JP5926153B2 - クレードル、テーブル、および医用装置 - Google Patents
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Description
前記被検者を支持するための複数のプレートと、
前記複数のプレートのうちの互いに隣り合う第1のプレートおよび第2のプレートを互いに接続する接続部材であって、前記第1のプレートと前記第2のプレートとの成す角度を変更することができるように、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに接続する接続部材と、
前記第1のプレートに設けられた固定部材であって、前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに固定する固定部材と、
を有する、クレードルである。
前記クレードルは、
前記被検者を支持するための複数のプレートと、
前記複数のプレートのうちの互いに隣り合う第1のプレートおよび第2のプレートを互いに接続する接続部材であって、前記第1のプレートと前記第2のプレートとの成す角度を変更することができるように、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに接続する接続部材と、
前記第1のプレートに設けられた固定部材であって、前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに固定する固定部材と、
を有する、テーブルである。
また、クレードルは、互いに隣り合うプレートを固定する固定部材を有している。固定部材でプレートを固定することにより、クレードルを移動させたときに隣り合うプレート間の距離が変化してしまうことを防止できる。
図1は、本発明の第1の形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、牽引装置4、受信コイル5などを有している。
MR装置100は、上記のように構成されている。
次に、テーブル3の構造について詳細に説明する。
図2(a)はテーブル3の斜視図、図2(b)はテーブル3の分解斜視図である。
テーブル3は、被検者12を支持するクレードル31と、クレードル31を支持するクレードル支持台32とを有している。
図3(a)はクレードル支持台32の斜視図、図3(b)はクレードル支持台32の側面図である。
クレードル支持台32は、支柱部33、固定支持部材34、可動支持部材35、および可動支持部材36などを有している。
図4(a)は可動支持部材35を回転させる前の図である。
可動支持部材35が回転する前は、可動支持部材35は、固定支持部材34に対して水平に保持されている。図4(a)に示す状態から、シリンダー39が伸長すると、可動支持部材35が固定支持部材34に対して上側に回転する。図4(b)に、シリンダー39の伸長により可動支持部材35が上側に回転した様子を示す。
クレードル31は、3個のプレート41、42、および43を有している。プレート41とプレート42は、接続部材44Aおよび44Bで接続されている。接続部材44Aおよび44Bは、プレート42がプレート41に対して矢印P方向(図7の側面図参照)に動くことができるように、プレート41および42を互いに接続している。接続部材44Aおよび44Bは曲がることができるように構成されており、接続部材44Aおよび44Bが曲がることにより、プレート42をプレート41に対してP方向(図7の側面図参照)に動かすことができる。接続部材44Aおよび44Bは、例えば、多関節リンクを用いることができる。
図8(a)は、プレート42をプレート41に対して上側に動かし、プレート43をプレート41に対して下側に動かしたときのクレードル31の側面図であり、図8(b)は、プレート42をプレート41に対して下側に動かし、プレート43をプレート41に対して上側に動かしたときのクレードル31の側面図である。
図8に示すように、クレードル31は、プレート41とプレート42との成す角度θa、プレート41とプレート43との成す角度θbを変更することができるように構成されている。
図9は、クレードル31の内部の構造を示す図である。図9(a)はクレードル31の斜視図であり、図9(b)はクレードル31の平面図である。
プレート41には、プーリー46および2つのピン47Aおよび47Bが埋め込まれている。ピン47Aは、接続部材44Aと接続部材45Aとの間に位置しており、ピン47Bは、接続部材44Bと接続部材45Bとの間に位置している。
クレードル31は上記のように構成されている。
図14(a)および(b)は、それぞれ、椅子に変形する前のテーブル3の上面図および側面図である。
テーブル3を椅子に変形させる場合、図14(a)に示すように、ピン47Aおよび47Bをプレート41の内部に収納しておく。ピン47Aおよび47Bをプレート41の内部に収納した後、シリンダー39を伸長させるとともに、シリンダー40を収縮させる(図15参照)。
シリンダー39が伸長すると、クレードル支持台32の可動支持部材35が固定支持部材34に対して矢印A方向に回転する。可動支持部材35が回転すると、可動支持部材35の上に位置しているプレート42も矢印A方向に回転する。
(1)座面31a(クレードル31のプレート41)
(2)背もたれ31b(クレードル31のプレート42)
(3)フットレスト31c(クレードル31のプレート43)
ステップST1では、テーブル3を椅子に変形する(図18参照)。
オペレータはマグネット2の操作パネル(図示せず)を操作し、テーブル3を椅子に変形する。ここでは、クレードル31のプレート42がフットレスト31bになるようにテーブル3を変形した例(図16参照)が示されている。可動支持部材35および36の角度は、それぞれθaおよびθbに設定されている。ピン47Aおよび47Bは、プレート41に収納されている。
テーブル3を椅子に変形させた後、ステップST2に進む。
図19は、椅子に変形したテーブル3に被検者12が座ったときの様子を示す図である。
オペレータは、椅子に変形したテーブル3の高さを、被検者12が腰掛けやすい位置に調整し、被検者12を座らせる。被検者12は、座面31aに腰を下ろし、背もたれ31bに寄り掛かるように座る。被検者12を座らせた後、ステップST3に進む。
被検者12をスキャンする場合、撮影部位(本形態では腹部)の位置を移動するために、スキャン中に、クレードル31を移動させることがある。図24には、クレードル31の位置を−z方向に移動させるときの様子が示されている。クレードル31を−z方向に移動させる場合、牽引装置4でクレードル31を−z方向に押す。しかし、接続部材44A、44B、45A、および45Bは曲がることができるように構成されているので、ピン47Aおよび47Bをプレート43および42に差し込まない場合、各接続部材はプレートからの力を受けて曲がってしまうことがある。図24では、接続部材44Bが曲がった例を概略的に示してある。このように接続部材が曲がってしまうと、隣り合うプレート間の距離Δdが変化してしまい、撮影部位を所望の位置に移動させることができないなどの問題が生じる恐れがある。したがって、クレードルを移動させても、隣り合うプレート間の距離Δdが変化しないことが必要となる。そこで、本形態では、ピン47Aおよび47Bをプレート43および42に差し込んでいる。ピン47Aおよび47Bをプレート43および42に差し込んだ場合、プレート43および42はプレート41に対して固定される。したがって、クレードルを移動させても、隣り合うプレート間の距離Δdが変化しないようにすることができる。
被検者12をスキャンが終了したら、ステップST6に進む。
第2の形態は、テーブル3の構造が第1の形態と異なるが、その他の構成は、第1の形態と同じであるので、第2の形態については、主にテーブル3の構造について説明する。
図34(a)はテーブル3の斜視図、図34(b)はテーブル3の分解斜視図である。
テーブル3は、被検者12を支持するクレードル51と、クレードル51を支持するクレードル支持台52とを有している。
図35(a)はクレードル支持台52の斜視図、図35(b)はクレードル支持台52の側面図である。
クレードル支持台52は、支柱部53、固定支持部材54、4枚の可動支持部材55〜58などを有している。
接続部材61〜64は、例えば多関節リンクを使用することができる。
図36はクレードル51の斜視図である。
クレードル51は、5個のプレート71〜75と、接続部材81Aおよび81B〜84Aおよび84Bとを有している。接続部材81Aおよび81B〜84Aおよび84Bは、以下のように構成されている。
接続部材82Aおよび82B: 接続部材82Aおよび82Bは、プレート73がプレート71に対して矢印Q方向に動くことができるように、プレート71および73を互いに接続している。接続部材82Aおよび82Bは曲がることができるように構成されており、接続部材82Aおよび82Bが曲がることにより、プレート73をプレート71に対してQ方向に動かすことができる。
接続部材83Aおよび83B: 接続部材83Aおよび83Bは、プレート74がプレート72に対して矢印R方向に動くことができるように、プレート72および74を互いに接続している。接続部材83Aおよび83Bは曲がることができるように構成されており、接続部材83Aおよび83Bが曲がることにより、プレート74をプレート72に対してR方向に動かすことができる。
接続部材84Aおよび84B: 接続部材84Aおよび84Bは、プレート75がプレート73に対して矢印S方向に動くことができるように、プレート73および75を互いに接続している。接続部材84Aおよび84Bは曲がることができるように構成されており、接続部材84Aおよび84Bが曲がることにより、プレート75をプレート73に対してS方向に動かすことができる。
図37は、クレードル51の内部の構造を示す図である。
プレート71には、プーリー91および2つのピン92Aおよび92Bが埋め込まれている。プレート73には、ピン92Aが差し込まれるブッシュ93Aが埋め込まれており、プレート72には、ピン92Bが差し込まれるブッシュ93Bが埋め込まれている。
クレードル51は上記のように構成されている。
(1)可動支持部材55を固定支持部材54に対して下側に回転させ、可動支持部材56を固定支持部材54に対して上側に回転させる。
(2)可動支持部材55と可動支持部材57との間の成す角度が90°になるように可動支持部材57を回転させる。
(1)座面71a(クレードル51のプレート71)
(2)背もたれ71b(クレードル51のプレート73)
(3)ヘッドレスト71c(クレードル51のプレート75)
(4)踏み台71d(クレードル51のプレート74)
3 テーブル
4 牽引装置
5 受信コイル
6 送信器
7 勾配磁場電源
8 受信器
9 制御部
10 操作部
11 表示部
12 被検者
21 ボア
31、51 クレードル
31a、71a 座面
31b、71b 背もたれ
31c フットレスト
32、52 クレードル支持台
33、53 支柱部
34、54 固定支持部材
35、36、55、56、57、58 可動支持部材
37、38、65、66、67、68 接続部材
39、40 シリンダー
41、42、43、71、72、73、74、75 プレート
44A、44B、45A、45B、81A、81B、82A、82B、83A、83B、84A、84B 接続部材
46、46A、46B、94、97 プーリー
47A、47B、92A、92B、95、98 ピン
48A、48B、93A、93B、96、99 ブッシュ
71c ヘッドレスト
71d 踏み台
100 MR装置
Claims (24)
- 医用装置で撮影される被検者を支持するクレードルであって、
前記被検者を支持するための複数のプレートと、
前記複数のプレートのうちの互いに隣り合う第1のプレートおよび第2のプレートを互いに接続する接続部材であって、前記第1のプレートと前記第2のプレートとの成す角度を変更することができるように、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに接続する接続部材と、
前記第1のプレートに設けられた固定部材であって、前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに固定する固定部材と、
を有する、クレードル。 - 前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれるまで前記固定部材を移動させる固定部材移動用手段を有する、請求項1に記載のクレードル。
- 前記固定部材移動用手段は、
前記第2のプレートに差し込まれた前記固定部材を前記第2のプレートから離れる方向に移動させることにより、前記固定部材を前記第2のプレートから引き抜く、請求項2に記載のクレードル。 - 前記固定部材移動用手段は、前記第1のプレートに設けられている、請求項2又は3に記載のクレードル。
- 前記固定部材はピンであり、前記固定部材移動用手段はプーリーである、請求項2〜4のうちのいずれか一項に記載のクレードル。
- 前記第2のプレートは、前記固定部材の一部が差し込まれるブッシュを有する、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のクレードル。
- 前記第1のプレートに設けられた別の固定部材であって、前記別の固定部材の一部が前記第1のプレートの隣に位置する第3のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび第3のプレートを互いに固定する別の固定部材、
を有する請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載のクレードル。 - 前記クレードルは、
前記被検者が着座する座面と、前記被検者の背中を支持するための背もたれと、前記被検者の脚部を支持するためのフットレストとを有するように変形する、請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載のクレードル。 - 前記クレードルは、前記背もたれの位置と前記フットレストの位置を逆にすることができるように構成されている、請求項8に記載のクレードル。
- 前記クレードルは、
前記被検者が着座する座面と、前記被検者の背中を支持するための背もたれと、前記被検者が着座するときに使用される踏み台とを有するように変形する、請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載のクレードル。 - 前記クレードルは、前記背もたれの位置と前記踏み台の位置を逆にすることができるように構成されている、請求項10に記載のクレードル。
- 医用装置で撮影される被検者を支持するクレードルと、前記クレードルを支持するクレードル支持台とを有するテーブルであって、
前記クレードルは、
前記被検者を支持するための複数のプレートと、
前記複数のプレートのうちの互いに隣り合う第1のプレートおよび第2のプレートを互いに接続する接続部材であって、前記第1のプレートと前記第2のプレートとの成す角度を変更することができるように、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに接続する接続部材と、
前記第1のプレートに設けられた固定部材であって、前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに固定する固定部材と、
を有する、テーブル。 - 前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれるまで前記固定部材を移動させる固定部材移動用手段を有する、請求項12に記載のテーブル。
- 前記固定部材移動用手段は、
前記第2のプレートに差し込まれた前記固定部材を前記第2のプレートから離れる方向に移動させることにより、前記固定部材を前記第2のプレートから引き抜く、請求項13に記載のテーブル。 - 前記固定部材移動用手段は、前記第1のプレートに設けられている、請求項13又は14に記載のテーブル。
- 前記固定部材はピンであり、前記固定部材移動用手段はプーリーである、請求項13〜15のうちのいずれか一項に記載のテーブル。
- 前記第2のプレートは、前記固定部材の一部が差し込まれるブッシュを有する、請求項12〜16のうちのいずれか一項に記載のテーブル。
- 前記第1のプレートに設けられた別の固定部材であって、前記別の固定部材の一部が前記第1のプレートの隣に位置する第3のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび第3のプレートを互いに固定する別の固定部材、
を有する請求項12〜17のうちのいずれか一項に記載のテーブル。 - 前記クレードルは、
前記被検者が着座する座面と、前記被検者の背中を支持するための背もたれと、前記被検者の脚部を支持するためのフットレストとを有するように変形する、請求項12〜18のうちのいずれか一項に記載のテーブル。 - 前記クレードルは、前記背もたれの位置と前記フットレストの位置を逆にすることができるように構成されている、請求項19に記載のテーブル。
- 前記クレードルは、
前記被検者が着座する座面と、前記被検者の背中を支持するための背もたれと、前記被検者が着座するときに使用される踏み台とを有するように変形する、請求項12〜18のうちのいずれか一項に記載のテーブル。 - 前記クレードルは、前記背もたれの位置と前記踏み台の位置を逆にすることができるように構成されている、請求項21に記載のクレードル。
- 前記クレードル支持台は、
前記クレードルが有する前記複数のプレートを支持する複数の支持部材と、
前記複数の支持部材のうちの互いに隣り合う第1の支持部材および第2の支持部材を互いに接続する接続部材であって、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材との成す角度を変更することができるように、前記第1の支持部材および第2の支持部材を互いに接続する接続部材と、
を有する、請求項12〜22のうちのいずれか一項に記載のテーブル。 - 請求項12〜23のうちのいずれか一項に記載のテーブルを有する医用装置。
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