JP5927941B2 - 画像形成システム、情報処理装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

画像形成システム、情報処理装置、画像形成装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成システム、この画像形成システムを構成する情報処理装置と画像形成装置、及びプログラムに関する。
パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)等の情報処理装置にて生成された印刷ジョブをプリンタや複合機等の画像形成装置にて実行(即ち印刷(画像形成)を実行)可能に構成された一般的な画像形成システムとして、セキュリティ印刷機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
セキュリティ印刷機能とは、PCにて画像形成装置へ印刷指示(印刷ジョブの送信)を行う際にパスワードを設定し、印刷指示後、画像形成装置においてそのパスワードが入力されたときに印刷を開始させる機能である。
特開2008−186407号公報
しかし、このようなセキュリティ印刷機能を備えた画像形成システムでは、セキュリティ印刷を指示したユーザが画像形成装置でパスワードの入力操作を行う際、他の印刷ジョブの印刷を待っている別ユーザにそのパスワードを見られてしまうおそれがあり、セキュリティ上好ましいものではない。また、画像形成装置においてパスワードを直接入力することは、操作性・使い勝手の観点でも必ずしも良いものとはいえない。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、セキュリティ性能が高くしかも使い勝手の良い画像形成システムを提供できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の画像形成システムは、被記録媒体への画像形成を行う画像形成装置と情報処理装置とが相互に通信可能に接続されて構成されたものであり、情報処理装置は、画像形成装置での画像形成を許可するパスワードを含む印刷ジョブである特定印刷ジョブを画像形成装置へ送信した後、画像形成装置から、その特定印刷ジョブに対する認証要求を受信すると、ユーザによる、その特定印刷ジョブに対応したパスワードの入力を少なくとも含む所定の認証操作入力を受け付け、その受け付けられた認証操作入力の内容を認証情報として画像形成装置へ送信する。画像形成装置は、情報処理装置から特定印刷ジョブを受信すると、その特定印刷ジョブに対する認証要求を情報処理装置へ送信する。その送信後、情報処理装置から認証情報を受信した場合に、その認証情報が、その認証情報に含まれているパスワードが特定印刷ジョブに含まれていたパスワードと一致していることを少なくとも含む所定の認証成功条件を満たしているならば、その認証情報に対応した特定印刷ジョブに基づく画像形成を行う。
上記構成の画像形成システムによれば、画像形成装置側でパスワード入力等の認証操作を行うことなしに特定印刷ジョブの画像形成を実行させることができる。そのため、セキュリティ性能が高くしかも使い勝手の良い画像形成システムを提供することができる。
本発明の画像形成システムは、更に、画像形成装置が、特定印刷ジョブを受信した際にその特定印刷ジョブに基づく画像形成の開始予定時刻を演算して情報処理装置へ送信し、情報処理装置が、特定印刷ジョブの送信後に画像形成装置からその特定印刷ジョブの開始予定時刻を受信してそれを報知するように構成するとよい。このような構成の画像形成システムによれば、情報処理装置のユーザは、送信した特定印刷ジョブが画像形成装置で実際に印刷される(印刷可能になる)のがいつ頃になるのかを予め知ることができるため、使い勝手のより良い画像形成システムを提供できる。
実施形態の画像形成システム全体の概略構成を表す構成図である。 PCに表示されるセキュリティ印刷設定ウィンドウ及びセキュリティ印刷モニタウィンドウの一例を表す説明図である。 MFPで実行されるジョブ関連情報受信処理のフローチャートである。 第1実施形態のMFPで生成されるジョブ管理表の一例を表す図である。 PCで実行されるセキュリティ印刷モニタ処理のフローチャートである。 図3のジョブ関連情報受信処理におけるS280のジョブ情報応答処理の詳細を表すフローチャートである。 第2実施形態のMFPで実行される割込時印刷時刻変更通知処理のフローチャートである。 第2実施形態のMFPで生成されるジョブ管理表の一例を表す図である。 第3実施形態のMFPで実行されるセキュリティ印刷時操作ロック処理のフローチャートである。 第3実施形態のMFPで生成されるジョブ管理表の一例を表す図である。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
本実施形態の画像形成システム1は、図1に示すように、MFP(Multi Function Peripheral ;複合機)10と複数のPC20,30・・・とがネットワーク5を介して相互に通信可能に接続されてなるものである。本実施形態のネットワーク5は有線LAN(Local Area Network)であるが、これはあくまでも一例であり、他のネットワーク(例えば無線LAN)であってもよい。
MFP10は、記録用紙やOHPシート等の被記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、複数のユーザ(即ち複数のPC20,30・・・)が共有可能ないわゆるネットワーク複合機として構成されている。このMFP10は、CPU11、ROM12、RAM13、操作部14,表示部15,画像読取部16、画像形成部17,電話通信部18,及びネットワーク通信部19などを備えている。
CPU11は、ROM12に記憶されている各種制御プログラムに従ってMFP10内の各部の制御および各種演算を実行する。RAM13は、CPU11から直接アクセスされるメインメモリ等として利用されるものであり、後述するジョブ管理表の登録領域やパスワードの記憶領域としても利用される。操作部14は、押しボタンやタッチパネル等により構成され、ユーザの各種入力を受け付ける。表示部15は、液晶ディスプレイやLED表示灯等により構成され、MFP10の動作状態や設定内容等の各種情報が表示される。画像読取部16は、イメージセンサを備え、原稿の画像を読み取ってその画像を表す画像データを生成する。画像形成部17は、被記録媒体に対して画像を形成(印刷)する。電話通信部18は、モデム等によって構成され、電話回線(図示略)を介して電話やファクシミリ通信を行う際に利用される。ネットワーク通信部19は、ネットワークインターフェースカード(Network Interface Card;NIC)等によって構成される。
このように、MFP10は、画像読取部16によるスキャン機能、画像形成部17による印刷機能、画像読取部16及び画像形成部17によるコピー機能、電話通信部18によるファクシミリ通信機能などの、複数種類の機能を有している。これら複数種類の機能はCPU11により制御される。なお、画像形成部17は、各PC20,30・・・から受信した印刷ジョブに基づく印刷のほか、コピー機能における読み取り画像の印刷、ファクシミリ通信機能において受信したファクシミリ画像の印刷等の各種画像の印刷を行う。
複数のPC20,30は、基本的には同じ構成であるため、以下の説明では、代表としてPC20についてその構成や機能等を説明する。情報処理装置としてのPC20は、CPU21,ROM22,RAM23,操作部24,表示部25,ハードディスクドライブ(HDD)26,及びネットワーク通信部27などを備えた周知の構成となっている。操作部24は、ユーザにより操作される周知のキーボードやマウスなどが含まれる。
PC20のHDD26には、OSをはじめ、文書作成ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトなどの各種ソフトウェアがインストールされている。PC20のユーザは、これらソフトウェアを利用して各種情報を作成し、MFP10にて印刷させることができる。例えば、文書作成ソフトにて作成した文書を印刷させる場合の基本的な流れは次の通りである。即ち、ユーザが文書作成ソフトで印刷メニューを選択すると、印刷ダイアログが開く(表示部25に表示される)。その印刷ダイアログに対してユーザが必要な設定を行って印刷指示すると、文書内容を示すジョブデータとそれに関する各種情報であるジョブ情報とが、印刷ジョブとして、MFP10に送信される。
MFP10は、各PCから印刷ジョブを受信する毎にそれを順次ジョブ管理表(図4参照)に登録し、原則として登録順に印刷を実行する。尚、MFP10のジョブ管理表には、印刷ジョブだけでなく、コピー機能やファクシミリ通信機能などの他の機能における各種ジョブ(コピー、ファクシミリ送・受信など)についても、それら各種ジョブが発生した際に登録される。印刷ジョブ以外の各種ジョブは、原則として、既に登録済みで実行開始待ちの印刷ジョブよりも優先して登録され、実行される。
また、本実施形態の画像形成システム1は、セキュリティ印刷機能を備えている。本実施形態のセキュリティ印刷機能は、MFP10でパスワードが入力されたら印刷を実行させるという従来周知の機能だけでなく、パスワードの設定された印刷ジョブ(セキュリティ印刷ジョブ)をPC20から送信した後のパスワード入力を同じPC20にて行うことでMFP10でのパスワード入力を不要とする機能や、セキュリティ印刷ジョブの送信後にそのセキュリティ印刷ジョブの印刷開始予定時刻がMFP10から送信されてきてPC20に表示される機能なども備えている。
セキュリティ印刷機能についてより詳しく説明する。PC20のユーザが、作成した文書等をセキュリティ印刷させる場合は、上述した印刷ダイアログにおいて、印刷させるべき印刷デバイス(ここではMFP10)を選択して、そのMFP10に対応したプリンタドライバのプロパティを開く。そして、そのプロパティの表示画面に対し、例えばセキュリティ印刷設定ボタンをクリックするなどといった所定のセキュリティ印刷設定操作を行うことで、図2(a)に示すセキュリティ印刷設定ウィンドウ40を表示させる。
このセキュリティ印刷設定ウィンドウ40に対し、ユーザが、パスワード入力欄42に所望のパスワードを入力し、セキュリティ印刷指示チェックボックス41を選択状態として(チェックマークを入れて)、OKボタン43をクリックすると、セキュリティ印刷設定が完了する。その後、上述した手順で印刷指示を行うと、セキュリティ印刷ジョブである旨の情報やパスワード等を含むジョブ情報が作成され、そのジョブ情報とジョブデータからなるセキュリティ印刷ジョブ(本発明の特定印刷ジョブの一例に相当)がMFP10へ送信される。
送信されるセキュリティ印刷ジョブは、例えば『@PrintJobInfo SecurePrint="Yes" Password="xxxx" UserName="userA " PC="yyyy" JobName="文書作成ソフト-Important.***" PrintData="……" @JobEnd』といった内容のものである。ここで、「@PrintJobInfo」はジョブ情報の開始であることを示す。「SecurePrint="Yes" 」はセキュリティ印刷であること(セキュリティ印刷設定ウィンドウ40でセキュリティ印刷指示チェックボックス41が選択状態にされたこと)を示す。セキュリティ印刷指示チェックボックス41が非選択状態の場合は「SecurePrint="No"」となる。「Password="xxxx" 」はパスワード入力欄42に入力されたパスワードを示す。「UserName="userA"」はユーザを特定する文字列(ユーザ名)である。「PC="yyyy" 」はPC20を特定するIDであり、例えばIPアドレスやDNS名などが考えられる。「JobName="文書作成ソフト-Important.***"」はジョブ名を示す。「PrintData="……"」は実際の印刷データ(ジョブデータ)を示す。「@JobEnd」は、ジョブの最後を示す。
MFP10のCPU11は、その動作中、図3に示すジョブ関連情報受信処理を実行する。CPU11は、このジョブ関連情報受信処理を開始すると、まず各PCからの各種情報受信処理を行う(S110)。即ち、各PCからの情報の受信有無を確認する。そして、各PCから新しい印刷ジョブを受信したか否か判断し(S120)、受信した場合は(S120:YES)、その新しい印刷ジョブをジョブ管理表に登録する(S130)。ジョブ管理表の内容は図4(a)に例示する通りであり、ジョブ毎に、ジョブ番号、ジョブ名、ユーザ名、セキュリティ印刷か否かの情報、ジョブステータス、ページ数、印刷開始・終了の各予定時刻、印刷所要時間(秒)、その他図示しない各種ジョブ情報(セキュリティ印刷の場合はパスワードを含む)が、ジョブデータと対応付けられて登録される。
ジョブ管理表への登録は、先に受信したジョブから順に行われ、その登録順に順次ジョブが実行される。図4(a)は、3つのジョブが順に受信・登録され、そのうち最も先に登録されたジョブNo.1の印刷ジョブが実行中であることを例示している。なお、ジョブ管理表には、印刷ジョブに限らず、MFP10にて実行可能な各種のジョブ(例えばコピーやファクシミリ送受信等)も登録される。
CPU11は、S130でジョブ管理表へ新規印刷ジョブを登録すると、その登録した印刷ジョブの印刷開始予定時刻等を計算する(S140)。S140では、例えば他に登録されているジョブがなければ、現在時刻又はそれに近い所定の時刻が印刷開始予定時刻となり、他に登録されているジョブがあれば、その登録済みのジョブの印刷終了予定時刻の後(本例では1分後)が印刷開始予定時刻となる。図4(a)では、ユーザAによるセキュリティ印刷ジョブを受信した際に既に2つのジョブ(ジョブNo.1,2)が登録済みであってジョブNo.2の印刷終了予定時刻が11:30であることから、そのセキュリティ印刷ジョブはジョブNo.3として登録されて印刷開始予定時刻が11:31に設定された例が示されている。つまりこのセキュリティ印刷ジョブは、11:31に印刷開始されることになる。S140では、更に、受信した印刷ジョブのジョブデータのデータ量等に基づき、印刷所要時間を計算し、既に計算済みの印刷開始予定時刻にその印刷所要時間を加えたものを印刷終了予定時刻として計算する。このようにして計算された各時刻・時間を、ジョブ管理表に登録する。
その後CPU11は、受信した印刷ジョブがセキュリティ印刷ジョブであるか否か判断し(S150)、セキュリティ印刷ジョブでなければ(S150:NO)S110に戻るが、セキュリティ印刷ジョブならば(S150:YES)、ジョブ管理表に基づいてそのセキュリティ印刷ジョブに関するジョブ情報を作成し(S160)、その作成したジョブ情報をユーザAへ(PC20へ)送信する(S170)。
ここで送信するジョブ情報は、印刷開始予定時刻と、本発明の認証要求の一例としての、パスワード入力要求及びパスワード入力済設定の有無の選択要求を含むものであり、図4(a)のジョブNo.3の場合には、例えば、『@PrintJobInfo UserName="userA" JobNo="3" JobName="文書作成ソフト-Important.***" MachineName="MFP-aaa" JobStatus="Waiting" PlanedStartTime="11:31" 』といった内容のものとなる。ここで、「JobNo="3"」は登録されているジョブNo.を示し、「MachineName="MFP-aaa"」はMFP10を特定するID(例えばIPアドレス)を示し、「JobStatus="Waiting"」はジョブステータスを示し、「PlanedStartTime="11:31"」は印刷開始予定時刻を示す。
一方、S120にて、新しい印刷ジョブを受信しなかったと判断した場合は(S120:NO)、S180以降の処理に進むが、ここで一旦、MFP10のジョブ関連情報受信処理の説明を離れ、PC20によるセキュリティ印刷モニタ処理(図5)の説明を先に行う。
PC20のCPU21は、その動作中、常駐ソフトとしてのセキュリティ印刷モニタ処理を常時実行する。このセキュリティ印刷モニタ処理のプログラムはHDD26に保存(インストール)されている。PC20のCPU21は、このセキュリティ印刷モニタ処理を開始すると、まず、MFP10からジョブ情報を受信したか否か判断する(S310)。ジョブ情報を受信しなかった場合は(S310:NO)、ユーザによる当該セキュリティ印刷モニタ処理の終了指示があったか否か判断し(S320)、終了指示があれば(S320:YES)当該処理を終了し、終了指示がなければ(S320:NO)S310に戻る。
CPU21は、MFP10からジョブ情報を受信した場合は(S310:YES)、そのジョブ情報が、現在PC20にログインしているユーザが送信したセキュリティ印刷ジョブに対応したものか否か(具体的には、受信したジョブ情報に含まれているユーザ名と現在PC20にログインしているユーザ名が一致するか否か)を判断する(S330)。ここで、ログインユーザのセキュリティ印刷ジョブに対応したジョブ情報でなければ(S330:NO)S310に戻るが、ログインユーザのセキュリティ印刷ジョブに対応したジョブ情報ならば(S330:YES)、表示部25に、図4(b)に例示したセキュリティ印刷モニタウィンドウ50を表示する。
セキュリティ印刷モニタウィンドウ50は、受信したジョブ情報に基づく各種情報を提供すると共にパスワード入力要求及び各種設定を促すものである。具体的には、図4(b)に示す通り、マシン名表示欄51に印刷を行うMFP10の名称が表示され、状態表示欄52にセキュリティ印刷ジョブあるいはMFP10の現在の状態が表示され、ジョブ名表示欄53に対応するセキュリティ印刷ジョブのジョブ名が表示され、現パスワード表示欄54に先のセキュリティ印刷設定ウィンドウ40(図4(a))にて入力したパスワードが表示され、印刷開始予定時刻表示欄57に印刷開始予定時刻が表示され、待ち時間表示欄58に対応するセキュリティ印刷ジョブの印刷が開始されるまでの規定の待ち時間(現在時刻から印刷開始予定時刻までの時間。以下「規定値」ともいう。)が表示され、印刷開始指定時刻表示欄59にユーザにより新たに設定(指定)された印刷開始指定時刻が表示される。なお、現パスワード表示欄54には、パスワードが直接は表示されず、パスワードの字数と同数の「*」印が表示される。CPU21は、このセキュリティ印刷設定ウィンドウ40を表示して、ユーザによる各種入力の受付処理を行う(S350)。ユーザは、主に、パスワード入力済設定及び印刷開始時刻指定を行うことができる。
このうちパスワード入力済設定は、現パスワード表示欄54に正規パスワードを入力する(デフォルトでは上記の通り正規パスワードが入力(表示)されている)と共にパスワード入力済設定チェックボックス55を選択状態とすること(本発明の認証操作入力の一例に相当)により行われる。このパスワード入力済設定は、MFP10でパスワードを入力したことにするか否かを設定するものであり、この設定を行うことで、MFP10でのパスワード入力を不要とすることができる。
印刷開始時刻指定は、MFP10から通知された印刷開始予定時刻に対し、ユーザ自ら、印刷開始時刻をその通知された時刻より後の所望の時刻に指定するものである。具体的には、待ち時間表示欄58に表示されている待ち時間を調整(増減)させること(本発明の時刻指定入力の一例に相当)で指定可能となる。図4(b)では、現在時刻が11:15であるのに対して印刷開始予定時刻が11:31であることから、待ち時間は規定値の16(分)が表示されている。これに対し、ユーザにより待ち時間が規定値よりも長い時間に設定されると、その設定内容に従って、印刷開始指定時刻表示欄59の表示内容も変更される。例えば、待ち時間が45分に変更されると、印刷開始指定時刻は12:00に変更されることになる。このように、待ち時間を規定値よりも長い時間に変更することで、印刷開始時刻を指定(以下「時刻指定」ともいう)することができる。なお、この時刻指定は、通知された予定時刻をそのまま指定できるようにしてもよい。
CPU21は、ユーザによりセキュリティ印刷ジョブをキャンセルするためのキャンセルボタン62がクリックされた場合は(S360:YES)、「ジョブキャンセル」の旨のジョブ情報をMFP10へ送信し(S370)、セキュリティ印刷モニタウィンドウ50をクローズして(S380)、S310に戻る。逆に、キャンセルボタン62はクリックされずに(S360:NO)、セキュリティ印刷ジョブを実行させるための印刷ボタン61がクリックされた場合は(S390:YES)、「ジョブ印刷」の旨のジョブ情報をMFP10へ送信し(S400)、セキュリティ印刷モニタウィンドウ50をクローズして(S420)、S310に戻る。この「ジョブ印刷」の旨のジョブ情報には、セキュリティ印刷モニタウィンドウ50で設定された各種情報も含まれる。即ち、現パスワード表示欄54に表示(入力)されている現パスワード、パスワード入力済設定の有無(本発明の認証情報の一例に相当)、待ち時間、印刷開始指定時刻(本発明の時刻指定情報の一例に相当)なども送信される。印刷ボタン61もクリックされずに(S390:NO)無視ボタン63がクリックされた場合は(S410:YES)、セキュリティ印刷モニタウィンドウ50をクローズして(S420)、S310に戻る。
無視ボタン63もクリックされずに(S410:NO)、許可ボタン64又は拒否ボタン65の何れかがクリックされた場合は(S430:YES)、クリックされた何れかのボタンに対応した処理を実行して(S440)、セキュリティ印刷モニタウィンドウ50をクローズし(S450)、S310に戻る。許可ボタン64及び拒否ボタン65は、MFP10から何らかの要求があった場合にその要求を許可又は拒否するためのものであり、その具体的な例は後述する第3実施形態で説明する。
上記各ボタン61〜65の何れもクリックされずに(S430:NO)、パスワード変更のための変更ボタン56がクリックされた場合は(S460:YES)、パスワード変更入力を受け付け、MFP10へパスワード変更要求を送信する(S470)。具体的には、現パスワードと新パスワードの双方の入力を受け付けるパスワード変更用ダイアログボックス(図示略)を表示部25に表示する。このダイアログボックスに対し、ユーザにより上記各パスワードの入力を含む所定の操作が行われると、それら各パスワードの情報をパスワード変更要求と共にMFP10へ送信する。これに対し、MFP10では、後述するパスワード設定変更処理(図6のS620)にて、受信した現パスワードが正規パスワードであるか否かの照合が行われ、正規パスワードであった場合は、パスワードが新パスワードに設定変更されると共に、設定変更された旨がPC20へ送信される。すると、PC20のCPU21は、表示部25に新パスワードへの変更が完了した旨を表示し、これによりパスワード変更が完了する。
図3に戻り、MFP10のジョブ関連情報受信処理の説明を再開する。MFP10のCPU11は、S110の処理で新しい印刷ジョブを受信しなかった場合は(S120:NO)、ジョブ管理表に印刷開始予定時刻に達した印刷ジョブがあるか否かを判断する(S180)。印刷開始予定時刻に達した印刷ジョブがあった場合は(S180:YES)、その印刷ジョブがセキュリティ印刷ジョブであるか否か判断し(S190)、セキュリティ印刷ジョブでなければ(S190:NO)、その印刷ジョブに基づく印刷処理を行う(S200)。つまり、その印刷ジョブが示す画像を被記録媒体に印刷する。
印刷開始予定時刻に達した印刷ジョブがセキュリティ印刷ジョブであった場合は(S190:YES)、そのセキュリティ印刷ジョブに対してパスワード入力済設定がなされているか否か判断する(S210)。パスワード入力済設定がなされている場合は(S210:YES)、MFP10本体でのパスワード入力を要求することなく、そのセキュリティ印刷ジョブに基づく印刷処理を行う(S200)。
パスワード入力済設定がなされていない場合は(S210:NO)、表示部15にパスワード入力要求画面を表示することにより、ユーザに対してMFP10本体でのパスワード入力を要求し(S220)、ユーザにより正規のパスワードが入力されたら(S230:YES)、印刷処理を行う(S200)。正規パスワードが入力されることなく(S230:NO)、タイムアウト(所定時間が経過)した場合は(S240:YES)、パスワード入力要求画面をクローズし(S250)、当該セキュリティ印刷ジョブに対して設定されている印刷開始予定時刻をリセットする(S260)。印刷開始予定時刻がリセットされると、当該セキュリティ印刷ジョブに基づく印刷は、MFP10にてユーザ自ら正規パスワード入力を含む所定の操作を行うことで可能となる。
S180にて、印刷開始予定時刻に達した印刷ジョブがない場合は(S180:NO)、各PC20,30・・・からジョブ情報を受信したか否かを判断する(S270)。ここで、ジョブ情報を受信しなかった場合は(S270:NO)、S110に戻るが、ジョブ情報を受信した場合は(S270:YES)、ジョブ情報応答処理を実行する(S280)。
ジョブ情報応答処理の具体的内容は図6に示す通りであり、まず、ジョブ管理表に、受信したジョブ情報に対応した印刷ジョブがあるか否か判断し(S510)、対応した印刷ジョブがあった場合は(S510:YES)、パスワードの認証を行って認証が成功したか否かを判断する(S520)。パスワード認証は、受信したジョブ情報に含まれているパスワードが、MFP10において既に登録されているそのセキュリティ印刷ジョブに対応したパスワードと一致するか否かを判断することにより行い、一致しない場合は、認証不成功として(S520:NO)このジョブ情報応答処理を終了する。一致した場合は、認証成功として(S520:YES)、受信したジョブ情報に基づく具体的処理に進む。
まず、受信したジョブ情報が「ジョブキャンセル」であるか否かを判断し(S530)、「ジョブキャンセル」ならば(S530:YES)、ジョブ管理表から該当する印刷ジョブを削除する(S540)。受信したジョブ情報が「ジョブキャンセル」でなかった場合は(S530:NO)、受信したジョブ情報が「ジョブ印刷」であるか否かを判断し(S550)、「ジョブ印刷」ならば(S550:YES)、対応するセキュリティ印刷ジョブに対して印刷開始予定時刻の指定があるか否か、即ちPCにて時刻指定されたか否か判断する(S560)。時刻指定されていない場合は(S560:NO)S580に進み、時刻指定されている場合は(S560:YES)、ジョブ管理表に登録されている、該当するセキュリティ印刷ジョブの印刷開始予定時刻を、その指定された時刻に設定変更して(S570)、S580に進む。
なお、S570にて印刷開始予定時刻が設定(指定)されたセキュリティ印刷ジョブについては、たとえその指定時刻よりも前に他の印刷ジョブが全て終了したとしても、その指定時刻が到来した時に印刷が開始されることになる。逆に、ユーザによる時刻指定がなされていない印刷ジョブについては、先に登録されている他のジョブが予定よりも早く終了すること等によって現在設定されている印刷開始予定時刻よりも早く実行できる状況になった場合は、その都度、印刷開始予定時刻がより早い時刻に再計算・設定される。
S580では、該当するセキュリティ印刷ジョブのジョブステータスが待機中であるか否か判断し、待機中でなければ(S580:NO)このジョブ情報応答処理を終了し、待機中ならば(S580:YES)、受信したジョブ情報においてパスワード入力済設定がなされているか否か判断する(S590)。パスワード入力済設定がなされていなければ(S590:NO)このジョブ情報応答処理を終了するが、パスワード入力済設定がなされている場合は(S590:YES)、ジョブ管理表において、該当するセキュリティ印刷ジョブのセキュリティ印刷の項目に「パスワード入力済」を設定する(S600)。
図4(b)は、ジョブNo.3のセキュリティ印刷ジョブについて、PC20から、ジョブ情報としてパスワード入力済設定がなされた旨および待ち時間を45分に変更する(即ち印刷開始指定時刻を12;00に指定する)旨の情報を受信したことにより、ジョブ管理表において、セキュリティ印刷の項目に「パスワード入力済」が設定され、且つ、印刷開始予定時刻が12:00に設定(時刻指定)されると共にそれに合わせて印刷終了予定時刻も12:04に設定された例が示されている。なお、S520でパスワード認証が成功し且つS590でパスワード入力済設定がなされていると判断されることが、本発明の認証成功条件の一例に相当する。
S550において、受信したジョブ情報が「ジョブ印刷」でなかった場合は(S550:NO)、受信したジョブ情報がパスワード変更要求(現パスワード及び新パスワードを含む情報)であるか否かを判断し(S610)、パスワード変更要求ならば(S610:YES)、パスワード設定変更処理を行う(S620)。具体的には、PCから受信した現パスワードが正規パスワードと一致するか否かの照合を行い、正規パスワードであった場合は、現在設定されているパスワード(現パスワード)を新パスワードに設定変更し、設定変更した旨の情報をPC20へ送信する。
以上説明した本実施形態の画像形成システム1では、セキュリティ印刷機能において、MFP10でパスワード入力を行うことなしにセキュリティ印刷を行うことができる。そのため、MFP10にて他人にパスワードを見られるのを防ぐことができ、セキュリティ性能が高くしかも使い勝手の良い画像形成システムを提供することができる。
また、PCからセキュリティ印刷ジョブを送信すると、MFP10から印刷開始予定時刻が通知されてくる。この印刷開始予定時刻は、MFP10で登録されている他の各種ジョブも考慮されたものである。これにより、ユーザは自身のセキュリティ印刷ジョブがいつ印刷されるのかを高い精度で予め知ることができ、印刷物をタイムリーに取得することができるため、使い勝手のより良い画像形成システムを提供できる。
また、PCのユーザは、MFP10から通知された印刷開始予定時刻に対し、印刷開始時刻をその通知された時刻よりも遅い任意の時刻に変更(時刻指定)することができる。そのため、ユーザは、自身の都合のよいタイミングで確実にセキュリティ印刷ジョブの印刷物を手に入れることができる。
また、PCのユーザは、セキュリティ印刷ジョブのパスワードをセキュリティ印刷モニタウィンドウ50(図2(b)参照)から変更することができる。しかも、PCでパスワードを設定できるため、数字以外の各種文字列を任意に組み合わせてパスワードを設定することも可能であるため、セキュリティ性能やユーザの使い勝手が更に向上する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の画像形成システムについて、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。本実施形態の画像形成システムは、第1実施形態の画像形成システム1と比較して、主に、MFP10が更に図7に示す割込時印刷時刻変更通知処理をサブプロセスとして常時実行する点が異なる。この割込時印刷時刻変更通知処理は、時刻指定されたセキュリティ印刷ジョブについて、他の機能の影響でその指定された印刷開始指定時刻に印刷開始できなくなった場合(できなくなることが予想される場合)に、その旨をそのセキュリティ印刷ジョブのユーザに通知するものである。
MFP10のCPU11は、この割込時印刷時刻変更通知処理を開始すると、まずS710にて、割込処理が実行されているか否かを判断する。割込処理とは、例えばコピーやファクシミリ送受信などの、印刷ジョブ以外の、いつ終了するか予測困難な各種のジョブ(本発明の他の機能の一例に相当)を意味する。割込処理が実行されていない場合は(S710:NO)、過去に実行されてすでに終了した割込処理が未だジョブ管理表に登録されているか否かを判断し(S720)、登録されていなければ(S720:NO)、S710に戻り、登録されていれば(S720:YES)、ジョブ管理表からその割込処理に対応したジョブを削除して(S730)、S710に戻る。
割込処理実行中であった場合は(S710:YES)、ジョブ管理表においてその割込処理がジョブとして登録されているか否か判断し(S740)、登録されていれば(S740:YES)S760に進み、登録されていなければ(S740:NO)、その割込処理をジョブとしてジョブ管理表に登録して(S750)、S760に進む。S750の登録は、待機中の他のジョブよりも先に実行できるよう、現在実行中のジョブの次に登録される。
S760では、規定時間(例えば2分。本発明の第1の時間の一例に相当。)以内に、ジョブ管理表に登録済みの印刷ジョブの実行が予定されているか否かを判断し、予定されていない場合は(S760:NO)S710に戻るが、予定されている場合は(S760:YES)、登録済みの各印刷ジョブ(時刻指定されたセキュリティ印刷ジョブを除く)の印刷開始予定時刻をより遅い時刻に再計算する(S770)。この再計算は、例えば、各印刷ジョブについて印刷開始予定時刻をそれぞれ所定時間(例えば1分。本発明の第1遅延時間の一例に相当。)遅らせるなどの予め決められた再計算方法に従って行う。なお、上記規定時間は、0分であってもよい。
そして、登録されているセキュリティ印刷ジョブ(但し時刻指定のあるもの)のうち、ジョブ実行期間が、上記再計算された他の印刷ジョブの実行期間と重複するようになるものがあるか否かを判断する(S780)。他の印刷ジョブと実行期間が重複するセキュリティ印刷ジョブ(時刻指定あり)がなければ(S780:NO)、S770での再計算結果を各印刷ジョブの新たな印刷開始予定時刻として正式に設定して(S790)、S710に戻る。他の印刷ジョブと実行期間が重複するセキュリティ印刷ジョブ(時刻指定あり)がある場合は(S780:YES)、そのセキュリティ印刷ジョブについて登録順番(ジョブNo.)を繰り上げ可能か否か判断する(S800)。
ここで、自身よりも先に登録されているジョブの中で、時刻指定がなく且つ待機中の印刷ジョブが1つでもあれば、繰り上げ可能と判断して(S800:YES)、そのセキュリティ印刷ジョブの登録順番を繰り上げる(S810)。具体的には、例えば、自身よりも先に登録されている印刷ジョブの中で自身の登録順番に最も近い印刷ジョブと順番を入れ替えること等により行う。S810による登録順番の繰り上げ後は、再びS770に戻る。
S800で、登録順番の繰り上げが可能と判断されなかった場合は(S800:NO)、セキュリティ印刷ジョブ(時刻指定あり)を含む全ての印刷ジョブについて、S770と同様の要領で印刷開始予定時刻を再計算し、その再計算結果を各印刷ジョブの新たな印刷開始予定時刻として設定する(S820)。そして、その再計算により印刷開始予定時刻が変更されたセキュリティ印刷ジョブ(時刻指定あり)について、そのセキュリティ印刷ジョブに対応したジョブ情報を対応するユーザ(PC)へ送信する(S830)。ここで送信するジョブ情報は、基本的には第1実施形態における図3のS170で送信されるジョブ情報と同様であるが、印刷開始予定時刻及びジョブNo.についてはS820で再計算・変更されたものである。また、変更理由もジョブ情報に含まれる。
このジョブ情報を対応するユーザのPCが受信すると、そのPCでは、図5に示したセキュリティ印刷モニタ処理によって、図2(b)に示すセキュリティ印刷モニタウィンドウが表示されることとなる。その際、状態表示欄52には、MFP10から通知された変更理由(例:「他ユーザによるコピー実行中のため」)が表示され、印刷開始予定時刻表示欄57には、変更後の印刷開始予定時刻が表示される。これに対し、ユーザは、第1実施形態と同様に印刷開始予定時刻をさらに変更することも可能である。
割込処理によってジョブ管理表の印刷開始予定時刻や登録順が変更される例を、図8を用いて説明する。図8(a)は、あるユーザzzz(ユーザ名は不定の場合もある)がMFP10で11:15にコピー(割込処理)を開始し、すでに3分が経過した状態(即ち11:18時点での状態)を例示している。この状態では、規定時間(例えば2分)以内に印刷ジョブの実行は予定されていない。
その後、コピーが継続して4分経過すると(11:19になると)、規定時間以内にユーザCの印刷ジョブ(ジョブNo.2)が実行される状態となる。この場合、セキュリティ印刷ジョブ(時刻指定あり)以外の他の印刷ジョブ(本例ではユーザCの印刷ジョブのみ)の印刷開始時刻を再計算する(例えば1分遅らせる)が、その結果、ユーザCの印刷終了予定時刻が11:31となり、ユーザAの印刷開始予定時刻と重複(本例では一致)することになる。
そこで図8(b)に示すように、ユーザAのセキュリティ印刷ジョブを繰り上げてジョブNo.2とし、代わりにユーザCの印刷ジョブを繰り下げてジョブNo.3とする。これにより、コピーがまだ継続されているものの、現時点ではユーザAのセキュリティ印刷ジョブは指定時刻で実行される状態となる。但し、ユーザCの印刷ジョブは、その印刷開始予定時刻が、コピーのあおりを受けてユーザAより後の11:36に変更される。
その後さらにコピーが継続されて、コピー開始から14分が経過すると(11:29になると)、規定時間内にユーザAのセキュリティ印刷ジョブが実行される状態となる。この場合、そのセキュリティ印刷ジョブはもはや繰り上げることはできない。そこで、ユーザAを含む全てのユーザの印刷ジョブを再計算することで、図8(c)に示すように、各印刷ジョブの印刷開始予定時刻がそれぞれ遅い時間に(本例では1分後に)変更される。そして、ユーザAのセキュリティ印刷ジョブについては、その変更後の印刷開始予定時刻がユーザAのPCに通知され、ユーザAがその変更された時刻を知ることができる。
以上説明した本実施形態の画像形成システムによれば、他の機能の割り込みによってセキュリティ印刷ジョブが指定時刻に実行されないおそれ生じた場合に、開始時刻が再計算されてユーザに通知される。そのため、他の機能の割込実行を知らずに指定時刻に印刷物を取りに行ってしまうことを防ぐことができ、且つ、いつ頃取りに行けばよいのかについての最新の情報を知ることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の画像形成システムについて、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。本実施形態の画像形成システムは、第1実施形態の画像形成システム1と比較して、主に、MFP10が更に図9に示すセキュリティ印刷時操作ロック処理をサブプロセスとして常時実行する点が異なる。このセキュリティ印刷時操作ロック処理は、時刻指定されたセキュリティ印刷ジョブについて、その指定された印刷開始予定時刻よりも規定時間前からその印刷が完了するまでの間、別のユーザがMFP10においてコピーやファクシミリ送信などの他の操作ができないようにロックするものである。
MFP10のCPU11は、このセキュリティ印刷時ロック処理を開始すると、まずS910にて、規定時間(例えば2分。本発明の第2の時間の一例に相当。)以内に時刻指定されたセキュリティ印刷ジョブの実行が予定されているか否か判断する(S910)。規定時間以内にセキュリティ印刷ジョブ(時刻指定あり)の実行が予定されている場合は(S910:YES)、そのセキュリティ印刷ジョブの印刷開始予定時刻に達したか否か判断し(S920)、達した場合は(S920:YES)S970に進むが、達していない場合は(S920:NO)、表示部15に、印刷ジョブの開始予告表示を行う(S930)。具体的には、例えば「まもなく予定されたセキュリティ印刷ジョブが開始されます。オーナーにMFP使用許可を求めますか?」といった内容を表示すると共に、MFPの使用許可をそのセキュリティ印刷ジョブのオーナーに対して求めるか否かの選択画面を表示するなどして、他ユーザによる、使用許可を求めるか否かの操作入力(本発明の他機能許可要求の入力の一例に相当)を受け付ける(S940)。
そして、他ユーザによる操作入力(使用許可を求めるか否かの選択)がなされたか否か判断し(S950)、操作入力がなされていない間は(S950:NO)S920に戻るが、操作入力がなされた場合は(S950:YES)、その操作入力の内容を判定する(S960)。このとき、使用許可を要求しない旨の入力であった場合は、S970に進む。
S970では、表示部15に、セキュリティ印刷ジョブを開始する旨の警告表示を行う。具体的には、例えば「セキュリティ印刷ジョブが開始されます。オーナー以外は退去して下さい。」といった内容を表示する。そして、操作画面をロックし(即ち操作部14による操作入力が無効となるようにし)(S980)、割込処理の実行を禁止した上で、印刷を実行する(S990)。なお、S990の印刷実行は、指定時刻にまだ到達していない場合は指定時刻に到達するのを待って行う。印刷完了後は、操作画面のロックを解除して(S1000)、S910に戻る。
S960の操作入力内容の判定において、使用許可を要求する旨の入力であった場合は、その規定時間内の実行開始が予定されているセキュリティ印刷ジョブのユーザ(PC)に対し、そのセキュリティ印刷ジョブに関するジョブ情報を送信する(S1010)。ここで送信するジョブ情報は、基本的には第1実施形態における図3のS170で送信されるジョブ情報と同様であるが、別途、他ユーザによって使用許可が要求されている旨の情報(本発明の他機能許可要求情報の一例に相当)もジョブ情報に含まれる。
このジョブ情報を対応するユーザのPCが受信すると、そのPCでは、図5に示したセキュリティ印刷モニタ処理によって、図2(b)に示すセキュリティ印刷モニタウィンドウ50が表示されることとなる。その際、状態表示欄52には、MFP10から通知された上記要求の内容(例:「他ユーザがMFPの使用許可を求めています」)が表示される。これに対し、PCのユーザが、第1実施形態と同様に印刷開始予定時刻を所定時間以上(例えば2分以上)遅い時刻に変更(指定)して許可ボタン64をクリックすると、その情報がジョブ情報としてMFP10に送信される。
MFP10のCPU11は、S1010でのジョブ情報送信後、対応するPCから使用許可があったか否かを判断する(S1020)。本例では、PCから許可ボタン64が押された旨の情報であって指定変更された印刷開始指定時刻を含むジョブ情報(本発明の許可情報の一例に相当)を受信した場合に、PCから使用許可があったものと判断して(S1020:YES)、MFP10における他ユーザの割込処理を受け付ける(S1050)。
そして、その割込処理を受け付けたことに伴い、登録済みの各印刷ジョブの印刷開始予定時刻をそれぞれ再計算し、新たな印刷開始予定時刻として設定する(S1060)。この再計算は、PCから受信したジョブ情報に対応したセキュリティ印刷ジョブについてはPCにて指定変更された印刷開始指定時刻とすることにより行われ、他のジョブについては、相互に実行期間が重複することのないように適宜遅らせるなどの予め決められた再計算方法に従って行われる。なお、上記セキュリティ印刷ジョブにおいて元の指定時刻とそれよりも遅い新たな指定時刻との時間差は、本発明の第2遅延時間の一例に相当する。
一方、PCのユーザが拒否ボタン65をクリックしたことにより要求が拒否された場合(S1030:YES)、又はPCにて許可ボタン64及び拒否ボタン65のいずれもクリックされることなくセキュリティ印刷ジョブの印刷開始予定時刻(指定時刻)に到達した場合は(S1040:YES)、他ユーザの割込処理を受け付けずにS970に進む。なお、許可ボタン64及び拒否ボタン65によるユーザ入力は本発明の他機能可否指定入力の一例に相当する。
セキュリティ印刷ジョブのユーザからMFPの他ユーザに対して使用許可がなされる場合の具体例を、図10を用いて説明する。図10(a)は、例えば11:50の時点のジョブ管理表を例示するものであり、本例では、ユーザAのセキュリティ印刷ジョブがジョブ管理表に登録されていてその印刷開始予定時刻が12:00に時刻指定されている。この状態では、セキュリティ印刷ジョブの実行開始までまだ10分あることから、MFP10にて他ユーザがコピー等の他の操作を行うことが可能である。
一方、時刻が11:58を過ぎると、他ユーザによるMFP10の操作は一応ロックされるが、セキュリティ印刷ジョブの指定時刻に到達するまでの間に、MFP10において他ユーザによる使用許可を求める要求がなされ、これに対してPC(セキュリティ印刷ジョブのユーザA)にて例えば指定時間が10分遅い12:10に変更されて許可ボタン64がクリックされることにより使用許可がなされると、他ユーザはMFP10にてコピー等の他の操作が可能となる。この使用許可を受けて他ユーザがMFP10で12:00にコピー操作を開始したときのジョブ管理表は、図10(b)に例示するような内容となる。即ち、ユーザAのセキュリティ印刷ジョブはその指定時刻が12:10に変更されている。また、そのセキュリティ印刷ジョブよりも前に、他ユーザにより実行開始されたコピー操作がジョブとして登録されている。
以上説明した本実施形態の画像形成システムによれば、セキュリティ印刷ジョブの時刻指定をしたユーザは、他ユーザからの要求を許可しない限り、指定した時刻に確実にセキュリティ印刷ジョブの印刷を開始させることができる。そのため、ユーザは他ユーザによるMFP10の使用の影響を受けることなく、所望のタイミングで確実に印刷物を入手することができる。一方、状況によっては、MFP10からの要求を許可することにより他ユーザの割り込みにも対応でき、システム全体として高い利便性を有する。
なお、上記のようにMFP10からPCへ使用許可を求めることができる構成は必須ではなく、単に、時刻指定されたセキュリティ印刷ジョブの印刷開始予定時刻(指定時刻)よりも規定時間前になったら(あるいは指定時刻に到達したら)、少なくともそのセキュリティ印刷ジョブが終了するまでは他の機能の割り込みを禁止するようにしてもよい。
[変形例]
本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、PCで表示されるセキュリティ印刷モニタウィンドウ50(図2(b)参照)において、パスワード入力済設定チェックボックス55はなくてもよく、単に、現パスワード表示欄54に正規パスワードを入力して送信(印刷ボタン61をクリック)することによってパスワード入力済設定がなされたものと扱うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置としてMFP10を例示したが、少なくともセキュリティ印刷機能を備えている限り、種々の形態の画像形成装置に対して本発明を適用できる。情報処理装置としてのPC20,30・・・についても、これはあくまでも一例であって、例えば携帯型端末装置などでもよく、セキュリティ印刷ジョブを生成・送信可能な各種の情報処理装置に対して本発明を適用できる。
1…画像形成システム、5…ネットワーク、10…MFP、11,21…CPU、12,22…ROM、13,23…RAM、14,24…操作部、15,25…表示部、16…画像読取部、17…画像形成部、18…電話通信部、19,27…ネットワーク通信部、20,30…PC、26…HDD、40…セキュリティ印刷設定ウィンドウ、41…セキュリティ印刷指示チェックボックス、42…パスワード入力欄、43…OKボタン、50…セキュリティ印刷モニタウィンドウ、51…マシン名表示欄、52…状態表示欄、53…ジョブ名表示欄、54…現パスワード表示欄、55…パスワード入力済設定チェックボックス、56…変更ボタン、57…印刷開始予定時刻表示欄、58…時間表示欄、59…印刷開始指定時刻表示欄、61…印刷ボタン、62…キャンセルボタン、63…無視ボタン、64…許可ボタン、65…拒否ボタン

Claims (10)

  1. 被記録媒体への画像形成を行う画像形成装置と情報処理装置とが相互に通信可能に接続されて構成された画像形成システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記画像形成装置での画像形成を許可するパスワードを含む印刷ジョブである特定印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する特定印刷ジョブ送信手段と、
    前記特定印刷ジョブ送信手段による前記特定印刷ジョブの送信後、前記画像形成装置から、その特定印刷ジョブに対する認証要求を受信した場合に、ユーザによる、その特定印刷ジョブに対応した前記パスワードの入力を少なくとも含む所定の認証操作入力を受け付ける認証操作入力受付手段と、
    前記認証操作入力受付手段により受け付けられた前記認証操作入力の内容を認証情報として前記画像形成装置へ送信する認証情報送信手段と、
    前記特定印刷ジョブ送信手段による前記特定印刷ジョブの送信後、前記画像形成装置から、その特定印刷ジョブに基づく前記画像形成の開始予定時刻を受信した場合にその開始予定時刻を報知する開始予定時刻報知手段と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記情報処理装置から前記特定印刷ジョブを受信した場合に、その特定印刷ジョブに対する前記認証要求を前記情報処理装置へ送信する認証要求送信手段と、
    前記情報処理装置から前記特定印刷ジョブを受信した場合に、その特定印刷ジョブに対応した前記開始予定時刻を演算する開始予定時刻演算手段と、
    前記開始予定時刻演算手段により演算された前記開始予定時刻を前記情報処理装置へ送信する開始予定時刻送信手段と、
    前記認証要求送信手段による前記認証要求の送信後、前記情報処理装置から前記認証情報を受信した場合に、その認証情報が、その認証情報に含まれている前記パスワードが前記特定印刷ジョブに含まれていたパスワードと一致していることを少なくとも含む所定の認証成功条件を満たしているならば、その認証情報に対応した前記特定印刷ジョブに基づく前記画像形成を行う画像形成手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項に記載の画像形成システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記開始予定時刻報知手段により前記特定印刷ジョブの前記開始予定時刻が報知された後、ユーザによる、その特定印刷ジョブに基づく前記画像形成の開始時刻をその報知された開始予定時刻以後の時刻に指定するための時刻指定入力を受け付ける時刻指定入力受付手段と、
    前記時刻指定入力受付手段により前記時刻指定入力が受け付けられた場合に、その受け付けられた時刻を示す時刻指定情報を前記画像形成装置へ送信する時刻指定情報送信手段と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、情報処理装置から前記特定印刷ジョブに対応した前記時刻指定情報を受信した場合、その特定印刷ジョブに基づく前記画像形成の開始時刻をその時刻指定情報が示す時刻に設定する開始時刻設定手段を備え、
    前記画像形成手段は、前記開始時刻設定手段により前記開始時刻が設定された前記特定印刷ジョブについては、その設定された前記開始時刻が到来した時に前記画像形成を開始する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項に記載の画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記印刷ジョブに基づく前記画像形成以外の他の機能も備え、
    更に、前記開始時刻設定手段により前記開始時刻が設定された前記特定印刷ジョブについて、その設定された開始時刻又はその開始時刻よりも所定の第1の時間前の時刻に到達した時に前記他の機能が実行中であった場合、その開始時刻を所定の第1遅延時間後に設定変更する第1時刻変更手段と、
    前記第1時刻変更手段により前記開始時刻が設定変更された場合にその設定変更後の前記開始時刻を前記情報処理装置へ送信する変更時刻送信手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記画像形成装置から前記設定変更された前記開始時刻を受信した場合にその設定変更後の開始時刻を報知する変更時刻報知手段を備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項又は請求項に記載の画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記印刷ジョブに基づく前記画像形成以外の他の機能も備え、
    更に、前記開始時刻設定手段により前記開始時刻が設定された前記特定印刷ジョブについて、その設定された開始時刻又はその開始時刻より所定の第2の時間前の時刻に到達した場合に、その到達から少なくともその特定印刷ジョブに基づく前記画像形成が終了するまでの間、前記他の機能の実行を禁止する他機能禁止手段を備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項に記載の画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記他機能禁止手段により前記他の機能の実行が禁止されてから前記特定印刷ジョブに基づく前記画像形成が開始されるまでの間における所定期間中、前記他の機能を実行できるようにするための他機能許可要求の入力を受け付ける他機能許可要求受付手段と、
    前記他機能許可要求受付手段により前記他機能許可要求の入力が受け付けられた場合に、その他機能許可要求の入力があった旨を示す他機能許可要求情報を前記情報処理装置へ送信する他機能許可要求情報送信手段と、
    前記他機能許可要求情報送信手段による前記他機能許可要求情報の送信後、前記情報処理装置から許可情報を受信した場合に、前記他の機能の実行を許可する他機能実行許可手段と、
    前記他機能実行許可手段により前記他の機能の実行が許可された場合に、前記特定印刷ジョブに基づく前記画像形成の開始時刻を、現在設定されている時刻よりも所定の第2遅延時間後に設定変更する第2時刻変更手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記画像形成装置から前記特定印刷ジョブに対応した前記他機能許可要求情報を受信した場合に、ユーザによる、その特定印刷ジョブに基づく前記画像形成よりも先に前記画像形成装置における前記他の機能の実行を許可するか否かの他機能可否指定入力を受け付ける他機能可否指定入力受付手段と、
    前記他機能可否指定入力受付手段により前記他の機能の実行を許可する旨の入力が受け付けられた場合に、その旨を示す前記許可情報を前記画像形成装置へ送信する許可情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項1〜請求項の何れか1項に記載の画像形成システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記特定印刷ジョブ送信手段による前記特定印刷ジョブの送信後、その特定印刷ジョブに対応した前記パスワードの変更入力を受け付けるパスワード変更入力受付手段と、
    前記パスワード変更入力受付手段によりパスワードの変更入力が受け付けられた場合にその変更後のパスワードを前記画像形成装置へ送信する変更パスワード送信手段と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、前記特定印刷ジョブについて、前記情報処理装置から前記変更後のパスワードを受信した場合は、その特定印刷ジョブに対応したパスワードを、その受信した変更後のパスワードに変更する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  7. 被記録媒体への画像形成を行う画像形成装置と情報処理装置とが相互に通信可能に接続されて構成された画像形成システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記画像形成装置での画像形成を許可するパスワードを含む印刷ジョブである特定印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する特定印刷ジョブ送信手段と、
    前記特定印刷ジョブ送信手段による前記特定印刷ジョブの送信後、前記画像形成装置から、その特定印刷ジョブに対する認証要求を受信した場合に、ユーザによる、その特定印刷ジョブに対応した前記パスワードの入力を少なくとも含む所定の認証操作入力を受け付ける認証操作入力受付手段と、
    前記認証操作入力受付手段により受け付けられた前記認証操作入力の内容を認証情報として前記画像形成装置へ送信する認証情報送信手段と、
    前記特定印刷ジョブ送信手段による前記特定印刷ジョブの送信後、その特定印刷ジョブに対応した前記パスワードの変更入力を受け付けるパスワード変更入力受付手段と、
    前記パスワード変更入力受付手段によりパスワードの変更入力が受け付けられた場合にその変更後のパスワードを前記画像形成装置へ送信する変更パスワード送信手段と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記情報処理装置から前記特定印刷ジョブを受信した場合に、その特定印刷ジョブに対する前記認証要求を前記情報処理装置へ送信する認証要求送信手段と、
    前記認証要求送信手段による前記認証要求の送信後、前記情報処理装置から前記認証情報を受信した場合に、その認証情報が、その認証情報に含まれている前記パスワードが前記特定印刷ジョブに含まれていたパスワードと一致していることを少なくとも含む所定の認証成功条件を満たしているならば、その認証情報に対応した前記特定印刷ジョブに基づく前記画像形成を行う画像形成手段と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、前記特定印刷ジョブについて、前記情報処理装置から前記変更後のパスワードを受信した場合は、その特定印刷ジョブに対応したパスワードを、その受信した変更後のパスワードに変更する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  8. 被記録媒体への画像形成を行う画像形成装置と相互に通信可能な情報処理装置であって、
    前記画像形成装置での画像形成を許可するパスワードを含む印刷ジョブである特定印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する特定印刷ジョブ送信手段と、
    前記特定印刷ジョブ送信手段による前記特定印刷ジョブの送信後、前記画像形成装置から、その特定印刷ジョブに対する認証要求を受信した場合に、ユーザによる、その特定印刷ジョブに対応した前記パスワードの入力を少なくとも含む所定の認証操作入力を受け付ける認証操作入力受付手段と、
    前記認証操作入力受付手段により受け付けられた前記認証操作入力の内容を認証情報として前記画像形成装置へ送信する認証情報送信手段と、
    を備え
    前記画像形成装置は、当該情報処理装置から前記特定印刷ジョブを受信した場合、その受信した特定印刷ジョブに基づく前記画像形成の開始予定時刻を演算して、その演算した開始予定時刻を当該情報処理装置へ送信するように構成されており、
    当該情報処理装置は、さらに、前記特定印刷ジョブ送信手段による前記特定印刷ジョブの送信後、前記画像形成装置からその特定印刷ジョブに対応した前記開始予定時刻を受信した場合にその開始予定時刻を報知する開始予定時刻報知手段を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 情報処理装置と相互に通信可能であってその情報処理装置からの印刷ジョブに基づく被記録媒体への画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記情報処理装置から、当該画像形成装置での画像形成を許可するパスワードを含む印刷ジョブである特定印刷ジョブを受信した場合に、その特定印刷ジョブに対する認証要求を前記情報処理装置へ送信する認証要求送信手段と、
    前記認証要求送信手段による前記認証要求の送信後、前記情報処理装置から、前記パスワードを少なくとも含む所定の認証情報を受信した場合に、その認証情報が、その認証情報に含まれている前記パスワードが前記特定印刷ジョブに含まれていたパスワードと一致していることを少なくとも含む所定の認証成功条件を満たしているならば、その認証情報に対応した前記特定印刷ジョブに基づく前記画像形成を行う画像形成手段と、
    を備え
    前記情報処理装置は、当該画像形成装置への前記特定印刷ジョブの送信後、その特定印刷ジョブに対応した前記パスワードの変更入力が受け付けられた場合にその変更後のパスワードを当該画像形成装置へ送信するように構成されており、
    当該画像形成装置は、前記特定印刷ジョブについて、前記情報処理装置から前記変更後のパスワードを受信した場合は、その特定印刷ジョブに対応したパスワードを、その受信した変更後のパスワードに変更する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 被記録媒体への画像形成を行う画像形成装置と相互に通信可能な情報処理装置が備えるコンピュータを、
    前記画像形成装置での画像形成を許可するパスワードを含む印刷ジョブである特定印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する特定印刷ジョブ送信手段と、
    前記特定印刷ジョブ送信手段による前記特定印刷ジョブの送信後、前記画像形成装置から、その特定印刷ジョブに対する認証要求を受信した場合に、ユーザによる、その特定印刷ジョブに対応した前記パスワードの入力を少なくとも含む所定の認証操作入力を受け付ける認証操作入力受付手段と、
    前記認証操作入力受付手段により受け付けられた前記認証操作入力の内容を認証情報として前記画像形成装置へ送信する認証情報送信手段と、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記画像形成装置は、前記情報処理装置から前記特定印刷ジョブを受信した場合、その受信した特定印刷ジョブに基づく前記画像形成の開始予定時刻を演算して、その演算した開始予定時刻を前記情報処理装置へ送信するように構成されており、
    当該プログラムは、さらに、前記コンピュータを、前記特定印刷ジョブ送信手段による前記特定印刷ジョブの送信後、前記画像形成装置からその特定印刷ジョブに対応した前記開始予定時刻を受信した場合にその開始予定時刻を報知する開始予定時刻報知手段、として機能させる、
    プログラム
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