JP5925253B2 - 洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給気口および排気口を備えた食器などの洗浄対象物を洗浄する洗浄装置に関する。
洗浄装置においては本洗浄用の湯や仕上げ洗浄用のすすぎ湯が用いられ、その洗浄室内において熱気が発生し、洗浄室内の水蒸気が食器などの洗浄対象物の入口開口または出口開口より漏出するため、これらを処理する必要が生ずる。そこで従来の洗浄装置においては、洗浄室内で発生した熱気を冷却器で冷却し、除湿した後、外部に排出するものが存在する。このような洗浄装置においては、本洗浄や仕上げ洗浄を行う洗浄室の上部に設けられている冷却器が、洗浄室内で発生した熱気を冷却した後、洗浄室の外部へ排出する。洗浄室内の空気が吸い上げられるため、洗浄室内のスペースは負圧の状態になっている(特許文献1参照)。
実開平1−149766号公報
特許文献1で開示される装置の内部は負圧の状態であるため、空気調整がなされた調理室(作業室)内に装置が設置された際、調理室の空気が装置の入口開口や出口開口を介して吸い上げられることになる。吸い上げられた分、外気を導入するため空調負荷が増加したり、空調負荷が空調能力を超える場合は、調理室の温度、湿度が不適切となって、作業環境が悪化したりするなど問題が発生している。また、装置内の洗浄室に充満している水蒸気や熱気を吸い上げる際、水蒸気や熱気の一部は回収しているが、加熱して使用している洗浄水の熱も排出されるため、熱効率が低下するという問題が発生していた。
本発明は、装置の出入口からの湯気の排出を防止して熱効率の低下を防止した洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明の洗浄装置は、洗浄対象物を洗浄する洗浄装置であって、洗浄時に洗浄対象物を収納する装置本体と、前記装置本体の天井面に設けられ、当該洗浄装置の外部の空気を当該装置本体内へ供給する給気口と、前記装置本体の前記天井面に設けられ、当該洗浄装置の外部へ空気を排出する排気口と、前記装置本体の前記天井面より低い位置に設けられ、洗浄対象物が前記装置本体の内部に入る入口開口と、前記装置本体の前記天井面より低い位置に設けられ、洗浄対象物が前記装置本体の内部から外部へ出る出口開口と、備え、前記給気口の下端および前記排気口の下端が、前記装置本体の内部にあるとともに、前記天井面より下方に突出した位置であって、前記入口開口および前記出口開口の上端と略同一高さまたは当該上端より上側の位置に存在する。
本発明の洗浄装置の一態様として例えば、前記入口開口および前記出口開口の少なくともいずれかの近傍に前記排気口が設けられ、前記排気口よりも前記入口開口および前記出口開口から遠く、かつ前記装置本体の内部の洗浄室よりも前記入口開口および前記出口開口に近い位置に前記給気口が設けられ、前記給気口の内部及び前記排気口の内部には、通過する空気の方向を調整可能な調整部材が設けられる。
本発明の洗浄装置の一態様として例えば、前記調整部材は、前記排気口の内部に設けられた第1の調整部材と、前記給気口の内部に設けられた第2の調整部材とを含み、前記第1の調整部材は、前記排気口を通過する空気の流れ方向に実質的に沿った位置である通常位置から前記入口開口または前記出口開口の逆側へ回動可能なように、前記排気口の内部に支持され、前記第2の調整部材は、前記給気口を通過する空気の流れ方向に実質的に沿った位置である通常位置から前記入口開口または前記出口開口の側へ回動可能なように、前記給気口の内部に支持される。
本発明の洗浄装置の一態様として例えば、前記給気口から供給される空気の給気量が、前記排気口から排出される空気の排出量より小さくなるように設定可能である。
排気口の下端および給気口の下端が、装置本体の内部であって、入口開口および出口開口の上端と略同一高さまたは当該上端より上側の位置に存在させることにより、装置本体の洗浄対象物の入口開口および出口開口から湯気の排出を効率的に防止し、作業環境の悪化を抑制可能としている。また、洗浄装置内の水蒸気や熱の排出を抑えて熱効率の低下を防止するとともに、作業室内の空気の吸引をできるだけ少なくして空調された空気の排出を防ぎ、エネルギー消費を抑制可能とした洗浄装置を提供することができる。
本発明の洗浄装置の第1の実施形態の一例を示す模式図。 (a)図1の搬入部を拡大した模式図、(b)調整部材の斜視図。 本発明の洗浄装置が調理室内に配置された状態を示す模式図。 本発明の洗浄装置の第2の実施形態の一例を示す搬入部を拡大した模式図。 本発明の洗浄装置の第3の実施形態の一例を示す搬入部を拡大した模式図。 本発明の洗浄装置の第4の実施形態の一例を示す搬出部を拡大した模式図。
以下、本発明に係る洗浄装置の好適な実施形態を、図1〜図6に基づいて詳述する。
図1は洗浄装置の第1の実施形態を示す模式図である。
洗浄装置1は、装置本体10と、装置本体10の下方に位置し装置本体10内に洗浄水を供給する洗浄部40とを備えている。装置本体10は、樹脂や金属(例えばステンレス)等に覆われた筺体形状を成し、上部には天井面10aが設けられ、内部は洗浄対象物(例えば食器など)が搬送可能なトンネル状の空間が画定されている。
装置本体10には、洗浄対象物を装置本体10内に搬入する入口開口11と、洗浄対象物を装置本体10外に搬出する出口開口12とが設けられ、入口開口11および出口開口12の近傍には、開口部分から装置本体10の内部に向かって順に排気口13および給気口14が天井面10aに設けられている。そして、入口開口11および出口開口12は、装置本体10の天井面10aより低い位置に設けられている。
また、装置本体10内には、洗浄対象物を入口開口11から出口開口12に向かって搬送するベルトコンベア15が設けられている。また、入口開口11と出口開口12には、開口を覆うように樹脂などからなるカーテン16が、それぞれ設けられている。
装置本体10の内部は、入口開口11近傍の搬入部20と、出口開口12近傍の搬出部21と、搬入部20と搬出部21の間にある洗浄室22とに画定されている。また、洗浄室22は、入口開口11から出口開口12に向かって順に、洗剤洗浄室22a、本洗浄室22bおよびすすぎ洗浄室22cが備えられ、各洗浄室22a、22b、22cには図示せぬ洗浄用のノズルが設けられている。また、すすぎ洗浄室22cには、仕上ノズル17が設けられ、上水である水Wを洗浄対象物に噴射し、洗浄室22において、汚れを落とすために使用され付着している洗浄水を洗浄対象物から落とす。
洗剤洗浄室22aでは、汚れた洗浄対象物に対し洗剤が混入された洗浄水としての温湯を噴射することにより、洗剤洗浄が行われる。そして、本洗浄室22bでは、洗剤洗浄室22aにおいて洗剤の付着した洗浄対象物に対し洗浄水としての温湯を噴射することにより、洗剤の除去および本洗浄が行われる。次に、すすぎ洗浄室22cでは、本洗浄室22bで本洗浄が行われた洗浄対象物に対してすすぎ水としての熱湯を噴射することにより、本洗浄がなされた洗浄対象物のすすぎ洗浄が行われる。
洗剤洗浄室22a、本洗浄室22b、すすぎ洗浄室22cの各々の構成や容積等は特に限定されない。また、蒸気を冷却する冷却器などが、装置本体10に設けられてもよい。
搬送部としてのベルトコンベア15は、載置した洗浄対象物を搬送し、装置本体10内部を通過させるものである。ベルトコンベア15が駆動することで、矢印Aに示すように、ベルトコンベア15上に載置した洗浄対象物がカーテン16および入口開口11を通過して装置本体10内部を通過し、洗浄作業が行われる。そして、矢印Bに示すように、洗浄の終了した洗浄対象物が出口開口12およびカーテン16を通過して洗浄装置1の外部に搬出される。
排気口13および給気口14は、装置本体10の天井面10aに設けられている。そして、本実施形態では、入口開口11および出口開口12の少なくともいずれかの近傍に排気口13が設けられ、排気口13よりも入口開口11および出口開口12から遠く、かつ装置本体10の内部の洗浄室22よりも入口開口11および出口開口12に近い位置に給気口14が設けられている。
排気口13および給気口14は、天井面10aの外側および内側の垂直方向に突出したシリンダ状の部分と、シリンダ状の部分の天井面10aから装置本体10の外部に突出した最上端から水平方向に突出したフリル状の部分とを含んで形成されている。したがって、排気口13および給気口14はそれぞれ「排気用ダクト」、「給気用ダクト」としても表現することができる。
また、排気口13および給気口14のシリンダ状の部分における装置本体10内部では、排気口13および給気口14共、ベルトコンベア15に向かって突出し、当該下端13a、14aは、入口開口11および出口開口12の上端11a、12aと略同一高さまたは当該上端11a、12aより上側の位置に存在している(図2参照)。
更に、排気口13には後述する空気排出管70(図3参照)が接続可能であり、空気排出管70を介して装置本体10の内部空間の空気(熱気)や湯気が外部へ排出される。給気口14には後述する空気供給管60(図3参照)が接続可能であり、空気供給管60を介して外部の空気が供給され、供給された外部の空気はさらに装置本体10の内部に供給される。なお、内部に供給される外部の空気は、空気供給管60と空気排出管70とを接続するなどにより、排気口13から排出される空気の一部を利用してもよい。
図2は、搬入部20を拡大した模式図である。排気口13および給気口14の内部には、それぞれ通過する空気の方向を調整可能な調整部材30が設けられている。図2(b)に示される通り、調整部材30は、略長尺形状をなし、棒状の支軸31に回動自在に支持され、排気口13および給気口14の壁に形成されたスリット32内に挿入されたピン33がスリット32内を摺動することにより、支軸31を中心として角度調整を可能としている。調整部材30が最大角度傾斜した位置を点線で示している。
また、調整部材30は、排気口13の内部に設けられた第1の調整部材30aと、給気口14の内部に設けられた第2の調整部材30bとを含む。第1の調整部材30aは、排気口13を通過する空気の流れ方向に実質的に沿った位置である通常位置(実線)から入口開口11または出口開口12の逆側(点線)へ回動可能なように、排気口13の内部に支持されている。そして、第2の調整部材30bは、給気口14を通過する空気の流れ方向に実質的に沿った位置である通常位置(実線)から入口開口11または出口開口12の側(点線)へ回動可能なように、給気口14の内部に支持されている。
尚、排気口13および給気口14の形状は特に限定されるものではなく、後述する空気供給管60および空気排出管70が直接または間接的に接続可能であればよい。
図1に示す通り、タンク41はベルトコンベア15の下に設けられ、洗浄室22で使用する洗浄水を溜めるともに後述する蒸気管44の作用により加熱し、各洗浄室22a、22b、22cにあるノズルに供給する。洗剤洗浄室22a、本洗浄室22b、すすぎ洗浄室22c内で洗浄対象物の洗浄に使用された温湯または熱湯である洗浄水から発生し、洗浄室に充満した熱気や湯気は矢印Cの方向に移動する。また、タンク41は、洗浄対象物の移動する入口開口11から順に第1のタンク41aと、第2のタンク41bと、第3のタンク41cと、を備える。
給水管42は、矢印Dの方向に沿って外部からタンク41および仕上ノズル17に水を供給する。排水管43は、矢印Eの方向に沿ってタンク41および装置本体10の内部から不要となった水を排出する。排水管43は、ベルトコンベア15の下側に接続した第1の排水管43aと、タンク41に接続した第2の排水管43bと、ベルトコンベア15の下側に接続した第3の排水管43cとを含む。蒸気管44は、タンク41内の水を蒸気により加熱させるものである。
図3は、実施形態の洗浄装置1が、作業空間としての調理室100内に配置された状態を示す図である。
洗浄装置1の排気口13および給気口14の各々が、空気供給管ダンパー50および空気排出管ダンパー52を介して、空気供給管60および空気排出管70に接続されている。一般的に、空気供給管60および空気排出管70は、調理室100の天井に設置されるが、設置場所や設置方法は特に限定されない。
空気供給管ダンパー50の開口調整をすることにより、矢印Hおよび矢印Yに示すように調理室100の外部から空気供給管ダンパー50を介して給気口14へ供給される空気の量を調整することができ、空気供給管ダンパー50は空気量調整手段として機能する。また、空気排出管ダンパー52の開口調整をすることにより、矢印Zおよび矢印Gに示すように排気口13から空気排出管ダンパー52を介して外部へ排出される空気の量を調整することができ、空気排出管ダンパー52も空気量調整手段として機能する。空気供給管ダンパー50、空気排出管ダンパー52としては、ボリュームダンパー、モーターダンパー等、種々の種類のものを使用することができる。また、ダンパー以外の例えばバルブや、ファンの回転数制御による風量調整等も空気量調整手段として使用することができる。
以下、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態においては、装置本体10の内部における、各洗浄室22a、22b、22cに充満している湯気や空気(熱気)が、入口開口11および出口開口12に向かって漏出してしまう分を、排気口13によって装置本体10の外部へ排気する排気作用をもつ。特に、排気口13の下端13aが装置本体10内に突出しており、更に、当該下端13aが、入口開口11および出口開口12の上端11a、12aと略同一高さまたは当該上端11a、12aより上側の位置に存在している。したがって、洗浄室22から入口開口11および出口開口12に向かう途中の湯気や空気(熱気)を率先して排気口13へ誘導しようとするのではなく、できる限り入口開口11および出口開口12の近くで湯気や空気(熱気)が漏出してしまうことを、極力防止している。
上述の配置関係により、装置本体10の内部に滞留した湯気や空気(熱気)が、洗浄装置1の入口開口11および出口開口12から調理室100のような洗浄装置1の配置空間に排出されるのを抑制しているため、調理室100の作業環境の悪化を抑制することが可能である。
また、本実施形態においては給気口14が、装置本体10の内部へ外部空気を供給する供給作用をもつ。特に、給気口14の下端14aが装置本体10内に突出しており、更に、当該下端14aが、入口開口11および出口開口12の上端11a、12aと略同一高さまたは当該上端11a、12aより上側の位置に存在している。したがって、装置本体10内での広がりの少ない状態で、外部空気の供給が確実に行われる。
そして、上端11a、12aと下端13a、14aの上述した位置関係により、適切な排気と給気が行われる。即ち、洗浄室22内から漏出して搬入部20や搬出部21に漂っている湯気や空気(熱気)は軽いためその大半は天井面10a近傍に存在するが、その漂っている湯気や空気(熱気)を必要以上に撹拌することなく、入口開口11および出口開口12近傍の湯気や空気(熱気)に対してのみ排気と給気が行うことができる。従って、排気量や給気量を抑えながら入口開口11および出口開口12からの湯気や空気(熱気)の漏出を防止することができる。
特に、排気口13の排気作用による装置本体10の内部における過度の負圧が抑制される。そのため、調理室100において、洗浄装置1の周囲における空気が入口開口11および出口開口12へ過度に吸い込まれるのを防止できる。この結果、外気の導入による空調負荷の増加を防止できる、また、空調容量を超えた場合は、室の温度、湿度が不適切となって調理室100の作業環境が悪化したりする事態をも防止できる。また洗浄装置1の洗浄室22内に充満している水蒸気や熱気が過度に吸い上げられることが防止されるため、洗浄水の熱が過剰に排出されることも抑制され、熱効率が低下するのを防止することができる。
さらに本実施形態においては、外部空気を導入する作用をもつ給気口14が排気口13の内側(入口開口11および出口開口12から遠い側)に設けられているため、湯気や空気(熱気)の排出を抑制することができ、より熱効率の低下を防止することができる。
そして、排気口13および給気口14には調整部材30が設けられているため、装置本体10内部の湯気や空気(熱気)の流れの状態を見ながら微調整することが可能である。排気口13内の第1の調整部材30aを調整することにより、調理室100の空気が入口開口11および出口開口12を通過して排気口13へ誘導されることを抑えるとともに、排気口13内の風速を高め、さらに入口開口11および出口開口12から湯気や空気(熱気)が漏れるのを防ぐことが可能である。また、給気口14内の第2の調整部材30bを調整することにより、給気口14から下方へ向けて供給される空気が排気口13側へ向くように誘導されて洗浄室22内に流れ込むのを防止することが可能である。
尚、入口開口11および出口開口12が一つに(共通に)なった場合も、開口の近傍に排気口13を設け、排気口13よりも開口から遠い位置に給気口14を設ければよい。
また、本実施形態においては、空気供給管ダンパー50および空気排出管ダンパー52の作用により、空気の給気量(単位時間当たりに供給される空気の体積)および排出量(単位時間当たりに排出される空気、熱気、水蒸気の体積)の調整を容易に行うことができる。したがって、洗浄装置1が配置された空間(調理室100)の状況に応じて、最適な洗浄装置1への空気の給気量および排出量の設定を行うことが可能である。
尚、本実施形態においては、空気の供給量および排出量を調整する空気量調整手段として、空気供給管ダンパー50および空気排出管ダンパー52といったいわゆるダンパーを使用した。しかしながら、これらのダンパーに代えてバルブ(給気口バルブおよび排気口バルブ)やファンの回転数制御の様な他の形式の空気量調整手段を用いることもでき、空気の供給量および排出量を調整できる装置ならば特に限定はされない。
そして、一般的には、給気口14から供給される空気の給気量が、排気口13から排出される空気等の排出量より小さくなるように設定されるのが好ましい。これによって、装置本体10の入口開口11および出口開口12から湯気や空気(熱気)が外部へ排出されることを防ぎ、湯気や空気(熱気)による作業環境の悪化の防止をすることができる。
図4は、洗浄装置1の第2の実施形態を示す搬入部20を拡大した模式図である。第2の実施形態では、入口開口11と排気口13との間に遮蔽部材35を設けている。入口開口11の近傍の装置本体10の内壁と排気口13との間の空間Sには、洗浄室22の湯気や空気(熱気)が溜まりやすく、また入口開口11を通って外部に流れてしまうことがあるが、遮蔽部材35を設けることにより、湯気や空気(熱気)の入口開口11からの漏れを防止できる。搬入部20について説明したが、搬出部21に遮蔽部材35を設けても良く、同様の効果が得られる。
図5は、洗浄装置1の第3の実施形態を示す搬入部20を拡大した模式図である。第3の実施形態では、排気口13の一部に搬入部20と排気口13とを湯気や空気(熱気)が連通する吸引口36を設けている。入口開口11の近傍の装置本体10の内壁と排気口13との間の空間Sには、洗浄室22の湯気や空気(熱気)が溜まりやすいため、排気口13の下端より小さい開口面積をもつ吸引口36を設けることにより充満した湯気や空気(熱気)が排気可能となり、入口開口11からの余分な漏れを防止できる。搬入部20について説明したが、搬出部21の排気口13に吸引口36を設けても良く、同様の効果が得られる。なお、吸引口36は、シャッターなどにより開口部分を調整できるようにしてもよい。
図6は、洗浄装置1の第4の実施形態を示す搬出部21を拡大した模式図である。第4の実施形態では、搬出部21と洗浄室22との間に第2のカーテン37を設けている。給気口14から装置本体10内部に吸引された外気が洗浄室22に流れ込み洗浄室22内を冷してしまう可能性があるため、第2のカーテン37を設けることにより、外気が洗浄室22内に流れ込むことを防止できる。
本実施形態の洗浄装置1は蒸気を用いるいわゆる蒸気式の洗浄装置に関するものであるが、本発明の思想は電気式、ガスブースター式の洗浄装置などにも適用可能である。また、実施形態は洗浄対象が食器である洗浄装置1について説明したが、本発明の思想は食器以外の他の洗浄対象(例えば機械部品等)を洗浄する洗浄装置1にも適用可能である。
また、本実施形態の洗浄装置1においては、洗浄対象物としての食器が装置本体10の内部を通過する形態を採る。しかしながら、本発明はこのような形態に限られるものではなく、単に洗浄時に洗浄対象物を収納するだけであり洗浄対象物を移動させない形式のものや、入口開口11と出口開口12とが一体になった形式のもの等にも適用可能であり、装置本体10の詳細な構成は限定されない。
また、本実施形態の説明では、洗浄装置1が設置される空間として調理室100を例に挙げて説明したが、部屋の種類は限定されない。そもそも洗浄装置1が設置される空間は、厳密に閉じた空間である必要はない。上述した作業環境の悪化抑制という効果が得られる範囲においては、開放された空間においても本発明の効果が発揮されているといえる。
上記に関連して、本実施形態では空気供給管60および空気排出管70は図3に示すように調理室100の外側まで延設され、洗浄装置1に接続される一端の逆側の他端は調理室100の外側に位置している。しかしながら、必ずしもこのような形態を採る必要はなく、空調負荷の増加や作業環境の悪化といった実質的な問題が生じない条件において、当該他端を調理室100の内部に設けることもできる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係る洗浄装置は、空調負荷の増加や作業環境の悪化を抑制するとともに、熱効率の低下防止を図る種々の洗浄装置に適用可能である。
1:洗浄装置
10:装置本体
10a:天井面
11:入口開口
11a:入口開口の上端
12:出口開口
12a:出口開口の上端
13:排気口
13a:排気口の下端
14:給気口
14a:給気口の下端
15:ベルトコンベア(搬送部)
16:カーテン
17:仕上ノズル
20:搬入部
21:搬出部
22:洗浄室
30:調整部材
40:洗浄部
50:空気供給管ダンパー
52:空気排出管ダンパー
60:空気供給管
70:空気排出管
100:調理室

Claims (4)

  1. 洗浄対象物を洗浄する洗浄装置であって、
    洗浄時に洗浄対象物を収納する装置本体と、
    前記装置本体の天井面に設けられ、当該洗浄装置の外部の空気を当該装置本体内へ供給する給気口と、
    前記装置本体の前記天井面に設けられ、当該洗浄装置の外部へ空気を排出する排気口と、
    前記装置本体の前記天井面より低い位置に設けられ、洗浄対象物が前記装置本体の内部に入る入口開口と、
    前記装置本体の前記天井面より低い位置に設けられ、洗浄対象物が前記装置本体の内部から外部へ出る出口開口と、備え、
    前記給気口の下端および前記排気口の下端が、前記装置本体の内部にあるとともに、前記天井面より下方に突出した位置であって、前記入口開口および前記出口開口の上端と略同一高さまたは当該上端より上側の位置に存在する、洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の洗浄装置であって、
    前記入口開口および前記出口開口の少なくともいずれかの近傍に前記排気口が設けられ、
    前記排気口よりも前記入口開口および前記出口開口から遠く、かつ前記装置本体の内部の洗浄室よりも前記入口開口および前記出口開口に近い位置に前記給気口が設けられ、
    前記給気口の内部及び前記排気口の内部には、通過する空気の方向を調整可能な調整部材が設けられる、洗浄装置。
  3. 請求項2に記載の洗浄装置であって、
    前記調整部材は、前記排気口の内部に設けられた第1の調整部材と、前記給気口の内部に設けられた第2の調整部材とを含み、
    前記第1の調整部材は、前記排気口を通過する空気の流れ方向に実質的に沿った位置である通常位置から前記入口開口または前記出口開口の逆側へ回動可能なように、前記排気口の内部に支持され、
    前記第2の調整部材は、前記給気口を通過する空気の流れ方向に実質的に沿った位置である通常位置から前記入口開口または前記出口開口の側へ回動可能なように、前記給気口の内部に支持される、洗浄装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の洗浄装置であって、
    前記給気口から供給される空気の給気量が、前記排気口から排出される空気の排出量より小さくなるように設定可能な洗浄装置。
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