JP5926416B1 - 布ナプキンシート - Google Patents

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Abstract

【課題】 肌への負担を軽減し、洗濯の手間、着用時の違和感や不快感、装着時の美観の低下を改善すること。【解決手段】 糊剤により下着に固定可能な衛生生理用品に装着して用いられる天然素材もしくは肌に優しい素材で形成された布ナプキンシートに対して、該布ナプキンシートの長手方向両端付近に設けられ前記衛生生理用品に取り付けたり取り外したりするための着脱手段を備え、当該着脱手段を用いて衛生生理用品に取り付けられたときには、衛生生理用品の人体接触部分を覆い、衛生生理用品の下着側の全部又は一部は開放状態になっていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、おりものシート、尿漏れパット等の衛生生理用品に装着して使用する布製シート(以下、「布ナプキンシート」という。)に関する。
従来、女性の生理用ナプキンや尿漏れ用ナプキンとしては、排泄物を吸収するものとして、保水性や防水性に優れた使い捨てができるポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、高分子吸収体などの化学繊維を用いたナプキン(以下、「ケミカルナプキン」という。)が知られている。(例えば、特許文献1を参照)。
また、このケミカルナプキンに対して、肌への安全性や繰り返し使える経済性、環境性を考慮した布や絹などの天然素材を用いたナプキン(以下、「布ナプキン」という。)も知られている。(例えば、特許文献2を参照)。
特表2009−507547号公報 特開2004−337204号公報
ケミカルナプキンの多くは糊剤等により簡便に下着に装着でき、安価に製造できるものの、化学繊維を原料としているため、素材による通気性の悪さからくるカブレや痒みなどの肌への負担がある。一方、天然素材を用いた布ナプキンは、肌への負担は軽減されるものの洗濯が増えたり、製造工程の手間が多くコストが高くなるという問題がある。また、ホックやボタンによって下着に装着するタイプのナプキンは、肌に当たり違和感や不快感を生じたり、装着時の美観が低下するという問題がある。
本発明は、上述のかかる事情に鑑みてなされたものであり、肌への負担を軽減し、洗濯の手間、着用時の違和感や不快感、装着時の美観の低下を改善することのできる布ナプキンシートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る布ナプキンシートは、糊剤により下着に固定可能な衛生生理用品に装着して用いられる天然素材もしくは肌に優しい素材で形成された布ナプキンシートであって、該布ナプキンシートの長手方向両端付近に設けられ前記衛生生理用品に取り付けたり取り外したりするための着脱手段を有し、
当該着脱手段を用いて前記衛生生理用品に取り付けられたときには、前記衛生生理用品の人体接触部分を覆い、前記衛生生理用品の下着側の全部又は一部は開放状態(すなわち布ナプキンシートに覆われていない状態)になっていることを特徴とする。
ここで、衛生生理用品とは、所謂ケミカルナプキンと布ナプキンとを含む趣旨である。
本発明では、天然素材等の布ナプキンシートが人体に接触し、衛生生理用品は直接人体に接触しないので、肌への負担を軽減することができる。また、下着側には開放部が設けられるので、衛生生理用品の粘着力を用いて下着に固定することができる。
この布ナプキンシートは、装着する衛生生理用品の大きさ若しくはそれよりも若干小さい大きさで、一枚又は二枚合せの経血透過可能な布で形成するのが好ましい。
前記着脱手段は、衛生生理用品の端部を通して該衛生生理用品に固定可能なバンド、衛生生理用品の端部を挿入して固定可能なポケット、衛生生理用品に予め備えられている下着に装着するための糊剤を利用して固定可能な接着部、衛生生理用品に接触する面に設けられた摩擦部材、又は衛生生理用品の端部を差し込んで固定可能な切り込みのいずれかの手法であることを特徴とする。なお、前記接着部は、衛生生理用品の糊剤が付着されている範囲の一部に挿入して衛生生理用品と共に下着に固定されるように形成される。上述した着脱手段は、布ナプキンシートの長手方向の両端部に設けられるが、両端部は同じ手法を用いても良いし、異なる手法の組合せで実現するようにしても良い。
前記バンドは、布ナプキンシートの長手方向両端から所定長中心方向へ戻った位置であって、両ナプキンシート平面両端から引き出されていることを特徴とする。前記所定長は1〜3cmの範囲、特に略2cmが好ましい。また前記ポケットは、布ナプキンシートの長手方向端部に1cm〜3cm(好ましくは略2cm)の深さで裏返し可能に形成されるのが良い。
さらにこのバンドあるいはポケットをシート状の磁石部材で形成したり、布ナプキンシート本体の長手方向両端に磁石部材を介装することにより、布ナプキンシートを衛生生理用品の長手方向のみならず、短手方向に下着と共に巻いて固定して用いるような場合でも、良好に使用することができる。
以上のごとく、本発明による布ナプキンシートは、天然素材や肌に優しい素材の布を衛生生理用品の人体肌の接触部分との間に配置して使用されるため、衛生生理用品の化学繊維の影響等によるカブレや痒みという問題を解消することがきる。また、この布ナプキンシートは、衛生生理用品の表面上に装着されるので、漏れに対する不安もなく、経血は当該布ナプキンシートを透過して衛生生理用品に吸収されるため、当該布ナプキンシート自体に吸収体は必要なく、装着時のゴワゴワ感を無くし薄く形成することができる。このため洗濯においては、ハンカチを洗うように簡単に手洗いができる上に乾きも早く、衛生的である。
また、この布ナプキンシートは、糊剤により下着に固定可能な衛生生理用品に装着するため、ホックやボタンによって下着に装着するタイプのナプキンに比べて外観的に違和感なく、また従来のような吸収機能を有する布地を使わないので、コストも掛からないという利点がある。特に、布ナプキンシートを通すことによって経血の広がりを調整するため、布ナプキンシートだけを取り替えるだけで済み、衛生生理用品の取り替え回数が少なくなるので経済性や環境性も向上する。
本実施の形態による布ナプキンシートの概要説明図である。 本発明の実施例1に係る布ナプキンシートの構成図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は右側面図、図2(c)は背面図、図2(d)は底面図である。 図2の布ナプキンシートの製造方法の説明図であり、図3(a)は2つの本体片の間に着脱手段(バンド)を挟んだ状態の正面図、図3(b)は図3(a)の底面図、図3(c)は図3(a)の状態で縫合したときの縫合線を示す図である。 本発明の実施例2に係る布ナプキンシートの構成図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は右側面図、図4(c)は背面図、図4(d)は底面図である。 本発明の実施例3に係る布ナプキンシートの構成図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は右側面図、図5(c)は背面図、図5(d)は底面図である。 本発明の実施例4に係る布ナプキンシートの構成図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は右側面図、図6(c)は背面図、図6(d)は底面図である。 本発明の実施例5に係る布ナプキンシートの構成図であり、図7(a)は正面図、図7(b)は右側面図、図7(c)は背面図、図7(d)は底面図である。 本発明の第2の実施の形態における布ナプキンシートの装着状態の説明図である。 本発明の第2の実施の形態における布ナプキンシートの装着準備段階の説明図である。 本発明の第2の実施の形態における他の実施例による布ナプキンシート本体の構成の説明図である。 本発明の第3の実施の形態によるバンドを用いた布ナプキンシートの構成図であり、図11(a)は正面図、図11(b)は右側面図、図11(c)は背面図、図11(d)は底面図である。 本発明の第3の実施の形態によるポケットを用いた布ナプキンシートの構成図であり、図12(a)は正面図、図12(b)は右側面図、図12(c)は背面図、図12(d)は底面図である。 本発明の第3の実施の形態における布ナプキンシートの装着方法の説明図である。
以下に本発明に係る布ナプキンシートの第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本実施の形態による布ナプキンシート1は、概略的には布ナプキンシート本体(以下、単に「本体」とういう。)10と、本体10の長手方向付近に設けられた着脱手段20とで構成される。この着脱手段20は、本体10をケミカルナプキン2へ取り付けたり、取り外したりするものである。なお、以下の説明において、布ナプキンシート1をケミカルナプキン2に装着する場合について説明するが、本発明による布ナプキンシート1は、これに限られず、糊剤により下着に固定可能な衛生生理用品に対して適用可能である。
本体10は、経血透過可能であって綿や絹などの天然素材やその他の肌に優しい素材(以下、単に「天然素材」という。)で作ることができる。この本体10はケミカルナプキン2と短手方向、長手方向共にそれぞれ同程度のサイズで形成するのが好ましい。ただし、本体10のサイズはこれに限られず、少なくともケミカルナプキン2に装着したときに当該ケミカルナプキン2の人体に接触する部分が本体10に覆われていれば十分である。
(実施例1)
以下、着脱手段20として、伸縮素材で形成された2つのバンド21a,21bを用いた実施例に基づいて説明する。図2に示すように、このバンド21a,21b、本体10の長手方向の両端からそれぞれ一定の長だけ中央方向へよった位置に取り付けられている。一定の長さは、たとえば1cm程度にすることができるが、ケミカルナプキン2に安定的に装着できればこれに限られるものではない。バンド21a,21bの長さは、本体10の幅と同じである。
以下、本実施例による布ナプキンシート1の製造方法について説明する。図3(a)にいおいて、長手方向を縦(上下方向)として、ケミカルナプキン2より一回り大きいサイズの本体片10a,10bを用意する。なお、本実施例による布ナプキンシートにおいては縦方向については、1〜2cm程度小さくても良い。そして、本体片10a,10bの間に2つのバンド21a,21bを上下端からそれぞれ1cmの位置に横長に配置する。即ち、図3(b)に示すように2つのバンド21a,21bを本体片10a,10bでサンドイッチ状態に挟む。このように本体片10a,10bが重ねられた状態で2つのバンド21a,21bと共に周囲を縫合する。図3(c)において縫合線5でこの状態を示す。このとき、周囲全体を縫合するのではなく、本体片10a,10bの未縫合の箇所6を少し(たとえば2cm程度)残しておく。この未縫合箇所から本体片10a,10bで覆われた内部である内側と外側(以下、内外という)を反転させると、図2に示すように2つのバンド21a,21bが表面に露出する。この状態で完成とすることにしても良いが、さらに本体片10a,10bの縁を、縁から2mm程度で一周縫い合わせるようにしても良い。
このようにして製造された布ナプキンシート1の本体10の長手方向両端付近にはバンド21a,21bが取り付けられた状態になっている。このバンド21a,21bは本体10と同様の布、たとえば天然素材の無地の布で形成することもできるが、伸縮性のある天然素材やシリコンなどの人工素材などを用いることもできる。このバンド21a,21bにより、ケミカルナプキン2に適度な締め付け力をもって滑りにくい状態で装着することができる。使用時は、バンド21a,21bをケミカルナプキン2の長手方向の端部から通し、バンド21a,21bと本体10との間に出来た空間にケミカルナプキン2を挿入する。そして、図2において本体10がケミカルナプキンの肌に当たる側になるように装着する。使用後はバンド21a,21bを伸ばすようにして容易に外すことができる。
従来の布ナプキンの場合は、下着との固定にホックやボタンといった金具を使用するので、肌に当たった際に違和感を生じ、洗濯も面倒であったが、本実施例による布ナプキンシート1は、そのような違和感を生じさせず洗濯も容易になる。また、バンド21a,21bの締め付け力により使用時のケミカルナプキン2からのずれを抑制することができる。また、ケミカルナプキン2の下着側は布ナプキンシート1の本体10で覆われていないので、ケミカルナプキンが本来有している粘着力によって下着に安定的に装着することができる。
(実施例2)
次に図4に基づいて着脱手段20として、2つのポケット22a,22bを用いた実施例を説明する。本実施例は、ケミカルナプキン2への着脱手段20をポケットとした布ナプキンシートである。ポケット22a,22bは、本体10の長手方向の両端にそれぞれ設けられ、ケミカルナプキン2の長手方向の末端部と形状を同じくする。このポケット22a,22bは、実施例1で用いた素材を用いることもできるが、本体10と同じ天然素材あるいは伸縮性のある素材を用いるのが好ましい。本体10の縦横のサイズはケミカルナプキンと同じである。
次に本実施例による布ナプキンシート1の製造方法について説明するが、基本的には実施例1と同様であるので特に図示しない。
向い合わせにされた本体片10a,10bの間にポケット22a,22bを配置する。即ち、2つのポケット22a,22bを本体片10a,10bでサンドイッチにした状態にする。なお、ポケット22a,22bは、ケミカルナプキンの上下の末端部とそれぞれ形状を同じくするものである。
そして本体片10a,10bの周囲をポケット22a,22bと共に縫合する。このとき、周囲全体を縫合するのではなく、本体片10a,10bの未縫合の箇所を少し残しておくのは実施例1と同様である。この未縫合箇所から内外を反転させてポケット片を露出させる。そして、必要により本体片10a,10bの縁を一周縫い合わせて布ナプキンシート1を完成させる。ポケット22a,22bの深さは1〜3cm程度が好ましいがこれに限られるものではない。
使用時は、このポケット22a,22bにケミカルナプキン2の長手方向の末端部をそれぞれ差し込むことによって、布ナプキンシート1をケミカルナプキン2に装着する。
(実施例3)
次に図5を用いて、着脱手段20として布ナプキンシートの長手方向の両端からそれぞれ延出する布片23a,23bを用いた実施例を説明する。
本実施例はケミカルナプキン2に予め備えられている、下着に装着するための糊剤を利用したものである。本実施例による布片23a,23bのサイズは、縦5cm×横1cm程度の長方形のシリコンシートなど糊剤につけても簡単に脱着可能な素材を用いることができる。
次に本実施例による布ナプキンシート1の製造方法について説明する。
向い合わせの2枚の本体片10a,10bの間に、長手方向の上下端のそれぞれから中心方向に向けて紐状の布片を縦長に配置する。そして、2枚の本体と共に布片を縫い合わせ、未縫合箇所から内外を反転させると、図5に示すように布本体の上下端から布片が突出している形態になっている。使用時は、この布片23a,23bをケミカルナプキン2の下着面側に回す。このケミカルナプキンの下着面には糊剤が施されているので、これにより布片が固定される。この状態で本布ナプキンシートが装着されたケミカルナプキン2が下着に付着されると、布片と下着との摩擦によってさらに抜けづらくなるので、布ナプキンシート1を安定的にケミカルナプキン2に取り付けることができる。
(実施例4)
次に、着脱手段20として、布ナプキンシートの裏面すなわちケミカルナプキン側に摩擦部材24a,24bを用いた実施例を図6に示す。
この摩擦部材は、本体表面に直接付着させるものである。これにより、着用時に、下着と人体とのあっぱく力により、布ナプキンシートの摩擦部材とケミカルナプキンとの摩擦によってずれを防止することができる。
(実施例5)
次に、着脱手段20として、本体片10a,10bに切り込みを入れた実施例を図7に示す。本体片10a,10bは、ケミカルナプキンの縦幅よりも所定長(たとえば2cm)短くして、本体の上下端からそれぞれ1cm程度のところ2箇所に、左右の端3mm程度残すように横方向に切り込み25a,25bを入れる。使用時には、この切り込みにケミカルナプキン2の上下端をそれぞれ挿入することによって、布ナプキンシートをケミカルナプキンに装着する。
以上、本実施の形態によれば、ケミカルナプキン表面が直接人体肌に接触しないので、ケミカルナプキンの化学繊維の影響等によるカブレや痒みという問題を解消することがきる。また、経血は当該布ナプキンシートを透過してケミカルナプキンに吸収されるため、当該布ナプキンシート自体に吸収体は必要なく、薄く肌触りの良い天然素材を用いて形成することができる。このため洗濯においては、ハンカチを洗うように簡単に手洗いができる上に乾きも早く、衛生的に反復して使用することができる。
なお、本実施の形態では、2枚の布を合せて布ナプキンシートを製造する場合について説明したが、勿論1枚の布で製造するようにしても良い。特に実施例1のバンド等で天然素材とは異なる素材を使用する場合は、付け心地あるいは布ほつれ等の見た目の効果を考慮して、2枚合せにするのが良い。また、2枚あわせにする際に、布ほつれを防ぐのに2枚の布の端をそれぞれ折り返して縫い合わせることによってその縫い合わせ部分は4枚(4層)になる。このため、本実施の形態による布ナプキンシートは、その外周が少し盛り上がることになるため横漏れ防止の土手の効果を有する。また、繰り返し洗いの際の型崩れの予防にもなる。なお、2枚重ねに限らず、3枚,4枚などさらに重ねることも勿論可能である。しかしながら、表面に現れない内側の布が存在することになるため、この布部分がしっかりと洗浄されているか、また乾いているかの確認が困難になる。したがって、繰り返し洗いの際の利便性を考慮すると2枚合せとするのが最適である。
また、布の素材は綿や絹の天然素材がよく、特に絹は人間の肌細胞と同様のタンパク質を原料としているので肌なじみが良く、抗菌性,保温性,通気性の特徴を活かし、表裏の2枚の本体布のうちの少なくとも1枚を絹にするのが好ましい。
本実施の形態の布ナプキンシートのサイズは、基本的にケミカルナプキンに基づいて定められる。例えば昼用、夜用など月経血の状態によってケミカルナプキンのサイズが分かれているので、これらのサイズに合せた布ナプキンシートを用いるのが好ましい。
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、第1の実施の形態で説明した実施例1,2の着脱手段20であるバンド、ポケット片としてシート状の磁石部材(マグネットシート)を使用したものである。なお、マグネットシートに代えて、布に磁性体材料を混入し又はマグネットシートを貼付するようにしても良い。マグネットシートとしては、その表面同士を接近させたとき、十分吸引力を発揮するものを使用する。
以下、着脱手段20として、マグネットシートなどの磁性による吸引力を用いた場合の布ナプキンシートの使用例を示す。
まず、標準的な使用方法は、第1の実施の形態の実施例1および実施例2で述べたとおりである。図8は、本布ナプキンシートをケミカルナプキンと共に下着に巻きつけて使用する際の説明図である。この図において、使用者は、ケミカルナプキンをまず下着へ貼付し、布ナプキンシートの長手方向で巻きつけるものである。このとき、布ナプキンシートの両端部の着脱手段20を予め図9のように互い違いにしておく。すなわち一方が布ナプキンシートの表側を向いている場合は、他方は裏側を向くようにしておく。そうすると、布ナプキンシートを巻いたときに、着脱手段が対峙して、両面が接触しその吸引力によって安定的に止めることができる。
本実施の形態による布ナプキンシートによれば、第1の実施の形態で述べた使用方法に限定されず、布ナプキンシートをケミカルナプキンとともに下着に巻きつけて使用することができるので、多様的な使用が可能になる。特にケミカルナプキンの粘着力が弱いような場合や第1の実施の形態での使用方法が合わない使用者にとって有益な効果を奏するものである。
(マグネットシートの他の実施例)
なお、第1の実施の形態の実施例1〜実施例5による布ナプキンシート1において、その本体片10a,10bの間にマグネットシート26a,26bを介装するようにしても良い。すなわち、図10に示すように、マグネットシート26a,26bを布ナプキンシート1の本体10の両端に備え、さらに各実施例1〜5のいずれかの着脱手段20(図示せず)を備えることにより、布ナプキンシート1をケミカルナプキン2の長手方向、短手方向のいずれの方向にも装着することができる。
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、第1の実施の形態で説明した実施例1,2の構成のバンド、ポケット片の形状において中央部分の寸法を長くして凸状にしたことを特徴としている。
たとえば、図11は、図2のバンドの中央部分の寸法を両端に比べて長くしたもの、図12は、図4のポケットの中央部分を両端に比べて長くしたものである。
この構成により、第2の実施の形態で説明したように、ケミカルナプキンと下着とを一緒に包んで使用するときに、図13のように、表裏で反転された着脱手段20を係止させることができる。なお図13は、図8におけるA−A断面に相当する方向から見たときの下着3とケミカルナプキン2を布ナプキンシート1で包む際の概要図である。
ポケット型についても同様であり、中央が幅広になっている凸状形態であるがゆえに、図12のようにして係止させることができ、これにより巻いた状態を安定的に維持することができる。
図11、図12に示す布ナプキンシート1は、第1の実施の形態で説明した使用方法、すなわちケミカルナプキン2の長手方向両端に布ナプキンシート1の着脱手段20を装着するという方法で使用することも可能であることは言うまでもない。
本実施の形態によるバンドまたはポケットは、本体よりも硬いあるいは厚い素材で形成するのが係止状態を維持する上で好ましい。なお、バンドまたはポケットの素材を第2の実施の形態で説明したマグネットシートや磁性体を含む素材にした場合は、本実施の形態による形状との相乗効果により、その厚さをより薄くすることができる。
なお上記各実施例の図2、図4〜図7、図11および図12において、左側面図は右側面図に対称、平面図(上面図)は底面図に対称に現れる。
1 布ナプキンシート
2 ケミカルナプキン
3 下着
5 縫合線
6 未縫合箇所
10 布ナプキンシート本体(本体)
10a,10b 本体片
20 着脱手段
21a,21b バンド
22a,22b ポケット
23a,23b 布片
24a,24b 摩擦部材
25a,25b 切り込み
26a,26b マグネットシート

Claims (3)

  1. 糊剤により下着に固定可能な衛生生理用品に装着して用いられる天然素材で形成された布ナプキンシートであって、
    該布ナプキンシートの長手方向両端付近にそれぞれ設けられ前記衛生生理用品に取り付けたり取り外したりするための着脱手段を有し、各着脱手段は、前記衛生生理用品の長手方向両端部にそれぞれ着脱するものであり、
    前記各着脱手段を用いて前記衛生生理用品に取り付けられたときには、前記衛生生理用品の人体接触部分を覆い、前記衛生生理用品の下着側の全部又は一部は開放状態になっている開放部が形成され、当該開放部の前記糊剤の粘着力をもって前記下着に固定されることを特徴とする布ナプキンシート。
  2. 前記着脱手段は、前記衛生生理用品の端部を通して該衛生生理用品に固定可能なバンドと、前記衛生生理用品の端部を挿入して固定可能なポケットと、前記衛生生理用品に予め備えられている下着に装着するための糊剤を利用して固定可能な接着部と、前記衛生生理用品に接触する面に設けられた摩擦部材と、前記衛生生理用品の端部を差し込んで固定可能な切り込みと、のうち少なくとも一つを用いて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の布ナプキンシート。
  3. 糊剤により下着に固定可能な衛生生理用品に装着して用いられる天然素材で形成された布ナプキンシートにおいて、
    該布ナプキンシートの長手方向両端付近にそれぞれ設けられ前記衛生生理用品に取り付けたり取り外したりするための着脱手段であって、前記衛生生理用品の端部を通して該衛生生理用品に固定可能なバンドと、前記衛生生理用品の端部を挿入して固定可能なポケットと、前記衛生生理用品に接触する面に設けられた摩擦部材と、前記衛生生理用品の端部を差し込んで固定可能な切り込みと、のうち少なくとも一つを用いて形成された着脱手段を備え、
    前記布ナプキンシートの長手方向両端付近に磁石部材をそれぞれ備え、または、前記着脱手段が前記バンドあるいは前記ポケットの場合は前記着脱手段は磁石部材で形成され、前記磁石部材により前記布ナプキンシートの長手方向両端部が互いに係止可能であることを特徴とする布ナプキンシート。
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