JP5916598B2 - 動力システム - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンとボイラとを有する動力システムに関するものである。
荷役を搭載した貨物船には航行の際の原動機として使用するエンジンと、荷役の搭載時にクレーン等の原動機として使用するボイラと、の両方を備える動力システムを搭載しているものがある。
また、エンジンとボイラとを備える動力システムは、発生した排ガスの熱を利用する機構を備えているものがある。例えば、特許文献1には、船舶用ボイラと、このボイラで発生した蒸気を熱源とするか或いは船舶に搭載した内燃機関における循環冷却水を熱源とすることによって原料海水を加熱蒸発しその水蒸気を凝縮して淡水を製造する淡水造水装置が記載されている。また、特許文献2には、エンジンから排出される排ガスを流す排気管と排気集合管のそれぞれにエコノマイザ(熱交換器)を設け、エンジンから排出される排ガスをエコノマイザ(熱交換器)で回収する構成が記載されている。
特許第4392469号公報 実開平4−107463号公報
上述した動力システムは、エンジンから排出される排ガスや、ボイラから排出される排ガスの熱を回収しているが、ボイラにおける燃料の利用効率、つまり燃費の面で改善の余地がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、ボイラの燃費をより向上させることができる動力システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の動力システムは、ボイラと、前記ボイラから排出される排ガスを案内するボイラ排気管と、前記ボイラで生成された蒸気を貯留する蒸気ドラムと、燃料を燃焼するエンジンと、前記エンジンから排出される排ガスを案内するエンジン排気管と、前記蒸気ドラムから排出される熱媒と前記エンジン排気管内の流体との間で熱交換を行う第1熱交換器と、前記蒸気ドラムに向けて液化された熱媒を供給するドレンタンクと、前記ドレンタンクから供給される熱媒を流通させる給水ラインと、前記給水ラインから前記蒸気ドラムに向けて熱媒を供給するボイララインと、前記蒸気ドラムと前記ボイララインの連結部との間の前記給水ラインに配置され、前記ドレンタンクから前記蒸気ドラムに向けて供給される熱媒と、前記蒸気ドラムから前記第1熱交換器に向けて流れる熱媒との間で熱交換を行う第2熱交換器と、前記第2熱交換器を通過した熱媒を前記ボイラ排気管に案内し、前記ボイラ排気管内の流体と前記熱媒との間で熱交換を行う第3熱交換器と、を有することを特徴とする。
上記構成の動力システムは、ドレンタンクから供給される熱媒を第2熱交換器で昇温させた後、第3熱交換器で昇温させ、蒸気ドラムに供給することで、ボイラに供給する熱媒の温度を高くすることができる。これにより、ボイラで生成する蒸気をより多くすることができ、ボイラから排出される熱を効率よく回収することができ、ボイラの燃費をより向上させることができる。また、動力システムは、第3熱交換器に供給する熱媒の温度を高くできるため、熱交換により温度が下がった排ガスが第3熱交換器に悪影響を与えることを抑制することができる。
本発明の動力システムでは、前記第3熱交換器は、前記ボイラ排気管の前記排ガスの流れ方向の下流側に配置されている部分が耐腐食性を備えることを特徴とする。
上記構成の動力システムは、熱交換により温度が下がった排ガスによって、第3熱交換器が腐食することを抑制でき、排ガスをより低い温度まで減温させることができる。これにより、第3熱交換器でより多くの熱を回収することができる。
本発明の動力システムでは、前記給水ラインから前記蒸気ドラムに向けて熱媒を供給する高圧ラインと、前記給水ラインと前記蒸気ドラムとの間の前記高圧ラインに配置され、前記給水ラインから前記蒸気ドラムに向けて供給される熱媒と、前記エンジン排気管内の流体との間で熱交換を行う第4熱交換器と、を有し、前記ボイラの稼動時は、前記ボイララインから前記蒸気ドラムに熱媒が供給され、前記エンジンの稼動時は、前記高圧ラインから前記蒸気ドラムに熱媒が供給されることを特徴とする。
上記構成の動力システムは、エンジンの稼動時とボイラの稼動時の両方で熱を回収する機構として使用することができる。これにより、装置を有効活用することができ、かつ、生じた熱のより多くを回収し、動力に変換することができる。これにより、ボイラやエンジンの燃費をより向上させることができる。
本発明の動力システムでは、前記蒸気ドラムは、第1蒸気ドラムであり、前記エンジン排気管の前記第1熱交換器よりも下流側に配置された第5熱交換器と、前記第5熱交換器との間で熱媒を循環させる第2蒸気ドラムと、を有することを特徴とする。
上記構成の動力システムは、第5熱交換器でエンジン排気管の熱を回収することで、エンジン排気管の温度をより低減することができる。
本発明の動力システムでは、前記第2熱交換器を通過した熱媒を前記エンジン排気管に案内し、前記エンジン排気管内の流体と前記熱媒との間で熱交換を行う第6熱交換器をさらに有することが好ましい。
上記構成の動力システムは、ドレンタンクから供給される熱媒を第2熱交換器で昇温させた後、第6熱交換器で昇温させ、蒸気ドラムに供給することで、エンジンの排熱回収機構に供給する熱媒の温度を高くすることができる。これにより、エンジンの排熱回収機構で生成する蒸気をより多くすることができ、エンジンから排出される熱を効率よく回収することができる。これにより回収した熱を用いてより多くエネルギを取り出すことができ、エンジンの負荷を低減することができ、エンジンの燃費をより向上させることができる。したがって、ボイラに加え、エンジンの効率も向上させることができる。また、動力システムは、第6熱交換器に供給する熱媒の温度を高くできるため、熱交換により温度が下がった排ガスが第6熱交換器に悪影響を与えることを抑制することができる。
本発明の動力システムでは、前記第6熱交換器は、前記エンジン排気管の前記排ガスの流れ方向の下流側に配置されている部分が耐腐食性を備えることを特徴とする。
上記構成の動力システムは、熱交換により温度が下がった排ガスによって、第6熱交換器が腐食することを抑制でき、排ガスをより低い温度まで減温させることができる。これにより、第6熱交換器でより多くの熱を回収することができる。
本発明の動力システムによれば、ドレンタンクから供給される熱媒を第2熱交換器で昇温させた後、第3熱交換器で昇温させ、蒸気ドラムに供給することで、ボイラに供給する熱媒の温度を高くすることができる。これにより、ボイラで生成する蒸気をより多くすることができ、ボイラから排出される熱を効率よく回収することができ、ボイラの燃費をより向上させることができる。
図1は、本実施例の動力システムを表す概略構成図である。 図2は、本実施例のボイラシステムのボイラユニット稼動時の状態を示す概略構成図である。 図3は、本実施例の動力システムのエンジンユニット稼動時の状態を示す概略構成図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る動力システムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
本実施例の動力システムは、動力源として、エンジンとボイラとを組み合わせたシステムである。動力システムは、例えば船舶、特に荷役を搭載する貨物船等に用いることができる。例えば、船舶の場合、航行時の動力源としてエンジンを用い、停泊時の荷役の積み下ろしの際に使うクレーン等の機器の動力源としてボイラを用いる場合がある。なお、動力システムは、船舶の動力源に限定されない。例えば、動力システムは、陸上に設置された機器の動力源として用いることもできる。本実施例の動力システムは、エンジンとボイラとを別々の用途の動力源に用い、基本的に同時に使用しないシステムに好適に用いることができる。
図1は、本実施例の動力システムを表す概略構成図である。本実施例において、図1に示すように、動力システム1は、エンジンユニット2と、ボイラユニット3と、発電ユニット4と、蒸気循環ユニット5と、を備える。エンジンユニット2と、ボイラユニット3と、発電ユニット4と、蒸気循環ユニット5と、は、一部の機構を共有している。例えば、蒸気循環ユニット5は、エンジンユニット2またはボイラユニット3の機構の一部を含んでおり、生成した蒸気を発電ユニット4に供給する。また、動力システム1は、制御装置6を備えている。制御装置6は、入力された設定、入力された指示及び検出部で検出した結果等に基づいて、動力システム1の各部の動作を制御する。
エンジンユニット2は、エンジン12と、過給機14と、排気管(エンジン排気管)15と、エンジン熱交換器ユニット(排熱回収ボイラ)16と、給気管20と、を有する。
エンジン12は、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の燃料を燃焼して、駆動軸を回転させる原動機である。動力システム1が船舶に設置されている場合、エンジン12は、船舶の航行時の駆動源となる。なお、動力システム1が船舶に設置されている場合、エンジン12は、主にディーゼルエンジンとなる。過給機14は、空気を加圧する。過給機14は、排気管15に排出された排気ガスのエネルギを得て空気を加圧する、いわゆるターボチャージャーである。過給機14は、加圧した空気を給気管20によってエンジン12に供給する。過給機14は、エンジン12の回転力を得て空気を加圧する、いわゆるスーパーチャージャーでもよい。排気管15は、エンジン12から排出され、過給機14を通過した排ガスを案内する管路(パイプ)である。エンジン熱交換器ユニット(排熱回収ボイラ)16は、排気管15に配置され、排気管15を流れる排ガスとの間で熱交換を行い、排ガスの熱を回収する。つまり、エンジン熱交換器ユニット16は、排ガスの熱を吸収して、排ガスの温度を低下(減温)させ、当該排ガスと熱交換する熱媒(水(蒸気)やフロン等の低沸点媒体)の温度を上昇(昇温)させる。また、エンジン熱交換器ユニット16は、エンジン12の停止時に、排気管15内の流体と熱交換を行い、排気管15内の温度を低下させる機能(排気管周りに付着した煤による火災防止)も備える。エンジン熱交換器ユニット16については、後述する。給気管20は、エンジン12と過給機14とに接続され、過給機14で加圧された空気をエンジン12に供給する。本実施例では、エンジンユニット2が過給機14を含むものとして説明したが、エンジン12は、過給機14を含まなくてもよい。すなわち、エンジン12は、自然吸気型の内燃機関でもよい。
ボイラユニット3は、ボイラ30と、排気管(ボイラ排気管)32と、ボイラ熱交換器ユニット34と、を有する。ボイラ30は、火炉42と、バーナ44と、蒸発管群46と、水ドラム48と、第1蒸気ドラム60と、を有する。火炉42は、ボイラ30の各部が配置された容器である。火炉42は、排気管32が接続されている。バーナ44は、火炉42の排気管32とは離れた位置に配置されている。空気と燃料を火炉42に供給し、火炉42内で燃料を燃焼させ、燃焼ガスを発生させる。蒸発管群46は、複数の伝熱管を有し、火炉42のバーナ44と排気管32との間に配置されている。水ドラム48は、熱媒を貯留するドラムであり、蒸発管群46の鉛直方向下側に接続されている。第1蒸気ドラム60は、加熱された熱媒である蒸気を貯留するドラムであり、蒸発管群46の鉛直方向上側に接続されている。このように、蒸発管群46は、複数の伝熱管の鉛直方向下側の端部が水ドラム48と接続され、鉛直方向上側の端部が第1蒸気ドラム60とに接続され、内部に熱媒が流通した状態となる。ボイラ30は、バーナ44で燃料を燃焼させ、バーナ44で燃料が燃焼されて生成される燃焼ガスを、蒸発管群46を通過させた後、排気管32に排出する。ボイラ30は、バーナ44で生成され、排気管32に向けて流れる燃焼ガスと蒸発管群46との間で熱交換を行うことで、蒸発管群46の内部を流れる熱媒の温度を上昇させる。
排気管32は、ボイラ30から排出される排ガスを案内する配管である。ボイラ熱交換器ユニット34は、排気管32に配置され、排気管32を流れる排ガスとの間で熱交換を行い、排ガスの熱を回収する。つまり、ボイラ熱交換器ユニット34は、排ガスの熱を吸収して、排ガスの温度を低下(減温)させ、当該排ガスと熱交換する熱媒の温度を上昇(昇温)させる。ボイラ熱交換器ユニット34については、後述する。
発電ユニット4は、タービン36と、発電機38と、を有する。タービン36は、動力システム1の各部で生成された蒸気が供給されることで回転するものである。タービン36は、高圧タービン36Hと低圧タービン36Lとを備える。高圧タービン36Hは、エンジン熱交換器ユニット16から高圧の蒸気が供給されて駆動される。低圧タービン36Lは、エンジン熱交換器ユニット16から高圧タービン36Hに供給される蒸気よりも低圧の蒸気が供給されて駆動される。また、低圧タービン36Lは、ボイラユニット3の稼働時にボイラ30で生成された蒸気が供給されて駆動される。発電機38は、タービン36と同軸上に設けられており、タービン36が回転することで発電することができる。
蒸気循環ユニット5は、エンジン熱交換器ユニット16と、ボイラ熱交換器ユニット34と、第1蒸気ドラム60と、第2蒸気ドラム62と、ドレンタンク72と、給水ライン74と、低圧ライン78と、高圧ライン76と、ボイラライン80と、第1給水熱交換器82と、第2給水熱交換器(第2熱交換器)84と、を有する。また、蒸気循環ユニット5は、タービン36を通過した蒸気を液化する復水器を備えている。蒸気循環ユニット5は、復水器で液化した熱媒をドレンタンク72に供給する。
エンジン熱交換器ユニット16は、高圧過熱器50と、高圧蒸発器(第1熱交換器)52と、高圧エコノマイザ(第4熱交換器)54と、低圧蒸発器(第5熱交換器、エンジン排気管下流側蒸気循環熱交換器)56と、低圧エコノマイザ(第6熱交換器、エンジン排気管下流側熱交換器)58と、を有し、排気管15に排ガス流れ方向の上流からこの順に配置されている。なお、高圧エコノマイザ54と低圧蒸発器56とは、排ガス流れ方向における配置順序を逆にしてもよい。高圧過熱器50と、高圧蒸発器(第1熱交換器)52と、高圧エコノマイザ(第4熱交換器)54と、低圧蒸発器(第5熱交換器)56と、低圧エコノマイザ(第6熱交換器)58と、は、伝熱管を備え、排ガスが流れる管路内に配置された熱交換器であり、伝熱管の内部を流れる水または蒸気もしくはフロンなどの低沸点媒体と排ガスとの間で熱交換を行い、水または蒸気もしくはフロンなどの低沸点媒体を昇温させる。エンジン熱交換器ユニット16は、高圧過熱器50と、高圧蒸発器(第1熱交換器)52と、高圧エコノマイザ(第4熱交換器)54と、が、エンジン12から排出された排ガスから熱を回収して蒸気もしくはフロンなどの気化した低沸点媒体を生成し、生成した蒸気を高圧タービン36Hに供給する高圧蒸気循環機構となる。また、エンジン熱交換器ユニット16は、低圧蒸発器(第5熱交換器)56と、低圧エコノマイザ58と、が、エンジン12から排出された排ガスから熱を回収して高圧蒸気循環機構よりも圧力の低い蒸気もしくはフロンなどの気化した低沸点媒体を生成し、生成した蒸気を低圧タービン36Lに供給する低圧蒸気循環機構となる。
エンジン熱交換器ユニット16の高圧蒸気循環機構は、各部が高圧ライン76で接続されており、給水ライン74から高圧タービン36Hに向けて、上流側から高圧エコノマイザ54、第1蒸気ドラム60、高圧蒸発器52、高圧過熱器50の順で接続されている。ここで、高圧ライン76は、第1高圧ライン76aと、第2高圧ライン76bと、第3高圧ライン76cと、を含む。第1高圧ライン76aは、後述する給水ライン74と第1蒸気ドラム60とを接続している。第1高圧ライン76aは、経路中に開閉弁77aと高圧エコノマイザ54が設置されている。開閉弁77aは、開閉を切り換えることが出来る弁であり、設置されている第1高圧ライン76a内に熱媒を流すか否かを切り換えることができる。ここで、後述する開閉弁は、同様の構造である。第2高圧ライン76bは、両端が第1蒸気ドラム60に接続されている。第2高圧ライン76bは、経路中に開閉弁77bと第2給水熱交換器84と、高圧蒸発器52とが設置されている。第3高圧ライン76cは、一方の端部が第1蒸気ドラム60に接続され、他方の端部が高圧タービン36Hに接続されている。第3高圧ライン76cは、経路中に、開閉弁77cと、高圧過熱器50とが設置されている。高圧蒸気循環機構は、熱媒が給水ライン74から高圧エコノマイザ54が設置された第1高圧ライン76aに送られ、高圧エコノマイザ54で昇温された後、第1蒸気ドラム60に供給される。第1蒸気ドラム60には、第2高圧ライン76bにより高圧蒸発器52が接続されている。高圧蒸発器52は、第2高圧ライン76bにより両端が第1蒸気ドラム60に接続されており、第1蒸気ドラム60に貯留された熱媒を循環させつつ、排ガスで昇温させることで、蒸気となる。高圧蒸発器52で発生した蒸気は、第3高圧ライン76cにより第1蒸気ドラム60から高圧過熱器50に供給され、さらに過熱された後、高圧タービン36Hに供給される。高圧タービン36Hは、高圧蒸気循環機構から供給された蒸気で駆動される。
エンジン熱交換器ユニット16の低圧蒸気循環機構は、各部が低圧ライン78で接続されており、給水ライン74から低圧タービン36Lに向けて、上流側から低圧エコノマイザ58、第2蒸気ドラム62、低圧蒸発器56の順で接続されている。ここで、低圧ライン78は、第1低圧ライン78aと、第2低圧ライン78bと、第3低圧ライン78cと、を含む。第1低圧ライン78aは、後述する給水ライン74と第2蒸気ドラム62とを接続している。第1低圧ライン78aは、経路中に開閉弁79aと低圧エコノマイザ58が設置されている。第2低圧ライン78bは、両端が第2蒸気ドラム62に接続されている。第2低圧ライン78bは、経路中に低圧蒸発器56が設置されている。第3低圧ライン78cは、一方の端部が第2蒸気ドラム62に接続され、他方の端部が低圧タービン36Lに接続されている。低圧蒸気循環機構は、熱媒が給水ライン74から低圧エコノマイザ58が設置された第1低圧ライン78aに送られ、低圧エコノマイザ58で昇温された後、第2蒸気ドラム62に供給される。第2蒸気ドラム62には、第2低圧ライン78bにより低圧蒸発器56が接続されている。低圧蒸発器56は、第2低圧ライン78bにより両端が第2蒸気ドラム62に接続されており、第2蒸気ドラム62に貯留された熱媒を循環させつつ、排ガスで昇温させることで、蒸気となる。低圧蒸発器56で発生した蒸気は、第3低圧ライン78cにより第2蒸気ドラム62から低圧タービン36Lに供給される。低圧タービン36Lは、低圧蒸気循環機構から供給された蒸気で駆動される。低圧蒸気循環機構は、各部が、高圧蒸気循環機構の対応する各部よりも排ガスの流れ方向において下流側に配置されている。これにより、高圧蒸気循環機構よりも蒸気の温度、圧力が低くなる。
第1蒸気ドラム60は、エンジン熱交換器ユニット16の高圧蒸気を貯留するドラムであり、かつ、ボイラユニット3の蒸気を貯留するドラムである。第1蒸気ドラム60は、上述したように、第1高圧ライン76a、第2高圧ライン76b、第3高圧ライン76cのそれぞれに接続されており、蒸気や液体の熱媒を循環させ、接続している熱交換器で温度を上昇させる。また、第1蒸気ドラム60は、ボイラライン80にも接続されており、ボイラライン80との間でも蒸気や液体の熱媒を循環させる。第2蒸気ドラム62は、エンジン熱交換器ユニット16の低圧蒸気を貯留するドラムである。つまり、第2蒸気ドラム62は、第1蒸気ドラム60よりも低い圧力の蒸気を貯留する。第2蒸気ドラム62は、上述したように、第1低圧ライン78a、第2低圧ライン78b、第3低圧ライン78cのそれぞれに接続されており、蒸気や液体の熱媒を循環させ、接続している熱交換器で温度を上昇させる。
次に、蒸気循環ユニット5は、ボイラ熱交換器ユニット34と、第1蒸気ドラム60と、給水ライン74と、ボイラライン80と、を用いて、ボイラ30に熱媒を供給する。まず、ボイラ熱交換器ユニット34は、排気管32を流れる排ガス(ボイラ30から排出される排ガス)に含まれる熱を回収する機構であり、ボイラ熱交換器ユニット34は、第1ボイラ熱交換器(第3熱交換器)64と、第2ボイラ熱交換器(第3熱交換器)66と、を有し、排気管32に排ガス流れ方向の上流からこの順に配置されている。ボイラ熱交換器ユニット34は、第1ボイラ熱交換器64と第2ボイラ熱交換器66とで排ガスから熱を回収することで温度が上昇した熱媒を第1蒸気ドラム60に供給する。
ボイラライン80は、給水ライン74と、ボイラ熱交換器ユニット34と、第1蒸気ドラム60と、低圧タービン36Lとを接続する配管である。ボイラライン80は、第1ボイラライン80aと、第2ボイラライン80bと、を有する。第1ボイラライン80aは、後述する給水ライン74と第1蒸気ドラム60とを接続している。第1ボイラライン80aは、経路中に開閉弁81aと第1ボイラ熱交換器64と第2ボイラ熱交換器66とが設置されている。第2ボイラライン80bは、第1蒸気ドラム60と低圧タービン36Lとに接続されている。第2ボイラライン80bは、経路中に開閉弁81bが設置されている。蒸気循環ユニット5は、熱媒が給水ライン74から第1ボイラ熱交換器64と第2ボイラ熱交換器66とが設置された第1ボイラライン80aに送られ、第1ボイラ熱交換器64と第2ボイラ熱交換器66とで昇温された後、第1蒸気ドラム60に供給される。第1蒸気ドラム60は、第1ボイラライン80aから供給された熱媒をボイラ30の蒸発管群46で加熱し、蒸気とする。第1蒸気ドラム60には、第2ボイラライン80bが接続されている。第1蒸気ドラム60に貯留された蒸気は、第2ボイラライン80bから低圧タービン36Lに供給される。低圧タービン36Lは、第2ボイラライン80bから供給された蒸気でも駆動される。
次に、ドレンタンク72は、熱媒となるドレンを液体の状態で貯留するタンクである。ドレンタンク72は、タービン36を通過した後、復水された熱媒や別途供給された熱媒を貯留する。
給水ライン74は、ドレンタンク72、高圧ライン76、低圧ライン78及びボイラライン80に接続されている。給水ライン74は、ドレンタンク72に貯留されたドレン(熱媒)を高圧ライン76、低圧ライン78及びボイラライン80に供給する配管である。給水ライン74は、一部が、第1給水ライン74aと、第2給水ライン74bとに分岐された後、1つの配管に合流する。つまり、第1給水ライン74aと、第2給水ライン74bと、一方が他方のバイパスラインとなる。第1給水ライン74aには、開閉弁75aと第1給水熱交換器82が設置されている。第2給水ライン74bには、開閉弁75bが設置されている。給水ライン74は、開閉弁75a、75bの開閉を切り換えることで、熱媒が第1給水ライン74aを流れるか、第2給水ライン74bを流れるか、両方を流れるか、両方とも流れないかを切り換えることができる。
第1給水熱交換器82は、第1給水ライン74aの経路中に配置されており、かつ、給気管20に設置されている。第1給水熱交換器82は、給気管20を流れる空気と第1給水ライン74aを流れる熱媒との間で熱交換を行い、第1給水ライン74aを流れる熱媒の温度を上昇させる。第2給水熱交換器(第2熱交換器)84は、給水ライン74の第1給水ライン74aと第2給水ライン74bとの合流部よりも下流側で、高圧ライン76、低圧ライン78及びボイラライン80の各部に接続されている位置よりも上流側に配置されている。第2給水熱交換器84は、給水ライン74を流れる熱媒と、第2高圧ライン76bを流れる熱媒との間で熱交換を行い、給水ライン74を流れる熱媒の温度を上昇させ、第2高圧ライン76bを流れる熱媒の温度を減少させる。
次に、本実施例の動力システム1の作動について説明する。動力システム1は、上述ししたように、エンジンユニット2を稼動させている状態と、ボイラユニット3を稼動させている状態とがある。動力システム1は、基本的にエンジンユニット2を稼動させている場合、ボイラユニット3を停止しており、ボイラユニット3を稼動させている場合、エンジンユニット2を停止している。
まず、図2を用いて、ボイラユニット3を稼動させている場合について説明する。ここで、図2は、本実施例のボイラシステムのボイラユニット稼動時の状態を示す概略構成図である。動力システム1は、制御装置6によって開閉弁の開閉を切り換えることで、蒸気循環ユニット5で循環する熱媒(液体、蒸気)の経路を切り換えることができる。
動力システム1は、ボイラユニット3を稼動させ、エンジンユニット2を停止させている場合、開閉弁75a、77a、77c、79aを閉状態とし、開閉弁75b、77b、81a、81bを開状態とする。これにより、蒸気循環ユニット5は、ドレンタンク72から供給した熱媒が給水ライン74及び第2給水ライン74bを通過して、第2給水熱交換器84を通過する。熱媒は、第2給水熱交換器84の通過時に第2高圧ライン76bを流れる熱媒との熱交換で温度が上昇する。その後、ボイラライン80の第1ボイラライン80aに供給され、第2ボイラ熱交換器66、第1ボイラ熱交換器64の順で通過し、第1蒸気ドラム60に供給される。熱媒は、第2ボイラ熱交換器66及び第1ボイラ熱交換器64の通過時に排気管32を流れる排ガスとの熱交換で温度が上昇する。また、ボイラユニット3は、ボイラ30を稼動させ、第1蒸気ドラム60の熱媒を蒸発管群46でさらに加熱することで、第1蒸気ドラム60に貯留する蒸気を増加、高温化させる。
蒸気循環ユニット5は、第1蒸気ドラム60に貯留された蒸気を開閉弁81bが開となっている第2ボイラライン80bから低圧タービン36Lに供給し、低圧タービン36Lを回転させることで、発電機38で発電を行う。
また、蒸気循環ユニット5は、開閉弁77bが開状態の第2高圧ライン76bに第1蒸気ドラム60に供給された熱媒を供給し、第2高圧ライン76b及び第2給水熱交換器84、高圧蒸発器52に熱媒を循環させる。また、蒸気循環ユニット5は、第2低圧ライン78bに第2蒸気ドラム62の熱媒を供給し、低圧蒸発器56及び第2低圧ライン78bに熱媒を循環させる。
動力システム1は、第2ボイラ熱交換器66、第1ボイラ熱交換器64によって、ドレンタンク72から供給される熱媒とボイラ30の排ガスとの間で熱交換を行うことで、ボイラ30から排出される排ガスの熱を熱媒で回収することができる。これにより、ボイラ30の排ガスに含まれる熱をより多く回収することができる。これにより、ボイラ30の効率を約10%向上させることが可能となり、燃費を向上させることができる。
動力システム1は、第2ボイラ熱交換器66、第1ボイラ熱交換器64に供給される前の熱媒の温度を第2給水熱交換器84で上昇させることで、第2ボイラ熱交換器66、第1ボイラ熱交換器64、特に排ガスの流れ方向の下流側に配置された第2ボイラ熱交換器66で排ガスの温度を低くなることを抑制することできる。これにより、排ガスの温度が低くなり、第2ボイラ熱交換器66に悪影響を与えることを抑制することができる。具体的には、排ガスが酸露点温度以下となり、第2ボイラ熱交換器66を腐食させることを抑制することができる。
ここで、第2ボイラ熱交換器66、第1ボイラ熱交換器64、特に、排ガスの流れ方向の下流側に配置された第2ボイラ熱交換器66は、少なくとも一部、具体的により下流側の部分が耐腐食性を備えることが好ましい。具体的には、耐腐食性処理を施す、または、耐腐食性の材料で形成することが好ましい。これにより、第2ボイラ熱交換器66、第1ボイラ熱交換器64は、腐食を抑制しつつ、排ガスがより低温となる温度域まで熱交換することが可能となり、排ガスからより多くの熱を回収することができ、効率をより向上させることができる。
動力システム1は、第2給水熱交換器84に熱媒を供給することで、給水ライン74を流れる熱媒の温度を上昇させることができる。また、第2給水熱交換器84で熱交換して温度が低下した熱媒を、運転が停止しているエンジンユニット2の排気管15に配置された高圧蒸発器52に供給することで、排気管15の温度が上昇した場合、上昇した温度を高圧蒸発器52で回収することができ、排気管15の温度の上昇を抑制することができる。これにより、エンジンユニット2でスートファイヤが発生することを抑制することができる。
動力システム1は、運転が停止しているエンジンユニット2の排気管15に配置された低圧蒸発器56に熱媒を循環させることでも、排気管15の温度が上昇した場合、上昇した温度を低圧蒸発器56で回収することができ、排気管15の温度の上昇を抑制することができる。これにより、エンジンユニット2でスートファイヤが発生することを抑制することができる。
次に、図3を用いて、エンジンユニット2を稼動させている場合について説明する。ここで、図3は、本実施例の動力システムのエンジンユニット稼動時の状態を示す概略構成図である。
動力システム1は、エンジンユニット2を稼動させ、ボイラユニット3を停止させている場合、開閉弁75b、81a、81bを閉状態とし、開閉弁75a、77a、77b、77c、79aを開状態とする。これにより、蒸気循環ユニット5は、ドレンタンク72から供給した熱媒が給水ライン74及び第1給水ライン74aを通過して、第1給水熱交換器82及び第2給水熱交換器84を通過する。熱媒は、第1給水熱交換器82の通過時に給気管20を流れる空気との熱交換で温度が上昇する。熱媒は、第1給水熱交換器82で温度が上昇された後、第2給水熱交換器84を通過する。熱媒は、第2給水熱交換器84の通過時に第2高圧ライン76bを流れる熱媒との熱交換で温度が上昇する。その後、動力システム1は、給水ライン74から、高圧ライン76及び低圧ライン78に熱媒を供給する。高圧ライン76に供給された熱媒は、上述したように、第1蒸気ドラム60を通りつつ、高圧エコノマイザ54、高圧蒸発器52、高圧過熱器50で温度と圧力が上昇された後、高圧タービン36Hに供給される。低圧ライン78に供給された熱媒も、上述したように、第2蒸気ドラム62を通りつつ、低圧エコノマイザ58、低圧蒸発器56で温度と圧力が上昇された後、低圧タービン36Lに供給される。
また、蒸気循環ユニット5は、開閉弁77bが開状態の第2高圧ライン76bに第1蒸気ドラム60に供給された熱媒を供給し、第2高圧ライン76b及び第2給水熱交換器84、高圧蒸発器52に熱媒を循環させる。
以上のように、動力システム1は、エンジン12から排出された排ガスに含まれる熱をエンジン熱交換器ユニット16で回収し、タービン36に供給することで、エンジン12から排出された排ガスに含まれる熱を回収することができ、効率をより高くすることができる。
動力システム1は、高圧ライン76及び低圧ライン78に供給される前の熱媒の温度を第1給水熱交換器82及び第2給水熱交換器84で上昇させることで、高圧ライン76及び低圧ライン78、特に排ガスの流れ方向の下流側に配置された熱交換器を流れる低圧ライン78で排ガスの温度が低くなることを抑制することができる。これにより、エンジン12の排ガスの温度が低くなり、低圧エコノマイザ58、低圧蒸発器56に悪影響を与えることを抑制することができる。具体的には、排ガスが酸露点温度以下となり、腐食させることを抑制することができる。これにより、低圧エコノマイザ58、低圧蒸発器56で排ガスの熱を回収することが可能となり、エンジンユニット2の稼動時の効率も向上させることができる。つまり、エンジン12の排熱回収機構で生成する蒸気をより多くすることができ、エンジン12から排出される熱を効率よく回収することができる。これにより回収した熱を用いて多くエネルギを取り出すことができ、エンジン12の負荷を低減することができ、エンジン12の燃費をより向上させることができる。
また、動力システム1は、エンジンユニット2の稼動時は、排ガスの熱を回収する高圧ライン76の熱交換器となり、ボイラユニット3の稼動時は、エンジンユニット2のスートファイヤ抑制のための冷却用の熱交換器となる高圧蒸発器52に熱媒を供給する第2高圧ライン76b、つまり、常時比較的温度の高い熱媒が流れている第2高圧ライン76bと給水ライン74との間で熱交換を行う。これにより、1つの第2給水熱交換器84によりエンジンユニット2の稼動時、ボイラユニット3の稼動時の両方で、ドレンタンク72から供給される熱媒の温度を上昇させることができる。これにより、装置構成を簡単にすることができる。
なお、実施形態では、第1給水熱交換器82を設けたが必ずしも設けなくてもよい。また、エンジン熱交換器ユニット16は、さらに多段の熱交換器を設けてもよい。また、動力システム1は、第3熱交換器として、ボイラ30の排ガスから熱を回収する第1ボイラ熱交換器(第3熱交換器)64、第2ボイラ熱交換器(第3熱交換器)66の少なくとも一方を備えていればよい。動力システム1は、エンジン12側の排熱を回収する第6熱交換器(本実施形態では低圧エコノマイザ)とボイラ30側の排熱を回収する第3熱交換器を備えていることでより効果を得ることができるが、第3熱交換器と第6熱交換器のいずれか一方のみを備える構成でもよい。なお、動力システム1は、ボイラ30側の第3熱交換器を備えていることで、ボイラの駆動時の効率を向上させることができるため、第3熱交換器を備えていることが好ましい。なお、上記実施形態は、熱交換器の名称にエコノマイザ、蒸発器、過熱器としたが、熱交換器であればよく、名称の機能とは別の用途で用いた熱交換器としてもよい。
1 動力システム
2 エンジンユニット
3 ボイラユニット
4 発電ユニット
5 蒸気循環ユニット
6 制御装置
12 エンジン
14 過給機
15 排気管
16 エンジン熱交換器ユニット(排熱回収ボイラ)
20 給気管
30 ボイラ
32 排気管
34 ボイラ熱交換器ユニット
36 タービン
38 発電機
42 火炉
44 バーナ
46 蒸発管群
48 水ドラム
50 高圧過熱器
52 高圧蒸発器(第1熱交換器)
54 高圧エコノマイザ(第4熱交換器)
56 低圧蒸発器(第5熱交換器)
58 低圧エコノマイザ(第6熱交換器)
60 第1蒸気ドラム
62 第2蒸気ドラム
64 第1ボイラ熱交換器(第3熱交換器)
66 第2ボイラ熱交換器(第3熱交換器)
72 ドレンタンク
74 給水ライン
74a 第1給水ライン
74b 第2給水ライン
75a、75b、77a、77b、77c、79a、81a、81b 開閉弁
76 高圧ライン
76a 第1高圧ライン
76b 第2高圧ライン
76c 第3高圧ライン
78 低圧ライン
78a 第1低圧ライン
78b 第2低圧ライン
80 ボイラライン
80a 第1ボイラライン
80b 第2ボイラライン
82 第1給水熱交換器
84 第2給水熱交換器(第2熱交換器)

Claims (4)

  1. ボイラと、
    前記ボイラから排出される排ガスを案内するボイラ排気管と、
    前記ボイラで生成された蒸気を貯留する蒸気ドラムと、
    燃料を燃焼するエンジンと、
    前記エンジンから排出される排ガスを案内するエンジン排気管と、
    前記蒸気ドラムから排出される熱媒と前記エンジン排気管内の流体との間で熱交換を行う第1熱交換器と、
    前記蒸気ドラムに向けて液化された熱媒を供給するドレンタンクと、
    前記ドレンタンクから供給される熱媒を流通させる給水ラインと、
    前記給水ラインから前記蒸気ドラムに向けて熱媒を供給するボイララインと、
    前記蒸気ドラムから前記第1熱交換器に熱媒が供給されるライン及び前記給水ラインに接続され、前記給水ラインを流れ、前記ドレンタンクから前記蒸気ドラムに向けて供給される熱媒と、前記蒸気ドラムから前記第1熱交換器に向けて流れる熱媒との間で熱交換を行う第2熱交換器と、
    前記ボイララインに配置され、前記第2熱交換器を通過した熱媒を前記ボイラ排気管に案内し、前記ボイラ排気管内の流体と前記熱媒との間で熱交換を行う第3熱交換器と、を有することを特徴とする動力システム。
  2. 前記給水ラインから前記蒸気ドラムに向けて熱媒を供給する高圧ラインと、
    前記給水ラインと前記蒸気ドラムとの間の前記高圧ラインに配置され、前記給水ラインから前記蒸気ドラムに向けて供給される熱媒と、前記エンジン排気管内の流体との間で熱交換を行う第4熱交換器と、を有し、
    前記ボイラの稼動時は、前記ボイララインから前記蒸気ドラムに熱媒が供給され、前記エンジンの稼動時は、前記高圧ラインから前記蒸気ドラムに熱媒が供給されることを特徴とする請求項1に記載の動力システム。
  3. 前記蒸気ドラムは、第1蒸気ドラムであり、
    前記エンジン排気管の前記第1熱交換器よりも下流側に配置された第5熱交換器と、
    前記第5熱交換器との間で熱媒を循環させる第2蒸気ドラムと、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の動力システム。
  4. 前記第2熱交換器を通過した熱媒を前記エンジン排気管に案内し、前記エンジン排気管内の流体と前記熱媒との間で熱交換を行う第6熱交換器をさらに有することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の動力システム。
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