JP2013250880A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013250880A
JP2013250880A JP2012126275A JP2012126275A JP2013250880A JP 2013250880 A JP2013250880 A JP 2013250880A JP 2012126275 A JP2012126275 A JP 2012126275A JP 2012126275 A JP2012126275 A JP 2012126275A JP 2013250880 A JP2013250880 A JP 2013250880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
heat
cooling air
heat radiating
fin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012126275A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Goto
真司 後藤
Kazuhiro Shiragami
和弘 白神
Naoyuki Ito
尚之 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012126275A priority Critical patent/JP2013250880A/ja
Publication of JP2013250880A publication Critical patent/JP2013250880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】フィンに付着した塵埃を確実に除去することができ、発熱部品からの熱の放熱効率を低下させない放熱ユニットを備えた電子機器を得ること。
【解決手段】動作時に発熱する発熱部品24を含む電子部品が収容された筐体20aと、前記発熱部品24からの熱が伝達される複数のフィン37aを備えた放熱体37と、前記放熱体37に冷却風を送風するファン31と、前記ファン31と前記放熱体37とを接続し、前記ファン31の動作により生じた冷却風を前記放熱体37に導入する接続体36と、前記フィン37aの前記ファン31に対向する側面37bに対して送風する補助ファン35とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、動作時に発熱する発熱部品を筐体内に有する電子機器、例えば発熱部品であるCPU(中央処理装置)を備えたノートパソコン等の電子機器に関し、特に、発熱部品からの熱を外部に放出する放熱ユニットの構成に関する。
例えば、電子機器の一例であるノートパソコンの場合、その性能向上にともなってCPU等の発熱部品からの発熱量が増大している。また、ノートパソコンの場合には携帯型機器としての小型化軽量化が求められているため、狭い筐体の内部に各種の電子部品が詰め込まれることとなり、発熱部品からの熱を効果的に筐体の外部に放出することができる、高性能な放熱ユニットを備えることが求められている。
このような要請に応じるために、従来、発熱部品からの熱が伝達される放熱フィンを備えた放熱体と、放熱体内に冷却風を送り込む送風手段であるファンとを備えた放熱ユニットが用いられている。この従来の放熱ユニットでは、発熱部品であるCPUを直接、または、ヒートパイプなどによって間接的に、放熱体と接触させてその熱を伝え、伝達された発熱部品の熱をファンからの冷却風で筐体の外部に放出することが行われている。このような従来の放熱ユニットでは、その放熱効果をより向上させるためにフィンの表面積を大きくすることが有効であり、限られた狭い空間内に狭い形成間隔でフィンが形成されている。しかし、フィンの形成間隔を狭くすると、ファンによって供給される冷却風に含まれる細かな塵埃が、特に、フィンのファンに対向した側面に付着しやすくなる。フィンの側面に付着した塵埃は、一旦付着してしまうと急速に堆積しやすく、堆積した塵埃がフィンの隙間を埋めてしまい、ファンからの冷却風が流入する側の放熱体の面全体を覆ってしまうようになると、フィンの間隙にファンからの冷却風が送り込めなくなり、放熱ユニットの放熱効果を著しく損ねることになる。
このように、フィンの側面に塵埃が付着して放熱ユニットの放熱効果が損なわれることを防止するために、フィンに付着した塵埃を除去する掃除部材であるブラシを備えた放熱ユニットが提案されている(特許文献1参照)。
図5に、特許文献1に記載された、従来の電子機器に用いられている放熱ユニットの概略構成を示す。
従来の放熱ユニット100は、冷却風を送風するファン131と図には現れないフィンを有する放熱体136とを備えている。ファン131からの冷却風が放熱体136に形成されたフィンの隙間を通って筐体120の外部に放出されることで、放熱体136に伝達された発熱部品である図示しないCPUの熱が筐体120の外部に放出される。
放熱体136の、ファン131が配置された側の端部には、放熱体136のフィンに付着した塵埃をこすって落とすことができる掃除部材であるブラシ133と、このブラシ133を図中矢印141の方向に動かす回転機構134とが備えられている。
上記従来の放熱ユニット100では、回転機構134を回転させる図示しない操作体を備え、この操作体をユーザが必要に応じて押し込むことにより、または、例えばノートパソコンの蓋部が閉じられる際に連動して押し込まれることにより、ブラシ133が矢印141の方向に回転してフィンの側面を掃除する。この際、ブラシ133によってフィンの間から除去された塵埃は、ファン131からの冷却風によって、筐体120に形成された放出口121から外部に放出される。
また、従来の放熱ユニット100では、ファン131と放熱体136とを接続する接続体132の下面に開口部135が設けられていて、ブラシ133によって除去された塵埃は、開口部135から筐体120の内部に落下する。この落下した塵埃は、放熱体136内を経由して筐体120の外部に放出される冷却風の流れよりも大きな、別の流路である開口部135から筐体120内を通って放出口121に繋がる流路から、筐体120の外部に放出される。
なお、特許文献1には、ブラシ133によるフィンに付着した塵埃の除去を、電気的に制御できるモータを用いて行うことが開示されている。また、ブラシ133の動作するタイミングとして、CPUがシャットダウンしたことが検出された場合や、CPUの温度が一定温度以上に到達した場合、ノートパソコンの使用時間が一定時間に到達した場合などが例示されている。
特開2008−306001号公報
上記従来の電子機器の放熱ユニット100は、フィンに付着したファン131からの冷却風に含まれる塵埃を除去する掃除部材であるブラシ133を備え、所定のタイミングでフィンに付着した塵埃を除去できるため、フィンに大量の塵埃が堆積して冷却風の流入が妨げられるという事態を回避することかできる。
しかし、上記従来の放熱ユニット100では、ブラシ133で付着した塵埃を除去するタイミングとして、発熱部品であるCPUが動作しファン131から冷却風が送風されている状態を想定している。また、従来の放熱ユニット100では、ブラシ133が放熱体136内の冷却風の流路を完全には遮らない形状として、塵埃を除去する際に冷却風が流れなくなって放熱効果が失われてしまうことを防止しているが、冷却風の流路にブラシが存在することによる放熱効率の低下は否めない。また、従来の放熱ユニット100では、ブラシ133が塵埃を除去している際の冷却風の流路とするとともに、ブラシ133で除去された塵埃を筐体120の外部に放出するための流路として、ファン131と放熱体136とを接続する接続体132の下面に開口部135が設けられている。しかし、開口部135が設けられていることで、ファン131からの冷却風の一部が定常的に放熱体136内を通過できず、ファン131による冷却風を放熱体136の熱の放出に完全に利用できていないという点において、放熱効率の低下が常に生じていることになる。
このように、従来の放熱ユニット100では、塵埃の堆積による放熱効果の大幅な低減を回避することはできるものの、ファン131からの冷却風を有効に利用できてはいないため、CPUが一層大きな熱を放出する近年のノートパソコンの高性能化に十分対応できるものとは言えなかった。
本発明は、上記従来の放熱ユニットを備えた電子機器における課題を解決するものであり、フィンに付着した塵埃を除去することができ、発熱部品からの熱の放熱効率を低下させない放熱ユニットを備えた電子機器を得ることを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の電子機器は、動作時に発熱する発熱部品を含む電子部品が収容された筐体と、前記発熱部品からの発熱が伝達される複数のフィンを備えた放熱体と、前記放熱体に冷却風を送風するファンと、前記ファンと前記放熱体とを接続し、前記ファンの動作により生じた冷却風を前記放熱体に導入する接続体と、前記フィンの前記ファンに対向する側面に対して送風する補助ファンとを備えたことを特徴とする。
本発明の電子機器は、ファンからの冷却風を放熱体に導入する接続体と、発熱部品からの熱が伝達される放熱体のフィンに付着した塵埃を除去する補助ファンを備えている。このため、放熱体に伝達された発熱部材の熱を、ファンからの冷却風を用いて筐体の外部に効率よく放出することができる電子機器を得ることができる。
本実施形態にかかるノートパソコンの概略構成例を示す斜視図である。 本実施形態にかかるノートパソコンにおける放熱ユニットの主要な構成を示す分解斜視図である。 本実施形態にかかるノートパソコンの放熱ユニットの構成を示す水平断面図である。 本実施形態にかかるノートパソコンの放熱ユニットに備えられた補助ファンの形状例を示す斜視図である。 従来の放熱ユニットの構成を説明する図である。
本発明の電子機器は、動作時に発熱する発熱部品を含む電子部品が収容された筐体と、前記発熱部品からの発熱が伝達される複数のフィンを備えた放熱体と、前記放熱体に冷却風を送風するファンと、前記ファンと前記放熱体とを接続し、前記ファンの動作により生じた冷却風を前記放熱体に導入する接続体と、前記フィンの前記ファンに対向する側面に対して送風する補助ファンとを備える。
上記本発明の電子機器は、ファンと放熱体を接続する接続体が、ファンの動作により生じた冷却風を効率よく放熱体に導入する。また、発熱部品の熱が伝達される放熱体のフィンに付着した塵埃を補助ファンによって除去することができる。このため、ファンが動作して生じる冷却風を有効に放熱体のフィンからの放熱に利用することができ、また、放熱効率を低下させる原因となるフィンに付着した塵埃を除去できるので、長期間にわたって安定した放熱効果が発揮される電子機器を得ることができる。
上記構成の電子機器において、前記補助ファンは、前記フィンの前記ファンに対向する側面に対して、その側方から送風することが好ましい。このようにすることで、補助ファンにより、フィンのファンに対向する側面に堆積した塵埃を効果的に除去することができる。
この場合において、前記補助ファンが前記接続体の第1の側面に配置され、前記接続体の前記補助ファンが配置された前記第1の側面に対向する第2の側面に開口部が形成されていることが好ましい。このようにすることで、補助ファンからの送風を効率よくフィンのファンに対向する側面に吹き付けることができるとともに、フィンから除去された塵埃を接続体の外部に排出することが容易となる。
さらに、前記開口部が開閉可能であり、前記補助ファンの動作時に前記開口部が開くことが好ましい。このようにするとこで、補助ファンが動作していないときにはファンからの冷却風を全て放熱体に送風することができ、放熱効率を向上させることができる。
なお、前記補助ファンが圧電マイクロファンであることが好ましい。圧電マイクロファンは、小型化が可能で放熱ユニットが大きくなることを回避できるとともに、風力が大きくフィンに付着した塵埃を効果的に除去することができる。
(発明の実施の形態)
以下、本発明の実施形態として、電子機器がノートパソコンである場合を例示しながら説明する。
図1は、本実施の形態にかかる電子機器としてのノートパソコン1である。
本実施形態のノートパソコン1は、内側面に液晶パネルなどの表示デバイス12が配置された蓋体10が、表面にキーボード21やポインティングデバイス22などの入力装置が配置された本体部20に対して、ヒンジ機構11によって回動可能に取り付けられている。
本体部20の内部には、ノートパソコン1の動作電源である図示しない二次電池や、主記録デバイスである図示しないハードディスクドライブ(HDD)その他の電気部品が配置されている。なお、本実施形態のノートパソコン1は、例えば無線LAN通信のためのアンテナモジュールや、ブルーレイディスクやDVDディスクに対応したディスクドライブ、ウェブカメラ素子、音声マイクやスピーカ、その他各種の入出力端子などを備えることができるが、これらの機能や形状は従来周知のノートパソコンと同様であるため、図示および詳細な説明は省略する。
図2は、本実施形態にかかるノートパソコン1の、本体部20の内部構成を示す分解斜視図である。図2では、本体部20の内部に配置された各種の電子部品の中でも、動作時に最も温度が高くなる代表的な発熱部品である中央演算素子(CPU)24と、CPU24の熱を本体部20の外殻を構成する筐体20aの外部に放出する放熱ユニット30の近傍のみを拡大して示している。
図2に示すように、本実施形態のノートパソコン1の本体部20内部、本体部20表面に配置されたキーボード21の下側部分には、CPU24が回路基板23上に搭載されて配置されている。CPU24の上面には、CPU24の動作時の発熱を放熱ユニット30に伝達するための受熱部25が配置されている。受熱部25は、バネ状の脚部を有する固着部材26によって、熱源であるCPU24に押しつけられるように固着されている。
受熱部25には、受け取った熱を放熱ユニット30の放熱体37に伝達するための、例えば銅製のヒートパイプ27が接続されている。ヒートパイプ27内には、例えば熱伝導性の高い代替フロンなどの熱伝導媒体が封入されていて、受熱部25に伝えられたCPU24の熱を効率よく放熱体37に伝達する。
本実施形態のノートパソコン1では、CPU24の熱を効果的に本体部20の筐体20a外部に放出させるための放熱ユニット30として、放熱体37と、放熱体37に並んで配置されたファン31とを有している。ファン31がファンケース32の上面に形成された吸入口32aから吸入して送風する冷却風が放熱体37に導入され、放熱体37に設けられたフィン37aの間隙を通って筐体20aの外部に放出されることで、放熱体37からの放熱効果を高めている。放熱体37とファン31との間には、ファン31の動作により生じた冷却風を効果的に放熱体37の複数のフィン37aの間隙部分に導入することができるように、ファン31と放熱体37との対向部分の周囲を覆うように接続体36が配置されている。また、接続体36の一側面には、放熱体37のフィン37aのファン31に対向する側の側面37bに送風する補助ファン35が配置されている。
図3は、本実施形態のノートパソコンにおける放熱ユニット30の構成を示す図である。
図3では、放熱ユニット30を構成するファン31、ファン31と放熱体37とを接続する接続部材36、放熱体37のそれぞれの詳細な構造を示すために、各部材を、ノートパソコン1の本体部20におけるキーボード21が配置された主面に平行な水平面で切断した状態の、水平断面図を示している。
ファン31は、ファンケース32の内部に収容された羽根33が回転軸34を軸心として回転することで、ファンケース32の上面に形成された図2に示す吸入口32aから周囲の空気を取り込み、放熱体37側の排気口32bから冷却風として吹き出す。なお、図3では、本実施形態のファン31として、羽根33が多数の前向き羽根で構成されたシロッコファンを例示して示したが、ファン31の全体形状や吸入口32aの形状、回転軸34の周りを回る羽根33の形状などは例示に過ぎず、ファン31としては、周囲の空気を吸入口から吸入して排気口から吹き出すことができるものであれば、例示したシロッコファン以外にも従来用いられてきた各種の形態の冷却ファン(放熱ファン)を使用することができる。
本実施形態の放熱ユニットでは、ファン31のファンケース32に設けられた排気口32bに密着させて放熱体37を配置せずに、ファン31の排気口32bと放熱体37との間に接続体36が配置されている。
本実施形態にかかるノートパソコン1の放熱ユニット30において、接続体36は、ファン31のファンケース32の排気口32bの外周と放熱体37の外周とを囲む形状となっているため、ファン31からの冷却風は全て放熱体37に導入される。この結果、本実施形態のノートパソコン1の放熱ユニット30では、後述する補助ファン35が配置されるためにファン31の排気口32aと放熱体37とが密着して配置されてはいないものの、ファン31からの冷却風全てを放熱体37の放熱のために利用することができる。
接続体36は、図2および図3に示すように略直方体の外形を備えている。ファンケース32に形成された排気口32bの開口面とこれと対向する放熱体37の側面との、2つの面に対しての側方に位置する接続体36の側面、すなわち、フィン37aの主面と平行な状態にある接続体36の2つの側面の内の一方の側面である第1の側面に、補助ファン35が配置されている。補助ファン35は、フィン37aのファン31に対向する側面37bに対して側方から送風できる位置に送風口35aを備えている。また、補助ファン35が配置されている接続体36の第1の側面に対向する他方の側面である第2の側面には、開口部36aが配置されている。本実施形態のノートパソコン1の放熱ユニット30では、接続体36に形成された開口部36aは、シャッターなどで構成されて開閉自在となっている。
放熱体37は熱伝導性が高い例えば銅などの金属製であり、複数の薄い板状のフィン37aの主面が、ファン31から筐体20aの外部に向けて吹き出される冷却風が流れる方向に沿う向きとなるように、かつ、互いに平行に配置されている。放熱体37の大きさ、特に、ファン31側から見た外形の幅と高さとは、ファン31の排気口32bの外形の幅と高さと同じになっている。
放熱体37のフィン37aの間隙を通過した冷却風は、放熱体37の外形形状に対応させて筐体20aにスリットや貫通孔として形成された放出口28から、筐体20aの外部に放出される。
図4は、本実施形態のノートパソコン1の放熱ユニット30に用いられた補助ファン35の形状を示す斜視図である。
図4に示したように、本実施形態における補助ファン35は、偏平な略直方体状の本体35bと、本体35bの一方の主面の中央部分に配置された送風口35aと、動作電力を供給する接続配線35cとを備えている。本実施形態の補助ファン35は、一例として、圧電振動を利用した圧電マイクロファンを用いている。圧電マイクロファンは、本体部内部に配置された板状のブレードと、ブレードを上下から挟み込んで配置された圧電体を備え、圧電体を交互に伸縮させることにより生じた気流を送風口から放出させる。圧電マイクロファンは、その原理上小型低消費電力化が可能であるとともに、高い空気吐出圧(風力)を有するため、フィン37aのファン31に対向する側面37bに付着した塵埃を側方から吹き飛ばして除去することができる。
なお、本実施形態の補助ファンとしては、上記した圧電マイクロファンに限られず、接続体36の側面に配置することができる大きさと、塵埃を吹き飛ばすために必要とされる風力を備える限りにおいて、いわゆるDCファンなどの他の各種ファンを用いることができる。
ファン31からの冷却風に含まれる塵埃は、冷却風が吹き抜けるフィン37aの互いに対向する主面よりも、冷却風が衝突するファン31に対向する側面37bに、より付着・堆積しやすい。このため、補助ファン35からの送風をフィン37aのファン31に対向する側面37bの塵埃に対してその側方から吹き付けることで、フィン37aに付着した塵埃を効果的に除去することができ、塵埃が堆積してファン31からの送風がフィン37aの隙間に入り込まなくなってしまうことにより生じる放熱効果の低下を防止することができる。
また、本実施形態の冷却ユニット31では、補助ファン35が配置された接続体36の第1の側面に対向する第2の側面に、開閉可能な開口部36aを備えている。補助ファン35の動作に同期させて開口部36aを開くことで、補助ファン35の送風口35aから接続体36内に送り込まれる風の流路(接続体36からの出口)が確保されるため、補助ファン35が配置されている側から遠い位置にあるフィン37aのファン31側の側面に堆積した塵埃も、効果的に除去することができる。また、開閉可能な開口部36aを設けることで、補助ファン35が動作していないときには開口部36aを閉鎖して、ファン31からの冷却風が放熱体37に供給されずに本体部20内に漏出してしまうことを防止できる。なお、開口部36aから接続体36の外部に放出された塵埃は、筐体20aに形成された放出口28から、本体部20の外部に放出させることができる。
上記本実施形態では、接続体36の第2の側面に開閉可能な開口部36aを設ける例を示したが、開口部36aの開口面積が狭く、ファン31からの冷却風が放熱体37に供給されずに本体内に漏出してしまう可能性が小さい場合には、開口部36aを開閉可能とする必要はない。例えば、開口部36aが常に開口している場合であっても、対向する第1の側面に配置された補助ファン35からの送風を外部に放出しやすくし、かつ、ファン31からの冷却風は放熱体37側に導入しやすくする形状のスリットや衝立等を設けることで、開閉自在とすることによる開口部36aの構成の複雑化を回避することもできる。
また、補助ファン35からの送風でフィン37aの側面37bから除去された塵埃は、ファン31からの送風によってフィン37aの間隙を通って放出口28から本体20の外部に放出されるため、接続体36に開口部36aを設けること自体も必須のものではない。さらに、上記実施形態では、一つの補助ファン35を接続体36の第1の側面に配置する例を示したが、補助ファンからの送風がフィン37aのファン31に対向する側面37bに吹き付けられる構成であれば、補助ファンの配置位置や配置個数は、適宜設計可能なものである。例えば、接続体36の第2の側面にももう一つの補助ファンを設け、フィン37aのファン31に対向する側面37bに対して、両側方から送風する構成とすることができる。また、接続体36の上面もしくは下面に1個または複数個の補助ファンを配置して、フィン37aの上方もしくは下方からフィン37aのファン31に対向する側面37bに送風を吹き付けて、堆積した塵埃を除去する構成とすることができる。
以上のように、本実施形態のノートパソコン1は、放熱ユニット30のファン31と放熱体37との間に、放熱体37のフィン37aに側方から送風する補助ファン35を備え、この補助ファン35からの送風によりフィン37aのファン31に対向する側面に堆積した塵埃を除去することができる。また、本実施形態のノートパソコン1は、ファン31と放熱体37との間が、ファン31からの冷却風を放熱体37に導入する接続体36で接続されている。このため、フィン37aに付着した塵埃を除去できる機構を備えながら、ファン31からの送風を効果的に放熱体37の放熱に利用することができて放熱効率を高く維持できるので、CPUの能力向上などに起因する発熱部品からの発熱量の増大にも十分に対応することができる。
なお、上記実施の形態では、ファン31の送風口32b、放熱体37のフィン37aのファン31に対向する側面37bの外形形状を、同じ大きさを有する横長の略長方形状としたが、ファン31の送風口32bと放熱体37のフィン31に対向する側面37bの外形形状は長方形には限られず、ファン31からの送風が効果的に放熱体37のフィン37aの間隙に流入することができればさまざまな形状を採ることができる。そして、ファン31と放熱体37とを接続する接続体36の形状は、ファン31と放熱体37の形状に対応して、ファン31からの冷却風をロスなく放熱体37に導入できる形状とすることが好ましい。
なお、本実施形態のノートパソコン1において、補助ファン35を動作させて放熱体に付着した塵埃を除去するタイミングとしては、CPU24の停止時や、ノートパソコン1の本体部20が水平となるように載置されたとき、さらに、本体部20に対して蓋部10が開かれたときなど、ノートパソコン1の動作前後が好ましい。特に、ノートパソコン1の動作直前であれば、補助ファン35によって除去された塵埃が、ノートパソコン1の動作に伴ってファン31が動作したときに、放熱体37に送風される冷却風によって筐体20aの外に放出されることか期待できる。
また、上記本実施の形態にかかる電子機器として、本体部に対して内側面に表示デバイスが配置された蓋体が回動可能に固着された形態のノートパソコンを例示して説明したが、本発明の電子機器としてはこのようなノートパソコンに限らず、例えば、タブレット型のパソコンや、携帯電話、携帯用ゲーム機、小型テレビジョン受像器やブルーレイディスプレイヤー、ナビゲーションシステムなどの各種携帯型の電子機器、さらには、デスクトップパソコンや液晶プロジェクタなどの据え置きタイプの各種の電子機器にも使用することができる。
また、上記実施形態においては、動作中に発熱する発熱部品としてCPUを例示して示したが、発熱部品はCPUには限られず、ビデオボードなどの画像処理用の半導体チップや二次電池など、その発熱を筐体の外部に放出すべき各種の発熱部品が対象となりうる。
さらに、上記実施形態では、CPUからの熱を放熱体に伝達する手段として、ヒートパイプを用いた例を示したが、発熱部品であるCPUに熱伝導性の接着剤を介して直接放熱体を固着することで、発熱部品からの熱を直接的に放熱体に伝達することもできる。
本発明にかかる電子機器は、筐体内の発熱部品からの熱を外部に排出する放熱ユニットとして、放熱体のフィンに付着した塵埃を除去することができるとともに、ファンからの冷却風を効果的に使用することができる高い放熱効果を備えた電子機器として、各種用途に適用することができる。
1 ノートパソコン(電子機器)
20 本体部
20a 筐体
24 CPU(発熱部品)
30 放熱ユニット
31 ファン
35 補助ファン
36 接続部材
37 放熱体
37a フィン
37b (ファンに対向する)側面

Claims (5)

  1. 動作時に発熱する発熱部品を含む電子部品が収容された筐体と、
    前記発熱部品からの発熱が伝達される複数のフィンを備えた放熱体と、
    前記放熱体に冷却風を送風するファンと、
    前記ファンと前記放熱体とを接続し、前記ファンの動作により生じた冷却風を前記放熱体に導入する接続体と、
    前記フィンの前記ファンに対向する側面に対して送風する補助ファンとを備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記補助ファンは、前記フィンの前記ファンに対向する側面に対して、その側方から送風する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記補助ファンが前記接続体の第1の側面に配置され、前記接続体の前記補助ファンが配置された前記第1の側面に対向する第2の側面に開口部が形成されている請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記開口部が開閉可能であり、前記補助ファンの動作時に前記開口部が開く請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記補助ファンが圧電マイクロファンである請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子機器。
JP2012126275A 2012-06-01 2012-06-01 電子機器 Pending JP2013250880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012126275A JP2013250880A (ja) 2012-06-01 2012-06-01 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012126275A JP2013250880A (ja) 2012-06-01 2012-06-01 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013250880A true JP2013250880A (ja) 2013-12-12

Family

ID=49849463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012126275A Pending JP2013250880A (ja) 2012-06-01 2012-06-01 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013250880A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104907303A (zh) * 2015-05-19 2015-09-16 铜陵宏正网络科技有限公司 一种便携式计算机散热器的除尘组件
WO2015198770A1 (ja) * 2014-06-25 2015-12-30 株式会社村田製作所 電子機器
CN106914073A (zh) * 2017-03-01 2017-07-04 郑州航空工业管理学院 一种用于数学数据处理器的防尘装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015198770A1 (ja) * 2014-06-25 2015-12-30 株式会社村田製作所 電子機器
CN104907303A (zh) * 2015-05-19 2015-09-16 铜陵宏正网络科技有限公司 一种便携式计算机散热器的除尘组件
CN106914073A (zh) * 2017-03-01 2017-07-04 郑州航空工业管理学院 一种用于数学数据处理器的防尘装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5927539B2 (ja) 電子機器
JP5919568B2 (ja) 電子機器
JP5950228B2 (ja) 電子機器
JP5849214B2 (ja) 電子機器
JP4982590B2 (ja) 表示装置及び電子機器
JP4892078B2 (ja) 電子機器
US20130279112A1 (en) Electronic apparatus
JP5265012B2 (ja) 電子機器
KR20130025635A (ko) 냉각장치
JP2007286785A (ja) 電子機器および冷却部品
JP2013250880A (ja) 電子機器
JP2013021121A (ja) 電子機器
JP2013251452A (ja) 電子機器
JPWO2003067949A1 (ja) 冷却機構及びこの冷却機構を用いた情報処理装置
JP2011086072A (ja) 外部装置
JP2013041334A (ja) 電子機器
JP2009295869A (ja) 電子機器の冷却装置
JP2007122132A (ja) 可搬型電子機器
JP5542479B2 (ja) ヒートシンクおよび電子機器
JP2015130053A (ja) 情報処理装置
US20110304978A1 (en) Enclosure of electronic device
JP4171028B2 (ja) 電子機器
JP5066294B2 (ja) 電子機器
JP2004295758A (ja) 携帯型電子機器の冷却構造
JP4640429B2 (ja) 小型冷却ファン