JP5925061B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、軽失禁パッド、生理用ナプキン、パンティーライナーなどの吸収性物品に関する。
生理用ナプキン、パンティーライナー、失禁パットなどに使用される吸収性物品として、パルプおよび高吸収性樹脂を主成分としシート状に成形された吸収体が液透過性の表面シートと液不透過性の裏面シートとの間に介在した薄型の吸収性物品が従来技術として知られている(たとえば、特許文献1)。また、吸収性物品のヨレを抑制するために、親水性繊維の不織布を使用した吸収体と裏面シートとの間に細長い保形用ストリップを備えた薄型の吸収性物品が従来技術として知られている(たとえば、特許文献2)。
特開2003−38552号公報 特開2006−141602号公報
着用者は吸収性物品を長時間使用し続ける場合がある。たとえば、軽失禁パッドの場合、着用者は、1つの吸収性物品を1日中装着し続ける場合がある。引用文献1に記載されているような従来の吸収性物品は、体液を吸収した状態で長時間使用し続けている間によれてしまい、着用者の体液が吸収性物品から漏れる場合がある。また、引用文献2に記載されているような従来の吸収性物品の保形用ストリップでは、体液を吸収した状態で吸収性物品を長時間使用し続けている間に生じる吸収性物品のよれを十分に抑制できない場合がある。
本発明は、着用者が吸収性物品を長時間着用したときに生じる吸収性物品のよれを抑制できる吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の構成を採用した。
すなわち、本発明は、長手方向および幅方向を有し、肌側に設けられた液透過性の表面シート、着衣側に設けられた液不透過性の裏面シート、表面シートと裏面シートとの間に設けられた液保持性の吸収層、ならびに吸収層と裏面シートとの間に設けられた疎水性の剛性シートを含み、乾燥状態における剛性シートの剛軟度は、乾燥状態における吸収層の剛軟度よりも高い。
本発明によれば、着用者が吸収性物品を長時間着用したときに生じる吸収性物品のよれを抑制できる。
図1は本発明の一実施形態の吸収性物品を肌側から見た平面図である。 図2は本発明の一実施形態の吸収性物品を着衣側から見た平面図である。 図3は、図1のA−A線断面を示す分解断面概略図である。 図4は、本発明の一実施形態の吸収性物品の展開図である。 図5は、本発明の一実施形態の吸収性物品の製造方法を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態の吸収性物品を説明する。しかし、本発明は、以下の一実施形態の吸収性物品に限定されない。
図1は本発明の一実施形態の吸収性物品を肌側から見た平面図であり、図2は本発明の一実施形態の吸収性物品を着衣側から見た平面図である。また、図3は、図1のA−A線断面を示す分解断面概略図であり、図4は、本発明の一実施形態の吸収性物品の展開図である。
吸収性物品1は、肌側に設けられた液透過性の表面シート2、着衣側に設けられた液不透過性の裏面シート3、表面シート2と裏面シート3との間に介在する液保持性の吸収層4、吸収層4と裏面シート3との間に介在する剛性シート5、吸収層4と剛性シート5との間に介在するティッシュ6および表面シート2の幅方向の両側に設けられた一対のサイドシート7を備える。裏面シート3の着衣側の面には粘着部8が設けられている。
吸収性物品1の長手方向の両端部には、熱エンボス加工により表面シート2と裏面シート3とを接合したシール部9が、好ましくは設けられている。また、吸収性物品1の肌側の面には、長手方向に延在し幅方向に並び、表面シート2から剛性シート5の内部までに至る一対の圧搾条溝11が、好ましくは設けられている。なお、図面において、幅方向がX方向であり、長手方向がY方向である。
表面シート2は、表面シート2に排泄された尿、経血などの体液を、吸収層4へ移動させる。表面シート2の全部または一部は液透過性を有する。表面シート2の液透過域は、多数の液透過孔が形成された樹脂フィルム、多数の網目を有するネット状シート、または液透過性の不織布もしくは織布などで形成され得る。表面シート2に用いる樹脂フィルムおよびネット状シートは、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などから形成され得る。また表面シート2に用いる不織布には、レーヨンなどのセルロース繊維、合成樹脂繊維などから形成されたスパンレース不織布、合成樹脂繊維で形成されたエアースルー不織布などが挙げられる。
表面シート2の目付は、好ましくは15〜100g/m2であり、より好ましくは20〜50g/m2である。表面シート2の目付が15g/m2よりも小さいと、表面シート2は、十分な表面強度を有さない場合があり、使用中に破れるおそれがある。また表面シート2の目付が100g/m2を超える場合、表面シート2は過度のごわつき、使用中に違和感が生じる場合がある。さらには、長時間使用の場合に、目付が50g/m2を超えると、体液が表面シート2に保持され、表面シート2のベタベタした状態は維持され続け、着用者は不快に感じるようになる場合がある。
表面シート2の液透過性域が、液透過用の多数の開孔が形成された開孔フィルムで形成される場合は、開孔フィルムの開孔の開孔径は好ましくは0.05〜3mmであり、開孔のピッチは、好ましくは0.2〜10mmであり、開孔の開孔面積率は、好ましくは3〜30%である。
裏面シート3は、吸収層4に吸収された尿、経血などの体液が外へ漏れ出すのを防止する。裏面シート3の材料として、樹脂フィルムなどの液不透過性の材料が使用される。また、体液は通さないが通気性を有する材料を裏面シート3に使用してもよい。これにより、着用中の蒸れを低減させることができ、着用時における不快感を低減させることができる。裏面シート3に用いる材料には、たとえば、ポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)などを主体とした液不透過性フィルム、通気性フィルム、スパンボンドなどの不織布の片面に液不透過性フィルムをラミネートした複合シートなどが挙げられる。裏面シート3として、液不透過性プラスチックフィルム、不織布と液不透過性プラスチックフィルムとのラミネートシートなどが好ましくは用いられる。
裏面シート3は、ホットメルト接着剤を使用して表面シート2および剛性シート5と接合してもよい。
吸収層4は、尿、経血などの体液を吸収して保持する。吸収層4は、高吸収性ポリマー(SAP:Super Absorbent Polymer)を含む吸収体4aと、吸収体4aを挟む上部液透過性シート4bおよび下部液透過性シート4cとを含む。
吸収体4aはパルプを含まないことが好ましい。これにより、吸収体4aが着用者の体液を吸収したとき、着用者の体圧などによって吸収体4aが崩れることを抑制できる。また、吸収体4aはパルプを含まないことにより、吸収体4aを薄くすることができる。これにより、吸収性物品1を薄くできる。さらに、吸収体4aはパルプを含まないことにより、吸収体4aが体液を吸収した後、吸収体4aがよれることを抑制できる。吸収体4aは、より好ましくは高吸収性ポリマーのみからなる。
吸収体4aに含まれる高吸収性ポリマーは、水溶性高分子が適度に架橋した三次元網目構造を有し、30〜60倍の水を吸収する。また、高吸収性ポリマーは、本質的に水不溶性である。吸収体4aの高吸収性ポリマーには、好ましくは一旦吸収された水は多少の圧力を加えても離水しないポリマーが使用される。この高吸収性ポリマーには、たとえば、デンプン系、アクリル酸系またはアミノ酸系の、粒子状または繊維状のポリマーが挙げられる。
上部液透過性シート4bおよび下部液透過性シート4cには、たとえば、エアースルー不織布、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布、親水処理された開口プラスチックフィルム、液透過性プラスチックフィルムなどの液透過性シートを使用できる。なお、1枚の折り畳んだ液透過性シートの間に吸収体4aを挟むことによって吸収層4を形成するようにしてもよい。
吸収層4は、吸収体4aが存在する高吸収性ポリマー存在領域41と、吸収体4aが実質的に存在しない高吸収性ポリマー非存在領域42とを有していてもよい。これにより、吸収体4a中の高吸収性ポリマーが体液を吸収して膨潤しても、表面シート2に排泄された体液は、吸収体4aの膨潤した高吸収性ポリマーによって止められて表面シート2に留まることが抑制される。ここで、「吸収体4aが実質的に存在しない」とは、吸収体4aが存在しない場合のほかに、吸収体4aは存在するが、高吸収性ポリマー存在領域41における体液の吸収量に比べて、非常に少ない量の体液しか吸収できない程の少量でしか吸収体4aが存在しない場合も含むことを意味する。
熱エンボス加工、ホットメルト接着剤などを使用した接合手段によって、吸収体4aを挟まないで、上部液透過性シート4bと下部液透過性シート4cとを接合することによって高吸収性ポリマー非存在領域42を吸収層4に形成することができる。熱エンボス加工により上部液透過性シート4bと下部液透過性シート4cとを接合する場合、吸収体4aをできるだけ加熱しないで上部液透過性シート4bと下部液透過性シート4cとを接合するため、上部液透過性シート4bおよび下部液透過性シート4cには、融点の低いポリプロピレンの樹脂繊維を主体としたスパンボンド不織布またはポイントボンド不織布を用いることが好ましい。
長手方向にそれぞれ延在し、幅方向に並ぶ3つの高吸収性ポリマー存在領域41を吸収層4に設けてもよい。この3つの高吸収性ポリマー存在領域41のうち2つの高吸収性ポリマー存在領域41は吸収層4の幅方向の両端側にそれぞれ設けられており、残りの1つの高吸収性ポリマー存在領域41は吸収層4の幅方向中央に設けられているようにしてもよい。高吸収性ポリマー存在領域41における吸収体4aの目付は、好ましくは100〜400g/m2である。
図4に示すように、吸収層4の長手方向両端には、シール部43が設けられている。このシール部43は、熱エンボス加工により吸収体4aを挟まないで上部液透過性シート4bおよび下部液透過性シート4cを接合することによって形成される。したがって、シール部43は、高吸収性ポリマー非存在領域42に対応する。吸収層4の長手方向両端にシール部43を設けることによって、吸収層4の長手方向両端の剛性が高くなる。これにより、吸収性物品1の長手方向の両端側がよれることを抑制できる。
また、図4に示すように、吸収層4の長手方向に延びる中心線の両側に、長手方向に延びるシール部44が設けられている。このシール部44も上述のシール部43と同様に、熱エンボス加工により吸収体4aを挟まないで上部液透過性シート4bおよび下部液透過性シート4cを接合することによって形成される。したがって、シール部44も、高吸収性ポリマー非存在領域42に対応する。シール部44の剛性を高める必要性はあまり高くないので、吸収層4の長手方向両端のシール部43に比べて、シール部44では、上部液透過性シート4bおよび下部液透過性シート4cは、弱い圧縮力の熱エンボス加工で接合されている。
上部液透過性シート4bおよび下部液透過性シート4cが吸収体4aを挟む吸収層4に上述のシール部43,44を設けることによって、長手方向にそれぞれ延在し、幅方向に並ぶ3つの高吸収性ポリマー存在領域41が吸収層4に形成される。
吸収層4は、ホットメルト接着剤を使用して表面シート2に接合してもよい。吸収層4と表面シート2とを接合するためのホットメルト接着剤(不図示)は、たとえば、表面シート2に筋状に塗工される。ホットメルト接着剤が表面シート2に筋状に塗工されるのは、ホットメルト接着剤が塗布された部分では体液の透過性がよくないため、ホットメルト接着剤が塗布されていない部分を表面シート2に設けるためである。したがって、ホットメルト接着剤が塗布されていない領域を部分的に設けることができる塗工方法であれば、すなわち、ホットメルト接着剤が塗布されている部分を間欠的に配置できる塗工方法であれば、ホットメルト接着剤の塗工方法は筋状塗工方法に限定されない。たとえば、オメガ状塗工などの非接触塗工方法でホットメルト接着剤を表面シート2に塗工してもよい。
上部液透過性シート4bおよび下部液透過性シート4cにおける吸収体4a側の面に、不図示のホットメルト接着剤を塗布してもよい。これにより、上部液透過性シート4bおよび下部液透過性シート4cに吸収体4aを固定できる。また、上部液透過性シート4bを下部液透過性シート4cに、より強固に接合することができる。図3に示すように、上部液透過性シート4bと下部液透過性シート4cとが接合している両側縁部を幅方向内側の折り返してもよい。これにより、吸収層4の幅方向の端に接するように高吸収性ポリマー存在領域41を吸収層4に設けることができる。
剛性シート5は、着用者が吸収性物品1を長時間着用したときに生じる吸収性物品1のよれを抑制する。乾燥状態における剛性シート5の剛軟度は、乾燥状態における吸収層4の剛軟度よりも高いことが好ましい。これにより、吸収性物品1の剛性は実質的に高くなり、吸収性物品1はよれにくくなる。ここで、乾燥状態とは、対象物が水や体液などを吸収していない状態をいう。一方、後述の湿潤状態とは、対象物を1分間、水に浸すことによって生じる、対象物が水を吸収している状態をいう。乾燥状態における吸収層4の剛軟度および剛性シート5の剛軟度は、たとえば、カンチレバー法およびガーレ法(JIS L 1096)によって測定できる。剛性シート5によって吸収性物品1の剛性を実質的に高くするために、乾燥状態における剛性シート5のカンチレバー法(JIS L 1096)による剛軟度は、好ましくは60mm以上でありであり、より好ましくは90〜140mmである。
剛性シート5は、疎水性であることが好ましい。これにより、剛性シート5は、着用者から排泄された体液を吸収して膨潤することはないので、着用者から排泄された体液を剛性シート5が吸収したときにおける剛性シート5の剛軟度の著しい低下を抑制できる。したがって、これにより、体液を吸収した状態で吸収性物品1を長時間使用し続けている間に吸収性物品1がよれることを抑制できる。
剛性シート5の面積は、好ましくは吸収層4の面積に等しいか、または吸収層4の面積より大きい。これにより、吸収層4がよれて吸収層4の面積が小さくなることを抑制できる。吸収層4がよれて吸収層4の面積が小さくなると、着用者から排泄された体液が吸収層4から幅方向外側に漏れやすくなる場合がある。
剛性シート5は、疎水性であり、乾燥状態における吸収層4の剛軟度よりも高い乾燥状態における剛軟度を有するシートであればとくに限定されない。剛性シート5は、好ましくは熱可塑性樹脂繊維の不織布であり、より好ましくはスパンボンド・メルトブロー・スパンボンド(SMS)長繊維不織布またスパンボンド長繊維不織布である。剛性シート5に熱可塑性樹脂繊維の不織布を用いることによって、剛性シート5の繊維は、着用者から排泄された体液を吸収することはなく、膨潤することはないので、着用者から排泄された体液を剛性シート5が吸収した場合でも剛性シート5の剛軟度が著しく低下することはない。
剛性シート5としてスパンボンド・メルトブロー・スパンボンド(SMS)長繊維不織布またスパンボンド長繊維不織布を用いることにより、高い剛軟度を維持した状態で剛性シート5を薄くすることができる。スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド(SMS)長繊維不織布またスパンボンド長繊維不織布を用いた剛性シート5と、パルプを含まない高吸収性ポリマーの吸収体4aを液透過性シート4b,4cで挟んだ吸収層4とを組み合わせることにより、吸収性物品1をさらに薄くすることができる。
剛性シート5が体液を吸収した後も剛性シート5によって吸収性物品1の剛性を実質的に高くするために、湿潤状態における剛性シート5のカンチレバー法(JIS L 1096)による剛軟度は、好ましくは60mm以上であり、より好ましくは70〜110mmである。
ティッシュ6は、吸収層4の高吸収性ポリマー非存在領域42を透過した体液を吸収する。これにより、吸収層4がすぐに吸収できなかった体液はティッシュ6により吸収されるので、吸収層4がすぐに吸収できなかった体液が表面シート2に残留することを抑制できる。また、ティッシュ6は、吸収層4の高吸収性ポリマー非存在領域42を透過した体液を平面方向に拡散させる。これにより、着用者から一度に大量の体液が排泄された場合でも、体液を吸収層4に速やかに吸収させることができる。
ティッシュが体液を吸収すると、ティッシュはよれてしまい、ティッシュの面積が小さくなる。しかし、剛性シート5は、ティッシュ6が体液を吸収したときにティッシュ6がよれることを抑制し、これにより、ティッシュ6の面積が小さくなることを抑制する。したがって、ティッシュ6が体液を一度吸収した後も、ティッシュ6は、吸収層4の高吸収性ポリマー非存在領域42を透過した体液を平面方向に広く拡散させることができる。
なお、着用者から排泄された体液は、主として吸収層4に吸収されるので、吸収性物品1にティッシュ6を設けなくてもよい。
長手方向に延びる、一対のサイドシート7が、表面シート2の幅方向の両側に設けられる。サイドシート7は、疎水性または撥水性を有することが好ましい。サイドシート7には、たとえば、スパンボンド不織布やスパンボンド・メルトブロー・スパンボンド(SMS)不織布などを使用できる。また、サイドシート7は着用者の肌と接触するため、肌への擦れ刺激を低減できるエアースルー不織布をサイドシート7に使用することが好ましい。
サイドシート7の幅方向内側の端の部分12は、好ましくは折り返されている。サイドシート7の折り返されている部分12の中には、長手方向に延びる糸状の弾性部材13(図3参照)が配置されていることが好ましい。サイドシート7の幅方向内側の端の折り返されている部分12は防漏壁12を構成する。防漏壁12は、表面シート2に排泄された体液が吸収性物品1の幅方向の端から漏れることを抑制する。
防漏壁12の弾性部材13は、長手方向に伸ばした状態(たとえば、1.1〜1.5倍の長さに伸ばした状態)で防漏壁12に設けられる。また、防漏壁12の長手方向の両端の部分は、表面シート2に接合している。これにより、弾性部材13の弾性収縮力が、吸収性物品1が湾曲するように働き、着用者が吸収性物品1を着用したとき、防漏壁12は、肌側に向けて立ち上がる。以下、防漏壁12の肌側に向けて立ち上がる部分を起立部分と呼ぶ。そして、防漏壁12は、表面シート2の表面を流れる体液が吸収性物品1の外側へ漏れることを防止する。防漏壁12の起立部分の高さは、好ましくは5〜30mmである。
防漏壁12の肌側に向けて立ち上がる起立部分の起点14(図3参照)は、剛性シート5の幅方向の端51よりも幅方向内側に位置することが好ましい。剛性シート5によって、起点14周辺の表面シート2およびサイドシート7がよれることが抑制されるので、防漏壁12を肌側に向けて確実に立ち上がらせることができる。
粘着部8は、下着のクロッチ域に粘着し、下着のクロッチ域に吸収性物品1を固定する。粘着部8を形成する粘着剤には、たとえばスチレン系ポリマーを主成分とする粘着剤、粘着付与剤を主成分とする粘着剤および可塑剤を主成分とする粘着剤が挙げられる。
粘着剤の主成分となるスチレン系ポリマーには、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブチレン重合体、スチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体などが挙げられる。これらのうち1種の粘着剤のみを、粘着部8を形成する粘着剤として使用してもよいし、これらのうちの2種以上の粘着剤を混合して作製したポリマーブレンドを、粘着部8を形成する粘着剤として使用してもよい。熱安定性が良好であるという点で、粘着部8を形成する粘着剤は、好ましくはスチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体である。また、粘着付与剤および可塑剤として、常温で固体の有機化合物を好ましくは用いることができる。好ましい粘着付与剤には、たとえばC5系石油樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂などがある。好ましい可塑剤には、たとえば、リン酸トリレシル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチルなどのモノマー可塑剤の他、ビニル重合体やポリエステルのようなポリマー可塑剤などがある。
粘着部8は、好ましくは、剛性シート5の幅方向の両端51よりも幅方向内側に設けられている。これにより、吸収性物品1における粘着部8が設けられている領域がよれていない状態で、下着のクロッチ域に吸収性物品1を固定できる。
吸収性物品1の長手方向の端部に設けられたシール部9は、吸収性物品1の長手方向の端部において、表面シート2が裏面シート3から剥離することを防止する。また、シール部9は、吸収性物品1の長手方向の端の部分の剛性を高め、吸収性物品1の長手方向の端の部分が丸められるのを抑制する。
一対の圧搾条溝11は、体液の幅方向への広がりを堰き止めるとともに、体液を吸収層4に効率よく移行させる。圧搾条溝11は、熱エンボス加工により吸収性物品1を厚さ方向に圧縮することにより吸収性物品1に形成される。一対の圧搾条溝11は、幅方向内側にそれぞれ湾曲しており、長手方向に延びる軸に対して対称であることが好ましい。一対の圧搾条溝11の幅方向の間隔は、長手方向中央から長手方向外側に行くにしたがって大きくなることが好ましい。これにより、吸収性物品1の長手方向中央付近に排泄された体液を長手方向に拡散させることができ、体液が吸収性物品1の幅方向の端から漏れることを抑制できる。
圧搾条溝11は、好ましくは吸収層4が配置されている範囲内に設けられ、さらに好ましくは吸収層4の高吸収性ポリマー非存在領域42内に設けられる。これにより、熱エンボス加工により圧搾条溝11を形成するとき、高吸収性ポリマーによって吸収体4aに形成される凹凸によって上部液透過性シート4bおよび/または下部液透過性シート4cが破れることを防止できる。また、吸収層4の吸収体4aが体液を吸収して膨潤した場合でも、圧搾条溝11の形状を維持できる。また、圧搾条溝11により、表面シート2に排泄された体液は、ティッシュ6に移動しやすくなる。
長手方向の略中央から幅方向に延びる一対のウイング部を吸収性物品1に設けてもよい。
次に、図5を参照して、本発明の一実施形態による吸収性物品1の製造方法を説明する。図5は、本発明の一実施形態の吸収性物品の製造方法を説明するための図である。符号100は、吸収性物品製造装置を示す。
ティッシュロール110からティッシュシート111を供給する。
剛性シートロール120から剛性シート121を供給する。HMA(ホットメルト接着剤)塗布装置122を使用してオメガ状塗工などの非接触塗工方法および筋状塗工方法などの塗工方法によってホットメルト接着剤を剛性シート121に塗布する。ホットメルト接着剤を塗布した剛性シート121をティッシュシート111に積層し、ティッシュシート111および剛性シート121の積層シート123を作製する。
カッター130を使用して、所定の形状(図4の剛性シート5およびティッシュ6の形状)に積層シート123を切断する。
表面シートロール140から表面シート141を供給する。サイドシートロール150からサイドシート151を供給する。不図示の弾性部材供給装置から供給された不図示の弾性部材をサイドシート151に配置した後、不図示の折曲装置を使用してサイドシート151を折り畳む。HMA塗布装置152を使用してホットメルト接着剤を、折り畳んだサイドシート151に塗布した後、サイドシート151を表面シート141と接着し、表面シートとサイドシートの積層シート142を作製する。
積層シート142に不図示のHMA塗布装置を使用してオメガ状塗工などの非接触塗工方法および筋状塗工方法などの塗工方法によってホットメルト接着剤を積層シート142に塗布した後、不図示の吸収層を積層シート142に貼着する。HMA塗布装置143を使用してオメガ状塗工などの非接触塗工方法および筋状塗工方法などの塗工方法によってホットメルト接着剤を、吸収層を貼着した積層シート142に塗布する。そして、切断した積層シート123を積層シート142に貼着して、表面シート、サイドシート、吸収層、ティッシュ、および剛性シートの積層シート144を作製する。
エンボス加工装置160に積層シート144を通過させて積層シート144に圧搾条溝を形成する。
裏面シート170から裏面シート171を供給する。HMA(ホットメルト接着剤)塗布装置172を使用してホットメルト接着剤を裏面シート171に塗布する。そして、圧搾条溝を形成した積層シート144に裏面シート171を接合し、表面シート、裏面シート、吸収層、ティッシュ、剛性シートおよびサイドシートの積層シート173を作製する。
エンボス加工装置180に積層シート173を通過させて積層シート173にシール部を形成する。
カッター190を使用して、シール部を形成した積層シート173を、吸収性物品1の形状に切断する。そして、吸収性物品が完成する。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明は、上記の実施形態に何ら限定されるものではない。
規格JIS L 1096に準拠したカンチレバー法による剛軟度の測定方法で、乾燥状態および湿潤状態におけるスパンボンド長繊維不織布の剛性シートの剛軟度を測定した。参考データとして、パルプを含まず、高吸収性ポリマーのみからなる吸収体を使用した吸収層の剛軟度と、薄型吸収性物品の吸収層によく用いられるエアレイド不織布の剛軟度とを測定した。
(測定用試料の作製)
吸収性物品から取りだした剛性シートおよび吸収層を、機械方向が長手方向になるように25mm×140mmの大きさに切断し、剛性シートおよび吸収層の測定用試料を作製した。また、機械方向が長手方向になるように25mm×140mmの大きさにエアレイド不織布を切断し、エアレイド不織布の測定用試料を作製した。
(剛軟度の測定)
規格JIS L 1096に準拠したカンチレバー法による剛軟度の測定方法で、剛性シート、吸収層およびエアレイド不織布の剛軟度を測定した。測定は、温度20℃および湿度60%の条件下で行った。乾燥状態における剛軟度の測定では、そのままの状態の測定用試料の剛軟度を測定した。湿潤状態における剛軟度の測定では、1分間水に浸した後の測定用試料の剛軟度を測定した。
(測定結果)
乾燥状態における剛性シートのカンチレバー法による剛軟度は115mmであり、湿潤状態における剛性シートのカンチレバー法による剛軟度は93mmであった。乾燥状態における吸収層のカンチレバー法による剛軟度は64mmであり、湿潤状態における剛性シートのカンチレバー法による剛軟度は60mmであった。乾燥状態におけるエアレイド不織布のカンチレバー法による剛軟度は78mmであり、湿潤状態における剛性シートのカンチレバー法による剛軟度は1mmであった。
(考察)
(1)乾燥状態および湿潤状態における剛性シートの剛軟度は、乾燥状態および湿潤状態における吸収層の剛軟度よりも高いことがわかった。また、乾燥状態および湿潤状態における剛性シートの剛軟度は、60mm以上であることがわかった。
(2)パルプを含まない高吸収性ポリマーの吸収体を用いた吸収層では、湿潤状態における剛軟度は乾燥状態における剛軟度とほぼ同一であった。これより、パルプを含まない高吸収性ポリマーの吸収体を用いた吸収層は、体液を吸収した後も乾燥状態の剛軟度を維持することができ、崩れないことがわかった。
(3)薄型吸収性物品の吸収層によく用いられるエアレイド不織布では、湿潤状態における剛軟度は、乾燥状態における剛軟度にくらべて著しく小さくなることがわかった。これより、エアレイド不織布を吸収層に用いた薄型吸収性物品は、着用者が排泄した体液を吸収すると著しくよれやすくなることがわかった。
本発明の吸収性物品は、失禁パッド、生理用ナプキン、パンティーライナーなどとして使用することができるが、とくに軽失禁パッドとして好適に使用できる。軽失禁パッドは生理用ナプキンに比べて長時間使用されることが多い製品なので、長時間使用することを考えた構成が必要である。本発明の吸収性物品は、長時間安定して着用できるので、軽失禁パッドにとくに好ましく用いられる。
1 吸収性物品
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収層
4a 吸収体
4b 上部液透過性シート
4c 下部液透過性シート
5 剛性シート
6 ティッシュ
7 サイドシート
8 粘着部
9 シール部
11 圧搾条溝
12 防漏壁
13 弾性部材
100 吸収性物品製造装置
110 ティッシュロール
120 剛性シートロール
130 カッター
140 表面シートロール
150 サイドシートロール
160 エンボス加工装置
170 裏面シートロール
180 エンボス加工装置
190 カッター

Claims (8)

  1. 長手方向および幅方向を有し、肌側に設けられた液透過性の表面シート、着衣側に設けられた液不透過性の裏面シート、該表面シートと該裏面シートとの間に設けられた液保持性の吸収層、該吸収層と該裏面シートとの間に設けられた疎水性の剛性シート、並びに前記表面シートの幅方向の両側に設けられた一対のサイドシートを備え、
    前記サイドシートは、幅方向内側の端の部分に防漏壁を有し、
    前記防漏壁の肌側に向けて立ち上がる起立部分の起点は、前記剛性シートの幅方向の端よりも幅方向内側に位置し、
    さらに、乾燥状態における前記剛性シートの剛軟度は、乾燥状態における前記吸収層の剛軟度よりも高い、吸収性物品。
  2. 前記吸収層は、高吸収性ポリマーを含む吸収体および該吸収体を挟む液透過性シートから構成され、
    前記吸収体はパルプを含まない、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記吸収層の長手方向の両端に、前記吸収体を挟まないで前記液透過性シートを接合したシール部が設けられている、請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記剛性シートの面積は、前記吸収層の面積に等しいか、または前記吸収層の面積より大きい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記剛性シートは、熱可塑性樹脂繊維の不織布である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記剛性シートは、スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド(SMS)長繊維不織布またはスパンボンド長繊維不織布である、請求項5に記載の吸収性物品。
  7. 前記裏面シートの着衣側の面には粘着部が設けられており、
    前記粘着部は、前記剛性シートの幅方向の両端よりも幅方向内側に設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収層と前記剛性シートとの間に設けられたティッシュを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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