JP5917233B2 - 受光強度演算デバイス及び位置検出デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、人体の指・手・顔からの位置及び動きを検出するデバイスに関する。
人体の体温は36度付近であり、皮膚から放射される輻射が2〜30μmという広い範囲のスペクトラムの赤外線を人体は放出する。この光を検出することによって、人体の位置若しくは動きを検出することができる。
上記の2〜30μmの波長帯で動作するセンサとしては、焦電センサやサーモパイルが挙げられる。これらのセンサの高感度化を実現するために、受光部と光の入射窓部との間に中空領域を設ける必要があり、そのためセンサの小型化は制限されている。
サーモパイルや焦電センサの中空構造による制限を解決するため、量子型(光起電力型)赤外線センサが期待されている。量子型赤外線センサは、多数キャリアが電子であるn型半導体と多数キャリアがホールであるp型半導体とが接合されて構成されるPN接合又はp型半導体とn型半導体との間に真正半導体を有するPIN接合のフォトダイオード構造を有している。量子型赤外線センサでは、赤外線の光子によりPN接合又はPIN接合に存在する空乏層内で発生した電子ホール対が価電子帯及び導電帯の傾斜に従って空間的に分離蓄積された結果、p型半導体はプラス側に帯電し、n型半導体はマイナス側に帯電して、その間に起電力が生ずる。この起電力は開放電圧と呼ばれ、PN接合もしくはPIN接合部の抵抗より大きな外部抵抗(高入力インピーダンスの回路やアンプでもよい)を使用することにより電圧として読み出すことも、また量子型赤外線センサ外部で短絡することにより電流として読み出すことも可能である。
このような量子型赤外線センサを室温で人感センサとして用いる場合に問題となるのが、人間が活動する環境温度と人間の体温との差が小さいため、出力信号が小さく、また、環境から輻射される揺らいだ赤外線がセンサに検出されてノイズとなるため、十分なS/N比を確保することが困難であるという点である。そのため、通常の量子型赤外線センサの場合、受光部を外界の温度に対して冷却することにより出力信号が大きくなり、S/N比が大きくなる。この量子型赤外線センサの代表的なものとして、InSbを半導体積層部として用いたセンサやMCT(Mercury Cadmium Teluride)などが挙げられる。
上記化合物半導体を用いる量子型赤外線センサにおいては、特許文献1に示されるように、非冷却で小型化を行いながら、人感センサとしてのS/N比を向上させるために、平面状に半導体センサを配置し、各センサの出力電圧を多段直列接続して取り出す方式が提案されている。
限られた面積内に多素子センサを配列する方法としては、ビデオカメラやデジタルスチルカメラに採用されている、電荷結合素子(CCD)を用いた固体撮像素子に関する技術が挙げられる。この多素子センサでは、高画素化を進める目的で限られた面積の中により多くの素子を配列する様々な試みがなされている。
例えば、特許文献2では、固体撮像素子の小型化及び高画素化を図りながら、感度低下及び垂直転送レジスタの取り扱い電荷量の減少がないように、隣接する受光素子垂直列の受光素子の位置を垂直方向に配置の2分の1ピッチでずらし、各受光素子の形状を垂直方向に対し略45度傾斜した4辺を含む多角形とすることにより、解像度向上及び実質的開口率の向上させる方法が提示されている。
また、特許文献3には、限られたチップサイズ内に熱型赤外線センサの感熱部形状を略正六角形とし、それをハニカム状二次元配列することにより開口率を向上させる方法が開示されている。
さらに、特許文献4には、画素を構成するフォトダイオードを略正八角形状とし、それを千鳥配置とすることにより、解像度の向上とともにモアレ干渉を抑制する方法も開示されている。
国際公開第2005−27228号パンフレット 特開平6−77450号公報 特開平11−111958号公報 特公平4−31231号公報
しかしながら、特許文献2〜4に記載のような従来の手法は、可視光を対象としており、可視光の光量は遠赤外線領域に比べて非常に大きいため、可視光領域では画素を構成するフォトダイオードは単一で十分な出力を取り出すことができるのに対し、遠赤外線領域では、光量が小さくまた背景となる環境からの輻射との光量の差も小さいため、単一フォトダイオードでは十分な信号強度でかつノイズの少ない出力を得ることが困難である。
また、特許文献2〜4に記載のような手法を用いて赤外線光源の位置及び動きを検出しようとした場合、十分なS/Nは得られず、各画素から得られた信号を用いて高性能の信号処理を行っても、人体の指、手、顔の位置若しくは移動を検出するのは極めて困難である。
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、微弱の赤外線の光を受光部で検出し、加算・減算回路を用いることなく、各受光部の出力を用いた演算結果(差分演算および/または加算演算等)を出力し、高感度・高S/N比で微弱の赤外線の光源の位置・動きを検出可能とする受光強度演算デバイスを実現することである。
本発明の請求項1に記載の受光強度演算デバイスは、同一の基板上に形成され、2つ以上の受光素子をそれぞれ複数の受光部であって、前記受光部中の前記2つ以上の受光素子は、前記受光部中の前記2つ以上の受光素子同士を接続する配線層を介して直列接続され、前記受光素子は、PN接合又はPIN接合のフォトダイオード構造を有する半導体積層部と、前記半導体積層部上に形成されたn型電極及びp型電極と、を備える、複数の受光部と、前記基板上に形成された複数の接続パッドと、前記複数の受光部同士を接続する共通の配線層と、を備えた受光強度演算デバイスであって、前記複数の受光部の一端にある前記受光素子の各々は、各々異なる1つの前記接続パッドに接続され、前記複数の受光部の各々の他端にある前記受光素子の電極同士は、前記共通の配線層を介して共通に接続され、前記共通の配線層によって接続される電極は、少なくとも2つが前記p型電極であり、少なくとも2つが前記n型電極であり、各接続パッド間に生じた電流を得ることにより、各受光部で生じた電流の総和又は差分演算の結果を得ることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の受光強度演算デバイスは、本発明の請求項1に記載の受光強度演算デバイスであって、前記受光部の数は、前記接続パッドの数と同じであることを特徴とする。
本発明の請求項に記載の受光強度演算デバイスは、同一の基板上に形成され、2つ以上の受光素子をそれぞれむ4つ以上の受光部であって、前記受光部中の前記2つ以上の受光素子は、前記受光部中の前記2つ以上の受光素子同士を接続する第1の配線層を介して直列接続され、前記受光素子は、PN接合又はPIN接合のフォトダイオード構造を有する半導体積層部を備える、複数の受光部と、前記基板上に形成された複数の接続パッドと、前記受光部同士を接続し、前記受光部と前記接続パッドとを接続する第2の配線層と、を備えた受光強度演算デバイスであって、前記半導体積層部上には、n型電極及びp型電極が形成され、前記複数の受光部の各々の一端にある前記受光素子の前記n型電極は、前記複数の受光部のうちの他の1つの受光部の他端にある前記受光素子の前記p型電極に前記第2の配線層を介して直列接続されることで、該複数の受光部は前記複数の受光部全体で環状に直列接続され、前記複数の受光部の各々の間に、各々異なる前記接続パッドが前記第2の配線層を介してそれぞれ接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項に記載の受光強度演算デバイスは、本発明の請求項1からの何れか一項に記載の受光強度演算デバイスであって、前記受光素子がインジウムおよび/又はアンチモンを含むことを特徴とする。
本発明の請求項に記載の位置検出デバイスは、請求項1からの何れか一項に記載の受光強度演算デバイスと、前記受光強度演算デバイスの前記受光部に入射する光の入射方向を制御する視野角制限体とを備え、各受光部で生じた電流の総和又は差分演算の結果に基づいて光源の位置を検出することを特徴とする。
本発明によれば、同一基板上に多数の赤外線の受光部を設け、各受光部が受ける入射赤外線を同一基板上で演算をすることによって、微弱の赤外線(例えば、数μW/cm2〜mW/cm2)の光源(例えば、人体の指、手、顔、など)の位置若しくは移動を、高いS/N比で検出を可能にする受光強度演算デバイス及び位置検出デバイスを実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る受光強度演算デバイスを示す図である。 本発明に係る受光素子の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る受光強度演算デバイスのA−A´の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る受光強度演算デバイスの他の例を示す図である。 本発明に係る受光素子の等価回路を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る受光強度演算デバイスを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る受光強度演算デバイスを示す図である。 第2及び第3の実施形態に係る受光強度演算デバイスの等価回路を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る受光強度演算デバイスの他の例を示す図である。 第4の実施形態に係る受光強度演算デバイスの等価回路を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る受光強度演算デバイスを示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る受光強度演算デバイスの等価回路を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る位置検出デバイスを示す図である。 実施例1に係る位置検出デバイスの出力波形を示す図である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る受光強度演算デバイス100の構成を示す。図1に示される受光強度演算デバイス100は、基板10上に、4つの受光素子1が配線層60を介して直列接続されて構成された受光部2a〜2dと、受光部2a〜2dの一端が配線層60を介してそれぞれ接続されたパッド部3a〜3dと、受光部2a〜2dの他端が配線層60を介してそれぞれ接続された共通パッド部3eとを備える。
図2は、受光強度演算デバイス100で用いられる受光素子1の断面図を示す。図2には、基板10上に、n型化合物半導体層20(n層)で構成された第1のメサ部111と、n型化合物半導体層20(n層)の一部と、ノンドープの化合物半導体層(π層)30とp型の不純物が高濃度にドーピングされたp型化合物半導体層40(p層)とで構成された第2のメサ部112とが順次積層された半導体積層部110が示されている。この半導体積層部110は、PIN接合が形成されたフォトダイオード構造を有する。n層20上にはn層電極61が形成されており、p層40上にはp層電極62が形成されている。
パッシベーション層50は、基板10上及び半導体積層部110上に形成され、基板10及び半導体積層部110の表面を保護する。配線層60は、一層の金属等で構成され、π層30で生成された光起電力をn層電極61又はp層電極62を介して取り出すための層であり、パッシベーション層50上に形成されている。保護層70は、パッシベーション層50及び配線層60が形成された基板10及び半導体積層部110を覆うように、パッシベーション層50及び配線層60上に形成されている。保護層70の上部空間は、樹脂モールド(図示せず)されていてもよい。パッシベーション層50及び保護層70の材料としては、例えば樹脂、酸化シリコン、窒化シリコンなどが挙げられるが、絶縁性の材料であればいずれの材料であってもよい。
検出対象の赤外線が、基板10において半導体積層部110が積層されている面と対抗する面(以下、裏面とする)から入射してπ層30に侵入すると(図2においては、基板10から半導体積層部100に向かう方向に光が進行する)、電子・ホール対が発生し、外部からのバイアスが印可されていない場合、電子がn層20側へ拡散し、ホールがp層40側へ拡散してn層20とp層40との間に光起電力が生成される。
図3は、図1で示されるA−A´断面の模式図である。図3に示されるように、受光素子1同士はn層電極61又はp層電極62を介して配線層60で直列接続され、共通パッド部3eは配線層60を利用して形成される。このような構造を利用すると、製造プロセスの工程数が減るというメリットがある。
パッド部3a〜3dにそれぞれ接続された受光素子1を受光部2a〜2dの一端にある受光素子1とし、パッド部3eにそれぞれ接続された受光素子1を受光部2a〜2dの他端にある受光素子1とすると、図1〜3に示した第1の実施形態に係る受光強度演算デバイス100においては、各受光部2a〜2dの一端にある受光素子1のp層電極62は配線層60を介してそれぞれパッド部3a〜3dに接続され、各受光部2a〜2dの他端にある受光素子1のn層電極61は配線層60を介して共通パッド部3eに接続される。
以下、第1の実施形態に係る受光強度演算デバイス100を例にして受光強度演算の方法を説明する。第1の実施形態に係る受光強度演算デバイス100においては、パッド部3a及びパッド部3b同士が受光部2a、共通パッド部3e及び受光部2bを介して接続されていることにより、下記式(1)で表される信号を得ることができる。
ipAB=(ipA−ipB)/2 (1)
ここで、ipABはパッド部3aとパッド部3bとの間から取り出せる短絡光電流を示し、ipAはパッド部3aに接続された受光部2aで生じる短絡光電流を示し、ipBはパッド部3bに接続された受光部2bで生じる短絡光電流を示す。ここでは、受光部2a及び受光部2bの内部抵抗は全く同じである場合の出力信号を示したが、必要に応じて、各受光部の内部抵抗が互いに異なってもよい。受光部2a及び受光部2bの内部抵抗をそれぞれrA及びrBとすると、この場合、ipAB’は式(1.1)で表される。
ipAB’=ipAA/(rA+rB)−ipBB/(rA+rB) (1.1)
式(1)及び式(1.1)では、パッド部3aとパッド部3bとの間に生じる短絡光電流を得るための式を例示したが、各受光部で生じた短絡光電流を共通パッド部3eとパッド部3a〜3d間から取り出し、式(1)及び式(1.1)に示されるような差分演算を外部で行うことにより、差分値も得ることができる。
各受光部2a〜2dの短絡光電流は、各受光部2a〜2dに入射する赤外線の強度に応じて発生する。このようにして得られた電流ipABは、受光部2a及び2b同士の電気的接続によって生じた演算結果であり、他の手段(アンプや他の演算素子)を介せずに、且つ、外部ノイズの影響を受けずに、高いS/N比で実現することができるので、微弱の輻射光源の位置・移動を検出するのに好適に用いることができる。
上記式(1)では差分演算を示したが、受光部2a〜2dのn層電極61及びp層電極62とパッド部3a〜3eとの接続関係や、どのパッド部間の信号を出力するかに基づいて、各受光部2a〜2dに入射する光の光強度の加減算演算を実行することができる。なお、受光強度演算デバイス100から得られる差分信号又は加算信号を増幅するために、OPアンプのような増幅手段を利用してもよい。
一般的には、従来の受光強度演算デバイスは、各受光部からの出力信号を取り出し、外部で増幅や演算で処理を行うため、外部雑音(電磁誘導雑音等)の影響を受けやすいが、本発明に係る受光強度演算デバイス100は、基板10上の各受光部で発生した電流信号を、基板10内で処理(差分若しくは加算演算)を行うことができる。つまり、前記全受光部が同じ基板上に形成されていて、互いに直列(若しくは並列)に接続されているため、その接続によって各受光部が出力した信号の和もしくは差が結果として取り出せる。そのため、加算回路や減算回路等の外部演算回路を用いることなくその演算結果が得られる。従って、特に受光部2a〜2dからの信号は、外部雑音の影響を受けにくいため、微弱な人体からの輻射の検知の場合に好ましく適用することができる。
また、光源(人体の指、手、顔、など)が移動したときに、各受光部2a〜2dに入射する赤外線の強度が変化するため、その差分を読み取ることによって、高S/N比の検出を実現することができる。
本発明は、特に受光強度演算デバイス100を小型化にした場合、効果が著しくなる。基板10の寸法の具体的なサイズとしては、4mm2以下、2mm2以下が望ましく、更に望ましいのは0.5mm2以下、0.2mm2以下である。基板10のサイズが小さいほど、製造効率が高まるだけではなく、受光強度演算デバイス100のパッケージや実装された周囲の不均一な温度変化による受光強度演算デバイス100の出力信号への影響が小さくなるので、基板10のサイズは小さい方が好ましい。
第1の実施形態では、受光部を4つ、各受光部内に4つの受光素子、5つのパッド部を用いたデバイス構造を例示したが、必要に応じて、製造ルールが許す限り、それぞれの部分を増やしても、減らしてもよい。
また、同一の基板10上に受光部2a〜2d及びパッド部3a〜3eが配置されているため、受光部2a〜2dの形状は図1で示されるような四角い形状でなくてもよい。その一例は図4に示す。図4のように配置することにより、受光部2a〜2dの面積を広くとることができ、受光部2a〜2dのS/N比を高めることができる。
一般的な増幅器を利用して信号の増幅を行う場合、信号源の内部抵抗が大きいほど、高S/N比で信号を増幅できる。図5は、受光素子1の等価回路を示す。図5に示されるように、単一の受光素子1毎に内部抵抗r0を有している。従って、受光部2a〜2dに多数の受光素子1を設けることにより、受光部2a〜2d全体の抵抗を拡大することができ、信号取り出しが容易になり高S/Nが実現できる。
n層20、π層30及びp層40を構成する材料としては、InSb系材料、InGaSb系材料、InAlSb系材料、InAsSb系材料、又はIn、Sb、Ga若しくはAlを含む材料を使用することができるが、用途に応じて、デバイスの検知波長帯を変える必要がある。InSb系材料で構成された受光素子の場合、1〜7μmの波長を検知することができる。InGaSb又はInAlSb系材料で構成された受光素子の場合、1〜5μmの波長帯に絞ることができる。また、InAsSb系材料で構成された受光素子の場合、1〜12μmの波長帯を検知することができる。同様の波長を検知するには、HgやCdを用いたMCTを用いたフォトダイオード構造も研究されているが、環境負荷軽減の観点から、n層20、π層30及びp層40で構成されるフォトダイオード構造部がIn、Sb、Ga、又はAlを含む材料で構成されることが好ましい。
上記の材料から選択することによって、単一の受光素子1の内部抵抗r0が変化する。これは主に、光を吸収し、起電力を発生するπ層30のバンドギャップによって、室温での真性キャリア数が変わるためである。具体的には、バンド材料のバンドギャップが小さいほど、真性キャリア数が増え、受光素子1の内部抵抗r0が低下する。
ここで、図2には、基板10上に、n層20、π層30、p層40の順に積層した層構造を有する受光素子1を示したが、p層40、π層30、n層20の順に積層した構造としてもよい。また、図1には、PIN接合の半導体積層部110を有する受光素子1を示したが、PN接合のフォトダイオード構造として構成してもよい。さらに、上記説明では、例示として、基板10の裏面から光が入射するものとしたが、本発明においては基板10において半導体積層部110が積層されている面側から光が入射するように構成してもよい。
[第2の実施形態]
図6は、本発明の第2の実施形態に係る受光強度演算デバイス200を示す。図6に示される受光強度演算デバイス200は、基板10上に、受光部2aに接続されたパッド部3aと、受光部2aに接続されたパッド部3aと、受光部2bに接続されたパッド部3bと、受光部2cに接続されたパッド部3cと、受光部2dに接続されたパッド部3dとを備える。受光部2a〜2dは配線層60を介して直列接続された4つの受光素子1を備え、受光部2a〜2dの各々は、受光素子1の配線層60をそれぞれ結合することによって形成された共通配線部63を介して互いに接続されている。
図6に示されるように、第2の実施形態に係る受光強度演算デバイス200は、4つの受光部2a〜2d及び4つのパッド部3a〜3dを備えており、パッド部3a〜3dの数と受光部2a〜2dの数とが等しくなるように構成されている。受光部2a〜2dの数とパッド部3a〜3dの数とを等しくすることによって、デバイスのサイズを更に縮小することができ、上記で述べたようにデバイスのパッケージや実装された周囲の不均一な温度変化がデバイスの出力信号への影響が小さくなる効果をより顕著に得ることが可能となる。
[第3の実施形態]
受光部の数とパッド部の数とが等しい受光強度演算デバイスの他の例として、図7に本発明の第3の実施形態に係る受光強度演算デバイス300を示す。図7に示される受光強度演算デバイス300は、基板10上に、受光部2aに接続されたパッド部3aと、受光部2aに接続されたパッド部3aと、受光部2bに接続されたパッド部3bと、受光部2cに接続されたパッド部3cと、受光部2dに接続されたパッド部3dとを備える。受光部2a〜2dの各々は、共通配線部63を介して互いに接続されている。受光部2a〜2dは、パッド部3a〜3dを囲むようにL字型に構成されている。
第3の実施形態に係る受光強度演算デバイス300では、受光部2a〜2dは受光強度演算デバイス300の周囲に配置され、パッド部3a〜3dは受光強度演算デバイス300の中央に配置されている。本実施形態では、受光部2a〜2dがそれぞれ離れて配置されているため、光源の動きに対して、より高感度が得られる。
図8は、第2及び第3の実施形態に係る受光強度演算デバイス200及び300の等価回路図である。図8は、第2及び第3の実施形態に係る受光強度演算デバイス200及び300において、共通配線部63にそれぞれの受光部2a〜2dのn層電極61を接続し、パッド部3a〜3dにそれぞれの受光部2a〜2dのp層電極62を接続した場合を示している。
例えば、パッド3aとパッド3bとの間で得られる出力電流は、共通配線部63に受光部2a及び2bのn層電極61が接続され、パッド部3a及び3bに受光部2a及び2bのp層電極62が接続されているため、受光部2aと受光部2bとのそれぞれの出力電流の差分信号により得られる。このように、第2及び第3の実施形態に係る受光強度演算デバイス200及び300においては、任意の2つのパッド間で得られる電流値はそれぞれのパッド部に接続されている受光部のそれぞれの出力電流値の差分値となる。上記第3の実施形態では、受光強度演算デバイス300の構成として、図7で示したような受光部2a〜2d及びパッド部3a〜3dの形状及び配置を示したが、図9で示すような受光部2a〜2d及びパッド部3a〜3dの形状及び配置を有するように受光強度演算デバイス301を構成してもよい。この場合、製造(特に基板10にワイヤーボンディングを行う工程)の観点から好ましい場合もある。
[第4の実施形態]
図10は、第4の実施形態に係る受光強度演算デバイス400の等価回路図である。本実施形態の受光部2a〜2d及びパッド部3a〜3dの形状及び配置の例としては、図6、図7、図9で示したような形状であってもよいし、本発明の趣旨から逸脱しない範囲でいずれの形でもよい。図10は、第4の実施形態に係る受光強度演算デバイス400において、共通配線部63に受光部2a及び2cのn層電極61と受光部2b及び2dのp層電極62とを接続し、パッド部3a〜3dに受光部2a及び2cのp層電極62と受光部2b及び2dのn層電極61とを接続した場合の等価回路図を示している。
第4の実施形態に係る受光強度演算デバイス400では、対角配置にあるパッド間の信号は、下記式(2)及び(3)で得ることができ、左右配置及び上下配置にあるパッド間の信号は、下記式(4)及び(5)で得ることができる。ここで、ipBDは接続端子3bと接続端子3dとの間から取り出せる短絡光電流を示し、ipADは接続端子3aと接続端子3dとの間から取り出せる短絡光電流を示し、ipBCは接続端子3bと接続端子3cとの間から取り出せる短絡光電流を示し、ipCはパッド部3cに接続された受光部2cで生じる短絡光電流を示し、ipDはパッド部3dに接続された受光部2dで生じる短絡光電流を示す。
ipAC=(ipA−ipC)/2 (2)
ipBD=(ipB−ipD)/2 (3)
ipAD=(ipA+ipD)/2 (4)
ipBC=(ipB+ipC)/2 (5)
パッド部3aとパッド部3cを短絡(短絡点1)し、パッド部3bとパッド部3dを短絡(短絡点2)し、短絡点1と短絡点2との間の短絡電流i12を測定すると、下記式(6)に示すように全受光部2a〜2dの総和の出力短絡電流が得られる。
12=1/2(ipA+ipB+ipC+ipD) (6)
上記の通り、第4の実施形態に係る受光強度演算デバイス400では、受光部2aと受光部2cのエリアに入射する輻射に関する差分信号(式(2))、及び受光部2dと受光部2bのエリアに入射する輻射に関する差分信号(式(3))を得ることができ、加えて全受光部2a〜2dからの総和の信号(式6)も得ることができる。また、パッドの数が少なく、基板10の利用効率が高いため、望ましい場合がある。
ここで、第4の実施形態に係る受光強度演算デバイス400においては、4つの受光部2a〜2dを使用した場合を例に説明したが、4つの受光部に限らず、複数個の受光部を使用することができる。この場合、得られる出力信号は、各受光部の接続方法及び信号取り出しに選択したパッドによって異なる。例えば、任意の2つの受光部の差分の信号を取り出すには、片方の受光部のn層電極61と他方の受光部のp層電極62を共通配線部63に接続する必要がある。
[第5の実施形態]
受光部の数とパッド部の数とが等しい受光強度演算デバイスのまたさらに他の例として、図11に本発明の第5の実施形態に係る受光強度演算デバイス500を示す。図11に示される受光強度演算デバイス500は、基板10上に、受光部2aに接続されたパッド部3aと、受光部2aに接続されたパッド部3aと、受光部2bに接続されたパッド部3bと、受光部2cに接続されたパッド部3cと、受光部2dに接続されたパッド部3dとを備える。受光部2a〜2dは、パッド部3a〜3dを囲むようにL字型に構成されている。
図12は、第5の実施形態に係る受光強度演算デバイス500の等価回路図である。ここまで説明した第1〜第4の実施形態に係る受光強度演算デバイスでは、それぞれの受光部2a〜2dが共通配線層63などの共通配線によって接続されているが、図12に示されるように、第5の実施形態に係る受光強度演算デバイス500は、受光部2a〜2dが共通配線による共通の接続点を有さず、受光部2a〜2dが配線層60によって互いに直列接続されている。
図12には、第5の実施形態に係る受光強度演算デバイス500において、パッド部3aは配線層60を介して受光部2aのp層電極62及び受光部2bのn層電極61とに接続され、パッド部3bは配線層60を介して受光部2bのp層電極62及び受光部2cのn層電極61とに接続され、パッド部3cは配線層60を介して受光部2cのp層電極62及び受光部2dのn層電極61とに接続され、パッド部3dは配線層60を介して受光部2dのp層電極62及び受光部2aのn層電極61とに接続された場合を示している。
図12に示されるように、受光部2a〜2dの各々の一端にある受光素子のn型電極61は、受光部2a〜2dの各々の他端にある受光素子のp型電極62に配線層60を介して直列接続され、受光部2a〜2dの各々の間には、パッド部3a〜3dがそれぞれ接続されている。
このような配線はパッドの数を減らすと同時に、図7と図9で示したようなパッド部3aとパッド部3d及びパッド部3bとパッド部3cの間を共通の配線を通さなくてもよくなるため、各パッド部と共通配線の接近に伴う耐圧の低下を防ぎながら、4つのパッド部3a〜3dを接近させることができる。このレイアウトは、特にワイヤーボンディング工程を実施する場合に、パッド部がチップの中央にあると、ボンディング時の強度と信頼性が高められるため、望ましい場合もある。第5の実施形態に係る受光強度演算デバイス500に示されるようなリング状の接続では、ダイオードの向きは演算によって決定されるため、一部の受光部(ダイオード)の向きを変えたほうが望ましい場合がある。例えば図12に示される受光部2a及び2cを逆の向きにしてもよい。一方、図7で示したレイアウトの場合、受光部を直列に接続することによって、差分の信号を取り出すときに、アンプ側からみた場合、受光部一つの抵抗に対して2倍の抵抗を実現することができるため、S/Nの面では望ましい場合もある。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態に係る位置検出デバイスを説明する。図13は、本発明の第6の実施形態に係る位置検出デバイス600の断面図である。図13には、実施形態1に係る受光強度演算デバイス100と、受光強度演算デバイス100に入射する光の波長を制限する光学フィルタ601と、受光強度演算デバイス100の受光部の視野を制御する視野角制限体602と、受光強度演算デバイス100及び光学フィルタ601をモールディングする樹脂モールド604とを供えた位置検出デバイス600が示されている。受光強度演算デバイス100は受光部2a及び2cの他にさらに受光部を備えていてもよいが、ここでは説明を簡略化するため2つの受光部を用いる場合を例に説明する。
光源603から輻射された赤外線は、位置検出デバイス600に入射する際に、視野角制限体602によって入射角が制限されながら位置検出デバイス600の光学フィルタ601を介して基板10の裏面から入射し、受光部2a及び2cに入射する。図13で示すような光源603の位置の場合、受光部2aに入射する光束が受光部2cに入射する光束より大きいため、ipAはipCより大きくなる。このことを利用して、ipAとipCの差分を求めることにより、光源603が視野角内のどの位置に存在するかの一次元的な位置検出をすることができる。また、受光強度演算デバイス100が受光部2a及び2cの他にさらに受光部を備える場合は、それらを用いることにより二次元的な位置検出も可能になる。さらに、受光部の出力の和を求めることにより受光部2a及び2cと光源603との距離も検出することができるため、3次元的な位置検出も可能になる。
光学フィルタ601は、一部の波長範囲のみ検知したい場合には、基板10と視野角制限体602との間に必要に応じて設けることができる。光学フィルタ601の一例としては、Si基板上に異なった屈折率の2種類の材料を多層に積層することによって得られる波長選択効果の干渉フィルタが挙げられる。このようなフィルタであれば、大気に対して屈折率が高い(n=3以上)ため、入射光は光学フィルタ601の表面に対してほぼ垂直となり、受光部2a及び2cまで進行する。
図13に示される位置検出デバイス600では、視野角制限体602として穴の開いた板を用いた場合を図示したが、光学レンズを利用又は組み合わせてもよい。視野角制限体602の直径φ及びその開口部の厚みtに基づいて、デバイスの光学特性が決定される。検出対象となる光源603としては、受光強度演算デバイス100の受光素子の感度波長内の赤外線を発する物質であれば特に制限されない。
図13に示される位置検出デバイス600では、視野角制限体602/光学フィルタ601/基板10という構造を示したが、パッケージの構造の制限に応じて、光学フィルタ601/視野角制限体602/基板10という構造でもよい。または、蓋/視野角制限体602/光学フィルタ601/基板10でもよい。但し、ここで言う「蓋」とは光源が放射する光の波長に対して十分な透過率を持つことが望ましい。また、この蓋の形状によって、光の屈折効果を利用して、視野角を広げたり、狭めたりさせてもよい。この場合、各用途に応じて適した形状を利用すると良い。
ここでは、図13に示される位置検出デバイス600において、実施形態1に係る受光強度演算デバイス100を使用した場合を例に説明したが、他の実施形態2〜5に係る受光強度演算デバイス200〜500を位置検出デバイス600において使用することができる。
図13で示したような第6の実施形態に係る位置検出デバイス600を作製し、直径15mmの光源をセンサ表面から20mmの距離に設定した。位置検出デバイス600で使用される受光強度演算デバイス100として、基板10は0.45mm角のGaAs基板を使用し、24個のInSbのフォトダイオードからなる受光素子1を直列接続した各受光部2a〜2dを使用した。視野角制限体602の開口部の厚みtを0.5mmとし、穴の直径φを0.5mmとした。
上記のようにして作製された位置検出デバイス600に対して光源603を移動させた場合における、光源603の位置(開口部の中心軸を0mmとする)に対するipAとipCの差分の関係を図14に示す。図14に示される波形から、光源603の位置と、ipAとipCとの差分とが相関を持つことが理解できる。この相関を用いることにより、光源603が視野角内のどの位置に存在するかを検出することが可能になる。また、図14に示される波形から、ノイズが少なく高S/Nが得られることも理解される。
1 受光素子
2a〜2d 受光部
3a〜3d パッド部
3e 共通パッド部
10 基板
20 n層
30 π層
40 p層
50 パッシベーション層
60 配線層
61 n層電極
62 p層電極
63 共通配線部
70 保護層
100、200、300、301、400、500 受光強度演算デバイス
110 半導体積層部
111 第1のメサ部
112 第2のメサ部
600 位置検出デバイス
601 光学フィルタ
602 視野角制限体
603 光源
604 樹脂モールド

Claims (5)

  1. 同一の基板上に形成され、2つ以上の受光素子をそれぞれ複数の受光部であって、前記受光部中の前記2つ以上の受光素子は、前記受光部中の前記2つ以上の受光素子同士を接続する配線層を介して直列接続され、前記受光素子は、PN接合又はPIN接合のフォトダイオード構造を有する半導体積層部と、前記半導体積層部上に形成されたn型電極及びp型電極と、を備える、複数の受光部と、
    前記基板上に形成された複数の接続パッドと
    前記複数の受光部同士を接続する共通の配線層と、
    を備えた受光強度演算デバイスであって、
    前記複数の受光部の一端にある前記受光素子の各々は、各々異なる1つの前記接続パッドに接続され
    前記複数の受光部の各々の他端にある前記受光素子の電極同士は、前記共通の配線層を介して共通に接続され、
    前記共通の配線層によって接続される電極は、少なくとも2つが前記p型電極であり、少なくとも2つが前記n型電極であり、
    各接続パッド間に生じた電流を得ることにより、各受光部で生じた電流の総和又は差分演算の結果を得ることを特徴とする受光強度演算デバイス。
  2. 前記受光部の数は、前記接続パッドの数と同じであることを特徴とする請求項1に記載の受光強度演算デバイス。
  3. 同一の基板上に形成され、2つ以上の受光素子をそれぞれむ4つ以上の受光部であって、前記受光部中の前記2つ以上の受光素子は、前記受光部中の前記2つ以上の受光素子同士を接続する第1の配線層を介して直列接続され、前記受光素子は、PN接合又はPIN接合のフォトダイオード構造を有する半導体積層部を備える、複数の受光部と、
    前記基板上に形成された複数の接続パッドと、
    前記受光部同士を接続し、前記受光部と前記接続パッドとを接続する第2の配線層と、
    を備えた受光強度演算デバイスであって、
    前記半導体積層部上には、n型電極及びp型電極が形成され、
    前記複数の受光部の各々の一端にある前記受光素子の前記n型電極は、前記複数の受光部のうちの他の1つの受光部の他端にある前記受光素子の前記p型電極に前記第2の配線層を介して直列接続されることで、該複数の受光部は前記複数の受光部全体で環状に直列接続され
    前記複数の受光部の各々の間に、各々異なる前記接続パッドが前記第2の配線層を介してそれぞれ接続されていることを特徴とする受光強度演算デバイス。
  4. 前記受光素子がインジウムおよび/又はアンチモンを含むことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の受光強度演算デバイス。
  5. 請求項1からの何れか一項に記載の受光強度演算デバイスと、
    前記受光強度演算デバイスの前記受光部に入射する光の入射方向を制御する視野角制限体と
    を備え
    各受光部で生じた電流の総和又は差分演算の結果に基づいて光源の位置を検出することを特徴とする位置検出デバイス。
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