JP5919568B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本開示は、熱交換用の複数のフィンを備えた放熱体を有する放熱ユニットを搭載した電子機器に関する。
この種のノートパソコン等に搭載される放熱ユニットにおいては、中央処理装置(CPU)等の、動作時に発熱する電子部品(発熱部品)からの熱を、ヒートパイプ等によって放熱体に運び、そこでファンから送られてくる空気(冷却風)と熱交換させて、この加温された空気をノートパソコン等の筐体の外部に放出することにより、発熱部品を効果的に冷却するようにされている。
かかる従来の放熱ユニットにおいては、その放熱効果をより向上させるためにフィンの表面積を大きくすることが有効であり、限られた狭い空間内に狭い配列間隔で複数のフィンが配列されている。しかし、複数のフィンの配列間隔を狭くすると、ファンから送られてくる空気(冷却風)に含まれる細かい塵埃が、特に、放熱体のファンと対向する側(以下、空気(冷却風)が流入するため、流入側と称す)の面(すなわち、流入面)に付着し易くなる。そして、放熱体に付着した塵埃は、一旦付着してしまうと急速に堆積し易くなり、堆積した塵埃が放熱体の流入側の面全体を覆ってしまう。その結果、隣り合うフィンの間隙にファンからの冷却風を送り込むことが困難となり、放熱ユニットの放熱効果を著しく損ねてしまうことになる。
そこで、従来、以下のような、放熱体に付着した塵埃を除去する機構を備えた放熱ユニットが、特許文献1で提案されている。
すなわち、特許文献1で提案されている放熱ユニットは、図8に示すように、複数の流路51が形成された、熱交換用の複数のフィン52を有する放熱体50と、放熱体50の流入側に配置され、流路51に挿通させて、放熱体50に付着した塵埃を除去する掃除部材であるブラシ53と、ブラシ53を外郭部材54に回動自在に支持するためのブラシ回動軸55及びブラシ駆動軸56と、ブラシ53を駆動させることが可能な例えばモータ等のブラシ駆動部57とを備えている。
特開2008−306001号公報
しかし、特許文献1で提案されている放熱ユニットを搭載した電子機器では、ブラシやモータ等のブラシ駆動部などを新たに組み込む必要があるために、部品点数及び組立工数が増えると共に、これらの部品の収納スペースを確保する必要もあり、コスト高に繋がるという問題がある。また、特許文献1で提案されている放熱ユニットを搭載した電子機器では、部品点数が増えることにより、重量が増加するという問題もある。
本開示は、コストの上昇及び重量の増加を抑え、簡単な構成で、放熱体に付着した塵埃を除去することができる放熱ユニットを搭載した電子機器を提供することを目的とする。
本開示に係る電子機器の構成は、動作時に発熱する発熱部品を含む電子部品が収容された筐体と、発熱部品からの熱が伝達される複数のフィンを含む放熱体と、放熱体に空気を送るファンとを有し、放熱体に伝達された発熱部品からの熱を、ファンからの空気と熱交換させて、この加温された空気を筐体の外部に放出する放熱ユニットとを備えた電子機器であって、放熱体は、ファンの排気口に密着させて配置されており、放熱体の、ファンと対向する側の面と反対側の面に設けられ、この面を開閉する第1のシャッタ手段と、ファンのファンケースに、排気口とファン本体との間に位置して形成された開口部とを備えた。
本発明によれば、コストの上昇及び重量の増加を抑え、簡単な構成で、放熱体に付着した塵埃を除去することができる放熱ユニットを搭載した電子機器を提供することができる。
ノートパソコンの外観構成を示す概略斜視図である。 ノートパソコンに搭載する放熱ユニットの主要な構成を示す概略分解斜視図である。 放熱ユニットの構成を示す概略水平断面図である。 図3のA−A’線概略断面図(概略垂直断面図)である。 同放熱ユニットの放熱体に付着した塵埃の除去方法を説明する概略垂直断面図である。 他の放熱ユニットにおける図3のA−A’線概略断面図(概略垂直断面図)である。 同放熱ユニットの放熱体に付着した塵埃の除去方法を説明する概略垂直断面図である。 従来の放熱ユニットの構成を示す概略水平断面図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
以下、実施の形態を用いて、電子機器がノートパソコンである場合を例示しながら、さらに具体的に説明する。
[電子機器の構成]
図1は、本実施の形態のノートパソコン1の外観構成を示す概略斜視図である。
図1に示すように、ノートパソコン1においては、内側面に液晶パネルなどの表示デバイス12が配置された蓋体10が、表面にキーボード21やポインティングデバイス22などの入力装置が配置された本体部20に対して、ヒンジ機構11を介して回動可能に取り付けられている。尚、以下の説明において、「上」とは、表示デバイス12を備える蓋体10を本体部20に対しヒンジ機構11の回動軸周りに閉蓋したときに、表示デバイス12が本体部20と対向する方向であって、本体部20側から表示デバイス12側に向かう向きであり、「下」とは、その逆の向きである。
本体部20の内部には、ノートパソコン1の動作電源である図示しない二次電池や、主記録デバイスである図示しないハードディスクドライブ(HDD)、その他の電気部品が配置されている。尚、ノートパソコン1は、例えば、無線LAN通信のためのアンテナモジュールや、ブルーレイディスクやDVDディスクに対応したディスクドライブ、ウェブカメラ素子、音声マイクやスピーカ、その他各種の入出力端子などを備えることができるが、これらの機能や形状は従来周知のノートパソコンと同様であるため、図示及び詳細な説明は省略する。
[放熱ユニットの構成]
次に、ノートパソコン1に搭載される放熱ユニット30の構成について、図2〜図4を参照しながら説明する。図2は、放熱ユニット30の主要な構成を示す概略分解斜視図、図3は、この放熱ユニット30の構成を示す概略水平断面図、図4は、図3のA−A’線概略断面図(概略垂直断面図)である。尚、図2においては、本体部20の内部に配置された各種の電子部品の中でも、動作時に最も温度が高くなる代表的な発熱部品である中央処理装置(CPU)24と、CPU24の熱を本体部20の外殻を構成する筐体20aの外部に放出する放熱ユニット30の近傍のみを拡大して示している。
図2に示すように、ノートパソコン1の本体部20の内部には、表面に配置されたキーボード21の下側部分に、CPU24が回路基板23上に実装されて配置されている。CPU24の上面には、CPU24の動作時に発生する熱を受け取る受熱部25が配置されている。受熱部25は、バネ状の脚部を有する固着部材26によって、熱源であるCPU24に押し付けられるように機械的及び熱的に固着されている。
受熱部25には、受け取った熱を放熱ユニット30に伝達するための、例えば銅製のヒートパイプ27の一端部が接続されており、ヒートパイプ27の他端部分は後述する放熱体37の上面に機械的及び熱的に接続されている。ここで、ヒートパイプ27は、例えば銅製の筒状でその内部には例えば熱伝導性の高い代替フロンなどの熱伝導媒体が封入されており、受熱部25が受け取ったCPU24からの熱を効率良く放熱体37に伝達することができる。
放熱ユニット30は、CPU24からの熱が伝達される複数のフィン37aを備えた放熱体37と、放熱体37に空気(冷却風)を送るファン31とを有している。上述したように、放熱体37の上面には、ヒートパイプ27の他端部分が機械的及び熱的に接続されている。そして、放熱体37に伝達されたCPU24からの熱は、ファン31からの空気(冷却風)と熱交換され、この加温された空気が筐体20aの外部に放出される。ここで、加温された空気は、放熱体37の形状に対応させて筐体20aにスリットとして形成された放出口28(図1、及び、後述する図3、図4参照)から、筐体20aの外部に放出される。また、ファン31から放熱体37に送られる空気(冷却風)は、ファンケース32の上面に形成された吸入口32aから吸入される。
図2〜図4に示すように、ファン31は、ファンケース32の内部に収容されたファン本体33が回転軸34を軸心として回転し、ファンケース32の上面に形成された吸入口32aから周囲の空気を取り込む。吸入口32aから吸入された空気は、排気口32bと密着対向する放熱体37側の流入面37bから放熱体37に導入される。放熱体37に導入された空気は、複数のフィン37aが対向する間隙を冷却風として通過し、放熱体37側の排気面から吹き出す。尚、図2〜図4に示したファン31の全体形状や吸入口32aの形状、回転軸34の周りを回るファン本体33の形状等は例示に過ぎず、ファン31としては、周囲の空気を吸入口から吸入して排気口から吹き出すことができるものであれば、従来用いられてきた各種の形態の空冷ファンを使用することができる。
放熱体37は、熱伝導性が高い例えば銅などの金属製であり、複数の薄い板状のフィン37aが、ファン31から筐体20aの外部に向けて吹き出される冷却風が流れる方向に沿って平行に形成されている。そして、放熱体37のフィン37aの間隙を通過した冷却風は、放熱体37の形状に対応させて筐体20aにスリットとして形成された放出口28から、筐体20aの外部に放出される。尚、放熱体37の下面は、ファン31の排気口32bの下面と面一であり、放熱体37の大きさ、特に、ファン31側から見た幅と高さとは、ファン31の排気口32bの幅と高さと同じにされている。そして、放熱体37は、ファン31のファンケース32に設けられた排気口32bに密着させて配置されている。
[1−1.塵埃除去機構]
次に、放熱ユニットを構成する塵埃除去機構について、図2〜図4を参照しながら説明する。
図2〜図4に示すように、本実施の形態の放熱ユニット30においては、ファン31のファンケース32に設けられた排気口32bに密着させて放熱体37を配置する構成が採られている。このため、ファン31のファン本体33からの空気(冷却風)は、ファン31の排気口32bと放熱体37との間から漏れることなく、放熱体37の排気面から筐体20aの外部に放出される。
放熱体37の排気面には、当該排気面を開閉する第1のシャッタ手段39が設けられている。第1のシャッタ手段39は、少なくとも放熱体37の外郭を構成するフィン37aと密着するように構成され、第1のシャッタ手段39を閉じた状態では、ファン31からの空気(冷却風)を封じ込めている。
ファン31のファンケース32の下面には、排気口32bとファン本体33との間に位置して開口部35が形成されている。
尚、第1のシャッタ手段39としては、例えば、スライド開閉式、巻き取り開閉式、ヒンジ開閉式、ブラインド開閉式等、様々の方式のものを用いることができる。また、第1のシャッタ手段39は、開閉スイッチ等を操作することにより、作動させることができる。
以上のように、塵埃除去機構は、放熱体37を、ファン31の排気口32bに密着させて配置し、かつ、放熱体37の排気面に設けられ、当該排気面を開閉する第1のシャッタ手段39と、ファン31のファンケース32の下面に、排気口32bとファン本体33との間に位置して形成された開口部35とを備えることにより構成されている。
このような構成の塵埃除去機構を設ければ、ファン31が駆動している状態で、放熱体37の排気面を開閉する第1のシャッタ手段39を閉状態にすることにより、ファン31のファン本体33からの空気の流れる方向を、ファン本体33から放熱体37へ向かう方向から、放熱体37の流入面37bに沿って開口部35へ向かう方向に変化させることができる。そして、これにより、放熱体37の流入面37bに付着した塵埃に対して開口部35へと移動する方向にファン本体33からの空気(冷却風)が当たるので、放熱体37を構成する複数のフィン37aにおける冷却風が流入する側の端面の流入面37bに付着した塵埃を除去して、開口部35からファンケース32の外部に排出することができる。その結果、コストの上昇及び重量の増加を抑え、簡単な構成で、放熱体37に付着した塵埃を除去することができる放熱ユニット30を搭載したノートパソコン1を提供することが可能となる。
[1−2.塵埃の除去方法]
次に、ノートパソコン1に搭載された放熱ユニット30の放熱体37に付着した塵埃の除去方法について、図5に示す概略垂直断面図を参照しながら説明する。
CPU24などの発熱部品が動作して発生した熱を、放熱体37から放熱するためにファン31が動作している状態では、図5(a)に示すように、放熱体37の排気面を開閉する第1のシャッタ手段39は開状態となっており(開状態の第1のシャッタ手段39を破線で示している)。また、ファン31から送風される空気(冷却風)が放熱体37に向かって流れるとき、放熱体37への流入面37bに塵埃の付着が進行していなければ、ファン31が放熱体37に送風する空気(冷却風)の流れに引き寄せられ、破線で示したように、開口部35からも空気(冷却風)が流入する。空気(冷却風)が開口部35から流入するのは、上述したように放熱体37に塵埃の堆積が少ない場合であり、堆積量が多くなると、開口部35から空気(冷却風)が流出する。このことから、開口部35からの空気流れを検知して、第1のシャッタ手段39の開閉を切り替えることもできる。
このため、ファン31のファン本体33から流れる空気(冷却風)は、開口部35からの流入も併せて、そのまま放熱体37を経由して、CPU24などの発熱部品が動作して発生した熱と共に放出口28から筐体20aの外部に放出される。
放熱体37の流入面37bに付着した塵埃を除去する場合には、図5(b)に示すように、ファン31が駆動している状態で、放熱体37の排気面を開閉する第1のシャッタ手段39を閉状態にする(閉状態の第1のシャッタ手段39を実線で示している)。
これにより、ファン31のファン本体33からの空気の流れる方向が、ファン本体33から放熱体37へ向かう方向から、放熱体37の流入面37bに沿って開口部35へ向かう方向に変化する。その結果、放熱体37の流入面37bに付着した塵埃に対して開口部35へと移動する方向にファン本体33からの空気(冷却風)が当たるので、放熱体37を構成する複数のフィン37aにおける冷却風が流入する側の端面の流入面37bに付着した塵埃が除去される。そして、放熱体37から除去された塵埃は、開口部35へ向かう空気(冷却風)と一緒に、そのまま開口部35からファンケース32の外部に排出される。
尚、本実施の形態においては、ファン31のファンケース32の下面に開口部35が形成されている場合を例に挙げて説明したが、必ずしもかかる構成のものに限定されるものではない。開口部35は、排気口32bとファン本体33との間に位置していれば、ファンケース32の上面又は側面に形成されていてもよい。いずれの面に開口部35が形成されていても、放熱体37の排気側を開閉する第1のシャッタ手段39を閉状態にすることにより、ファン31のファン本体33からの空気の流れる方向を、ファン本体33から放熱体37へ向かう方向から、放熱体37の流入面37bにおける冷却風が流入する側に沿って開口部35へ向かう方向に変化させることができる。そして、これにより、放熱体37の流入面37bに付着した塵埃に対して開口部35へと移動する方向にファン本体33からの空気(冷却風)が当たるので、放熱体37の流入面37bに付着した塵埃を除去して、開口部35からファンケース32の外部に排出することができる。但し、開口部35をファンケース32の下面に形成しておけば、塵埃の自重も手伝って開口部35から排出され易くなるので、開口部35は、ファンケース32の下面に形成することもできる。
[2−1.塵埃除去機構]
次に、放熱ユニットを構成する塵埃除去機構の他の構成について、図2、図3および図6を参照しながら説明する。
図2、図3および図6に示すように、放熱ユニット30においては、ファン31のファンケース32に設けられた排気口32bに密着させて放熱体37を配置する構成が採られている。このため、ファン31のファン本体33からの空気(冷却風)は、ファン31の排気口32bと放熱体37との間から漏れることなく、放熱体37の排気面から筐体20aの外部に放出される。
放熱体37の排気面には、当該排気面を開閉する第1のシャッタ手段39が設けられている。第1のシャッタ手段39は、少なくとも放熱体37の外郭を構成するフィン37aと密着するように構成され、第1のシャッタ手段39を閉じた状態では、ファン31からの空気(冷却風)を封じ込めている。
ファン31のファンケース32の下面には、排気口32bとファン本体33との間に位置して開口部35が形成されている。そして、開口部35には、当該開口部35を開閉する第2のシャッタ手段40が設けられている。この第2のシャッタ手段40の各外郭辺も、開口部35と密着するように構成され、第2のシャッタ手段40を閉じた状態では、ファン31からの空気(冷却風)を封じ込めている。
尚、第1及び第2のシャッタ手段39、40としては、例えば、スライド開閉式、巻き取り開閉式、ヒンジ開閉式、ブラインド開閉式等、様々の方式のものを用いることができる。また、第1及び第2のシャッタ手段39、40は、開閉スイッチ等を操作することにより、作動させることができる。
以上のように、塵埃除去機構は、放熱体37を、ファン31の排気口32bに密着させて配置し、かつ、放熱体37の排気面に設けられ、当該排気面を開閉する第1のシャッタ手段39と、ファン31のファンケース32の下面に、排気口32bとファン本体33との間に位置して形成された開口部35と、開口部35に設けられ、当該開口部35を開閉する第2のシャッタ手段40とを備えることにより構成されている。
このような構成の塵埃除去機構を設ければ、ファン31が駆動している状態で、放熱体37の排気面を開閉する第1のシャッタ手段39を閉状態にし、ファンケース32の下面に形成された開口部35を開閉する第2のシャッタ手段40を開状態にすることにより、ファン31のファン本体33からの空気の流れる方向を、ファン本体33から放熱体37へ向かう方向から、放熱体37の流入面37bに沿って開口部35へ向かう方向に変化させることができる。そして、これにより、放熱体37の流入面37bに付着した塵埃に対して開口部35へと移動する方向にファン本体33からの空気(冷却風)が当たるので、放熱体37を構成する複数のフィン37aにおける冷却風が流入する側の端面の流入面37bに付着した塵埃を除去して、開口部35からファンケース32の外部に排出することができる。その結果、コストの上昇及び重量の増加を抑え、簡単な構成で、放熱体37に付着した塵埃を除去することができる放熱ユニット30を搭載したノートパソコン1を提供することが可能となる。
[2−2.塵埃の除去方法]
次に、ノートパソコン1に搭載された放熱ユニット30の放熱体37に付着した塵埃の除去方法について、図7に示す概略垂直断面図を参照しながら説明する。
CPU24などの発熱部品が動作して発生した熱を、放熱体37から放熱するためにファン31が動作している状態では、図7(a)に示すように、放熱体37の排気面を開閉する第1のシャッタ手段39は開状態となっており(開状態の第1のシャッタ手段39を破線で示している)、ファンケース32の下面に形成された開口部35を開閉する第2のシャッタ手段40は閉状態となっている(閉状態の第2のシャッタ手段40を実線で示している)。
このため、ファン31のファン本体33から流れる空気(冷却風)は、そのまま放熱体37を経由して、CPU24などの発熱部品が動作して発生した熱と共に放出口28から筐体20aの外部に放出される。
放熱体37の流入面37bに付着した塵埃を除去する場合には、図7(b)に示すように、ファン31が駆動している状態で、放熱体37の排気面を開閉する第1のシャッタ手段39を閉状態にし(閉状態の第1のシャッタ手段39を実線で示している)、ファンケース32の下面に形成された開口部35を開閉する第2のシャッタ手段40を開状態にする(開状態の第2のシャッタ手段40を破線で示している)。
これにより、ファン31のファン本体33からの空気の流れる方向が、ファン本体33から放熱体37へ向かう方向から、放熱体37の流入面37bに沿って開口部35へ向かう方向に変化する。その結果、放熱体37の流入面37bに付着した塵埃に対して開口部35へと移動する方向にファン本体33からの空気(冷却風)が当たるので、放熱体37を構成する複数のフィン37aにおける冷却風が流入する側の端面の流入面37bに付着した塵埃が除去される。そして、放熱体37から除去された塵埃は、開口部35へ向かう空気(冷却風)と一緒に、そのまま開口部35からファンケース32の外部に排出される。
尚、ノートパソコン1に搭載された放熱ユニット30においては、ファン31のファンケース32の下面に開口部35が形成されている場合を例に挙げて説明したが、必ずしもかかる構成のものに限定されるものではない。開口部35は、排気口32bとファン本体33との間に位置していれば、ファンケース32の上面又は側面に形成されていてもよい。いずれの面に開口部35が形成されていても、放熱体37の排気側を開閉する第1のシャッタ手段39を閉状態にし、ファンケース32に形成された開口部35を開閉する第2のシャッタ手段40を開状態にすることにより、ファン31のファン本体33からの空気の流れる方向を、ファン本体33から放熱体37へ向かう方向から、放熱体37の流入面37bにおける冷却風が流入する側に沿って開口部35へ向かう方向に変化させることができる。そして、これにより、放熱体37の流入面37bに付着した塵埃に対して開口部35へと移動する方向にファン本体33からの空気(冷却風)が当たるので、放熱体37の流入面37bに付着した塵埃を除去して、開口部35からファンケース32の外部に排出することができる。但し、開口部35をファンケース32の下面に形成しておけば、塵埃の自重も手伝って開口部35から排出され易くなるので、開口部35は、ファンケース32の下面に形成することもできる。
また、上述の実施の形態においては、電子機器として、本体部20に対して内側面に表示デバイス12が配置された蓋体10が回動可能に取り付けられた形態のノートパソコン1を例に挙げて説明したが、電子機器はこのようなノートパソコン1に限定されるものではない。例えば、タブレット型のパソコンや、携帯電話、携帯用ゲーム機、小型のテレビ受像器やブルーレイディスクプレイヤ、ナビゲーションシステムなどの各種携帯型の電子機器、さらには、デスクトップパソコンや液晶プロジェクタなどの据え置きタイプの各種の電子機器であってもよい。
また、上述の実施の形態においては、動作中に発熱する発熱部品としてCPU24を例に挙げて説明したが、発熱部品はCPU24に限定されるものではない。ビデオボードなどの画像処理用の半導体チップや二次電池など、その発熱を筐体の外部に放出すべき各種の発熱部品が対象となり得る。
また、上述の実施の形態においては、CPU24からの熱を、ヒートパイプ27を用いて放熱体37に伝達する場合を例に挙げて説明したが、放熱体37を直接発熱部品であるCPU24に熱伝導可能に接触配置させることもできる。
以上のように、この電子機器の構成によれば、ファンが駆動している状態で、放熱体の、ファンと対向する側の面と反対側の面(放熱体の排気面)を開閉する第1のシャッタ手段を閉状態にすることにより、ファンのファン本体からの空気の流れる方向を、ファン本体から放熱体へ向かう方向から、放熱体の、ファンと対向する側の面(放熱体へ冷却風が流入する流入面)に沿って開口部へ向かう方向に変化させることができる。そして、これにより、放熱体の流入面に付着した塵埃に対して開口部へと移動する方向にファン本体からの空気(冷却風)が当たるので、放熱体を構成する複数のフィンにおける冷却風が流入する側の端面の流入面に付着した塵埃を除去して、開口部からファンケースの外部に排出することができる。その結果、コストの上昇及び重量の増加を抑え、簡単な構成で、放熱体に付着した塵埃を除去することができる放熱ユニットを搭載した電子機器を提供することが可能となる。
また、この電子機器の構成によれば、ファンケースに形成された開口部を開閉する第2のシャッタ手段を閉状態にすることで、塵埃を除去する必要が無い場合は、フィンに当たる冷却風の量を向上させることができる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記実装を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示によれば、コストの上昇及び重量の増加を抑え、簡単な構成で、放熱体に付着した塵埃を除去することができる放熱ユニットを搭載した電子機器を提供することができる。従って、本開示は、筐体内の発熱部品からの熱を外部に放出する際にファンからの冷却風を効果的に使用することができる高い放熱効果を備えた電子機器として、例えば、タブレット型のパソコンや、携帯電話、携帯用ゲーム機、テレビ受像器、光ディスク記録再生装置、光ディスク再生装置、ナビゲーションシステム、デスクトップパソコン、液晶プロジェクタなどの各種用途に適用可能である。
1 ノートパソコン(電子機器)
20 本体部
20a 筐体
24 CPU(発熱部品)
30 放熱ユニット
31 ファン
32 ファンケース
32b 排気口
35 開口部
37 放熱体
37a フィン
37b 流入面
39 第1のシャッタ手段
40 第2のシャッタ手段

Claims (3)

  1. 動作時に発熱する発熱部品を含む電子部品が収容された筐体と、
    前記発熱部品からの熱が伝達される複数のフィンを含む放熱体と、前記放熱体に空気を送るファンとを有し、前記放熱体に伝達された前記発熱部品からの熱を、前記ファンからの空気と熱交換させて、この加温された空気を前記筐体の外部に放出する放熱ユニットとを備えた電子機器であって、
    前記放熱体は、前記ファンの排気口に密着させて配置されており、かつ、
    前記放熱体の、前記ファンと対向する側の面と反対側の面に設けられ、当該面を開閉する第1のシャッタ手段と、
    前記ファンのファンケースに、前記排気口とファン本体との間に位置して形成された開口部とを備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記開口部に設けられ、当該開口部を開閉する第2のシャッタ手段を備える、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記開口部が、前記ファンケースの下面に形成された、請求項1に記載の電子機器。
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