JP5921739B2 - 船舶および船舶における熱エネルギの回収方法 - Google Patents

船舶および船舶における熱エネルギの回収方法 Download PDF

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Description

本発明は、特に、少なくとも1つのディーゼルエンジンと該エンジンから独立した熱エネルギを消費する少なくとも1台の機器とを備えた船舶に関する。
今日の船舶、特にトン数の大きな船舶の場合、通常、船舶の推進力を得るための高出力ディーゼルエンジンを1台又は複数台備えている。
いずれの種類のエンジンについてもいえることだが、エンジンに含まれる部品又はエンジンに関係する部品は、冷却液の循環により冷却される。
具体的な例として、船舶用ディーゼルエンジンの場合、2つの独立した液冷回路が設けられており、一方がいわゆる高温回路で、他方がいわゆる低温回路である。これら2つの回路は、共通部分を有する場合がある。
これら2つの回路を互いに異なるものにしている特徴は、エンジンに流入する冷却液の温度である。
高温回路における冷却液の温度は、低温回路における冷却液の温度よりも高い。
これらの温度は、具体的に示すと、それぞれ70℃及び38℃のオーダーである。
高温回路は、エンジンのシリンダなどの部品を冷却するためのものである。他方、低温回路は、オイルクーラーなどの部品を冷却するものである。
このように冷却回路が「二重」に設けられているのは、いくつかのエンジン構成部品の機能及び/又は構造が過剰な冷却による影響を受けることがあるためである。
さらに、旅客船には、エンジンから独立した熱エネルギを消費する複数の機器が設置されている。そのような機器の例として、空気加熱設備、水加熱設備、淡水生成器、スイミングプールの水を加熱するシステムなどが挙げられる。
従来、高温回路の液体によって運ばれる熱量の少なくとも一部を回収し、回収した熱を前記の熱消費機器に供給することが提案されている。
低温回路内の液体は、海水との熱交換により冷却され、その後エンジン内を「再循環」する。
この技術が高コストな化石エネルギ源を利用する場合において無視できない程度のエネルギ損失を伴うということは、容易に理解できるであろう。
本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、単純で、効率的で、且つ低コストの手段を利用する。
よって、本発明の第1の局面は、
複数の内部部品(11A,12A)が第1の液冷回路である高温回路を循環する冷却液によって冷却され、その他の部品(13B,14B,15B)が第2の液冷回路である低温回路を循環する冷却液によって冷却される少なくとも1基のディーゼルエンジン(1)を備え、
前記高温回路と前記低温回路では、前記ディーゼルエンジン(1)へ流入する冷却液の温度が互いに異なる一方、
前記ディーゼルエンジン(1)から独立していて、熱エネルギを消費する少なくとも1台の機器(9,9’)と、
前記高温回路内を前記冷却液により運ばれる熱量の少なくとも一部を回収して、前記機器に熱エネルギを供給する高温側の回収手段(2)と、
前記低温回路内を前記冷却液により運ばれる熱量の少なくとも一部を回収して、前記機器(9,9’)に熱エネルギを供給する低温側の回収手段(3)と、
前記低温回路に設けられ、前記ディーゼルエンジン(1)の出口における冷却液の温度を調整する温度調節手段と備えている
ことを特徴とする船舶に関する。
また、本発明の第2の局面は、前記船舶において、
前記低温側の回収手段は、加熱しようとする液体を前記低温回路の冷却水と熱交換させる低温側の熱交換器(3)であり、
前記温度調節手段は、前記低温回路における前記低温側の熱交換器(3)の下流に配置される三方調節弁(VB)と、一端が前記低温回路における前記低温側の熱交換器(3)の上流に、他端が前記三方調節弁(VB)にそれぞれ接続されて、前記冷却水が前記低温側の熱交換器(3)をバイパスして流れるバイパス配管(103B)とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第3の局面は、
シリンダを含む複数の内部部品(11A,12A)が第1の液冷回路である高温回路を循環する冷却液によって冷却され、エンジンオイル冷却システムを含むその他の部品(13B,14B,15B)が第2の液冷回路である低温回路を循環する冷却液によって冷却される少なくとも1基のディーゼルエンジン(1)を備え、
前記高温回路と前記低温回路では、前記ディーゼルエンジン(1)へ流入する冷却液の温度が互いに異なる一方、
前記ディーゼルエンジン(1)から独立していて、熱エネルギを消費する少なくとも1台の機器(9,9’)と、
前記高温回路内を前記冷却液により運ばれる熱量の少なくとも一部を回収して、前記機器に熱エネルギを供給する高温側の回収手段(2)と、
前記低温回路内を前記冷却液により運ばれる熱量の少なくとも一部を回収して、前記機器(9,9’)に熱エネルギを供給する低温側の回収手段(3)とを備えている
ことを特徴とする船舶に関する。
したがって、本発明により、船舶の全体のエネルギバランスが大幅に向上する。
その他の限定的でない有利な特徴によると、
前記船舶は前記機器を少なくとも2台備えており、そのうち少なくとも1台は前記高温回路により熱が供給され、その他の機器は前記低温回路により熱が供給される。
また、その他の限定的でない有利な特徴によると、
前記高温側の回収手段は、加熱しようとする液体を前記高温回路の冷却液と熱交換させる高温側の熱交換器(2)であり、
前記低温側の回収手段は、加熱しようとする液体を前記低温回路の冷却液と熱交換させる低温側の熱交換器(3)である。
また、その他の限定的でない有利な特徴によると、
前記低温回路における前記低温側の熱交換器(3)の下流には、前記ディーゼルエンジン(1)へ再循環する冷却液を海水によって冷却する冷却用の熱交換器(4)が設けられる。
また、その他の限定的でない有利な特徴によると、
前記低温回路には、一端が前記冷却用の熱交換器(4)と前記ディーゼルエンジン(1)の間に、他端が前記低温側の熱交換器(3)と前記冷却用の熱交換器(4)の間にそれぞれ接続され、流通する冷却液によって交流発電機を冷却する分岐管路(111B,112B,113B)が設けられる。
本発明のその他の特徴及び利点は、以下の好適な実施形態の説明を読めば明らかになる。以下の実施形態の説明は、添付の図面を参照しつつなされる。
図1は、本発明による船舶に統合された設備アセンブリの第1の部分の概略図である。 図2は、本発明による船舶に統合された設備アセンブリの第2の部分の概略図である。
図1を参照すると、一点鎖線は、船舶に搭載されたディーゼルエンジン1の範囲を示す。
言うまでもないが、複数のエンジン、例えば4基のエンジンが搭載されている場合、図1のアセンブリもエンジンと同じ数だけ設けられている。
いわゆる高温回路における冷却液の循環は実線で示され、いわゆる低温回路における冷却液の循環は点線で示される。
また、これら2つの回路上に配置された機器は、参照符号の末尾にA又はBが付いているが、これらの符号AとBは、それぞれ高温回路と低温回路に対応していることを示す。
本説明全体において、VA、CL及びVBは、それぞれ、遮断弁、流量制御弁及び三方調整弁を示す。
図1において、10Aは液ポンプ示す。この液ポンプ10Aは、エンジン1内に収容された部品(シリンダ11A及び給気冷却器の回路段12A等)の内部における高温冷却液(水など)の循環を実現する。
管路100A,101Aは、部品から部品へと液体を搬送するために使用される。
給気冷却器の回路段12Aの出口側では、加熱された冷却液が、管路102A,103Aを通ってエンジン外部へと排出される。このとき、冷却液の温度は、所定の値(例えば90℃)となるようにサーボ制御される。この目的のために、配管に少なくとも1つの温度センサTTが設けられている。
熱交換器2は、エンジンの出口側に接続されている。熱交換器2において、熱交換液は、以下に説明するように、逆流方向に循環する。このような構成としたのは、熱エネルギを消費する船舶設備の1つにこの熱エネルギを供給するためである。
この熱交換器2の上流及び下流のそれぞれには、管路104A,106Aが設けられている。
弁VAを介して戻りループ107Aが設けられているため、熱交換器2通過時に冷却された液体をポンプ10Aへと再循環させることができる。
管路103Aと管路104Aとの間には、三方調整弁VBと、前記戻りループ107Aに接続された管路105とが接続されている。
この管路105は、冷却液の温度を冷却液がエンジンから流出した際に調節する手段に含まれてもよい。管路105は戻りループ107Aに接続されている。そして、管路105は、エンジンから流出した液体を調節して制御された温度とするために、このループを通過する冷却された液体の一部を「抜き取る」ために用いられる。この温度制御は、好適には自動的に行われる。具体的に、この温度制御は、センサにより得られた温度測定値に基づき、特に前記センサにより得られた測定値に基づき、調整弁VBを利用して実現される。
また、エンジン1は、前記ポンプと同タイプの第2のポンプ10Bを備えている。このポンプ10Bは、配管100Bを介して前記給気冷却システムの第2の回路段13Bに接続されている。水などの冷却液がこのポンプ及び装置を通過しており、この構成が低温冷却回路を形成している。
装置13Bの出口側では、管路101Bがエンジンオイル冷却システム14に液体を供給し、加熱された液体が管路102Bを通って熱交換器3へと搬送される。熱交換器3において、熱交換液体は、逆流方向に熱交換器3を通過する。熱交換器3は、熱エネルギを消費する機器に接続されている。
本発明の1つの利点によると、低温回路における液体の温度は、該液体がエンジンから流出した際に制御される。
この目的のために、熱交換器3の出口側に配置された三方調整弁VBを用いて、ループ103Bを介して冷却液の一部をバイパスさせる。
高温回路でも同様に、この制御は好適には自動的に実施されて、例えば50℃の調節された温度が得られる。
熱交換器3の出口側では、管路106Bが第2の熱交換器4に接続されている。第2の熱交換器4内を、海水が逆流方向に流れている。この熱交換器の機能は、必要に応じて、エンジン内を再循環させる前に冷却液を更に冷却することである。
この第2の熱交換器の出口側では、三方調整弁VBを用いることにより、管路109Bを介して液体の一部をバイパスさせる。そうすることで、ポンプ10Bへの入口、ひいてはエンジンの出口における冷却液の温度を、適温に調節する。
水タンク5は、管路109Bに接続されている。この水タンク5は、熱膨張手段として使用され、また、設備に水を供給するために用いられる。
なお、第2のポンプ10Bへの入口直前には、冷却液の一部を第3のポンプ10’Bに搬送する分岐ライン111Bが接続されている、このポンプ10’Bには、交流発電機用の冷却システム15Bが管路112Bを介して接続されている。冷却システム15Bは、配管113Bを介して、前記熱交換器3の出口側に接続されている。このように熱交換器3の下流に接続されているのは、交流発電機から流出した液体の温度が、相応の熱回収には十分でないからである。
管路104Bは、管路102Bと管路107Aの両方に接続されており、高温回路から低温回路へと液体を注入するために使用される。これにより、低温回路内の液体の温度が上昇し、ひいては回収可能なエネルギの量が増加する。
逆に、第2の管路108Aは、管路102Bと管路106Aに接続されている。そして、この管路108Aは、低温回路から液体の一部を「抜き取り」、その抜き取った液体を高温回路に注入して、高温回路内の液体の温度を、該液体がエンジン内を再循環する前に低下させる。
上で指摘したように、低温回路内における冷却液の温度は、エンジン1から流出した際に調節される。
この調節された温度は、例えば50℃のオーダーである。
このように、液体は常時一定の温度に維持されるので、回収されるエネルギをエンジンの負荷に関わらず常に最適に維持できる。
一方、関連するポンプへと戻る液体の温度は可変である。しかし、この液体が通過するエンジン機器はそのような温度変化を許容できるので、このことは問題ではない。
本発明の設備の第2の部分を図2に示す。低温回路におけるエネルギ回収に関する設備部分のみを示す。高温回路におけるエネルギ回収に関する部分は同一であるので、簡略化のために図示を省略する。
4個の熱交換器6を示す。これらの熱交換器は、船舶に搭載された4基のエンジンに関連付けられている。
この設備は、主要な構成部分として、2つの液ポンプ7を備えている。この1対の熱交換器内を、1組の管路122,123,124を通って、逆流方向に水が通過する。
同様に、さらなる管路137がポンプ7に接続されている。この管路137は、管路136を介して別の2つの熱交換器6Bに接続されている。
熱交換器6の出口側に設けられた管路125,126,139は、二股管路127に接続されている。二股管路127は、蒸気が供給されるヒータ8に連通している。必要な場合は、これらのヒータを用いて、さらなる熱エネルギを、熱交換器6内にて加熱された液体に供給する。この蒸気は、概して、ディーゼルエンジンの排気側に設置された回収ボイラーから得られる蒸気か、若しくは、燃焼ボイラーから得られる蒸気である。
管路128,129は、管路130,131,133,134を介して熱交換器9,9’に接続されている。熱交換器9,9’は、熱エネルギを消費する船舶機器に関連付けられている。
これらの熱交換器に設けられた弁VA”は、要求されるエネルギ量に応じて熱交換器内における液体の流量を変化させるように設計されている。
戻り管路132,135並びに管路140は、冷却された液体をポンプ7に返送するために用いられる。
よって、本発明の1つの特徴的な利点は、回収回路が「可変流量」で動作し、熱消費機器9,9’が要求する熱量に関わらず、返送液体の温度を比較的低温にすることができる。このため、熱交換器2又は熱交換器3におけるエネルギの回収は、常に最適である。
高い水温を要求する熱消費機器は、高温回収ループに接続される。
これらの機器は、例えば、ボイラー、環境空気を加熱するシステム、又は洗面所の水を加熱するシステムである。
低温回収ループに接続される機器は、平均的な熱を有する水を要求する機器である。
このような機器は、例えば、スイミングプールの水を加熱するシステムや空調用の予熱システムである。
本発明の装置を用いれば、ディーゼルエンジンにおける熱エネルギの回収が最適化される。
これにより、燃料の節約を実現できる。
本発明のシステムを用いない場合、全てのエネルギ消費機器を加熱するのに必要な蒸気は、回収ボイラー又は燃焼ボイラーから得られる。燃焼ボイラーは、燃料消費型の機器である。
本発明により、船舶のエネルギーバランスが大幅に向上する。
1 ディーゼルエンジン
2 熱交換器(回収手段)
3 熱交換器(回収手段)
9 熱消費機器、熱交換器(機器)機器
9’熱消費機器、熱交換器(機器)機器
11A シリンダ(内部部品)
12A 給気冷却器の回路段(内部部品)
13B 給気冷却システムの第2の回路段(部品)
14B エンジンオイル冷却システム(部品)
15B 交流発電機用の冷却システム(部品)

Claims (7)

  1. 複数の内部部品(11A,12A)が第1の液冷回路である高温回路を循環する冷却液によって冷却され、その他の部品(13B,14B,15B)が第2の液冷回路である低温回路を循環する冷却液によって冷却される少なくとも1基のディーゼルエンジン(1)を備え、
    前記高温回路と前記低温回路では、前記ディーゼルエンジン(1)へ流入する冷却液の温度が互いに異なる一方、
    前記ディーゼルエンジン(1)から独立していて、熱エネルギを消費する少なくとも1台の機器(9,9’)と、
    前記高温回路内を前記冷却液により運ばれる熱量の少なくとも一部を回収して、前記機器に熱エネルギを供給する高温側の回収手段(2)と、
    前記低温回路内を前記冷却液により運ばれる熱量の少なくとも一部を回収して、前記機器(9,9’)に熱エネルギを供給する低温側の回収手段(3)と、
    前記低温回路に設けられ、前記ディーゼルエンジン(1)の出口における冷却液の温度を調整する温度調節手段と備えている
    ことを特徴とする船舶。
  2. 請求項1に記載の船舶において、
    前記低温側の回収手段は、加熱しようとする液体を前記低温回路の冷却水と熱交換させる低温側の熱交換器(3)であり、
    前記温度調節手段は、
    前記低温回路における前記低温側の熱交換器(3)の下流に配置される三方調節弁(VB)と、
    一端が前記低温回路における前記低温側の熱交換器(3)の上流に、他端が前記三方調節弁(VB)にそれぞれ接続されて、前記冷却水が前記低温側の熱交換器(3)をバイパスして流れるバイパス配管(103B)とを備えている
    ことを特徴とする船舶。
  3. シリンダを含む複数の内部部品(11A,12A)が第1の液冷回路である高温回路を循環する冷却液によって冷却され、エンジンオイル冷却システムを含むその他の部品(13B,14B,15B)が第2の液冷回路である低温回路を循環する冷却液によって冷却される少なくとも1基のディーゼルエンジン(1)を備え、
    前記高温回路と前記低温回路では、前記ディーゼルエンジン(1)へ流入する冷却液の温度が互いに異なる一方、
    前記ディーゼルエンジン(1)から独立していて、熱エネルギを消費する少なくとも1台の機器(9,9’)と、
    前記高温回路内を前記冷却液により運ばれる熱量の少なくとも一部を回収して、前記機器に熱エネルギを供給する高温側の回収手段(2)と、
    前記低温回路内を前記冷却液により運ばれる熱量の少なくとも一部を回収して、前記機器(9,9’)に熱エネルギを供給する低温側の回収手段(3)とを備えている
    ことを特徴とする船舶。
  4. 請求項1,2又は3に記載の船舶において、
    前記船舶は前記機器を少なくとも2台備えており、そのうち少なくとも1台には前記高温回路によって熱が供給され、その他の機器(9,9’)には前記低温回路によって熱が供給される
    ことを特徴とする船舶。
  5. 請求項1又は3に記載の船舶において、
    前記高温側の回収手段は、加熱しようとする液体を前記高温回路の冷却液と熱交換させる高温側の熱交換器(2)であり、
    前記低温側の回収手段は、加熱しようとする液体を前記低温回路の冷却液と熱交換させる低温側の熱交換器(3)である
    ことを特徴とする船舶。
  6. 請求項5に記載の船舶において、
    前記低温回路における前記低温側の熱交換器(3)の下流には、前記ディーゼルエンジン(1)へ再循環する冷却液を海水によって冷却する冷却用の熱交換器(4)が設けられている
    ことを特徴とする船舶。
  7. 請求項6に記載の船舶において、
    前記低温回路には、一端が前記冷却用の熱交換器(4)と前記ディーゼルエンジン(1)の間に、他端が前記低温側の熱交換器(3)と前記冷却用の熱交換器(4)の間にそれぞれ接続され、流通する冷却液によって交流発電機を冷却する分岐管路(111B,112B,113B)が設けられている
    ことを特徴とする船舶。
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