JP5928097B2 - 非水性インク組成物 - Google Patents
非水性インク組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5928097B2 JP5928097B2 JP2012080882A JP2012080882A JP5928097B2 JP 5928097 B2 JP5928097 B2 JP 5928097B2 JP 2012080882 A JP2012080882 A JP 2012080882A JP 2012080882 A JP2012080882 A JP 2012080882A JP 5928097 B2 JP5928097 B2 JP 5928097B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink composition
- resin
- general formula
- aqueous ink
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
一般式(1)
(式中R1は炭素数1〜2のアルキル基、R2およびR3はそれぞれ独立に水素原子または炭素数1〜6のエーテル結合を有しても良い炭化水素基であり、互いに同一でも異なっていても良く、更に互いに結合して環構造を形成しても良い。)
(ただし、一般式(1)中のR 2 およびR 3 がそれぞれ独立にメチル基またはエチル基であり、
かつ、
非水系インク組成物が、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、乳酸エステル類、または、ラクタム類を含有する場合、
を除く。)
Mwが50,000以下のアクリル樹脂を含有する事を特徴とする非水系インク組成物に関する。
更に本発明は、上記いずれか記載の非水性インクジェットインクに関する。
R11−O−C2H4−O−C2H4−O−R12
(式中、R11及びR12は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、又はR13CO基であり、R13は炭素数1〜4のアルキル基である)
R21−O−C3H6−O−C3H6−O−R22
(式中、R21及びR22は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、又はR23CO基であり、R23は炭素数1〜4のアルキル基である)
(合成例1)<ビニル重合体(α-1)の合成>
ガス導入管、温度計、コンデンサー、及び攪拌機を備えた反応容器に、メチルメタクリレート 500部、チオグリセロール 11部、及びジエチレングリコールジエチルエーテル(DEDG) 511部を仕込み、窒素ガスで置換した。反応容器内を90℃に加熱して、AIBN[2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)] 0.50部を添加した後7時間反応した。固形分測定により95%が反応したことを確認後、室温まで冷却して、重量平均分子量9,500の、片末端領域に2つの遊離ヒドロキシル基を有するビニル重合体(α-1)の固形分50%溶液を得た。
ガス導入管、温度計、コンデンサー、及び攪拌機を備えた反応容器に、ビニル重合体(α-1)の固形分50%溶液 1022部と、イソホロンジイソシアネート 45.2部と、DEDG 45.1部と、触媒としてジブチル錫ジラウレート 0.11gを仕込み、窒素ガスで置換した。反応容器内を100℃に加熱して、3時間反応した後、40℃まで冷却して無色透明溶液(α-2)を得た。ガス導入管、温度計、コンデンサー、及び攪拌機を備えた反応容器に、メチルイミノビスプロピルアミン 11.1部、ジブチルアミン 6.6部、DEDG 304.6部の混合液を仕込み、100℃まで加熱して無色透明溶液(α-2)1112.4部を30分かけて滴下し、更に1時間反応した後、室温まで冷却して反応を終了した。固形分を40%に調整し、分散剤(α)の無色透明溶液を得た。
[顔料分散体aの製造]
下記の様な配合で顔料分散体aを作成した。この顔料分散体は有機溶剤中に顔料および分散剤を投入し、ハイスピードミキサー等で均一になるまで撹拌後、得られたミルベースを横型サンドミルで約1時間分散して作成した。
・LIONOL BLUE FG-7400G (トーヨーケム製 フタロシアニン顔料) 35.0部
・アジスパーPB821 (味の素ファインテクノ製 塩基性分散樹脂) 12.5部
・ジエチレングリコールジエチルエーテル 52.5部
上記顔料分散体aを用いて、下記配合処方にてインキ組成物Aを作成した。また、使用した溶剤β-1については、表1に記載した構造の化合物を使用した。
・顔料分散体a 11.5部
・ダイヤナールBR-87 4.0部
・溶剤β‐1 5.0部
・テトラエチレングリコールジメチルエーテル 10.0部
・ジエチレングリコールジエチルエーテル 69.5部
実施例1と同様の方法にて、表1、表2、表3に記載された原材料と配合比にてインク組成物B〜Oを作成した。
実施例1〜15及び比較例1〜11で得られたインキ組成物の粘度について、E型粘度計(東機産業製)を用いて、70℃8週間の経時促進前後にて評価を実施し、粘度の変化率が2%未満であるものを○、変化率が2%以上5%未満であるものを△、変化率が5%以上 であるものを×と評価した。
[印刷安定性]
25℃環境下、ColorPainter64S(セイコーアイ・インフォテック社製、大判インクジェットプリンタ)にて、表面が無処理のポリ塩化ビニル樹脂シートに連続印刷し、ドット抜け、飛行曲がり又はインキの飛び散りの発生頻度を評価し、50時間連続試験でドット抜け、飛行曲がり又はインキの飛び散りの発生が10回未満であったものを○、10回以上、20回未満であったものを△、20回以上のものを×と評価した。
25℃環境下、ColorPainter64S(セイコーアイ・インフォテック社製、大判インクジェットプリンタ)にて、表面が無処理のポリ塩化ビニル樹脂シートにベタ印刷し、40℃で乾燥するまでの時間を計測。3分以内にて乾燥するものを○、3分以上6分未満のものを△、6分以上のものを×と評価した。
インキ組成物と接する印刷機の部品をそれぞれインキ組成物A〜Jに浸漬し、70℃3週間保存前後の材料の寸法と重量の変化率を評価。変化率が3%未満を○、3%以上9%未満を△、9%以上を×と評価した。
25℃環境下、ColorPainter64S(セイコーアイ・インフォテック社製、大判インクジェットプリンタ)にて、表面が無処理のポリ塩化ビニル樹脂シートに印刷し、印刷面をラビングテスター(テスター産業製、型式AB301)にて密着性を評価。評価条件としては試験用布片(金巾3号)にて加重200g、50往復で実施し、塗布面が全く剥ぎ取られなかったものを◎、試験用布片に着色が見られたが、印刷面には目立った変化の見られないものを○、試験片が着色、印刷面にも若干の色落ちが見られるものを△、剥ぎ取られ、基材が見えたものを×と評価した。
25℃環境下、ColorPainter64S(セイコーアイ・インフォテック社製、大判インクジェットプリンタ)にて、表面が無処理のポリ塩化ビニル樹脂シートに印刷し、印刷面をラビングテスター(テスター産業製、型式AB301)にて耐アルコール性を評価。評価条件としては試験用布片(金巾3号)にてエタノール/水=70/30で希釈した液を1滴たらし加重200g、50往復で実施し、塗布面が全く剥ぎ取られなかったものを◎、試験用布片に着色が見られたが、印刷面には目立った変化の見られないものを○、試験片が着色、印刷面にも若干の色落ちが見られるものを△、剥ぎ取られ、基材が見えたものを×と評価した。
Claims (3)
- 少なくとも、定着樹脂と塩基性分散樹脂とを含有し、さらに有機溶剤として、ジアルキレングリコール誘導体と下記一般式(1)で示される溶剤とを含有し、該一般式(1)で示される溶剤の配合量が非水系インク組成物中10重量%未満であることを特徴とする非水系インク組成物。
一般式(1)
(ただし、一般式(1)中のR 2 およびR 3 がそれぞれ独立にメチル基またはエチル基であり、
かつ、
非水系インク組成物が、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、乳酸エステル類、または、ラクタム類を含有する場合、
を除く。) - 塩基性分散樹脂として、主鎖にウレタン結合とウレア結合を有し、アルキル(メタ)アクリレート重合体由来の側鎖を有する塩基性分散樹脂を含有することを特徴とする請求項1記載の非水系インク組成物。
- 定着樹脂として、ガラス転移温度が80℃以上かつ重量平均分子量Mwが50,000以下のアクリル樹脂を含有することを特徴とする請求項1または2記載の非水系インク組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012080882A JP5928097B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 非水性インク組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012080882A JP5928097B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 非水性インク組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013209521A JP2013209521A (ja) | 2013-10-10 |
JP5928097B2 true JP5928097B2 (ja) | 2016-06-01 |
Family
ID=49527668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012080882A Expired - Fee Related JP5928097B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 非水性インク組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5928097B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6720658B2 (ja) * | 2016-04-12 | 2020-07-08 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 非水性インクジェット用インキ |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5716260B2 (ja) * | 2009-02-06 | 2015-05-13 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 非水性インキ組成物 |
JP2012052041A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Konica Minolta Ij Technologies Inc | インクジェットインク及びインクジェット記録方法 |
JP5796283B2 (ja) * | 2010-09-08 | 2015-10-21 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 水性インキ組成物 |
JP2013104011A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録用非水系インク組成物およびインクジェット記録方法 |
JP5849631B2 (ja) * | 2011-11-15 | 2016-01-27 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録用非水系インク組成物およびインクジェット記録方法 |
JP5843062B2 (ja) * | 2011-11-15 | 2016-01-13 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録用非水系インク組成物およびインクジェット記録方法 |
-
2012
- 2012-03-30 JP JP2012080882A patent/JP5928097B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013209521A (ja) | 2013-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5716260B2 (ja) | 非水性インキ組成物 | |
JP4882663B2 (ja) | 非水性インクジェットインキ、およびインキセット | |
JP2007146002A (ja) | インキ組成物 | |
JP2010168433A (ja) | β−アルコキシプロピオンアミド類を使用した水性インキ組成物 | |
JP5703544B2 (ja) | 水性インキ組成物 | |
JP2007246841A (ja) | 油性インク組成物 | |
JP5103799B2 (ja) | ポリ塩化ビニル樹脂シート用インクジェットインキ | |
JP2005015672A (ja) | ポリ塩化ビニル樹脂シート用非水性インクジェットインキ | |
JP3692365B1 (ja) | 油性顔料インク組成物 | |
JP3988783B2 (ja) | インキ組成物 | |
JP2010111741A (ja) | 水性インキ組成物 | |
JP2008044981A (ja) | インキ組成物 | |
JP6040648B2 (ja) | インクジェットインキ組成物 | |
JP5560529B2 (ja) | インキ組成物 | |
JP4789439B2 (ja) | インクジェットプリンター用油性顔料インク組成物 | |
KR20110055709A (ko) | 잉크 조성물 | |
JP4884932B2 (ja) | インクジェットプリンター用油性顔料インク組成物 | |
JP5928097B2 (ja) | 非水性インク組成物 | |
JP2005060716A (ja) | 油性顔料インク組成物 | |
JP2008138018A (ja) | 油性顔料インク組成物 | |
JP2010059364A (ja) | インキ組成物 | |
JP2007146003A (ja) | インキ組成物 | |
JP6036063B2 (ja) | 非水性インク組成物 | |
JP2010241938A (ja) | インキ組成物 | |
JP2008101099A (ja) | 油性顔料インク組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141106 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150901 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151029 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20151204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20151204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160329 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160411 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5928097 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |