JPWO2015186277A1 - サーバ装置、基地局、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

サーバ装置、基地局、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

より適切に局間リンクを管理できるサーバ装置であって、無線アクセスネットワークに接続され、自装置が管理する基地局である管理内基地局について、管理内基地局と無線接続する携帯端末のハンドオーバ先となる基地局が登録されたリストであるハンドオーバリストを記憶する記憶部と、基地局間の通信リンクである局間リンクを管理内基地局と確立している他の基地局がハンドオーバリストに登録されているか否かを判定することで、確立されている局間リンクを維持するか切断するかを決定する制御部と、を有する。

Description

本開示は、移動通信システムにおける基地局、サーバ装置、情報処理方法、および記憶媒体に関する。
移動通信システムの無線アクセスネットワークに用いられる技術の1つとして、LTE(Long Term Evolution)システムが実用化されている。このLTEシステムにおけるハンドオーバについて簡単に説明する。
図10は関連するLTEシステムを含む通信ネットワークを説明するための図である。
無線アクセスネットワークは、コアネットワークと接続されている。無線アクセスネットワークにおいて、LTEシステムに対応した基地局であるeNB(evolutional Node B)101〜103が設けられている。コアネットワークには、eNBを収容するコアネットワーク系の装置であるMME(Mobile Management Entity)21、22が設けられている。
図10では、eNB102とeNB103との間の通信リンクである局間リンクが確立されている場合を示す。この局間リンクは「X2インタフェース」または「X2リンク」と呼ばれており、以下では、「X2リンク」と称する。
また、図10に示す例では、コアネットワーク側のMME21とeNB101との間の通信リンクであるコア−局間リンクが確立されている場合を示す。このコア−局間リンクは「S1インタフェース」または「S1リンク」と呼ばれており、以下では、「S1リンク」と称する。図10は、MME21とeNB102の間にもS1リンクが確立されている様子と、eNB102およびeNB103のそれぞれとMME22との間にもS1リンクが確立されている様子を示している。また、図10は、UE(User Equipment、携帯端末)31がeNB102の通信セルからeNB101の通信セルに移動し、UE32がeNB102の通信セルからeNB103の通信セルに移動する様子を示す。
図11は図10に示したeNB間におけるハンドオーバの手順を示すシーケンスである。ここでは、図10に示したようにeNB間(eNB102およびeNB103の間)にX2リンクが確立されている場合で説明する。
eNB間でやりとりされるハンドオーバは、eNB102が、eNB103にハンドオーバ要求(HANDOVER REQUEST)を送信し、eNB103からハンドオーバ要求確認(HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGE)を受信することで行われる(非特許文献1参照)。
X2リンクがeNB間で確立されている場合、上述のようにして、eNB間でUEがハンドオーバするときにX2リンクを用いてeNB間で情報を交換することにより、ハンドオーバが可能となる。一方のeNBとハンドオーバ先となる他方のeNBとの間にX2リンクが確立されていない場合、これら2つのeNBはS1リンク経由で情報交換する必要がある。この場合、ハンドオーバに要する時間が増加し、かつ、コアネットワーク側のMMEに対する負担が増加する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)で議論されているSON(Self- Organizing Network)機能のうち、ANR(Automatic Neighbor Relation)という機能がある(非特許文献2参照)。SON機能は自動的に基地局のパラメータを最適に設定するための機能である。ANR機能は、eNBの隣接関係の管理に発生する、オペレータの負担を軽減することを目的とするものである。ANR機能には、近隣に存在する他のeNB、つまり、隣接(Neighbor)eNBをNRT(Neighbor Relation Table)で管理し、隣接eNBを検知すると、その隣接eNBをNRTに追加する機能がある。このANR機能により、eNBが新たな隣接eNBを検出すると、その隣接eNBとの間にX2リンクを確立することが期待されている。
しかし、実際のネットワークにおいては、1台のeNBが確立可能なX2リンクの数には実装上の制限がある。このため、該eNBが、ANR機能で検知された全てのeNBと無尽蔵にX2リンクを確立することは不可能である。そのため、eNBで確立可能なX2リンク数が上限に達している場合、新規にX2リンクを確立することができなくなる。その結果、S1リンク経由でハンドオーバが頻繁に行われ、コアネットワークへの負担を増加させてしまうことになる。また、eNBを管理するEMS(Element Management System)が設けられている場合、不要なX2リンクを確立したままにすると、EMSへの負担を増加させてしまう。
不要なX2リンクを削除する方法の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1において、ソースeNBは、ターゲットeNBに対応するハンドオーバ発生数を取得し、そのハンドオーバ発生数を所定の閾値と比較する。その結果、ハンドオーバ発生数が所定閾値未満である場合、ソースeNBは、ターゲットeNBとのハンドオーバの発生頻度が低くなったと判断し、両者間のX2インタフェースを解除させる。
なお、特許文献2では、隣接eNB間におけるハンドオーバ時に、X2インタフェースを介してユーザ(U−Plane)信号や制御(C−Plane)信号の転送を直接行うことが開示されている。また、第2の基地局が、第1の基地局からブロードキャストパケットを受信し、受信したパケットに含まれる位置情報及び無線サービスエリアの半径情報と、自局の位置情報及び無線サービスエリアの半径情報とに基づき無線サービスエリア間の隣接条件を判定し、この隣接条件を満足した第1、第2の基地局間でリンクを確立する。
特開2010−233144号公報 特開2009−044336号公報
3GPP TS36.423(8.2.1 Handover Preparation)Version 12.1.0 3GPP TS36.300(22.3.2a Automatic Neighbour Relation Function)Version 12.1.0
特許文献1に開示された方法は、ハンドオーバ発生数と閾値とを比較して、X2リンクを解除するか否かを判定するものである。特許文献1に開示された方法では、各ターゲットeNBに対応して、ハンドオーバの発生回数をカウントし、カウントされた値が、ハンドオーバ発生数テーブルに記録されている。ターゲットeNB毎にハンドオーバ発生回数をカウントして記録する処理を行うと、複雑な処理を実施することになり、処理にかかる負荷が高い。そのため、例えば、多数の基地局が存在し、セルの重複関係が複雑な状況下においては、システム全体の負荷がきわめて高くなる。この場合、そのようなシステムを管理する装置、例えば、EMSへの負荷が問題になる。
本発明の例示的な実施形態の目的は、上述したような技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、より適切に局間リンクを管理できるサーバ装置、基地局、情報処理方法および記憶媒体を提供することにある。なお、この目的は、本明細書に開示される実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
例示的な実施形態のサーバ装置は、
無線アクセスネットワークに接続され、自装置が管理する基地局である管理内基地局について、該管理内基地局と無線接続する携帯端末のハンドオーバ先となる基地局が登録されたリストであるハンドオーバリストを記憶する記憶部と、
基地局間の通信リンクである局間リンクを該管理内基地局と確立している他の基地局が前記ハンドオーバリストに登録されているか否かを判定することで、確立されている局間リンクを維持するか切断するかを決定する制御部と、
を有する構成である。
また、例示的な実施形態の基地局は、
無線アクセスネットワーク内における、自局と無線で接続される携帯端末のハンドオーバ先となる基地局が登録されたリストであるハンドオーバリストを記憶する記憶部と、
自局と局間リンクを確立している他の基地局が前記ハンドオーバリストに含まれているか否かを判定することで、確立されている局間リンクを維持するか切断するかを決定する制御部と、
を有する構成である。
また、例示的な実施形態の情報処理方法は、無線アクセスネットワークに接続される基地局を管理するサーバ装置による情報処理方法であって、
自装置が管理する基地局である管理内基地局と無線接続する携帯端末のハンドオーバ先となる基地局が登録されたリストであるハンドオーバリストを記憶部に保存し、
基地局間の通信リンクである局間リンクを前記管理内基地局と確立している他の基地局が前記ハンドオーバリストに登録されているか否かを判定することで、確立されている局間リンクを維持するか切断するかを決定するものである。
さらに、例示的な実施形態の記憶媒体は、無線アクセスネットワークに接続される基地局を管理するコンピュータに、
自装置が管理する基地局である管理内基地局と無線接続する携帯端末のハンドオーバ先となる基地局が登録されたリストであるハンドオーバリストを保存する手順と、
基地局間の通信リンクである局間リンクを前記管理内基地局と確立している他の基地局が前記ハンドオーバリストに登録されているか否かを判定することで、確立されている局間リンクを維持するか切断するかを決定する手順を実行させるためのプログラムを記憶する記憶媒体である。
本発明の例示的な実施形態によれば、より適切に局間リンクを管理できる。
第1の例示的な実施形態におけるLTEシステムを含む通信ネットワークの一構成例を示す図である。 図1に示したEMSサーバの一構成例を示すブロック図である。 図1に示したEMSサーバに格納されるHO(Handover)リストの一構成例を示す図である。 図1に示した基地局の一構成例を示すブロック図である。 図1に示したLTEシステムにおける基地局間でX2リンクを確立する手順を示すシーケンスである。 第1の例示的な実施形態において、EMSサーバが不要なX2リンクを切断する手順を示すフローチャートである。 第3の例示的な実施形態のEMSサーバの動作手順を示すフローチャートである。 第4の例示的な実施形態のEMSサーバに格納される隣接セル情報の一例を示す図である。 第4の例示的な実施形態のEMSサーバの動作手順を示すフローチャートである。 関連するLTEシステムを含む通信ネットワークを説明するための図である。 図10に示したeNB間におけるハンドオーバの手順を示すシーケンスである。 第5の例示的な実施形態における動作を示すシーケンスである。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
以下に説明される複数の実施形態は、独立に実施されることもできるし、適宜組み合わせて実施されることもできる。これら複数の実施形態は、互いに異なる新規な特徴を有している。したがって、これら複数の実施形態は、互いに異なる目的又は課題を解決することに寄与し、互いに異なる効果を奏することに寄与する。
(第1の実施形態)
第1の例示的な(exemplary)実施形態におけるLTEシステムの構成を説明する。図1は本実施形態におけるLTEシステムを含む通信ネットワークの一構成例を示す図である。
図1に示すように、LTEシステムは、eNB51〜53と、eNB51〜53を管理する機器管理サーバ(以下では、EMSサーバと称する)10a、10bとを有する。図1に示す例では、EMSサーバ10aがeNB51およびeNB52を管理し、EMSサーバ10bがeNB53を管理しているものとする。以下では、EMSサーバが自装置で管理するeNBを「管理内eNB」と称し、自装置の管理対象外のeNBを「管理外eNB」と称する。図1の場合、例えば、EMSサーバ10aにとって、eNB51、52は管理内eNBであるが、eNB53は管理外eNBである。
コアネットワーク側には、MME21、22が設けられている。図1に示す例では、eNB51、52のそれぞれはMME21とS1リンクを確立し、eNB52、53のそれぞれはMME22とS1リンクを確立している。また、eNB52はeNB53とX2リンクを確立している。
本実施形態のEMSサーバの構成を説明する。
なお、本実施形態では、EMSサーバに設けられた通常の機能(例えば、管理内eNBから通信状態のレポートを収集してネットワークの状態を把握する機能、基地局制御を含むネットワーク最適化を行う機能等)についての詳細な説明を省略する。
図2は図1に示したEMSサーバの一構成例を示すブロック図である。図1に示したEMSサーバ10a、10bは同様な構成を有しているため、ここでは、EMSサーバ10aの構成を説明する。また、eNB52はeNB51およびeNB53のそれぞれとX2リンクを確立しているものとする。
EMSサーバ10aは、記憶部11と、制御部12と、I/F部13とを有する。記憶部11には、データベースが構成されており、各eNBでUEがハンドオーバを行う際のハンドオーバ先を示すハンドオーバリスト(以下では、HOリストと称する)が登録されている。また、制御部12には、通常の機能の他に、HOリストの管理(更新、追加、削除など)を行うSON機能が追加されている。このSON機能により、制御部12は、管理内eNB間のX2リンクや、管理内eNBと管理外eNBとの間のX2リンクが、UEのハンドオーバ時に使用されるか否かを知ることが可能となる。以下に、図2に示す各構成について詳しく説明する。
記憶部11は、HDD(Hard Disk Drive)および半導体記憶モジュールなどのメモリによって構成される。記憶部11は、管理内eNBに対する制御のために用いる各種情報を記憶する。例えば、記憶部11には、EMSサーバによる管理内eNBの制御に必要なHOリストおよびeNB情報が格納される。eNB情報は、例えば、管理内eNBに対応する、セルの無線通信品質の情報および無線通信品質を最適にするためのパラメータ設定値などである。
ここで、記憶部11が記憶(または保持)するHOリストの構成を説明する。図3は本実施形態におけるEMSサーバに格納されるHOリストの一構成例を示す図である。
図3に示すHOリストは、UEから収集されるMR(Measurement Report)に基づいて作成される。このHOリストがハンドオーバ先を示す情報のマスタとして記憶部11に保存される。HOリストが更新されると、その情報が制御部12により各管理内eNBに通知され、各管理内eNBが保有するHOリストが更新される。
図3に示すように、HOリストは、奉仕セル情報(Served Cell Info)と隣接セル情報(Neighbor cell info)の欄に分かれている。
奉仕セル情報の欄には、UEにサービス提供中(UEと通信接続中)の管理内eNBのセルに関する情報が登録される。隣接セル情報の欄には、UEのハンドオーバ先となる隣接eNBのセルに関する情報が登録される。このように、記憶部11に保存されるHOリストには、奉仕セル情報に登録された管理内eNBに対応して、UEのハンドオーバ先となるeNBについての隣接セル情報が登録されている。つまり、制御部12が奉仕セル情報の欄で管理内eNBを特定すれば、特定した管理内eNBに対応する隣接セル情報を読み出すことで、その管理内eNBが保有するHOリストと同じものを閲覧することが可能となる。
各欄を詳しく見てみると、奉仕セル情報の欄には、管理内eNBに対応して、eNB毎に異なる識別子であるeNB IDと、セル毎に異なる識別子であるセルIDが登録される。図3に示す例では、奉仕セル情報の欄に、EMSサーバ10aの管理内eNBのIDとして「A」〜「C」が記述されている。
隣接セル情報の欄には、ECGI(E-UTRAN Cell Global Identifier)、PCI(Physical Cell Identifier)、EARFCN(E-UTRA Absolute Radio Frequency Channel Number)、TAC(Tracking Area Code)が記述される。ECGIはグローバルでセルを特定するために使用されるIDである。PCIはLTE方式におけるセル識別用のIDである。EARFCNは、FDD(Frequency Division Duplex)において与えられるアップリンク方向もしくはダウンリンク方向のための、またはTDD(Time Division Duplex)におけるアップリンクとダウンリンクの両方向のためのセルにおいて使用されるキャリヤ周波数を定義する項目である。TACは、1つまたは複数のセルから構成され、ネットワーク上で管理される携帯端末の位置を示すセル単位をコード化したものである。
I/F部13は、管理内eNBに相当するeNB51およびeNB52のそれぞれと通信を行う。I/F部13は、管理内eNBから受信する情報を制御部12に送信し、制御部12から受け取る情報を制御部12の指示にしたがって管理内eNBに送信する。
制御部12は、プログラムを記憶するメモリ(不図示)、およびプログラムにしたがって処理を実行するCPU(Central Processing Unit)(不図示)を有する。CPUがプログラムにしたがって処理を実行することで、制御部12において、SON機能を含む、EMSサーバが具備する各種機能が実行される。本実施形態では、制御部12で実行されるSON機能に、次のような機能が追加されている。
制御部12は、UEからeNBに送信されるMRを自装置の管理内eNBから定期的に収集し、収集したMRの内容にしたがって、図3に示したHOリストを更新する。また、制御部12は、各管理内eNBに対して、自局とX2リンクを確立している他のeNBを問い合わせ、管理内eNB毎にX2リンクを確立している他のeNBの情報を収集する。
そして、制御部12は、図3に示したHOリストを参照し(または読み出し)、管理内eNBが確立しているX2リンクが不要なX2リンクであるか否かを判定する。さらに、制御部12は、その判定結果にしたがってX2リンクの切断または維持を決定する。
具体的に説明すると、制御部12は、対象となる管理内eNBとX2リンクを確立している他のeNBがHOリストにハンドオーバ先として登録されているか否かをチェックすることで、そのX2リンクを維持するか切断するかを決定する。チェックの結果、他のeNBがHOリストにハンドオーバ先として登録されている場合、制御部12は、X2リンクを維持するために、対象の管理内eNBに何も指示しない。その反対に、他のeNBがHOリストのハンドオーバ先として登録されていない場合、制御部12は、対象の管理内eNBにX2リンクを切断させる。
なお、制御部12に設けられる演算処理デバイスはCPUに限らず、DSP(Digital Signal Processor)であってもよい。
次に、図1に示したeNB51〜53の構成を説明する。図4は本実施形態のLTEシステムにおける基地局の一構成例を示すブロック図である。
ただし、eNB51〜53は同様な構成なので、ここでは、eNB51の構成を説明し、他のeNBの構成の説明を省略する。また、eNBとしての通常の機能についての詳細な説明を省略し、本発明に関連する部分について詳細に説明する。
図4に示すように、eNB51は、記憶部61と、他のeNBとX2リンクを確立する制御部62と、他の装置と通信接続するためのI/F部63とを有する。
記憶部61は、HOリストおよびX2情報を記憶する。HOリストは、自局と無線接続するUEのハンドオーバ先となる基地局が記述されたリストである。X2情報はX2リンクを管理するための情報である。X2情報は、自局とX2リンクを確立する相手のeNBとなる隣接eNBのIP(Internet Protocol)アドレスと、その隣接eNBに対応する基地局識別子であるeNB IDとを含む。また、X2情報には、自局と隣接eNBとの間にX2リンクが確立されているか否かの情報が記録され、その情報はX2リンクの確立および切断の状況に応じて制御部62によって書き換えられる。
制御部62は、プログラムを記憶するメモリ(不図示)、およびプログラムにしたがって処理を実行するCPU(不図示)を有する。制御部62は、ハンドオーバ先の候補の情報を含むMRをUEから受信すると、MRをEMSサーバ10aに転送する。また、制御部62は、EMSサーバ10aから通知される、HOリストの更新情報にしたがって、記憶部61が記憶するHOリストを更新する。また、制御部62は、自局と隣接eNBとの間のX2リンクの確立および切断の状況に応じて、記憶部61が記憶するX2情報を更新する。さらに、制御部62は、自局とX2リンクを確立している相手のeNBについての問い合わせがEMSサーバ10aからあると、記憶部61が記憶するX2情報を参照し、X2リンクを確立している隣接eNBの情報をEMSサーバ10aに通知する。
I/F部63は、隣接eNB、EMSサーバ10aおよびMME21から受信する情報を制御部62に送信し、制御部62から受け取る情報を制御部62の指示にしたがって隣接eNB、EMSサーバ10aまたはMME21に送信する。
なお、制御部62に設けられる演算処理デバイスはCPUに限らず、DSPであってもよい。
次に、本実施形態のLTEシステムの動作を説明する。
はじめに、eNB51とeNB52との間でSCTP(Stream Control Transmission Protocol)を用いて制御信号を送受信し、X2リンクを確立する場合の手順を説明する。
図5は図1に示したLTEシステムにおける基地局間でX2リンクを確立する手順を示すシーケンスである。前提条件として、eNBは、自局が保有するX2情報に登録されていないeNBからSCTP INITの要求があると、この要求を無視するものとする。
ステップ201において、eNB52がeNB51にSCTP:INITを送信する。eNB51は、eNB52のIPアドレスが自局の記憶部61が記憶するX2情報に登録されているか否かチェックする(ステップ202)。ここでは、eNB51が保有するX2情報にeNB52のIPアドレスが登録されているものとする。ステップ202のチェックの後、eNB51は、eNB52にSCTP:INIT ACKを送信する(ステップ203)。
eNB52は、eNB51からSCTP:INIT ACKを受信すると、eNB51にSCTP:COOKIE ECHOを送信する(ステップ204)。eNB51は、eNB52からSCTP:COOKIE ECHOを受信すると、eNB52にSCTP:COOKIE ACKを送信する(ステップ205)。このようにして、eNB51とeNB52との間にX2リンクが確立される(ステップ206)。
なお、ステップ202において、eNB52のIPアドレスがeNB51が保有するX2情報に登録されていない場合、eNB51はeNB52からのメッセージを無視し、何も処理をしない。
次に、EMSサーバ10が不要なX2リンクを切断する手順を説明する。
図6は本実施形態のEMSサーバが不要なX2リンクを切断する手順を示すフローチャートである。ここでは、EMSサーバ10aが、管理内eNBであるeNB51とX2リンクを確立しているeNB52がeNB51のHOリストに含まれているか否かをチェックすることで、そのX2リンクを維持するか切断するかを判断する場合で説明する。
図6に示すステップ301において、EMSサーバ10aの制御部12は、eNB51とeNB52の間でX2リンクが確立されているか否かをチェックする。eNB51とeNB52との間でX2リンクが確立されている場合、制御部12は、eNB52がeNB51のHOリストに含まれているか否かをチェックする(ステップ302)。
ステップ302の判定において、eNB52がeNB51のHOリストに含まれていない場合、制御部12は、eNB51とeNB52の間のX2リンクを切断する(ステップ303)。一方、ステップ302の判定において、eNB52がeNB51のHOリストに含まれている場合、制御部12は、eNB51とeNB52の間のX2リンクを維持する。なお、ステップ301の判定において、eNB51とeNB52でX2リンクが確立されていない場合、制御部12は、何も処理しない。
このようにして、EMSサーバは、自装置の管理内eNBにおいて、ハンドオーバ先の候補から除外されたeNBの情報がHOリストから削除されたなどの理由で、不要となるX2リンクの検索および切断を行うことが可能となる。
本実施形態では、移動通信システムにおいて、SON機能によりEMSサーバが管理しているeNBとX2リンクを確立しているeNBがHOリストに含まれているか否かをチェックすることにより、そのX2リンクを維持するか切断するかが判断される。HOリストに登録されていないeNBと確立しているX2リンクが存在する場合、SON機能によりそのX2リンクが自動的に削除される。その結果、無駄なX2リンクの確立が抑制され得る。
また、eNB間で確立可能なX2リンクの本数に限りがあるため、既に確立されているX2リンクの中から無駄なX2リンクをSON機能によって自動的に検索して切断することで、X2リンク/SCTPリンクのためのリソースを節約することが可能となる。
さらに、無駄なX2リンクを削除することで、必要なX2リンクを新規に確立できるようになるため、S1リンク経由でのハンドオーバを減らすことができる。その結果、コアネットワークへの負担を軽減することが可能となる。
本実施形態は、上述したように、HOリストに基づいて無駄なX2リンクか否かを判定している。このため、HOリストに基づいてハンドオーバ発生回数をカウントする複雑な処理を必要とせず、特許文献1に開示された方法に比べて、EMSサーバの負荷が抑制される。また、特許文献1に開示された方法と比べて、次のような利点がある。
特許文献1に開示された方法では、HO発生回数を閾値と比較し、HO発生回数が閾値より小さいとX2リンクを切断する制御を行っている。そのため、HO発生回数が閾値よりも少ないeNBから再度確立要求が来てHO発生回数が閾値を越えると、X2リンクを確立することになる。HO発生回数が閾値を跨いで頻繁に増減するeNBが存在すると、特許文献1に開示された方法では、X2リンクの切断→確立→切断→・・・が繰り返され、X2リンクのバタツキが発生し、eNBおよびEMSサーバの負荷がきわめて高くなるおそれがある。
これに対して、本実施形態の移動通信システムでは、SON機能によってHOリストに登録されていない隣接eNBと接続しているX2リンクを削除するが、その一方で、HOリストに新たに登録された隣接eNBとはX2リンクを確立する。つまり、削除されたX2リンクであってもHOリストに登録されればUEのHO先としてX2リンクが必要になるため、X2リンクの確立が行われる。本実施形態では、「HOリストに登録された」=「HO先としてX2リンクが必要になった」eNBとしかX2リンクを確立しないので、上記のような、X2リンクのバタツキが発生することを抑制することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の例示的な実施形態は、第1の例示的な実施形態で説明したEMSサーバのSON機能をeNBの制御部に組み込むものである。なお、本実施形態では、第1の実施形態と同様な構成についての詳細な説明が省略される。
本実施形態におけるeNBの構成について、図4を参照して説明する。
本実施形態のeNBには、図4に示す制御部62に、第1の実施形態で説明したSON機能が設けられている。ただし、他のeNBのHOリストを収集する処理は必要ない。制御部62は、記憶部61が記憶するHOリストとX2情報を参照し、他のeNBとの間で確立しているX2リンクが不要なX2リンクであるか否かを判定し、判定結果にしたがってX2リンクの切断または維持を決定する。
なお、本実施形態におけるeNBの手順は図6を参照して説明した手順と同様になるため、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、第1の実施形態と同様な効果が得られるとともに、EMSサーバの負担を軽減することが可能となる。
(第3の実施形態)
第3の例示的な実施形態は、第1の例示的な実施形態で説明したEMSサーバによる処理において、管理内eNB間のX2リンクをチェックして不要なX2リンクを削除する際、両方のeNBのHOリストのどちらにも含まれていないX2リンクのみを削除するものである。
なお、本実施形態では、第1の実施形態と同様な構成についての詳細な説明が省略される。また、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、eNB51およびeNB52がEMSサーバ10aの管理内eNBである場合で説明する。また、EMSサーバがEMSサーバ10aの場合の構成および動作を説明し、EMSサーバ10bの場合の説明を省略する。
本実施形態のEMSサーバの構成を説明する。
図2に示したEMSサーバ10aのSON機能に、X2リンクを確立しているeNB51、52において、eNB51のHOリストにeNB52が登録されているか否かをチェックした後、eNB52のHOリストにeNB51が登録されているか否かをチェックする機能が追加されている。
本実施形態のEMSサーバの動作を説明する。図7は本実施形態のEMSサーバの動作手順を示すフローチャートである。
図7は、EMSサーバ10aが、X2リンクを確立している管理内eNBであるeNB51およびeNB52が自局のHOリストに互いに相手を登録しているか否かをチェックすることで、そのX2リンクを維持するか切断するかを判断する場合を示す。
制御部12はeNB51とeNB52との間にX2リンクが確立されているか否かをチェックする(ステップ401)。これら2つのeNB間にX2リンクが確立していると、制御部12は、eNB52がeNB51のHOリストに含まれているか否かをチェックする(ステップ402)。ステップ402の判定の結果、eNB52がeNB51のHOリストに含まれていない場合、制御部12は、eNB52が自装置の管理内eNBであるか否かをチェックする(ステップ403)。
ここでは、eNB52はEMSサーバ10aの管理内eNBなのでステップ404に進み、制御部12はeNB51がeNB52のHOリストに含まれているか否かをチェックする。ステップ404の判定の結果、eNB52がeNB51のHOリストに含まれていない場合、制御部12は、eNB51とeNB52の間のX2リンクを切断する(ステップ405)。一方、ステップ404の判定の結果、eNB52がeNB51のHOリストに含まれている場合、制御部12は、eNB51とeNB52の間のX2リンクを維持する。なお、ステップ402の判定の結果、eNB52がeNB51のHOリストに含まれている場合も、制御部12は、そのX2リンクを維持する。
本実施形態によれば、X2リンクを確立している2つの管理内eNBの両方において、互いに無駄なX2リンクと判断されるものだけを削除することが可能となる。
(第4の実施形態)
第4の例示的な実施形態は、第3の例示的な実施形態で説明したEMSサーバによる処理において、X2リンクを確立しているeNBが管理内eNBと管理外eNBである場合、管理外eNBが保有する隣接セル情報に管理内eNBが含まれているか否かをチェックする機能を追加するものである。これにより、管理内eNBと管理外eNBの両方のeNBにとって無駄なX2リンクのみを削除するようにする。
なお、本実施形態では、第1の実施形態と同様な構成についての詳細な説明が省略される。また、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、eNB51がEMSサーバ10aの管理内eNBであり、eNB53がEMSサーバ10aの管理外eNBである場合で説明する。また、EMSサーバがEMSサーバ10aの場合の構成および動作を説明し、EMSサーバ10bの場合の説明を省略する。
本実施形態のEMSサーバ10aの構成について、図2を参照して説明する説明する。
本実施形態のEMSサーバ10aには、制御部12で実行されるSON機能に、次の機能が追加されている。制御部12は、管理内eNB51がX2リンクを確立している相手のeNBが管理外eNB53であることを認識すると、管理外eNB53が保有する隣接セル情報を管理内eNB51経由で取得して記憶部11で管理する。そして、制御部12は、管理外eNB53の隣接セル情報に管理内eNB51が含まれているか否かを判定し、判定結果にしたがってX2リンクを維持するか切断するかを決定する。
管理外eNBが保有する隣接セル情報の構成を説明する。
管理外eNBの隣接セル情報には、その管理外eNBのハンドオーバ先となる基地局の情報が登録されている。この隣接セル情報は、管理外eNBをソースeNBとし、管理内eNBをターゲットeNBとしたときに、管理外eNBが管理内eNBに送信するENB構成アップデート(ENB CONFIGURATION UPDATE)メッセージに含まれる情報である。ENB構成アップデートメッセージは、非特許文献1の「第8.3.5章」に開示されており、そのメッセージの詳細は「第9.1.2.8章」に開示されているため、その詳細な説明を省略する。
図8は本実施形態のEMSサーバに格納される隣接セル情報の一例を示す図である。
例えば、管理内eNB51が管理外eNB53からENB構成アップデートメッセージを受信した後、EMSサーバ10aの制御部12は、管理内eNB51から管理外eNB53のENB構成アップデートメッセージを取得する。同様にして、制御部12は、管理内eNB52からも管理外eNBのENB構成アップデートメッセージを取得する。そして、制御部12は、このようにして収集したメッセージの内容をまとめて図8に示す隣接セル情報を作成し、隣接セル情報を記憶部11に格納して管理する。なお、制御部12は、収集したメッセージを管理外eNB毎に隣接セル情報として、そのまま記憶部11に保存してもよい。
図8に示す隣接セル情報には、奉仕セル情報(Served Cell Info)と、隣接情報(Neighbor info)とが登録されている。隣接情報の欄の項目は、図3に示した隣接セル情報と同様なので、その詳細な説明を省略する。
図8に示す奉仕セル情報には、図3に示した奉仕セル情報におけるセルID、PCIおよびTACの項目の他にplmn IDの項目が追加されている。plmn IDは、Public Land Mobile Networkの識別子である。
本実施形態のEMSサーバの動作を説明する。図9は本実施形態のEMSサーバの動作手順を示すフローチャートである。
図9は、EMSサーバ10aが、管理内eNB51とX2リンクを確立している管理外eNB53の隣接セル情報に、管理内eNB51が含まれているか否かをチェックすることで、そのX2リンクを維持するか切断するかを判断する場合を示す。
制御部12はeNB51とeNB53との間にX2リンクが確立されているか否かをチェックする(ステップ501)。これら2つのeNB間にX2リンクが確立していると、制御部12は、eNB53がeNB51のHOリストに含まれているか否かをチェックする(ステップ502)。ステップ502の判定の結果、eNB53がeNB51のHOリストに含まれていない場合、制御部12は、eNB53が自装置の管理内eNBであるか否かをチェックする(ステップ503)。
ここでは、eNB53はEMSサーバ10aの管理外eNBなのでステップ505に進み、制御部12はeNB51がeNB53の隣接セル情報に含まれているか否かをチェックする。ステップ505の判定の結果、eNB51がeNB53の隣接セル情報に含まれていない場合、制御部12は、eNB51とeNB53の間のX2リンクを切断する(ステップ506)。一方、ステップ505の判定の結果、eNB51がeNB53の隣接セル情報に含まれている場合、制御部12は、eNB51とeNB53の間のX2リンクを維持する。なお、ステップ503の判定の結果、eNB53が自装置の管理内eNBである場合、それ以降の手順は図7に示した手順と同様になるので、その説明を省略する。
本実施形態によれば、X2リンクを確立している管理内eNBと管理外eNBにおいて、互いに無駄なX2リンクと判断されるものだけを削除することが可能となる。また、EMSサーバは、管理内eNBが管理外eNBと確立しているX2リンクについても無駄なものを削除することが可能となる。
なお、第3および第4の例示的な実施形態では、第1の例示的な実施形態を基にして説明したが、第3および第4の例示的な実施形態を第2の例示的な実施形態に適用してもよい。この場合、2つのeNBは互いに自分のHOリストまたは隣接セル情報に相手が登録されているか否かを判定すればよく、図7に示すステップ403および図9に示すステップ503の処理はなくてもよい。
例示的な実施形態は、LTEシステムにおいて、eNB間で確立できるX2リンクの本数が枯渇したとき、より有効である。
(第5の実施形態)
次に、第5の例示的な実施形態のLTEシステムが示される。
本実施形態のeNB51は、図6、7または9のSON機能によりeNB52とのX2リンクを切断した場合、eNB52のIPアドレスを一定期間記憶することができる。このSON機能により切断したIPアドレスの情報(以降、切断情報)は、上述したeNB51の記憶部61に記憶されてもよいし、他の記憶装置に記憶されてもよい。また、切断情報は、上述したX2情報に含めてもよいし、X2情報とは別に記憶されてもよい。また、eNB51は、上述した実施形態で示される構成も同様に有する。
また、eNB52とのX2リンクが切断された直後に、同じeNB52からSCTP INITの接続要求がeNB51に送信された場合、eNB51は、X2リンクの再接続を行わずに、この接続要求を無視できる。eNB51は、所定の期間、この接続要求を無視できる。
なお、上述した実施形態において、制御部62は、自局と隣接eNBとの間のX2リンクの確立および切断の状況に応じて、記憶部61が記憶するX2情報を更新する。
図12は、図1に示したLTEシステムにおける基地局間でX2リンクを確立する手順を示す。eNB51とeNB52との間でSCTP(Stream Control Transmission Protocol)を用いて制御信号を送受信することによって、X2リンクを確立する場合の手順が示される。
ステップ601において、eNB52がeNB51にSCTP:INITを送信する。
ステップ602において、eNB51は、eNB52のIPアドレスが、SON機能により切断したIPアドレスの情報(以降、切断情報)に、登録されているか否かチェックする(ステップ602)。ここでは、eNB51が保有する切断情報にeNB52のIPアドレスが登録されていないものとする。
ステップ603(ステップ602のチェックの後)において、eNB51は、eNB52にSCTP:INIT ACKを送信する。
ステップ604において、eNB52は、eNB51からSCTP:INIT ACKを受信すると、eNB51にSCTP:COOKIE ECHOを送信する。
ステップ605において、eNB51は、eNB52からSCTP:COOKIE ECHOを受信すると、eNB52にSCTP:COOKIE ACKを送信する。
このようにして、eNB51とeNB52との間にX2リンクが確立される(ステップ606)。
なお、ステップ602において、eNB52のIPアドレスが切断情報に登録されている場合、eNB51はeNB52からのメッセージを無視し、何も処理をしない。
本実施形態によれば、同じX2リンクの切断と接続を繰り返す不要な処理が低減できる。この結果として、X2リンクの切断と接続の繰りによる通信品質の劣化やeNBへの負荷が低減できる。すなわち、不要なX2リンクの切断状態が維持されることで、X2リンクの切断と接続の繰りを抑制し、必要なX2リンクが確立できる可能性が向上できる。
なお、上述した実施形態の対象となる無線通信システムは、3GPP LTE(Long Term Evolution)、3GPP W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、WiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)等に適用可能であるが、これらに限定されない。
また、上記の無線通信システム及び無線通信端末は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の無線通信システムの制御方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。
非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc - Recordable)、CD−R/W(Compact Disc - Rewritable)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc-ROM)、DVD−R(Digital Versatile Disc - Recordable)、DVD−R/W(Digital Versatile Disc - Rewritable)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。
また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施形態を参照して本発明が説明されたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2014年6月6日に出願された日本出願特願2014−117430を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10a、10b EMSサーバ
11 記憶部
12 制御部
13 I/F部
51〜53 eNB

Claims (6)

  1. 無線アクセスネットワークに接続され、自装置が管理する基地局である管理内基地局について、該管理内基地局と無線接続する携帯端末のハンドオーバ先となる基地局が登録されたリストであるハンドオーバリストを記憶する記憶部と、
    基地局間の通信リンクである局間リンクを該管理内基地局と確立している他の基地局が前記ハンドオーバリストに登録されているか否かを判定することで、確立されている局間リンクを維持するか切断するかを決定する制御部と、
    を有するサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    前記無線アクセスネットワークに第1および第2の前記管理内基地局が接続され、
    前記制御部は、
    前記第1および第2の管理内基地局の間で局間リンクが確立していることを認識すると、前記第1の管理内基地局のハンドオーバリストに前記第2の管理内基地局が登録されているか否かをチェックする第1のチェックを行い、
    前記第2の管理内基地局のハンドオーバリストに前記1の管理内基地局が登録されているか否かをチェックする第2のチェックを行い、
    前記第1および第2のチェックの結果、前記第1および第2の管理内基地局のそれぞれのハンドオーバリストに相手の基地局が登録されていない場合、前記第1および第2の管理内基地局の間で確立している局間リンクを切断し、前記第1および第2の管理内基地局のうち、少なくとも一方の管理内基地局のハンドオーバリストに他方の管理内基地局が登録されている場合、該局間リンクを維持する、サーバ装置。
  3. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    前記無線アクセスネットワークに自装置の管理対象外の基地局である管理外基地局が接続され、
    前記制御部は、
    前記管理外基地局と前記管理内基地局との間に局間リンクが確立していることを認識すると、前記管理内基地局のハンドオーバリストに前記管理外基地局が登録されているか否かをチェックする第1のチェックを行い、
    前記管理外基地局のハンドオーバ先となる基地局の情報を含む隣接セル情報を前記管理内基地局を介して該管理外基地局から取得し、該隣接セル情報に該管理内基地局が登録されているか否かをチェックする第2のチェックを行い、
    前記第1および第2のチェックの結果、前記管理内基地局のハンドオーバリストおよび前記管理外基地局の隣接セル情報の両方とも相手の基地局が登録されていない場合、該管理内基地局および該管理外基地局の間で確立している局間リンクを切断し、前記管理内基地局のハンドオーバリストおよび前記管理外基地局の隣接セル情報のうち、少なくとも一方に相手の基地局が登録されている場合、該局間リンクを維持する、サーバ装置。
  4. 無線アクセスネットワーク内における、自局と無線で接続される携帯端末のハンドオーバ先となる基地局が登録されたリストであるハンドオーバリストを記憶する記憶部と、
    自局と局間リンクを確立している他の基地局が前記ハンドオーバリストに含まれているか否かを判定することで、確立されている局間リンクを維持するか切断するかを決定する制御部と、
    を有する基地局。
  5. 無線アクセスネットワークに接続される基地局を管理するサーバ装置による情報処理方法であって、
    自装置が管理する基地局である管理内基地局と無線接続する携帯端末のハンドオーバ先となる基地局が登録されたリストであるハンドオーバリストを読み出し、
    基地局間の通信リンクである局間リンクを前記管理内基地局と確立している他の基地局が前記ハンドオーバリストに登録されているか否かを判定することで、確立されている局間リンクを維持するか切断するかを決定する、情報処理方法。
  6. 無線アクセスネットワークに接続される基地局を管理するコンピュータに、
    自装置が管理する基地局である管理内基地局と無線接続する携帯端末のハンドオーバ先となる基地局が登録されたリストであるハンドオーバリストを読み出す手順と、
    基地局間の通信リンクである局間リンクを前記管理内基地局と確立している他の基地局が前記ハンドオーバリストに登録されているか否かを判定することで、確立されている局間リンクを維持するか切断するかを決定する手順を実行させるためのプログラムを記憶する記憶媒体。
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