及ぼす。
従来技術では、近傍セルのモビリティ・パラメータは、ソースeNBにより、誤って調節され、それにより、端末ハンドオーバ効率に影響を及ぼす。
一局面では、本発明は、セル情報を通知する方法を提供し、方法は、端末上で生じる接続障害を検出する工程と、無線リソース制御RRC接続を端末によって再確立する工程と、接続障害が生じる前に端末によって記録された、近傍セルのイベント情報、及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、RRCが再確立されるセルを制御する基地局に端末によって送出する工程とを含む。
別の局面では、本発明は更に、セル・モビリティ・パラメータを調節する別の方法を提供し、方法は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及び接続障害が生じた後に端末によって通知される、ソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、ソース・セルを制御する基地局によって獲得する工程と、接続障害が生じる前に端末によって記録された、近傍セルのイベント情報に応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを、ソース・セルを制御する基地局によって調節する工程とを含む。
更に別の局面では、本発明は端末を提供し、端末は、接続障害が端末上で生じたことを検出するよう構成された検出装置と、接続障害が端末上で生じたことを検出装置が検出すると、無線リソース制御RRC接続を再確立するよう構成された再確立装置と、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出するよう構成された送出装置とを備える。
更に別の局面では、本発明は更に、基地局を提供し、基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及び接続障害が生じた後に端末によって通知されるソース・セルの近傍セルのセル識別情報を獲得するよう構成された獲得装置と、接続障害が生じる前に端末によって記録され、獲得装置によって獲得された、近傍セルのイベント情報に応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節するよう構成され、調節装置によって調節された近傍セルのモビリティ・パラメータを端末に送出するよう構成された送出装置とを備える。
前述の技術的解決策では、端末上で接続障害が生じると、端末は無線リソース制御RRC接続を再確立し、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出する。これにより、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局が、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、ソース・セルを制御する基地局に転送することが可能になる。更に、ソース・セルを制御する基地局は、近傍セルが受けたイベントに応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し、調節されたモビリティ・パラメータを端末に送出し得る。これは更に、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させる。RRC接続が再確立されるセル、及びソース・セルが同じ基地局に属している場合、ソース基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を直接取得し得る。
一局面では、本発明は、セル情報を通知する方法を提供し、方法は、端末上で生じる接続障害を検出する工程と、無線リソース制御RRC接続を端末によって再確立する工程と、接続障害が生じる前に端末によって記録された、ソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって送出する工程、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって送出する工程であって、近傍セル及びソース・セルが周波数間セル又はシステム間セルである工程、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報、ソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって送出される工程であって、近傍セル及びソース・セルが周波数間セル又はシステム間セルである工程とを含む。
別の局面では、本発明は更に、セル・モビリティ・パラメータを調節する別の方法を提供し、方法は、接続障害が生じ、端末がRRC接続を再確立した後、端末によって通知された情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局によって受信する工程と、端末によって通知された情報を、ソース・セルを制御する基地局に、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局によって転送する工程とを含む。端末によって通知される情報は、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を含み、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を含み、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報、ソース・セルのセル識別情報を含み、近傍セル及びソース・セルは周波数間セル又はシステム間セルである。
更に別の局面では、本発明は、接続障害が端末上で生じたことを検出するよう構成された検出装置と、接続障害が端末上で生じたことを検出装置が検出すると、無線リソース制御RRC接続を再確立するよう構成された再確立装置と、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報、及びソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出するか、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出し、近傍セル及びソース・セルが周波数間セル又はシステム間セルであるか、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報、ソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出し、近傍セル及びソース・セルが周波数間セル又はシステム間セルであるよう構成された送出装置とを備える端末を提供する。
更に別の局面では、本発明は更に、接続障害が生じ、端末がRRC接続を再確立した後、端末によって通知される情報を受信するよう構成された受信装置と、ソース・セルを制御する基地局に、端末によって通知された情報を転送するよう構成された転送装置とを備える基地局を提供する。端末によって通知される情報は、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を含み、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を含み、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報、ソース・セルのセル識別情報を含み、近傍セル及びソース・セルは周波数間セル又はシステム間セルである。
前述の技術的解決策によれば、接続障害が端末上で生じると、端末は無線リソース制御RRC接続を再確立し、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出するか、又は、近傍セルのイベント情報及びソース・セルとは別の通信システム又は周波数における近傍セルのセル識別情報を、RRS接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出するか、又は、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に近傍セルのイベント情報及び近傍セルのセル識別情報、ソース・セルのイベント情報、並びにソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出し、よって、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、端末によって通知された情報をソース・セルを制御する基地局に転送し、次いで、ソース・セルを制御する基地局は、ソース・セルと別のシステム又は周波数における近傍セルが受けるイベント及び/又は、ソース・セルが受けるイベントに応じてモビリティ・パラメータを調節し、それにより、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させる。
本発明の実施例における技術的解決策をより明確に説明するために、以下に、本発明の実施例を説明するために必要な添付図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における添付図面は、本発明の一部の実施例を表しているに過ぎず、当業者は、創作的な労力なしで前述の添付図面より、他の図面をなお導き出すことができる。
本発明の実施例による、セル情報を通知する方法を示す概略フロー図である。 本発明の実施例による、セル・モビリティ・パラメータを調節する方法を示す概略フロー図である。 本発明の別の実施例による方法を示す概略フロー図である。 本発明の更に別の実施例による方法を示す概略フロー図である。 本発明の実施例による端末を示す概略構造図である。 本発明の実施例による基地局を示す概略構造図である。 本発明の実施例による、セル情報を通知する方法を示すフロー図である。 本発明の実施例による、セル・モビリティ・パラメータを調節する方法を示すフロー図である。 本発明の別の実施例による方法を示す概略フロー図である。 本発明の更に別の実施例による方法を示す概略フロー図である。 本発明の実施例による端末を示す概略構造図である。 本発明の実施例による基地局を示す概略構造図である。
以下に、本発明の実施例における添付図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決策を明確に、かつ、全面的に説明する。明らかに、説明する実施例は、本発明の実施例の全てというよりは一部に過ぎない。創作的な労力なしで本発明の実施例に基づいて当業者によって得られる他の実施例は全て、本発明の保護範囲内に収まる。
図1は、本発明の実施例による、セル情報を通知する方法のフロー図である。図1に示すように、方法は以下の内容を含む。
S101 接続障害(connection failure)が端末上で生じる。
あるいは、端末上で生じる接続障害は、端末のソース・セルにおいて生じる無線リンク障害(Radio Link Failure, RLF)であり得、端末上で生じるハンドオーバ障害(Handover Failure, HOF)であり得る。
本発明の各実施例では、端末(terminal)は、ユーザ機器(user equipment、UE)(例えば、無線通信装置、ハンドヘルド(handheld)装置、又はコードレス電話機(cordless phone)であり得る。
S102 端末は、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続を再確立する。
この実施例では、端末は、ソース・セルにおけるRRC接続を再確立し得、更に、ハンドオーバ障害が生じるハンドオーバ・ターゲット・セルにおけるRRC接続を再確立し、ソース・セル及びハンドオーバ・ターゲット・セル以外の第3のセルにおけるRRC接続をなお再確立し得る。
S103 端末は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出する。
RRC接続が再確立されるセルは、ハンドオーバ障害が生じるハンドオーバ・ターゲット・セル、又はソース・セル、又はソース・セル及びハンドオーバ・ターゲット・セル以外の第3のセルであり得る。
説明を容易にするために、「接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報」は、「近傍セルのイベント情報」とも呼び得、ソース・セルを制御する基地局はソース基地局と呼び得、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局はハンドオーバ・ターゲット基地局と呼び得、第3のセルを制御する基地局は第3の基地局と呼び得る。
あるいは、近傍セルのイベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、トリガ時間(Time to Trigger、TTT)タイムアウト、及び端末によるハンドオーバ・コマンドの情報のうちの1つを含む。
代替的な実施例として、端末上で生じる接続障害がRLFの場合、
RLFが端末上で生じる前に、ソース・セルの近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、近傍セルのイベント情報は、初期ステータス情報であり、又は、
RLFが端末上で生じる前に、ソース・セルの近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足せず、TTTが満了しない場合、近傍セルのイベント情報は信号品質閾値を充足し、又は、
RLFが端末上で生じる前に、ソース・セルの近傍セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、予め設定されたTTT長を超える場合、近傍セルのイベント情報はTTTタイムアウトである。
別の代替的な実施例として、端末上で生じる接続障害がHOFであり、ソース基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを、HOFが端末上で生じる際に、端末が受信した場合、近傍セルのイベント情報は、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信であり、
HOFが端末上で生じる際に、端末がプリアンブル・メッセージをハンドオーバ・ターゲット基地局に送出した場合、近傍セルのイベント情報は、端末によるプリアンブルの送出であり、又は、
HOFが端末上で生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット基地局によって返されたプリアンブル応答メッセージを端末が受信した場合、近傍セルのイベント情報は、端末によるプリアンブル応答の獲得であり、又は、
HOFが端末上で生じる際に、端末が第1の上りリンク・スケジューリング・メッセージをハンドオーバ・ターゲット基地局に送出した場合、近傍セルのイベント情報は、端末によるスケジューリング・メッセージの送出であり、又は、
HOFが端末上で生じる際に、どのようにして衝突を解決するかを指示し、ハンドオーバ・ターゲット基地局によって返される情報を端末が受信した場合、近傍セルのイベント情報は、どのようにして衝突を解決するかを指示する情報の端末による受信であり、又は、
HOFが端末上で生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット基地局によって供給された、構成されたプリアンブル情報を端末が受信した場合、近傍セルのイベント情報は、端末による、構成されたプリアンブル情報の受信である。
上述の実施例それぞれでは、ソース・セルは1つ又は複数の近傍セルを有し得る。例えば、セルAがソース・セルである場合、セルAは、セルB、セルC、セルD、及びセルEを含む1つ又は複数の近傍セルを有し得る。以下では、説明の目的で、セルAの近傍セルとしてセルB、セルC、セルD、及びセルEを使用する。
接続障害が生じる前に端末によって記録された各近傍セルのイベント情報は別個に、TTTタイムアウト、信号品質閾値の充足、初期ステータス情報、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信であり得る。代替的な実施例として、S103では、端末は表1をターゲット基地局に送出し得る。
Figure 2014524201
RLFが生じる前に、端末によって記録された、セルBに対応するイベント情報がTTTタイムアウトであり、セルCに対応する記録されたイベント情報が信号品質閾値の充足であり、セルDに対応する記録されたイベント情報が初期ステータス情報であり、セルEに対応する記録されたイベント情報が、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信であるということが表1より分かり得る。以下に、近傍セルのイベント情報を端末によって記録する処理を、例として表1を使用することによって説明する。
まず、端末は近傍セルのイベント情報を初期ステータス情報にセットし、初期化情報は近傍セルのイベント情報の初期ステータスとも呼び得る。例えば、表1における4つの近傍セル全てのイベント情報を初期ステータス情報にセットする。
セルDの場合:RLFが端末上で生じる前にセルDにイベントが生じない場合、すなわち、セルDの信号品質閾値が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、RLFが生じた後にターゲット基地局に端末によって送出されるセルDのイベント情報は、初期ステータス情報(例えば、表1におけるセルDに対応するイベント情報)である。
セルCの場合:端末上でRLFが生じる前に、セルCの測定された信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足し、TTTが満了しない場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足に、セルCに対応するイベント情報を更新する。RLFが生じた後にターゲット基地局に端末によって送出されるセルCのイベント情報は、信号品質閾値の充足(例えば、表1におけるセルCに対応するイベント情報)である。
セルBの場合:端末上でRLFが生じる前に、セルBの測定された信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足し、TTTが満了しない場合、端末は、初期ステータス情報から信号品質閾値の充足に、セルBに対応するイベント情報を更新し、予め設定された信号品質閾値をセルBが充足する時間が、予め設定されたTTT長(すなわち、TTTタイムアウト)を超える場合、端末は次いで、信号品質閾値の充足から、TTTタイムアウトに、セルBに対応するイベント情報を更新する。RLFが生じた後にターゲット基地局に端末によって送出されるセルBのイベント情報は、TTTタイムアウト(例えば、表1におけるセルBに対応するイベント情報)である。
セルEの場合:端末上でRLFが生じる前に、セルEの測定された信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足し、TTTが満了しない場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足にセルEに対応するイベント情報を更新し、セルEが、予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、予め設定されたTTT長(すなわち、TTTタイムアウト)を超える場合、端末は次いで、信号品質閾値の充足からTTTタイムアウトに、セルEに対応するイベント情報を更新し、HOFが生じる前にソース基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを端末が受信した場合、端末は次いで、TTTタイムアウトから、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信に、セルEに対応するイベント情報を更新する。端末上でHOFが生じた後にターゲット基地局に端末によって送出されるセルEのイベント情報は、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信(例えば、表1におけるセルEに対応するイベント情報)である。
新たなイベントが生じると、端末が元のイベント情報を新たなイベント情報で置き換えるということが、端末により、イベント情報を記録する処理から分かり得る。したがって、近傍セルのイベント情報は、近傍セルにおいて最近生じ、近傍セルに関係するイベントを示し、近傍セルのイベント情報は、RLF又はHOFが生じた後にターゲット基地局に端末によって通知される。
あるいは、先行セル識別情報は、セルの物理識別情報(Identity、ID)であり得、更に、セル・グローバル識別子(Cell Global Identifier、CGI)であり得、更に、物理ID及びCGIでなおあり得る。イベント情報はイベント識別情報として表し得る。例えば、これは、数字、文字、文字列、又はそれらの何れかの組合せで表し得る。各イベントは一意のイベント識別情報を有する。例えば、初期ステータスは「0」で表され、信号品質閾値充足は「1」で表され、TTTタイムアウトは「2」で表され、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信は「3」で表されるか、又は初期ステータスが「00」で表され、信号品質閾値の充足が「01」で表され、TTTタイムアウトが「10」で表され、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信が「11」で表される。
別の代替的な実施例として、端末は、ソース基地局によって供給される、RLFが生じるか否かを判定するよう構成されたタイマT310、タイマの同期外れ表示を可能にするか否かを判定するよう構成された回数N310、タイマの同期化表示をディセーブルするか否かを判定するよう構成された回数N311、無線リンク制御層における最大再送試行数、及び最大プリアンブル再送試行数のパラメータの1つ又は複数をターゲット基地局に更に送出し得る。
本発明の各実施例では、ソース基地局及びターゲット基地局は、エボルブド基地局eNB、基地局(Base Station、BS)、ノードB(Node B)、アクセス・ポイント(access point、AP)等であり得る。ソース基地局及びターゲット基地局は、マクロ基地局であり得、更に中規模基地局であり得、更に、マイクロ基地局(例えば、ホーム基地局)であり得る。
前述の実施例において提供される技術的解決策によれば、端末上で接続障害が生じると、端末はRRC接続を再確立し、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出する。これにより、基地局が、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報をソース基地局に転送するよう、RRC接続が再確立されるセルを制御することが可能になる。更に、ソース基地局は、近傍セルが受けるイベントに応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し、調節されたモビリティ・パラメータを送出し、それにより、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度が向上する。RRC接続が再確立されるセル、及びソース・セルが同じ基地局に属している場合、ソース基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を直接取得し、近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し得る。
図2は、本発明の実施例による、セル・モビリティ・パラメータを調節する方法のフロー図である。図2に示すように、方法は以下の内容を含む。
S201 ソース・セルを制御する基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及び接続障害が生じた後に端末によって通知されたソース・セルの近傍セルのセル識別情報を獲得する。
S201では、近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報が、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって通知され、近傍セルのイベント情報は、接続障害が生じる前に端末によって記録される。特定の通知処理に関する内容については、図1に示す実施例における内容を参照し得、更なる詳細はここで記載しないものとする。
あるいは、接続障害が端末上で生じた後にRRC接続が再確立されるセル、及びソース・セルが同じ基地局に属する場合、ソース・セルを制御する基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録される近傍セルのイベント情報、及び端末によって通知されたソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、端末がRRC接続を再確立した後に受信する。接続障害が端末上で生じた後にRRC接続が再確立されるセル、及びソース・セルが別々の基地局に属する場合、ソース・セルを制御する基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録される近傍セルのイベント情報、及びRRC接続が再確立されるセルを制御する基地局によって転送される、ソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、端末がRRC接続を再確立した後に受信する。
S202 ソース・セルを制御する基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録される近傍セルのイベント情報に応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節する。
近傍セルのイベント情報が初期ステータス情報である回数が、予め設定された閾値を超える場合、近傍セルのモビリティ・パラメータにおける信号品質閾値が低減され、近傍セルのイベント情報が信号品質閾値を充足する回数が予め設定された閾値を超える場合、近傍セルのモビリティ・パラメータにおけるTTT長が削減される。
ソース基地局は、1つ又は複数の端末によって通知された近傍セルのイベント情報を受信し得る。したがって、ソース基地局は、経時的に1つ又は複数の端末によって送出される近傍セルのイベント情報の状態についての統計を収集し得る。例えば、経時的に一端末によって送出される特定の近傍セルのイベント情報が初期ステータス情報である場合、これは、近傍セルが、経時的に、予め設定された信号品質閾値を充足しない(すなわち、イベントが生じない)旨を示すか、又は、経時的に複数の端末によって通知される近傍セルのイベント情報の90%超が初期ステータス情報である場合、これは、近傍セルの予め設定された信号品質閾値を過剰に高い値に設定し得ることを示し、この場合、ソース基地局は、近傍セルの予め設定された信号品質閾値に関するパラメータを適切に調節し得、セル規定オフセット(Ocn)、測定イベント・オフセット(offset)等を含め、それにより、予め設定された信号品質閾値の値を低減させ得る。別の例の場合、経時的に1つ又は複数の端末によって通知される特定の近傍セルのイベント情報の90%超が、予め設定された信号品質閾値の充足である場合、このことは、近傍セルのTTT長が過剰に長い場合があることを示し、この場合、ソース基地局は、近傍セルのTTT長を適切に短縮し得る。前述したのは、近傍セルのモビリティ・パラメータをソース基地局によって調節する2つの具体例に過ぎない。しかし、本発明はこのことに限定されない。ソース基地局は、経時的に1つ又は複数の端末によって通知される近傍セルのイベント情報に応じて対応する近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し、それにより、より正確な態様で近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し、端末ハンドオーバ効率を向上させ得る。
本実施例において提供される技術的解決策によれば、ソース基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及び接続障害が生じた後に端末によって通知されるソース・セルの近傍セルのセル識別情報を獲得するので、ソース基地局は、近傍セルのイベント情報に応じて近傍セルをモビリティ・パラメータを調節し、調節されたモビリティ・パラメータを端末に送出し、それにより、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させ得る。
以下は図3に示す実施例である。本実施例は更に、例として以下のシナリオを使用することにより、図1及び図2に示す実施例における技術的解決策を詳細に説明する。RLFは、ソース基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを端末が受信する前に端末とソース基地局との間で生じる。この実施例は特に、以下の内容を含む。
S301 端末は、ソース基地局によって送出された測定構成情報を受信し、測定構成情報により、近傍セル及びソース・セル(すなわち、現在のサービング・セル)を測定する。
端末は、ソース基地局によって供給される測定構成情報を受信し、測定構成情報は、ソース・セル及び近傍セルの信号品質を測定する旨を端末に指示し、測定構成情報は近傍セルのモビリティ・パラメータを含む。1つ又は複数の近傍セルが存在し得る。モビリティ・パラメータは、信号品質閾値(例えば、A3閾値)を含み得、A3閾値は、信号品質閾値であり、具体的には、測定通知を通知するために使用され、3GPP36.331標準に定義されたイベント閾値である。信号品質は、参照信号受信電力(Reference Signal Receiving Power、RSRP)、参照信号受信品質(Reference Signal Receiving Quality、RSRQ)等であり得る。モビリティ・パラメータは更にTTT長を含み得、近傍セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間がTTT長を超える場合、端末は測定通知をソース基地局に通知する。
本発明において提供されるセル・モビリティ・パラメータを調節する方法を簡単に説明するために、本実施例は例として以下のシナリオを使用する。セル1は近傍セルである。実際には、端末は複数の近傍セルを測定し得る。
S302 セル1の測定された信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末はTTTをイネーブルし、TTTが満了しない場合、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足にセル1のセル識別情報に対応するイベント情報を更新する。本実施例における信号品質閾値はA3閾値であり得る。
予め設定された信号品質閾値は、ソース基地局によって供給される測定構成情報において示された予め設定された閾値である。
本実施例では、セル1のセル識別情報に対応するイベント情報のデフォルト初期値は初期ステータス情報である。セル1の信号品質が、予め設定された信号品質を充足する場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足に、セル1のセル識別情報に対応するイベント情報を更新する。
端末の複数の近傍セルの信号品質が全て、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足に、各近傍セルのセル識別情報に対応するイベント情報を更新する。
S303 セル1に設定されたTTTが満了する場合、すなわち、セル1の信号品質が、TTT内の予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末は、セル1のセル識別情報に対応するイベント情報をTTTタイムアウトに更新し、端末は測定通知をソース基地局に通知する。
TTT長は、ソース基地局によって供給される測定構成情報において示されるTTT長であり得る。
S304 RLFは、端末のソース・セルにおいて生じ、端末はRRC接続を再確立し、端末は、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局にセル1に対応するイベント情報及びセル1のセル識別情報を通知する。あるいは、端末は、セル1のセル識別情報及びセル1に対応するイベント情報をRLF通知に収容し、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局にRLF通知を通知し得る。RRC接続が再確立されるセルはソース・セルであってもなくてもよい。本実施例は、説明の目的で例として以下のシナリオを使用する。RRC接続が再確立されるセルはソース・セルでなく、RRC接続が再確立されるセルと、ソース・セルは別々の基地局に属する。
本実施例のシナリオは、セル1の信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間がTTT長を超える状態になった後、すなわち、セル1に対応するイベント情報がTTTタイムアウトに更新された後、RLFは端末のソース・セルにおいて生じる。したがって、本実施例のS304では、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって通知されるセル1のイベント情報はTTTタイムアウトである。
セル1の信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、RLFが端末のソース・セルにおいて生じ、すなわち、S304がS301の後に直接実行される場合、セル1に対応するイベント情報はなお初期ステータス情報である。この場合、S304では、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって通知されるセル1のイベント情報は初期ステータス情報である。
セル1の信号品質が、設定された閾値を充足するがTTTタイムアウトが生じない場合、RLFが端末のソース基地局上で生成され(S304がS302後に実行され)、セル1に対応するイベント情報は、信号品質閾値の充足を示す識別情報である。この場合、S304では、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって通知されるセル1のイベント情報は、信号品質閾値の充足である。
更に、端末は更に、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に、ソース基地局によって供給される以下の情報の1つ又は複数を通知して、T310(具体的には、RLFが生じるか否かを判定するタイマである)、N310(Qoutを通知する回数であり、Qoutは、同期外れが生じるか否かを判定する信号品質閾値である)、無線リンク制御(Radio link control、RLC)再送の最大試行数、ランダム・アクセス・チャネル(Random Access Channel、RACH)プリアンブル再送の最大試行数等、ソース基地局が近傍セルのモビリティ・パラメータを調節することを支援し得る。
S305 RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、端末によって通知されるセル1のセル識別情報、及びセル1に対応するイベント情報をソース基地局に転送する。
S306 ソース基地局はセル1に対応するイベント情報に応じてセル1のモビリティ・パラメータを調節する。
S306におけるセル1のモビリティ・パラメータを調節する方法については、図2に示す実施例における詳細な内容を参照し得る。ここでは更なる詳細は記載しないものとする。
本実施例において提供される技術的解決策によれば、端末上でRLFが生じると、端末はRRC接続を再確立し、RLFが生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出する。これにより、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局が、RLFが生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報をソース基地局に転送することが可能になる。更に、ソース基地局は、近傍セルが受けたイベントに応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し、調節されたモビリティ・パラメータを端末に送出し得る。これは更に、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させる。RRC接続が再確立されるセル、及びソース・セルが同じ基地局に属している場合、ソース基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を直接取得し、近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し得る。
図4は、本発明の更に別の実施例による、セル・モビリティ・パラメータを調節する方法のフロー図である。図4に示すように、本実施例は、端末がハンドオーバ・コマンドを受信した後にHOFが生じるという点で上述の実施例と異なる。この方法は具体的には、以下の内容を含む。
S401 端末は、ソース基地局によって送出された測定構成情報を受信し、測定構成情報により、近傍セル及びソース・セル(すなわち、現在のサービング・セル)を測定する。
S402 セル2の測定された信号品質が予め設定された信号品質閾値(本実施例では、閾値はA3閾値に設定される)を充足する場合、端末はTTTをイネーブルし、TTTが満了しない場合、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足にセル2のセル識別情報に対応するイベント情報を更新する。
S403 セル2に設定されたTTTが満了する場合、すなわち、セル2の信号品質が、TTT内の予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末は、セル2のセル識別情報に対応するイベント情報をTTTタイムアウトに更新し、端末は測定通知をソース基地局に通知する。
S401乃至S403の処理は、図3に示す実施例におけるS301乃至S303の処理と同様である。詳細については、図3に示す実施例を参照し得る。
S404 端末は、ソース基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンド(例えば、HOコマンド)を受信し、端末は、TTTタイムアウトから、端末による、ハンドオーバ・コマンドの受信に、セル2に対応するイベント情報を更新する。
ハンドオーバ・コマンドを受信した後、端末は、ソース基地局から切断され、ハンドオーバ・ターゲット基地局との接続を確立し始める。
S405 HOFが端末上で生じる。すなわち、ハンドオーバ・ターゲット基地局に対するハンドオーバに失敗する。
S406 端末は、RRC接続を再確立し、セル2のセル識別情報及びセル2に対応するイベント情報をRLF通知に収容し、RRC接続再確立を制御する基地局にRLF通知を通知する。セル2に対応するイベント情報は、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信である。
本実施例では、RRC接続再確立を制御する基地局はソース基地局であり得、更に、ハンドオーバ障害が生じるハンドオーバ・ターゲット基地局であり得、更に、ソ―ス基地局及びハンドオーバ・ターゲット基地局以外の第3の基地局であり得る。本実施例は、説明の目的で例として以下のシナリオを使用する。すなわち、RRC接続再確立を制御する基地局は、ハンドオーバ・ターゲット基地局又は第3の基地局であり、RRC接続再確立を制御する基地局、及びソース基地局は別々の基地局である。
更に、端末は更に、RRC接続再確立を制御する基地局に、ソース基地局によって供給される以下の情報の1つ又は複数を通知して、T310、N310、N311、RLC再送の最大試行数、ランダム・アクセス・プリアンブル再送の最大試行数等。近傍セルのモビリティ・パラメータをソース基地局が調節することを支援し得る。
S407 RRC接続再確立を制御する基地局は、端末によって通知されるセル1のセル識別情報、及びセル1に対応するイベント情報を端末のソース基地局に転送する。
S408ソース基地局はセル2に対応するイベント情報に応じてセル2のモビリティ・パラメータを調節する。
S408におけるセル2のモビリティ・パラメータを調節する方法については、図2に示す実施例における詳細な内容を参照し得る。ここでは更なる詳細は記載しないものとする。
あるいは、ソース基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを受信した後、端末は更に、ハンドオーバ・ターゲット基地局に対するランダム・アクセス又は非ランダム・アクセスを開始し得る。
ハンドオーバ・ターゲット基地局に対して端末により、ランダム・アクセス(RACH)を開始する処理では、あるいは、ハンドオーバ・ターゲット基地局にプリアンブル・メッセージを送出した後、端末はセル2に対応するイベント情報を、端末によるプリアンブルの送出に更新し得る。ハンドオーバ・タ―ゲット基地局によって送出されたプリアンブル応答メッセージを受信した後、端末は、プリアンブル応答を獲得する端末にセル2に対応するイベント情報を更新し得る。第1の上りリンク・スケジューリング・メッセージをハンドオーバ・ターゲット基地局に送出した後、端末は、セル2に対応するイベント情報を、スケジューリング・メッセージを送出する端末に更新し得、どのようにして衝突を解決するかを指示し、ハンドオーバ・ターゲット基地局によって返される情報を受信した後、端末は、セル2に対応するイベント情報を、どのようにして衝突を解決するかを指示する情報を受信する端末に更新し得る。
実現可能な実現態様として、セル2のイベント情報は、識別情報の形式で表し得、例えば、プリアンブルを送出する端末は「4」で表し得、プリアンブル応答を獲得する端末は「5」で表し得、スケジューリング・メッセージを送出する端末は「6」で表し得、どのようにして衝突を解決するかを指示する情報を受信する端末は「7」で表し得る。
ハンドオーバ・ターゲット基地局に対して、端末により、非ランダム・アクセスを開始する処理では、ハンドオーバ・ターゲット基地局によって供給される構成されたプリアンブル情報を受信した後、端末は、セル2に対応するイベント情報を、端末による、構成されたプリアンブル情報の受信に更新する。端末が、プリアンブルをハンドオーバ・タ―ゲット基地局に送出した場合、端末は、セル2に対応するイベント情報を、端末による、プリアンブルの送出に更新し、端末が、ハンドオーバ・ターゲット基地局によって返されたプリアンブル応答メッセージを受信した場合、端末は、セル2に対応するイベント情報を、端末による、プリアンブル応答の獲得に更新する。
よって、端末によって通知されるセル2のイベント情報が、端末によるプリアンブルの送出、端末によるプリアンブル応答の獲得、端末によるスケジューリング・メッセージの送出、端末による、どのようにして衝突を解決するかを指示する情報の受信、又は、端末による、構成されたプリアンブル情報の受信である場合、ソース基地局はセル2の上りリンク電力を調節し得る。
本実施例において提供される技術的解決策によれば、端末上でHOFが生じると、端末はRRC接続を再確立し、HOFが生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出する。これにより、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局が、HOFが生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報をソース基地局に転送することが可能になる。更に、ソース基地局は、近傍セルが受けたイベントに応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し、調節されたモビリティ・パラメータを端末に送出し得る。これは更に、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させる。RRC接続が再確立されるセル、及びソース・セルが同じ基地局に属している場合、ソース基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を直接取得し、近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し得る。
上述の実施例の方法における手順の全部又は一部を、関連するハードウェアを指示するプログラムによって実現し得るということを当業者は理解すべきである。プログラムはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶し得る。プログラムが実行されると、上述の方法の実施例における手順を含み得る。記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリ・メモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory, RAM)等であり得る。
図5は、本発明の実施例による端末の概略構造図である。図5に示すように、端末50は検出装置11、再確立装置12、及び送出装置13を含む。
検出装置11は端末上で生じる接続障害を検出するよう構成され、再確立装置12は、端末上で接続障害が生じたと検出装置が検出すると、無線リソース制御RRC接続を再確立するよう構成され、送出装置13は、接続障害が生じる前に、端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出するよう構成される。
あるいは、送出装置13によって送出される近傍セルのイベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、トリガ時間(TTT)タイムアウト、及び端末による、ハンドオーバ・コマンドの受信の情報のうちの1つを含む。
検出装置11によって検出された接続障害が、端末のソース・セルにおいて生じるRLFである場合、
(1)端末上でRLFが生じる前に、近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、送出装置13によって送出される近傍セルのイベント情報は初期ステータス情報であり、又は、
(2)端末上でRLFが生じる前に、近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足し、トリガ時間(TTT)が満了しない場合、送出装置13によって送出される近傍セルのイベント情報は信号品質閾値であり、又は、
(3)RLFが端末上で生じる前に、近傍セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、予め設定されたTTT長を超える場合、送出装置13によって送出される、近傍セルのイベント情報はTTTタイムアウトである。
検出装置11によって検出された接続障害が、端末上で生じるHOFである場合、
(1)端末が、ソース・セルを制御する基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを受信した場合、送出装置11によって送出された近傍セルのイベント情報は、端末による、ハンドオーバ・コマンドの受信であり、又は
(2)HOFが端末上で生じたと検出装置11が検出した際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局に端末がプリアンブル・メッセージを送出した場合、送出装置13によって送出された近傍セルのイベント情報は、端末によるプリアンブルの送出であり、又は、
(3)HOFが端末上で生じたと検出装置が検出した際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって返されたプリアンブル応答メッセージを端末が受信した場合、送出装置13によって送出された近傍セルのイベント情報は、端末によるプリアンブル応答の獲得であり、又は、
(4)HOFが端末上で生じたと検出装置11が検出した際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局に端末が第1の上りリンク・スケジューリング・メッセージを送出した場合、送出装置13によって送出された近傍セルのイベント情報は、端末によるスケジューリング・メッセージの送出であり、又は、
(5)HOFが端末上で生じたと検出装置11が検出した際に、衝突をどのようにして解決するかを指示し、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって返される情報を端末が受信した場合、送出装置13によって送出される、近傍セルのイベント情報は、どのようにして衝突を解決するかを指示する情報の、端末による受信であり、又は、
(6)HOFが端末上で生じたと検出装置が検出した際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって供給される構成されたプリアンブル情報を端末が受信した場合、送出装置13によって送出された近傍セルのイベント情報は、端末による構成されたプリアンブル情報の受信である。
あるいは、送出装置13は、ターゲット・セルを制御する基地局に、ソース・セルを制御する基地局によって供給される、RLFが生じるか否かを判定するよう構成されたタイマ、タイマの同期外れ表示を可能にするか否かを判定するよう構成された回数、タイマの同期化表示をディセーブルするか否かを判定するよう構成された回数、無線リンク制御層における最大再送試行数、及び最大プリアンブル再送試行数のパラメータのうちの1つ又は複数の送出するよう更に構成される。
本実施例による端末は、図1乃至図4に示す方法の実施例における端末によって処理される内容を実現し得る。更なる詳細はここでは記載しないものとする。
本発明の前述の実施例によれば、接続障害が生じる際に、RRC接続を再確立するためには、端末は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出する。これにより、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局が、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報をソース基地局に転送することが可能になる。更に、ソース基地局は、近傍セルが受けたイベントに応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し、調節されたモビリティ・パラメータを端末に送出し得る。これは更に、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させる。RRC接続が再確立されるセル、及びソース・セルが同じ基地局に属している場合、ソース基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を直接取得し、近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し得る。
図6は、本発明の実施例による基地局の概略構造図である。図6に示すように、基地局は獲得装置21及び調節装置22を含む。
獲得装置21は、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルの近傍セルのイベント情報、及び接続障害が生じた後に端末によって通知されるソース・セルの近傍セルのセル識別情報を獲得するよう構成される。調節装置22は、接続障害が生じる前に、獲得装置21によって獲得され、端末によって記録される、近傍セルのイベント情報に応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節するよう構成される。
あるいは、ソース・セルと、接続障害が生じた後に端末がRRC接続を再確立するセルが同じ基地局である場合、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及び端末によって通知されたソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、端末がRRC接続を再確立した後に受信するよう更に構成される。
ソース・セルと、接続障害が生じた後に端末がRRC接続を再確立するセルが別々の基地局である場合、獲得装置は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及びRRC接続が再確立されるセルを制御する基地局によって転送される、ソース・セルの近傍セルのセル識別情報を、端末がRRC接続を再確立した後に受信するよう更に構成される。
あるいは、獲得装置によって獲得される近傍セルのイベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、トリガ時間(TTT)タイムアウト、及び端末によるハンドオーバ・コマンドの受信の情報のうちの1つを含む。
特定の実施例として、調節装置22は、具体的には、近傍セルのイベント情報が初期ステータス情報である回数が、予め設定された閾値を超える場合、近傍セルのモビリティ・パラメータにおける信号品質閾値を低減し、近傍セルのイベント情報が信号品質閾値を充足する回数が予め設定された閾値を超える場合、近傍セルのモビリティ・パラメータにおけるTTT長を削減する。
本発明の本実施例による基地局は、端末のソース基地局であり、図2に示す実施例によるセル・モビリティ・パラメータを調節する方法に対応するのは、方法の実施例を実行する装置である。その具体的な実行処理については、方法の実施例を参照し得る。ここでは、更なる詳細は記載しないものとする。
本実施例において提供される技術的解決策によれば、ソース基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、及び接続障害が生じた後に端末によって通知される近傍セルのセル識別情報を獲得するので、ソース基地局を制御する基地局は、近傍セルのイベント情報に応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し、調節されたモビリティ・パラメータを端末に送出し、それにより、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させ得る。
図7は、本発明の実施例による、セル情報を通知する方法のフロー図である。図7に示すように、方法は以下の内容を含む。
S701 接続障害(connection failure)が端末上で生じる。
あるいは、端末上で生じる接続障害は、端末のソース・セルにおいて生じるRLFであり得、更に、端末上で生じるHOFであり得る。
本発明の各実施例では、端末(terminal)は、UE(例えば、無線通信装置、ハンドヘルド(handheld)装置、又はコードレス電話機(cordless phone).)であり得る。
S702 端末はRRC接続を再確立する。
この実施例では、端末は、ソース・セルにおけるRRC接続を再確立し得、更に、ハンドオーバ・ターゲット・セルにおけるRRC接続を再確立し、ソース・セル及びハンドオーバ・ターゲット・セル以外の第3のセルにおけるRRC接続をなお再確立し得る。
S703 端末は、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出する。
端末は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、ソース・セルの近傍セルのイベント情報、及び近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出し、近傍セル及びソース・セルは周波数間セル又はシステム間セルであり、又は、
端末は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、ソース・セルの近傍セルのイベント情報、近傍セルのセル識別情報、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報、及びソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出し、近傍セル及びソース・セルは周波数間セル又はシステム間セルである。
RRC接続が再確立されるセルは、ハンドオーバ障害が生じるハンドオーバ・ターゲット・セル、又はソース・セル、又はソース・セル及びハンドオーバ・ターゲット・セル以外の第3のセルであり得る。
説明を容易にするために、以下の実施例では、「接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報」は更に、「ソース・セルのイベント情報」と呼び得、接続障害が生じる前に端末によって近傍セルのイベント情報が記録された、ソース・セルとは異なる周波数又は通信システムにおける近傍セルのイベント情報は更に、「近傍セルのイベント情報」と呼び得る。ソース・セルを制御する基地局は更に、ソース基地局と呼び得、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局は更に、ハンドオーバ・ターゲット基地局と呼び得、第3のセルを制御する基地局は更に、第3の基地局と呼び得る。
あるいは、ソース・セルのイベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、又はTTTタイムアウトを含み得る。
代替的な実施例として、端末上で生じる接続障害がRLFの場合、
端末上でRLFが生じる前に、ソース・セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、ソース・セルのイベント情報は初期ステータス情報であり、又は、
端末上でRLFが生じる前に、ソース・セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、ソース・セルのイベント情報は信号品質閾値の充足であり、又は、
RLFが端末上で生じる前に、ソース・セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、予め設定されたTTT長を超える場合、ソース・セルのイベント情報はTTTタイムアウトである。
ソース・セルとは異なる周波数又は通信システムにおける近傍セルのイベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、TTTタイムアウト、及び端末による、ハンドオーバ・コマンドの受信の情報のうちの1つを含む。
代替的な実施例として、
端末上でRLFが生じる前に、近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、近傍セルのイベント情報は初期ステータス情報であり、又は、
端末上でRLFが生じる前に、近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足するが、TTTが満了しない場合、近傍セルのイベント情報は信号品質閾値の充足であり、又は、
RLFが端末上で生じる前に、近傍セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、予め設定されたTTT長を超える場合、近傍セルのイベント情報はTTTタイムアウトである。別の代替的な実施例として、端末上で生じる接続障害がHOFであり、ソース基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを、HOFが端末上で生じる前に、端末が受信した場合、ソース・セルと異なる周波数又は通信システムにおける近傍セルのイベント情報は、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信であり、
HOFが端末上で生じる際に、端末がプリアンブル・メッセージをハンドオーバ・ターゲット基地局に送出した場合、近傍セルのイベント情報は、端末によるプリアンブルの送出であり、又は、
HOFが端末上で生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット基地局によって返されたプリアンブル応答メッセージを端末が受信した場合、近傍セルのイベント情報は、端末によるプリアンブル応答の獲得であり、又は、
HOFが端末上で生じる際に、端末が第1の上りリンク・スケジューリング・メッセージをハンドオーバ・ターゲット基地局に送出した場合、近傍セルのイベント情報は、端末によるスケジューリング・メッセージの送出であり、又は、
HOFが端末上で生じる際に、衝突をどのようにして解決するかを指示し、ハンドオーバ・ターゲット基地局によって返される情報を端末が受信した場合、近傍セルのイベント情報は、どのようにして衝突を解決するかを指示する情報の、端末による受信であり、又は、
HOFが端末上で生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット基地局によって供給された、構成されたプリアンブル情報を端末が受信した場合、近傍セルのイベント情報は、端末による、構成されたプリアンブル情報の受信である。
上述の実施例それぞれでは、ソース・セルと異なる周波数又は通信システムにある1つ又は複数の近傍セルが存在し得る。例えば、セルAがソース・セルである場合、セルAが、セルB、セルC、セルD、及びセルEを含む周波数間又はシステム間の1つ又は複数の近傍セルを有し得る。セルB、セルC、セルD、及びセルEは、セルAと異なる周波数又は通信システムにある。すなわち、それらは、セルAの周波数間セル又はシステム間セルである。以下では、説明の目的でセルAの近傍セルとしてセルB、セルC、セルD、及びセルEを使用する。
接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報はTTTタイムアウトであり得、ソース・セルの上述の近傍セルそれぞれのイベント情報は別個に、信号品質閾値の充足、初期ステータス、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信、及びTTTタイムアウトであり得る。代替的な実施例として、S703では、端末は、表2をターゲット基地局に送出し得る。
Figure 2014524201
RLFが生じる前に、端末によって記録されたセルA(ソース・セル)のイベント情報がTTTタイムアウトであり、セルBに対応する記録されたイベント情報が信号品質閾値の充足であり、セルCに対応する記録されたイベント情報が初期ステータス情報であり、セルDの記録されたイベント情報が端末によるハンドオーバ・コマンドの受信であり、セルEの記録されたイベント情報がTTTタイムアウトであるということが表2から分かり得る。以下に、近傍セルのイベント情報を端末によって記録する処理を、例として表2を使用することによって説明する。
最初に、端末は近傍セル及びソース・セルのイベント情報を初期ステータス情報にセットし、初期ステータス情報は更に、近傍セル及びソース・セルのイベント情報の初期ステータスであり得る。例えば、端末は、表2における4つの近傍セル及び1つのソース・セルのイベント情報全てを初期ステータス情報にセットする。
セルCについて:RLFが端末上で生じる前にセルCにイベントが生じない場合、すなわち、セルCの信号品質閾値が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、RLFが生じた後にターゲット基地局に端末によって送出されるセルCのイベント情報は、初期ステータス情報(例えば、表2におけるセルCに対応するイベント情報)である。
セルBについて:端末上でRLFが生じる前に、測定されたセルAが信号品質閾値を充足し、すなわち、セルAのイベント情報が信号品質閾値を充足し、信号品質閾値がA2閾値であり、セルBが信号品質閾値を充足し、信号品質閾値は、セルB及びセルAが異なる周波数にある実現シナリオにおけるA4閾値であり得、セルB及びセルAが異なる通信システムにある実現シナリオにおけるB1閾値であり得、端末は、初期ステータス情報から信号品質閾値の充足に、セルBに対応するイベント情報を更新し得る。RLFが生じた後にターゲット基地局に端末によって送出されるセルBのイベント情報は、信号品質閾値の充足(例えば、表1におけるセルBに対応するイベント情報)である。
ソースセル(セルA)の場合、端末上でRLFが生じる前に、セルAの測定された信号品質が予め設定された信号品質閾値(信号品質閾値がA2閾値であり得る)を充足する場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足に、セルAに対応するイベント情報を更新し得、端末上でRLFが生じる前に、セルAの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が予め設定されたTTT長を超える場合、端末は、信号品質閾値の充足からTTTタイムアウトに、セルAに対応するイベント情報を更新し得る。RLFが生じた後にターゲット基地局に端末によって送出されるセルAのイベント情報は、TTTタイムアウト(例えば、表2におけるセルAに対応するイベント情報)である。
セルDについて:端末上でRLFが生じる前に、セルDの測定された信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足に、セルDに対応するイベント情報を更新し、HOFが生じる前に、端末が、ソース基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを受信した場合、端末は次いで、信号品質閾値の充足から、端末による、ハンドオーバ・コマンドの受信に、セルDに対応するイベント情報を更新する。端末上でHOFが生じた後にターゲット基地局に端末によって送出されるセルDのイベント情報は、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信(例えば、表2におけるセルDに対応するイベント情報)である。
セルEについて:端末上でRLFが生じる前に、セルEの測定された信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足している場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足に、セルEに対応するイベント情報を更新し、セルEの測定された信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が予め設定されたTTT長を超える場合、端末は、信号品質閾値の充足から、TTT長に、セルEに対応するイベント情報を更新する。RLFが生じた後にターゲット基地局に端末によって送出されるセルEのイベント情報は、TTT長(例えば、表2におけるセルEに対応するイベント情報)である。
新たなイベントが生じると、端末が元のイベント情報を新たなイベント情報で置き換えるということが、イベント情報を端末によって記録する処理から分かり得る。したがって、RLF又はHOFが生じた後、ターゲット基地局に端末によって通知されるソース・セルのイベント情報は、ソース・セルにおいて最近生じ、ソース・セルに関係するイベントを示し、ターゲット基地局に端末によって通知される近傍セルのイベント情報は、近傍セルにおいて生じ、近傍セルに関係するイベントを示す。
あるいは、セル識別情報は、セルの物理IDであり得、CGIであり得、更に、物理ID及びCGIであり得る。イベント情報はイベント識別情報によって表し得る。例えば、これは、数字、文字、文字列、又はそれらの何れかの組合せによって表し得る。各イベントは一意のイベント識別情報を有する。例えば、初期ステータスは「0」で表され、信号品質閾値充足は「1」で表され、TTTタイムアウトは「2」で表され、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信は「3」で表されるか、又は初期ステータスが「00」で表され、信号品質閾値の充足が「01」で表され、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信が「11」で表される。
あるいは、別の代替的な実施例として、端末は、ソース基地局によって供給される、RLFが生じるか否かを判定するよう構成されたタイマT310、タイマの同期外れ表示を可能にするか否かを判定するよう構成された回数N310、タイマの同期化表示をディセーブルするか否かを判定するよう構成された回数N311、無線リンク制御層における最大再送試行数、及び最大プリアンブル再送試行数のパラメータの1つ又は複数をターゲット基地局に更に送出し得る。
本発明の各実施例では、ソース基地局及びターゲット基地局はエボルブド基地局eNB、BS、ノードB、AP等であり得る。ソース基地局及びターゲット基地局は、マクロ基地局であり得、更に中規模基地局であり得、更に、マイクロ基地局(例えば、ホーム基地局)であり得る。
本実施例において提供される前述の技術的解決策によれば、接続障害が端末上で生じると、端末はRRC接続を再確立し、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出するか、又は、ソース・セルとは別の通信システム又は周波数における近傍セルのイベント情報及び近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出するか、又は、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に、近傍セルのイベント情報及び近傍セルのセル識別情報、ソース・セルのイベント情報、並びにソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出し、よって、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、端末によって通知された上述の情報をソース基地局に転送し、次いで、ソース基地局は、ソース・セルと別のシステム又は周波数における近傍セルが受けるイベント及び/又は、ソース・セルが受けるイベントに応じてモビリティ・パラメータを調節し、それにより、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させる。
図8は、本発明の実施例による、セル・モビリティ・パラメータを調節する方法のフロー図である。図8に示すように、方法は以下の内容を含む。
S801 接続障害が生じ、端末がRRC接続を再確立した後、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は端末によって通知された情報を受信する。
端末によって通知される情報は、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を含むか、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報を含むか、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報、ソース・セルの近傍セルのセル識別情報、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報、及びソース・セルのセル識別情報を含み、近傍セル及びソース・セルは周波数間セル又はシステム間セルである。
S801では、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報は、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって通知され、接続障害が生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルの近傍セルのセル識別情報は、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって通知される。
あるいは、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局によって受信されたソース・セルのイベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、又はトリガ時間TTTタイムアウトを含み得る。
実現可能な実現態様として、端末上で生じる接続障害が、端末のソース・セルにおいて生じる無線リンク障害RLFであり、
(1)端末上でRLFが生じる前に、ソース・セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、端末によって通知される情報におけるソース・セルのイベント情報は初期ステータス情報であり、又は、
(2)端末上でRLFが生じる前に、ソース・セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末によって通知される情報におけるソース・セルのイベント情報は信号品質閾値の充足であり、又は、
(3)RLFが端末上で生じる前に、ソース・セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、予め設定されたトリガ時間TTT長を超える場合、端末によって通知される情報におけるソース・セルのイベント情報はTTTタイムアウトである。
あるいは、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局によって受信される近傍セルのイベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、トリガ時間(TTT)タイムアウト、及び端末によるハンドオーバ・コマンドの受信の情報のうちの1つを含み得る。
実現可能な実現態様として、端末上で生じる接続障害が、端末のソース・セルにおいて生じる無線リンク障害RLFであり、
(1)端末上でRLFが生じる前に、近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、端末によって通知される情報における近傍セルのイベント情報は初期ステータス情報であり、又は、
(2)端末上でRLFが生じる前に、近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末によって通知される情報における近傍セルのイベント情報は信号品質閾値の充足であり、又は、
(3)RLFが端末上で生じる前に、近傍セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、予め設定されたトリガ時間TTT長を超える場合、端末によって通知される情報における近傍セルのイベント情報はTTTタイムアウトである。
別の実現可能な実現態様として、端末上で生じる接続障害が、端末上で生じるハンドオーバ障害HOFであり、
(1)端末上でHOFが生じる際に、ソース・セルを制御する基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを端末が受信した場合、端末によって通知される情報における近傍セルのイベント情報が、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信であり、
(2)端末上でHOFが生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局にプリアンブル・メッセージを端末が送出した場合、端末によって通知される情報における近傍セルのイベント情報が、端末によるプリアンブルの送出であり、
(3)端末上でHOFが生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって返されるプリアンブル応答メッセージを端末が受信した場合、端末によって通知される情報における近傍セルのイベント情報が、端末によるプリアンブル応答の獲得であり、
(4)端末上でHOFが生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局に第1の上りリンク・スケジューリング・メッセージを端末が送出した場合、端末によって通知される情報における近傍セルのイベント情報が、端末によるスケジューリング・メッセージの送出であり、
(5)端末上でHOFが生じる際に、衝突をどのようにして解決するかを指示し、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって返される情報を端末が受信した場合、端末によって通知される近傍セルのイベント情報は、どのようにして衝突を解決するかを指示する情報の、端末による受信であり、又は、
(6)端末上でHOFが生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって供給される構成されたプリアンブル情報を端末が受信した場合、端末によって通知される情報における近傍セルのイベント情報が、端末による、構成されたプリアンブル情報の受信である。
S802.RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、ソース・セルを制御する基地局に、端末によって通知される情報を転送する。
端末によって通知された情報を受信した後、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、端末によって通知された情報を、ソース・セルを制御する基地局に転送し得、よって、ソース・セルを制御する基地局は、ソース・セルと別の周波数又はシステムにおける近傍セルが受けるイベント及び/又はソース・セルが受けるイベントについて、端末によって通知される情報に応じてモビリティ・パラメータを調節し、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させ得る。
本実施例において提供される技術的解決策によれば、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、端末によって通知される、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報、又は、近傍セルのイベント情報及びソース・セルとは別の周波数又は通信システムにおける近傍セルのセル識別情報、又は近傍セルのイベント情報及び近傍セルのセル識別情報、及びソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報RRC接続が再確立されるセルの情報を受信する。RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、ソース・セルを制御する基地局に、端末によって通知される情報を転送し得る。次いで、ソース・セルを制御する基地局は、ソース・セルとは別の周波数又はシステムにおける近傍セルが受けるイベント及び/又はソース・セルが受けるイベントに応じてモビリティ・パラメータを調節し、それにより、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させ得る。
本発明は更に、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局によって転送され、端末によって通知される情報を受信した後、ソース・セルとは別の周波数又はシステムにおける近傍セルのモビリティ・パラメータ及び/又はソース・セルのモビリティ・パラメータを、ソース・セルを制御する基地局によって調節する実施例を提供する。
例えば、ソース・セルのイベント情報が初期ステータス情報である回数が予め設定された閾値を超える場合、ソース・セルを制御する基地局はソース・セルのモビリティ・パラメータにおける信号品質閾値を増加させ得る。
例えば、ソース・セルと別の周波数又はシステムにおける近傍セルの場合、ソース・セルのイベント情報が信号品質閾値の充足である回数が予め設定された閾値を超え、近傍セルのイベント情報が初期ステータス情報である回数が予め設定された閾値を超える場合、ソース・セルを制御する基地局は、近傍セルのモビリティ・パラメータにおける信号品質閾値を低減させ得る。
ソース基地局は、1つ又は複数の端末によって通知されたソース・セルのイベント情報を受信し得る。したがって、ソース基地局は、経時的に、1つ又は複数の端末によって送出されるソース・セルのイベント情報の状態についての統計を収集し得る。例えば、経時的に一端末によって送出されるソース・セルのイベント情報が初期ステータス情報である場合、これは、経時的に、予め設定された信号品質閾値をソース・セルが充足しないこと、すなわち、イベントが生じないことを示し、又は、経時的に、複数の端末によって通知されるソース・セルのイベント情報の90%超が初期ステータス情報である場合、ソース基地局は、ソース・セルの予め設定された信号品質閾値に関するパラメータを適切に調節して、ソース・セルの信号品質閾値を増加させ得る。経時的に、複数の端末によって通知されるソース・セルのイベント情報の大半が信号品質閾値の充足であり、経時的に複数の端末によって通知される、ソース・セルと別の周波数又は通信システムにおける近傍セルのイベント情報の大半が初期ステータス情報であり、これは、近傍セルの信号品質閾値を過剰に高い値にセットし得、この場合、ソース基地局は、近傍セルの予め設定された信号品質閾値に関するパラメータを適切に調節して、近傍セルの信号品質閾値を低減させ得る。前述したのは、ソース・セルのモビリティ・パラメータをソース基地局によって調節する2つの具体例に過ぎない。しかし、本発明はこのことに限定されない。ソース基地局は、経時的に1つ又は複数の端末によって通知される、ソース・セルのイベント情報に応じてソース・セルのモビリティ・パラメータを調節し、それにより、より正確な態様でソース・セルのモビリティ・パラメータを調節し、端末ハンドオーバ効率を向上し得る。
上述したのは、ソース・セルと別の周波数又は通信システムにおける近傍セルのモビリティ・パラメータ及び/又はソース・セルのモビリティ・パラメータをソース基地局によって調節する2つの具体例に過ぎない。しかし、本発明はこのことに限定されない。
本実施例において提供される技術的解決策によれば、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、端末によって通知される、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報、又は、近傍セルのイベント情報及びソース・セルとは別の周波数又は通信システムにおける近傍セルのセル識別情報、又は近傍セルのイベント情報及び近傍セルのセル識別情報、及びソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報の情報を受信する。RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、ソース・セルを制御する基地局に、端末によって通知される情報を転送し得る。次いで、ソース・セルを制御する基地局は、ソース・セルが受けるイベントに応じてソース・セルのモビリティ・パラメータを調節し得、更に、ソース・セルとは別の周波数又はシステムにおける近傍セルが受け、ソース・セルが受けるイベントに応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し、それにより、端末ハンドオーバ効率及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させ得る。
以下は図9に示す実施例である。本実施例は更に、例として以下のシナリオを使用することにより、図7及び図8に示す実施例における技術的解決策を詳細に説明する。すなわち、RLFは、ソース基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを端末が受信する前に端末とソース基地局との間で生じる。本実施例は、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局にソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を端末が送出し、よって、ソース基地局が、セル1に対応するイベント情報に応じてセル1のモビリティ・パラメータを基地局が調節する特定の処理を、ソース・セルとしてセル1を使用することによって説明する。本実施例は特に、以下の内容を含む。
S901 端末は、ソース基地局によって送出された第1の測定構成情報を受信し、第1の測定構成情報により、ソース・セル(すなわち、現在のサービング・セル)、及びソース・セルと同じ周波数の近傍セルを測定する。
端末は、ソース基地局によって供給される第1の測定構成情報を受信し、第1の測定構成情報は、ソース・セル及び周波数内近傍セルの信号品質を測定する旨を端末に指示し、第1の測定構成情報はソース・セル及び近傍セルのモビリティ・パラメータを含む。モビリティ・パラメータは、信号品質閾値(例えば、A2閾値)を含み得、A2閾値は、信号品質閾値であり、具体的には、測定通知を通知するために使用され、3GPP36.331標準に定義されたイベント閾値である。信号品質はRSRP、RSRQ等であり得る。モビリティ・パラメータは更にTTT長を含み得、ソース・セルの信号品質が、TTT長内で、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末は測定通知をソース基地局に通知する。
S902 セル1の測定された信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足に、セル1のセル識別情報に対応するイベント情報を更新する。
予め設定された信号品質閾値(例えば、A2閾値)は、ソース基地局によって供給される第1の測定構成情報において示された予め設定された閾値である。
本実施例では、セル1のセル識別情報に対応するイベント情報のデフォルト初期値は初期ステータス情報である。セル1の信号品質が、予め設定された信号品質を充足する場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足に、セル1のセル識別情報に対応するイベント情報を更新する。
S903 セル1の測定された信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足した時間が予め設定されたTTT長を超える場合、端末は、信号品質閾値の充足からTTTタイムアウトにセル1のセル識別情報に対応するイベント情報を更新し、測定通知を通知する。
S904 基地局は第2の測定構成情報を端末に供給し、第2の測定構成情報は、周波数間又は周波数内の周波数点におけるモビリティ・パラメータ、及び周波数間又は周波数内の周波数点における測定のための測定ギャップ(GAP)を含む。
S905 端末は、S904で第2の測定構成情報に応じて周波数間近傍セル又はシステム間近傍セルを測定し、周波数間又はシステム間の近傍セルが測定条件を充足しない場合、RLFが端末のセル1において生じ、端末がRRC接続を再確立し、端末は、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に、セル1に対応するイベント情報及びセル1のセル識別情報を通知する。
あるいは、端末は、セル1のセル識別情報及びセル1に対応するイベント情報をRLF通知に収容し、RLF通知をRRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に通知し得る。RRC接続が再確立されるセルはソース・セルであってもなくてもよい。本実施例は、説明の目的で例として以下のシナリオを使用する。RRC接続が再確立されるセルはソース・セルでなく、RRC接続が再確立されるセルと、ソース・セルは別々の基地局に属する。
本実施例は以下の実現シナリオを提供する。セル1の信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が予め設定されたTTT長を超える場合、RLFが端末のソース基地局上で生じ、セル1に対応するイベント情報がTTTタイムアウトの識別情報である。この場合、S905では、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって通知されるセル1のイベント情報はTTTタイムアウトである。
セル1の信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、RLFは端末のソース・セルにおいて生じ、すなわち、S905がS901の後に直接実行される場合、セル1に対応するイベント情報はなお初期ステータス情報である。この場合、S905では、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって通知されるセル1のイベント情報は初期ステータス情報である。セル1が信号品質閾値を充足するが、TTTが満了しない場合、RLFが端末のソース・セルにおいて生じ、すなわち、S905がS902の後に直接実行される場合、セル1に対応するイベント情報はなお信号品質閾値の充足である。
更に、端末は更に、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に、ソース基地局によって供給される、T310(具体的には、RLFが生じるか否かを定めるタイマである)、N310 (Qoutを通知する回数であり、Qoutは、同期外れが生じるか否かを定める信号品質閾値である)、RLC再送の最大試行数、RACHプリアンブル再送の最大試行数等の情報の1つ又は複数を通知して、ソース基地局が近傍セルのモビリティ・パラメータを調節することを支援し得る。
S906 RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、端末によって通知されるセル1のセル識別情報、及びセル1に対応するイベント情報をソース基地局に転送する。
S907 ソース基地局はセル1に対応するイベント情報に応じてセル1のモビリティ・パラメータを調節する。
例えば、ソース・セルのイベント情報が初期ステータス情報である回数が予め設定された閾値を超える場合、ソース基地局はソース・セルのモビリティ・パラメータにおける信号品質閾値を増加させる。
S907におけるセル1のモビリティ・パラメータを調節する方法については、更に、図8に示す実施例における詳細な内容を参照し得る。ここでは更なる詳細は記載しないものとする。
本実施例において提供される技術的解決策によれば、端末上でRLFが生じると、端末はRRC接続を再確立し、RLFが生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出する。これにより、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局が、RLFが生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報、及びソース・セルのセル識別情報をソース基地局に転送することが可能になる。更に、ソース基地局は、ソース・セルが受けたイベントに応じてソース・セルのモビリティ・パラメータを調節し、調節されたモビリティ・パラメータを端末に送出し得る。これは更に、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させる。RRC接続が再確立されるセル、及びソース・セルが同じ基地局に属している場合、ソース基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、ソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を直接取得し、近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し得る。
以下は図10に示す実施例である。本実施例は更に、例として以下のシナリオを使用することにより、図7及び図8に示す実施例における技術的解決策を詳細に説明する。RLFは、ソース基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを端末が受信する前にソース基地局上で生じる。本実施例は、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局にセル2のイベント情報及びセル2のセル識別情報を端末が送出し、よって、ソース基地局が、セル2に対応するイベント情報に応じてセル2のモビリティ・パラメータを調節する特定の処理を、ソース・セルの近傍セルとしてセル2を使用することによって説明する。セル2は、ソース・セルの周波数間セル又はシステム間セルである。本実施例は特に、以下の内容を含む。
S1001 端末は、ソース基地局によって送出された第1の測定構成情報を受信し、第1の測定構成情報により、ソース・セル(すなわち、現在のサービング・セル)、及びソース・セルと同じ周波数の近傍セルを測定する。
端末は、ソース基地局によって供給される第1の測定構成情報を受信し、第1の測定構成情報は、ソース・セル及び近傍セルの信号品質を測定する旨を端末に指示し、第1の測定構成情報はソース・セル及び近傍セルのモビリティ・パラメータを含む。第1の測定構成情報における近傍セルのモビリティ・パラメータは、ソース・セルと同じ周波数における近傍セルのモビリティ・パラメータである。1つ又は複数の近傍セルが存在し得る。モビリティ・パラメータは信号品質閾値を含み得る。例えば、ソース・セルと同じ周波数及び通信システムにおける近傍セルの場合、信号品質閾値はA3閾値であり得、A3閾値は信号品質閾値であり、具体的には、測定通知を通知するために使用され、3GPP36.331標準において定義されたイベント閾値である。信号品質はRSRP、RSRQ等であり得る。
ソース・セルと同じ周波数における近傍セルの場合、モビリティ・パラメータは更にTTT長を含み得、近傍セルの信号品質が予め設定された信号品質を充足する時間がTTT長を超える場合、端末は測定通知をソース基地局に通知する。
本発明において提供されるセル・モビリティ・パラメータを調節する方法を簡単に説明するために、本実施例は例として以下のシナリオを使用する。セル2は近傍セルである。実際には、端末は複数の近傍セルを測定し得る。
S1002 端末によって測定されたソース・セルの信号品質は予め設定された信号品質閾値を充足し、端末は、ソース・セルが信号品質を充足する旨のイベントを通知する。
ソース・セルの信号品質閾値は例えば、A2イベントであり得る。
S1003 ソース・セルの測定された信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足した時間が予め設定されたTTT長を超える場合、端末は、信号品質閾値の充足からTTTタイムアウトにソース・セルのセル識別情報に対応するイベント情報を更新し、測定通知を通知する。
S1004 端末は、ソース基地局によって供給された第2の測定構成メッセージを受信し、第2の測定構成メッセージに応じてセル2を測定し、第2の測定構成メッセージは、周波数間又は周波数内の周波数点におけるモビリティ・パラメータ、及び周波数間又は周波数内の周波数点における測定のための測定ギャップ(GAP)を含む。
同じ周波数点のセルのモビリティ・パラメータは同じである。したがって、ソース基地局は、周波数間又は周波数点間におけるモビリティ・パラメータ、及び周波数間又は周波数点間における測定の時間ギャップを第2の測定構成メッセージに収容し、第2の測定構成メッセージを端末に送出し、よって、端末が、ソース・セルと別の周波数又はシステムにおける近傍セルを測定し得る。
周波数間又は周波数点間にあり、ソース基地局によって供給され、端末によって受信される第2の測定構成情報に収容されるモビリティ・パラメータは信号品質閾値を含み得る。例えば、ソース・セルとは別の周波数における近傍セルの場合、信号品質閾値はA4閾値であり得、ソース・セルと別のシステムにおける近傍セルの場合、信号品質閾値はB1閾値であり得る。
ソース・セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値(すなわち、ソース・セルのA閾値)を充足する場合、ソース・セルと別の周波数又は通信システムにおけるセル2の信号品質を測定するよう端末がトリガされる。ソース・セルにおける信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、端末はセル2の信号品質を測定しない。
S1005 セル2の測定された信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足に、セル2のセル識別情報に対応するイベント情報を更新する。
セル2がソース・セルの周波数間セルである場合、信号品質閾値がA4閾値であり得、セル2がソース・セルのシステム間セルである場合、信号品質閾値はB1閾値であり得る。
予め設定された信号品質閾値は、ソース基地局によって供給される測定構成情報において示された予め設定された閾値である。
本実施例では、セル2のセル識別情報に対応するイベント情報のデフォルト初期値は初期ステータス情報である。セル2の信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足に、セル2のセル識別情報に対応するイベント情報を更新する。
端末の複数の近傍セルの信号品質が全て、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、端末は、初期ステータス情報から、信号品質閾値の充足に、各近傍セルのセル識別情報に対応するイベント情報を更新する。
S1006 端末は、セル2の測定通知をソース基地局に通知する。
S1007 RLFは、端末のソース・セルにおいて生じ、端末はRRC接続を再確立し、端末は、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局にセル2に対応するイベント情報及びセル2のセル識別情報を通知する。
あるいは、端末は、セル2のセル識別情報及びセル2に対応するイベント情報をRLF通知に収容し、RLF通知をRRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出し得る。RRC接続が再確立されるセルはソース・セルであってもなくてもよい。本実施例は、説明の目的で例として以下のシナリオを使用する。RRC接続が再確立されるセルはソース・セルでなく、RRC接続が再確立されるセルと、ソース・セルは別々の基地局に属する。
本実施例のシナリオでは、セル2の信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する場合(セル2に対応するイベント情報が、信号品質閾値の充足に更新されている場合)にのみ、RLFが、端末のソース・セルにおいて生じる。したがって、本実施例のS1006では、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって通知されるセル2のイベント情報は、信号品質閾値の充足である。
セル2の信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、RLFは端末のソース・セルにおいて生じ、すなわち、S1007がS1002の後に直接実行される場合、セル2に対応するイベント情報はなお初期ステータス情報である。この場合、S1107では、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって通知されるセル2のイベント情報は初期ステータス情報である。セル2の信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、セットされた長さであるTTT長を超え、RLFが端末のソース・セルにおいて生じる場合、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に端末によって通知されるセル2のイベント情報はTTT長である。
更に、端末は更に、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に、ソース基地局によって供給されるT310(具体的には、RLFが生じるか否かを判定するタイマである)、N310 (Qoutを通知する回数であり、Qoutは、同期外れが生じるか否かを判定する信号品質閾値である)、RLC再送の最大試行数、RACHプリアンブル再送の最大試行数等の情報の1つ又は複数を通知して、ソース基地局が近傍セルのモビリティ・パラメータを調節することを支援し得る。
S1008 RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、端末によって通知されるセル2のセル識別情報、及びセル2に対応するイベント情報をソース基地局に転送する。
S1009 ソース基地局はソース・セル、及びセル2に対応するイベント情報に応じてセル2のモビリティ・パラメータを調節する。
S1009においてセル2のモビリティ・パラメータを調節する方法については、上述する実施例における詳細な内容を参照し得る。更なる詳細はここでは記載しないものとする。
本実施例において提供される技術的解決策によれば、端末上でRLFが生じると、端末はRRC接続を再確立し、RLFが生じる前に端末によって記録された近傍セルのイベント情報及びソース・セルとは別の周波数又はシステムにおける近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出する。これにより、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局が、近傍セルのイベント情報、及び近傍セルのセル識別情報をソース基地局に転送することが可能になる。更に、ソース基地局は、近傍セルが受けたイベントに応じて、かつ、ソース・セルが受けたイベントに応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し、調節されたモビリティ・パラメータを端末に送出し得る。これは更に、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させる。RRC接続が再確立されるセル、及びソース・セルが同じ基地局に属している場合、ソース基地局は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、近傍セルのイベント情報及びソース・セルと別の周波数又は通信システムにおける近傍セルのセル識別情報を直接取得し、近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し得る。
図11は、本発明の実施例による端末の概略構造図である。図11に示すように、端末70は検出装置11、再確立装置12、及び送出装置13を含む。
検出装置11は、端末上で生じる接続障害を検出するよう構成される。再確立装置12は、端末上で接続障害が生じた旨を検出装置が検出すると、無線リソース制御RRC接続を再確立するよう構成される。送出装置13は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、ソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出し、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、ソース・セルの近傍セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出し、近傍セル及びソース・セルが周波数間セル又はシステム間セルであり、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録された、ソース・セルの近傍セルのイベント情報、及び近傍セルのセル識別情報、並びに、接続障害が生じる前に端末によって記録された、ソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出し、近傍セル及びソース・セルが周波数間セル又はシステム間セルであるよう構成される。
あるいは、送出装置13によって送出されるソース・セルのイベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、又はTTTタイムアウトを含む。
あるいは、送出装置13によって送出される近傍セルのイベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、TTTタイムアウト、及び端末によるハンドオーバ・コマンドの受信の情報の1つを含む。
あるいは、検出装置11によって検出された接続障害が、端末のソース・セルにおいて生じるRLFである場合、
(1)端末上でRLFが生じる前に、ソース・セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、送出装置13によって送出されるソース・セルのイベント情報は初期ステータス情報であり、又は、
(2)端末上でRLFが生じる前に、ソース・セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、送出装置13によって送出される、ソース・セルのイベント情報は信号品質閾値の充足であり、又は、
(3)端末上でRLFが生じる前に、ソース・セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、予め設定されたTTT長を超える場合、送出装置13によって送出される、ソース・セルのイベント情報はTTTタイムアウトである。
あるいは、検出装置11によって検出された接続障害が、端末のソース・セルにおいて生じるRLFである場合、
(1)端末上でRLFが生じる前に、近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、送出装置13によって送出される近傍セルのイベント情報は初期ステータス情報であり、又は、
(2)端末上でRLFが生じる前に、近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、送出装置13によって送出される、近傍セルのイベント情報は信号品質閾値の充足であり、又は、
(3)端末上でRLFが生じる前に、ソース・セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足し、近傍セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足している時間が予め設定されたTTT長を超える場合、送出装置13によって送出される、近傍セルのイベント情報はTTTタイムアウトである。
検出装置11によって検出された接続障害が、端末上で生じるハンドオーバ障害HOFである場合、
(1)端末が、ソース・セルを制御する基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを受信した場合、送出装置13によって送出された近傍セルのイベント情報は、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信であり、又は、
(2)HOFが端末上で生じたと検出装置11が検出した際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局に端末がプリアンブル・メッセージを送出した場合、送出装置13によって送出された近傍セルのイベント情報は、端末によるプリアンブルの送出であり、又は、
(3)HOFが端末上で生じたと検出装置が検出した際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって返されたプリアンブル応答メッセージを端末が受信した場合、送出装置13によって送出された近傍セルのイベント情報は、端末によるプリアンブル応答の獲得であり、又は、
(4)HOFが端末上で生じたと検出装置11が検出した際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局に端末が第1の上りリンク・スケジューリング・メッセージを送出した場合、送出装置13によって送出された近傍セルのイベント情報は、端末によるスケジューリング・メッセージの送出であり、又は、
(5)HOFが端末上で生じたと検出装置11が検出した際に、どのようにして衝突を解決するかを指示し、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって返される情報を端末が受信した場合、送出装置13によって送出される、近傍セルのイベント情報は、どのようにして衝突を解決するかを指示する情報の、端末による受信であり、又は、
(6)HOFが端末上で生じたと検出装置が検出した際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって供給される構成されたプリアンブル情報を端末が受信した場合、送出装置13によって送出された近傍セルのイベント情報は、端末による構成されたプリアンブル情報の受信である。
あるいは、送出装置13は、ターゲット・セルを制御する基地局に、ソース・セルを制御する基地局によって供給される、RLFが生じるか否かを判定するよう構成されたタイマ、タイマの同期外れ表示を可能にするか否かを判定するよう構成された回数、タイマの同期化表示をディセーブルするか否かを判定するよう構成された回数、無線リンク制御層における最大再送試行数、及び最大プリアンブル再送試行数のパラメータの1つ又は複数を送出するよう更に構成される。
本実施例による端末は、図7乃至図10に示す方法の実施例における端末によって処理される内容を実現し得る。更なる詳細はここでは記載しないものとする。
本実施例の実施例によれば、接続障害が端末上で生じると、端末はRRC接続を再確立し、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出するか、又は、ソース・セルとは別の周波数又は通信システムにおける近傍セルのイベント情報及び近傍セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出するか、又は、近傍セルのイベント情報及び近傍セルのセル識別情報、ソース・セルのイベント情報、並びにソース・セルのセル識別情報を、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出し、よって、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、端末によって通知された上述の情報をソース基地局に転送し、次いで、ソース基地局は、ソース・セルと別のシステム又は周波数における近傍セルが受けるイベント及び/又は、ソース・セルが受けるイベントに応じてモビリティ・パラメータを調節し、それにより、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させ得る。
図12は、本発明の実施例による基地局の概略構造図である。図12に示すように、基地局80は受信装置21及び転送装置22を含む。
受信装置21は、端末によって通知された情報を、接続障害が生じ、端末がRRC接続を再確立した後に受信するよう構成される。転送装置22は、端末によって通知され、受信装置によって受信された情報を、ソース・セルを制御する基地局に転送するよう構成される。端末によって通知される情報は、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報を含み、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルの近傍セルのイベント情報及び近傍セルのセル識別情報を含み、又は、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルの近傍セルのイベント情報及び近傍セルのセル識別情報、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報、及びソース・セルのセル識別情報を含み、近傍セル及びソース・セルは周波数間セル又はシステム間セルである。
あるいは、受信装置21によって獲得されるソース・セルのイベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、又はTTTタイムアウトを含む。
あるいは、受信装置21によって獲得される近傍セルのイベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、TTTタイムアウト、及び端末による、ハンドオーバ・コマンドの受信以下の情報の1つを含む。
端末上で生じる接続障害が、端末のソース・セルにおいて生じる無線リンク障害RLFであり、
(1)端末上でRLFが生じる前に、ソース・セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、受信装置21によって受信されるソース・セルのイベント情報は初期ステータス情報であり、又は、
(2)端末上でRLFが生じる前に、ソース・セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、受信装置21によって受信される、ソース・セルのイベント情報は信号品質閾値の充足であり、又は、
(3)RLFが端末上で生じる前に、ソース・セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、予め設定されたトリガ時間TTT長を超える場合、受信装置21によって受信される、ソース・セルのイベント情報はTTTタイムアウトである。
端末上で生じる接続障害が、端末のソース・セルにおいて生じる無線リンク障害RLFであり、
(1)端末上でRLFが生じる前に、近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、受信装置21によって受信される近傍セルのイベント情報は初期ステータス情報であり、又は、
(2)端末上でRLFが生じる前に、近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足する場合、受信装置21によって受信される、近傍セルのイベント情報は信号品質閾値の充足であり、又は、
(3)端末上でRLFが生じる前に、近傍セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、予め設定されたトリガ時間TTT長を超える場合、受信装置21によって受信される、近傍セルのイベント情報はTTTタイムアウトである。
端末上で生じる接続障害が、端末上で生じるハンドオーバ障害HOFである場合、
(1)端末上でHOFが生じる際に、ソース・セルを制御する基地局によって送出されたハンドオーバ・コマンドを端末が受信した場合、受信装置21によって受信される、近傍セルのイベント情報が、端末によるハンドオーバ・コマンドの受信であり、
(2)端末上でHOFが生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局にプリアンブル・メッセージを端末が送出した場合、受信装置21によって受信される近傍セルのイベント情報が、端末によるプリアンブルの送出であり、又は、
(3)端末上でHOFが生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって返されるプリアンブル応答メッセージを端末が受信した場合、受信装置21によって受信される近傍セルのイベント情報が、端末によるプリアンブル応答の獲得であり、又は、
(4)端末上でHOFが生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局に第1の上りリンク・スケジューリング・メッセージを端末が送出した場合、受信装置21によって受信される近傍セルのイベント情報が、端末によるスケジューリング・メッセージの送出であり、又は、
(5)端末上でHOFが生じる際に、どのようにして衝突を解決するかを指示し、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって返される情報を端末が受信した場合、受信装置12によって受信される近傍セルのイベント情報が、どのようにして衝突を解決するかを指示する情報の、端末による受信であり、又は、
(6)端末上でHOFが生じる際に、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって供給される構成されたプリアンブル情報を端末が受信した場合、受信装置21によって受信される、近傍セルのイベント情報が、端末による、構成されたプリアンブル情報の受信である。
本発明の本実施例による基地局は、端末のソース基地局であり、図8に示す実施例におけるセル・モビリティ・パラメータを調節する方法に対応するのは、方法の実施例を実行する装置である。その具体的な実行処理については、方法の実施例を参照し得、ここでは、更なる詳細は記載しないものとする。
本実施例において提供される技術的解決策によれば、RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、端末によって通知される、接続障害が生じる前に端末によって記録されたソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報、又は、近傍セルのイベント情報及びソース・セルとは別の周波数又は通信システムにおける近傍セルのセル識別情報、又は近傍セルのイベント情報及び近傍セルのセル識別情報、及びソース・セルのイベント情報及びソース・セルのセル識別情報の情報を受信する。RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局は、ソース・セルを制御する基地局に、端末によって通知される上述の情報を転送し得る。次いで、ソース・セルを制御する基地局はソース・セルが受けるイベントに応じてソース・セルのモビリティ・パラメータを調節し得、更に、ソース・セルと別の周波数又はシステムにおける近傍セルが受けるイベント及びソース・セルが受けるイベントに応じて近傍セルのモビリティ・パラメータを調節し、それにより、端末ハンドオーバ効率、及びモビリティ・パラメータ調節の精度を向上させ得る。

Claims (15)

  1. セル情報を通知する方法であって、
    端末により、前記端末上で生じる接続障害を検出する工程と、
    前記端末により、無線リソース制御(RRC)接続を再確立する工程と、
    ソース・セルの近傍セルのセル識別情報、及び前記接続障害が生じる前に前記端末によって記録された前記近傍セルのイベント情報を、前記RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に前記端末によって送出する方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、前記近傍セルの前記イベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、トリガ時間(TTT)タイムアウト、及び前記端末によるハンドオーバ・コマンドの受信のうちの1つを含む方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法であって、
    前記端末上で生じる前記接続障害が、前記端末の前記ソース・セルにおいて生じる無線リンク障害(RLF)である方法。
  4. 請求項1又は2に記載の方法であって、前記端末上で生じる前記接続障害は、前記端末上で生じるハンドオーバ障害(HOF)である方法。
  5. 請求項4記載の方法であって、前記HOFが端末上で生じ、前記ソース・セルを制御する基地局によって送出されるハンドオーバ・コマンドを前記端末が受信した場合、前記近傍セルの前記イベント情報は、前記端末による、ハンドオーバ・コマンドの受信である方法。
  6. 端末であって、
    端末上で生じる接続障害を検出するよう構成された検出装置と、
    前記端末上で通信障害が生じた旨を前記検出装置が検出すると、無線リソース制御(RRC)接続を再確立するよう構成された再確立装置と、
    ソース・セルの近傍セルのセル識別情報、及び前記接続障害が生じる前に前記端末によって記録された前記近傍セルのイベント情報を、前記RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局に送出するよう構成された送出装置と
    を備える端末。
  7. 請求項6記載の端末であって、前記送出装置によって送出される、前記近傍セルの前記イベント情報は、初期ステータス情報、信号品質閾値の充足、トリガ時間(TTT)タイムアウト、及び前記端末による、ハンドオーバ・コマンドの受信のうちの1つを含む端末。
  8. 請求項6又は7に記載の端末であって、前記検出装置によって検出される前記接続障害は前記端末の前記ソース・セルにおいて生じる無線リンク障害(RLF)である端末。
  9. 請求項8記載の端末であって、
    前記端末上でRLFが生じる前に、かつ、前記近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足しない場合、前記送出装置によって送出される前記近傍セルの前記イベント情報は初期ステータス情報であり、又は、
    前記端末上で前記RLFが生じる前に、かつ、前記近傍セルの信号品質が、予め設定された信号品質閾値を充足し、トリガ時間(TTT)が満了しない場合、前記送出装置によって送出される前記近傍セルの前記イベント情報は信号品質閾値の充足であり、又は、
    前記RLFが前記端末上で生じる前に、前記近傍セルの信号品質が予め設定された信号品質閾値を充足する時間が、予め設定されたTTT長を超える場合、前記送出装置によって送出される、前記近傍セルの前記イベント情報はTTTタイムアウトである端末。
  10. 請求項6又は7に記載の端末であって、前記検出装置によって検出される前記接続障害は、前記端末上で生じるハンドオーバ障害(HOF)である端末。
  11. 請求項10記載の端末であって、前記HOFが前記端末上で生じ、かつ、前記ソース・セルを制御する基地局によって送出されるハンドオーバ・コマンドを前記端末が受信した場合、前記送出装置によって送出される、前記近傍セルの前記イベント情報は、前記端末による、ハンドオーバ・コマンドの受信である端末。
  12. 請求項11記載の端末であって、
    前記HOFが前記端末上で生じたと前記検出装置が検出し、かつ、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局に前記端末がプリアンブル・メッセージを送出した場合、前記送出装置によって送出された、前記近傍セルの前記イベント情報は、前記端末によるプリアンブルの送出であり、又は、
    前記HOFが前記端末上で生じたと前記検出装置が検出し、かつ、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって返されたプリアンブル応答メッセージを前記端末が受信した場合、前記送出装置によって送出された前記近傍セルの前記イベント情報は、前記端末によるプリアンブル応答の獲得であり、又は、
    前記HOFが前記端末上で生じたと前記検出装置が検出し、かつ、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局に前記端末が第1の上りリンク・スケジューリング・メッセージを送出した場合、前記送出装置によって送出された前記近傍セルの前記イベント情報は、前記端末によるスケジューリング・メッセージの送出であり、又は、
    前記HOFが前記端末上で生じたと前記検出装置が検出し、かつ、どのようにして衝突を解決するかを指示し、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって返される情報を前記端末が受信した場合、前記送出装置によって送出される、前記近傍セルの前記イベント情報は、どのようにして衝突を解決するかを指示する情報の、前記端末による受信であり、又は、
    前記HOFが前記端末上で生じたと前記検出装置が検出し、かつ、ハンドオーバ・ターゲット・セルを制御する基地局によって供給される構成されたプリアンブル情報を前記端末が受信した場合、前記送出装置によって送出された前記近傍セルの前記イベント情報は、前記端末による構成されたプリアンブル情報の受信である端末。
  13. 基地局であって、
    接続障害が生じた後に端末によって通知されたソース・セルの近傍セルのセル識別情報、及び前記接続障害が生じる前に前記端末によって記録された前記近傍セルのイベント情報を獲得するよう構成された獲得装置と、
    前記接続障害が生じる前に、前記獲得装置によって獲得され、前記端末によって記録される、前記近傍セルの前記イベント情報に基づいて前記近傍セルのモビリティ・パラメータを調節するよう構成された調節装置と
    を備える基地局。
  14. 請求項13記載の基地局であって、前記接続障害が生じた後に、前記端末が無線リソース制御(RRC)接続を再確立するセル、及び前記ソース・セルは同じ基地局に属し、
    前記獲得装置は、前記接続障害が生じる前に前記端末によって記録される前記端末によって通知される前記近傍セルの前記イベント情報、及び前記ソース・セルの前記近傍セルの前記セル識別情報を、前記端末が前記RRC接続を再確立した後に受信するよう更に構成される基地局。
  15. 請求項13記載の基地局であって、前記接続障害が生じた後に、前記端末が無線リソース制御(RRC)接続を再確立するセル、及び前記ソース・セルは別々の基地局に属し、
    前記獲得装置は、前記接続障害が生じる前に前記端末によって記録される前記近傍セルの前記イベント情報、及び前記RRC接続が再確立されるセルを制御する基地局によって転送される、前記ソース・セルの前記近傍セルの前記セル識別情報を、前記端末が前記RRC接続を再確立した後に受信するよう更に構成される基地局。
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