JP5921382B2 - 時計 - Google Patents

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本発明はアナログ時計における針付構造に関するものである。
従来から、中央部に時分秒針を配置し、その周囲に小針を配置したアナログ時計が実用化されている。(特許文献1)
このような小針付のアナログ時計では、小針を小針車に取付ける際に、その押込力によって、小針車に荷重が加わる。小針車は、地板の下面側のほぞ穴に案内軸支されているため、地板がプラスチック製の場合は、地板が、この荷重を受けることで、たわみあるいは変形を生じ、最悪の場合前記ほぞ穴部が欠損することがある。
特許文献1に記載の小針付の時計は、小針車が案内軸支されている地板のほぞ穴の近傍であって、小針車の載置面とは反対側に厚肉部を設けている。そして、小針車に加わり、厚肉部に伝わる荷重を、荷重を受けることができる部品で受けることにより、ほぞ穴部の欠損等を防いでいる。
実開平3−115889号公報
しかし、前記地板の厚肉部側に回路基板を配置する場合は、地板の厚肉部を回路基板に当てると、厚肉部に伝わる荷重が、回路基板の厚肉部が当たる部分に集中して回路基板が変形し、回路部品が破損してしまう。これを避けるためには、回路基板に貫通孔を形成して厚肉部を貫通させる必要があった。従って、貫通孔の部分には回路部品を配置することができず、また、周辺に複数の配線が密集するICを貫通孔近傍に配置することができなかった。すなわち、針付けをする際に加わる荷重を伝える地板の厚肉部を回路基板に当てることが出来ず、また、針付けをする針の指針軸と平面的に重なる部分やその近傍に回路部品を配置出来ない問題があった。
本発明の目的は、針付けをする時計の針の指針軸に平面的に重なる位置やその近傍に回路部品を配置しても、回路基板と回路部品の変形、破損を防ぐことである。
上記目的を達成するため、本発明は、地板と、回路基板と、指針軸に指針が取り付けられる指針車と、前記指針軸を挿入するように前記地板に形成した軸孔と、前記指針軸の延長線上に配置され、前記回路基板に実装される回路部品と、を有する時計であって、前記地板には、前記回路部品が実装される前記回路基板の第1の面に接し、且つ、前記回路部品を挟むか又は囲むように配置された第1の複数の凸部が形成され、前記第1の複数の凸部に対向する位置に配置されるとともに、前記回路基板の前記第1の面とは反対側の第2の面に接する第2の複数の凸部が形成された荷重受け部材を有することを特徴とする。
また、前記第1の複数の凸部の数は3つ以上であり、前記第1の複数の凸部の全てを対象として、隣り合う第1の凸部どうしを直線で結んだときに描かれる環状の図形の領域内に、前記指針軸の延長線が位置するように構成したことを特徴とする。
また、前記回路部品はICであり、該ICの周囲には、配線パターンと該配線パターンを被覆するレジストが形成され、前記第1の複数の凸部を、前記配線パターンと前記レジス
トとに重なる位置に配置したことを特徴とする。
また、前記第2の複数の凸部を、前記回路基板の第2の面に形成された配線パターンと該配線パターンを被覆するレジストとに重なる位置に配置したことを特徴とする。
また、前記第2の複数の凸部における前記回路基板に接する部分が平面形状を有するように、前記第2の複数の凸部が金属板の半抜き加工で形成されていることを特徴とする。
また、前記指針軸における前記回路基板側の端部から、それぞれの前記第1の複数の凸部までの距離が等距離になるように前記第1の複数の凸部を配置したことを特徴とする。
本発明は、上記に示した構成を採用しているので、指針軸の延長線上に回路部品を配置した場合でも、回路部品の外周部の回路基板に荷重を分散させることで、表示指針の取付けの際に指針軸に伝達される荷重を、回路部品、及び回路基板の変形、破損させることなく、前記回路基板を介して前記荷重受け部材となる回路押さえに伝達させることが可能になった。このため回路構成部品配置の制約が緩和されたことで、ムーブメントサイズの縮小化に効果を発揮するものである。
本発明の実施の形態における文字板側からの指針配置、及びICの配置を示した図である。 本発明の実施の形態における24時間表示車周辺部断面の模式図である。 本発明の実施の形態における24時間表示車周辺部の詳細断面図である。 本発明の実施の形態における回路のIC周辺部の平面透視図であり、地板の凸部の受面配置を示す図である。 本発明の実施の形態における回路のIC周辺部の平面透視図であり、回路押さえの凸部の受面配置を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態における時計を文字板側から見た図である。時計中心に時針7と、分針8とを配置し、9時位置に24時間表示針6が配置されている。これらは、文字板10よりも視認側に設けられている。24時間表示針6の直下で文字板10の背面側に点線で示すようにIC2aが配置されている。
図2を用いて、本実施形態における時計の荷重分散構造について説明する。
図2は、本発明の時計における指針軸と回路部品の部分を模式的に示した断面図である。
1は地板、1aは、地板1に形成された24時間表示車用の軸孔、2bは回路基板、2aは回路基板2bに実装された回路部品であるIC、3は24時間表示車、4は回路押さえ、4aは回路押さえ4に形成された凸部である。また、表示針取付けの際に使用する機械台13は回路押さえ4を受ける。
IC2aは24時間表示車3の指針軸である24時間表示車真3aの延長線上に配置されている。地板1には、第1の複数の凸部である複数の凸部1cが形成され、これらは、IC2aの周囲に配置されている。また、回路押さえ4には、回路基板2bを挟んで地板1のそれぞれの凸部1cに対向する位置に第2の複数の凸部である複数の凸部4aが形成されている。
そして、地板1の凸部1cから回路基板2bに伝達された荷重は、矢印で示すように、地板1の複数の凸部1cに分散され、これらの凸部1cに対向する位置で、回路基板2bから回路押え4の凸部4aに伝達される。回路押さえ4は、地板1から回路基板2bを介して伝わった荷重を受ける荷重受け部材として機能する。このように、回路基板2bから見て、地板1から回路基板2bに荷重が伝達される位置と回路基板2bから回路押え4に荷重を伝達する位置とが一致しているため、回路基板2bにねじれなどの変形を生じさせず、これに実装されるIC2aも損傷しない。また、回路基板2bに加わる荷重は分散されるため、1箇所に大きな荷重が加わって回路基板2bが損傷することもない。尚、本実施形態では、24時間表示車の軸の延長線上にIC2aを配置しているが、IC以外のコンデンサー、抵抗等の電子部品にも適用することができる。
次に、具体的な時計の構成を、図3〜図5を用いて説明する。
図3は本発明の実施形態による24時間表示車部の断面図である。
樹脂材料で形成された地板1に、電源(図示なし)、モーター(図示なし)、回路2、で駆動される輪列を介して、24時間表示車3が回転表示されるように構成されている。前記24時間表示車3の24時間表示車真3aの延長線上には前記回路2に実装されたIC 2aが配置されている。地板1にはパイプ1bがアセンブリされており、前記回路2の回路基板2bを貫通して、回路押さえ4を回路押さえねじ5により押さえる。前記24時間表示車3への表示針付けでは前記回路押さえ4を図示しない機械台により受ける。
地板1は、前記24時間表示車の24時間表示車真3aを構成するほぞを挿入する軸孔1aが設けてあり、前記IC2aを囲むように凸部1cを4箇所に形成している。凸部1cの先端部は平面形状に形成されている。4つの前記凸部1cは前記24時間表示車真3aにおける回路基板2b側の端部3a1からほぼ等距離であり、前記IC2aを固定するポッティング樹脂2c外周の回路基板レジスト2d上に配置されている。
回路押さえ4は金属部品であり前記地板1の凸部1cと対向する位置に凸部4aがプレス加工の半抜きにより形成されている。前記回路2の回路基板2bは、IC2aが実装される第1面側が前記地板1の凸部1cと接し、第1面とは反対側でIC2aが実装されていない第2面側が、前記回路押さえ4の凸部4aに接し、地板1の凸部1cと回路押さえ4の凸部4aとにより挟まれる。
凸部4a1〜4a4には回路基板2bを傷付けることなく、力を分散させるために、回路基板2bに接する部分が平面である必要がある。また、各平面に均等に力を分散させるためにも、凸部4a1〜4a4の高さの精度が必要となる。プレス加工の半抜きは曲げ加工等と比較して、高さ精度を高めることが可能である。
また、仮に回路押さえ4が凸部のない平板形状で表面がほぼ平滑である場合、メッキ処理の洗浄で、回路押さえ4同士を重ね合わせたときに、その間に洗浄液が残ることで回路押さえ4同士の間に張力が発生して貼り付きが起こる。また、回路押さえ4同士が貼り付いた状態で乾燥させた場合には汚れが残ってしまう。前記回路押さえ4の凸部4aは回路押さえ4の平面同士が密着することを防止するため、回路押さえ4同士の貼り付きを防ぐ
効果もある。
尚、凸部4aを曲げ加工や絞り加工で形成することも可能である。この場合、凸部4aは半抜き加工と比較して平面スペースを占有してしまう。このため、回路押さえ4における凸部4a形成部の周辺に、アース接点や機能表示のための刻印等が設けられていないこと、及び、凸部4a形成のために広く回路押さえ4の平面スペースを使用できることが条件となる。また、凸部4aが受ける回路基板2bに対しても、回路配線の密集がなく回路配線の変更が比較的可能であることが望ましい。
これは、曲げ加工の場合に荷重を受けても曲げ部が撓まない大きさ(強度)で凸部4aに相当する曲げ部を設定しなければならず、設計当初の曲げ部の設定から適切な曲げ部の設定に変えるときに、一旦設計した回路配線を変更する必要があるためである。回路押さえ4は金属であるが薄いため、曲げ部で荷重を受けても撓まない強度を設定するためには、曲げ部の幅を広く設定する必要があり、この幅は凸部4aの半抜き加工先端部の平面の大きさに比べて非常に大きくなり、この大きさに、回路配線が影響を受ける。
また、曲げ加工、絞り加工は半抜き加工よりも凸部4aの高さが大きくなってしまうため、回路基板2bと回路押さえ4との断面隙は少なくとも回路押さえ4の板厚以上が必要となる。また、プレス加工の半抜きにより凸部4aを形成する場合と比較して、曲げ加工や絞り加工で凸部4aを形成する場合には、凸部4aの高さのばらつきが生じやすいため、このばらつきが生じないように管理する必要がある。
尚、カレンダー裏板11と日車押さえ12は、時計を構成する部品であるが、荷重の分散には作用しない部品であるため、これらの説明を省略する。
図4は、回路のIC周辺部の平面透視図であり、地板の凸部の受面の配置を示す。回路裏面のレジスト内輪郭2d1とレジスト外輪郭2d2が点線で示されている。レジスト内輪郭2d1の内側はレジスト樹脂が塗布されており、レジスト外輪郭2d2の外側もレジスト樹脂が塗布された領域であり、レジスト内輪郭2d1とレジスト外輪郭2d2の間は前記ポッティング樹脂2cが塗布される領域であり、レジスト樹脂は塗布されていない。2e(実細線)は、配線パターンとして形成された回路配線である。
IC2aを囲む前記ポッティング樹脂2cは凸部1c1、1c2、1c3、1c4により囲まれており、前記凸部1c1、1c2、1c3、1c4は全て前記レジスト2dと回路配線2eとに重なる位置に配置されることで、これらの凸部を回路基板2bの同じ高さの部分で受け、前記回路基板2bへの荷重が均等に伝達される。本実施形態では、IC2a周辺部の回路配線2eの密集範囲に地板1の凸部を配置するため、凸部1c1〜1c4を、レジスト2dと回路配線2eとが重なる位置に配置する。これは回路基板2bにおいて凸部1c1〜1c4が接する部分の高さを揃えることで、24時間表示車からの荷重を凸部1c1〜1c4に均等に伝達することが目的である。
比較的レジストや回路配線2eが密集していないコンデンサーや抵抗等の回路部品の周辺部に地板1の凸部を配置する場合は、レジストと回路配線2eが無い場所に凸部1c1〜1c4を配置して、回路基板2bの表面に同じ高さ位置で接するように構成することも荷重を均等に伝達させるために有効な手段である。このように、凸部1c1〜1c4におけるレジストと回路配線2eとの重なり条件を同じにすることで、回路基板2bの同じ高さの面を、凸部1c1〜1c4で受ることができ、各凸部に均等に力を分散させることが可能となる。
IC2a周辺の回路基板2bは、IC2aに接続するための回路配線2eが密集しているため、凸部1c1〜1c4が回路配線2eと重ならないように、回路配線2eがない部分を設けることは設計上の大きな制約となる。レジストと回路配線2eとに重なるように凸部1c1〜1c4を配置することで、回路基板2bの回路配線2eの制約が緩和される
図4において、Pは24時間表示車真3aの延長線と、回路基板2bにおけるIC2aの実装面との交点である。地板1の凸部1c1〜1c2は、24時間表示車真3aの端部3a1から等距離に配置されている。従って、このP点から凸部1c1まで距離と、P点から凸部1c2までの距離と、P点から1c3までの距離と、P点から1c4までの距離がほぼ等しい。
このような凸部1c1〜1c4の配置により、荷重の分散が均等になり、回路基板2bへの局所的な荷重の集中を防ぐことで回路基板2bの変形、及び回路基板2bの変形による回路配線2eの剥離を防止する効果がある。
また、この例では、IC2aの4辺のうち、3辺に対向する位置に4つの凸部1c1〜1c4を配置し、残りの1辺に対向する位置には凸部を設けていない。前記IC2aの周囲に荷重をバランス良く分散させるためには、前記IC2aの4辺に対し、各辺外周の中央部の4箇所に前記凸部1c1〜1c4を設けることが理想的である。これに対し、本発明の実施形態では前記凸部1c1と1c2の2つを1つの辺の外側に配置しており、この辺と反時計回りに隣に位置する辺には凸部1cを設けていない。
このような凸部1cの配置でも、針付けによる前記回路基板2bの変形及び、破損は生じない。本実施形態のように、複数の前記凸部がN個以上あり(Nは3以上の整数)、これらを結んでできるN角形の図形(図4のL)が、24時間表示車3の24時間表示車真3aの延長線(図4のP点)と重なる位置にあれば、24時間表示車3に加えられる荷重がN個の凸部に分散され、荷重分散の効果は有効である。言い換えると、凸部1cの数は3つ以上であり、凸部1cの全ての凸部1c1〜1c4を対象として、凸部1c1と凸部1c2、凸部1c2と凸部1c3、凸部1c3と凸部1c4、凸部1c4と凸部1c1の隣り合う凸部1cどうしを直線で結んだときに描かれる環状の図形Lの領域内に、24時間表示車真3aの延長線Pが位置するように構成すると良い。
仮に、地板1の凸部1cをIC2aを挟むように2箇所だけに設け、対となる回路押さえ4の凸部4cで荷重を受けるように構成した場合は、2ヶ所の凸部1cを結ぶ直線に対して垂直であって回路基板2bの面に沿った直線の方向、すなわち、凸部1cが設けられていない方向では荷重を受けることができない。
前記針付け荷重は24時間表示車の24時間表示車真3aの軸方向に対して平行に加えられるとは限らないため、凸部1cが設けられていない方向に荷重が傾いて加えられると、回路基板2bが変形してIC2aが破損するだけではなく、24時間表示車真3aの曲がりや、24時間表示車真3aを構成するほぞを挿入する軸孔1aの変形や破損に繋がる可能性がある。安定して荷重を分散させるためには、前記24時間表示車真3aを中心として3ヶ所以上の凸部1c及び、対となる凸部4cで荷重を分散させる必要がある。
尚、IC2aを挟む地板1の2つの凸部1cに対してバランスを崩さない方向に針付け荷重を加えることができる場合には、凸部1c1を2つだけにして、IC2aを挟む位置に配置することも可能である。
図5は、回路のIC周辺部の平面透視図であり、回路押さえの凸部の受面の配置を示す。
前記凸部1c1、1c2、1c3、1c4に平面的に重なるように4a1、4a2、4a3、4a4が配置されている。前記地板1の凸部1c1〜1c4と、前記回路押さえ4の凸部4a1〜4a4が確実に重なるように、前記回路押さえ4の凸部4a1〜4a4の平
面広さに対して前記地板1の凸部1c1〜1c4の平面広さを大きく設定している。
凸部4a1〜4a4は、アースに接続された回路配線2fとレジストが形成された位置に配置されている。点線で示したレジスト輪郭2d3によって凸部4a1〜4a4が配置される領域と凸部4a1〜4a4が配置されていない領域に2分され、前者の領域のうちの凸部4a1〜4a4を含む所定の範囲にレジストが形成されている。
回路押さえ4は金属部品であるため、アース以外の回路配線と電気的に接触した場合に短絡や、機能異常が発生する可能性があるが、本実施形態のように、凸部4a1〜4a4をアースに接続された回路配線上に配置すれば、この問題は生じない。凸部4aで受ける回路基板2bは荷重を受けるため、剛性を高めて変形し難いことが望まれる。回路基板2bの剛性を高めるために回路配線と、レジストとを重ねて形成することは有効な手段である。凸部4aを回路配線と、レジストとが重なる位置に配置することで前記回路基板2bの面高さにばらつきも生じないため、回路押さえ4の凸部4a1〜4a4に均等に荷重が分散される。
図5において、P’は、回路基板2bにおけるIC2aの実装面の反対側の面と、24時間表示車真3aの延長線との交点である。回路押さえ4の凸部4a1〜4a4は、地板1の凸部1c1〜1c4に対向する位置に設けられているため、P’点と回路押さえ4の凸部4a1〜4a4の位置関係は、P点と地板1の凸部1c1〜1c4との位置関係と同様である。
また、本実施形態は、24時間表示車の軸の延長線上にIC2aを配置した例であるが、9時位置に配置された24時間表示車に限らず、文字板上の他の位置に配置された小秒針車や、充電量表示車等の機能表示車の表示車真の延長線上に回路部品が配置される場合に適用することも可能である。
また、第1の複数の凸部を全て指針軸から等距離に配置する必要はなく、第1の複数の凸部の一部を補助的に配置する場合は、主要凸部と指針軸との距離と、補助的に配置する凸部と指針軸との距離を同じにする必要はない。
本実施形態では、回路押さえ4で荷重を受けるようにしたが、回路押さえ4とは別部品の荷重を受ける部材を設けることもできる。例えば、回路押さえ4の凸部4aをなくして、前記凸部4aに代えて、複数の凸部を形成した樹脂性スペーサーを回路基板2bと回路押さえ4の間に挟むことで代用することも可能である。ただし、一般的に薄さが求められる腕時計の場合は、回路押さえ4に複数の凸部を形成するのが良い。
1 地板
1a 地板 24時間表示車 軸孔
1b 地板 パイプ
1c 凸部
2 回路
2a IC
2b 回路基板
2c ポッティング樹脂
2d レジスト
2d1 レジスト内輪郭
2d2 レジスト外輪郭
2e 回路配線
3 24時間表示車
3a 24時間表示車真
4 回路押さえ
4a 回路押さえ 凸部
5 回路押さえねじ
6 24時間表示針
7 時針
8 分針

Claims (6)

  1. 地板と、回路基板と、指針軸に指針が取り付けられる指針車と、前記指針軸を挿入するように前記地板に形成した軸孔と、前記指針軸の延長線上に配置され、前記回路基板に実装される回路部品と、を有する時計であって、前記地板には、前記回路部品が実装される前記回路基板の第1の面に接し、且つ、前記回路部品を挟むか又は囲むように配置された第1の複数の凸部が形成され、前記第1の複数の凸部に対向する位置に配置されるとともに、前記回路基板の前記第1の面とは反対側の第2の面に接する第2の複数の凸部が形成された荷重受け部材を有することを特徴とする時計。
  2. 前記第1の複数の凸部の数は3つ以上であり、前記第1の複数の凸部の全てを対象として、隣り合う第1の凸部どうしを直線で結んだときに描かれる環状の図形の領域内に、前記指針軸の延長線が位置するように構成したことを特徴とする、請求項1に記載の時計。
  3. 前記回路部品はICであり、該ICの周囲には、配線パターンと該配線パターンを被覆するレジストが形成され、前記第1の複数の凸部を、前記配線パターンと前記レジストとに重なる位置に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の時計。
  4. 前記第2の複数の凸部を、前記回路基板の第2の面に形成された配線パターンと該配線パターンを被覆するレジストとに重なる位置に配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の時計。
  5. 前記第2の複数の凸部における前記回路基板に接する部分が平面形状を有するように、前記第2の複数の凸部が金属板の半抜き加工で形成されていることを特徴とする請求項4に記載の時計。
  6. 前記指針軸における前記回路基板側の端部から、それぞれの前記第1の複数の凸部までの距離が等距離になるように前記第1の複数の凸部を配置したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の時計。
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