JP5926153B2 - クレードル、テーブル、および医用装置 - Google Patents

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本発明は、被検者を支持するクレードル、このクレードルを有するテーブル、およびこのクレードルを有する医用装置に関する。
従来より、テーブルの高さを調節することができる医用装置が知られている(特許文献1)。
特開2009−232934号公報
患者が高齢者の場合、テーブルを低くしても自力でテーブルを乗り降りするのは困難なことが多い。この場合、技師は、患者を抱えるなどの補助をしながら、患者をテーブルに乗せたり、患者をテーブルから降ろす必要があり、患者や技師に負担が掛かるという問題がある。したがって、患者や技師に掛かる負担をできるだけ軽減できることが望まれている。
本発明の第1の態様は、医用装置で撮影される被検者を支持するクレードルであって、
前記被検者を支持するための複数のプレートと、
前記複数のプレートのうちの互いに隣り合う第1のプレートおよび第2のプレートを互いに接続する接続部材であって、前記第1のプレートと前記第2のプレートとの成す角度を変更することができるように、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに接続する接続部材と、
前記第1のプレートに設けられた固定部材であって、前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに固定する固定部材と、
を有する、クレードルである。
本発明の第2の態様は、医用装置で撮影される被検者を支持するクレードルと、前記クレードルを支持するクレードル支持台とを有するテーブルであって、
前記クレードルは、
前記被検者を支持するための複数のプレートと、
前記複数のプレートのうちの互いに隣り合う第1のプレートおよび第2のプレートを互いに接続する接続部材であって、前記第1のプレートと前記第2のプレートとの成す角度を変更することができるように、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに接続する接続部材と、
前記第1のプレートに設けられた固定部材であって、前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに固定する固定部材と、
を有する、テーブルである。
本発明の第3の態様は、本発明のテーブルを有する医用装置である。
隣り合うプレートの成す角度を変更することによって、クレードルを椅子の形状に変形することができるので、被検者がクレードルを乗り降りするときに掛かる負担を軽減することができる。
また、クレードルは、互いに隣り合うプレートを固定する固定部材を有している。固定部材でプレートを固定することにより、クレードルを移動させたときに隣り合うプレート間の距離が変化してしまうことを防止できる。
本発明の第1の形態の磁気共鳴装置の概略図である。 テーブル3の構造の説明図である。 クレードル支持台32を示す図である。 可動支持部材35を固定支持部材34に対して回転させるときの説明図である。 可動支持部材35および36を固定支持部材34に対して回転させたときのクレードル支持台32の形状の例を示す図である。 クレードル31の斜視図である。 クレードル31の上面図および側面図である。 プレート42および43をプレート41に対して動かしたときのクレードル31の形状の例を示す図である。 クレードル31の内部の構造を示す図である。 プーリー46を反時計方向CCWに回転させる前のクレードル31の平面図である。 プーリー46を反時計方向CCWに回転させた後のクレードル31の平面図である。 クレードル31がクレードル支持台32にどのように取り付けられるかを説明するための図である。 テーブル3の斜視図および側面図である。 椅子に変形する前のテーブル3を示す図である。 シリンダー39を伸長させシリンダー40を収縮させたときのテーブル3の側面図である。 テーブル3の可動支持部材35を下側に回転させ、可動支持部材36を上側に回転させたときの様子を示す図である。 被検者12を撮影するときのフローを示す図である。 マグネット2と、椅子に変形したテーブル3とを示す図である。 椅子に変形したテーブル3に被検者12が座ったときの様子を示す図である。 クレードル31が平板形状になるようにテーブル3を変形したときの様子を示す。 ピン47Aがプレート43に差し込まれ、ピン47Bがプレート42に差し込まれたときの様子を示す。 テーブル3を所定の高さに設定した後の様子を示す図である。 クレードル31を移動させた後の様子を示す。 ピン47Aおよび47Bをプレートに差し込まない場合の問題点の説明図である。 被検者12をボア21から搬出したときの様子を示す。 テーブル3を下げたときの様子を示す図である。 ピン47Aおよび47Bがプレート41に収納された様子を示す図である。 テーブル3を椅子に変形した後の様子を示す図である。 背もたれ31bとフットレスト31cとの位置を逆にした場合の例を示す図である。 椅子に変形したテーブル3に被検者12が座ったときの様子を示す図である。 クレードル31が平板形状になるようにテーブル3を変形したときの様子を示す図である。 ピン47Aおよび47Bを、それぞれプレート43および42に差し込んだときの様子を示す図である。 クレードルの別の構造の一例を示す図である。 第2の形態におけるテーブル3の構造の説明図である。 クレードル支持台52を示す図である。 クレードル51の斜視図である。 クレードル51の内部の構造を示す図である。 クレードル51がクレードル支持台52にどのように取り付けられるかを説明するための図である。 テーブル3の斜視図および側面図である。 テーブル3を椅子に変形させたときの例を示す図である。 椅子に変形したテーブル3に被検者12が座ったときの様子を示す図である。 背もたれ71bと踏み台71dの位置を逆にした場合のテーブル3を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
(1)第1の形態
図1は、本発明の第1の形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、牽引装置4、受信コイル5などを有している。
マグネット2は、被検者12を収容するためのボア21を有している。また、マグネット2には、超伝導コイル、勾配コイル、RFコイルなどが内蔵されている。
テーブル3は、被検者12を支持するクレードル31と、クレードル31を支持するクレードル支持台32とを有している。テーブル3については、後で詳細に説明する。
牽引装置4はクレードル31に着脱自在に取り付けることができるように構成されている。牽引装置4がz方向に移動すると、牽引装置4はクレードル31を牽引し、クレードル31はz方向に移動する。また、牽引装置4が−z方向に移動すると、牽引装置4はクレードル31を押し出し、クレードル31は−z方向に移動する。したがって、牽引装置4によって、クレードル31をz方向および−z方向に自在に移動させることができる。
受信コイル5は、被検者12の腹部に取り付けられている。受信コイル5は、被検者12からの磁気共鳴信号を受信する。
MR装置100は、更に、送信器6、勾配磁場電源7、受信器8、制御部9、操作部10、および表示部11を有している。
送信器6は、マグネット2に内蔵されているRFコイルに電流を供給する。勾配磁場電源7は、マグネット2に内蔵されている勾配コイルに電流を供給する。
受信器8は、受信コイル5から受け取った信号に対して、検波などの信号処理を実行する。
制御部9は、表示部11に必要な情報を伝送したり、受信器8から受け取ったデータに基づいて画像を再構成するなど、MR装置100の各種の動作を実現するように、MR装置100の各部の動作を制御する。制御部9は、例えばコンピュータ(computer)によって構成される。
操作部10は、オペレータにより操作され、種々の情報を制御部9に入力する。表示部11は種々の情報を表示する。
MR装置100は、上記のように構成されている。
次に、テーブル3の構造について詳細に説明する。
図2は、テーブル3の構造の説明図である。
図2(a)はテーブル3の斜視図、図2(b)はテーブル3の分解斜視図である。
テーブル3は、被検者12を支持するクレードル31と、クレードル31を支持するクレードル支持台32とを有している。
図3は、クレードル支持台32を示す図である。
図3(a)はクレードル支持台32の斜視図、図3(b)はクレードル支持台32の側面図である。
クレードル支持台32は、支柱部33、固定支持部材34、可動支持部材35、および可動支持部材36などを有している。
支持部材34〜36は、接続部材37および38によって、z方向に並ぶように接続されている。固定支持部材34は支柱部33に固定されており、可動支持部材35および36は、それぞれ接続部材37および38によって固定支持部材34に接続されている。接続部材37は、可動支持部材35が固定支持部材34に対してP方向(図3(b)参照)に動くことができるように、固定支持部材34および可動支持部材35を互いに接続している。接続部材38は、可動支持部材36が固定支持部材34に対してQ方向に動くことができるように、固定支持部材34および可動支持部材36を互いに接続している。接続部材37および38は、例えば多関節リンクを使用することができる。尚、第1の形態では、一つの接続部材37を用いて固定支持部材34および可動支持部材35を互いに接続しており、更に、一つの接続部材38を用いて固定支持部材34および可動支持部材36を互いに接続している。しかし、複数の接続部材を用いて固定支持部材34および可動支持部材(35又は36)を互いにに接続してもよい。
また、クレードル支持台32は、シリンダー39および40を備えている。シリンダー39は、可動支持部材35を固定支持部材34に対してP方向に回転させるためのものであり、シリンダー40は、可動支持部材36を固定支持部材34に対してQ方向に回転させるためのものである。シリンダー39および40の伸縮によって可動支持部材35および36を固定支持部材34に対して回転させることができる(図4参照)。
図4は、可動支持部材35を固定支持部材34に対して回転させるときの説明図である。
図4(a)は可動支持部材35を回転させる前の図である。
可動支持部材35が回転する前は、可動支持部材35は、固定支持部材34に対して水平に保持されている。図4(a)に示す状態から、シリンダー39が伸長すると、可動支持部材35が固定支持部材34に対して上側に回転する。図4(b)に、シリンダー39の伸長により可動支持部材35が上側に回転した様子を示す。
一方、シリンダー39を収縮させると、可動支持部材35が固定支持部材34に対して下側に回転する。図4(c)にシリンダー39の収縮により可動支持部材35が下側に回転した様子を示す。
図4は、可動支持部材35を固定支持部材34に対して回転させる場合について説明されているが、可動支持部材36を固定支持部材34に対して回転させる場合も同様に説明することができる。したがって、シリンダー40の伸縮により、可動支持部材36も固定支持部材34に対して上側および下側に回転させることができる。図5に、可動支持部材35および36を固定支持部材34に対して回転させたときのクレードル支持台32の形状の例を示す。図5(a)は、可動支持部材35を固定支持部材34に対して上側に回転させ、可動支持部材36を固定支持部材34に対して下側に回転させたときのクレードル支持台32の形状の例を示している。一方、図5(b)は、可動支持部材35を固定支持部材34に対して下側に回転させ、可動支持部材36を固定支持部材34に対して上側に回転させたときのクレードル支持台32の形状の例を示している。
このように、固定支持部材34と可動支持部材35との成す角度θa、固定支持部材34と可動支持部材36との成す角度θbは、変更することができる。次に、クレードル31の構造について説明する。
図6はクレードル31の斜視図、図7はクレードル31の上面図および側面図である。
クレードル31は、3個のプレート41、42、および43を有している。プレート41とプレート42は、接続部材44Aおよび44Bで接続されている。接続部材44Aおよび44Bは、プレート42がプレート41に対して矢印P方向(図7の側面図参照)に動くことができるように、プレート41および42を互いに接続している。接続部材44Aおよび44Bは曲がることができるように構成されており、接続部材44Aおよび44Bが曲がることにより、プレート42をプレート41に対してP方向(図7の側面図参照)に動かすことができる。接続部材44Aおよび44Bは、例えば、多関節リンクを用いることができる。
また、プレート41とプレート43は、接続部材45Aおよび45Bで接続されている。接続部材45Aおよび45Bは、プレート43がプレート41に対して矢印Q方向(図7の側面図参照)に動くことができるように、プレート41および43を互いに接続している。接続部材45Aおよび45Bは曲がることができるように構成されており、接続部材45Aおよび45Bが曲がることにより、プレート43をプレート41に対してQ方向(図7の側面図参照)に動かすことができる。接続部材45Aおよび45Bは、例えば、多関節リンクを用いることができる。
図8に、プレート42および43をプレート41に対して動かしたときのクレードル31の形状の例を示す。
図8(a)は、プレート42をプレート41に対して上側に動かし、プレート43をプレート41に対して下側に動かしたときのクレードル31の側面図であり、図8(b)は、プレート42をプレート41に対して下側に動かし、プレート43をプレート41に対して上側に動かしたときのクレードル31の側面図である。
図8に示すように、クレードル31は、プレート41とプレート42との成す角度θa、プレート41とプレート43との成す角度θbを変更することができるように構成されている。
次に、クレードル31の内部の構造について説明する。
図9は、クレードル31の内部の構造を示す図である。図9(a)はクレードル31の斜視図であり、図9(b)はクレードル31の平面図である。
プレート41には、プーリー46および2つのピン47Aおよび47Bが埋め込まれている。ピン47Aは、接続部材44Aと接続部材45Aとの間に位置しており、ピン47Bは、接続部材44Bと接続部材45Bとの間に位置している。
プレート43には、ピン47Aの端部a1が差し込まれるブッシュ48Aが埋め込まれている。ブッシュ48Aは、接続部材45Aに隣接する位置に埋め込まれている。また、プレート42には、ピン47Bの端部b2が差し込まれるブッシュ48Bが埋め込まれている。ブッシュ48Bは、接続部材44Bに隣接する位置に埋め込まれている。
プーリー46は、点cを中心として時計方向CWおよび反時計方向CCWに回転することができるように構成されている。プーリー46を反時計方向CCWに回転させことにより、ピン47Aをプレート43のブッシュ48Aに差し込むとともに、ピン47Bをプレート42のブッシュ48Bに差し込むことができる。以下に、ピン47Aおよび47Bの役割について、図10および図11を参照しながら説明する。
図10はプーリー46を反時計方向CCWに回転させる前のクレードル31の平面図、図11はプーリー46を反時計方向CCWに回転させた後のクレードル31の平面図である。尚、図10および図11には、A−A断面図およびB−B断面図も示されている。
プーリー46を回転させる前は、図10に示すように、ピン47Aおよび47Bはプレート41に収納されている。ピン47Aの端部a1側の接続部材45Aは、ピン47Aを貫通させるための空洞KA(図10のA−A断面図参照)を有しており、この空洞KAはブッシュ48Aに繋がっている。
また、ピン47Bの端部b2側の接続部材44Bは、ピン47Bを貫通させるための空洞KB(図10のB−B断面図参照)を有しており、この空洞KBはブッシュ48Bに繋がっている。
プーリー46を反時計方向CCWに回転させると、ピン47Aは移動方向DA(図10のA−A断面図参照)に押し出される。接続部材45Aは空洞KAを有しているので、ピン47Aが移動方向DAに押し出されると、ピン47Aの端部a1は接続部材45Aを貫通し、ブッシュ48Aに差し込まれる。ピン47Aの端部a1がブッシュ48Aに差し込まれた様子は、図11のA−A断面図に示されている。ピン47Aは接続部材45Aを貫通しているので、接続部材45Aは変形することができなくなる。したがって、プレート43がプレート41に対して動かないように、2つのプレート41および43を互いに固定することができる。
また、プーリー46を反時計方向CCWに回転させると、ピン47Bは移動方向DB(図10のB−B断面図参照)に押し出される。接続部材44Bは空洞KBを有しているので、ピン47Bが移動方向DBに押し出されると、ピン47Bの端部b2は接続部材44Bを貫通し、ブッシュ48Bに差し込まれる。ピン47Bの端部b2がブッシュ48Bに差し込まれた様子は、図11のB−B断面図に示されている。ピン47Bは接続部材44Bを貫通しているので、接続部材44Bは変形することができなくなる。したがって、プレート42がプレート41に対して動かないように、2つのプレート41および42を互いに固定することができる。
このように、ピン47Aおよび47Bを、それぞれブッシュ48Aおよび48Bに差し込むことにより、プレート42および43を、プレート41に対して固定することができる。
尚、ピン47Aおよび47Bをブッシュ48Aおよび48Bから引き抜くには、プーリー46を時計方向CWに回転させればよい。プーリー46を時計方向CWに回転させると、ピン47Aおよび47Bはブッシュ48Aおよび48Bから引き抜かれ、プレート41に収納される(図10参照)。したがって、プレートの固定を解除することができる。
クレードル31は上記のように構成されている。
クレードル31はクレードル支持台32に取り付けられる。図12は、クレードル31がクレードル支持台32にどのように取り付けられるかを説明するための図である。クレードル31のプレート41、42、および43は、それぞれ、クレードル支持台32の支持部材34、35、および36に位置決めされる。このようにして、テーブル3が構成される。図13に、テーブル3の斜視図および側面図を示す。
上記のように構成されたテーブル3は椅子に変形することができるように設計されている。以下に、テーブル3が椅子に変形するときの様子について、図14および図15を参照しながら説明する。
図14は、椅子に変形する前のテーブル3を示す図である。
図14(a)および(b)は、それぞれ、椅子に変形する前のテーブル3の上面図および側面図である。
テーブル3を椅子に変形させる場合、図14(a)に示すように、ピン47Aおよび47Bをプレート41の内部に収納しておく。ピン47Aおよび47Bをプレート41の内部に収納した後、シリンダー39を伸長させるとともに、シリンダー40を収縮させる(図15参照)。
図15は、シリンダー39を伸長させシリンダー40を収縮させたときのテーブル3の側面図である。
シリンダー39が伸長すると、クレードル支持台32の可動支持部材35が固定支持部材34に対して矢印A方向に回転する。可動支持部材35が回転すると、可動支持部材35の上に位置しているプレート42も矢印A方向に回転する。
一方、シリンダー40が収縮すると、クレードル支持台32の可動支持部材36が固定支持部材34に対して矢印B方向に回転する。可動支持部材36が回転すると、可動支持部材36の上に位置しているプレート43も矢印B方向に回転する。
したがって、図15に示すように、テーブル3を椅子に変形することができる。図15では、可動支持部材35の角度はθaで示してあり、可動支持部材36の角度はθbで示してある。テーブル3を椅子に変形した場合、クレードル31は、以下の3つの部分に分けることができる。
(1)座面31a(クレードル31のプレート41)
(2)背もたれ31b(クレードル31のプレート42)
(3)フットレスト31c(クレードル31のプレート43)
また、シリンダー39および40を元の長さに戻すことにより、椅子に変形したテーブル3を元の形状(図14参照)に戻すことができる。
尚、図15では、テーブル3の可動支持部材35を上側に回転させ、可動支持部材36を下側に回転させているが、テーブル3の可動支持部材35を下側に回転させ、可動支持部材36を上側に回転させてもよい(図16参照)。
図16は、テーブル3の可動支持部材35を下側に回転させ、可動支持部材36を上側に回転させたときの様子を示す図である。
テーブル3を図16に示すように変形することにより、図15のテーブル3に対して、背もたれ31bとフットレスト31cの位置を逆にすることができる。
次に、上記のように構成されたテーブル3を用いて被検者12を撮影するときのフローについて説明する。
図17は、被検者12を撮影するときのフローを示す図である。
ステップST1では、テーブル3を椅子に変形する(図18参照)。
図18は、マグネット2と、椅子に変形したテーブル3とを示す図である。尚、椅子に変形したテーブル3については、側面図と上面図とが概略的に示されている。
オペレータはマグネット2の操作パネル(図示せず)を操作し、テーブル3を椅子に変形する。ここでは、クレードル31のプレート42がフットレスト31bになるようにテーブル3を変形した例(図16参照)が示されている。可動支持部材35および36の角度は、それぞれθaおよびθbに設定されている。ピン47Aおよび47Bは、プレート41に収納されている。
テーブル3を椅子に変形させた後、ステップST2に進む。
ステップST2では、オペレータは、椅子に変形したテーブル3に被検者12を座らせる(図19参照)。
図19は、椅子に変形したテーブル3に被検者12が座ったときの様子を示す図である。
オペレータは、椅子に変形したテーブル3の高さを、被検者12が腰掛けやすい位置に調整し、被検者12を座らせる。被検者12は、座面31aに腰を下ろし、背もたれ31bに寄り掛かるように座る。被検者12を座らせた後、ステップST3に進む。
ステップST3では、クレードル31が平板形状になるように、テーブル3を変形する。図20に、クレードル31が平板形状になるようにテーブル3を変形したときの様子を示す。可動支持部材35および36が固定支持部材34に対して水平になるように、可動支持部材35および36を回転させることにより、クレードル31を平板形状にすることができる。クレードル31が平板形状になるようにテーブル3を変形した後、ステップST4に進む。
ステップST4では、プーリー46を反時計方向CCWに回転させ、ピン47Aをプレート43に差し込み、ピン47Bをプレート42に差し込む。オペレータはマグネット2の操作パネルを操作し、プーリー46を反時計方向CCWに回転させるための信号を入力する。この信号が入力されると、ピン47Aがプレート43に差し込まれ、ピン47Bがプレート42に差し込まれる。図21に、ピン47Aがプレート43に差し込まれ、ピン47Bがプレート42に差し込まれたときの様子を示す。ピン47Aがプレート43に差し込まれ、ピン47Bがプレート42に差し込まれることにより、プレート42および43をプレート41に対して固定することができる。プレート42および43をプレート41に対して固定させたら、クレードル31をボア21内に搬送することができるように、テーブル3を所定の高さに設定する。図22にテーブル3を所定の高さに設定した後の様子を示す。テーブル3を所定の高さに設定した後、ステップST5に進む。
ステップST5では、被検者12の撮影部位(ここでは腹部)に受信コイルを取り付ける。そして、被検者12の撮影部位(腹部)がマグネットセンターに到達するように、牽引装置4でクレードル31をz方向に移動させる。図23に、クレードル31を移動させた後の様子を示す。クレードル31を移動させた後、被検者12をスキャンする。
尚、本形態では、被検者12のスキャンを行う前に、ピン47Aをプレート43に差し込み、ピン47Bをプレート42に差し込んでいるが(図21参照)、一方で、ピン47Aおよび47Bをプレートに差し込まずに被検者12をスキャンすることも考えられる。しかし、ピン47Aおよび47Bをプレートに差し込まない場合、以下のような問題点がある(図24参照)。
図24は、ピン47Aおよび47Bをプレートに差し込まない場合の問題点の説明図である。
被検者12をスキャンする場合、撮影部位(本形態では腹部)の位置を移動するために、スキャン中に、クレードル31を移動させることがある。図24には、クレードル31の位置を−z方向に移動させるときの様子が示されている。クレードル31を−z方向に移動させる場合、牽引装置4でクレードル31を−z方向に押す。しかし、接続部材44A、44B、45A、および45Bは曲がることができるように構成されているので、ピン47Aおよび47Bをプレート43および42に差し込まない場合、各接続部材はプレートからの力を受けて曲がってしまうことがある。図24では、接続部材44Bが曲がった例を概略的に示してある。このように接続部材が曲がってしまうと、隣り合うプレート間の距離Δdが変化してしまい、撮影部位を所望の位置に移動させることができないなどの問題が生じる恐れがある。したがって、クレードルを移動させても、隣り合うプレート間の距離Δdが変化しないことが必要となる。そこで、本形態では、ピン47Aおよび47Bをプレート43および42に差し込んでいる。ピン47Aおよび47Bをプレート43および42に差し込んだ場合、プレート43および42はプレート41に対して固定される。したがって、クレードルを移動させても、隣り合うプレート間の距離Δdが変化しないようにすることができる。
被検者12をスキャンが終了したら、ステップST6に進む。
ステップST6では、被検者12をボア21から搬出する。図25に、被検者12をボア21から搬出したときの様子を示す。被検者12をボア21の外側に搬出した後、ステップST7に進む。
ステップST7では、テーブル3を下げる。図26にテーブル3を下げたときの様子を示す。テーブル3を下げた後、ステップST8に進む。
ステップST8では、プーリー46を時計方向CWに回転する。これにより、ピン47Aおよび47Bが、それぞれプレート43および42から引き抜かれ、プレート41に収納される。図27に、ピン47Aおよび47Bがプレート41に収納された様子を示す。ピン47Aおよび47Bがプレート41に収納することによって、プレートの固定を解除することができる。ピン47Aおよび47Bをプレート41に収納した後、ステップST9に進む。
ステップST9では、オペレータはマグネット2の操作パネルを操作し、テーブル3を椅子に変形する。図28にテーブル3を椅子に変形した後の様子を示す。テーブル3を椅子に変形させた後、被検者12をテーブル3から降ろし、フローを終了する。
本形態では、ピン47Aおよび48Bをプレート41に収納しておくことにより、テーブル3を椅子に変形することができる。したがって、被検者12がテーブル3に乗るときに掛かる負担や、被検者12がテーブル3から降りるときに掛かる負担を軽減することができる。また、被検者12のテーブル3の乗り降りを介助する技師の負担も軽減することができる。
また、上記の説明では、テーブル3を椅子に変形する場合、クレードル31のプレート42をフットレスト31cとし、プレート43を背もたれ31bとする例が示されている(図19参照)。しかし、背もたれ31bとフットレスト31cとの位置を逆にしてもよい。図29に、背もたれ31bとフットレスト31cとの位置を逆にした場合の例を示す。図29では、クレードル31のプレート42が背もたれ31bとなりプレート43がフットレスト31cになるように、テーブル3が変形している。可動支持部材35を固定支持部材34に対して上側に回転させ、一方、可動支持部材36を固定支持部材34に対して下側に回転させることにより、図29に示すようにテーブル3を変形することができる。テーブル3を椅子に変形させた後、被検者12を座らせる(図30参照)。そして、クレードル31が平板形状になるようにテーブル3を変形し(図31参照)、ピン47Aおよび47Bを、それぞれプレート43および42に差し込む(図32参照)。図32の場合、被検者12の頭部がマグネット2側を向いているので、被検者12は頭部からボア21に搬入される。このように、クレードル31のプレート42を背もたれ31bとし、プレート43をフットレスト31cにしてもよい。
可動支持部材35は固定支持部材34に対して上側と下側の両側に回転することができるように構成されており、一方、可動支持部材36も固定支持部材34に対して上側と下側の両側に回転することができるように構成されている。したがって、可動支持部材35および36の回転方向を制御するだけで、背もたれ31bとフットレスト31cの位置を逆にすることができる。
尚、第1の形態のクレードル31は、プレート41の中に、プーリー46と、ピン47Aおよび47Bとが収納された構造を有している。しかし、クレードル31の構造はこれに限定されることはない。図33に、クレードルの別の構造の一例を示す。
図33に示すクレードル31′は、プレート43にプーリー46Aおよびピン47Aが埋め込まれており、プレート42にプーリー46Bおよびピン47Bが埋め込まれている。また、プレート41には、ピン47Aが差し込まれるブッシュ48Aと、ピン47Bが差し込まれるブッシュ48Bとが埋め込まれている。
クレードル31′では、プーリー46Aが時計方向CWに回転すると、ピン47Aがブッシュ48Aに差し込まれる。したがって、プレート43をプレート41に対して固定することができる。そして、プーリー46Aが反時計方向CCWに回転すると、ピン47Aがブッシュ48Aから引き抜かれるので、プレート43の固定状態を解除することができる。
また、プーリー46Bが時計方向CWに回転すると、ピン47Bがブッシュ48Bに差し込まれる。したがって、プレート42をプレート41に対して固定することができる。そして、プーリー46Bが反時計方向CCWに回転すると、ピン47Bがブッシュ48Bから引き抜かれるので、プレート42の固定状態を解除することができる。
尚、図33のクレードル31′は、プレート43および42に、それぞれプーリー46Aおよび46Bを埋め込む必要がある。これに対し、クレードル31(例えば、図9参照)は、プレート41にプーリー46を埋め込むだけでよいので、図33のクレードル31′と比較すると、部品点数を削減することができるという効果がある。したがって、クレードルの部品点数をできるだけ少なくしたい場合には、図9に示すように、真ん中のプレート41にプーリー46を設けることが望ましい。
(2)第2の形態
第2の形態は、テーブル3の構造が第1の形態と異なるが、その他の構成は、第1の形態と同じであるので、第2の形態については、主にテーブル3の構造について説明する。
図34は、第2の形態におけるテーブル3の構造の説明図である。
図34(a)はテーブル3の斜視図、図34(b)はテーブル3の分解斜視図である。
テーブル3は、被検者12を支持するクレードル51と、クレードル51を支持するクレードル支持台52とを有している。
図35は、クレードル支持台52を示す図である。
図35(a)はクレードル支持台52の斜視図、図35(b)はクレードル支持台52の側面図である。
クレードル支持台52は、支柱部53、固定支持部材54、4枚の可動支持部材55〜58などを有している。
固定支持部材54は支柱部53に固定されており、可動支持部材55および56は、それぞれ接続部材61および62によって固定支持部材54に接続されている。接続部材61は、可動支持部材55が固定支持部材54に対してP方向(図35(b)参照)に動くことができるように、可動支持部材55および固定支持部材54を互いに接続している。接続部材62は、可動支持部材56が固定支持部材54に対してQ方向に動くことができるように、可動支持部材56および固定支持部材54を互いに接続している。
更に、可動支持部材57は接続部材63によって可動支持部材55に接続されており、可動支持部材58は接続部材64によって可動支持部材56に接続されている。接続部材63は、可動支持部材57が可動支持部材55に対してR方向に動くことができるように、可動支持部材57および可動支持部材55を互いに接続している。接続部材64は、可動支持部材58が可動支持部材56に対してS方向に動くことができるように、可動支持部材58および可動支持部材56を互いに接続している。
接続部材61〜64は、例えば多関節リンクを使用することができる。
また、クレードル支持台52は、シリンダー65〜68を備えている。シリンダー65は、可動支持部材55を固定支持部材54に対してP方向に回転させるためのものであり、シリンダー66は、可動支持部材56を固定支持部材54に対してQ方向に回転させるためのものである。また、シリンダー67は、可動支持部材57を可動支持部材55に対してR方向に回転させるためのものであり、シリンダー68は、可動支持部材58を可動支持部材56に対してS方向に回転させるためのものである。シリンダー65〜68の伸縮によって4枚の可動支持部材55〜88を回転させることができるので、隣り合う支持部材の成す角度を変更することができる。
次に、クレードル51について説明する。
図36はクレードル51の斜視図である。
クレードル51は、5個のプレート71〜75と、接続部材81Aおよび81B〜84Aおよび84Bとを有している。接続部材81Aおよび81B〜84Aおよび84Bは、以下のように構成されている。
接続部材81Aおよび81B: 接続部材81Aおよび81Bは、プレート72がプレート71に対して矢印P方向に動くことができるように、プレート71および72を互いに接続している。接続部材81Aおよび81Bは曲がることができるように構成されており、接続部材81Aおよび81Bが曲がることにより、プレート72をプレート71に対してP方向に動かすことができる。
接続部材82Aおよび82B: 接続部材82Aおよび82Bは、プレート73がプレート71に対して矢印Q方向に動くことができるように、プレート71および73を互いに接続している。接続部材82Aおよび82Bは曲がることができるように構成されており、接続部材82Aおよび82Bが曲がることにより、プレート73をプレート71に対してQ方向に動かすことができる。
接続部材83Aおよび83B: 接続部材83Aおよび83Bは、プレート74がプレート72に対して矢印R方向に動くことができるように、プレート72および74を互いに接続している。接続部材83Aおよび83Bは曲がることができるように構成されており、接続部材83Aおよび83Bが曲がることにより、プレート74をプレート72に対してR方向に動かすことができる。
接続部材84Aおよび84B: 接続部材84Aおよび84Bは、プレート75がプレート73に対して矢印S方向に動くことができるように、プレート73および75を互いに接続している。接続部材84Aおよび84Bは曲がることができるように構成されており、接続部材84Aおよび84Bが曲がることにより、プレート75をプレート73に対してS方向に動かすことができる。
接続部材81Aおよび81B〜84Aおよび84Bは、例えば多関節リンクを用いることができる。
次に、クレードル51の内部の構造について説明する。
図37は、クレードル51の内部の構造を示す図である。
プレート71には、プーリー91および2つのピン92Aおよび92Bが埋め込まれている。プレート73には、ピン92Aが差し込まれるブッシュ93Aが埋め込まれており、プレート72には、ピン92Bが差し込まれるブッシュ93Bが埋め込まれている。
プーリー91を反時計方向CCWに回転させことにより、ピン92Aをプレート73のブッシュ93Aに差し込むとともに、ピン92Bをプレート72のブッシュ93Bに差し込むことができる。したがって、プレート72および73を、プレート71に対して固定することができる。また、プーリー91を時計方向CWに回転させことにより、ピン92Aおよび92Bは、それぞれブッシュ93Aおよび93Bから引き抜かれる。したがって、プレート72および73の固定状態を解除することができる。
また、プレート74には、プーリー94および1つのピン95が埋め込まれており、プレート72には、ピン95が差し込まれるブッシュ96が埋め込まれている。プーリー94を反時計方向CCWに回転させことにより、ピン95をブッシュ96に差し込むことができるので、プレート74をプレート72に対して固定することができる。また、プーリー94を時計方向CWに回転させことにより、ピン95はブッシュ96から引き抜かれる。したがって、プレート74の固定状態を解除することができる。
更に、プレート75には、プーリー97および1つのピン98が埋め込まれており、プレート73には、ピン98が差し込まれるブッシュ99が埋め込まれている。プーリー97を反時計方向CCWに回転させことにより、ピン98をブッシュ99に差し込むことができるので、プレート75をプレート73に対して固定することができる。また、プーリー97を時計方向CWに回転させことにより、ピン98はブッシュ99から引き抜かれる。したがって、プレート75の固定状態を解除することができる。
クレードル51は上記のように構成されている。
クレードル51はクレードル支持台52に取り付けられる。図38は、クレードル51がクレードル支持台52にどのように取り付けられるかを説明するための図である。クレードル51のプレート71〜75は、それぞれ、クレードル支持台52の支持部材54〜58に位置決めされる。このようにして、テーブル3が構成される。図39に、テーブル3の斜視図および側面図を示す。
上記のように構成されたテーブル3は、クレードル支持台52の可動支持部材55〜58を回転させることにより、椅子に変形することができる。図40に、テーブル3を椅子に変形させたときの例を示す。図40のテーブル3は、可動支持部材を以下のように回転させた場合の形状を表している。
(1)可動支持部材55を固定支持部材54に対して下側に回転させ、可動支持部材56を固定支持部材54に対して上側に回転させる。
(2)可動支持部材55と可動支持部材57との間の成す角度が90°になるように可動支持部材57を回転させる。
図40では、クレードル51は、主に、以下の部分に分けることができる。
(1)座面71a(クレードル51のプレート71)
(2)背もたれ71b(クレードル51のプレート73)
(3)ヘッドレスト71c(クレードル51のプレート75)
(4)踏み台71d(クレードル51のプレート74)
図41に、椅子に変形したテーブル3に被検者12が座ったときの様子を示す。踏み台71dは、被検者12がテーブル3に座るときの足場として利用することができる。
尚、図40のテーブル3では、クレードル51のプレート73を背もたれ71bとし、プレート74を踏み台71dとしている。しかし、背もたれ71bと踏み台71dの位置を逆にしてもよい。図42に、背もたれ71bと踏み台71dの位置を逆にした場合のテーブル3を示す。図42のテーブル3では、クレードル51のプレート75が踏み台71dとして用いられる。
第2の形態でも第1の形態と同様に、テーブル3を椅子に変形することができるので、被検者12がテーブル3に乗るときに掛かる負担や、被検者12がテーブル3から降りるときに掛かる負担を軽減することができ、更に、被検者12のテーブル3の乗り降りを介助する技師の負担も軽減することができる。
また、ピンにより各プレートを隣のプレートに対して固定することができるので、隣り合うプレート間の距離Δdが変化しないようにすることもできる。
更に、第2の形態では、テーブル3は、踏み台71dを有する椅子に変形する。したがって、被検者12は、椅子に変形したテーブル3に座るときに、自分の足を踏み台71dに置くことができるので、被検者12を椅子に着座させやすくすることができる。
尚、第1および第2の形態では、MR装置について説明されている。しかし、本発明は、被検者を支持するクレードルを備えた医用装置であれば、MR装置とは別の医用装置(例えば、CT装置)にも適用可能である。
2 マグネット
3 テーブル
4 牽引装置
5 受信コイル
6 送信器
7 勾配磁場電源
8 受信器
9 制御部
10 操作部
11 表示部
12 被検者
21 ボア
31、51 クレードル
31a、71a 座面
31b、71b 背もたれ
31c フットレスト
32、52 クレードル支持台
33、53 支柱部
34、54 固定支持部材
35、36、55、56、57、58 可動支持部材
37、38、65、66、67、68 接続部材
39、40 シリンダー
41、42、43、71、72、73、74、75 プレート
44A、44B、45A、45B、81A、81B、82A、82B、83A、83B、84A、84B 接続部材
46、46A、46B、94、97 プーリー
47A、47B、92A、92B、95、98 ピン
48A、48B、93A、93B、96、99 ブッシュ
71c ヘッドレスト
71d 踏み台
100 MR装置

Claims (24)

  1. 医用装置で撮影される被検者を支持するクレードルであって、
    前記被検者を支持するための複数のプレートと、
    前記複数のプレートのうちの互いに隣り合う第1のプレートおよび第2のプレートを互いに接続する接続部材であって、前記第1のプレートと前記第2のプレートとの成す角度を変更することができるように、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに接続する接続部材と、
    前記第1のプレートに設けられた固定部材であって、前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに固定する固定部材と、
    を有する、クレードル。
  2. 前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれるまで前記固定部材を移動させる固定部材移動用手段を有する、請求項1に記載のクレードル。
  3. 前記固定部材移動用手段は、
    前記第2のプレートに差し込まれた前記固定部材を前記第2のプレートから離れる方向に移動させることにより、前記固定部材を前記第2のプレートから引き抜く、請求項2に記載のクレードル。
  4. 前記固定部材移動用手段は、前記第1のプレートに設けられている、請求項2又は3に記載のクレードル。
  5. 前記固定部材はピンであり、前記固定部材移動用手段はプーリーである、請求項2〜4のうちのいずれか一項に記載のクレードル。
  6. 前記第2のプレートは、前記固定部材の一部が差し込まれるブッシュを有する、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のクレードル。
  7. 前記第1のプレートに設けられた別の固定部材であって、前記別の固定部材の一部が前記第1のプレートの隣に位置する第3のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび第3のプレートを互いに固定する別の固定部材、
    を有する請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載のクレードル。
  8. 前記クレードルは、
    前記被検者が着座する座面と、前記被検者の背中を支持するための背もたれと、前記被検者の脚部を支持するためのフットレストとを有するように変形する、請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載のクレードル。
  9. 前記クレードルは、前記背もたれの位置と前記フットレストの位置を逆にすることができるように構成されている、請求項8に記載のクレードル。
  10. 前記クレードルは、
    前記被検者が着座する座面と、前記被検者の背中を支持するための背もたれと、前記被検者が着座するときに使用される踏み台とを有するように変形する、請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載のクレードル。
  11. 前記クレードルは、前記背もたれの位置と前記踏み台の位置を逆にすることができるように構成されている、請求項10に記載のクレードル。
  12. 医用装置で撮影される被検者を支持するクレードルと、前記クレードルを支持するクレードル支持台とを有するテーブルであって、
    前記クレードルは、
    前記被検者を支持するための複数のプレートと、
    前記複数のプレートのうちの互いに隣り合う第1のプレートおよび第2のプレートを互いに接続する接続部材であって、前記第1のプレートと前記第2のプレートとの成す角度を変更することができるように、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに接続する接続部材と、
    前記第1のプレートに設けられた固定部材であって、前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートを互いに固定する固定部材と、
    を有する、テーブル。
  13. 前記固定部材の一部が前記第2のプレートに差し込まれるまで前記固定部材を移動させる固定部材移動用手段を有する、請求項12に記載のテーブル。
  14. 前記固定部材移動用手段は、
    前記第2のプレートに差し込まれた前記固定部材を前記第2のプレートから離れる方向に移動させることにより、前記固定部材を前記第2のプレートから引き抜く、請求項13に記載のテーブル。
  15. 前記固定部材移動用手段は、前記第1のプレートに設けられている、請求項13又は14に記載のテーブル。
  16. 前記固定部材はピンであり、前記固定部材移動用手段はプーリーである、請求項13〜15のうちのいずれか一項に記載のテーブル。
  17. 前記第2のプレートは、前記固定部材の一部が差し込まれるブッシュを有する、請求項12〜16のうちのいずれか一項に記載のテーブル。
  18. 前記第1のプレートに設けられた別の固定部材であって、前記別の固定部材の一部が前記第1のプレートの隣に位置する第3のプレートに差し込まれることにより、前記第1のプレートおよび第3のプレートを互いに固定する別の固定部材、
    を有する請求項12〜17のうちのいずれか一項に記載のテーブル。
  19. 前記クレードルは、
    前記被検者が着座する座面と、前記被検者の背中を支持するための背もたれと、前記被検者の脚部を支持するためのフットレストとを有するように変形する、請求項12〜18のうちのいずれか一項に記載のテーブル。
  20. 前記クレードルは、前記背もたれの位置と前記フットレストの位置を逆にすることができるように構成されている、請求項19に記載のテーブル。
  21. 前記クレードルは、
    前記被検者が着座する座面と、前記被検者の背中を支持するための背もたれと、前記被検者が着座するときに使用される踏み台とを有するように変形する、請求項12〜18のうちのいずれか一項に記載のテーブル。
  22. 前記クレードルは、前記背もたれの位置と前記踏み台の位置を逆にすることができるように構成されている、請求項21に記載のクレードル。
  23. 前記クレードル支持台は、
    前記クレードルが有する前記複数のプレートを支持する複数の支持部材と、
    前記複数の支持部材のうちの互いに隣り合う第1の支持部材および第2の支持部材を互いに接続する接続部材であって、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材との成す角度を変更することができるように、前記第1の支持部材および第2の支持部材を互いに接続する接続部材と、
    を有する、請求項12〜22のうちのいずれか一項に記載のテーブル。
  24. 請求項12〜23のうちのいずれか一項に記載のテーブルを有する医用装置。

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