JP5922249B2 - 可変容量コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、可変容量コンデンサに関し、特に、大きな可変容量範囲を有する可変容量コンデンサに関する。
携帯電話機などの携帯機器において、発振回路や制御回路に可変容量コンデンサを使用することにより、部品点数を削減して機器の小型化を図ることが期待されている。
このような可変容量コンデンサは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)と呼ばれる微小デバイス技術によって大量生産することが可能である。MEMSは小型化に適していて、大量生産すれば比較的安価な製品にすることができるので、携帯機器の小型化や高性能化に寄与することが期待される。さらに、携帯電話に使用されている周波数帯域は700MHz〜2.5GHz等の広い帯域であるため、最小の電気容量に対して最大の電気容量が10倍程度の可変比を有する可変容量コンデンサが要望されている。
図9は、特許文献1に記載されている第1の従来例の可変容量コンデンサ110の斜視図である。図9に示すように、第1の従来例の可変容量コンデンサ110において、固定部120と可動部130とが間隔を設けて対向配置されている。可動部130のX1−X2方向の中央部には梁150が設けられており、可動部130と固定部120とは梁150により固定されている。可動部130は梁150のねじれによって回転可能になっている。固定部120には、固定電極として駆動電極121及び容量電極122が、可動部130に対向して設けられている。可動部130の裏面には、駆動電極121及び容量電極122と対向する共通電極として可動電極131が形成されている。
駆動電極121と可動電極131との間に駆動電圧を印加すると、駆動電極121と可動電極131との間に電位差が生じて、静電力(ク−ロン力)が発生する。この静電力により、可動部130は梁150を回転軸として駆動電極121に引き寄せられる。これにより、容量電極122と可動電極131との距離は大きくなる方向に変化するため、容量電極122と可動電極131とで形成される静電容量が変化する。可動部130は、ク−ロン力と梁150のねじれに対する復元力とが均衡する位置まで変位して静止する。よって、駆動電極121と可動電極131との間に印加する電圧値によって、可動部130の変位する位置を変えることができ、所望の静電容量値に調整することができる。
従来例の可変容量コンデンサ110の可変容量範囲を大きくする方法として、駆動電極121と梁150との距離に対して、容量電極122と梁150との距離をより大きくする方法が挙げられる。図10には、可変範囲を大きくした場合の第2の従来例の可変容量コンデンサ111の模式断面図を示す。図10に示すように、可動部130のうち、梁150を回転軸として、駆動電極121が設けられた側を可動駆動電極部130aとし、容量電極122が設けられた側を可動容量電極部130bとする。第2の従来例の可変容量コンデンサ111は、可動容量電極部130bの長さ(L)を駆動電極部130aの長さ(L)に対して長くなるように設けている。これにより、駆動電極121と可動電極131との変位量に対して、容量電極122と可動電極131との変位量を大きくすることができるため、可変容量範囲をより大きくすることができる。
特開平9−153436号公報
しかしながら、図10に示す第2の従来例の可変容量コンデンサ111において、外部から加速度が加えられた場合、駆動電極部130a及び容量電極部130bのそれぞれの慣性モーメントに応じて、梁150を回転軸として駆動電極部130a及び容量電極部130bを回転させる方向に力のモーメントが働く。駆動電極部130a及び容量電極部130bの慣性モーメントの大きさは、回転軸からの距離の2乗と単位距離あたりの質量との積を、積分した値となる。よって、図10に示すように、駆動電極部130aの長さをL、質量をMとし、容量電極部130bの長さをL、質量をMとすると、駆動電極部130aの慣性モーメントは(M×L )/3と表され、容量電極部130bの慣性モーメントは(M×L )/3となる。駆動電極部130aと容量電極部130bとの慣性モーメントが等しい場合には、互いに逆方向の等しい力のモーメントが働くため、外部から加速度が加えられた場合にも、駆動電極部130a及び容量電極部130bは回転しない。
従来例の可変容量コンデンサ111において、駆動電極部130aの長さLと容量電極部130bの長さLとが異なっているため、慣性モーメントの大きさのバランスがずれてしまう。よって、外部から加速度が加えられた場合、駆動電極部130aと容量電極部130bとの回転方向に働く力のモーメントが異なることとなり、容量電極122と容量電極部130bとの距離が変動する。このため、可変容量コンデンサ111の容量変動が生じて、所望の静電容量値からずれた値となってしまう。
本発明は、上記課題を解決して、可変容量範囲を大きくするとともに、外部から加えられる加速度の影響による容量変動を抑制することが可能な可変容量コンデンサを提供することを目的とする。
本発明の可変容量コンデンサは、対向して配置された可動駆動電極部及び固定駆動電極部と、対向して配置された可動容量電極部及び固定容量電極部と、を有し、前記可動駆動電極部と前記可動容量電極部とが、支点部を支点として連動するように形成された可変容量コンデンサにおいて、前記可動容量電極部と前記可動駆動電極部とは前記支点部が設けられたリンク部によって連結されており、前記可動駆動電極部が前記固定駆動電極部に接近するときに、前記可動容量電極部が前記固定容量電極部から離れるように、前記リンク部は前記支点部を支点として回転動作可能に設けられており、前記支点部を支点として、前記可動容量電極部に連結された側の前記リンク部の回転半径が、前記可動駆動電極部に連結された側の前記リンク部の回転半径よりも大きくなるように、前記支点部が設けられているとともに、前記可動容量電極部の単位面積あたりの質量が、前記可動駆動電極部の単位面積あたりの質量よりも小さくなるように、前記可動容量電極部及び前記可動駆動電極部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、支点部を支点として、可動容量電極部に連結された側のリンク部の回転半径が、可動駆動電極部に連結された側のリンク部の回転半径よりも大きいため、可動駆動電極部と固定駆動電極部との距離を変位させたときに、可動容量電極部と固定容量電極部との距離の変位量をより大きくすることができる。よって、可変容量コンデンサの可変容量範囲を大きくすることが可能である。さらに、可動容量電極部に連結された側のリンク部の回転半径が、可動駆動電極部に連結された側のリンク部の回転半径よりも大きく、かつ、可動容量電極部は可動駆動電極部よりも単位面積あたりの質量が小さい。これにより、可動容量電極部の慣性モーメントと可動駆動電極部の慣性モーメントとの差を小さくすることができるため、外部から加速度が加えられた場合に、可動容量電極部及び可動駆動電極部に対して働く力のモーメントの差を小さくすることができる。よって、外部から加えられる加速度の影響による可動容量電極部及び可動駆動電極部の変位を抑制して、容量変動を抑制することが可能である。
したがって、本発明の可変容量コンデンサによれば、可変容量範囲を大きくするとともに、外部から加えられる加速度の影響による容量変動を抑制することが可能である。
本発明の可変容量コンデンサは、前記可動容量電極部に連結された側の前記リンク部の回転半径の2乗と前記可動容量電極部の質量との積が、前記可動駆動電極部に連結された側の前記リンク部の回転半径の2乗と前記可動駆動電極部の質量との積と等しくなるように形成されていることが好適である。これによれば、可動容量電極部の慣性モーメントと可動駆動電極部の慣性モーメントとが等しくなるため、外部から加えられる加速度の影響による可動容量電極部及び可動駆動電極部の変位を抑制することができる。
本発明の可変容量コンデンサにおいて、前記可動容量電極部及び前記可動駆動電極部は平板状に形成されており、前記可動容量電極部の厚さが前記可動駆動電極部よりも薄く形成されていることが好ましい。
本発明の可変容量コンデンサにおいて、前記可動容量電極部に孔部が設けられていることが好ましい。
本発明の可変容量コンデンサにおいて、前記可動駆動電極部に質量調整部が設けられていることが好ましい。
これらの態様によれば、可動容量電極部の質量を小さくする、または可動駆動電極部の質量を大きくすることによって、可動容量電極部と可動駆動電極部との慣性モーメントの差を小さくして、容量変動を抑制することができる。
本発明の可変容量コンデンサは、対向して配置された可動駆動電極部及び固定駆動電極部と、対向して配置された可動容量電極部及び固定容量電極部と、を有し、前記可動駆動電極部と前記可動容量電極部とが、支点部を支点として連動して回転動作するように形成された可変容量コンデンサにおいて、前記可動容量電極部の回転半径が前記可動駆動電極部の回転半径よりも大きくなるように、前記支点部が設けられているとともに、前記可動容量電極部の単位面積あたりの質量が、前記可動駆動電極部の単位面積あたりの質量よりも小さくなるように、前記可動容量電極部及び前記可動駆動電極部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、可動容量電極部の回転半径が可動駆動電極部の回転半径よりも大きいため、可動駆動電極部と固定駆動電極部との距離を変位させたときに、可動容量電極部と固定容量電極部との距離の変位量を大きくすることができる。よって、可変容量コンデンサの可変容量範囲を大きくすることが可能である。さらに、可動容量電極部は可動駆動電極部に対して、回転半径が大きく、かつ、単位面積あたりの質量が小さい。これにより、可動容量電極部の慣性モーメントと可動駆動電極部の慣性モーメントとの差を小さくすることができるため、外部から加速度が加えられた場合に、可動容量電極部及び可動駆動電極部に対して働く力のモーメントの差を小さくすることができる。よって、外部から加えられる加速度の影響による可動容量電極部及び可動駆動電極部の変位を抑制して、容量変動を抑制することが可能である。
本発明の可変容量コンデンサによれば、可変容量範囲を大きくするとともに、外部から加えられる加速度の影響による容量変動を抑制することが可能である。
本発明の第1の実施形態における可変容量コンデンサの分解斜視図である。 第1の実施形態の可変容量コンデンサの平面図である。 図2のIII−III線で切断して矢印方向から見たときの断面図である。 第1の実施形態の可変容量コンデンサの慣性モーメントを説明するための模式図である。 第1の変形例における可変容量コンデンサの平面図である。 第2の変形例における可変容量コンデンサの断面図である。 第3の変形例における可変容量コンデンサの断面図である。 第2の実施形態における可変容量コンデンサの断面図である。 第1の従来例の可変容量コンデンサを示す斜視図である。 第2の従来例の可変容量コンデンサの断面図である。
以下、本発明の実施形態の可変容量コンデンサについて図面を用いて詳細に説明する。なお、各図面の寸法は適宜変更して示している。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態の可変容量コンデンサ10の分解斜視図である。図2は、第1の実施形態の可変容量コンデンサ10の平面図である。
図1に示すように本実施形態の可変容量コンデンサ10は、固定部20と、可動容量電極部30と、可動駆動電極部31とを有して構成されている。固定部20は、固定容量電極部20aと固定駆動電極部20bとを有しており、固定駆動電極部20bは可動駆動電極部31に対向して配置されており、固定容量電極部20aは可動容量電極部30に対向して配置されている。また、可動容量電極部30と可動駆動電極部31とは、第1のリンク部51及び第2のリンク部52によって連結されている。
図2に示すように、第1のリンク部51は、可動駆動電極部31に設けられた第1の連結部36aに連結されるとともに、可動容量電極部30のX1側端部に設けられた第1の連結部36b、36cに連結されている。また、第2のリンク部52は、第1のリンク部51と点対称に設けられている。このように、第1のリンク部51、及び第2のリンク部52によって、可動容量電極部30と可動駆動電極部31とが連結されている。さらに、第1のリンク部51及び第2のリンク部52を補助して可動容量電極部30及び可動駆動電極部31を支持するための第1の補助リンク部53、第2の補助リンク部54が設けられている。また、第1のリンク部51と接合部65a、65cとは、支点部61a、61cで連結されており、第2のリンク部52と接合部65b、65dとは、支点部61b、61dで連結されている。
図1に示すように、固定部20に形成された接合支持部26a、26b、26c、26dは、それぞれ接合部65a、65b、65c、65dと接合され、これにより、可動容量電極部30及び可動駆動電極部31と固定部20とが接合される。第1のリンク部51及び第2のリンク部52は、それぞれ支点部61a〜61dを支点として回転動作可能に設けられている。よって、第1のリンク部51及び第2のリンク部52によって連結された可動容量電極部30及び可動駆動電極部31は、支点部61a〜61dを支点として連動して回転するように動作する。すなわち、可動駆動電極部31がZ2方向に変位して固定部20に接近するとき可動容量電極部30が固定部20から離れるようにZ1方向に変位し、または、その逆の動作が可能なように第1のリンク部51及び第2のリンク部52が設けられている。なお、第1の補助リンク部53は接合部65aに設けられた支点部63aと連結されて、第1のリンク部51と連動可能となっている。第2の補助リンク部54についても同様に第2のリンク部52と連動可能となっている。
可動容量電極部30、可動駆動電極部31、第1のリンク部51、第2のリンク部52等は、長方形の平板であるシリコン基板を用いて形成される。まず、シリコン基板に、各部材の形状に対応するレジスト層を形成する。そして、レジスト層が存在していない部分で、シリコン基板をディープRIE(ディープ・リアクティブ・イオン・エッチング)等のエッチング工程で切断することにより、可動容量電極部30、可動駆動電極部31等の各部材が形成される。
可動容量電極部30及び可動駆動電極部31は微小であり、たとえば、可動駆動電極部31のX1−X2方向の長さは1mm以下であり、Y1−Y2方向の長さは0.8mm以下である。さらに、厚み寸法は0.1mm以下である。
図3は、可動容量電極部30及び可動駆動電極部31の動作を説明するための断面図であって、図2のIII−III線で切断して矢印方向から見たときの断面図である。図3(a)は可動駆動電極部31と固定駆動電極部20bとの間に駆動電圧が印加されていない状態であり、図3(b)は駆動電圧が印加されて変位した状態での断面図である。
図3(a)に示すように、本実施形態の可変容量コンデンサ10は、1対の容量電極と、1対の駆動電極とを有して構成されている。図3(a)に示すように、固定容量電極部20aには固定容量電極24が設けられており、固定容量電極部20aと対向する可動容量電極部30には可動容量電極34が形成されている。また、固定駆動電極部20bには固定駆動電極25が形成され、可動駆動電極部31には可動駆動電極35が形成されている。
なお、可動容量電極部30及び可動駆動電極部31は導電性材料であり、可動容量電極部30の材料が可動容量電極34として機能して、また、可動駆動電極部31の材料が可動駆動電極35として機能している。
可変容量コンデンサ10には、電気容量を制御するための制御部(図示しない)が接続されており、固定駆動電極25と可動駆動電極35との間において静電力を発生させるための駆動電圧が制御部から与えられる。
図3(a)に示すように、駆動電圧が印加されていない状態では、可動駆動電極35と固定駆動電極25との間隔D1’が、可動容量電極34と固定容量電極24との間隔D2’とほぼ同じくなるよう状態で、可動駆動電極部31と可動容量電極部30とが静止する。
1対の駆動電極である固定駆動電極25と可動駆動電極35とに駆動電圧が与えられると、図3(b)に示すように、静電力により可動駆動電極部31はZ2方向にΔD1だけ変位する。そして、第1のリンク部51及び第2のリンク部52により連結された可動容量電極部30は、支点部61a〜61dを支点として可動駆動電極部31と連動して回転動作するように、Z1方向にΔD2だけ変位する。このとき、第1の連結部36a〜36d、第2の連結部37a〜37d、及び支点部61a〜61dは、ねじれ変形する。このねじれ変形は弾性変形であって、各連結部及び支点部61a〜61dは、ねじれ変形に対して元に戻ろうとする復元力を有している。静電力と復元力とが釣り合った位置で可動容量電極部30及び可動駆動電極部31は静止して、このときの固定容量電極24と可動容量電極34とで形成される容量が、可変容量コンデンサ10の電気容量となる。このように、駆動電圧により生じる静電力と復元力との均衡によって可動容量電極部30及び可動駆動電極部31の変位量を制御して、可変容量コンデンサ10の電気容量を所望の値とすることができる。
駆動電圧による可動駆動電極部31の変位量ΔD1は、いわゆるプルイン効果により、初期状態の電極間距離D1’の1/3に制限されている。そのため、第1のリンク部51及び第2のリンク部52によって可動駆動電極部31と連結された可動容量電極部30の可動範囲も制限される。しかし、本実施形態の可変容量コンデンサ10によれば、図2に示すように、支点部61aと第1の連結部36aとの距離をLとし、支点部61aと第1の連結部36bとの距離をLとしたときに、LがLよりも大きくなるように第1のリンク部51が設けられている。第2のリンク部52についても同様に設けられている。
支点部61aを支点として、可動駆動電極部31に連結された側のリンク部51は、支点部61aから可動駆動電極部31までの第1のリンク部51の距離、つまり支点部61aと第1の連結部36aとの距離Lを回転半径として、回転するように動作する。また、可動容量電極部30に連結された側のリンク部51は、可動駆動電極部31と連動して支点部61aを支点として、支点部61aから可動容量電極部30までの第1のリンク部51の距離、つまり支点部61aと第1の連結部36bとの距離Lを回転半径として回転するように動作する。よって、Lに対してLが大きくなるように、第1のリンク部51、第2のリンク部52、及び各支点部61a〜61dを設けることにより、図3(b)に示す可動駆動電極部31の変位量ΔD1に対して、可動容量電極部30の変位量ΔD2を大きくすることができる。したがって本実施形態の可変容量コンデンサ10の可変容量範囲を大きくすることができる。
本実施形態の可変容量コンデンサ10において、外部から加速度が加えられると、可動容量電極部30及び可動駆動電極部31の慣性モーメントの差がある場合、各支点部61a〜61dを中心として第1のリンク部51が回転しようとする力のモーメントが働く。図4は、本実施形態の可動容量電極部30及び可動駆動電極部31の慣性モーメントについて説明するための模式側面図である。図4では、第1のリンク部51が支点部61aを支点として角度θだけ回転して静止している状態を示す。図4では省略して示すが、第1の連結部36bには可動容量電極部30が連結されており、第1の連結部36aには可動駆動電極部31が連結されている。
この状態で、Z2方向に加速度aが加えられた場合、第1のリンク部51と直交する方向にa’(=a×cosθ)の加速度が加わる。ここで、支点部61aを支点として、第1のリンク部51と連結された可動駆動電極部31の慣性モーメントをI、可動容量電極部30の慣性モーメントをIとし、可動駆動電極部31の質量をM、可動容量電極部30の質量をMとする。また、第1のリンク部51の質量は無視できるほど小さいとする。このとき、I=L ×M、I=L ×Mと近似して表される。ここで、慣性モーメントIと慣性モーメントIとのバランスがずれると、回転方向(a’の方向)に発生する力のモーメントにずれが生じて、第1のリンク部51が回転して静電容量値の変動が生じることとなる。
本実施形態において、図3(a)及び図3(b)に示すように、可動容量電極部30の厚さが可動駆動電極部31よりも薄く形成されている。よって、可動容量電極部30の単位面積あたりの質量が可動駆動電極部31の単位面積あたりの質量よりも小さくなるように形成されている。よって、図10に示す第2の従来例の可変容量コンデンサ111のように、可動容量電極部130bと可動駆動電極部130aとの厚さが同等に形成された場合に比べて、可動容量電極部30の質量Mが小さくなる。本実施形態においては、LがLよりも大きくなるように第1のリンク部51、第2のリンク部52及び各支点部61a〜61dが設けられているとともに、MがMよりも小さくなるように可動容量電極部30及び可動駆動電極部31が形成されている。これにより、慣性モーメントIと慣性モーメントIとの差を小さくすることができる。したがって、外部から加えられる加速度の影響による可動容量電極部30及び可動駆動電極部31の変位を抑制して、容量変動を抑制することが可能である。
なお、本明細書において「単位面積あたりの質量」とは、可動容量電極部30全体の質量を、可動容量電極部30のうち固定部20と対向する面の面積で割った値をいう。可動駆動電極部31についても同様である。
また、I=L ×MとI=L ×Mとが等しくなるように、可動容量電極部30及び可動駆動電極部31の厚さを変えて形成することがより好ましい。こうすれば、可動容量電極部30及び可動駆動電極部31の慣性モーメントが等しくなるため、確実に容量変動が抑制される。
なお、可動容量電極部30の厚さは、ディープRIE(ディープ・リアクティブ・イオン・エッチング)等のエッチングによって、適宜調整して加工することができる。
以上のように、本実施形態の可変容量コンデンサ10によれば、可動容量電極部30の回転半径(L)が可動駆動電極部31の回転半径(L)よりも大きいため、可動駆動電極部31と固定駆動電極部20bとの距離を変位させたときに、可動容量電極部30と固定容量電極部20aとの距離の変位量を大きくすることができる。よって、可変容量コンデンサ10の可変容量範囲を大きくすることが可能である。さらに、可動容量電極部30は可動駆動電極部31に対して、回転半径が大きく、かつ、単位面積あたりの質量が小さい。これにより、外部から加速度が加えられた場合に可動容量電極部30及び可動駆動電極部31に生じる慣性モーメントの差を小さくすることができる。よって、外部から加えられる加速度の影響による可動容量電極部30及び可動駆動電極部31の変位を抑制して、容量変動を抑制することが可能である。
図5は、本実施形態の第1の変形例における可変容量コンデンサ10の平面図である。図5に示すように、可動容量電極部30に複数の孔部32を形成することによっても、可動容量電極部30の質量Mを小さくすることが可能である。このような態様であっても、可動容量電極部30及び可動駆動電極部31の慣性モーメントの差を小さくすることができるため、容量変動を抑制することが可能である。なお、可動容量電極部30を貫通するように孔部32を設けた場合、容量を形成する可動容量電極34(図5では図示しない)の面積が小さくなり、容量が小さくなるおそれがある。この場合、可動容量電極34の電極面積に影響を与えないように、複数の凹部を形成することが好ましい。
図6は、本実施形態の第2の変形例における可変容量コンデンサ10の断面図である。第2の変形例における可変容量コンデンサ10では、可動容量電極部30及び可動駆動電極部31の厚さが同等になるように形成されている。そして、可動駆動電極部31に質量調整部33が形成されている。これにより、可動駆動電極部31の質量Mに質量調整部33の質量が付加されて、合計の質量により可動駆動電極部31の慣性モーメントIが決定されるため、慣性モーメントIと慣性モーメントIとの差を小さくすることができる。質量調整部33は特に限定されるものではないが、SiO等の絶縁材料を用いて薄膜で形成することができる。
また、本実施形態の可変容量コンデンサ10において、共通の固定部20に固定容量電極部20a及び固定駆動電極部20bが配置された構成について示したが、これに限定されるものではない。図7は、第3の変形例における可変容量コンデンサ10の断面図である。第3の変形例において、可動容量電極部30、可動駆動電極部31、第1のリンク部51、及び第2のリンク部52等の構成は図1から図6と同様であるが、保護部28が設けられている点が異なっている。
図7に示すように、保護部28は可動容量電極部30及び可動駆動電極部31を覆うように設けられている。そして、可動容量電極部30と対向する位置において、保護部28に固定容量電極24が設けられている。つまり、第3の変形例の可変容量コンデンサ10では、保護部28が固定容量電極部20aとしての機能をかねて設けられている。この場合、可動駆動電極35と固定駆動電極25との間に駆動電圧が印加されると、可動駆動電極部31はZ2方向に移動し、可動容量電極部30はZ1方向に移動する。すなわち、固定容量電極24と可動容量電極34との対向距離が小さくなるように変化するため、容量値が大きくなるように変化可能である。
<第2の実施形態>
図8は、第2の実施形態の可変容量コンデンサ11の断面図である。図8に示すように、第2の実施形態の可変容量コンデンサ11において、可動容量電極部80と可動駆動電極部81とは、共通の可動部82に設けられており、可動部82は、接合支持部71を介して固定部70と連結されている。固定部70は、可動容量電極部80と間隔を設けて対向する固定容量電極部70a、及び可動駆動電極部81と間隔を設けて対向する固定駆動電極部70bを有している。そして、可動駆動電極部81と可動容量電極部80とが、支点部72を支点として連動して回転動作するように支点部72が形成されている。
固定駆動電極75と可動駆動電極85との間に駆動電圧が印加されると、静電力によって、可動駆動電極部81が支点部72を支点としてZ2方向に変位する。これに連動して、可動容量電極部80は支点部72を支点としてZ1方向に変位する。つまり、固定容量電極74と可動容量電極84との距離が大きくなり、容量が小さくなるように変位する。
本実施形態の可変容量コンデンサ11の可動駆動電極部81の回転半径(支点部72から可動駆動電極部81の端部までの長さ)をL、可動容量電極部80の回転半径(支点部72から可動容量電極部80の端部までの長さ)をLとすると、L>Lとなるように支点部72が設けられている。よって、可動駆動電極部81と固定駆動電極部70bとの距離を変位させたときの、可動容量電極部80と固定容量電極部70aとの距離の変位量を大きくすることができ、可変容量コンデンサ11の可変容量範囲を大きくすることが可能である。
また、本実施形態の可変容量コンデンサ11において、可動駆動電極部81の質量をM、可動容量電極部80の質量をMとすると、可動駆動電極部81の慣性モーメントの大きさは(M×L )/3と表され、可動容量電極部80の慣性モーメントの大きさは(M×L )/3と表される。本実施形態において、図8に示すように、可動容量電極部80の厚さが可動駆動電極部81よりも薄く形成されている。すなわち、可動容量電極部80は、可動駆動電極部81に対して回転半径が大きく、かつ、単位面積あたりの質量が小さくなるように形成されている。これにより、図10に示す第2の従来例の可変容量コンデンサ111のように、可動容量電極部130bと可動駆動電極部130aとの厚さを同等に形成した場合と比較して、可動容量電極部80と可動駆動電極部81との慣性モーメントの差を小さくすることができる。よって、外部から加えられる加速度の影響による可動容量電極部80及び可動駆動電極部81の変位を抑制して、容量変動を抑制することが可能である。
なお、可動容量電極部80と可動駆動電極部81との慣性モーメントの差を小さくする方法として、第1の実施形態と同様に、可動容量電極部80に孔部32(図示しない)又は凹部を設ける方法や、可動駆動電極部81に質量調整部33(図示しない)を設ける方法等も可能である。
10、11 可変容量コンデンサ
20、70 固定部
20a、70a 固定容量電極部
20b、70b 固定駆動電極部
24、74 固定容量電極
25、75 固定駆動電極
26a、26b、26c、26d、71 接合支持部
28 保護部
30、80 可動容量電極部
31、81 可動駆動電極部
32 孔部
33質量調整部
34、84 可動容量電極
35、85 可動駆動電極
36a、36b、36c、36d 第1の連結部
51 第1のリンク部
52 第2のリンク部
61a、61b、61c、61d、63a、63b、72 支点部
65a、65b、65c、65d 接合部

Claims (6)

  1. 対向して配置された可動駆動電極部及び固定駆動電極部と、
    対向して配置された可動容量電極部及び固定容量電極部と、を有し、
    前記可動駆動電極部と前記可動容量電極部とが、支点部を支点として連動するように形成された可変容量コンデンサにおいて、
    前記可動容量電極部と前記可動駆動電極部とは前記支点部が設けられたリンク部によって連結されており、
    前記可動駆動電極部が前記固定駆動電極部に接近するときに、前記可動容量電極部が前記固定容量電極部から離れるように、前記リンク部は前記支点部を支点として回転動作可能に設けられており、
    前記支点部を支点として、前記可動容量電極部に連結された側の前記リンク部の回転半径が、前記可動駆動電極部に連結された側の前記リンク部の回転半径よりも大きくなるように、前記支点部が設けられているとともに、
    前記可動容量電極部の単位面積あたりの質量が、前記可動駆動電極部の単位面積あたりの質量よりも小さくなるように、前記可動容量電極部及び前記可動駆動電極部が形成されていることを特徴とする可変容量コンデンサ。
  2. 前記可動容量電極部に連結された側の前記リンク部の回転半径の2乗と前記可動容量電極部の質量との積が、前記可動駆動電極部に連結された側の前記リンク部の回転半径の2乗と前記可動駆動電極部の質量との積と等しくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の可変容量コンデンサ。
  3. 前記可動容量電極部及び前記可動駆動電極部は平板状に形成されており、前記可動容量電極部の厚さが前記可動駆動電極部よりも薄く形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の可変容量コンデンサ。
  4. 前記可動容量電極部に孔部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の可変容量コンデンサ
  5. 前記可動駆動電極部に質量調整部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の可変容量コンデンサ
  6. 対向して配置された可動駆動電極部及び固定駆動電極部と、
    対向して配置された可動容量電極部及び固定容量電極部と、を有し、
    前記可動駆動電極部と前記可動容量電極部とが、支点部を支点として連動して回転動作するように形成された可変容量コンデンサにおいて、
    前記支点部を支点としたときの前記可動容量電極部の回転半径が前記可動駆動電極部の回転半径よりも大きくなるように、前記支点部が設けられているとともに、
    前記可動容量電極部の単位面積あたりの質量が、前記可動駆動電極部の単位面積あたりの質量よりも小さくなるように、前記可動容量電極部及び前記可動駆動電極部が形成されていることを特徴とする可変容量コンデンサ。
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