JP5917155B2 - コンクリート貫通孔用スリーブ - Google Patents

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Description

本発明は、壁や梁などのコンクリート構造体に、各種配管・配線類を挿通する貫通孔を形成するためのスリーブに関し、更に具体的には、スリーブの施工性及びコンクリート構造体の仕上がりの改善,スリーブ内へのコンクリートの侵入防止に関するものである。
鉄筋コンクリートの建造物には、壁や梁などの部分に、各種配管や配線(ケーブル)類を通すための貫通孔が形成される。このような貫通孔は、通常、所定幅ないし長さの型枠の内面間にスリーブ(鞘管)を取り付け、その後、コンクリートを打設することにより形成される。前記貫通孔の長さは、必ずしも一定ではないため、前記スリーブの長さを調節可能とすることで貫通孔の長さに対応することを目的とした伸縮可能なスリーブが提案されている。また、前記型枠の内面に予めスリーブを固定するための受具を取り付けることによって、スリーブの設置作業を効率良く行うことを目的とした技術も提案されている。
例えば、下記特許文献1には、外スリーブと、該外スリーブ内に挿入可能な内スリーブとを有してなり、伸長時に前記外スリーブと内スリーブとの離脱を防止する係止手段を備えた建築工事用スライドスリーブが開示されている。また、下記特許文献2には、スリーブに外嵌する上方を開放した円弧状の立上がり片を形成した受け具本体の外周に釘孔を設けた突出片を複数個、内周にはスリーブに掛止する抜け防止用のアンカー片をそれぞれ設けたことを特徴とする設備工事用スリーブ受け具が開示されている。
特開平9−105226号公報 特開平9−291700号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術では、対向する一対の型枠間に短縮したスリーブを配置してその状態で支えながら、まず、内スリーブ又は外スリーブの一方の端部に設けたフランジに釘などを打ち込んで型枠に固定し、次に、スリーブを伸長してから他方のスリーブを同様の方法で型枠に固定する構造となっている。すなわち、型枠内に鉄筋などを配設した狭いスペースにおいて、スリーブを支持しながら型枠に固定するため、作業効率の向上が見込めないという不都合がある。また、コンクリートを打設して型枠を取り外した後に、釘がコンクリートから突出した状態で残るため、釘抜き(ないし切断)作業が必要になるほか、このような作業によってコンクリートの一部が欠けるなどの不都合が生じる場合もある。
一方、前記特許文献2に記載の技術では、事前に受け具を型枠に取り付けているため施工性は良いが、コンクリートの養生時において、前記受け具の一部がコンクリート中に露出した状態となっている。このため、型枠と同時に受け具をコンクリート面から取り外した後、前記受け具と同形状の凹部がコンクリート構造体に残ってしまうという不都合がある。また、前記受け具は、外周部に突出片を溶接などの適宜手段によって取り付ける手間がかかるため、製造工程やコストが増すという不都合もある。更に、型枠に対して外周部の数箇所で押えているため動きやすく、コンクリートが内側に入り込むおそれがある。
本発明は、以上のような点に着目したもので、施工性に優れ、コンクリート構造体の仕上がりが良好であるとともに、スリーブ内へのコンクリートの侵入防止に適したコンクリート貫通孔用スリーブを提供することを、その目的とする。
本発明は、コンクリート構造体に貫通孔を形成するためのスリーブであって、軸方向に伸縮可能に重なり合うそれぞれ1つ以上の内筒と外筒からなり、これら内筒及び外筒を軸方向に伸長したときの両端部が、前記コンクリート構造体用の型枠の内面に当接するスリーブ本体,前記スリーブ本体の両端部内側と凹凸形状を利用して着脱可能に連結し、一端側が前記型枠内面に当接可能な筒部と、該筒部の内側に設けられており前記型枠に固定する固定具と係合する係合部とを有する一対の固定保持具,該一対の固定保持具の外周面と、前記スリーブ本体の両端部の内周面の間の気密を保つ気密機構,を備えており、前記スリーブ本体の両端部の内周面に、周方向に形成された略リング状の凹部と、前記固定保持具の筒部の外周面であって、前記型枠当接側と反対側の端部に、ほぼ全周にわたって形成されたフランジ状の凸部と、該凸部に少なくとも一箇所以上、径方向に形成されたスリットと、によって、前記スリーブ本体の両端部の内側と、前記一対の固定保持具が着脱可能に連結し、かつ、前記スリーブ本体の内周面の略リング状の凹部又は前記固定保持具のフランジ状凸部のいずれか一方に磁石を設け、他方を金属材料で形成したことを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記気密機構が、前記固定保持具の筒部の外周面であって、前記型枠当接側の端部と前記フランジ状の凸部の間に形成された略リング状の溝と、該溝に一部が収容されるとともに、前記スリーブ本体の両端部の内周面と密着する弾性を有する気密体と、を含むことを特徴とする。
に他の形態は、前記固定保持具の筒部の型枠当接面に、多数の突起を設けたことを特徴とする。
更に他の形態は、前記内筒と外筒のそれぞれの端部を、互いにスライド可能に嵌合することで、前記スリーブ本体を軸方向に伸縮可能としたことを特徴とする。あるいは、前記外筒の一端の内周側に形成されたネジ部と、前記内筒の一端の外周側に形成されたネジ部との螺合によって、内筒と外筒の重なり合う部分の長さを調節し、前記スリーブ本体を軸方向に伸縮可能としたことを特徴とする。更に他の形態は、前記外筒又は内筒を回転させるための回転補助具の外周縁に、所定の間隔で歯車が設けられており、前記回転補助具の歯車と噛み合う歯車が、前記外筒又は内筒の外周面に所定の間隔で形成されていることを特徴とする。
更に他の形態は、前記内筒と外筒の重なり合う部分に、伸長時に互いの端部が離脱するのを防止する係止手段を設けたことを特徴とする。更に他の形態は、前記内筒と外筒の重なり合った位置を固定するための位置固定手段を設けたことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、軸方向に伸縮可能に重なり合うそれぞれ1つ以上の内筒と外筒からなるスリーブ本体の両端内側に、一方の端部が前記型枠内面に当接可能な一対の固定保持具を、凹凸形状の嵌合により着脱可能に連結する。そして、前記固定保持具の外周面に設けた溝に一部が収容される弾性を有する気密体を、前記スリーブ本体の両端内面に密着させることとした。また、前記スリーブ本体の両端部の内周面に、周方向に形成された略リング状の凹部と、前記固定保持具の筒部の外周面であって、前記型枠当接側と反対側の端部に、ほぼ全周にわたって形成されたフランジ状の凸部と、該凸部に少なくとも一箇所以上、径方向に形成されたスリットとによって、前記スリーブ本体の両端部の内側と、前記一対の固定保持具が着脱可能に連結し、かつ、前記スリーブ本体の内周面の略リング状の凹部又は前記固定保持具のフランジ状凸部のいずれか一方に磁石を設け、他方を金属材料で形成することとした。このため、型枠への取り付けや取り外しを容易にして施工性の改善を図るとともに、良好な仕上がりのコンクリート構造体が得られるという効果がある。また、前記気密体により、スリーブ内へのコンクリートの侵入を防止できる。更に、コンクリート養生後に、取り外した固定保持具を再利用できるという効果も得られる。
(A)は本発明の実施例1の施工時の様子を示す断面図であり、(B)及び(C)は変形例を示す図である。 前記実施例1の固定保持具と外筒端部の構造を示す外観斜視図である。 前記実施例1の固定保持具とスリーブ本体との気密構造を示す断面図である。 前記実施例1の施工手順の一例を示す図である。 本発明の実施例2の構造を示す主要断面図である。 前記実施例2の固定保持具と外筒端部の構造を示す外観斜視図である。 前記実施例2の施工手順の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1〜図4を参照しながら本発明の実施例1を説明する。図1(A)は本発明の実施例1の施工時の様子を示す断面図であり、(B)及び(C)は変形例を示す図である。図2は、本実施例の固定保持具と外筒端部の構造を示す外観斜視図である。図3は、本実施例の固定保持具とスリーブ本体との気密構造を示す断面図,図4は、本実施例のスリーブの施工手順の一例を示す図である。
本発明のスリーブは、鉄筋コンクリート建造物等に、水道やガスなどの配管や各種ケーブル類を通す貫通孔を形成するために利用されるものである。スリーブとしては、コンクリート養生後に埋殺しにする鉄管(鋼管)や樹脂管のほか、養生後に破りながらコンクリートから取り除かれる紙製のボイド管など公知の各種のものがあるが、本実施例では、凹凸形状による嵌合が容易となるように、樹脂製であるものとして説明する。図1に示すように、スリーブ10は、略円筒状であって軸方向に伸縮可能に嵌合する内筒14と外筒22からなるスリーブ本体12と、その両端部内側に設けられる一対の固定保持具40A,40Bにより構成されている。
前記スリーブ本体12を構成する内筒14は、略円筒状であって、一方の端部14Aには外側に向けてフランジ部16が形成されている。前記フランジ部16は、固定保持具40Aを用いて内筒14を型枠60内に保持したときに、型枠内面60Aに当接する。また、内筒14の端部14A側の内周面の適宜位置には、略リング状の凹部18が形成されている。前記内筒14の他方の端部14B側の外周面には、前記外筒22との重なり具合を調節するための伸縮調節具20がスライド可能に設けられている。該伸縮調節具20の外周面の一部にはネジ部20Aが形成されている。また、前記伸縮調節具20の適宜位置には、内筒14の長手方向と直交する方向に進退可能な位置固定ネジ20Bが設けられている。該位置固定ネジ20Bの先端を内筒14の外周面に当接させることにより、内筒14と伸縮調節具20が固定され、位置固定ネジ20Bを緩めることにより、内筒14と伸縮調節具20が互いにスライド可能となる。
一方、前記外筒22は、略円筒状であって、一方の端部22A側には外側に向けて突出したフランジ部24が形成されている。前記フランジ部24は、固定保持具40Bを用いて外筒22を型枠60内に保持したときに、型枠内面60Bに当接する。また、前記端部22A側の内周面には、肉厚部26が形成されている。該肉厚部26の適宜位置には、略リング状の凹部28が形成されている。前記外筒22の他方の端部22B側には、前記伸縮調節具20を受ける受け具30が設けられている。該受け具30は、前記外筒22の外周面に固定される固定部32と、該固定部32に対して回転可能な回転部34を備えている。該回転部34の内周面にはネジ部36が形成されており、前記伸縮調節具20のネジ部20Aと螺合する。前記ネジ部20Aとネジ部36を噛み合わせた状態で、回転部34を回転させることにより、外筒22に対する内筒14の位置を調節し(すなわち、内筒14と外筒22の重なり具合を調節し)、スリーブ本体12としての全体の長さ調節が可能となっている。
次に、前記固定保持具40A,40Bについて説明する。なお、固定保持具40A及び40Bは、同一の構成となっているため、以下、固定保持具40Bを例に挙げて説明する。図2に示すように、固定保持具40Bは、前記外筒22のフランジ部24側の端部内側に着脱可能に嵌合するものである。固定保持具40Bは、略円筒状の筒部42の一方の端部42Aが型枠内面60Bに当接可能であり、他方の端部に外筒22の内周面の凹部28と嵌合するフランジ状の凸部44が形成されている。該凸部44には、径方向に複数のスリット46が設けられており、前記凹部28へ嵌めやすくなっている。また、前記筒部42の内側は、該筒部42の内側を2等分するリブ54が設けられている。該リブ54には、前記型枠内面60Bに固定するための釘58を通す貫通孔56が適宜間隔で複数箇所(図示の例では3箇所)設けられている。
また、前記筒部42の外周面には、略リング状の溝48が形成されている。該溝48には、弾性を有するOリング50の一部が収容される。該Oリング50は、前記外筒22と固定保持具40Bを連結したときに押し潰されて変形し、外筒22の内周面に密着する。前記外筒22の内径D2(図3参照)は、前記内筒14の内径D1よりも大きいため、本来ならば、固定保持具40Aは、内筒14の内径D1に合わせた寸法のものを用意し、固定保持具40Bは、外筒22の内径D2に合わせたものを用意する必要がある。しかしながら、本実施例では、外筒端部22Aの内周面に肉厚部26を形成し,該肉厚部26の内径を、前記内筒14の内径D1とほぼ同程度とすることにより、固定保持具40A,40Bとして同寸法のものを用いることが可能となっている。このとき、肉厚部26の厚みや凹部28の深さ次第では、嵌合部に隙間52(図3参照)が生じることもあるが、前記Oリング50が変形して筒部42とフランジ部24の内側に密着して気密を保つため、施工中のコンクリートの侵入を防止することができる。他方の固定保持具40Aと内筒14間の気密構造についても同様である。
前記内筒14及び外筒22を構成する材料としては、例えば、上述した樹脂のほか亜鉛鉄板などを用いてもよい。また、前記固定保持具40A,40Bを構成する材料としては、例えば、VP(塩ビ厚肉管)やVU(塩ビ薄肉管)などの硬質塩化ビニル管などが利用されるが、コンクリートの強度に耐えることができるものであれば、他の公知の各種の材料を用いることができる。なお、材料は、設置場所に応じて適宜選択すればよい。このような内筒14,外筒22,固定保持具40A及び40Bの寸法(径や長さ)は、形成する貫通孔の寸法に応じて適宜変更可能である。
次に、図4も参照して、本実施例の作用を説明する。まず、型枠60の対向する一対の内面60A,60Bの所定の位置に、図4(A)に示すように、固定保持具40A,40Bのリブ54の貫通孔56に釘58を打ち込んで、前記固定保持具40A,40Bを取り付ける。次に、図4(B)に示すように、内筒14と外筒22を中心に向けてスライドさせてスリーブ本体12を短くした状態で鉄筋62の間に通して仕込んでから、型枠60の所定の位置まで挿入する。そして、所定の位置において、内筒14及び外筒22をスライドしてスリーブ本体12を伸長する。スリーブ本体12を伸長するときは、位置固定ネジ20Bを緩めた状態で、内筒14を外筒22から引き抜くようにし、微調整は、伸縮調節具20のネジ部20Aと受け具30のネジ部36の螺合により行う。そして、内筒14の端部内側の凹部18を固定保持具40Aの凸部44に嵌めると、Oリング50が内筒14の内周面に密着する。
次いで、同様の手順で、外筒22の端部内側の凹部28に、固定保持具40Bの凸部44を嵌めると、Oリング50が外筒22の内周面に密着する。なお、内筒14及び外筒22のいずれを先に固定するようにしてもよい。図4(C)に示すように、内筒14と外筒22の双方を固定保持具40A,40Bに取り付けたら、位置固定ネジ20Bを締めて、外筒22に対して内筒14が動かないように固定する。以上のようにしてスリーブ10を型枠60内に取り付けたら、図4(D)に示すように、型枠60内にコンクリート64を打設する。コンクリート64の養生後、図4(E)に示すように型枠60を脱型する。最後に、図4(F)に示すように、固定保持具40A,40B取り外す。取り外した固定保持具40A,40Bは、必要に応じて再利用が可能である。
このように、実施例1によれば、次のような効果がある。
(1)軸方向に伸縮可能に重なり合う内筒14と外筒22からなるスリーブ本体12の両端内側に、一方の端部が型枠内面60A,60Bに当接するように固定される一対の固定保持具40A,40Bを、凹凸形状の嵌合により着脱可能に連結する。また、固定保持具40A,40Bの筒部42に設けた溝48に一部が収容されるOリング50を、スリーブ本体12の端部内周面に密着させることとした。このため、前記固定保持具40A,40Bを予め型枠内面60A,60Bに取り付けておくことができ、スリーブ本体12を型枠60内に入れてから釘打ちすることなく、取り付けを容易に行うことができる。また、固定保持具40A,40Bを、養生後のコンクリート64から容易に取り外すことができ、釘58の始末に伴う作業効率の低下やコンクリートの欠損などがない。このため、施工性の改善を図るとともに、良好な仕上がりのコンクリート構造体が得られる。更に、前記Oリング50により気密性を保つため、コンクリート64が隙間から入り込むことがなく、養生及び脱型後に入り込んだコンクリートを除去する手間がかからない。
(2)外筒22の端部内周面に肉厚部26を形成し、該肉厚部26の内径を、前記内筒14の内径とほぼ同じ径に設定したので、固定保持具40A,40Bとして同寸法のものを用いることができる。このため、施工時に固定保持具40A,40Bを使い分ける必要がなく、作業効率が向上する。
(3)前記固定保持具40A,40Bが内筒14及び外筒22内に収納され、コンクリート64中に露出しないため、該固定保持具40A,40Bの形状が養生後のコンクリート構造体に転写されることがない。したがって、養生後のコンクリートに別途仕上げ加工を施すことが不要となり、型枠60から外した面をそのまま仕上げ面として利用できる。このため、ごみが出ず、工程数も少なくてすみ、製造効率の向上やコストダウンを図ることができる。
(4)コンクリート養生後に、取り外した固定保持具40A,40Bを再利用できるため、資源の有効活用によりコストダウンにも効果がある。
(5)内筒14側に伸縮調節具20を設け、外筒22側にその受け具30を設けて、これらのネジ部20A,36の螺合により内筒14と外筒22の重なり具合の調整ができるため、スリーブ本体12の長さ調節が容易である。
(6)前記伸縮調節具20を貫通する位置固定ネジ20Bを緩めることで、内筒14の引き出し具合を容易に調節できる。また、前記位置固定ネジ20Bを締めることで、内筒14の位置固定が可能となる。
次に、図5〜図7を参照しながら本発明の実施例2を説明する。なお、上述した実施例1と同一ないし対応する構成要素には同一の符号を用いることとする(以下の実施例についても同様)。図5は、本実施例の構造を示す主要断面図である。図6は、本実施例の固定保持具と外筒端部の構造を示す外観斜視図である。図7は、本実施例の施工手順の一例を示す図である。本実施例のスリーブ100も、基本的には前記実施例1と同様に、伸縮可能に嵌合する内筒14と外筒22からなるスリーブ本体12と、その両端部に設けられる一対の固定保持具40A´,40B´により構成されている。
本実施例の内筒14及び外筒22は、前記実施例と同じ構造であるが、金属材料により形成されている。また、外筒22に設けた受け具30Aの回転部34の外周面には、所定の間隔で歯車38が設けられている。該歯車38は、公知の回転補助具80(例えばターニングバーなど)の外周縁に設けられた歯車82と噛み合うものである。前記回転補助具80を使用して歯車38と噛み合わせて回転部34を回転させることにより、内筒14と外筒22の重なり具合を調節することができる。
次に、固定保持具40A´,40B´について説明する。なお、固定保持具40A´及び40B´は、同一の構成であるため、以下、固定保持具40B´を例に挙げて説明する。図6に示すように、固定保持具40B´は、前記外筒22のフランジ部24側の端部内側に着脱可能に嵌合するものである。固定保持具40B´は、略円筒状の筒部42の一方の端部42Aが型枠内面60Bに当接可能であり、他方の端部に外筒22の内周面の凹部28と嵌合するフランジ状の凸部44が形成されている。型枠内面と当接する端部42Aには、多数のスパイク43(細かい棘状の突起)が設けられている。また、前記凸部44の外周縁には、マグネット45が埋め込まれている。なお、筒部42の内側のリブ54,貫通孔56や、筒部42の外周面の溝48及びOリング50については、前記実施例1と同様である。前記内筒14及び外筒22を構成する材料としては、例えば、金属が用いられる。
次に、図7も参照して、本実施例の作用を説明する。まず、型枠60の一方の内面60Aの所定の位置に、図7(A)に示すように、固定保持具40A´のリブ54の貫通孔56に釘58を打ち込んで、前記固定保持具40A´を取り付ける。固定保持具40A´の筒部の先端のスパイク43は、型枠内面60Aに食い込むようになる。次に、図7(B)に示すように、外筒22の端部に予め他方の固定保持具40B´を取り付け、スリーブ本体12が短い状態のまま鉄筋62の間に通して仕込み、型枠60の所定の位置まで挿入する。そして、図7(C)に示すように、内筒14の端部を前記固定保持具40A´に連結する。このとき、内筒14側の凹部18と固定保持具40A´の凸部44の嵌合による連結に加え、固定保持具40A´に設けたマグネット45が、金属製の内筒14に吸着するため、確実に連結したことを手応えでも知ることができる。
次に、内筒14及び外筒22をスライドしてスリーブ本体12を伸長する。スリーブ本体12を伸長する方法は、上述した実施例1と同様である。外筒22の端部のフランジ24が型枠60の内面60Bに当接したら、最後に、回転補助具80を用いて、前記受け具30Aを回転させて外筒22を型枠内面60B側へ突っ張らせる。すると、固定保持具40B´の先端のスパイク43が型枠内面60Bに食い込むため、固定保持具40B´を事前に型枠60に取り付けておかずに、スリーブ本体12を型枠60内に設置できる。その後は、図7(D)に示すように、型枠60内にコンクリート64を打設する。コンクリート64の養生後、図7(E)に示すように型枠60を脱型する。最後に、図7(F)に示すように、固定保持具40A,40B取り外す。取り外した固定保持具40A,40Bは、必要に応じて再利用が可能である。
このように、実施例2によれば、固定保持具40A´,40B´の凸部44の外周縁にマグネット45を設け、金属材料により形成した内筒14,外筒22に凹凸で嵌合するとともに、マグネット45で吸着することとした。このため、嵌合したことを手応えにより知ることができる。また、固定保持具40A´,40B´の筒部42の端部にスパイク43を設け、該スパイク43を型枠内面60A,60Bに食い込ませることで、スリーブ本体12を型枠60内に固定することとした。このため、固定保持具40A´又は40B´のいずれか一方を、あらかじめ型枠内面に固定し、他方をスリーブ本体12の端部に取り付けておくことで、施工を容易にすることができる。更に、前記外筒22の受け具30Aの回転部34の外周面に、回転補助具80の歯車82と噛み合う歯車38を設け、前記回転補助具80の利用により外筒22を伸長させるため、前記スパイク43を型枠内面60Bに簡単に食い込ませることができる。その他の基本的な作用・効果については、上述した実施例1と同様である。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法は一例であり、形成する貫通孔の形状・寸法に応じて適宜変更可能である。
(2)前記実施例で示した材料も一例であり、同様の効果を奏するものであれば、用途や設置場所に応じて適宜変更してよい。例えば、コスト面を考慮して、安価な亜鉛鉄板を利用したり、地中梁のように錆びると不都合な場合には、樹脂製の管を利用したりするという具合である。なお、固定保持具40A,40Bを樹脂製とする場合には、リブ54も含めて型で形成するようにすると製造が容易である。
(3)前記実施例1で示したフランジ部16,24も一例であり、内筒14の端部14Aや、外筒22の端部22Aにフランジを設けない構成としてもよい。
(4)前記実施例1で示した伸縮調節具20及び受け具30による伸縮の調節も一例であり、同様の効果を奏するように適宜設計変更してよい。例えば、前記実施例では、伸縮調節具20や受け具30を介して内筒14と外筒22を螺合することとしたが、内筒14の外周面にネジ部を形成し、外筒22の内周面にネジ部を形成し、これらネジ部を直接螺合する構成としてもよい。また、例えば、図1(B)に示す例のように、内筒14の端部14Bと、外筒22の端部22Bを単に重ね合わせ、前記外筒22を略直交方向に貫通する位置固定ネジ70の先端を内筒14の外周面に当接させることにより、外筒22に対する内筒14の位置を任意の場所で固定するようにしてもよい。
(5)前記実施例では、外筒22の端部内周面に肉厚部26を形成することで、固定保持具40A,40Bとして同寸法のものを用いることができるようにしたが、これも一例であり、固定保持具40A,40Bとして異なる寸法のものを用いることを妨げるものではない。また、肉厚部26を形成せずに、外筒22の端部に縮径部を形成するようにしても、同寸法の固定保持具40A,40Bを用いることができる。更に、肉厚部26や縮径部を形成することなく、Oリングの太さを変えることで、内径の差に対応するようにしてもよい。
(6)図1(C)に示す例のように、内筒14の端部14B側に、外側に向けて突出したフランジ状の係止部72を設けるとともに、外筒端部22B側に、内側に向けて突出したフランジ状の係止部74を設けるようにしてもよい。これら係止部72,74の係合によって、前記端部14B,22Bが離脱するのを防止できる。また、このような係止機構を、前記実施例1や図1(B)に示した伸縮機構に付加してもよい。
(7)前記実施例2では、内筒14及び外筒22を金属で形成し、固定保持具40A´、40B´の凸部44にマグネット45を設けることとしたが、これも一例であり、マグネット45は必要に応じて設ければよい。また、内筒14や外筒22の内周側にマグネットを設け、固定保持具40A,40Bの凸部を金属製とすることを妨げるものではない。
(8)前記実施例2で示した固定保持具40A´、40B´の端部に設けたスパイク43も一例であり、必要に応じて設ければよい。また、前記スパイク43やマグネット45を利用する構成を、前記図1(B)又は図1(C)に示す構成と組合せるようにしてもよい。
(9)前記実施例2では、外筒22の受け具30Aの外周面に回転補助具80の歯車82と噛み合う歯車38を設けることとしたが、これも一例であり、同様の効果を奏するように適宜設計変更してよい。例えば、上述したように内筒14の外周面にネジ部を形成し、外筒22の内周面にネジ部を形成し、これらネジ部を直接螺合するような構成の場合には、内筒14又は外筒22の外周面のいずれに前記歯車38を設けるようにしてもよい。
(10)実施例1では、1つの内筒14と1つの外筒22によってスリーブ本体12を構成することとしたが、これも一例であり、内筒及び外筒の数は必要に応じて適宜増減してよく、また、スリーブ本体の両端に内筒が位置するようにしてもよいし、両端に外筒が配置されるようにしてもよい。
(11)本発明のスリーブの利用によって形成される貫通孔は、梁や壁などが好適な適用例であるが、これに限定されるものではなく、他の公知の各種のコンクリート構造体全般に、本発明は適用可能である。
本発明によれば、軸方向に伸縮可能に重なり合うそれぞれ1つ以上の内筒と外筒からなるスリーブ本体の両端内側に、一方の端部が前記型枠内面に当接可能な一対の固定保持具を、凹凸形状の嵌合により着脱可能に連結する。そして、前記固定保持具の外周面に設けた溝に一部が収容される弾性を有する気密体を、前記スリーブ本体の両端内面に密着させて、スリーブ内へのコンクリートの侵入を防止することとした。また、前記スリーブ本体の両端部の内周面に、周方向に形成された略リング状の凹部と、前記固定保持具の筒部の外周面であって、前記型枠当接側と反対側の端部に、ほぼ全周にわたって形成されたフランジ状の凸部と、該凸部に少なくとも一箇所以上、径方向に形成されたスリットとによって、前記スリーブ本体の両端部の内側と、前記一対の固定保持具が着脱可能に連結し、かつ、前記スリーブ本体の内周面の略リング状の凹部又は前記固定保持具のフランジ状凸部のいずれか一方に磁石を設け、他方を金属材料で形成することとした。このため、コンクリート構造体に貫通孔を形成するためのスリーブの用途に好適である。特に、コンクリートの侵入防止が要求される貫通孔を形成する場合に好適である。

10:スリーブ
12:スリーブ本体
14:内筒
14A,14B,22A,22B:端部
16,24:フランジ部
18,28:凹部
20:伸縮調節具
20A:ネジ部
20B:位置固定ネジ
22:外筒
26:肉厚部
30,30A:受け具
32:固定部
34:回転部
36:ネジ部
38:歯車
40A,40A´,40B,40B´:固定保持具
42:筒部
42A,42B:端部
43:スパイク
44:凸部
45:マグネット
46:スリット
48:溝
50:Oリング
52:隙間
54:リブ
56:貫通孔
58:釘
60:型枠
60A,60B:内面
62:鉄筋
64:コンクリート
70:位置固定ネジ
72,74:係止部
80:回転補助具
82:歯車
100:スリーブ

Claims (8)

  1. コンクリート構造体に貫通孔を形成するためのスリーブであって、
    軸方向に伸縮可能に重なり合うそれぞれ1つ以上の内筒と外筒からなり、これら内筒及び外筒を軸方向に伸長したときの両端部が、前記コンクリート構造体用の型枠の内面に当接するスリーブ本体,
    前記スリーブ本体の両端部内側と凹凸形状を利用して着脱可能に連結し、一端側が前記型枠内面に当接可能な筒部と、該筒部の内側に設けられており前記型枠に固定する固定具と係合する係合部とを有する一対の固定保持具,
    該一対の固定保持具の外周面と、前記スリーブ本体の両端部の内周面の間の気密を保つ気密機構,
    を備えており、
    前記スリーブ本体の両端部の内周面に、周方向に形成された略リング状の凹部と、
    前記固定保持具の筒部の外周面であって、前記型枠当接側と反対側の端部に、ほぼ全周にわたって形成されたフランジ状の凸部と、
    該凸部に少なくとも一箇所以上、径方向に形成されたスリットと、
    によって、前記スリーブ本体の両端部の内側と、前記一対の固定保持具が着脱可能に連結し、かつ、
    前記スリーブ本体の内周面の略リング状の凹部又は前記固定保持具のフランジ状凸部のいずれか一方に磁石を設け、他方を金属材料で形成したことを特徴とするコンクリート貫通孔用スリーブ。
  2. 前記気密機構が、
    前記固定保持具の筒部の外周面であって、前記型枠当接側の端部と前記フランジ状の凸部の間に形成された略リング状の溝と、
    該溝に一部が収容されるとともに、前記スリーブ本体の両端部の内周面と密着する弾性を有する気密体と、
    を含むことを特徴とする請求項記載のコンクリート貫通孔用スリーブ。
  3. 前記固定保持具の筒部の型枠当接面に、多数の突起を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート貫通孔用スリーブ。
  4. 前記内筒と外筒のそれぞれの端部を、互いにスライド可能に嵌合することで、前記スリーブ本体を軸方向に伸縮可能としたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のコンクリート貫通孔用スリーブ。
  5. 前記外筒の一端の内周側に形成されたネジ部と、前記内筒の一端の外周側に形成されたネジ部との螺合によって、内筒と外筒の重なり合う部分の長さを調節し、前記スリーブ本体を軸方向に伸縮可能としたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のコンクリート貫通孔用スリーブ。
  6. 前記外筒又は内筒を回転させるための回転補助具の外周縁に、所定の間隔で歯車が設けられており、前記回転補助具の歯車と噛み合う歯車が、前記外筒又は内筒の外周面に所定の間隔で形成されていることを特徴とする請求項記載のコンクリート貫通孔用スリーブ。
  7. 前記内筒と外筒の重なり合う部分に、伸長時に互いの端部が離脱するのを防止する係止手段を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のコンクリート貫通孔用スリーブ。
  8. 前記内筒と外筒の重なり合った位置を固定するための位置固定手段を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のコンクリート貫通孔用スリーブ。
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