JP5925029B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、定着装置を備える画像形成装置に関するものである。
従来、紙等の記録材に未定着画像を定着させるための定着装置を有する画像形成装置が知られている。この定着装置においては、発熱体を備えるセラミックヒータを熱源とし、熱容量の極めて小さなフィルムを内部から加熱するフィルム定着式を採用しているものがある。
近年、画像形成装置においては、一般的に良く使用されるA4、B5サイズに加えて、それよりも大きいサイズのA3サイズ等様々なサイズの記録材に画像形成が可能となっている。このため、定着装置の長手方向の幅を通紙可能な記録材の最大サイズに対応するように構成する必要がある。この場合、最大サイズの記録材よりも小サイズの記録材を定着装置に通紙する際に、定着領域において、記録材が通紙されない領域(以下、非通紙領域)が生じることとなる。記録材が通紙される領域(以下、通紙領域)においては記録材によって熱が奪われるが、非通紙領域は記録材が通紙しないため記録材によって熱が奪われることはない。したがって、通紙領域の温度が未定着画像の定着性を確保可能な所望の温度となるように発熱体を駆動し、かつ小サイズの記録材を連続して通紙した場合、非通紙領域の表面温度が非常に高くなる。このような場合、定着装置の各部材に熱的損傷を与えやすくなる。このような熱的損傷を回避するためには、小サイズの記録材の連続通紙を制限しなければならなかった。すなわち、大サイズの記録材の生産性に比較して、小サイズの記録材の生産性を低下させなければならなかった。
そこで、小サイズの記録材の連続通紙による非通紙領域の温度上昇を抑制するため、定着装置の長手方向において発熱分布の異なる複数の発熱体を設けて、記録材のサイズに応じて、発熱体の通電比率を設定し、定着装置の温度制御を行う方法が提案されている。ここで、通電比率とは、ある発熱体への供給電力を他の発熱体への供給電力で除算したものをいう。
例えば、特許文献1においては、予め定められた通電比率により複数の発熱体が駆動され、非通紙領域の温度に応じて通電比率を変更することを特徴とする定着装置(像加熱装置)が開示されている。特許文献1の定着装置においては、非通紙領域にサーミスタ(温度検出素子)が設けられており、非通紙領域の温度が検出される。そして、その温度に基づいて発熱体の通電比率を変更することで非通紙領域の昇温を抑制する制御が行われる。さらに、非通紙領域の温度が所定の閾値を超えた場合にプリント速度を低下させる制御を行っている。このような制御を行うことによって、小サイズの記録材の生産性を維持しつつ、非通紙領域が異常な高温になることを抑制している。
特開2001―183929号公報
非通紙領域においては長手方向の各位置における温度の高低の差が通紙領域に比較して大きい。また、記録材のサイズによって、非通紙領域において最も温度が高くなる箇所は異なる。そのため、特許文献1に開示される定着装置においては、非通紙領域において最も温度が高くなる位置を特定し、その位置において温度の検出を行うのは困難である。そのため、プリント速度を低下させる制御を行うための非通紙領域における温度閾値を十分に余裕をもって低く設定する必要がある。一方、通紙領域においては、温度が低ければ未
定着画像を記録材に定着することができないため、通紙領域内全域において未定着画像の定着に十分な温度を確保する必要がある。すなわち、通紙領域のうち非通紙領域近傍の通紙領域端部の温度についても十分な温度を確保する必要がある。
すなわち、上述したように非通紙領域における閾値を余裕をもって低く設定する必要がある一方、通紙領域端部において十分な温度を維持できるよう発熱体を駆動させる必要がある。
したがって、特許文献1に開示される定着装置においては、小サイズ記録材を連続プリントした場合、非通紙領域において検出温度は前記温度閾値に達しやすく、その場合小サイズの記録材の生産性が低下することとなる。すなわち、A3サイズの記録材を通紙可能な画像形成装置において、比較的小サイズのA4サイズなどの記録材の生産性が、A3サイズの記録材の生産性に比べて低下してしまうという問題に関しては依然十分に解決されたといえない。
そこで、本発明は、通紙領域端部の温度を保ちつつ非通紙領域の温度上昇を抑制することで、記録材の生産性の低下を低減する定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、長手方向において中央部の発熱量が端部の発熱量よりも大きい第一の発熱体と、長手方向において端部の発熱量が中央部の発熱量よりも大きい第二の発熱体と、前記第一及び第二の発熱体によって加熱される略円筒形状の定着フィルムと、前記定着フィルムに当接する加圧ローラと、を備え、通電により前記第一及び第二の発熱体が発熱することで前記定着フィルムと前記加圧ローラとの当接部に通紙される記録材上の未定着画像を加熱定着する定着装置と、記録材のサイズを検出する記録材サイズ検出手段と、前記第一の発熱体に対する前記第二の発熱体への通電比率を、前記記録材サイズ検出手段により検出した記録材のサイズに対応して予め定められている初期通電比率に設定する通電比率設定手段と、前記当接部であって記録材が通紙される領域である通紙領域における長手方向において中央部を基準に一方側の領域にある第一の検出位置の温度を検出する第一の温度検出手段と、前記通紙領域における前記一方側の領域であって、前記第一の検出位置と長手方向において異なる位置にある第二の検出位置の温度を検出する第二の温度検出手段と、前記第一の検出位置の温度と、前記第二の検出位置の温度と、前記記録材のサイズとに基づいて前記一方側の領域における前記通紙領域の一方の端部の温度を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出した前記一方の端部の温度に基づいて、前記一方の端部の温度が予め定められている未定着画像が記録材に定着可能な目標温度に近づくように、前記通電比率を前記初期通電比率から増減する通電比率増減手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、通紙領域端部の温度を保ちつつ非通紙領域の温度上昇を抑制することで、記録材の生産性の低下を低減することができる。
本実施例に係る画像形成装置の概略構成を説明する概略断面図 本実施例に係る定着装置の概略構成を説明する概略断面図 実施例1に係る定着装置を制御するための回路について説明する図 実施例1に係る発熱体の発熱分布図を示す図 実施例1においてA4縦の記録材を連続通紙した時の温度グラフを示す図 実施例1に係る定着装置の温度制御のフローチャート図 従来例及び実施例1の温度制御を行った場合のタイムチャート図 実施例2においてA4縦の記録材を連続通紙した時の温度グラフを示す図 実施例2に係る定着装置の温度制御のフローチャート図
本発明の実施例として、セラミックヒータを熱源とするフィルム定着式の定着装置を備え、A3縦サイズの記録材を通紙可能な画像形成装置について説明する。その一例として、A4縦サイズの記録材を連続通紙した場合について説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のサイズの記録材の通紙が可能な画像形成装置であればよい。
まず、図1を用いて、本発明の実施例に係る画像形成装置の概略構成について説明する。図1は、本実施例に係る画像形成装置の概略構成を説明する概略断面図である。本実施例に係る画像形成装置100は、主な構成要素として、感光ドラム101と、帯電ローラ102と、レーザビームスキャナ103と、現像器104と、一次転写ローラ105と、二次転写ローラ106と、中間転写体107と、定着装置108と、を有する。
次に、本実施例に係る画像形成装置の画像形成動作の概略について説明する。なお、現像器104は、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの4色のトナーをそれぞれ収容するものが一次転写ローラ105にそれぞれ当接して設けられている。これらは形成する画像の色が異なるが実質的に構成及び動作は同じである。そのため、これら4つの現像器のうち1つの現像器104のみについて説明をし、他の現像器の動作についての説明は省略する。
まず、帯電ローラ102が、感光ドラム101の表面を一様に帯電する。そして、レーザビームスキャナ103が、画像信号に対応して変調されたレーザ光を感光ドラム101上に照射することにより、感光ドラム101上に静電潜像を形成する。さらに、現像器104が、感光ドラム101上にトナー(現像剤)を供給することにより、静電潜像が可視化され、感光ドラム101上にトナー像(現像剤像)が形成される。そして、一次転写ローラ105が、感光ドラム101上に形成されたトナー像を中間転写体107上に一次転写する。一方、給紙カセット109内に収容される紙等の記録材Sが、給紙ローラ110によって1枚ずつ分離され給送される。給送された記録材Sは、レジストローラ対111によって、二次転写ローラ106に搬送される。そして、中間転写体107上に一次転写されたトナー像が、二次転写ローラ106によって記録材S上に二次転写される。さらに、記録材S上に転写された未定着画像としてのトナー像が、定着装置108において、加熱かつ加圧され、永久画像として記録材Sに定着される。その後、記録材Sは、排出ローラ対(不図示)によって、画像形成装置100の外部へと排出される。
(実施例1)
次に、実施例1に係る画像形成装置100が備える制御部113について説明する。制御部113は、搬送に関する駆動源(不図示)やプロセスカートリッジの駆動源(不図示)の制御、画像形成に関する制御、更には故障検出に関する制御等、画像形成装置本体の動作を一括して制御する。その制御の一つとして、制御部113は、搬送センサ114と、レジストセンサ115と、定着前センサ116と、定着排紙センサ117とによって、記録材の搬送状況を管理している。
また、制御部113は、定着装置108の温度制御を行う。制御部113は、定着装置108の温度制御プログラムを記憶する記憶手段(不図示)を有する。また、記憶手段は、記録材のサイズとその通紙領域の幅の関係、及び記録材のサイズとそれに対応して予め定められている通電比率(以下、初期通電比率とする)の関係について記憶している。さらに、制御部113は、通電比率設定手段(不図示)と、算出手段(不図示)と、通電比率増減手段(不図示)とを有する。
次に、図2を用いて、実施例1に係る定着装置の概略構成について説明する。図2は、実施例1に係る定着装置の概略構成を説明する概略断面図である。定着装置108は、主な構成要素として、耐熱性フィルム材である定着フィルム201と、定着フィルム201に当接して設けられる加圧ローラ119とを有する。定着フィルム201の内部には、ヒータホルダ200と、ステー202と、セラミックヒータ203とを有する。この定着フィルム201と加圧ローラ119との当接部(以下、定着ニップ部N)に記録材Sを矢印A方向に通紙することで記録材上のトナーTを加熱し画像を定着することができる。
ヒータホルダ200は、耐熱性、断熱性を有する剛体部材であって、定着装置108に通紙する記録材の通紙領域幅方向(以下、長手方向)に延びる横長の部材である。セラミックヒータ203は、ヒータホルダ200の下面に長手に沿って形成される溝部に嵌入されており、耐熱性接着剤によって、ヒータホルダ200に固定支持されている。また、セラミックヒータ203は、長手方向に延びる横長の部材である。定着フィルム201は、略円筒形状であって、セラミックヒータ203を取り付けたヒータホルダ200にルーズに外嵌されている。ステー202は、剛体部材であって、ヒータホルダ200の内側に配置される。また、ステー202は、長手方向に延びる横長の部材である。
加圧ローラ119は、定着フィルム201をセラミックヒータ203と挟んで圧接するように配置される。加圧ローラ119は、モータ(不図示)の駆動に伴い、図2の矢印B方向に所定の周速度で回転駆動する。そして、定着ニップ部Nにおける加圧ローラ119と定着フィルム201の外周との間に生じる摩擦力により、加圧ローラ119の回転力が定着フィルム201に作用することで、定着フィルムが図中矢印C方向に回転駆動する。ここで、ヒータホルダ200が定着フィルム201内面のガイド部材として機能し、定着フィルム201の回転を容易にする。さらに、定着フィルム201の内面とセラミックヒータ203の下面との間に耐熱性グリス等の潤滑材を少量介在させることで摺動抵抗を低減させ、定着フィルム201の回転を容易にすることもできる。
図2に示すように、実施例1に係る定着装置108は、セラミックヒータ203の温度を検出するための第一の温度検出手段としてのサーミスタ317、第二の温度検出手段としてのサーミスタ319、及びサーミスタ321の3つのサーミスタを有している。サーミスタ317は、通紙領域における長手方向において中央部を基準に一方側の領域にある第一の検出位置の温度を検出する。サーミスタ319は、前記一方側の領域であって、第一の検出位置と異なる位置にある第二の検出位置の温度を検出する。各サーミスタ317、319、321は、不図示のバネ等により常時感温可能な所定の圧でセラミックヒータ203に押し当てられている。
次に、図3乃至5を用いて、定着装置の温度制御について説明する。図3は、定着装置を制御するための回路について説明する図である。図4は、セラミックヒータの長手方向における発熱体の発熱分布を示す図である。図5は、実施例1においてA4縦の記録材を連続通紙した時の温度グラフを示す図である。
図3に示すように、セラミックヒータ203は第一の発熱体としての発熱体400、第二の発熱体としての発熱体401を備えている。実施例1に係る定着装置108は、最大でA3縦サイズ(通紙幅297mm)の記録材を通紙可能であるため、発熱体400、401の長手方向の幅は300mmとした。発熱体400は、長手方向において中央部の発熱量が端部の発熱量よりも大きく、主にセラミックヒータ203の長手方向における中央部を発熱する。これに対して、発熱体401は、長手方向において端部の発熱量が中央部の発熱量よりも大きく、主にセラミックヒータ203の長手方向における両端部を発熱する。そして、図4に示すように、発熱体400と発熱体401は、その発熱分布を合計す
ると、セラミックヒータ203の長手方向において、略均一な発熱分布となるように構成されている。
制御部113は、ヒータ駆動回路207を制御することにより交流電源120からの入力電圧を発熱体400に供給する。また、制御部113は、ヒータ駆動回路208を制御することにより交流電源120からの入力電圧を発熱体401に供給する。記録材サイズ検出手段としての記録材サイズセンサ99(図1参照)は、記録材のサイズを検出する。実施例1においては、記録材サイズセンサ99によって、A4縦の記録材であることを検出した。さらに、制御部113が備える通電比率設定手段は、記憶手段に格納される記録材のサイズとそれに対応する初期通電比率の関係に基づいて、発熱体400に対する発熱体401への通電比率を設定する。実施例1において、通電比率とは、発熱体401への供給電力を発熱体400への供給電力で除算したものである。下記の表1における初期通電比率は、通域領域において余裕をもって定着性を確保できる比率であり、A4縦の記録材の場合は、0.3と設定した。
Figure 0005925029
次に、主に図3及び図5を用いて、サーミスタ317、319、321の配置と温度検出について説明する。第一の温度検出手段としてのサーミスタ317は、バネ等(不図示)によって押し当てられることにより、図5中のセラミックヒータ203の中央部から長手方向右に距離D離れた位置に配置されている。サーミスタ317は、できるだけセラミックヒータ203の長手方向における中央付近に配置していることが望ましい。サーミスタ317によって、検出されるセラミックヒータ203の中央部の温度は、抵抗318とサーミスタ317との分圧として検出され、制御部113にTH1信号としてA/Dポート(アナログ/デジタル変換入力ポート)に入力される。
第二の温度検出手段としてのサーミスタ319は、バネ等(不図示)によって押し当てられることにより、図5中のセラミックヒータ203の中央部から長手方向右に距離E離
れた位置に配置されている。ここで、距離Eは70mmとする。サーミスタ319によって中央部から距離E離れた位置において検出される温度は、抵抗320とサーミスタ319との分圧として検出され、制御部113にTH2信号としてA/Dポートに入力される。
サーミスタ321は、図5中のセラミックヒータ203の中央部から長手方向右に距離F離れた位置に配置されている。ここで距離Fは140mmとする。すなわち、サーミスタ321は、定着ニップ部Nにおいて、A4縦サイズの記録材の通紙領域外の領域(以下、非通紙領域)の温度を検出することとなる。サーミスタ321によって、中央部から距離F離れた位置において検出される温度は、抵抗322とサーミスタ321との分圧として検出され、制御部113にTH3信号としてA/Dポートに入力される。
A4縦サイズの記録材の通紙幅は約210mmであるため、図5中の長手方向における中心部から距離約105mm離れた位置までが通紙領域となる。すなわち、実施例1においては、サーミスタ317とサーミスタ319によって、通紙領域の温度を2ヶ所検出し、サーミスタ321によって、非通紙領域の温度を1ヶ所検出することが可能である。
制御部113は、TH1信号をモニタし、未定着画像を永久画像として記録材に加熱定着可能な所定温度に通紙領域の温度が達するとヒータ駆動信号を用いて発熱体400、401への電力供給(通電)を停止する。また、前記所定温度を下回ると発熱体400、401への電力供給(通電)を可能とすることによって定着装置108の温度を一定に保つ。
次に、通紙領域端部の温度T4の算出について説明する。制御部113が備える算出手段は、サーミスタ317、319が検出する第一の温度としてのT1、第二の温度としてのT2及び記録材サイズセンサ99が検出した記録材サイズとから通紙領域端部の温度T4を算出する。T4は、下記の数式1より求めることができる。
Figure 0005925029
以下、具体的に通紙領域の端部の温度T4を算出する方法について説明する。まず、記録材サイズセンサ99が、記録材のサイズを検出する。記憶手段に記憶されている記録材のサイズとその通紙領域の幅の関係について下記の表2に示す。
Figure 0005925029
制御部113は、表2の関係に基づいて、記録材の幅が210mmであると判断する。また、制御部113は、通紙領域の中央から通紙領域の端部までの距離Gは、記録材の幅210mmの1/2の105mmであると判断する。そして、算出手段が、距離G(105mm)と、距離D(<距離E)と、距離E(70mm)と、検出温度T1及び検出温度T2を用いて数式1によりT4を算出する。実施例1においては、通電比率増減手段が、この通紙領域の端部の温度T4が予め定められている未定着画像が記録材に定着可能な目標温度に近づくように初期通電比率の増減を行う。
なお、数式1は線形の式である。一般的に、記録材を連続通紙した状態においては、通紙領域の温度は、図5に示すように、平滑化され通紙領域中央から端部に向かって温度は線形に変化する。しかしながら、通紙領域のトナー像の状態によっては温度リップルが生じ数式1のように線形の式にならないこともある。そのような場合において、T1やT2の温度検出誤差や通紙領域の温度リップルによる誤差が予め分かっている場合は、その誤差を数式1により算出した算出値に加えるなどの補正をしてもよい。また、実施例1においては、温度上昇が線形の場合について説明したが、セラミックヒータの発熱体の構成や周辺部材の影響で温度上昇が非線形となる場合、予め求めた非線形の数式を用いてT4を求めても良い。
次に、図6を用いて、実施例1に係る定着装置の温度制御の流れについて説明する。図6は、実施例1に係る定着装置の温度制御のフローチャート図である。
まず、記録材サイズセンサ99が、記録材のサイズを検出する(S101)。そして、制御部113が、TH1信号、TH2信号、TH3信号の読み取りを開始し(S102)、検出温度T1、T2、T3の検出をする。通電比率設定手段が、検出した記録材のサイズから初期通電比率を設定する(S103)。ここで、初期通電比率は、制御部113の備える記憶手段に予め記憶されているものを用いる。そして、制御部113が、定着装置108の温度制御を開始する(S104)。温度制御とは、通紙領域の中央部付近の温度T1の検出温度が所望の目標温度(以下、Ttgtとする)になるように制御部113が、ヒータ駆動回路207、208を制御し、交流電源120からの入力電圧を発熱体40
0に供給するものである。さらに、通電比率に従って、発熱体400と発熱体401への供給電力を制御するものである。
次に、制御部113が、非通紙領域の検出温度T3がTmax未満であるか否かを確認する(S105)。ここで、Tmaxは、プリント速度(PPM)を低減して通紙動作を継続するモード(以下、PPMダウンモード)に移行するための温度閾値であり、記憶手段に予め設定されている。検出温度T3がTmax未満の場合、算出手段が、通紙領域の端部の温度T4を算出する(S106)。検出温度T3がTmax以上の場合、制御部113が、T3がTlimit未満であるか否かを判断する(S107)。ここで、Tlimitとは、定着装置108の各部材に熱的損傷を与える可能性が生じる閾値であり、記憶手段に予め設定されている。検出温度T3が、Tlimit未満の場合、PPMダウンモードに移行する(S108)。その後、算出手段が、温度T4を算出する(S106)。検出温度T3が、Tlimit以上の場合、制御部113が異常と判断しユーザに故障を報知する(S109)。
T4を算出した後、制御部113が、T4がTtgt+3より高いか否かを確認する(S110)。そして、T4がTtgt+3よりも高い場合、通電比率増減手段が、初期通電比率から通電比率を0.05下げる(S111)。一方、T4がTtgt+3以下の場合、T4がTtgt−3未満か否かを判断する(S112)。T4がTtgt−3未満の場合、通電比率増減手段が、初期通電比率から通電比率を0.05上げる(S113)。T4がTtgt−3以上の場合は通電比率を増減する制御は行わない。なお、実施例1においては、一例として、T4がTtgtに対して±3度の範囲から外れた場合に通電比率を増減するものについて説明した。しかし、この±3度というのは、通紙領域の定着を確保するための温度のばらつきを満足できる値であればよく、本発明の温度制御においては±3度に限るものではない。
その後、制御部113が、通紙終了か否かを確認する(S114)。通紙終了の場合、温度制御を停止して(S117)、定着装置108の駆動を終了する。通紙終了ではない場合、待ち時間として2秒経過後(S115)、再度、TH1、TH2、TH3を読み取り(S116)、T1、T2、T3を検出し、再びS105からS114のステップを繰り返す。なお、実施例1においては、通電比率設定手段が、通電比率を設定、変更する周期を2秒とした。しかし、これに限らず、通紙領域端部の温度変化又は非通紙領域の温度変化に応じて適量に適時設定することができる。
次に、図7を用いて、実施例1における通紙部端部の昇温に従い制御される通電比率と、プリント速度について説明する。図7(a)は、従来例のタイムチャートの一例を示す図であり、図7(b)は、実施例1における温度制御を行った場合にタイムチャートを示す図である。図7(a)に示すように、従来の温度制御においては、小サイズの記録材を連続通紙すると、TH3で検出した検出温度T3が次第に上昇し、Tmaxに至り、PPMダウンモードに移行している(プリント速度が30ppmから10ppmに低下)。一方、図7(b)に示すように、実施例1によれば、通紙領域端部の温度T4がTtgt+3を超えた場合、通電比率を変化させることで、通紙領域での定着性を確保しつつ、非通紙領域の昇温を低減し、かつプリント速度を保持出来ていることが分かる。すなわち、実施例1においては、従来例に比較して、小サイズの記録材の生産性が高いといえる。
上述したように、実施例1においては、通紙する記録材のサイズを検出し、検出した記録材のサイズに基づいて初期通電比率を設定する。また、サーミスタ317、319を用いて、通紙領域において二ヶ所の温度T1、T2を検出する。そして、検出された通紙領域の温度T1、T2と記録材のサイズに基づいて、通紙領域端部の温度T4を算出することができる。そして、その通紙領域端部の温度T4に基づいて、発熱体の初期通電比率を
増減することで、通紙領域の温度を定着画像が記録材の定着可能な目標温度Ttgtに近づかせることができ、かつ、非通紙領域の昇温を抑制することができる。その結果、生産性を低減することなく小サイズの記録材の連続通紙を可能にすることができる。
(実施例2)
実施例1において、サーミスタをセラミックヒータ203の中央部から長手方向の一方側の領域にのみ(図5において右側にのみ)に配置し、その検出結果に基づいて温度制御を行った。しかし、セラミックヒータ203の各発熱体の発熱分布は、セラミックヒータ203の中央を基準として完全に左右対称の発熱分布にはならずバラつきが生じる場合がある。また、記録材に定着するトナーの分布は、セラミックヒータ203の中央を基準として常に対称になるわけではない。このようにアンバランスが生じた場合においても、通紙領域の定着性を長手方向の全領域において確保する必要がある。そこで、実施例2においては、セラミックヒータ203の中央部から長手方向の両側にサーミスタを配置する。そして、算出部が、記録材サイズとサーミスタの出力結果から通紙領域の一方の端部及びその他方の端部の両端部の温度を算出する。そして、通紙領域の両端部の温度に応じて発熱体の通電比率を設定し、記録材の通紙領域の両端部に対して定着性を確保し、かつ非通紙領域の昇温を低減することで小サイズの記録材の生産性を維持することができる。
図8を用いて、実施例2に係る定着装置の温度制御について説明する。図8は、実施例2におけるサーミスタの配置と、A4縦の記録材を連続通紙した時の温度グラフを示す図である。なお、実施例1と同一の構成については、同一の符号を付して、その説明については省略する。
図8に示すように、実施例2においては、第三の温度検出手段としてのサーミスタ323が、A4縦の記録材の通紙領域における長手方向において中央部を基準として、サーミスタ317、319が配置される領域と他方側の領域に配置されている。そして、サーミスタ323は、第一の検出位置及び第二の検出位置のある領域と長手方向において中央部を基準として、他方側の領域にある第三の検出位置の温度を検出する。サーミスタ323は、バネ等(不図示)によって押し当てられることにより、セラミックヒータ203の中央部から距離I離れた位置に配置されている。ここで距離Iは50mmとする。サーミスタ323によって、中央部から距離I離れた位置において検出される温度は、抵抗(不図示)とサーミスタ323との分圧として検出され、制御部113にTH5信号としてA/Dポートに入力される。
以上の構成において、実施例2においては、実施例1と同様に、制御部113が、TH1信号をモニタし、通紙領域の温度が未定着画像を定着可能な所定温度に達するとヒータ駆動信号を用いて発熱体400、401への電力供給(通電)を停止する。また、前記所定温度を下回ると発熱体400、401への電力供給(通電)を可能とすることによって定着装置108の温度を一定に保つ。
次に、実施例1において求めた通紙領域の端部と他方の端部(図8中セラミックヒータの中央部から長手方向左へ距離Gの位置)における温度T6の算出について説明する。実施例2においては、制御部113の備える算出手段(不図示)は、サーミスタ317、323により検出されたT1、T5及び記録材サイズセンサ99が検出した記録材サイズとから通紙領域端部の温度T6を算出する。T6は、下記の数式2より求めることができる。
Figure 0005925029
以下、実施例2において、具体的に通紙領域の端部の温度T6を算出する方法について説明する。まず、記録材サイズセンサ99が、記録材のサイズを検出する。そして、制御部113は、記憶手段のテーブルに基づいて、記録材の幅が210mmであると判断する。また、制御部113は、通紙領域の中央から通紙領域の端部までの距離Gは、記録材の幅210mmの1/2の105mmであると判断する。そして、算出手段が、距離G(105mm)と、距離D(<距離I)と、距離I(50mm)と、検出温度T1及び検出温度T5を用いて数式2によりT6を算出する。
数式2は、サーミスタ317とサーミスタ323による検出温度と、それらの位置関係によって通領域端部の温度T6を算出する線形の数式である。ここでは、セラミックヒータ203の中央から距離がマイナスDの位置(第四の検出位置)における温度(第四の検出位置の温度)を、サーミスタ317において検出した温度T2と同じと考えて数式を立てている。温度T6の算出は、この方法に限らず、例えば、以下の数式3及び4を用いて算出することもできる。
Figure 0005925029
Figure 0005925029
数式3により、サーミスタ317とサーミスタ319の検出温度と、それらの位置関係からヒータ中央の温度Tを算出する。さらに数式4により、算出したヒータ中央温度Tとサーミスタ323の検出温度と、それらの位置関係から通紙領域端部の温度T6を算出することができる。実施例2においては、通電比率増減手段が、この通紙領域の端部の温度T6が予め定められている未定着画像が記録材に定着可能な目標温度に近づくように初期通電比率の増減を行う。
なお、数式3、4は線形の式である。一般的に、記録材を連続通紙した状態においては、通紙領域の温度は、図8に示すように、平滑化され通紙領域中央から端部に向かって温度は線形に変化する。しかしながら、通紙領域のトナー像の状態によっては温度リップルが生じ数式3、4のように線形の式にならないこともある。そのような場合において、T1、T2、T5の温度検出誤差や通紙領域の温度リップルによる誤差が予め分かっている場合は、その誤差を数式3、4により算出した算出値に加えるなどの補正をしてもよい。また、実施例2においては、温度上昇が線形の場合について説明したが、セラミックヒータの発熱体の構成や周辺部材の影響で非線形となる場合、予め求めた非線形の数式を用いてT6を求めても良い。
次に、図9を用いて、実施例2に係る定着装置の温度制御の流れについて説明する。図9は、実施例2に係る定着装置の温度制御のフローチャート図である。
まず、記録材サイズセンサ99が、記録材のサイズを検出する(S101)。そして、
制御部113が、TH1信号、TH2信号、TH3信号、TH5信号の読み取りを開始し(S102)、検出温度T1、T2、T3、T5を検出する。検出した記録材のサイズから初期通電比率を設定する(S103)。ここで、初期通電比率は、制御部113の備える記憶手段に予め記憶されているものを用いる。そして、制御部113が、定着装置108の温度制御を開始する(S104)。温度制御とは、通紙領域の中央部付近の温度T1の検出温度が所望の目標温度Ttgtになるように制御部113が、ヒータ駆動回路207、208を制御し、交流電源120からの入力電圧を発熱体400に供給するものである。さらに、通電比率に従って、発熱体400と発熱体401への供給電力を制御するものである。
次に、制御部113が、非通紙領域の検出温度T3がTmax未満であるか否かを確認する(S105)。ここで、Tmaxは、プリント速度(PPM)を低減して通紙動作を継続するモード(以下、PPMダウンモード)に移行するための温度閾値であり、記憶手段に予め設定されている。
検出温度T3がTmax未満の場合、算出手段が、通紙領域の端部の温度T4、T6をそれぞれ算出する(S201)。検出温度T3がTmax以上の場合、制御部113が、T3がTlimit未満であるか否かを判断する(S107)。ここで、Tlimitとは、定着装置108の各部材に熱的損傷を与える可能性が生じる閾値であり、記憶手段にあらかじめ設定されている。検出温度T3が、Tlimit未満の場合、PPMダウンモードに移行する(S108)。検出温度T3が、Tlimit以上の場合、制御部113が異常と判断しユーザに故障を報知する(S109)。
次に、算出したT4がT6よりも高いか否か確認する(S202)。T4がT6よりも高い場合、T4をThとし、温度が低いT6をTlとする(S203)。逆にT4がT6以下の温度の場合、T6をThとし、T4をTlとする(S204)。
そして、ThがTtgt+3(第一の閾値)よりも高いか否かを確認する(S205)。ThがTtgt+3より高い場合、通電比率増減手段が、初期通電比率から通電比率を0.05下げる(S111)。ThがTtgt+3以下(第一の閾値以下)の場合であって、かつTlがTtgt−3(第二の閾値)より小さい場合(S206)、通電比率増減手段が、初期通電比率から通電比率を0.05上げる(S113)。ThがTtgt+3以下の場合であって、Tlが、Ttgt−3以上の場合は通電比率を増減する制御は行わない。なお、実施例2においては、一例として、Th、TlがTtgtに対して±3度の範囲から外れた場合に通電比率を変更するものについて説明した。しかし、この±3度というのは、通紙領域の定着を確保するための温度のばらつきを満足できる値であればよく、本発明の温度制御においては±3度に限るものではない。
その後、制御部113が、通紙終了か否かを確認する(S114)。通紙終了の場合、温度制御を停止して(S117)、定着装置108の駆動を終了する。通紙終了では無い場合、待ち時間として2秒経過後(S115)、再度、TH1、TH2、TH3、TH5の出力からT1、T2、T3、T5を検出し(S116)、S105からS114のステップを繰り返す。なお、実施例2においては、通電比率を設定、変更する周期を2秒とした。しかし、これに限らず、通紙領域端部の温度変化又は非通紙領域の温度変化に応じて適量に適時設定することができる。
上述したように、実施例2においては、通紙する記録材のサイズを検出し、検出した記録材のサイズに基づいて初期通電比率を設定する。また、サーミスタ317、319、323を用いて、通紙領域において三ヶ所の温度T1、T2、T5を検出する。そして、検出された通紙領域の検出温度T1、T2、T5と記録材のサイズに基づいて、通紙領域の
両端部の温度T4、T6を算出することができる。そして、その通紙領域の両端部の温度T4、T6に基づいて、発熱体の初期通電比率を増減することで、通紙領域の温度を定着画像が記録材の定着可能な目標温度Ttgtに近づかせることができ、かつ、非通紙領域の昇温を抑制することができる。その結果、生産性を低減することなく小サイズの記録材の連続通紙を可能にすることができる。
99…記録材サイズセンサ 100…画像形成装置 108…定着装置 113…制御部
119…加圧ローラ 317、319…サーミスタ

Claims (4)

  1. 長手方向において中央部の発熱量が端部の発熱量よりも大きい第一の発熱体と、長手方向において端部の発熱量が中央部の発熱量よりも大きい第二の発熱体と、前記第一及び第二の発熱体によって加熱される略円筒形状の定着フィルムと、前記定着フィルムに当接する加圧ローラと、を備え、通電により前記第一及び第二の発熱体が発熱することで前記定着フィルムと前記加圧ローラとの当接部に通紙される記録材上の未定着画像を加熱定着する定着装置と、
    記録材のサイズを検出する記録材サイズ検出手段と、
    前記第一の発熱体に対する前記第二の発熱体への通電比率を、前記記録材サイズ検出手段により検出した記録材のサイズに対応して予め定められている初期通電比率に設定する通電比率設定手段と、
    前記当接部であって記録材が通紙される領域である通紙領域における長手方向において中央部を基準に一方側の領域にある第一の検出位置の温度を検出する第一の温度検出手段と、
    前記通紙領域における前記一方側の領域であって、前記第一の検出位置と長手方向において異なる位置にある第二の検出位置の温度を検出する第二の温度検出手段と、
    前記第一の検出位置の温度と、前記第二の検出位置の温度と、前記記録材のサイズとに基づいて前記一方側の領域における前記通紙領域の一方の端部の温度を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出した前記一方の端部の温度に基づいて、前記一方の端部の温度が予め定められている未定着画像が記録材に定着可能な目標温度に近づくように、前記通電比率を前記初期通電比率から増減する通電比率増減手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記算出手段は、前記一方側の領域の温度が長手方向において線形に変化するものとして前記一方の端部の温度を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記通紙領域における長手方向において中央部を基準に他方側の領域にある第三の検出位置の温度を検出する第三の温度検出手段を有し、
    前記算出手段が、前記他方側の領域における前記第一の検出位置又は前記第二の検出位置と前記中央部を中心に対称の位置であって前記第三の検出位置と異なる位置を第四の検出位置とし、前記第四の検出位置の温度は前記第一の検出位置の温度又は前記第二の検出位置の温度と同じであるとし、前記第三の検出位置の温度と前記第四の検出位置の温度と前記記録材のサイズとに基づいて、前記他方側の領域における前記通紙領域の他方の端部の温度を算出し、
    前記通電比率増減手段が、前記一方の端部の温度と前記他方の端部の温度のうち温度が高い方の温度と第一の閾値とを比較し前記高い方の温度が第一の閾値より高い場合、前記高い方の温度が前記目標温度に近づくように前記通電比率を下げ、前記高い方の温度が前記第一の閾値以下の場合であって、かつ、前記一方の端部の温度と前記他方の端部の温度のうち温度が低い方の温度と第二の閾値とを比較し前記低い方の温度が前記第二の閾値より低い場合、前記低い方の温度が前記目標温度に近づくように前記通電比率を上げることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記算出手段は、前記一方側の領域の温度が長手方向において線形に変化するものとして、前記一方の端部の温度を算出し、前記他方側の領域の温度が長手方向において線形に変化するものとして、前記他方の端部の温度を算出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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