以下、本発明の実施形態について説明する。
(1)ゲームシステムの構成 図1は、実施形態のゲームシステムのシステム構成例を示している。図1に示すように、このゲームシステムは、例えばインターネットなどの通信網NW(ネットワーク)に接続可能な通信端末10a,10b,10c,…と、通信網NWに接続されているゲームサーバ20と、データベースサーバ30とによって構成されている。各通信端末10a,10b,10c,…はそれぞれ、個々のユーザによって操作される端末であり、例えば、携帯端末、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、双方向の通信機能を備えたテレビジョン受像機(いわゆる多機能型のスマートテレビも含む。)などの通信端末である。なお、以下の説明において、各通信端末10a,10b,10c,…に共通して言及するときには、通信端末10と表記する。 このゲームシステムにおいて、ゲームサーバ20は、クライアントである通信端末10と通信可能に構成されており、通信端末10に対してゲーミングサービスを提供する。ゲームサーバ20には、ゲーム用アプリケーションとしてウェブブラウザ上で動作可能なアプリケーションが実装されている。データベースサーバ30は、ゲームを実行する上での後述する様々な情報を格納しており、それらの情報の読み書きのためにゲームサーバ20と例えば有線で接続される。 通信端末10は、ゲームサーバ20によって提供されるウェブページを表示可能なウェブブラウザを備えており、ユーザは、通信端末10をウェブページ上で操作してゲームを実行する。
また、図1には図示していないが、ゲームサーバ20とは別に各通信端末10のユーザを認証するための認証サーバを設けてもよい。また、多くの通信端末10からのアクセスを受け入れるために複数のゲームサーバ20を設ける場合は、その複数のゲームサーバ20間の負荷を調整するためのロードバランサを設けてもよい。また、ゲームサーバ20は単一のサーバ装置として構成してもよいが、機能を分散させた複数のサーバ装置として構成してもよい。
(2)通信端末の構成 図2A、図2B及び図3を参照して通信端末10について説明する。 図2A、図2Bはそれぞれ、通信端末10の外観の例を示す図である。図2Aは、例えば折り畳み式の携帯端末(携帯電話機)などの釦入力方式の通信端末を例示したものであり、図2Bは、例えばスマートフォンなどのタッチパネル入力方式の通信端末を例示したもので
ある。図3は、通信端末10の内部構成を示すブロック図である。 図3に示すように、通信端末10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、画像処理部14、指示入力部15、表示部16、通信インタフェース部17及びGPS(Global Positioning System)測位部18を備えており、各部間の制御信号あるいはデータ信号を伝送するためのバス19が設けられている。
CPU11は、ROM12内のウェブブラウザをRAM13にロードして実行する。そして、CPU11は、指示入力部15等によってユーザに入力されるURL(Uniform Resource Locator)の適切な指定に基づき、通信インタフェース部17を介して、ゲームサーバ20からウェブページを表示するためのデータ、すなわち、HTML(HyperText Markup Language)文書や当該文書と関連付けられた画像などのオブジェクトのデータ(以下、総称して適宜「HTMLデータ」と表記する。)を、通信インタフェース部17を介して取得し、そのHTMLデータを解釈する。なお、通信端末10には、ウェブブラウザのブラウザ機能を拡張するための様々なプラグインが実装されていてよい。 なお、HTMLデータの取得に当たって、CPU11は、予め登録されたユーザID(ユーザ識別情報)、あるいは指示入力部15を介して入力されるユーザIDを含むアクセス要求メッセージを、通信インタフェース部17を介してゲームサーバ20へ通知する。
ウェブブラウザは、画像処理部14を介して、取得したHTMLデータに基づき、ゲームサーバ20から提供されるウェブページを表示部16に表示する。また、ウェブブラウザは、ユーザが指示入力部15の操作によってウェブページ上のハイパーリンク(Hyperlink)またはメニューが選択されると、その選択に応じたウェブページを表示するための新たなHTMLデータの送信(つまり、ウェブページの更新)をゲームサーバ20へ要求する。
画像処理部14は、HTMLデータの解析結果としてCPU11から与えられる表示用画像データに基づいて、表示部16にウェブページを表示する。表示部16は、例えば、マトリクス状に画素単位で配置された薄膜トランジスタを含むLCD(Liquid Cristal Display)モニタであり、表示用画像データに基づいて薄膜トランジスタを駆動することでウェブページの画像を表示画面16aに表示する。
通信端末10が釦入力方式の通信端末(図2Aに示す)である場合、指示入力部15は、ユーザの操作入力を受け入れるための方向指示釦と決定釦などの複数の指示入力釦を含む釦群15a、及び、テンキーなどの複数の指示入力釦を含む釦群15bを備え、各釦の押下(操作)入力を認識してCPU11へ出力するためのインタフェース回路を含む。例えば、方向指示釦は、表示部16に表示されているウェブページをスクロールして表示することをCPU11へ指示するために設けられる。また、決定釦は、例えばウェブページ上で複数のハイパーリンクまたはメニューが表示されるときに、アクティブ表示(例えば強調表示)されている1つのハイパーリンクまたはメニューをユーザが選択することをCPU11へ指示するために設けられる。なお、通信端末10を小型の携帯端末によって構成する場合には、これらの釦は、ユーザが通信端末10を片手で保持したままその親指で操作(クリック)しやすいように、通信端末10の前面に配置されていることが好ましい。図2Aに示す例では、釦群15bは、釦群15aの下方に配置され、「0」〜「9」、「*」、「#」(テンキー)が表記された複数の指示入力釦を含む。
通信端末10がタッチパネル入力方式の通信端末(図2Bに示す)である場合、指示入力部15は、主として表示画面16aに指先あるいはペンで触れることによるタッチパネル方式の入力を受け付ける。タッチパネル入力方式は、静電容量方式などの公知の方式でよい。なお、図2Bに示すように、通信端末10がタッチパネル入力方式の場合であっても釦群15aが設けられる場合もある。
通信端末10に表示されるウェブページ上のメニューの選択操作は、例えば通信端末10が携帯端末である場合には、方向指示釦の押下操作によってメニューを選択し、決定釦の押下操作によって、選択したメニューを確定することによって行われる。また、選択操作は、例えば通信端末10がタッチパネル入力方式の場合には、ウェブページが表示されている表示画面16a上のメニューの位置を指あるいはペンで指示(タッチ操作)することによって行われる。
GPS測位部18は、GPS衛星からの測位用電波信号を受信することにより、通信端末10の現在位置を測位する。CPU11は、例えば、位置情報の送信要求メッセージをゲームサーバ20から受信した等の場合に、通信端末10の現在位置をGPS測位部18に測位させ、GPS測位部18の測位によって得られた位置情報(緯度、経度、測位時刻などを含む)をRAM13などの記憶装置に記憶する。なお、CPU11は、例えば、ユーザによる所定の操作入力が行われたとき、あるいは所定の周期で、通信端末10の現在位置をGPS測位部18に測位させてもよい。 CPU11は、位置情報の送信要求メッセージを、通信インタフェース部17を介してゲームサーバ20から受信すると、記憶装置に記憶された位置情報をユーザID(あるいは通信端末10固有の端末識別情報)と対応付けて、通信インタフェース部17を介してゲームサーバ20に送信する。
(3)ゲームサーバの構成 図4を参照してゲームサーバ20の構成について説明する。 ゲームサーバ20は、例えば階層構造の複数のウェブページからなるゲームのウェブサイトを管理しており、通信端末10に対してゲームのウェブサービスを提供する。図4に示すように、ゲームサーバ20は、CPU21、ROM22、RAM23、データベース(DB)アクセス部24、及び、通信インタフェース部25を備えており、各部間の制御信号あるいはデータ信号を伝送するためのバス26が設けられている。なお、ゲームサーバ20は、ハードウエアに関しては汎用のウェブサーバと同一の構成をとることができる。
ROM22には、クライアントである通信端末10のウェブブラウザに対してHTML文書や画像などのオブジェクトの表示(ウェブページの表示)のサービスを提供するアプリケーションプログラムが格納されている。ROM22には、アプリケーションプログラム以外にもCPU21によって参照される各種データが格納されている。 CPU21は、ROM22内のゲームプログラムをRAM23にロードして実行し、通信インタフェース部25を介して、各種の処理を行う。
例えば、CPU21は、通信インタフェース部25を介して、HTMLデータを通信端末10宛に送信する。なお、ゲームサーバ20が通信端末10のユーザの認証処理を行う場合には、CPU21はその認証処理を行う。 CPU21は、通信端末10で表示されるウェブページ上でユーザにより選択されたハイパーリンクまたはメニューに応じた処理を行う。その処理は、例えば、新たなHTMLデータの送信、または、ゲームサーバ20内の演算処理あるいはデータ処理などを含む。 データベースアクセス部24は、CPU21がデータベースサーバ30に対してデータの読み書きを行うときのインタフェースである。
(4)データベースサーバの構成 データベースサーバ30は、大容量のハードディスク装置やRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)等の形態の装置等、汎用ストレージで実現できる。データベースサーバ30内の各データベースは、ゲームサーバ20のデータベースアクセス部24を介してCPU21からのデータの読み書きが可能となるように構成されている。 図5に、データベースサーバ30の構成の一例を示す。図5に示すように、データベースサーバ30は、ユーザデータベース31と、ゲームデータベース32とを備える。
本実施形態のゲームサーバ20によって実現されるゲームのタイプは特に限定されるものではないが、以下では、実施形態の説明の便宜上、ゲームサーバ20によって実現されるゲームの一例として、野球形式のデジタルカードゲームを採り上げる。 野球形式のデジタルカードゲームは、ユーザが野球選手に対応する選手カードを収集することによって自らのチームを作り上げ、他のユーザのチームと野球の対戦を行う、あるいは技能レベルごとの野球のリーグ戦を戦うように構成されているゲームである。野球形式のデジタルカードゲームには、自らのチームを作り上げていくために選手カードを探索するスカウト処理や、抽選によって選手カードを入手することを可能とする抽選処理、あるいは2枚以上の選手カードを一体化して特定の選手カードの能力を上昇させる強化処理等が設けられている。 野球形式のデジタルカードゲームに実装されている各機能については、後述する。
図6に、上述した野球形式のデジタルカードゲームにおいて適用されるユーザデータベース31の一例を示す。この例では、ユーザデータベース31は、ユーザID(ユーザ識別情報)ごとに、ユーザ名/表示画像、チーム、技能レベル、行動ポイント、運営ポイント、強化ポイント、エールポイント、選手数、仲間のユーザID、保有カードの画像データ、及び保有カードのパラメータの各項目についての情報を含む。ユーザデータベース31に含まれる情報は、ゲームサーバ20によって逐次更新されうる。なお、ユーザ毎に行動ポイント、運営ポイントの上限値を定めてもよい。
以下の説明では、ユーザデータベース31に含まれるユーザID、あるいはユーザを特定するユーザ名(後述する)ごとのデータを総称してユーザデータという。ユーザデータを構成する各項目のデータは、以下のとおりである。・ユーザ名/表示画像 ゲームの実行時に通信端末10にユーザを特定するために表示されるユーザ名及び表示画像である。ユーザ名はユーザによって予め指定される所定長以下のテキストであり、表示画像は例えばユーザによって予め選択されるアバタ画像である。ユーザ名は、ゲームサーバ20によって提供されるネットワーク環境(あるいはゲームコミュニティ)上でユーザを特定する名称である。・チーム 上記野球形式のデジタルカードゲームにおいて、ユーザ登録時に、ユーザが指定するチームである。このゲームでは、例えば、P1〜P6の6チームからなるPリーグ、Q1〜Q6の6チームからなるQリーグが設けられており、ユーザはこの12チームの中からいずれかのチームをユーザ登録時に選択する。・技能レベル ゲーム上のユーザの技能レベル示すデータである。例えばLv1(レベル1)からLv100(レベル100)までの範囲のレベル値であり、例えばゲームにおけるスカウト処理を継続的に行うことで、順次技能レベルが上がるように構成される。・行動ポイント 上記野球形式のデジタルカードゲームにおいて、例えばユーザによるゲーム上のスカウトを行う上で必要となるポイントである。行動ポイントは、スカウトを行うことで低減し、所定の時間が経過する毎に回復(増加)する値である。・運営ポイント 上記野球形式のデジタルカードゲームにおいて、例えばユーザによるゲーム上の対戦を行う上で必要となるポイントである。運営ポイントは、他のユーザとの対戦等によって低減し、所定の時間が経過する毎に回復(増加)する値である。・強化ポイント 上記野球形式のデジタルカードゲームにおいて、例えばユーザによる選手カードの強化を行う上で必要となるポイントである。強化ポイントは、選手カードの強化を行うことで低減し、他のユーザとの対戦で勝利するか、あるいは所定の時間が経過する毎に回復(増加)する値である。・エールポイント 上記野球形式のデジタルカードゲームにおいて、仲間のユーザへ応援メッセージを送信することでユーザが取得するポイントである。・選手数 ユーザが保有する選手カードの数である。選手数は、スカウ
ト処理や強化処理の実行によって増減する。選手数の最大値(例えば、60)は予め規定されている。・仲間のユーザID 対象とするユーザIDの仲間である他のユーザIDのデータである。・保有カードの画像データ 上記野球形式のデジタルカードゲームの場合、保有カードの画像データは、ユーザが保有する選手カードについての画像を含むデータである。・保有カードのパラメータ 保有カードのパラメータには、ユーザが保有する選手カードの能力値を示すデータが含まれる。例えば、図6に示すように、パラメータの項目として「打力」,「走力」,「守備力」等の能力値が含まれてもよい。図6の例では、能力値は0〜1000の範囲の値であって、能力値が大きい値であるほど能力が高いことを示している。図6では、能力の指標としての項目として、「打力」,「走力」,「守備力」を例示しているが、選手が投手であれば別の項目、例えば「球速」,「制球力」,「スタミナ」等としてもよい。 なお、選手カードのパラメータには、「レア度」が含まれてもよい。ここで、「レア度」とは、選手カードの希少価値の度合を示す値であり、その値が高いほどゲーム内で出現する確率が非常に低く設定されている。なお、本実施形態のゲームでは、レア度を1〜5の5段階で表しており、技術能力の際立った選手や人気のある選手に対応する選手カードのレア度は高く設定されている。 また、選手カードには、チーム(P1〜P6、Q1〜Q6のいずれか)、ポジション(投手、捕手、一塁手、左翼手など)、選手カードがゲームに及ぼす影響度(典型的にはポジティブな影響度)等を設定してもよい。
図5に戻り、ゲームデータベース32は、ゲームサーバ20からのアクセスに基づき、ゲームサーバ20によって実行されるゲームの設定についての情報や、ゲームの結果(ゲーム結果)に関する情報を記憶、更新する。ゲーム結果に関する情報は、ゲームの性質によって多様な情報を含みうる。野球形式のデジタルカードゲームの場合を例に挙げれば、ゲーム結果に関する情報は、異なるユーザID同士の対戦の結果(スコア等)、特定の技能レベルの複数のユーザIDの間のリーグ戦の結果(スコア、ランキング等)などを含む。
(5)ゲーム制御装置における各機能の概要 本実施形態では、ゲームサーバ20及びデータベースサーバ30によってゲーム制御装置が構成されている。以下では、上述した野球形式のデジタルカードゲーム(以下、適宜単に「ゲーム」という。)が適用される場合を例として、本実施形態のゲーム制御装置で実現される機能について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態のゲーム制御装置で主要な役割を果たす機能を説明するための機能ブロック図である。 なお、図7の機能ブロック図において、取得手段53、判別手段54及び付与手段55が本発明の主要な構成に対応している。その他の手段は必ずしも必須の構成ではないが、本発明をさらに好ましくするための構成である。 また、以下の説明において、通信端末10に表示されるウェブページ上で表示されるメニュー、マーク等はウェブページ上で所望の位置に配置されるものであって、通信端末10で視認されるメニュー、マーク等の表示画面上の位置は、ユーザの方向指示釦あるいはタッチパネルの操作によるウェブページのスクロール操作によって変化しうる。
登録手段51は、例えば通信端末10に提供するウェブページ上での通信端末10への適切な操作入力に基づいてユーザの要求を認識し、登録処理(ユーザ登録)を行う機能を備える。 登録手段51の機能は、例えば以下のとおり実現される。ゲームサーバ20のCPU21は、通信インタフェース部25を介して通信端末10から登録要求メッセージを受信する。登録要求メッセージは、ゲームサーバ20から提供されるウェブページ上での通信端末10に対する所定の操作(例えば、所定のメニューの選択操作、テキスト入力等)によって自動的に生成されるように、ウェブページが構成されていてもよい。登録要求メッセージには、送信元の通信端末10を特定するための情報(例えば、端末識別情報、IPアドレス、メールアドレス等)が含まれていてもよく、あるいは、ユーザが既に同一のサービス提供者による他のゲームを利用している場合には、そのユーザIDが含まれていてもよい。 CPU21は、登録要求メッセージを受信し、登録要求メッセージにユーザIDが含まれていない場合には、ユーザIDを新規に発行してそのユーザIDの登録処理を行った後、登録処理が完了した旨のメッセージを通信端末10へ送信する。CPU21は、登録要求メッセージを受信し、登録要求メッセージにユーザIDが含まれている場合には、そのユーザIDの登録処理を行った後、登録処理が完了したことを示す登録完了メッセージを通信端末10へ送信する。 登録が完了すると、CPU21は、所定のデフォルトのデータが記述された新規のユーザIDについてのユーザデータを、ユーザデータベース31に格納する。
また、登録手段51は、ユーザ同士を関係付ける機能を備えてもよい。例えば、登録手段51は、ユーザIDに基づく申請を契機として当該ユーザIDを他のユーザIDと関係付けて登録してもよい。すなわち、登録手段51は、ユーザIDに基づく申請を契機として、他のユーザIDを「仲間」として登録する。なお、以下の説明では、ユーザIDが仲間の関係にあることと、対応するユーザが仲間の関係にあることとは、同義である。 この場合の登録手段51は例えば、以下のとおり実行される。ゲームサーバ20のCPU21は、通信インタフェース部25を介して、あるユーザIDに対応するユーザの通信端末10から、仲間になりたいユーザID(あるいは、対応するユーザ名)を指定した申請メッセージ(申請)を受け付ける。この申請メッセージの送信は、ユーザの通信端末10に提供されるウェブページの機能として予め設定されている。CPU21は、申請メッセージを受け付けると、申請メッセージに含まれるユーザIDに基づくアクセスがあったタイミングで、そのユーザIDに対応する通信端末10宛に、他のユーザIDに基づく申請を承認するか否かを返信することを要求するためのウェブページを表示させるHTMLデータを送信する。その申請を承認することが返信されれば、CPU21は、両者を仲間として登録する。具体的には、CPU21は、ユーザデータベース31内の対応する2つのユーザIDのユーザデータの「仲間」の箇所(図6参照)にデータを書き込む。 なお、ユーザ同士を関係付ける条件は、上記のような申請と承認を必要とする形式に限られず、同一のゲーム上のステージを実行するユーザや対戦を行ったユーザを、ユーザとゲーム内で関係付けられたユーザ、つまり仲間として登録してもよい。あるいは、所定回数の挨拶メッセージを送信するユーザ同士を自動的に仲間として登録してもよいし、ユーザ間で対戦を行うゲーム上のモードが存在する場合には、所定回数以上対戦を行ったユーザ同士を自動的に仲間として登録してもよい。 また、ユーザ同士を関係付ける条件は、同一のゲーム上のステージ若しくはエリアを実行するユーザや試合を行ったユーザ同士を仲間として登録してもよい。あるいは、所定回数の挨拶メッセージを送信するユーザ同士を自動的に仲間として登録してもよいし、ユーザ間で対戦(バトル)を行うゲーム上のモードが存在する場合には、所定回数以上対戦を行ったユーザ同士や、協力して敵キャラクタと対戦をしたユーザ同士を自動的に仲間として登録してもよい。 本実施形態では、ユーザ同士の仲間関係の登録をユーザデータベース31にデータを書き込むことによって実現する例を示したが、この例に限られない。仲間関係に関するデータは、ゲームサーバ20からアクセス可能なネットワーク上の外部の記憶装置に書き込まれるようにしてもよい。 また、仲間毎にユーザとの親密度のパラメータを設定してもよい。親密度は、ユーザと仲間と間におけるプレゼントやメッセージの受領回数や送付回数により決定してもよい。プレゼントやメッセージの送付回数に応じてユーザにエールポイントを付与してもよい。
ゲーム進行手段52は、通信端末10に対するユーザの操作に応じて、通信端末10に表示されるウェブページを逐次更新するためのHTMLデータを送信することで、ゲームを進行させる。前述したように、野球形式のデジタルカードゲームには、ゲームを進行させる上で以下の処理が設けられている。・スカウト処理: 自らのチームを作り上げていくために選手カードを探索する処理である。スカウトを実行することで行動ポイントは消費するが、強化ポイントは増加する。・強化処理: 強化ポイントを消費することで、2枚以上の選手カードを一体化して特定の選手カードの能力を上昇させる処理である。この場合、特定の選手カードの能力は上昇するが、一体化に用いられた選手カードは消失する。つまり、一体化に用いられた選手カードの数だけ選手数が減少する。・試合処理: 他のユーザのチームと野球の試合を行う処理である。試合を行うことで運営ポイントは消費するが、試合に勝利すれば強化ポイントが増加する。・抽選処理: エールポイントを消費して、抽選によって選手カードを入手する処理である。・オーダー処理: ユーザが選手カードのオーダーの入れ替え、控えの選手カードとの交替等を実行するための処理である。 上述したように、本実施形態のゲームでは、スカウト処理、強化処理、試合処理及び抽選処理の各処理の実行に伴ってゲーム上のポイントが消費される。
なお、ゲーム進行手段52を実現するに当たり、ゲームサーバ20のCPU21は、ウェブページ上に表示される各メニューに、ゲームを進行させるためのいずれかの処理を予め割り当てている。そして、CPU21は、通信端末10においてウェブページ上のメニューが選択されたときに、選択されたメニューについての情報を通信端末10から受信し、受信した情報に基づいて、選択されたメニューに割り当てられた処理を実行する。
ゲーム進行手段52は、ゲームで実行される複数の処理が各々割り当てられた複数のメニューを通信端末10に表示させる。具体的には、CPU21は、複数のメニューを含むウェブページを表示するためのHTMLデータを生成して通信端末10宛に送信する。
ゲーム進行手段52によって通信端末10に表示されるゲームのトップページの例を図8に示す。このトップページは、個々のユーザIDに応じたウェブページで構成される。図8に例示されるトップページは、ユーザ名、チームのテキストのほか、ユーザデータ表示領域、選手画像表示領域及びメニュー表示領域を含む。 ユーザデータ表示領域は、対象となるユーザIDのユーザデータに含まれる、技能レベル、行動ポイント、運営ポイント、強化ポイント、エールポイント、選手数、仲間の各項目のデータ(図6参照)が表示される領域である。なお、ユーザデータ表示領域に表示される項目で、X/Yの形式で表記されているポイントまたは数は、Xがユーザの保有するポイントまたは数であり、Yがそのポイントまたは数の最大値であることを示す。例えば、選手数が「40/60」と表記されていれば、ユーザが保有する選手数が40人であり、最大で保有可能な選手数が60人であることを示す。 選手画像表示領域は、ユーザによって予め選択された選手カードの画像データが表示される領域である。 メニュー表示領域は、野球形式のデジタルカードゲームに設けられる複数の処理(スカウト処理、強化処理、試合処理、抽選処理、オーダー処理)に対応した基本メニューとして、「スカウト」、「強化」、「試合」、「抽選」、「オーダー」の各メニューm1〜m5が表示される領域である。つまり、ゲームで実行される複数の処理が各々割り当てられた複数のメニューが、通信端末10に表示されるウェブページの所定の位置にそれぞれ配置される。なお、オーダー処理は、ユーザの指示の下、選手カードのオーダーの入れ替え、控えの選手カードとの交替等を実行する処理である。 ゲーム進行手段52は、通信端末10に表示されたメ
ニューに対するユーザの選択操作に応じた処理を実行する。好ましくは、各処理が実行された場合、処理ごとに細分化された複数のメニューを含む新たなウェブページが表示されるようにして、階層的に各処理が実行される。
例えば、図8に示すトップページをユーザの通信端末10に表示する場合について、ゲーム進行手段52の機能は以下のようにして実現される。ゲームサーバ20のCPU21は、データベースアクセス部24を介してユーザデータベース31にアクセスし、ユーザデータ表示領域に含まれる各項目のデータと、選手画像表示領域に表示すべき選手カードの画像データを読み出す。次にCPU21は、図8に示したトップページが構成されるようにHTMLデータを生成し、通信端末10宛に送信する。生成されるHTMLデータは、ユーザごと(つまり、ユーザIDごと)に異なるものとなる。通信端末10は、受信したHTMLデータを解釈してトップページの画像を表示部16(表示画面16a)に表示する。
[スカウト処理] ゲーム進行手段52は、ユーザが自らのチームを作り上げていくために選手カードを探索できるようにするスカウト処理を実行する。 図9は、スカウト処理が実行された場合に通信端末10に表示されるウェブページの例を示す。図9は、トップページにおいてスカウトメニュー(図8のメニューm1)が選択操作されたときのウェブページの表示例である。
図9に例示するウェブページでは、表示領域100において、複数の地域(エリア)に分けられた日本地図が、探索の対象となるエリアが強調表示された状態で表示される。 このスカウト処理では、ユーザは、探索の対象となるエリア(図9の例では、エリア9(サブエリア9−1,9−2,…))ごとに設けられる「探索する」と表記されたメニューm10を選択操作する。この操作を契機として、探索の対象となるエリアについての探索が行われ、選手が発掘された場合に表示領域102にその選手の選手カードが表示される仕組みになっている。このとき、メニューm10が選択操作されて探索が行われる度に、表示領域101に表示されている「探索率」(%)の値が増加する。また、表示領域101には、1回の探索に要する行動力の値(図9の例では「5」)、1回の探索で得られる強化ポイントの値(図9の例では「10」)が表示される。1回の探索につき、表示されている行動力の値だけ行動ポイントが減少し、表示されている量の強化ポイントが増加するように構成されている。ゲーム進行手段52では、探索を行う度に、CPU21がユーザデータベース31にアクセスし、対象となるユーザIDの行動ポイント及び強化ポイントの値を更新する。
スカウト処理において、ゲームサーバ20のCPU21は、メニューm10に対する選択操作を認識すると、スカウト用に予め設けられた複数の選手の中から所定の、あるいはランダムな確率で抽選を行う。CPU21は、抽選により選手を得た(発掘した)場合には、ユーザデータベース31にアクセスし、対象となるユーザIDのデータに対して、発掘された新たな選手のデータを追加して、選手数の値を1だけ増加させる。さらにCPU21は、発掘された選手の選手カードを表示領域102に表示するためのHTMLデータを生成して通信端末10宛に送信する。なお、このHTMLデータは、表示領域101の探索率のデータが更新されるようにして構成されている。ユーザによるメニューm10に対する選択操作が繰返し行われ、図9においてサブエリア9−1,9−2,…のすべてのエリアの探索率が100%に達すると、エリア9についての探索は終了し、探索対象は次のエリア(この場合、エリア10)に移る。なお、後述するように、探索率が100%に達したとしても、表示領域102に表示可能な最大の枚数(図9のサブエリア9−1では、4枚)に相当する数の選手が発掘できたとは限らない。
スカウト処理では、探索対象となるエリアごとに、1回の探索に要する行動ポイントが異なってもよい。つまり、探索対象となるエリアごとに、1回の探索で減少する(消費される)行動ポイントの量が異なってもよい。例えば、ユーザの技能レベルが上がるごとに、消費される行動ポイントの量を多くしてもよい。 スカウト処理では、メニューm10に対する選択操作を行う度に行動ポイントが減少していくため、スカウト処理が実行された直後にトップページが表示される場合には、そのトップページに表示される行動ポイントがスカウト処理の実行前よりも減少されて表示されることになる。ユーザが保有する行動ポイントが0になれば、それ以上、探索を実行することはできない。但し、行動ポイントは、例えば所定時間(例えば3分)が経過する度に1ポイントずつ回復(増加)するので、所定時間経過すれば、再び、探索を行うことが可能になる。
[強化処理] ゲーム進行手段52は、2枚以上の選手カードを一体化して特定の選手カードの能力を上昇させる強化処理を実行する機能を有する。このゲームでは、ユーザが強化処理を実行するには一定量の強化ポイントが必要となる。 この一体化の処理は、例えば以下のように行われてよい。強化対象となる選手カード(ユーザによって指定された、残留する選手カード)を選手Aの選手カードとし、選手Aの選手カードに一体化させられて消失する選手カードを選手Bの選手カードとする。この場合、一体化の処理では、CPU21が選手Aの選手カードの「打力」,「走力」,「守備力」の能力値を示すパラメータに対して、選手Bの選手カードの「打力」,「走力」,「守備力」の能力値を示すパラメータの一定比率をそれぞれ加算することで、新たな選手Aの選手カードのパラメータを算出するようにしてもよい。この強化処理によって、選手Bの選手カードの能力上の特徴が選手Aの選手カードに反映されることになる。 強化処理後には、CPU21は、強化処理の後にユーザデータベース31にアクセスし、対象となるユーザIDのユーザデータから選手Bの選手カードのデータを削除し、選手数の値を1だけ減少させ、選手Aの選手カードのパラメータを書き換え、対象となるユーザIDの強化ポイントを所定量減少させる。なお、強化ポイントは、上記スカウト処理を実行したり、以下に説明する試合処理を実行したりすることによって増加する。
強化処理についての通信端末10における表示例について図10A及び図10Bを参照して説明する。図10A及び図10Bは、通信端末10に対する操作に応じて一連に表示される表示例である。 ゲームサーバ20のCPU21は、例えば図8のウェブページ上でメニューm2が選択されたことを認識すると、一体化の対象となる複数の選手カードの選択を促すウェブページを表示するためのHTMLデータを通信端末10宛に送信する。このとき最初に表示されるウェブページの一例は、図10AのウェブページP1に示すように、強化指定選手(強化対象となる選手カードに対応する選手キャラクタ)の一覧であり、選択操作によって強化指定選手を選択できるように構成されている。強化指定選手が選択されると次に、図10AのウェブページP2に示すように、一体化させる選手(消失する選手カードに対応する選手キャラクタ)の一覧が表示される。図10Aに示す各ウェブページは、選択操作によっていずれかの選手を選択できるように構成されている。図10BのウェブページP3は確認用画面であり、例えば強化指定選手として選手A、一体化させる選手として選手Bが選択された例が示されている。ここで、「強化する」というメニューを選択する操作が行われると、その選択結果がゲームサーバ20へ通知される。ゲームサーバ20のCPU21は、受信した選択結果に基づいて、選手Aの選手カードの新たな能力値を示すパラメータを算出するとともに、ユーザデータベース31にアクセスして、選手Bの選手カードのデータを、対象となるユーザIDのデータから削除する。CPU21は、新たなパラメータの増加度合いを示す値を含むHTMLデータを通信端末10宛に送信する。このHTMLデータの受信により、通信端末10は、図10BのウェブページP4及びP5に示すように、選択された選手Aの選手カードと選手Bの選手カードが重なり合い、合体して選手Aの選手カードのみが表示されるような演出表示を行う。図10BのウェブページP5に示すように、強化対象の選手Aの選手カードの能力値の増加度合い(図10BのウェブページP5の例では、打力が28、走力が50、守備力が24)を定量的に表示することが好ましい。
[試合処理] ゲーム進行手段52は、ユーザによる通信端末10の操作入力を契機として、他のユーザのチームと野球の試合を行う試合処理を実行する機能を有する。 このゲームでは、試合処理を実行するには運営ポイントを必要とし、試合に勝利することで強化ポイントを得ることができる。つまり、試合処理の実行によって、ユーザIDに対応する運営ポイント、強化ポイントの値が変化しうる。1回の試合で必要となる(消費する)運営ポイントは、ユーザのチームで組まれるオーダーによって定まる値である。ユーザは、ユーザが保有する選手カードの中から試合に出場させたい選手カードをオーダー処理によって組み替えることができるが、試合に出場させたい所定数の選手カードによって、運営ポイントの消費量が決定される。例えば、選手カードごとに1回の試合で必要となるコスト(必要ポイント)が予め割り当てられており、試合に出場させたい所定数の選手の必要ポイントの合計が運営ポイントとなる。運営ポイントは、例えば所定時間(例えば1分)が経過する度に1ポイントずつ回復(増加)する。
ゲーム進行手段52が試合処理を実行する機能は、例えば以下のとおり実現される。図11は、ゲーム進行手段52の機能により実現される、ユーザの通信端末10上に表示されるウェブページの例を示す図である。
あるユーザIDに対応するユーザの通信端末10のトップページ上でメニューm3(図8参照)の選択操作がなされ、その選択結果を受信すると、ゲームサーバ20のCPU21は、そのユーザIDの試合相手の複数の候補を、ユーザデータベース31に含まれる他のユーザIDの中からランダムに決定する。このとき、試合相手の候補の技能レベルは、メニューm3を選択操作したユーザと同一の技能レベルであることが好ましい。CPU21は、複数の試合相手の候補のリストからいずれかの候補を選択可能とするウェブページを表示するためのHTMLデータをユーザの通信端末10宛に送信する。 複数の試合相手の候補のリストからいずれかの候補を選択する操作がユーザによってなされると、図11のウェブページP6に示すように、試合相手(対戦相手)ととともに試合開始の指示を促すメニューを含むウェブページが表示される。ここで、ユーザが「試合開始」のメニューを選択すると、CPU21は試合結果を決定する処理を行う。試合結果を決定するに当たって、CPU21は、データベースアクセス部24を介してデータベースサーバ30のユーザデータベース31にアクセスし、対象となるユーザIDの運営ポイントが試合の実行に必要とする所定量以上である場合に、運営ポイントからその所定量を減少させるとともに、試合相手となる2つのユーザIDに対応付けられた複数の選手カードの能力を示すパラメータを読み出す。そして、CPU21は、読み出したパラメータに基づいてユーザ間の試合結果を決定する。
試合結果の決定方法は、選手カードの能力値がその勝敗に影響を与える方法である限り如何なる方法を採ることができる。例えば、試合相手となる2人のユーザが保有する複数の選手カードのパラメータの合計値を比較し、合計値が大きな方のユーザが高い確率(例えば、60〜90%の範囲内の所定の確率)をもって勝利するように設定してもよい。この勝率は、能力値の差が大きいほど高い確率としてもよい。このとき、図6に示したように、能力値を示すパラメータの項目が複数存在する場合には、各選手カードのパラメータを代表する値として、各項目の
パラメータの値に対して所定の重み付け(例えば、図6の例では、「打力」を0.4、「走力」を0.2、「守備力」を0.4の重み付けにする等)をもって総合的な能力値を設定してもよい。
CPU21は、試合結果を決定すると、試合結果をユーザに通知するために、その試合結果を含むウェブページを表示させるHTMLデータを、「試合開始」のメニューの選択操作を行ったユーザの携帯端末10宛に送信する。「試合開始」のメニューを選択する操作が行われてから、試合結果を含むウェブページが表示されるまでの時間は極めて短時間(例えば数秒)であるため、ユーザは、簡易な操作のみで極めて短期間で試合結果を知ることができる。図11のウェブページP7は、試合処理の実行によって表示されるウェブページを示す図である。図11のウェブページP7では、例えばスコア等を含む試合結果が表示される。
[抽選処理] ゲーム進行手段52は、抽選によって選手カードをユーザに付与することを可能とする抽選処理を実行する。抽選処理は、好ましくは、選手カードを抽選箱の中から1枚を取り出す(引く)ような演出を経て実行される。抽選によって出現する選手カードは基本的にランダムであるが、レア度の高い選手カード(いわゆるレアカード)が抽選で出現する確率は非常に低く設定されている。抽選処理は、所定量のエールポイントと引き換えに行われてもよい。
以上、ゲーム進行手段52の主要な機能(スカウト処理、強化処理、試合処理、及び抽選処理)について説明した。ゲーム進行手段52は、メニューの選択操作(所定の操作入力)に関する情報に基づいて、ユーザがゲーム上保有するポイントが消費されるとともにゲームが進行されるように、ゲームを制御する。ここで、「所定の操作入力に関する情報」とは、ゲーム制御装置に対して直接操作入力されることにより得られる情報に限られず、例えば、ゲーム制御装置にアクセス可能な外部装置に対して操作入力されることにより得られる情報であってもよい。 ゲーム進行手段52はさらに、ユーザが保持する各ポイントあるいは選手数に基づいて、ユーザによって選択されたメニューに応じた機能(スカウト処理、強化処理、試合処理、及び抽選処理)が実行できるか否かを判定し、選択されたメニューに応じた機能が実行できない場合には、機能が実行できないことをユーザに報知するためのテキストを含むページを通信端末10上に表示する。例えば、ポイントが所定の閾値より低い場合にゲームの進行が制限されるように構成されている場合、具体的には、1回の探索に行動力が「5」必要となるエリアについてスカウト処理を実行しようとする場合に、ユーザの行動ポイントが「3」のときには、スカウト処理が実行できないため、例えば「行動ポイントが足りません。行動ポイントは3分ごとに1回復します。ゆっくり待ちましょう。」などといったテキストを表示させる。このとき、ゲームサーバ20のCPU21は、ユーザデータベース31にアクセスして、ユーザの行動ポイントのデータと、探索対象のエリアに要する行動力(既定値)との比較処理を行って、スカウト処理の実行可否を判定する。
ここで、本実施形態のゲームでは、ユーザの通信端末10が、野球の試合が行われる試合時間帯に当該試合が行われる野球場(スタジアム)内に存在する場合に、当該ユーザに対して特典を付与する処理が行われるようになっている。この処理は、取得手段53、判別手段54及び付与手段55によって実行される。以降では、各手段の詳細について説明する。
取得手段53は、ユーザの通信端末10の現在位置(位置)を示す位置情報を取得する機能を備える。取得手段53の機能は、以下のように実現される。 例えば、ユーザが、図8に示すトップページ上でメニューm1〜m5のうち何れかのメニューを選択すると、通信端末10のCPU11は、ウェブページを表示するためのHTMLデータの送信要求メッセージを、通信インタフェース部17を介してゲームサーバ20に送信する。 一方、ゲームサーバ20のCPU21は、HTMLデータの送信要求メッセージを、通信インタフェース部25を介して受信すると、位置情報の送信要求メッセージを、通信インタフェース部25を介して通信端末10に送信する。 通信端末10のCPU11は、位置情報の送信要求メッセージを受信すると、通信端末10の現在位置をGPS測位部18に測位させる。そして、CPU11は、GPS測位部18の測位によって得られた位置情報を、ユーザIDと対応付けて、ゲームサーバ20に送信する。 ゲームサーバ20のCPU21は、位置情報を受信する(取得する)毎に、取得した位置情報をユーザデータベース31内の現在位置データに記録する。図12に現在位置データの構成例を示す。図12に示すように、現在位置データは、複数のユーザ(ユーザID)ごとに設けられている。現在位置データは、位置情報の取得日時(位置情報に含まれる測位時刻)、位置情報に含まれる緯度及び経度が、位置情報を取得する毎に記述されたデータである。そして、CPU21は、ユーザが選択したメニューに応じたウェブページを表示するためのHTMLデータを生成し、通信端末10宛に送信する。
なお、上述した取得手段53の機能の実現例では、ゲームサーバ20のCPU21は、図8に示すトップページ上でメニューm1〜m5のうち何れかのメニューが選択された場合に位置情報の送信要求メッセージを送信することとしているが、この場合に限られない。例えば、ゲームサーバ20のCPU21は、位置情報の送信要求メッセージを送信するためのメニューを予め設定(例えば、位置情報の送信要求メッセージを送信するのは、メニューm1が選択操作された場合のみ等)してもよいし、各メニューm1〜m5の選択回数が所定回数(例えば5回)に達する毎に位置情報の送信要求メッセージを送信してもよい。また、ゲームサーバ20のCPU21は、例えば、図8に示すトップページを表示するためのHTMLデータの送信要求メッセージを受信した場合に、位置情報の送信要求メッセージを送信してもよいし、通信端末10との間で所定の認証処理(例えば、ログイン認証など)を行う際に、位置情報の送信要求メッセージを送信してもよい。
判別手段54は、ユーザの通信端末10が、野球の試合(所定のイベント)が行われる試合時間帯(イベント期間内)に当該試合が行われるスタジアム(所定領域)内に存在するか否かを、位置情報に基づいて判別する機能を備える。ここで、「試合時間帯」には、試合開始から試合終了までの時間だけではなく、例えば、試合開始前の練習時間や試合終了後のファンサービスの時間等が含まれてもよい。また、「所定のイベント」とは、例えば、ゲームにおいて模擬された現実世界のイベントであってもよく、具体的には、野球ゲームの場合には野球の試合(イベント)であってよいし、サッカーゲームの場合にはサッカーの試合(イベント)であってよいし、音楽ゲームの場合には音楽の演奏(イベント)であってよい。さらに、「イベントが行われる所定領域」とは、例えば、野球やサッカー、アメリカンフットボールの試合等が行われるスタジアムであってもよいし、ゲームセンター、競馬場、コンサートホールやその他所定のイベントが行われる会場であってもよい。
判別手段54の機能は、以下のようにして実現できる。 ゲームサーバ20のCPU21は、ユーザの通信端末10の位置情報を取得し、取得した位置情報を現在位置データに記録すると、当該ユーザの通信端末10が、野球の試合の試合時間帯にスタジアム内に存在するか否かを判別する。具体的に説明すると、CPU21は、ユーザデータベース31にアクセスし、ユーザのユーザIDに対応する現在位置データを参照する。そして、CPU21は、現在位置データに記録された位置情報のうち最新の位置情報の緯度及び経度がスタジアム内に含まれるか否か、及び、最新の位置情報の取得日時が野球の試合時間帯に含まれるか否かを判別する。なお、通信端末10の現在位置がスタジアム内に存在するか否かを判別するために、スタジアムの外縁の緯度及び経度は、ゲームデータベース32に予め記録されていてもよい。また、野球の試合時間帯などの情報(例えば、練習開始時刻、試合開始時刻、各イニングの開始及び終了時刻、試合終了時刻、試合終了後のファンサービスの開始及び終了時刻など)は、ゲームデータベース32に逐次記録されるようにしてもよい。 最新の位置情報の緯度及び経度がスタジアム内に含まれ、且つ、最新の位置情報の取得日時が野球の試合時間帯に含まれる場合、CPU21は、ユーザの通信端末10が、試合時間帯にスタジアム内に存在すると判別する。
付与手段55は、ユーザの通信端末10が試合時間帯(イベント期間内)にスタジアム(所定領域)に存在すると判別された後、所定の時刻から第1の所定期間内に前記ユーザに対してゲーム上の特典(第1の特典)を付与する機能を備える。 ここで、「ユーザに対して特典を付与する」とは、特典(例えば、ポイント、アイテムなど)に関する情報をユーザのユーザIDに対応付けた状態で所定の記憶装置(例えばユーザデータベース31など)に記憶させることであってよい。また、所定の記憶装置は、例えばゲームサーバ20に設けられていてもよいし、ユーザの通信端末10などに設けられていてもよい。 また、「特典」とは、ゲーム上のポイント若しくはアイテム、又はゲーム上の有利な効果などであってよい。さらに、「アイテム」とは、例えば、キャラクタのパラメータやポイントなどを回復する回復薬や、キャラクタの能力を上昇させる薬品などであってもよいし、キャラクタが使用する武器や防具などであってもよい。また、「アイテム」とは、通信端末10がスタジアムに存在する場合にのみ与えられる特殊なアイテムであってもよい。さらに、「ゲーム上の有利な効果」とは、例えば、ユーザがゲーム上保有するアイテム(例えば選手カード)のパラメータを上昇させたり、キャラクタの能力を向上させることであってもよいし、ユーザが特殊なアイテムを入手できることであってもよい。また、「ゲーム上の有利な効果」とは、ゲームにおけるシナリオの進行を進め易くするように設定を調整することであってもよく、例えば、ユーザの操作に応じて消費するゲーム上の各種ポイント(行動ポイント、運営ポイント、強化ポイント、エールポイント)の消費量を通常よりも低減させることであってもよいし、ポイントを入手できることであってもよい。なお、仲間を作ることでポイントを入手できる構成が既に設けられている場合には、そのポイントよりも多くのポイントを入手できるようにすればよい。さらに、「ゲーム上の有利な効果」とは、間接的にゲームを有利に進められるようにゲーム上の設定を調整することであってもよく、例えば、ユーザが特殊なアイテムを取得可能なイベントを発生させることでもよいし、強化処理において選手カードの能力値が大幅に上昇する確率を上昇させることであってもよい。 また、「ゲーム上の有利な効果」とは、ユーザ毎の行動ポイント、運営ポイントの上限値を、通常の値である第1の値から、通常よりも高い第2の値まで上昇させることであってもよい。この場合、行動ポイント、運営ポイントの上限値を第2の値まで上昇させるだけでなく、すなわち、ポイントの枠を大きくするだけでなく、実際にユーザが保有している現状の行動ポイント、運営ポイントを第2の値まで上昇させてもよい。行動ポイント、運営ポイントの上限値を上昇させた場合、第1の所定期間が経過するまで上昇させた上限値を維持してもよい。例えば、3日間のみ行動ポイント、運営ポイントを第2の値まで上昇させ、その後は第1のポイントに戻すようにしてもよい。あるいは、ゲームの実行により行動ポイント、運営ポイントが第1の値またはそれ以下にまで低減したときに、上限値を元(第1の値)に戻してもよい。 例えば、通常の行動ポイントの上限値が80(第1の値)、通常の運営ポイントの上限値が100(第1の値)であるときに、ユーザが試合時間帯にスタジア
ムにいた場合、行動ポイントの上限値を100(第2の値)、運営ポイントの上限値を120(第2の値)でまで上昇させてもよい。その際、行動ポイントや運営ポイントを消費していて、仮に両方とも10であったとしても、行動ポイントを100(第2の値)まで、運営ポイントを120(第2の値)まで上昇させてもよい。その後、行動ポイントや運営ポイントを消費し、行動ポイントが80(第1の値)を下回ったときや、運営ポイントが100(第1の値)を下回ったときに、上限値を元に戻してもよい。 また、「ゲーム上の有利な効果」とは、例えば、所定時間の経過により各種ポイントが付与される場合において、各種ポイントの量を所定の割合だけ増加させることであってもよい。 また、「ゲーム上の有利な効果」とは、例えば、抽選処理において、レア度の高い選手カードが出現する確率を通常よりも高くすることであってもよい。抽選処理を実行するゲーム進行手段52は、抽選手段の一例である。
付与手段55の機能は、以下のようにして実現できる。なお、以下では、ユーザに付与される特典が、各種ポイント(行動ポイント、運営ポイント、強化ポイント、エールポイント)の消費量を通常(つまり、ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在すると判別されない場合)よりも低減させることである場合を一例として説明する。ここで、各種ポイントのうち少なくとも一種類のポイントの消費量が低減されるようにしてもよい。 例えば、ユーザの保有するポイントの量が所定の閾値より低い場合にゲームの進行が制限されるように構成されている場合、特典がユーザに付与されると、後述する特典付与期間内(第1の所定期間内)における1回の操作当たりのポイントの消費量が低減される。このため、ユーザは、特典付与期間において、操作回数を通常よりも増やすことができるので、ゲームの進行度を通常よりも早く上げることができるというメリットが得られる。ユーザは、このメリットを得るために、野球の試合が行われているスタジアムに積極的に出向くことが動機付けられる。
ゲームサーバ20のCPU21は、ユーザの通信端末10が、試合時間帯にスタジアム内に存在すると判別すると、当該ユーザに対して特典を付与する処理を行う。ここで、特典を付与する処理について具体的に説明すると、CPU21は、ユーザデータベース31にアクセスし、ユーザデータベース31内の特典付与データに所定の情報を記録する。図13に特典付与データの構成例を示す。図13に示すように、特典付与データは、複数のユーザ(ユーザID)ごとに設けられており、特典が付与された日時である特典付与日時と、特典が付与される期間である特典付与期間(第1の所定期間)などが含まれるデータである。特典付与期間に記述されるデータは、例えば、特典付与日時からの所定の期間(例えば、特典付与日時から24時間など)であってもよいし、特典の付与が終了する時期(例えば、試合日の翌日の午前0時までなど)であってもよい。また、特典付与期間の終了時期は、例えば、試合時間帯以内(試合中)の所定のタイミングであってもよいし、試合時間帯以降(試合が終了してから所定時間経過後)のタイミングであってもよい。CPU21は、ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアム内に存在すると判別すると、当該ユーザのユーザIDに対応する特典付与データに、特典付与日時(ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアム内に存在すると判別されたときの日時)及び特典付与期間を記録する。
CPU21は、上述したスカウト処理、強化処理、試合処理及び抽選処理を実行する際に、ユーザのユーザIDに対応する特典付与データを参照し、各処理を実行するタイミングが特典付与期間内である場合には、各処理の実行によって消費される各種ポイントの消費量を通常よりも低減させる。各種ポイントの消費量を低減する割合は任意に設定してもよく、この割合は予めROM22やRAM23などに記憶されてもよい。また、特典付与期間内の各種ポイントの消費量は0に設定されてもよい。 CPU21は、図14に示すウェブページを表示するためのHTMLデータを生成し、通信端末10宛に送信する。図14に示すウェブページの例では、特典の付与が終了する時期(図の例ではX時)までの間の各種ポイントの消費量(図の例では0)を表す情報などが含まれる。
なお、特典としてアイテムやポイントなどをユーザに付与する場合には、CPU21は、特典を付与する処理において、付与対象となるユーザのユーザIDと、付与されるポイントやアイテムとを関連付けてユーザデータベース31に記憶するようにしてもよい。例えば、特典として所定量の強化ポイントがユーザに付与される場合には、CPU21は、付与対象となるユーザのユーザIDのユーザデータにおける強化ポイントを書き換える処理(所定量のポイントを加算する処理)を行ってよい。また、特典としてアイテムやポイントなどがユーザに付与される場合には、特典付与期間内にアイテムやポイントなどが付与される回数は、1回であってもよいし、複数回であってもよい。 また、特典が、ユーザの保有する選手カードの能力値を、特典付与期間の間上昇させることである場合、CPU21は、付与対象となるユーザのユーザIDのユーザデータにおける保有カードの能力値を所定の割合だけ加算する処理を行ってよい。この場合、CPU21は、特典付与期間が終了すると、保有カードの能力値を元の値に戻す。
(6)本実施形態のゲーム制御装置の主要な処理のフロー 次に、本実施形態のゲーム制御装置により行われる主要な処理のフローの一例について、図15のフローチャートを参照して説明する。図15のフローチャートは、主として取得手段53、判別手段54及び付与手段55によって実行される処理である。
先ず、図8に示すトップページ上でメニューm1〜m5のうち何れかのメニューを選択すると、通信端末10のCPU11は、ウェブページを表示するためのHTMLデータの送信要求メッセージを、通信インタフェース部17を介してゲームサーバ20に送信する。一方、ゲームサーバ20のCPU21は、HTMLデータの送信要求メッセージを、通信インタフェース部25を介して受信すると(ステップS100:YES)、位置情報の送信要求メッセージを、通信インタフェース部25を介して通信端末10に送信する(ステップS110)。
次に、通信端末10のCPU11は、位置情報の送信要求メッセージを受信すると、通信端末10の現在位置をGPS測位部18に測位させる。そして、CPU11は、GPS測位部18の測位によって得られた位置情報を、ユーザIDと対応付けて、ゲームサーバ20に送信する。 一方、ゲームサーバ20のCPU21は、位置情報を通信端末10から受信する(取得する)と(ステップS120:YES)、取得した位置情報をユーザデータベース31内の現在位置データに記録する(ステップS130)。なお、ステップS120において、通信端末10から位置情報を受信しない状態で所定時間経過した場合には(ステップS120:NO)、CPU21は、処理を終了してもよい。
次に、ゲームサーバ20のCPU21は、ユーザの通信端末10が、野球の試合の試合時間帯にスタジアム内に存在するか否かを判別する。CPU21は、現在位置データを参照し、最新の位置情報の緯度及び経度がスタジアム内に含まれ、且つ、最新の位置情報の取得日時が野球の試合時間帯に含まれる場合、ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアム内に存在すると判別する。そして、CPU21は、ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアム内に存在すると判別した場合(ステップS140:YES)、当該ユーザに対して特典を付与する処理を行う(ステップS150)。具体的に説明すると、CPU21は、ユーザデータベース31にアクセスし、ユーザのユーザIDに対応する特典付与データに特典付与日時及び特典付与期間を記録する。また、CPU21は、特典を付与したことを通知するためのウェブページを表示させるHTMLデータを生成して、ユーザの通信端末10に送信する(ステップS160)。この場合、ユーザの通信端末10上には、図14に例示したウェブページが表示される。 また、ステップS140において、ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアム内に存在しないと判別した場合(ステップS140:NO)、CPU21は、処理を終了してもよい。
なお、ユーザに付与される特典が、各種ポイント(行動ポイント、運営ポイント、強化ポイント、エールポイント)の消費量を通常よりも低減させることである場合、CPU21は、スカウト処理、強化処理、試合処理及び抽選処理を実行する際に、ユーザのユーザIDに対応する特典付与データを参照する。そして、各処理を実行するタイミングが特典付与期間内である場合には、各処理の実行によって消費される各種ポイントの消費量を通常よりも低減させる。
上述したように、実施形態のゲーム制御装置によれば、ユーザは、自身の通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在すると判別された場合に、試合時間帯を含む特典付与期間内に特典を得ることができる。この場合、ユーザは、特典を得るために、現実に野球の試合が行われているスタジアムに積極的に出向き、野球の試合を観戦することが動機付けられる。そして、このように、野球の試合が行われているスタジアムに出向くことにより、ユーザは、野球の試合とゲームが連動しているような感覚を得ることができる。これにより、通信端末の位置情報を利用する従来のゲームでは実現することができない興趣性の高いゲームを実現することができる。また、例えば、スタジアムやイベント会場等の運営側にとっては、ユーザを来場させる誘因力あるシステムを構築することができる。
(7)変形例 (7−1)変形例1 上記実施形態において、付与手段は、試合時間帯(イベント期間内)の第2の所定期間にユーザに対して特典(第1の特典)を付与してもよい。 ここで、「イベント期間内の第2の所定期間」とは、例えば、野球の試合(イベント)の進行が停止している期間(例えば、攻守が交替する間や、投手や打者などが交替する間など)とすることができる。また、例えば、イベントがサッカーやアメリカンフットボールなどの時間制競技の場合には、競技の進行が停止している期間(例えば、ハーフタイムなどの休憩期間)などであってもよい。 例えば、試合の進行に注目するあまり、ユーザは、試合の進行中に特典を得ることが困難になるおそれがある。その一方で、ユーザは、特典を得ることに気を取られ、野球の試合を楽しむことができない場合もある。 本変形例では、例えば、試合の進行の停止中に第2の所定期間が設定されている場合には、ユーザは、試合の進行の停止中に特典を得ることができる。このため、ユーザの利便性を考慮したゲームを実現することができる。なお、ゲームによっては、イベントの進行の停止中以外であっても、イベントの盛り上がりが比較的低いと想定される期間を第2の所定期間に設定することも考えられる。例えば、イベントが野球の試合の場合には、所定のイニング(例えば1回〜2回)を第2の所定期間として設定するようにしてもよい。
本変形例における付与手段55の機能は、以下のようにして実現される。ゲームサーバ20のCPU21は、例えば、図13に示した特典付与データの特典付与期間に試合時間帯内の所定の時間帯(第2の所定期間)を記録してもよい。ここで、前記所定の時間帯には、例えば、所定のイニング(例えば7回や1〜3回など)の時間帯が記録されてもよいし、試合の進行が停止している時間帯(例えば、攻守が交替する間や、投手や打者などが交替する間など)が記録されてもよい。
(7−2)変形例2 上記実施形態において、判別手段54は、試合時間帯(イベント期間内)で、通信端末10についての判別を複数回行ってもよい。ここで、判別手段54は、通信端末10がスタジアム(所定領域
)に存在するか否かを、所定時間(例えば30分や1時間など)が経過する毎に判別してもよい。 例えば、ユーザの通信端末10が、試合時間帯にスタジアムに存在すると1回判別されると、当該ユーザに対して特典が付与されるように構成されている場合、ユーザは、特典を得るために、例えば試合の最初のみ観戦しただけで、直ちにスタジアムを去るといったことが考えられる。このような行為は、ユーザが自らの利益を得ることのみを目的として観戦することになるため、好ましくない。 本変形例によれば、通信端末10についての判別を試合時間帯で複数回行うことにより、例えば、ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在しないと少なくとも1回判別された場合には、当該ユーザに対して特典を付与しない仕組みとすることができる。また、通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在すると判別された回数に応じた特典を付与してもよい。例えば、通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在すると判別された回数が多いほど、すなわち、ユーザの通信端末がより長く所定領域に存在すると判断された場合に、より多くの特典を付与してもよい。これにより、ユーザは、特典を得るために、試合時間帯においてはスタジアムに留まることが動機付けられる。したがって、上記の行為を抑制することができ、興趣性が高く、また、ユーザにイベント参加、観戦等を十分行ってもらえることにより、イベント運営側にとっても有益なゲームを実現することができる。
本変形例における判別手段54の機能は、以下のようにして実現される。ゲームサーバ20のCPU21は、例えば、所定時間(例えば30分や1時間など)が経過する毎に通信端末10から受信した位置情報に基づいて、通信端末10の現在位置が試合時間帯のスタジアムに存在するか否かを判別すればよい。
(7−3)変形例3 上記実施形態において、ユーザ同士を関係付ける登録手段51を備え、取得手段53は、仲間関係にある(互いに関係付けられた)複数のユーザの通信端末10について位置情報を取得し、付与手段55は、当該仲間関係にある複数のユーザの通信端末10が試合時間帯(イベント期間内)にスタジアム(所定領域)に存在すると判別された場合に、当該仲間関係にある複数のユーザに対してゲーム上の特典(第2の特典)を付与してもよい。ここで、「第2の特典」の内容は、「第1の特典」の内容と同じであってもよいし、異なっていてもよい。 本変形例によれば、仲間関係にある複数のユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在する場合に、当該複数のユーザに対して第1の特典だけではなく第2の特典も付与される。これにより、ユーザは、第2の特典をさらに得るために、自身と関係付けられた他のユーザ(仲間のユーザ)とスタジアムに出向くことが動機付けられる。これにより、ゲーム上及び現実世界のユーザ間の交流を促進することができるため、ソーシャル性の高いゲームを実現することができる。
本変形例における各手段の機能は、以下のようにして実現される。なお、ここでは、ユーザと、当該ユーザの仲間のユーザとが、ともにログインしている状態(ゲームをプレイ中の状態)にある場合を一例として説明する。ゲームサーバ20のCPU21は、ユーザの通信端末10からHTMLデータの送信要求を受信すると、位置情報の送信要求を、ユーザ及び当該ユーザの仲間のユーザの通信端末10に送信する。なお、CPU21は、位置情報の送信要求の送信に先立ち、ユーザのユーザIDに対応する仲間のユーザIDをユーザデータから抽出する。CPU21は、各ユーザの通信端末10から位置情報を取得すると、各ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在するか否かを判別する。そして、CPU21は、ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在し、且つ、当該ユーザの仲間のユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在すると判別した場合に、ユーザ及び当該ユーザの仲間のユーザ(スタジアムにいる仲間のユーザ)に対して特典を付与する処理を行う。 なお、スタジアム全域を1つの所定領域とする代わりに、複数の所定領域に分けてもよい。例えば、スタジアムの観客席を、内野席と外野席とで別の所定領域としてもよいし、チーム毎に所定領域を設定してもよいし、さらに細かい領域に分けてもよい。 また、所定領域が複数ある場合に、同一の所定領域内に存在する、互いに関係付けられた仲間のユーザの通信端末10の数に応じて特典を付与してもよい。これにより、例えば複数の所定領域(例えば味方チーム側のスタンド、敵チーム側のスタンド)のうち、同一チームを応援している味方チーム側のスタンドにいる仲間の数が多ければ多いほど、多くの特典が付与されることになり、ユーザ同士の親近感が高まることが期待される。あるいはまた、ユーザ同士でスタジアム観戦に行こうとする動機づけを与えることができ、ゲームコミュニティの活性化を図ることができる。 あるいは、取得した位置情報から、複数のユーザの通信端末10同士の距離を求め、求めた距離に応じて第2の特典を付与してもよい。この場合、同じゲームを行っているユーザであるという点に着目して、複数のユーザについては必ずしも仲間同士でなくてもよい。
(7−4)変形例4 上記実施形態において、付与手段55は、ユーザの仲間のユーザ(関係付けられた他のユーザ)のうち、通信端末10が試合時間帯(イベント期間内)にスタジアム(所定領域)に存在すると判別された仲間のユーザの数に応じて、特典(第2の特典)を変動させてもよい。 例えば、通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在すると判別された仲間のユーザが多いほど、ユーザと仲間のユーザ(所定領域に存在している仲間のユーザ)に対して多くの特典(例えば、多くのポイント、価値の高いアイテム、より有利なゲーム上の効果など)が付与されるように構成されてもよい。この場合、ユーザは、多くの特典を得るために、より多くの他のユーザと関係付けられる(仲間になる)こと、及び仲間のユーザとスタジアムに出向くことが動機付けられる。これにより、ソーシャル性のさらなる向上が期待できる。 また、第2の特典として、通信端末10が試合時間帯(イベント期間内)にスタジアム(所定領域)に存在すると判別された仲間のユーザの数に応じて、親密度のパラメータを上昇させてもよい。また、プレゼントやメッセージの送付回数に応じてユーザに付与されるエールポイントを通常よりも増やしてもよい。
本変形例における付与手段55の機能は、以下のようにして実現される。ゲームサーバ20のCPU21は、例えば、図16に例示した設定例に基づき構成された設定用データをゲームデータベース32に予め格納してもよい。図16に示す設定例では、通信端末10がスタジアム(所定領域)に存在すると判別された仲間のユーザ数が多いほど、ユーザ及び当該ユーザの仲間のユーザ(スタジアムに存在している仲間のユーザ)に対して多くの特典(図16の例ではポイント消費量の低減する割合が増大する)が付与されるように設定されている。 ゲームサーバ20のCPU21は、ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在し、且つ、当該ユーザの仲間のユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在すると判別した場合に、通信端末10がスタジアムに存在すると判別された仲間のユーザ数を算出する。そして、CPU21は、算出された仲間のユーザ数と、設定用データに設定された仲間のユーザ数とに応じて特典を決定してもよい。
例えば、図16に示す設定例では、通信端末10がスタジアムに存在すると判別された仲間のユーザが1名である場合、ポイント消費量が5%低減されるという特典がユーザに付与される。従って、ユーザにとっては、ゲームを有利に進めることになる。具体的に説明すると、図9に示すスカウト処理の場合、通常であれば探索を行うことで行動ポイントを消費し(例えば1回の探索で5ポイント)、探索を続けることによりユーザが保有する行動ポイントが無くなると、それ以上、探索を実行することができない。 一方、本変形例では、特典付与期間において、探索1回当たりの行動ポイントの消費量が5%低減されるので、その分、ユーザは通常よりも長く探索を実行することができる。また、通信端末10がスタジアムに存在すると判別された仲間のユーザが2〜5名の場合、ポイントの消費量がより多く(10%)低減される。従って、探索をさらに長く行えることになる。さらに、通信端末10がスタジアムに存在すると判別された仲間のユーザが6〜10名の場合、ポイントの消費量がさらに多く(50%)低減される。このため、ユーザは通常よりもかなり長く探索を実行できることになる。 このように、スタジアム内にいるユーザの仲間が多ければ多いほど、ユーザは、ゲーム進行を有利に運ぶことができるというメリットを得ることができる。このメリットは、ユーザの仲間も同様に享受し得るため、仲間同士で一緒にスタジアム観戦に行くことが動機付けられ、ゲームの新たな遊戯性が実現される。 さらにまた、仲間の少ないユーザは、上記メリットを得るために、仲間を増やそうとする動機付けが与えられるので、ゲームにおける仲間構築が活性化される。
なお、ポイント消費量の低減率には上限を設けても良い。これは、例えば、低減率を100%、即ち、行動ポイントの消費等が0となる状況が可能であるとした場合、スタジアムにいる間(例えば4時間程度の間)、常時、行動ポイントを消費することなく探索ができることになる。このような状況を許容した場合、あまりに有利な状況を招来させてしまい、他のユーザとの間で公平性が損なわれるおそれがある。そこで、例えば、スタジアムにいる仲間の人数が11名以上の場合にポイント消費量の低減を60%として、これを上限としてもよい。 また、付与される特典(例えば、付与されるポイントの量や、ポイント消費量の低減する割合など)は、所定の演算式等を用いて、仲間のユーザ数を当該演算式に当てはめることで求められてもよい。
(7−5)変形例5 上記実施形態において、付与手段55は、通信端末10が試合時間帯(イベント期間内)にスタジアム(所定領域)に存在すると判別されてから経過した時間に応じて、特典(第1の特典)を変動させてもよい。 例えば、ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアムに存在すると判別されてから経過した時間が長いほど、当該ユーザに付与される特典の価値を低減(例えば、ポイントの量、アイテムの価値、又はゲーム上の効果が低減する)ように構成された場合、ユーザは、より多くのポイント、より価値の高いアイテム、より有利なゲーム上の効果を得るために、他のユーザと仲間になることを極力早めに行うことが動機付けられる。これにより、ソーシャル性のさらなる向上が期待できる。
本変形例における付与手段55の機能は、以下のようにして実現される。ゲームサーバ20のCPU21は、例えば、図17に例示した設定例に基づき構成された設定用データをゲームデータベース32に予め格納してもよい。図17に示す設定例では、ユーザの通信端末10が試合時間帯にスタジアム(所定領域)に存在すると判別されてからの経過時間が長いほど、特典が少なくなる(図17の例ではポイント消費量の低減する割合が減少する)ように設定されている。 ゲームサーバ20のCPU21は、ユーザの通信端末10からのアクセス(例えば、HTMLデータの送信要求)がある毎に、図13に示した特典付与データを参照し、特典付与データ内の最新の特典付与日時からの経過時間を、CPU21に内蔵されたタイマを用いて求める。そして、CPU21は、求められた経過時間と、設定用データに設定された経過時間とに応じて、特典を決定してもよい。
図17の例では、ユーザの通信端末10がスタジアムに存在すると判別されてから1時間以内は、ポイント消費量を100%低減する。即ち、この間はポイント消費量が0になるので、ユーザにとってはゲーム進行を非常に有利に運べることになる。具体的に説明
すると、図9に示すスカウト処理の場合、通常であれば探索を行うことで行動ポイントを消費し(例えば1回の探索で5ポイント)、探索を続けることによりユーザが保有する行動ポイントが無くなると、それ以上、探索を実行することができない。 一方、本変形例では、1時間の間、行動ポイントの消費が0になるので、ユーザは好きなだけ探索を実行できることになる。また、ユーザの通信端末10がスタジアムに存在すると判別されてから1時間超2時間以内は、ポイント消費量を50%低減する。この場合、行動ポイントの消費量は0にはならないが、通常に比べて半分の行動ポイントしか消費しないので、通常より2倍程度の探索を行えることになる。以下、図17に示す通り、時間が経過するごとに、行動ポイントの低減率が低くなるので、ユーザにとっては、なるべく早く、探索を実行する方が有利なゲーム進行を行えることになる。なお、試合終了時から所定時間経過後(例えば、6時間後)には、特典付与を終了してもよい。 また、付与される特典(例えば、付与されるポイントの量や、ポイント消費量の低減する割合など)は、所定の演算式等を用いて、経過時間を当該演算式に当てはめることで求められてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。また、各実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのは勿論である。 例えば、上述した実施形態では、適用されるゲームが野球形式のデジタルカードゲームである場合を想定したが、ゲームの種別は如何なるものでもよい。例えば、サッカーやアメリカンフットボールなどの競技を模したゲームや、映画やテレビドラマなどの動画作品を模したゲームや、架空のキャラクタ(例えばモンスターキャラクタなど)が登場するゲームなどであってもよい。
例えば、上述した実施形態では、ユーザと通信端末10が1対1の関係である場合について説明したが、これに限られない。例えば、ユーザは、自身の保有する通信端末と異なる他の通信端末(例えば、複数のユーザが共有して使用する通信端末など)を用いてもよい。つまり、上述した実施形態では、現在位置データがユーザIDに対応付けられて管理されているので、ユーザが他の通信端末を用いた場合であっても、他の通信端末によって測位された位置情報を当該ユーザのユーザIDと対応付けることにより、ユーザの現在位置を認識することができる。
また、上述した実施形態では、通信端末10のGPS測位部18が、通信端末10の位置情報を取得する構成例を示しているが、これに限定されるものではない。 例えば、通信端末10が無線電話機能(携帯電話機能またはPHS(Personal Handy-phone System)機能)を備える場合には、無線電話基地局の有する基地局識別情報を、通信端末10の位置情報として用いることもできる。すなわち、携帯電話やPHSの各基地局は、所定の通信エリアを有してセル状に配置されており、各基地局から受信した基地局識別情報に基づいて、当該基地局の通信エリア内に通信端末100が存在することを認識できる。この場合、GPS測位部18を用いたときと比較して、位置情報としての精度が低いものの、基地局識別情報を位置情報として利用することが可能である。
また、例えば、通信端末10がWi−Fi(wireless fidelity、登録商標)等の無線LAN通信機能を備える場合には、無線通信親機(無線LANアクセスポイント又はルータ等)の識別情報(例えば、MAC(Media Access Control)アドレスまたはIP(Internet Protocol)アドレス)を位置情報として用いることもできる。すなわち、所定のエリアを無線通信範囲とする無線通信親機(一つまたは複数の無線LANアクセスポイント又はルータ等)を設置し、ユーザが、通信端末10を無線LANアクセスポイント等の無線通信親機にアクセスしたときに、通信端末10が、無線通信親機の識別情報を位置情報として取得するように構成する。この場合、ゲームサーバ20は、取得した無線通信親機の識別情報に基づいて、当該無線通信親機の通信エリア内に通信端末10が存在することを認識できるので、無線通信親機の識別情報を位置情報として利用することが可能である。
さらに、取得手段53は、例えば、撮像装置(カメラ)が通信端末10に搭載されている場合、ユーザが所定の場所に存在しないと撮像することができない画像情報やバーコード情報などを位置情報として取得してもよい。また、取得手段53は、ユーザが所定の場所に存在しないと確認することができない合言葉やパスワード等の文字・数字・記号情報等を位置情報として取得してもよい。 なお、ユーザが所定の場所に存在しないと撮像あるいは確認することができない画像情報等は、その画像情報等を取得したユーザによって他のユーザに転送される場合がある。この場合、所定の場所に存在していない他のユーザが、当該画像情報等を入手することが可能となるため、通信端末10の正確な現在位置を取得することが困難になる。 そこで、所定の場所で撮像あるいは確認できる画像情報等を所定時間毎(例えば1分毎)に変化させて、撮像あるいは確認した画像情報等に有効期限を設けてもよい。この場合、所定時間毎に変化する画像情報等を生成する情報生成部を備えるとともに、所定の場所を含むエリアを無線通信範囲とする無線通信親機(一つまたは複数の無線LANアクセスポイント又はルータ等)を設置し、ユーザが通信端末10を無線LANアクセスポイント等にアクセスすれば、無線LANアクセスポイント等に接続された情報生成部から所定時間毎に変化する画像情報等を取得できるように構成してもよい。なお、この構成を実現するために、情報生成部とゲームサーバ20とは時刻同期をしており、両者は同じアルゴリズムを用いて画像情報等を所定時間毎に変化させながら生成することが好ましい。
上述した実施形態では、ソーシャルゲームに適用される場合を例として説明したが、これに限られない。例えば、ネットワーク上に置かれたサーバ装置と家庭用オンラインゲーム機とを接続した、いわゆるオンラインゲームシステムにおいても、上述した実施形態と同様に、各ユーザによるゲームの進行を制御できることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、ネットワーク上のゲームサーバ20及びデータベースサーバ30によって、取得手段53、判別手段54及び付与手段55の各機能を実現する構成としたが、この構成に限られない。これらのすべての手段を通信端末10によって実現する構成としてもよいし、例えば、図18A,図18Bに示すように、少なくとも一部の手段を通信端末10によって実現する構成としてもよい。通信端末10とゲームサーバ20とでは実質的に同一のハードウエア構成を採ることができるため、上記実施形態に記載したようにして通信端末10によっても各機能を実現できる。通信端末10は、ゲーム終了時には、ゲームの結果についてのデータをゲームサーバ20へ送信し、ゲームサーバ20は、受信したゲームの結果のデータをユーザと関連付けてゲームデータベース32に記録するようにしてもよい。