JP5927082B2 - 電動機の駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源から供給される直流電力をスイッチングして、電動機に供給する駆動電力を生成する電動機の駆動装置に関する。
従来より、電動機の駆動装置においては、インバータ等を構成するスイッチング素子の温度を検出する温度センサ(INV温度センサ)が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された電動機の駆動装置においては、インバータの冷媒流路を流れる冷却水の温度を検出する水温センサを備え、INV温度センサの検出温度と水温センサの検出温度を比較することによって、冷却水の漏れ等による冷却水の循環不良を検出している。
特開2010−153567号公報
電動機の駆動装置には、スイッチング素子を備えたインバータや電圧変換ユニット等の大電力回路(動作時の消費電力が大きく、発熱が多い回路)の他に、電力制御回路の動作条件を設定する制御ユニット、及び制御ユニットにより設定された動作条件に応じてスイッチング素子を駆動するためのゲート駆動回路等の小電力回路(動作時の消費電力が小さく、発熱が少ない回路)が備えられている。
そして、大電力回路と小電力回路とでは、使用される電子部品の耐熱温度が異なるため、大電力回路の温度と小電力回路の温度を個別に検出して監視しなければ、駆動装置全体の過熱保護の信頼性を確保することができない。しかしながら、このように大電力回路の温度と小電力回路の温度を個別に検出するために温度センサを個別に設けたときには、温度センサ及びそのインターフェース回路の追加によるコストアップと配置スペースの増加が生じるという不都合がある。
発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、コストアップと配置スペースの増加を抑制して、装置全体の過熱保護の信頼性を確保することができる電動機の駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、
複数のスイッチング素子を有し、電源から供給される直流電力をスイッチング素子によりスイッチングすることによって、電動機を駆動するための電動機駆動電力を出力する電動機駆動回路と、
前記スイッチング素子の温度を検出する素子温度センサと、
前記スイッチング素子からの放熱により加熱される位置に配置されて、前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、
前記制御回路とは離隔し且つ前記電動機駆動回路と接して、前記複数のスイッチング素子を冷却する駆動回路冷却部と、
前記複数のスイッチング素子の一部がスイッチング動作を停止した状態であるときに、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング動作を停止しているスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定する周囲温度推定部と、
前記周囲温度推定部により推定された前記制御回路の周囲温度が第1過熱判定温度を超えるときに、前記制御回路を過熱から保護するための第1過熱保護処理を実行する過熱保護処理部とを備えたことを特徴とする(第1発明)。
第1発明によれば、前記素子温度センサにより前記複数のスイッチング素子の温度が検出され、前記周囲温度推定部により、スイッチング動作を停止しているスイッチング素子の温度に基づいて前記制御回路の周囲温度が推定される。そして、前記過熱保護処理部は、前記周囲温度推定部により推定された前記制御回路の周囲温度が、前記第1過熱判定温度を超えるときに前記第1過熱保護処理を実行する。そのため、前記制御回路に搭載された電子部品を過熱から保護するために専用の温度センサを設ける必要がなく、前記制御回路用の温度センサを設けることによるコストアップと配置スペースの増加を抑制して、装置全体の過熱保護の信頼性を確保することができる。
また、第1発明において、前記周囲温度推定部は、前記複数のスイッチング素子の一部がスイッチング動作を停止した状態であるときに、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング動作を停止しているスイッチング素子の温度を、前記制御回路の周囲温度として推定することを特徴とする(第2発明)。
また、第1発明において、前記周囲温度推定部は、前記複数のスイッチング素子の一部がスイッチング動作を停止した状態であるときに、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング動作を停止しているスイッチング素子の温度を、前記制御回路と前記電動機駆動回路の配置位置に応じて補正した温度を、前記制御回路の周囲温度として推定することを特徴とする(第3発明)。
また、第1発明から第3発明のうちのいずれかにおいて、
前記電動機駆動回路と前記制御回路は、同一の筐体内に収容されており、前記スイッチング素子からの放熱が該筐体内を伝播することによって、前記制御回路が加熱されることを特徴とする(第発明)。
発明によれば、前記電動機駆動回路と前記制御回路が同一の筐体内に収容されているため、スイッチング動作をしているスイッチング素子からの放熱が筐体内を伝播して、スイッチング動作をしておらず放熱がないか微小であるスイッチング素子と前記制御回路の周囲が同程度に加熱される。この場合、スイッチング動作をしていないスイッチング素子の温度と前記制御回路の周囲温度とは、相関性をもって変化するため、前記周囲温度推定部は、スイッチング動作をしていないスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を精度良く推定することができる。
また、第1発明から第4発明のうちのいずれかにおいて、
前記電動機駆動回路は、前記スイッチング素子を有して、前記電源から供給される直流電力を該スイッチング素子のスイッチング動作により昇圧する昇圧回路を有し、
前記周囲温度推定部は、前記昇圧回路が前記昇圧を行っていないときに、前記素子温度センサにより検出される前記昇圧回路のスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定することを特徴とする(第発明)。
発明によれば、前記昇圧回路が昇圧を行っておらず、前記電動機駆動回路が前記電源から供給される直流電力を昇圧せずに使用している場合に、前記周囲温度推定部は、前記昇圧回路のスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定することができる。
また、第1発明から第発明のうちのいずれかにおいて、
前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子について、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング素子の温度が、前記第1過熱判定温度よりも高い第2過熱判定温度を超えたときに、該スイッチング素子を過熱から保護するための第2過熱保護処理を実行することを特徴とする(第発明)
発明によれば、スイッチング動作をしているスイッチング素子の温度が前記第2過熱判定温度を超えたときに、前記第2過熱保護処理を実行することにより、スイッチング素子が過熱状態に維持されることを防止することができる。
また、第発明において、
前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、電動車両に搭載され、
前記駆動回路冷却部は、冷媒の往き方向に対して鉛直方向の高さを漸増させると共に、冷媒の戻り方向に対して鉛直方向の高さを漸減させて、前記電動機駆動回路に接して前記電動車両に配置された冷媒流路を有し、該冷媒流路に冷媒を供給することにより、前記電動機駆動回路のスイッチング素子を冷却
前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子のうち、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度が、前記第2過熱判定温度を超えたときに、前記第2過熱保護処理を実行することを特徴とする(第発明)。
発明によれば、前記冷媒流路は、冷媒の往き方向に対して鉛直方向の高さを漸増させると共に、冷媒の戻り方向に対して鉛直方向の高さを漸減させて配置されているため、前記冷媒流路から冷媒が漏れたときの前記冷媒流路における冷媒流量の減少度合は、鉛直方向の高さが高いほど大きくなる。そのため、前記冷媒流路からの冷媒の漏れが生じたときには、スイッチング動作をしているスイッチング素子のうち、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の冷却不足が最も大きくなって、このスイッチング素子の温度が上昇する。
そこで、前記過熱保護処理部により、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の温度が、前記第2過熱判定温度を超えたときに、前記第2過熱保護処理を実行することによって、前記冷媒流路からの冷媒の漏れが発生したときに、前記電動機駆動回路のスイッチング素子を過熱から速やかに保護することができる。
また、第1発明から第3発明のうちのいずれかにおいて、
前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、電動車両に搭載され、
前記駆動回路冷却部は、冷媒の往き方向に対して鉛直方向の高さを漸増させると共に、冷媒の戻り方向に対して鉛直方向の高さを漸減させて、前記電動機駆動回路に接して前記電動車両に配置された冷媒流路を有し、該冷媒流路に冷媒を供給することにより、前記電動機駆動回路のスイッチング素子を冷却
前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子のうち、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度が、前記第1過熱判定温度を超えたときに、前記第1過熱保護処理を実行することを特徴とする(第発明)。
発明によれば、前記冷媒流路は、冷媒の往き方向に対して鉛直方向の高さを漸増させると共に、冷媒の戻り方向に対して鉛直方向の高さを漸減させて配置されているため、前記冷媒流路から冷媒が漏れたときの前記冷媒流路における冷媒流量の減少度合は、鉛直方向の高さが高いほど大きくなる。そのため、前記冷媒流路からの冷媒の漏れが生じたときには、スイッチング動作をしているスイッチング素子のうち、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の冷却不足が最も大きくなって、このスイッチング素子の温度が上昇する。そして、このスイッチング素子の温度の上昇に伴って、前記制御回路の周囲温度も上昇する。
そこで、前記過熱保護処理部により、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の温度が、前記第1過熱判定温度を超えたときに、前記第1過熱保護処理を実行することによって、前記冷媒流路からの冷媒の漏れが発生したときに、前記制御回路に搭載された電子部品を過熱から速やかに保護することができる。
また、第1発明から第4発明のうちのいずれかにおいて、
前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、発電機を備えた電動車両に備えられ、
前記電動機駆動回路は、スイッチング素子を有して、前記電源から供給される直流電力を該スイッチング素子のスイッチング動作により昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路及び前記電動機に接続されてスイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により、前記昇圧回路から出力される直流電力から前記電動機駆動電力を生成して、前記電動機に出力する第1駆動回路と、該第1駆動回路及び前記発電機に接続されてスイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により、前記発電機から出力される電力を直流電力に変換して該第1駆動回路に出力する第2駆動回路とを有し、
前記周囲温度推定部は、前記昇圧回路と前記第1駆動回路と前記第2駆動回路とのうち、スイッチング素子のスイッチング動作が行われていない回路に備えられたスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定することを特徴とする(第発明)。
発明によれば、前記周囲温度推定部は、前記昇圧回路と前記第1駆動回路と前記第2駆動回路のうち、スイッチング素子のスイッチング動作が行われていない回路に備えられたスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を効率良く推定することができる。
次に、本発明の別の態様は、
複数のスイッチング素子を有し、電源から供給される直流電力をスイッチング素子によりスイッチングすることによって、電動機を駆動するための電動機駆動電力を出力する電動機駆動回路と、
前記スイッチング素子の温度を検出する素子温度センサと、
前記スイッチング素子からの放熱により加熱される位置に配置されて、前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、
前記複数のスイッチング素子の一部がスイッチング動作を停止した状態であるときに、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング動作を停止しているスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定する周囲温度推定部と、
前記周囲温度推定部により推定された前記制御回路の周囲温度が第1過熱判定温度を超えるときに、前記制御回路を過熱から保護するための第1過熱保護処理を実行する過熱保護処理部と
を備え、
前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子について、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング素子の温度が、前記第1過熱判定温度よりも高い第2過熱判定温度を超えたときに、該スイッチング素子を過熱から保護するための第2過熱保護処理を実行し、
前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、電動車両に搭載され、
冷媒の往き方向に対して鉛直方向の高さを漸増させると共に、冷媒の戻り方向に対して鉛直方向の高さを漸減させて、前記電動機駆動回路に接して前記電動車両に配置された冷媒流路を有し、該冷媒流路に冷媒を供給することにより、前記電動機駆動回路のスイッチング素子を冷却する駆動回路冷却部を備え、
前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子のうち、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度が、前記第2過熱判定温度を超えたときに、前記第2過熱保護処理を実行することを特徴とする(第10発明)。
また、第10発明において、
前記電動機駆動回路と前記制御回路は、同一の筐体内に収容されており、前記スイッチング素子からの放熱が該筐体内を伝播することによって、前記制御回路が加熱されることを特徴とする(第11発明)。
また、第10発明又は第11発明において、
前記電動機駆動回路は、前記スイッチング素子を有して、前記電源から供給される直流電力を該スイッチング素子のスイッチング動作により昇圧する昇圧回路を有し、
前記周囲温度推定部は、前記昇圧回路が前記昇圧を行っていないときに、前記素子温度センサにより検出される前記昇圧回路のスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定することを特徴とする(第12発明)。
また、第10発明又は第11発明において、
前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、発電機を備えた電動車両に備えられ、
前記電動機駆動回路は、スイッチング素子を有して、前記電源から供給される直流電力を該スイッチング素子のスイッチング動作により昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路及び前記電動機に接続されて、スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により前記昇圧回路から出力される直流電力から前記電動機駆動電力を生成して、前記電動機に出力する第1駆動回路と、該第1駆動回路及び前記発電機に接続されて、スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により前記発電機から出力される電力を直流電力に変換して該第1駆動回路に出力する第2駆動回路とを有し、
前記周囲温度推定部は、前記昇圧回路と前記第1駆動回路と前記第2駆動回路とのうち、スイッチング素子のスイッチング動作が行われていない回路に備えられたスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定することを特徴とする(第13発明)。
次に、本発明のさらに別の態様は、
複数のスイッチング素子を有し、電源から供給される直流電力をスイッチング素子によりスイッチングすることによって、電動機を駆動するための電動機駆動電力を出力する電動機駆動回路と、
前記スイッチング素子の温度を検出する素子温度センサと、
前記スイッチング素子からの放熱により加熱される位置に配置されて、前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、
前記複数のスイッチング素子の一部がスイッチング動作を停止した状態であるときに、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング動作を停止しているスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定する周囲温度推定部と、
前記周囲温度推定部により推定された前記制御回路の周囲温度が第1過熱判定温度を超えるときに、前記制御回路を過熱から保護するための第1過熱保護処理を実行する過熱保護処理部とを備え、
前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、電動車両に搭載され、
冷媒の往き方向に対して鉛直方向の高さを漸増させると共に、冷媒の戻り方向に対して鉛直方向の高さを漸減させて、前記電動機駆動回路に接して前記電動車両に配置された冷媒流路を有し、該冷媒流路に冷媒を供給することにより、前記電動機駆動回路のスイッチング素子を冷却する駆動回路冷却部を備え、
前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子のうち、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度が、前記第1過熱判定温度を超えたときに、前記第1過熱保護処理を実行することを特徴とする(第14発明)。
電動機の駆動装置の全体構成図。 電動機の駆動装置の詳細図。 電動機の駆動装置の筐体内の配置態様を説明するための断面図。 ハイブリッド車両の運転モードに応じた、VCU、第1PDU、及び第2PDUの動作状況の説明図。 VCUの検出温度に基づく過熱保護処理のフローチャート。 冷却水の循環流路とVCU,第1PDU,第2PDUの配置位置の説明図。
本発明の電動機の駆動装置の実施形態の一例について、図1〜図6を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態の電動機の駆動装置5は、バッテリ30(本発明の電源に相当する)と、電動機69と、発電機89と、エンジン(内燃機関)90とを備えたハイブリッド車両1(本発明の電動車両に相当する)に搭載して使用される。
電動機69は、図示しない駆動輪と連結されてハイブリッド車両1の駆動力を出力する。発電機89(本発明の電源に相当する)は、エンジン90により駆動され、電動機69に電力を供給すると共に、バッテリ30に充電用電力を供給する。
電動機の駆動装置5は、電動機の駆動装置5の動作を制御するECU(Electronic Control Unit)10と、バッテリ30から出力される電力を昇圧するVCU(Voltage Control Unit)40(本発明の昇圧回路に相当する)と、発電機89から出力される発電電力(交流電力)を直流電力に変換して出力する第2PDU(Power Drive Unit)70(本発明の第2駆動回路に相当する)と、VCU40又は第2PDU70から出力される直流電力から電動機69用の駆動電力(電動機駆動電力)を生成して、電動機69に出力する第1PDU50(本発明の第1駆動回路に相当する)と、VCU40と第1PDU50及び第2PDU70に備えられたスイッチング素子(詳細は後述する)のゲート電圧を制御して、VCD40と第1PDU50及び第2PDU70の動作状態を設定するゲート駆動回路20とを備えている。
ここで、ECU10とゲート駆動回路20は、本発明の制御回路に相当する。また、VCU40と第1PDU50及び第2PDU70は、本発明の電動機駆動回路に相当する。
次に、図2を参照して、VCU40は、High側の電源ラインHLとLow側の電源ラインLL間に直列に接続されたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)43及びIGBT45と、IGBT43とIGBT45の接続箇所とバッテリ30の正極間に接続された誘導コイル41とを備えている。
さらに、VCU40は、誘導コイル41の温度を検出するコイル温度センサ42と、IGBT43の温度を検出する素子温度センサ44と、IGBT45の温度を検出する素子温度センサ46とを備えている。なお、IGBT43,45は本発明のスイッチング素子に相当する。また、High側の電源ラインHLとLow側の電源ラインLL間には、コンデンサ47が接続されている。
また、第1PDU50は、High側の電源ラインHLとLow側の電源ラインLL間に直列に接続されて、電動機69のU相の電機子コイルに接続されたIGBT51及びIGBT53と、High側の電源ラインHLとLow側の電源ラインLL間に直列に接続されて、電動機69のV相の電機子コイルに接続されたIGBT55及びIGBT57と、High側の電源ラインHLとLow側の電源ラインLL間に直列に接続されて、電動機69のW相の電機子コイルに接続されたIGBT59及びIGBT61とを備えている。
さらに、第1PDU50は、IGBT51の温度を検出する素子温度センサ52と、IGBT53の温度を検出する素子温度センサ54と、IGBT55の温度を検出する素子温度センサ56と、IGBT57の温度を検出する素子温度センサ58と、IGBT59の温度を検出する素子温度センサ60と、IGBT61の温度を検出する素子温度センサ62とを備えている。なお、IGBT51,53,55,57,59,61は、本発明のスイッチング素子に相当する。
また、第2PDU70は、High側の電源ラインHLとLow側の電源ラインLL間に直列に接続されて、発電機89(図1参照)のU相の電機子コイルに接続されたIGBT71及びIGBT73と、High側の電源ラインHLとLow側の電源ラインLL間に直列に接続されて、発電機89のV相の電機子コイルに接続されたIGBT75及びIGBT77と、High側の電源ラインHLとLow側の電源ラインLL間に直列に接続されて、発電機89のW相の電機子コイルに接続されたIGBT79及びIGBT81とを備えている。
さらに、第2PDU70は、IGBT73の温度を検出する素子温度センサ74と、IGBT77の温度を検出する素子温度センサ78と、IGBT81の温度を検出する素子温度センサ82とを備えている。なお、IGBT71,73,75,77,79,81は、本発明のスイッチング素子に相当する。
また、VCU40と第1PDU50及び第2PDU70に備えられた各IGBTは、電動水ポンプ101及びラジエータ102が途中に設けられた冷媒流路100に接して配置され、電動水ポンプ101の動作によって冷媒流路100内を循環する水(本発明に冷媒に相当する)に吸熱されて各IGBTが冷却される。
なお、電動水ポンプ101とラジエータ102と冷媒流路100とにより、本発明の駆動回路冷却部が構成されている。ラジエータ102には、冷却水の温度を検出する冷却水温度センサ103が設けられており、冷却水温度センサ103による検出温度Tradを示す温度検出信号がECU10に入力されている。
また、電動水ポンプ101には電動水ポンプ101の回転速度を検出する回転速度センサ104が設けられており、回転速度センサ104による検出速度Prdを示す速度検出信号がECU10に入力される。ECU10は、冷却水の温度Tradと電動水ポンプ101の回転速度Prdとに応じて、冷却水の温度が所定範囲に維持されるように、電動水ポンプ101に対する速度指令Pduty_cmdを決定して、電動水ポンプ101に出力する。
なお、本実施形態では冷媒として水を用いているが、不凍液等の他の種類の冷媒を用いてもよい。
ここで、VCU40のコイル温度センサ42の検出温度Trのデータが、ECU10に出力され、また、素子温度センサ44の検出温度Tu_H及び素子温度センサ46の検出温度Tu_Lのデータが、ゲート駆動回路20に出力される。
また、第1PDU50の素子温度センサ52の検出温度Tm_uH、素子温度センサ54の検出温度Tm_uL、素子温度センサ56の検出温度Tm_vH、素子温度センサ58の検出温度Tm_vL、素子温度センサ60の検出温度Tm_wH、及び素子温度センサ62の検出温度Tm_wLのデータが、ゲート駆動回路20に出力される。
また、第2PDU70の素子温度センサ74の検出温度Tg_uL、素子温度センサ78の検出温度Tg_vL、及び素子温度センサ82の検出温度Tg_wLが、ゲート駆動回路20に出力される。
ECU10は、図示しないCPU、メモリ等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持された電動機69の駆動用プログラムをCPUで実行することにより、ゲート駆動回路20を介して、VCU40、第1PDU50、及び第2PDU70の動作状態を切替える。
また、ECU10は、ゲート駆動回路20を介して入力される素子温度センサ44,46,52,54,56,58,60,62,74,78,82(以下、各素子温度センサという)の検出温度信号に基づいて、ゲート駆動回路20及びECU10に搭載された電子部品の周囲温度を推定する周囲温度推定部11と、各素子温度センサの検出温度及び周囲温度推定部11により推定された温度に基づいて、VCU40と第1PDU50及び第2PDU70(詳細には、これらに備えられたIGBT43,45,51,53,55,57,59,61,71,73,75,77,79,81(以下、各IGBTという))と、ECU10及びゲート駆動回路20(詳細にはこれらに搭載された小電力の電子部分)を過熱から保護する処理を実行する過熱保護処理部12と備えている。
次に、図3を参照して、ECU10を構成する小電力基板120(小電力の電子部品121〜124が搭載されている)と、表面にゲート駆動回路20が実装されると共に、裏面にVCU40のIGBT43,45、第1PDU50のIGBT51,53等が実装された大電力基板130とは、冷媒流路100が形成された同一の筐体110内に収容されている。
各IGBTは、スイッチング動作を行っているときは発熱が大きく、各IGBTからの放熱の一部は、筐体110内を伝播してゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品を加熱する。一方、スイッチング動作を行っていないIGBT(遮断状態若しくは導通状態に維持されたIGBT)は、放熱しないか僅かな放熱を行っているに過ぎない。
そして、IGBTのように大電力をスイッチングするパワー素子と、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された小電力の電子部品とでは耐熱温度が異なるため、個別に温度を監視して、過熱から保護する必要がある。しかしながら、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品についても温度センサを設けると、温度センサのコストがかさむと共に、温度センサを実装するためのスペースも必要になるために、ECU10とゲート駆動回路20のサイズが大きくなるという不都合がある。
そこで、周囲温度推定部11は、VCU40、第1PDU50、及び第2PDU70のうち、スイッチング動作をしていないもののIGBTに設けられた素子温度センサの検出温度により、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の周囲温度を推定する。そして、過熱保護処理部12は、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品については、周囲温度推定部11により推定された温度に基づいて過熱からの保護を行う。これにより、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の過熱を検出するための専用の温度センサを設けることを不要としている。
ここで、図4は、ハイブリッド車両1における運転モードの切り替わりを示しており、縦軸が駆動力に設定され、横軸が車速に設定されている。駆動力が大きく車速が低い領域A(斜線で塗りつぶされた領域)と、領域Aよりも車速が増加した領域B(白で塗りつぶされた領域)は、発電機89を停止して、バッテリ30からの電力のみにより電動機69を駆動するEV(Electric Vehicle)運転モードである。
ECU10は、領域Aにおいては、VCU40を直結(IGBT43を導通状態に維持し、IGBT45を遮断状態に維持した状態)して、バッテリ30の出力電力を昇圧することなく第1PDU50に供給する。また、ECU10は、領域Bにおいては、VCU40をスイッチング動作(IGBT43,45をスイッチング)させ、バッテリ30の出力電圧を昇圧して第1PDU50に供給する。
EV運転モードにおいては、第2PDU70は動作を停止しているため、第2PDU70のIGBT73,77,81に設けられた素子温度センサ74,78,82の検出温度は、第2PDU70の周囲温度を示している。そして、第2PDU70とゲート駆動回路20及びECU10とは、筐体110内に収容されている(図3参照)ため、筐体110内の熱の伝播により、第2PDU70のIGBT72,77,81の温度と、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の周囲温度とは、相関性をもっていると想定される。
そこで、周囲温度推定部11は、EV運転モードにおいては、第2PDU70の素子温度センサ74,78,82の検出温度に基づいて、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の周囲温度を推定することができる。そして、過熱保護処理部12は、周囲温度推定部11による推定温度が、第1過熱判定温度(例えば100℃に設定される)を越えたときに、電動機の駆動装置5の全ユニット(ECU10,ゲート駆動回路20,VCU40,第1PDU50,第2PDU70)の動作を停止して、各ユニットに実装された電子部品とIGBTを過熱から保護する処理(本発明の第1過熱保護処理に相当する)を行う。
また、過熱保護処理部12は、スイッチングを行っているIGBTの温度を監視し、温度が第2過熱判定温度(例えば150℃に設定される)を越えたときには、温度が第2過熱判定温度を超えたIGBTを備えたユニット(VCU40,第1PDU50,及び第2PDU70のいずれか)の動作を停止して、IGBTを過熱から保護する処理(本発明の第2過熱保護処理に相当する)を行う。
なお、領域Aでは、VCU40が直結されていて、IGBT43,45がスイッチング動作を停止しているため、VCU40の素子温度センサ44,46(特に、遮断状態にあるIGBT45の素子温度センサ46が好ましい)の検出温度に基づいて、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の周囲温度を推定するようにしてもよい。
次に、図4の領域Bよりも車速が高くなった領域C(ドットで塗りつぶされた領域)と領域D(格子線で塗りつぶされた領域)は、発電機89を動作させて発電すると共に、発電機89から出力される電力により電動機69を駆動するハイブリッド運転モードである。
ECU10は、領域Cにおいては、発電機89からの電力のみにより電動機69を動作させ、VCU40は停止状態(IGBT43,45は遮断状態に維持される)となる。そのため、周囲温度推定部11は、VCU40の素子温度センサ44,46の検出温度に基づいて、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の周囲温度を推定する。
また、ECU10は、領域Dにおいては、発電機89からの電力とバッテリ30からの電力の双方により、電動機69を動作させる。この場合、VCU40が昇圧動作をしていなければ、VCU40の素子温度センサ44,46の検出温度(遮断状態にある素子温度センサ46の検出温度の方が好ましい)に基づいて、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の周囲温度を推定することができる。
一方、VCU40が昇圧動作をしているときには、VCU40のIGBT43,45がスイッチング動作により発熱するため、VCU40の素子温度センサ44,46の検出温度に基づいて、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の温度を推定することができない。
そこで、ECU10は、VCU40が昇圧動作をしているときには、後述するように、VCU40の素子温度センサ44,46の検出温度により、IGBT43,45の過熱を保護する処理を行う。
次に、図5に示したフローチャートに従って、ECU10の過熱保護処理部12による、VCU40のLow側のIGBT45の素子温度センサ46の検出温度に基づいて、VCU40とゲート駆動回路20及びECU10を過熱から保護するための処理の実行手順について説明する。
過熱保護処理部12は、STEP1で、VCU40が直結状態(High側のIGBT43が導通状態、Low側のIGBT45が遮断状態に維持された状態)、又は停止状態(High側のIGBT43とLow側のIGBT45が共に遮断状態に維持された状態)であるか否かを判断する。
そして、VCU40が直結状態又は停止状態であるときはSTEP10に分岐し、VCU40が直結状態と停止状態のいずれでもないとき(昇圧動作状態であるとき)には、STEP2に進む。
[VCU40が直結状態又は停止状態であるとき:STEP10〜11,STEP20]
STEP10で、過熱保護処理部12は、Low側のIGBT45の素子温度センサ46の検出温度Tu_Lが、ゲート駆動回路20及びECU10用の第1過熱判定温度Tu_ctrlを超えているか否かを判断する。ここで、第1過熱判定温度Tu_ctrlは、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の耐熱温度に応じて、例えば100℃に設定される。
また、本実施形態では、周囲温度推定部11は、素子温度センサ46の検出温度Tu_Lを、そのままゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の周囲温度であると推定しているが、素子温度センサ46の検出温度Tu_Lを、VCU40とゲート駆動回路20とECU10の配置位置等に応じて補正することにより、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の周囲温度を推定するようにしてもよい。
素子温度センサ46の検出温度Tu_Lが第1過熱判定温度Tu_ctrlを超えているときは、STEP10からSTEP20に分岐する。この場合、過熱保護処理部12は、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の過熱が生じているおそれがあると判断際して、電動機の駆動装置5の全ユニット(ECU10,ゲート駆動回路20,VCU40,第1PDU50,第2PDU70)の動作を停止する処理(本発明の第1過熱保護処理に相当する)を行う。この場合は、ハイブリッド車両1の動作が不能となる。そして、STEP4に進んで処理が終了する。
一方、素子温度センサ46の検出温度Tu_Lが第1過熱判定温度Tu_ctrl以下であるときには、STEP10からSTEP11に進む。この場合、過熱保護処理部12は、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の過熱は生じていないと判断して、通常制御の継続を許可する。そして、STEP4に進んで処理が終了する。
[VCU40がスイッチング動作中であるとき:STEP2〜STEP3,STEP30]
STEP2で、過熱保護処理部12は、Low側のIGBT45の素子温度センサ46の検出温度Tu_Lが、IGBT45用の第2過熱判定温度Tu_vcuを超えているか否かを判断する。ここで、第2過熱判定温度Tu_vcuは、IGBT45の耐熱温度に応じて、例えば150℃に設定される。
素子温度センサ46の検出温度Tu_Lが第2過熱判定温度Tu_vcuを超えているときは、STEP2からSTEP30に分岐する。この場合、過熱保護処理部12は、VCU40の動作を停止(IGBT43,45を遮断状態とする)して、IGBT45を過熱から保護する処理(本発明の第2過熱保護処理に相当する)を行う。この場合は、ハイブリッド車両1のEV運転モードでの走行が不能になる。そして、STEP4に進んで処理が終了する。
一方、素子温度センサ46の検出温度Tu_Lが第2過熱判定温度Tu_vcu以下であるときには、STEP2からSTEP3に進む。この場合、過熱保護処理部12は、VCU40と、ゲート駆動回路20及びECU10に実装された電子部品の過熱は生じていないと判断して、通常制御の継続を許可する。そして、STEP4に進んで処理が終了する。
次に、図6を参照して、VCU40と第1PDU50と第2PDU70を冷却する冷媒流路100は、ハイブリッド車両1の底面(図中x−yで示した平面)に対して傾けることにより(図6ではθ傾けている)、水の往き方向に対して冷媒流路100の高さ(図中z方向の高さ、鉛直方向の高さ)が漸増すると共に、水の戻り方向に対して冷媒流路100の高さが漸減する状態に配置されている。そして、冷媒流路100の鉛直方向の最高位置にVCU40が配置され、次に第1PDU50が配置され、次に第2PDU70が配置されている。
このように、VCU40と第1PDU50及び第2PDU70を、鉛直方向の最高位置から順に並列した場合、冷媒流路100の漏水が生じて冷媒流路100を流れる水の流量が減少したときに、最高位置にあって水の流量の減少度合が大きくなるVCU40の昇圧動作時のIGBT43,45の温度上昇が特に高くなる。
そこで、過熱保護処理部12は、VCU40が昇圧動作を行っているときには、VCU40のIGBT43,45の検出温度Tu_H,Tu_Lを、他のIGBTよりも優先して監視することにより、冷媒流路100の漏水が生じたときに、冷却不足によるVCU40のIGBT43,45の過熱を速やかに検知してVCU40の動作を停止し、IGBT43,45を保護することができる。
また、VCU40のIGBT43,45の検出温度Tu_H又はTu_Lが第1過熱判定温度Tu_ctrlを超えているときに、電動機の駆動装置5の全ユニット(ECU10,ゲート駆動回路20,VCU40,第1PDU50,第2PDU70)の動作を停止する処理を行うことによって、他の回路の電子部品が過熱状態となることをから保護することができる。
なお、本実施形態では、VCU40が冷媒流路100の鉛直方向の高さが最も高い位置に配置されているため、VCU40のIGBT43,45の検出温度Tu_L,Tu_Hを優先的に監視したが、IGBTの配置態様に応じて、スイッチング動作を行っているIGBTのうち、鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒流路100により冷却されているIGBTの温度を優先的に監視することにより、冷媒流路100の漏水が生じたときにIGBT及び他のユニットの電子部品を速やかに過熱から保護することができる。この場合、スイッチング動作をする頻度が最も高いIGBTを、鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒流路100により冷却されるように配置することが好ましい。
また、本実施形態においては、本発明の電動機の駆動装置をハイブリッド車両に搭載した例を示したが、電源から供給される電力により電動機を駆動する構成を備えた車両であれば、電気自動車や燃料電池車両等の他の種類の電気車両についても本発明の適用が可能である。
また、本実施形態では、本発明のスイッチング素子としてIGBTを示したが、FET等の他の種類のスイッチング素子を用いてもよい。
また、本実施形態では、図3に示したように、筐体110内に制御回路(ECU10,ゲート駆動回路20)と電動機駆動回路(VCU40,第1PDU50,第2PDU70)を収容して、空気により熱が伝播する例を示したが、筐体内を冷却ジェルで満たす態様としてもよい。また、筐体に収容せずに、制御回路と電動機駆動回路を樹脂で一体に封止する態様としてもよい。
1…ハイブリッド車両、10…電動機の駆動装置、11…周囲温度推定部、12…過熱保護処理部、20…ゲート駆動回路、30…バッテリ、40…VCU、43,45…IGBT、44,46…素子温度センサ、50…第1PDU,69…電動機、70…第2PDU、89…発電機、90…エンジン、100…冷媒流路、101…電動水ポンプ、102…ラジエータ。

Claims (14)

  1. 複数のスイッチング素子を有し、電源から供給される直流電力をスイッチング素子によりスイッチングすることによって、電動機を駆動するための電動機駆動電力を出力する電動機駆動回路と、
    前記スイッチング素子の温度を検出する素子温度センサと、
    前記スイッチング素子からの放熱により加熱される位置に配置されて、前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、
    前記制御回路とは離隔し且つ前記電動機駆動回路と接して、前記複数のスイッチング素子を冷却する駆動回路冷却部と、
    前記複数のスイッチング素子の一部がスイッチング動作を停止した状態であるときに、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング動作を停止しているスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定する周囲温度推定部と、
    前記周囲温度推定部により推定された前記制御回路の周囲温度が第1過熱判定温度を超えるときに、前記制御回路を過熱から保護するための第1過熱保護処理を実行する過熱保護処理部と
    を備えたことを特徴とする電動機の駆動装置。
  2. 請求項1に記載の電動機の駆動装置において、
    前記周囲温度推定部は、前記複数のスイッチング素子の一部がスイッチング動作を停止した状態であるときに、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング動作を停止しているスイッチング素子の温度を、前記制御回路の周囲温度として推定することを特徴とする電動機の駆動装置。
  3. 請求項1に記載の電動機の制御装置において、
    前記周囲温度推定部は、前記複数のスイッチング素子の一部がスイッチング動作を停止した状態であるときに、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング動作を停止しているスイッチング素子の温度を、前記制御回路と前記電動機駆動回路の配置位置に応じて補正した温度を、前記制御回路の周囲温度として推定することを特徴とする電動機の駆動装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の電動機の駆動装置において、
    前記電動機駆動回路と前記制御回路は、同一の筐体内に収容されており、前記スイッチング素子からの放熱が該筐体内を伝播することによって、前記制御回路が加熱されることを特徴とする電動機の駆動装置。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の電動機の駆動装置において、
    前記電動機駆動回路は、前記スイッチング素子を有して、前記電源から供給される直流電力を該スイッチング素子のスイッチング動作により昇圧する昇圧回路を有し、
    前記周囲温度推定部は、前記昇圧回路が前記昇圧を行っていないときに、前記素子温度センサにより検出される前記昇圧回路のスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定することを特徴とする電動機の駆動装置。
  6. 請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の電動機の駆動装置において、
    前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子について、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング素子の温度が、前記第1過熱判定温度よりも高い第2過熱判定温度を超えたときに、該スイッチング素子を過熱から保護するための第2過熱保護処理を実行することを特徴とする電動機の駆動装置。
  7. 請求項に記載の電動機の駆動装置において、
    前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、電動車両に搭載され、
    前記駆動回路冷却部は、冷媒の往き方向に対して鉛直方向の高さを漸増させると共に、冷媒の戻り方向に対して鉛直方向の高さを漸減させて、前記電動機駆動回路に接して前記電動車両に配置された冷媒流路を有し、該冷媒流路に冷媒を供給することにより、前記電動機駆動回路のスイッチング素子を冷却
    前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子のうち、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度が、前記第2過熱判定温度を超えたときに、前記第2過熱保護処理を実行することを特徴とする電動機の駆動装置。
  8. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の電動機の駆動装置において、
    前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、電動車両に搭載され、
    前記駆動回路冷却部は、冷媒の往き方向に対して鉛直方向の高さを漸増させると共に、冷媒の戻り方向に対して鉛直方向の高さを漸減させて、前記電動機駆動回路に接して前記電動車両に配置された冷媒流路を有し、該冷媒流路に冷媒を供給することにより、前記電動機駆動回路のスイッチング素子を冷却
    前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子のうち、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度が、前記第1過熱判定温度を超えたときに、前記第1過熱保護処理を実行することを特徴とする電動機の駆動装置。
  9. 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の電動機の駆動装置において、
    前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、発電機を備えた電動車両に備えられ、
    前記電動機駆動回路は、スイッチング素子を有して、前記電源から供給される直流電力を該スイッチング素子のスイッチング動作により昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路及び前記電動機に接続されて、スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により前記昇圧回路から出力される直流電力から前記電動機駆動電力を生成して、前記電動機に出力する第1駆動回路と、該第1駆動回路及び前記発電機に接続されて、スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により前記発電機から出力される電力を直流電力に変換して該第1駆動回路に出力する第2駆動回路とを有し、
    前記周囲温度推定部は、前記昇圧回路と前記第1駆動回路と前記第2駆動回路とのうち、スイッチング素子のスイッチング動作が行われていない回路に備えられたスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定することを特徴とする電動機の駆動装置。
  10. 複数のスイッチング素子を有し、電源から供給される直流電力をスイッチング素子によりスイッチングすることによって、電動機を駆動するための電動機駆動電力を出力する電動機駆動回路と、
    前記スイッチング素子の温度を検出する素子温度センサと、
    前記スイッチング素子からの放熱により加熱される位置に配置されて、前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、
    前記複数のスイッチング素子の一部がスイッチング動作を停止した状態であるときに、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング動作を停止しているスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定する周囲温度推定部と、
    前記周囲温度推定部により推定された前記制御回路の周囲温度が第1過熱判定温度を超えるときに、前記制御回路を過熱から保護するための第1過熱保護処理を実行する過熱保護処理部と
    を備え、
    前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子について、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング素子の温度が、前記第1過熱判定温度よりも高い第2過熱判定温度を超えたときに、該スイッチング素子を過熱から保護するための第2過熱保護処理を実行し、
    前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、電動車両に搭載され、
    冷媒の往き方向に対して鉛直方向の高さを漸増させると共に、冷媒の戻り方向に対して鉛直方向の高さを漸減させて、前記電動機駆動回路に接して前記電動車両に配置された冷媒流路を有し、該冷媒流路に冷媒を供給することにより、前記電動機駆動回路のスイッチング素子を冷却する駆動回路冷却部を備え、
    前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子のうち、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度が、前記第2過熱判定温度を超えたときに、前記第2過熱保護処理を実行することを特徴とする電動機の駆動装置。
  11. 請求項10に記載の電動機の制御装置において、
    前記電動機駆動回路と前記制御回路は、同一の筐体内に収容されており、前記スイッチング素子からの放熱が該筐体内を伝播することによって、前記制御回路が加熱されることを特徴とする電動機の駆動装置。
  12. 請求項10又は請求項11に記載の電動機の制御装置において、
    前記電動機駆動回路は、前記スイッチング素子を有して、前記電源から供給される直流電力を該スイッチング素子のスイッチング動作により昇圧する昇圧回路を有し、
    前記周囲温度推定部は、前記昇圧回路が前記昇圧を行っていないときに、前記素子温度センサにより検出される前記昇圧回路のスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定することを特徴とする電動機の制御装置。
  13. 請求項10又は請求項11に記載の電動機の駆動装置において、
    前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、発電機を備えた電動車両に備えられ、
    前記電動機駆動回路は、スイッチング素子を有して、前記電源から供給される直流電力を該スイッチング素子のスイッチング動作により昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路及び前記電動機に接続されて、スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により前記昇圧回路から出力される直流電力から前記電動機駆動電力を生成して、前記電動機に出力する第1駆動回路と、該第1駆動回路及び前記発電機に接続されて、スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により前記発電機から出力される電力を直流電力に変換して該第1駆動回路に出力する第2駆動回路とを有し、
    前記周囲温度推定部は、前記昇圧回路と前記第1駆動回路と前記第2駆動回路とのうち、スイッチング素子のスイッチング動作が行われていない回路に備えられたスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定することを特徴とする電動機の駆動装置。
  14. 複数のスイッチング素子を有し、電源から供給される直流電力をスイッチング素子によりスイッチングすることによって、電動機を駆動するための電動機駆動電力を出力する電動機駆動回路と、
    前記スイッチング素子の温度を検出する素子温度センサと、
    前記スイッチング素子からの放熱により加熱される位置に配置されて、前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、
    前記複数のスイッチング素子の一部がスイッチング動作を停止した状態であるときに、前記素子温度センサにより検出される該スイッチング動作を停止しているスイッチング素子の温度に基づいて、前記制御回路の周囲温度を推定する周囲温度推定部と、
    前記周囲温度推定部により推定された前記制御回路の周囲温度が第1過熱判定温度を超えるときに、前記制御回路を過熱から保護するための第1過熱保護処理を実行する過熱保護処理部とを備え、
    前記電動機と前記電動機駆動回路と前記制御回路とは、電動車両に搭載され、
    冷媒の往き方向に対して鉛直方向の高さを漸増させると共に、冷媒の戻り方向に対して鉛直方向の高さを漸減させて、前記電動機駆動回路に接して前記電動車両に配置された冷媒流路を有し、該冷媒流路に冷媒を供給することにより、前記電動機駆動回路のスイッチング素子を冷却する駆動回路冷却部を備え、
    前記過熱保護処理部は、スイッチング動作をしているスイッチング素子のうち、前記冷媒流路の鉛直方向の高さが最も高い位置で冷媒により冷却されているスイッチング素子の、前記素子温度センサにより検出される温度が、前記第1過熱判定温度を超えたときに、前記第1過熱保護処理を実行することを特徴とする電動機の駆動装置。
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