JP5924290B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子スロットル用バルブ等を駆動するDCモータを制御するモータ制御装置に関するものである。
従来のモータ制御装置として、アクセル開度から目標開度を算出する目標開度算出手段と、目標開度などから目標電流を算出する電流値算出手段と、バルブに具備された角度センサから外乱推定値に相当する補償電流を算出する外乱推定値算出手段と、外乱推定値の変化率に応じて電流補正時期を判定する補正時期判定手段と、補正時にデフォルト開度近傍での駆動を補正する電流補正算出手段を備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−157079号公報
上記のような従来のモータ制御装置では、電流指令値生成や外乱推定に線形な制御対象を表現する規範モデルが多数用いられており、制御ロジックが複雑化し演算処理負荷が高くなるというという問題があった。
本発明は前記のような問題を解決するためになされたもので、環境温度変化に対して実位置の応答時間のばらつきが小さく、演算処理負荷が軽い位置制御を行うモータ制御装置を提供することを目的としている。
本発明によるモータ制御装置は、バルブを駆動するDCモータと、DCモータのモータ軸回転角を検出する位置検出器とに接続され前記DCモータを制御するモータ制御装置において、位置指令が入力され、駆動指令を出力する制御部と、駆動指令をPWM指令に変換するPWM処理部と、PWM指令をもとにDCモータを駆動するインバータとを備え、制御部はインバータからの母線電圧、位置指令およびモータ軸回転角を入力として電圧指令を出力し、制御部は、位置指令およびモータ軸回転角から第一の電流指令を生成するPID制御器および第一の電流指令の上限値および下限値を制限して第二の電流指令を出力する第一の飽和器を有する第一制御器と、第二の電流指令およびモータ軸回転角から駆動指令を生成する第二制御部とを備え、前記第二制御部は、第二の電流指令から電圧指令を生成する電流制御器と、電圧指令を前記インバータの母線電圧をもとに補正する電圧補正器と、電圧補正器の出力電圧を使用電圧範囲内に制限する第二の飽和器と、モータ軸回転角からDCモータの角速度を求めるフィルタと、角速度およびDCモータの誘起電圧定数から推定誘起電圧を求める誘起電圧推定器と、第二の飽和器の出力である使用電圧範囲内に制限された電圧指令を補正して補正後電圧を出力する不感帯補正器と、推定誘起電圧と不感帯補正器から出力される補正後電圧との差分値から誘起電圧定数、DCモータの巻線抵抗とハーネス抵抗との和および巻線インダクタンスによって推定電流を求める電流推定器と、推定電流とフィルタの出力である角速度からDCモータの周囲温度とDCモータの誘起電圧定数との関係に基づきDCモータの周囲温度の値に応じて求めた誘起電圧定数によって推定外乱相当分の補償電流を生成する外乱推定器と、を備え、不感帯補正器は、PWM処理部への入力に0から母線電圧までの直流の電圧指令を与えたときのDCモータの巻線電流を計測して得られる電圧指令と巻線電流との関係から得られる関係式であって、電圧の不感帯をδ、第二の飽和器の出力である電圧指令をV’ comp 、係数をaおよび補正後電圧をV’ comp_c としたとき、V’ comp を変数とした単調増加関数であるf(V’ comp )およびf’(V’ comp )を用いて表現される次式
Figure 0005924290
によって補正後電圧を求め、第二制御部は、第一制御部の出力である第二の電流指令に推定外乱相当分の補償電流を加算し、加算された第二の電流指令と推定電流との差分を前記電流制御器に入力するものである。
本発明によれば、高速かつ高精度な位置制御を行うことができ、DSP(Digital Signal Processor)やマイコンで処理するときの演算処理負荷が軽減される。
本発明の実施の形態1によるモータ制御装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態1による制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による第一制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による第二制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1によるモータ制御装置の環境温度セ氏150度におけるシミュレーション結果である。 本発明の実施の形態1によるモータ制御装置の環境温度セ氏20度におけるシミュレーション結果である。 本発明の実施の形態1によるモータ制御装置の環境温度セ氏−40度におけるシミュレーション結果である。 本発明の実施の形態2による制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2による第二制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3による第二制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3による不感帯補正器の処理を示す図である。 本発明の実施の形態3による不感帯補正器の処理に関する電圧指令と巻線電流との関係を示した計測結果である。 本発明の実施の形態4による第二制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5による第二制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5による外乱推定器の処理を示す図である。 本発明の実施の形態6による第二制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6による外乱推定器の処理を示す図である。 本発明の実施の形態7による第二制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態8による第二制御部の構成を示すブロック図である。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1によるモータ制御装置を示す構成図である。図1において、位置指令が入力された制御部10からは駆動指令が出力され、制御部10の出力である駆動指令をPWM処理部4によりPWM指令に変換する。インバータ3は、例えばHブリッジで構成され、PWM処理部4の出力であるPWM指令をもとにハイサイドアームおよびローサイドアームを適切なタイミングでスイッチングする。これにより、DCモータ2が目標値に追従するように駆動される。その結果、バルブ機構1のバルブ軸回転角を所定の位置に整定する。
位置検出器5はDCモータ2のモータ回転軸の角度、正確には、モータロータ回転軸の角度を検出する。バルブ機構1を駆動するアクチュエータであるDCモータ2は、例えばブラシ付DCモータである。
バルブ機構1には、付勢手段として図示しないスプリングが連結されており、スプリングによるリターントルクがバルブ機構1のバルブ軸の閉弁方向に作用するようにプレロードが与えられている。また、DCモータ2には、モータ回転軸が歯車減速機やリードスクリューなどを介してスプリングと連結されており、モータ制御装置が動作しない状態では、スプリングのプレロードによるリターントルクでバルブが全閉状態、すなわち機械端に押し当てられた状態となって、機構的なフェールセーフ機能を実現している。
また、本発明の実施の形態1によるモータ制御装置では、バルブ機構1のバルブ軸の位置を検出することはなく、バルブ軸の位置に対応したDCモータ2のモータ回転軸の角度を制御部10への入力値である位置指令に追従するようにフィードバック制御を行う、セミクローズド式の制御系である。
図2は、制御部10の詳細を示すブロック図である。制御部10は、第一制御部11と第二制御部12とから構成される。位置指令は、位置検出器5の出力であるモータ軸回転角ととともに、第一制御部11に入力される。第一制御部11からは電流指令が出力され、第二制御部12に入力される。第二制御部12へは、第一制御部11の出力である電流指令、位置検出器5の出力であるモータ軸回転角およびインバータ3からの母線電圧の値が入力され、駆動指令を出力する。
図3は、第一制御部11の詳細を示すブロック図である。第一制御部11は、PID制御器21と飽和器22とから構成される。第一制御部11は、モータ軸回転角と位置指令を入力して、電流指令を出力するものであり、モータ軸回転角と位置指令との実偏差を零にするように電流指令が演算されて出力される。
PID制御器21は、比例器23、積分器24、微分器25および比例器26からなる制御系であって、位置指令およびモータ軸回転角から第一の電流指令を出力する。図3には、PID制御器21の一例として微分先行型PI−D制御の構成を示しているが、I−PD制御などでもよい。PID制御器21の出力は、飽和器22に入力される。飽和器22は、PID制御器21の出力の値を、予め定めた上限値および下限値を超えないように制限し、第二の電流指令を出力する。
図4は、第二制御部12の詳細を示すブロック図である。第二制御部12は、電流指令、モータ軸回転角および母線電圧から駆動指令を出力するものであり、電流センサを用いることなく電流制御を実現している。
フィルタ36は、モータ軸回転角θを時間微分して機械角速度ωを生成するものであり、例えば、式(1)に示される伝達関数の擬似微分器として実現することができる。
Figure 0005924290
フィルタ36は、式(1)で表される擬似微分器に限ることなく、移動平均フィルタや、前進差分、後進差分のような単純な構成としてもよく、位置情報から速度情報を求めるものであればどの様なものでも構わない。
フィルタ36の出力である機械角速度ωは、誘起電圧推定器31に入力される。誘起電圧推定器31は、機械角速度ωから、駆動中にDCモータ2の巻線に発生する誘起電圧を求める。誘起電圧推定器31の出力である推定誘起電圧eestは、式(2)で求めることができる。
Figure 0005924290
式(2)において、Km_normは、DCモータ2の誘起電圧定数のノミナル値である。
電流制御器32は、電流指令iと後述する推定電流iestの差分である電流偏差i−iestをもとに電圧指令を生成するもので、例えば、比例器によって電流偏差に比例した電圧指令を出力する。なお、電流制御器32は、比例器および積分器で構成しても良い。
次に、電圧補正器35について説明する。車載用途で用いられる電子制御式のバルブでは、その動力源としてバッテリーが用いられることが多い。一般的に、バッテリーは、経年変化によるバッテリー電圧の低下や、キーON時などにバッテリー電圧が変動するというような電圧変化を生じる。具体的には、例えば、モータがインバータの定格電圧で駆動されている際に、当該電圧レベルが低下すると、制御系から出力される駆動指令が同じであってもモータの回転数は低下する。このことを制御系の観点から見れば、制御系のゲインが小さくなっていることと等価である。従って、このように動力源の変化によっても、応答性を損なうことなく安定した駆動を実現するためには、制御系から出力される駆動指令を補正する必要がある。そこで、電圧補正器35では、電流制御器32の出力である電圧指令を、式(3)で補正する。
Figure 0005924290
ここで、Vcompは、電圧補正器35の出力としての電圧指令である。Vbaseは、予め定められた基準電圧である。Vbusは、電圧補正器35に入力されるインバータ3の母線電圧である。Vは、電流制御器32の出力である電圧指令である。式(3)による処理によって、バッテリーの電圧変動などでインバータ3の母線電圧VbusがVbaseに対して小さくなった場合は、Vbase/Vbusが1より大きくなるため、電圧補正器35の出力であるVcompが電圧補正器35の入力であるVより大きな値に補正される。また、インバータ3の母線電圧VbusがVbaseに対して大きくなった場合は、Vbase/Vbusが1より小さくなるため、電圧補正器35の出力であるVcompが電圧補正器35の入力であるVより小さな値に補正される。このように、電圧補正器35からは補正された電圧指令が出力されるため、電圧変動による応答性劣化を防止できる。
飽和器34は、電圧補正器35の出力である電圧指令Vcompの振幅をPWM処理部4に入力できる範囲に制限してV’compを得るものである。
次に、電流推定器33について説明する。電流推定器33は、飽和器34の出力として得られる電圧指令V’compと、前述した誘起電圧推定器31の出力として得られる推定誘起電圧eestの差分値から、推定電流iestを求めるものである。
ここで、電流センサを用いずに、擬似的に電流フィードバック制御を行う場合を考える。誘起電圧の推定精度や電流推定器33の電流モデルの精度が良く、第二制御部12のゲイン、すなわち電流制御器32のゲインを、電流応答が発振しない程度まで高く設定すれば、推定電流iestは実電流に近い値となり、電流応答は向上する。そして、このような状態においては、電圧指令はDCモータの実電圧と一致しているものと見なすことができる。
推定電流iestを演算するために、電流推定器33の電流モデルとして、例えば、ある所定環境温度での巻線抵抗とハーネス抵抗の和をRnorm、巻線インダクタンスをLnormとした一次遅れ要素とする。そして、電流推定器33の具体的な演算は、第二制御部12の制御周期をΔtとして、式(4)で与えられる。ここで、nはサンプリング数であり、正の整数である。
Figure 0005924290
このように、バルブ機構1を開閉制御する時に、第一制御部11から入力された電流指令と、誘起電圧推定器31の出力である推定誘起電圧eestおよび飽和器34の出力である電圧指令V’compから電流推定器33によって求めた推定電流iestとの差分を取る形でフィードバック制御を行うことにより、電流センサを用いずに擬似的に電流フィードバック制御系を構成することができる。
また、バルブをモータで開閉制御する用途において、特にフェールセーフ目的でスプリングを具備しているようなバルブでは、スプリングによるリターントルクがモータ発生トルクに重畳して速度が出やすい方向への駆動において、速度上昇での誘起電圧上昇によってモータへ流れる電流が減少し、停止近辺でブレーキを作用させるための電流を流しにくくなり、バルブが機械端と衝突してバウンドするといった状態が起こりえる。しかし、電流センサレスで電流制御系を構成した第二制御部12の作用によって、巻線インダクタンスの影響による電流遅れを補償できるため、機械端と衝突すること無く、高速な応答を実現できる。
ここで、本発明の実施の形態1によるモータ制御装置のシミュレーション結果を、図5から図7に示す。図5は、環境温度がセ氏150度のときのシミュレーション結果を示しており、同様に、図6は環境温度がセ氏20度のときのシミュレーション結果、図7は環境温度がセ氏−40度のときのシミュレーション結果を示している。図5から図7では、それぞれにおいて、上から、モータ軸回転角(破線:指令値、実線:実位置)、モータ角速度、電流指令、モータ発生トルクの値を示しており、横軸は時間(単位は、秒)である。誘起電圧推定器31の誘起電圧定数、電流推定器33の抵抗とインダクタンスは、セ氏20度時の固定値(設計値)とした。第一制御部11における、比例器23の比例ゲイン、積分器24の積分ゲイン、微分器25の微分ゲイン、および、比例器26の比例ゲインは、制御対象であるインバータ3とDCモータ2と位置検出器5とバルブ機構1の線形モデルから部分的モデルマッチング法で得られたゲインをもとに、セ氏150度環境下での実位置波形を見ながら調整して求めた値を使っており、固定値である。また、第二制御部12はPI制御器で構成され、比例ゲインと積分ゲインは固定値としている。図5から図7のシミュレーションでは、バルブ機構1のリターンスプリングプレロードや摩擦などの非線形要素、DCモータ2のコギングトルクや軸受摩擦トルクなどの非線形要素を考慮している。これらの結果より、10%開度から90%開度に至る実位置の応答時間は74msから93msの範囲で、逆に90%開度から10%開度に至る応答時間は69msから105msの範囲での高速応答が可能となり、さらにオーバーシュートも発生しない滑らかな実位置応答を実現できることが分かる。
以上のように、本発明の実施の形態1によるモータ制御装置では、位置制御系のインナーループに電流センサレスでの電流制御系を備えたことから、高速かつ高精度な位置制御を行うことができる。さらに、電流制御系での制御ロジックが簡易かつ制御に要するパラメータが固定であることから、DSP(Digital Signal Processor)やマイコンでの演算処理負荷が軽減され、プロセッサーの低コスト化が可能となる。
実施の形態2
本発明の実施の形態2によるモータ制御装置の構成は、図1に示された本発明の実施の形態1によるモータ制御装置の構成と同じである。図8は、制御部10の詳細を示すブロック図であり、本発明の実施の形態1における制御部10の詳細を示した図2と比べると、第二制御部12が第二制御部13に変更されている以外は同じである。
図9は、本発明の実施の形態2における第二制御部13の詳細を示すブロック図である。図9を本発明の実施の形態1における第二制御部12の詳細を示した図4と比べると、電流推定器33および誘起電圧推定器31が、電流推定器43および誘起電圧推定器41に変更されており、DCモータ2の周囲温度の値が電流推定器43および誘起電圧推定器41に入力されている以外は、同じである。
誘起電圧推定器43の出力である推定誘起電圧eestは、式(5)によって求める。
Figure 0005924290
式(2)において、K(T)は、DCモータ2の周囲温度Tによって変化する誘起電圧変数である。K(T)の値は、例えば、DCモータ2の誘起電圧変数を予め様々な温度で測定したものをメモリなどに保存しておき、誘起電圧推定器43に入力されたモータ周囲温度の値Tに応じた値を呼び出すことにより決定する。
電流推定器43の出力である推定電流iestは、式(6)によって求める。
Figure 0005924290
式(6)において、巻線抵抗とハーネス抵抗の和をR(T)、巻線インダクタンスをL(T)は、DCモータ2の周囲温度Tによって変化する値である。R(T)およびL(T)の値は、例えば、巻線抵抗とハーネス抵抗の和、および、巻線インダクタンスを予め様々な温度で測定したものをメモリなどに保存しておき、電流推定器43に入力されたモータ周囲温度の値Tに応じた値を呼び出すことにより決定する。
このようにすることで、実機とモデルとの温度変化によるモデル化誤差が軽減できるため、環境温度による応答時間のばらつきを小さくすることができ、高速かつ滑らかな実位置応答を得ることができる。
実施の形態3
本発明の実施の形態3によるモータ制御装置の構成は、図1に示された本発明の実施の形態1によるモータ制御装置の構成と同じである。図10は、本発明の実施の形態3における第二制御部14の詳細を示すブロック図である。図10を本発明の実施の形態1における第二制御部12の詳細を示した図4と比べると、不感帯補正器37を新たに追加した構成である以外は、同じである。
ここで、従来のモータ制御装置においては、インバータに付随する寄生ダイオードなどの影響や、インバータをモータプリドライバで構成している場合には当該ドライバの特性の影響を受けて、電圧指令が小さい場合に、DCモータ2の巻線に所定の電流が流せない電圧の不感帯が存在する場合がある。具体的には、電流制御器32の出力である電圧指令が小さい状態、すなわち電圧指令のDuty比が小さい状態で、DCモータ2の巻線に前記Duty比相当の電圧が印加されず、前記Duty比相当の電圧を巻線抵抗で除した所定の電流が流せない状態が生じる場合がある。
図11は、本発明の実施の形態3における不感帯補正器37の処理を示す図である。不感帯補正器37は、飽和器34の出力として得られる電圧指令V’compを補正する処理を行う。ここで、V’comp_cは、不感帯補正器37の出力である補正後電圧である。電圧の不感帯δは、PWM処理部4へ入力される駆動指令として電圧指令0から母線電圧Vbus相当までの電圧指令の直流値を与えたときの巻線電流を計測することによって求めることができる。図12は、横軸を電圧指令(Duty比)、縦軸を巻線電流の値としたとき、本発明の実施の形態3による不感帯補正器の処理に関する電圧指令と巻線電流との関係を示した計測結果である。図12に示すように、巻線電流の値が0のときの電圧が電圧の不感帯δとして求めることができる。ここで、電圧の不感帯δは正の実数である。また、図12には電流の流れる方向が正の場合のみを示しているが、電流の流れる方向が負方向である場合もある。電流の流れる方向が負方向である場合は、駆動指令として電圧指令0から母線電圧−Vbus相当までの電圧指令の直流値を与えたときの巻線電流を計測した結果から、負側の電圧の不感帯を求めることができる。ただし、電流の流れる方向が負方向の場合には、通常、図12の原点に対して点対称な計測データとなるので、電流の流れる方向が正方向における電圧の不感帯δに負の符号を付けた−δとして決定できる。よって、電圧の不感帯は上記計測結果をもとにした固定値として定めることができる。上記計測結果として電圧の不感帯が無ければ零としてもよい。以下、式(7)として、補正後電圧V’comp_cを求める計算式を示す。
Figure 0005924290
式(7)において、f(V’comp)およびf’(V’comp)は、入力V’compの増加に対して出力f(V’comp)およびf’(V’comp)が単調に増加する関数である。また、aは正の実数であって、計測結果に見合った値として定める。
ここで、f(V’comp)は、V’compが電圧の不感帯−δより小さい領域で定義され、f(−δ)=−δを満たす関数である。また、f’(V’comp)は、V’compが電圧の不感帯δより大きい領域で定義され、f(δ)=δを満たす関数である。
すなわち、不感帯補正器37は、飽和器34の出力V’compが電圧の不感帯−δより小さい領域ではaδを切片として飽和器34の出力V’compを変数とした単調増加な関数f(V’comp)からなる(7)式の一行目の式で補正後電圧V’comp_cを出力する。飽和器34の出力V’compが電圧の不感帯−δ以上+δ以下の領域では(7)式の二行目の式で補正後電圧V’comp_c零を出力する。飽和器34の出力V’compが電圧の不感帯δより大きい領域では−aδを切片として飽和器34の出力V’compを変数とした単調増加な関数f’(V’comp)からなる(7)式の三行目の式で補正後電圧V’comp_cを出力する。なお、この単調増加な関数f(V’comp)およびf’(V’comp)の最も簡易な一例としてV’compとした式(8)で、関係式を与えることもできる。
Figure 0005924290
ここで、電流指令と電流推定器33が出力する推定電流とは、電流制御器32で決定される電流制御帯域内で一致するので、電流指令と推定電流とが完全に一致した時点の電流制御器32の入力である電流偏差は零となり、電流制御器32の出力である電圧指令Vが零となる。さらに、電圧指令Vが電圧補正器35および飽和器34を通過した後の駆動指令も零となる。ここで、電流センサを用いずに擬似的な電流フィードバック制御系を組んだ場合、インバータ3で駆動されるDCモータ2の巻線電流は不明であるから、電流制御器32、電圧補正器35、飽和器34および電流推定器33からなる制御ループで、いかにしてインバータ3とDCモータ2とからなる系の挙動を忠実に再現した上での電圧指令が生成できるかという点が重要となる。
本発明の実施の形態3では、図12に示したように、電圧指令と巻線電流との関係を予め計測し、不感帯補正器37がその計測結果をもとに図11のように処理を行い、飽和器34の出力V’compより補正後電圧V’comp_cを生成して出力する。その結果、飽和器34の出力が電圧の不感帯の範囲内だった場合にも、電流指令と電流推定器33の出力である推定電流との電流偏差は零では無いため、電流制御器32からは常に所定の電圧指令が生成されるようになる。
このようにすることで、電流指令が小さい領域でもDCモータ2の巻線に電流指令どおりの巻線電流を流すことができるため、電流の推定精度をより向上させることができる。特に、直流の電流指令に対する巻線電流の推定精度が向上し、バルブ機構1の負荷が比較的軽い、例えば全閉近傍における低電流領域での電流制御が緻密にできるため、実位置応答を衝突させること無く、さらに安定に滑らかな応答とできる。
実施の形態4
本発明の実施の形態4によるモータ制御装置の構成は、図1に示された本発明の実施の形態1によるモータ制御装置の構成と同じである。図13は、第二制御部15の詳細を示すブロック図であり、本発明の実施の形態1における第二制御部12の構成として不感帯補正器37を新たに追加した構成を示した本発明の実施の形態3における第二制御部14の詳細を示した図10と比べると、DCモータ2の周囲温度の値が電流推定器43および誘起電圧推定器41に入力されている以外は、同じである。
このような構成にすることで、本発明の実施の形態2と比較して、実機とモデルとの温度変化によるモデル化誤差がさらに軽減できる。また、飽和器34の出力が電圧の不感帯の幅δの範囲だった場合にも、電流指令と電流推定器43の出力との電流偏差は零では無いため、電流制御器32からは常に所定の電圧指令が生成される。その結果、電流指令が小さい領域でもDCモータ2の巻線に電流を流すことができるため、電流指令が小さい領域での電流の推定精度をより向上させることができる。特に、直流の電流指令に対する巻線電流の推定精度が向上し、バルブ機構1の負荷が比較的軽い、例えば全閉近傍における低電流領域での電流制御が緻密にできるため、実位置応答を衝突させること無く、さらに安定に滑らかな応答とできる。
実施の形態5
本発明の実施の形態5によるモータ制御装置の構成は、図1に示された本発明の実施の形態1によるモータ制御装置の構成と同じである。図14は、第二制御部16の詳細を示すブロック図であり、本発明の実施の形態1における第二制御部12の詳細を示した図4と比べると、電流推定器33の出力である推定電流とフィルタ36の出力である機械角速度をもとに、DCモータ2の発生するトルクに抗する方向に作用する外乱を推定し、この推定外乱相当分の補償電流を生成する外乱推定器38を新たに追加し、補償電流を第一制御部11の出力である電流指令に加算する構成としていること以外は、同じである。
以下、外乱推定器38について説明する。
本発明の実施の形態1における第二制御部12を構成する電流推定器33の電流モデルは、ある所定環境温度での巻線抵抗とハーネス抵抗の和をRnorm、巻線インダクタンスをLnormとした一次遅れ要素を前提としている。そのため、電流センサを用いて、駆動中のDCモータ2の巻線に流れる実電流を直接検出する通常の電流フィードバック制御と比較して、非線形な外乱を抑圧できない場合がある。ここで、非線形な外乱とは、例えば、DCモータ2においては、モータ軸回転角への依存が顕著なコギングトルクや通電切換時に電流経路が不連続に変化することで生じる通電リプルを意味し、バルブ機構1においては、角速度の正負に応じて不連続に変化する軸受摩擦を意味する。コギングトルクは、一般的にロータ極数とスロット数との最小公倍数の整数倍で決まる周期を有する正弦波の重ね合わせで定められるため、通常はモータ角速度よりも速い周期で変動する外乱となる。また、通電リプルや軸受摩擦は不連続かつ急峻に変化する外乱となる。そのため、バルブを所定開度で保持しようとした場合、一定の制御周期で第一の制御部から出力される電流指令のタイミングが、外乱変化を抑制するタイミングに対して遅れる結果、バルブが所定開度に整定できずにその近傍で持続振動する課題が生じる場合がある。
そこで、上記課題を解決するために、本発明の実施の形態5では、検出あるいは推定可能な状態量から上記非線形な外乱を推定し、当該外乱相当分の補償電流を生成する外乱推定器38を設けるとともに、前記補償電流を電流指令に加算する構成とした。検出あるいは推定可能な状態量から上記非線形な外乱を推定するものとしては、オブザーバ、特に外乱推定用途では外乱オブザーバが用いられる。オブザーバとは、一般的に、制御入力と測定出力から状態変数を再現する機構のことであって、特に、未知外乱を再現する用途のものを外乱オブザーバと呼ぶ。
外乱推定器38は、この外乱オブザーバを応用し、電流推定器33の出力である推定電流とフィルタ36の出力である機械角速度をもとに、DCモータ2の発生するトルクに抗する方向に作用する外乱を推定し、この推定外乱相当分の補償電流を生成する。外乱推定器38で生成された推定外乱相当分の補償電流は、第一制御部11の出力である電流指令に加算される。従来では、実電流を検出して電流フィードバック制御を施した電流制御系に対して成されることを前提とし、その上で制御対象の速度(通常は位置検出センサの出力を微分して得る)と実電流、あるいは速度と電流指令を利用して外乱オブザーバを構成することが一般的であるのに対し、本発明の実施の形態5の外乱推定器38は、機械角速度と推定電流から推定外乱を生成するという点で従来例とは異なる。
図15は、本発明の実施の形態5における外乱推定器38の処理を示す図である。図15中の記号について、Jはモータ軸換算の慣性モーメントを、Tobはオブザーバの極を、sはラプラス演算子を意味する。この外乱オブザーバは、推定電流と誘起電圧定数とのノミナル値Km_normの積で算出されるモータ発生トルクの推定値から慣性モーメントとモータ角加速度の積で与えられる加速トルクの推定値を差分したものに一次遅れ要素のフィルタを通して、推定外乱を得るものである。そして、当該推定外乱と誘起電圧定数ノミナル値Km_normの逆数の積で、推定外乱相当分の補償電流を生成し、これを電流指令に加算する。
以上より、外乱推定器38が推定外乱相当分の補償電流を機械角速度と推定電流とをもとに生成し、当該補償電流を電流指令に加算することで外乱の影響が相殺されるため、バルブを所定開度で保持しようとした場合にでも、持続振動すること無く正確な開度で保持できる。
実施の形態6
本発明の実施の形態6によるモータ制御装置の構成は、図1に示された本発明の実施の形態1によるモータ制御装置の構成と同じである。図16は、第二制御部17の詳細を示すブロック図であり、本発明の実施の形態5における第二制御部16の詳細を示した図14と比べると、外乱推定器38、誘起電圧推定器31および電流推定器33が、外乱推定器39、誘起電圧推定器41および電流推定器43に変更されており、DCモータ2の周囲温度の値が外乱推定器39、誘起電圧推定器41および電流推定器43に入力されている以外は、同じである。
図17は、本発明の実施の形態6における外乱推定器39の処理を示す図である。図17中の記号は、図15中の記号と同様、Jはモータ軸換算の慣性モーメントを、Tobはオブザーバの極を、sはラプラス演算子を意味する。外乱推定器39は、図17に示すように誘起電圧定数ノミナル値Km_normをモータ周囲温度Tの関数として表現する。K(T)は、DCモータ2の周囲温度Tによって変化する誘起電圧変数である。K(T)の値は、例えば、DCモータ2の誘起電圧定数を予め様々な温度で測定したものをメモリなどに保存しておき、外乱推定器39に入力されたモータ周囲温度の値Tに応じた値を呼び出すことにより決定する。
このような構成にすることで、本発明の実施の形態2および4と比較して、実機とモデルとの温度変化によるモデル化誤差がさらに軽減できるため、環境温度に応じた補償電流の生成を高精度化できるとともに、温度変化に対する応答のばらつきおよび振動抑制がさらに可能となる。
実施の形態7
本発明の実施の形態7によるモータ制御装置の構成は、図1に示された本発明の実施の形態1によるモータ制御装置の構成と同じである。図18は、第二制御部18の詳細を示すブロック図であり、本発明の実施の形態5における第二制御部16の詳細を示した図14と比べると、不感帯補正器37を新たに追加した構成である以外は、同じである。
このような構成にすることで、本発明の実施の形態1、3および5と比較して、電流指令が小さい領域での電流の推定精度をより向上させることができるとともに、補償電流も高精度化できるため、さらなる振動抑制が可能となる。
実施の形態8
本発明の実施の形態8によるモータ制御装置の構成は、図1に示された本発明の実施の形態1によるモータ制御装置の構成と同じである。図19は、第二制御部19の詳細を示すブロック図であり、本発明の実施の形態6における第二制御部17の詳細を示した図16と比べると、不感帯補正器37を新たに追加した構成である以外は、同じである。
このような構成にすることで、本発明の実施の形態2、4および6と比較して、電流指令が小さい領域での電流の推定精度をより向上させることができるとともに、実機とモデルとの温度変化によるモデル化誤差がさらに軽減できるという点で環境温度に応じた補償電流もより高精度化でき、温度変化に対する応答のばらつきおよび振動抑制がさらに可能となる。
1 バルブ機構
2 DCモータ
3 インバータ
4 PWM処理部
5 位置検出器
10 制御部
11 第一制御部
12、13、14、15、16、17、18、19 第二制御部
21 PID制御器
22 飽和器
23、26 比例器
24 積分器
25 微分器
31 誘起電圧推定器
32 電流制御器
33 電流推定器
34 飽和器
35 電圧補正器
36 フィルタ
37 不感帯補正器
38、39 外乱推定器

Claims (2)

  1. バルブを駆動するDCモータと、前記DCモータのモータ軸回転角を検出する位置検出器とに接続され前記DCモータを制御するモータ制御装置において、
    位置指令が入力され、駆動指令を出力する制御部と、
    前記駆動指令をPWM指令に変換するPWM処理部と、
    前記PWM指令をもとに前記DCモータを駆動するインバータとを備え、
    前記制御部は前記インバータからの母線電圧、前記位置指令および前記モータ軸回転角を入力として前記駆動指令を出力し、
    前記制御部は、
    前記位置指令および前記モータ軸回転角から第一の電流指令を生成するPID制御器および前記第一の電流指令の上限値および下限値を制限して第二の電流指令を出力する第一の飽和器を有する第一制御器と、
    前記第二の電流指令および前記モータ軸回転角から前記駆動指令を生成する第二制御部とを備え
    記第二制御部は、
    前記第二の電流指令から電圧指令を生成する電流制御器と、
    前記電圧指令を前記インバータの母線電圧をもとに補正する電圧補正器と、
    前記電圧補正器の出力電圧を使用電圧範囲内に制限する第二の飽和器と、
    前記モータ軸回転角から前記DCモータの角速度を求めるフィルタと、
    前記角速度および前記DCモータの誘起電圧定数から推定誘起電圧を求める誘起電圧推定器と、
    前記第二の飽和器の出力である使用電圧範囲内に制限された電圧指令を補正して補正後電圧を出力する不感帯補正器と、
    前記推定誘起電圧と前記不感帯補正器から出力される前記補正後電圧との差分値から前記誘起電圧定数、前記DCモータの巻線抵抗とハーネス抵抗との和および巻線インダクタンスによって推定電流を求める電流推定器と
    前記推定電流と前記フィルタの出力である前記角速度から前記DCモータの周囲温度と前記DCモータの誘起電圧定数との関係に基づき前記DCモータの周囲温度の値に応じて求めた誘起電圧定数によって推定外乱相当分の補償電流を生成する外乱推定器と、を備え、
    前記不感帯補正器は、前記PWM処理部への入力に0から前記母線電圧までの直流の電圧指令を与えたときのDCモータの巻線電流を計測して得られる電圧指令と巻線電流との関係から得られる関係式であって、電圧の不感帯をδ、前記第二の飽和器の出力である電圧指令をV’ comp 、係数をaおよび前記補正後電圧をV’ comp_c としたとき、V’ comp を変数とした単調増加関数であるf(V’ comp )およびf’(V’ comp )を用いて表現される次式
    Figure 0005924290
    によって前記補正後電圧を求め、
    前記第二制御部は、第一制御部の出力である前記第二の電流指令に前記推定外乱相当分の補償電流を加算し、加算された前記第二の電流指令と前記推定電流との差分を前記電流制御器に入力するモータ制御装置。
  2. 前記誘起電圧推定器および前記電流推定器の前記誘起電圧定数、並びに前記電流推定器の前記巻線抵抗と前記ハーネス抵抗との和および巻線インダクタンスが前記DCモータの周囲温度の関数であることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
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