JP2011228551A - プリント基板を保持する台座及びモールド筐体とそれらを備える通信機器 - Google Patents

プリント基板を保持する台座及びモールド筐体とそれらを備える通信機器 Download PDF

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Abstract

【課題】プリント基板の厚さが異なる場合においてもプリント基板の上面位置が一定となる台座を備えるモールド筐体とプリント基板とを備える通信機器を提供することを目的とする。
【解決手段】実装するプリント基板の底面を支える複数の台座を備え、複数の台座は各々、プリント基板の嵌合孔に対応してプリント基板をガイドするように凸設された複数の異なる径のガイドピンを有するモールド筐体とする。また、ガイドピンの凸設高さは、プリント基板の嵌合孔をガイドピンに嵌合させた場合に、プリント基板の上面から突出しない程度であるモールド筐体とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント基板を保持する台座及びモールド筐体とそれらを備える通信機器とに関する。
プリント基板が実装される通信機器のモールド筐体は、軽量化やコスト低減の観点から樹脂を用いて一体成形したものが知られている。また、通信機器のモールド筐体にプリント基板を実装する場合には、モールド筐体に凸設された複数の台座にプリント基板を載置して固定していた。
また、複数の台座の先端には基板をガイドするガイドピンが設けられ、プリント基板に設けられた嵌合孔とガイドピンとが嵌合することで、実装されるプリント基板が正確に位置決めされて固定される。この場合に、台座とガイドピンとは、プリント基板の位置と高さとを決定し、プリント基板をその位置と高さとに固定する機能を有する。
通信機器は一般に、通信状態や装置の状態情報をオペレータ等に通知するためのインジケータや液晶表示及びインターフェースコネクタを備えるものが多い。この場合に、インジケータや液晶表示装置等それ自体は、プリント基板に実装され固定されているので、プリント基板の実装高さや実装位置に対応させてモールド筐体の表示窓やコネクタ窓が配置されることとなる。
また、金属性の例えば板金成形された筐体を用いる場合には、プリント基板を筐体に直接ネジ止めする固定方法が知られている。このような従来のプリント基板固定方法は、例えば下記特許文献1等に開示されている。
特願平8−108884号公報
従来、例えばコストダウンと軽量化等の為にプリント基板の厚さを薄型化する改良をする場合に、プリント基板に実装されたインジケータや液晶表示の基板底面からの高さや配置が、プリント基板の厚さ分異なることとなる。従って、モールド筐体がそのままであれば、モールド筐体の表示窓と合致せずに相対的に位置ずれを生じる。モールド筐体に設けられた表示窓等とプリント基板に実装されたインジケータ等との位置関係が対応しなければ、表示機能や通知機能等に支障が生じることとなる。
また、このような相対的な位置ずれを解消するためには、プリント基板の高さや配置を決定するモールド筐体の台座の高さやガイドピンの配置を変更する必要がある。しかし、このようなモールド筐体の形状変更は、モールド筐体全体として一体成形樹脂で作製するための金型の再設計と変更とが必要となり、多大なコストを要することとなる。また、例えば高機能化のためにプリント基板の厚さを厚く変更した場合にも、上述と同様にモールド筐体との間で相対高さ位置のずれが生じることとなる。
本発明は、上述の問題点に鑑み為されたものであり、プリント基板の厚さが異なる場合においても、プリント基板の上面位置が一定となる台座を備えるモールド筐体とプリント基板とを備える通信機器を提供することを目的とする。
本発明のモールド筐体は、実装するプリント基板の底面を支える複数の台座を備え、複数の台座は各々、プリント基板の嵌合孔に対応してプリント基板をガイドするように凸設された複数の異なる径のガイドピンを有することを特徴とする。
また、本発明のモールド筐体は、好ましくはガイドピンの凸設高さが、プリント基板の嵌合孔をガイドピンに嵌合させた場合に、プリント基板の上面から突出しない程度であることを特徴とする。
また、本発明のモールド筐体は、実装するプリント基板を支える複数の台座を備え、複数の台座は各々、プリント基板の嵌合孔に対応してプリント基板をガイドするように凸設された円錐形状であることを特徴とする。
また、本発明のモールド筐体は、好ましくは台座が、プリント基板の嵌合孔の底面側の辺縁部において、プリント基板を保持することを特徴とする。
また、本発明のモールド筐体は、さらに好ましくは台座が、本体部と一体成形されることを特徴とする。
また、本発明のモールド筐体は、さらに好ましくは実装するプリント基板の上面を押圧する複数の押さえ爪を備えることを特徴とする。
また、本発明のモールド筐体は、さらに好ましくは押さえ爪の少なくとも一つは、弾性力によりプリント基板の上面を押圧できるようなバネ形状であることを特徴とする。
また、本発明のプリント基板は、上述のいずれかに記載のモールド筐体に実装されるプリント基板であって、プリント基板の厚さが異なる場合に、プリント基板の厚さに対応して嵌合孔の径が異なるように、台座に対応する位置に嵌合孔を備えることを特徴とする。
また、本発明の通信機器は、上述のいずれかに記載のモールド筐体と、ガイドピンに嵌合孔が嵌合するようにモールド筐体に実装されたプリント基板と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の通信機器は、上述のいずれかに記載のモールド筐体と、上述のプリント基板と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の台座は、実装するプリント基板の底面を支えるとともに、プリント基板をガイドするように凸設されてプリント基板の嵌合孔に嵌合する複数の異なる径のガイドピンを備えることを特徴とする。
また、本発明の台座は、好ましくはガイドピンの凸設高さが、プリント基板の嵌合孔をガイドピンに嵌合させた場合に、プリント基板の上面から突出しない程度であることを特徴とする。
また、本発明の台座は、さらに好ましくは筐体本体へ取り付ける場合のネジタップ孔を一端に備え、プリント基板の上面を押圧する押圧部材を取り付けるネジタップ孔を他端に備えることを特徴とする。
本発明により、プリント基板の厚さが異なる場合においても、プリント基板の上面位置が一定となるように実装可能な台座を備えるモールド筐体とプリント基板と、それらを備える通信機器とを提供できる。また、プリント基板の厚さが異なる場合においても、モールド筐体の表示窓とプリント基板上のインジケータ等との高さずれが生じず整合が保たれる通信機器を実現できる。
第一の実施形態の通信機器を説明する概要図である。 プリント基板を筐体本体に取り付ける状態を説明する図である。 第一の実施形態の台座を説明する図である。 台座に異なる厚さのプリント基板が嵌め込まれる場合について説明する概念図である。 (a)は板厚が1.1mmのプリント基板を台座に嵌め込んだ状態を説明する側面図であり、(b)は板厚が1.6mmのプリント基板を台座に嵌め込んだ状態を説明する側面図であり、(c)は板厚が2.3mmのプリント基板を台座に嵌め込んだ状態を説明する側面図である。 筐体本体に設けられた表示窓からプリント基板の上面に実装されたインジケータの点灯が視認できる状態を説明する図である。 (a)は押さえフックを説明する側面図であり、(b)は押さえフックを説明する正面図であり、(c)は押さえフックを説明する平面図である。 プリント基板を筐体本体に装着する状態を、(a)〜(d)の順に順次説明する図である。 プリント基板を装着していない状態における、筐体本体と一体成形された押さえフックと台座とを説明する斜視図である。 プリント基板を装着している状態における、筐体本体と一体成形された押さえフックと台座とを説明する斜視図である。 空隙部にドライバー等を挿入してプリント基板を取り外す状態を説明する図である。 空隙部にドライバー等を挿入してプリント基板を取り外す状態を説明する図である。 第二の実施形態の台座を説明する図である。 第三の実施形態の台座を説明する図である。 (a)は台座に嵌合する直径a´,b´,c´の嵌合孔を有するプリント基板を説明する概念図であり、(b)は直径a´,b´,c´の嵌合孔に各々嵌合する直径a,b,cの台座の位置を説明する図である。 (a)は四つの台座にプリント基板の嵌合孔を嵌め込む状態を説明する図であり、(b)は台座に嵌め込まれたプリント基板と台座との関係を説明する図である。 台座に板厚が異なるプリント基板を取り付けた場合に、プリント基板の上面が同一高さに維持される状態を説明する図である。
実施形態で説明する通信機器は、プリント基板をモールド筐体内に固定して実装される。また、モールド筐体は、プリント基板を支持する複数の台座を、モールド筐体本体と一体的に備える。また、プリント基板の底面側は複数の台座の上に載置され、モールド筐体の押さえ爪に上面を押さえ込まれて固定される。
プリント基板の上面には、上面から所定の高さとなる位置に、任意の数のインジケータや液晶表示、インターフェースコネクタ等が実装される。また、プリント基板の上面からの高さに応じてモールド筐体に設けられた表示窓等を介して、インジケータや液晶表示等がオペレータ等に視認可能となる。
実施形態のモールド筐体の台座は、例えば複数の径の階段状のガイドピンを備える。一方、プリント基板にはその厚さに応じて径が異なる嵌合孔が設けられ、階段状のガイドピンの対応する径の位置で嵌合する。これにより通信機器は、プリント基板の厚さを種々の理由により変更した場合でも、モールド筐体に実装されたプリント基板の底面の高さが変動するのみであって、プリント基板の上面の高さは変動しないこととなる。
また、プリント基板の嵌合孔は、プリント基板の厚さが厚いほど大きな径とする。また、台座は、プリント基板の厚さが厚いほど、より低い高さでプリント基板の底面を支えることができるように、外側に向かって大径になるとともに低くなる階段状のガイドピンを備えてもよい。
これにより、プリント基板は、厚さの厚い薄いに拘わらず、その上面が常に一定の高さでモールド筐体に保持されることとなるので、インジケータ等と表示窓等との高さ位置ずれ等が生じない。また、プリント基板の板厚に対して汎用性がある台座やモールド筐体となるので、プリント基板の板厚のバリエーションごとに個別対応でモールド筐体を用意する必要がなく、金型の設計変更等も必要ない。このため、事後的にプリント基板の板厚の改良変更が容易に短時間で可能であって、低コストで汎用性の高い通信機器を実現可能となる。
(第一の実施形態)
図1は、第一の実施形態の通信機器1000を説明する概要図である。図1に示すように、通信機器1000は、筐体カバー300と筐体本体100と、筐体本体100に保持されるプリント基板200とを備える。
また、筐体本体100は、筐体本体100と一体成形された四つの台座130(1),130(2),130(3),130(4)(以下、適宜台座130と総称する)と、押さえフック110(1),110(2)(以下、適宜押さえフック110と総称する)と、押さえ爪120(1),120(2)(以下、適宜押さえ爪120と総称する)とを備える。
また、プリント基板200は、台座130の先端部において上方に突起したガイドピンに嵌合する嵌合孔230(1),230(2),230(3),230(4)(以下、適宜嵌合孔230と総称する)を備える。プリント基板200は、嵌合孔230に台座130のガイドピンを嵌め込むことで台座130に底面を支えられるとともに、押さえフック110と押さえ爪120とに上面を押圧されて筐体本体100に固定保持される。
図2は、プリント基板200を筐体本体100に取り付ける状態を説明する図である。図2から理解できるように、プリント基板200を筐体本体100に取り付ける場合には、筐体本体100の内側面に設けられた押さえ爪120の下面にプリント基板200のエッジを潜り込ませる。
また、押さえ爪120に近いプリント基板200のエッジ側にある嵌合孔230(3),230(4)に、それぞれ台座130(3),130(4)のガイドピンを嵌合させる。続いて、押さえ爪120に近いプリント基板200のエッジ側と対向するプリント基板200の他端を下方に押し込んで、押さえフック110の下面とプリント基板200の上面とが接するようにするとともに、嵌合孔230(1),230(2)に、それぞれ台座130(1),130(2)のガイドピンを嵌合させる。
図3は、第一の実施形態の台座130を説明する図である。図3に示すように、台座130は、プリント基板200の底面側を支えるとともにその嵌合孔230に嵌合する階段状のガイドピン131を備える。ガイドピン131は、異なる径の嵌合孔230に対応できるように、複数の径で階段状に形成される。
図3(b)において、最も小さな直径aのガイドピン131aが中心部で最も突出し、その外郭に次に小さな直径bのガイドピン131bがより低い位置に設けられ、さらにその外郭に最も小さな直径cのガイドピン131cが最も低い位置に設けられる。
すなわち、より大きな直径の嵌合孔230を備えるプリント基板200は、より外郭側の低い位置で台座130に底面を支えられる一方、より小さな直径の嵌合孔230を備えるプリント基板200は、より内郭側の高い位置で台座130に底面を支えられることとなる。
また、図3においては、説明の便宜上、台座130が3つの階段状のガイドピン131を備える場合について説明しているが、台座130は任意の数の階段形状のガイドピン131を備えてもよい。また、台座130は、金型等を用いた樹脂成形により筐体本体100と一体的に形成される。
図4は、台座130に異なる厚さのプリント基板200が嵌め込まれる場合について説明する概念図である。図4において、プリント基板200aは例えば厚さ1.1mmとしてもよく、プリント基板200bは例えば厚さ1.6mmとしてもよく、プリント基板200cは例えば厚さ2.3mmとしてもよい。
また、プリント基板200aには直径a′の嵌合孔230が設けられ、プリント基板200bには直径b′の嵌合孔230が設けられ、プリント基板200cには直径c′の嵌合孔230が設けられている。
これにより、プリント基板200aの直径a′の嵌合孔230は、直径aのガイドピン131aと嵌合し、ガイドピン131bの上面においてプリント基板200aの底面が支えられる。また、プリント基板200bの直径b′の嵌合孔230は、直径bのガイドピン131bと嵌合し、ガイドピン131cの上面においてプリント基板200bの底面が支えられる。また、プリント基板200cの直径c′の嵌合孔230は、直径cのガイドピン131cと嵌合し、台座130の本体上面においてプリント基板200cの底面が支えられる。
なお、嵌合孔230の直径a′,b′,c′は、各々ガイドピンの直径a,b,cと同一としてもよいが、スムースな嵌め込みが可能な程度に若干大きな直径とすることが好ましい。
図4から理解されるように、台座130に異なる板厚のプリント基板200a,200b,200cが嵌め込まれた場合でも、上面の高さに変動がなく同一の高さである。すなわち、プリント基板200a,200b,200cの板厚の差は、プリント基板200a,200b,200cの底面を支持する台座130の対応支持高さが変わることで調整されて、底面位置の高さ変動に反映される一方で、上面の位置は一定となる。
すなわち図4において、プリント基板200aの底面の高さAとプリント基板200bの底面の高さBとの差は、両者の板厚の差0.5mmに相当し、プリント基板200bの底面の高さBとプリント基板200cの底面の高さCとの差は、両者の板厚の差0.7mmに相当する。
プリント基板200に実装されるインジケータや液晶表示装置等は、プリント基板200の上面からの高さ配置が所定の高さとなるように、プリント基板200にマウントされる。通信機器1000においては、プリント基板200の板厚が異なる場合においても、実装されたプリント基板200の上面の高さが一定となるので、筐体本体100や筐体カバー300に配設された表示窓等との相対高さ関係が維持されて視認性やインターフェースコネクタの導出等に悪影響を与えない。
また、図5(a)は板厚が1.1mmのプリント基板200aを台座130に嵌め込んだ状態を説明する側面図であり、図5(b)は板厚が1.6mmのプリント基板200bを台座130に嵌め込んだ状態を説明する側面図であり、図5(c)は板厚が2.3mmのプリント基板200cを台座130に嵌め込んだ状態を説明する側面図である。
通信機器1000においては、プリント基板200の板厚の相違に基づく高さ変動は、プリント基板200の底面側において調整されるので、プリント基板200の上面高さを一定とできることが、図5から理解できる。
また、図6(a)は筐体本体100に設けられた表示窓150からプリント基板200aの上面から所定の高さに実装されたインジケータ250aの点灯が視認できる状態を説明する図であり、図6(b)は筐体本体100に設けられた表示窓150からプリント基板200bの上面から所定の高さに実装されたインジケータ250bの点灯が視認できる状態を説明する図であり、図6(c)は筐体本体100に設けられた表示窓150からプリント基板200cの上面から所定の高さに実装されたインジケータ250cの点灯が視認できる状態を説明する図である。
また、図7(a)は押さえフック110を説明する側面図であり、図7(b)は押さえフック110を説明する正面図であり、図7(c)は押さえフック110を説明する平面図である。
図7(a)に示すように、筐体本体100に一体成形された押さえフック110は、プリント基板200の上面を押さえて固定させる押圧面115と、プリント基板200の着脱時にプリント基板200の容易な着脱を抑制する鍔部116とを備える。
また、図7(b)と図7(c)とに示すように、押さえフック110には押圧面115と鍔部116とを二分するように、空隙部117が設けられる。そして、図11と図12とに説明するように、空隙部117にはドライバー等を挿入してプリント基板200を容易に取り外すことができる。図11と図12とは、空隙部117にドライバー等を挿入してプリント基板200を取り外す状態を説明する図である。
また、図8は、プリント基板200を筐体本体100に装着する状態を、(a)〜(d)の順に順次説明する図である。図8(a)においてプリント基板200のエッジは押さえ爪120の下面に挿入され、図8(b)においてプリント基板200の嵌合孔230(4)に台座130(4)のガイドピンが挿入される。
また、図8(c)において、プリント基板200の嵌合孔230(2)に台座130(2)のガイドピンが途中まで挿入されるとともに、押さえフック110の鍔部116にプリント基板200の底面が当接する。
また、図8(d)において、プリント基板200の嵌合孔230(2)に台座130(2)のガイドピンが完全に挿入されて、押さえフック110の押圧面115とプリント基板200の上面とが当接する。これにより、プリント基板200の筐体本体100への装着が完了する。
また、図9は、プリント基板200を装着していない状態における、筐体本体100と一体成形された押さえフック110(2)と台座130(2)とを説明する斜視図である。また、図10は、プリント基板200を装着している状態における、筐体本体100と一体成形された押さえフック110(2)と台座130(2)とを説明する斜視図である。
図9と図10とから理解できるように、押さえフック110は、弧状の部分が弾性力を発揮するバネ構造とされている。そして、プリント基板200の着脱時には、バネ構造により適度な押圧力でプリント基板200が嵌め込まれ、または取り外すことができる。なお、図9と図10とにおいては、図1乃至図8と対応する部位には同一の符号を付して、説明の重複を避けるためにここでは説明を省略する。
(第二の実施形態)
図13は、第二の実施形態の台座5130を説明する図である。図13(a)が第二の実施形態の台座5130を説明する斜視図であり、図13(b)が第二の実施形態の台座5130を筐体本体100に取り付けるとともにプリント基板200aを取り付けた状態を説明する図である。
台座5130は筐体本体100と一体成形樹脂で作製されたものに限られず、図13に示すように、例えば金属板を板金成形して作製された筐体本体100にネジ等の締結治具を用いて固定することができる。
このため、台座5130は、上面と底面とに各々ネジタップ孔5132,5133を設けられている。また、図13(b)に示すように、台座5130の最上面の高さは、取り付けられた状態のプリント基板200aの上面よりも低い高さとする。
これにより、ネジ5145を用いてプリント基板200aの上面を押さえ金具5140により付勢して固定することができる。また、台座5130は、筐体本体にネジ5146を用いて固定することができる。第二の実施形態の台座5130のその他の事項については、第一の実施形態と同じであるので、ここでは説明を省略する。
(第三の実施形態)
図14は、第三の実施形態の台座13130を説明する図である。図14(a)が台座13130を説明する斜視図であり、図14(b)が台座13130を説明する側面図である。図14に示すように、台座13130は略円錐形である。
また、図15(a)は台座13130に嵌合する直径a´,b´,c´のいずれか一つの嵌合孔を有するプリント基板200を説明する概念図であり、図15(b)は直径a´,b´,c´の嵌合孔に各々嵌合する直径a,b,cの台座13130の位置を説明する図である。
図15に示すように、円錐形の台座13130を用いれば、プリント基板200の嵌合孔径を適宜調整するのみで、いかなる板厚のプリント基板200に対しても上面が同一高さとなるように保持することが可能となるので好ましい。
また、図16(a)は四つの台座13130(1),13130(2),13130(3),13130(4)にプリント基板200の嵌合孔230を嵌め込む状態を説明する図であり、図16(b)は台座13130に嵌め込まれたプリント基板200と台座13130との関係を説明する図である。
図16に示すように、プリント基板200の底面側において嵌合孔230の辺縁部(図16(b)において丸印で囲んで示している)と、台座13130の傾斜面とが当接することで、プリント基板200が台座13130に保持される。なお、図16において台座13130は、筐体本体100に一体的に樹脂成形により作製されてもよいし、ネジ止めにより筐体本体100に取り付けてもよい。
また、図17は、台座13130に板厚が異なるプリント基板200a,200b,200cを取り付けた場合に、プリント基板200の上面が同一高さに維持される状態を説明する図である。図17に示すように、プリント基板200の板厚が大きくなる程、台座13130のより下方側においてプリント基板200と台座13130とが当接するように、嵌合孔230の直径は大きくすることが好ましい。
すなわち、図17においては、(プリント基板200aの嵌合孔230aの直径a)<(プリント基板200bの嵌合孔230bの直径b)<(プリント基板200cの嵌合孔230cの直径c)との関係が成り立つものとする。
上述したように各実施形態のモールド筐体または台座を用いれば、モールド筐体等を変更することなく、板厚の異なるプリント基板を容易に同一の上面高さでモールド筐体に取り付け固定することができる。このため、モールド筐体の変更をする必要がなくなり、金型変更が不要となるので、コスト低減に寄与できるとともに少ない工数で比較的短時間にプリント基板の板厚の変更対応が可能となる。
また、異なる板厚のプリント基板に対して汎用性のある一つのモールド筐体を用いて組み付けできるので、モールド筐体の選択をする必要がなくなりモールド筐体の取り違い等の懸念も払拭されるので、高い製造信頼性を得ることができる。
また、各実施形態で説明した通信機器と筐体本体と台座とプリント基板とは、各実施形態での個別説明に限定されることはなく、開示する技術思想の範囲内で適宜組み合わせて適用してもよい。
また、上述した各実施形態における台座とプリント基板とそれらを備える通信機器とは、自明な範囲で適宜その形状や構造や材料を変更して用いることができる。
本発明は、プリント基板をモールド筐体に取り付けて構成される通信機器等一般に幅広く適用できる。
100・・筐体本体、110・・押さえフック、120・・押さえ爪、130・・台座、200・・プリント基板、230・・嵌合孔、300・・筐体カバー。

Claims (13)

  1. 実装するプリント基板の底面を支える複数の台座を備え、
    前記複数の台座は各々、プリント基板の嵌合孔に対応してプリント基板をガイドするように凸設された複数の異なる径のガイドピンを有する
    ことを特徴とするモールド筐体。
  2. 請求項1に記載のモールド筐体において、
    前記ガイドピンの凸設高さは、前記プリント基板の前記嵌合孔を前記ガイドピンに嵌合させた場合に、前記プリント基板の上面から突出しない程度である
    ことを特徴とするモールド筐体。
  3. 実装するプリント基板を支える複数の台座を備え、
    前記複数の台座は各々、プリント基板の嵌合孔に対応してプリント基板をガイドするように凸設された円錐形状である
    ことを特徴とするモールド筐体。
  4. 請求項3に記載のモールド筐体において、
    前記台座は、前記プリント基板の前記嵌合孔の底面側の辺縁部において、前記プリント基板を保持する
    ことを特徴とするモールド筐体。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のモールド筐体において、
    前記台座は、本体部と一体成形される
    ことを特徴とするモールド筐体。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のモールド筐体において、
    実装する前記プリント基板の上面を押圧する複数の押さえ爪を備える
    ことを特徴とするモールド筐体。
  7. 請求項6に記載のモールド筐体において、
    前記押さえ爪の少なくとも一つは、弾性力により前記プリント基板の上面を押圧できるようなバネ形状である
    ことを特徴とするモールド筐体。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のモールド筐体に実装されるプリント基板であって、
    前記プリント基板の厚さが異なる場合に、前記プリント基板の厚さに対応して前記嵌合孔の径が異なるように、前記台座に対応する位置に前記嵌合孔を備える
    ことを特徴とするプリント基板。
  9. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のモールド筐体と、
    前記ガイドピンに前記嵌合孔が嵌合するように前記モールド筐体に実装されたプリント基板と、
    を備えることを特徴とする通信機器。
  10. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のモールド筐体と、
    請求項8に記載のプリント基板と、
    を備えることを特徴とする通信機器。
  11. 実装するプリント基板の底面を支えるとともに、プリント基板をガイドするように凸設されてプリント基板の嵌合孔に嵌合する複数の異なる径のガイドピンを備える
    ことを特徴とする台座。
  12. 請求項11に記載の台座において、
    前記ガイドピンの凸設高さは、前記プリント基板の前記嵌合孔を前記ガイドピンに嵌合させた場合に、前記プリント基板の上面から突出しない程度である
    ことを特徴とする台座。
  13. 請求項11または請求項12に記載の台座において、
    筐体本体へ取り付ける場合のネジタップ孔を一端に備え、前記プリント基板の上面を押圧する押圧部材を取り付けるネジタップ孔を他端に備える
    ことを特徴とする台座。
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