JP5916507B2 - 送信装置、受信装置、送信方法、プログラムおよび集積回路 - Google Patents

送信装置、受信装置、送信方法、プログラムおよび集積回路 Download PDF

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    • H04L27/3488Multiresolution systems

Description

本発明は、基地局装置が複数の移動局装置へデータを伝送する技術に関する。
移動体通信システムでは、トラフィックの急増によりシステム帯域の広帯域化が進んでいるが、限られた資源である周波数の利用効率の向上が課題の一つとなっている。基地局装置と複数の移動局装置による通信においては、一般的に移動局装置間での直交性を保つことで移動局装置間での干渉(ユーザ間干渉とも称される)が生じないようにするアクセス方式が用いられ、直交性を保つアクセス方式の1つである周波数分割多元接続(FDMA:Frequency Division Multiple Access)を前提に近年標準化が行なわれている。FDMAでは、周波数スケジューリングと直交性を両立できる。なお、移動局装置間での直交化を実現する手段として、FDMAによる直交化以外にも時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access)、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)、空間分割多元接続(SDMA:Space Division Multiple Access、マルチユーザMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)などとも称される)のような直交化などもある。
例えば、標準化団体の1つである3GPP(The Third Generation Partnership Project)のRel.8では下り回線(基地局装置から移動局装置への通信)でOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が用いられ、上り回線(移動局装置から基地局装置への通信)ではDFT−S−OFDM(Discrete Fourier Transform Spread OFDM)がFDMAと親和性の高い伝送方式として用いられる。さらに、Rel.10においてもこれらのアクセス方式に加え、上り回線でClustered DFT−S−OFDMやN×DFT−S−OFDMが用いられる。これらの採用されているアクセス方式は、FDMAに基づいて大容量伝送を実現するアプローチであるが、この直交性を維持することは周波数の利用効率の向上の観点では制限となる。そのため、直交性の制限をなくす非直交アクセス方式が提案されており、非直交アクセス方式は直交アクセス方式よりも周波数利用効率を改善できる(非特許文献1参照)。
次世代の下り回線のアクセス方式として、Superposition Codingや階層変調(Hierarchical Modulation)などの非直交アクセス方式が考えられている(非特許文献2、3参照)。基地局装置が階層変調により複数の移動局装置の信号を多重して伝送する際には、セル中央に位置する移動局装置(基地局装置から受信する信号の電力が高い移動局装置)に信号点間距離が短いレイヤに割当を行ない、セルエッジに位置する移動局装置(基地局装置から受信する信号の電力が低い移動局装置)に信号点間距離が長いレイヤに割当を行なう。セルエッジに位置する移動局装置が信号検出を行なう場合には、信号点間距離が長いレイヤに割り当てられているため、多重されている他の移動局装置の信号に関係なく、信号の検出を行なう。セル中央に位置する移動局装置での信号検出は、信号点間距離が短いが、基地局装置からの信号の受信電力が高いため、SIC(Successive Interference Canceller)やMLDによる信号検出を行なう。この場合、初めにセルエッジに位置する移動局装置の信号を検出し、受信信号からキャンセルを行なった上で所望信号を検出する。
しかしながら、上記の従来の技術のように、セル中央に位置する移動局装置に対して送信する信号を、すべて信号点間距離が短いレイヤに割当を行ない、セルエッジに位置する移動局装置に対して送信する信号を、すべて信号点間距離が長いレイヤに割当を行なう場合のように、レイヤを固定すると、次のような不都合が生ずる。すなわち、階層変調により多重する移動局装置間で、基地局から受信する信号の受信電力の差が小さい場合、信号点間距離が短いレイヤに割り当てられる移動局装置は、信号点間距離が長いレイヤに割り当てられる移動局装置に比べて誤りが生じる確率が非常に高くなる。その結果、各移動局装置における受信品質の差が大きくなる問題がある。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、下り回線において、階層変調により複数の移動局装置へ送信する信号を多重する場合に、各移動局装置における受信品質の差が大きくならないようにすることができる送信装置、受信装置、送信方法、プログラムおよび集積回路を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の送信装置は、複数のシンボルおよび信号点間距離が異なる複数のレイヤを用い、複数の受信装置に対してデータ伝送を行なう送信装置であって、前記複数のシンボルのうち、所定のシンボルでは、第1の受信装置に送信するデータを第1のレイヤに割り当てると共に、残りのシンボルでは、前記第1の受信装置とは異なる第2の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤに割り当てるレイヤ割当部と、前記第1のレイヤに割り当てられた各データを、それぞれ前記第1の受信装置および前記第2の受信装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
このように、前記複数のシンボルのうち、所定のシンボルでは、第1の受信装置に送信するデータを第1のレイヤに割り当てると共に、残りのシンボルでは、前記第1の受信装置とは異なる第2の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤに割り当てるので、受信装置間で受信品質の不均一を回避することが可能となる。その結果、信号間距離が短いレイヤのみに割り当てられる受信装置がなくなり、セルスループットや周波数利用効率の向上を図ることが可能となる。
(2)また、本発明の送信装置において、前記レイヤ割当部は、前記複数のシンボルのうち、所定のシンボルでは、第1の受信装置に送信するデータを第1のレイヤに割り当てると共に、第2の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤとは異なる第2のレイヤに割り当て、前記送信部は、前記第1のレイヤに割り当てられたデータを前記第1の受信装置に送信すると共に、前記第2のレイヤに割り当てられたデータを前記第2の受信装置に送信することを特徴とする。
このように、前記複数のシンボルのうち、所定のシンボルでは、第1の受信装置に送信するデータを第1のレイヤに割り当てると共に、第2の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤとは異なる第2のレイヤに割り当てるので、階層変調で信号を多重する際に、受信装置間で受信品質の不均一を回避することが可能となる。その結果、信号間距離が短いレイヤのみに割り当てられる受信装置がなくなり、セルスループットや周波数利用効率の向上を図ることが可能となる。
(3)また、本発明の送信装置において、前記レイヤ割当部は、予め設定されるテーブルまたは定義式に基づいて前記所定のシンボルを決定することを特徴とする。
このように、予め設定されるテーブルまたは定義式に基づいて前記所定のシンボルを決定するので、制御情報を用いることなく、所定のシンボルを決定することが可能となる。その結果、セルスループットの向上を図ることが可能となる。
(4)また、本発明の送信装置において、前記レイヤ割当部は、前記レイヤ数を正の整数Nとし、前記複数のシンボルの数を正の整数Mとしたとき、前記所定のシンボルの数を、M/Nに最も近い整数とすることを特徴とする。
このように、前記レイヤ数を正の整数Nとし、前記複数のシンボルの数を正の整数Mとしたとき、前記所定のシンボルの数を、M/Nに最も近い整数とするので、制御情報を用いることなく、所定のシンボルを決定することが可能となる。その結果、スループットの向上を図ることが可能となる。
(5)また、本発明の送信装置において、前記レイヤ割当部は、受信品質に応じて、前記所定のシンボルの数を決定することを特徴とする。
このように、受信品質に応じて、前記所定のシンボルの数を決定するので、受信品質の異なる送信装置間で伝送特性を均一にすることができる。その結果、スループットの向上を図ることが可能となる。
(6)また、本発明の送信装置は、前記所定のシンボルの数に応じて、符号化率を決定することを特徴とする。
このように、前記所定のシンボルの数に応じて、符号化率を決定するので、前記複数のレイヤに割り当てられる信号の検出がしやすくなり、誤り率が低下することを回避することが可能となる。
(7)また、本発明の送信装置において、前記第1のレイヤは、誤り率特性が最も良好なレイヤであることを特徴とする。
このように、前記第1のレイヤは、誤り率特性が最も良好なレイヤであるので、受信装置間で受信品質の不均一を回避することが可能となり、セルスループットや周波数利用効率の向上を図ることが可能となる。
(8)また、本発明の送信装置は、前記複数のシンボルをOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を構成するサブキャリアに割り当てる上記(1)または(2)記載の送信装置であって、前記レイヤ割当部は、所定のOFDMシンボルでは、前記第1の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤに割り当てると共に、他のOFDMシンボルでは、前記第1のレイヤとは異なるレイヤに割り当てることを特徴とする。
このように、所定のOFDMシンボルでは、前記第1の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤに割り当てると共に、他のOFDMシンボルでは、前記第1のレイヤとは異なるレイヤに割り当てるので、OFDMシステムにおいて、受信装置間で受信品質の不均一を回避することが可能となり、セルスループットや周波数利用効率の向上を図ることが可能となる。
(9)また、本発明の受信装置は、上記(1)記載の送信装置から複数のシンボルおよび信号点間距離が異なる複数のレイヤを用いて送信されたデータを受信する受信装置であって、前記複数のレイヤに割り当てられたデータをレイヤ毎に復調するレイヤ復調部と、前記レイヤ毎に復調された信号からデータを抽出する抽出部と、を備えることを特徴とする。
この構成により、受信品質の不均一を回避することが可能となる。
(10)また、本発明の送信方法は、複数のシンボルおよび信号点間距離が異なる複数のレイヤを用い、複数の受信装置に対してデータ伝送を行なう送信方法であって、前記複数のシンボルのうち、所定のシンボルでは、第1の受信装置に送信するデータを第1のレイヤに割り当てると共に、残りのシンボルでは、前記第1の受信装置とは異なる第2の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤに割り当てるステップと、前記第1のレイヤに割り当てられた各データを、それぞれ前記第1の受信装置および前記第2の受信装置に送信するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする。
このように、前記複数のシンボルのうち、所定のシンボルでは、第1の受信装置に送信するデータを第1のレイヤに割り当てると共に、残りのシンボルでは、前記第1の受信装置とは異なる第2の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤに割り当てるので、受信装置間で受信品質の不均一を回避することが可能となる。その結果、信号間距離が短いレイヤのみに割り当てられる受信装置がなくなり、セルスループットや周波数利用効率の向上を図ることが可能となる。
(11)また、本発明のプログラムは、複数のシンボルおよび信号点間距離が異なる複数のレイヤを用い、複数の受信装置に対してデータ伝送を行なう送信装置のプログラムであって、前記複数のシンボルのうち、所定のシンボルでは、第1の受信装置に送信するデータを第1のレイヤに割り当てると共に、残りのシンボルでは、前記第1の受信装置とは異なる第2の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤに割り当てる処理と、前記第1のレイヤに割り当てられた各データを、それぞれ前記第1の受信装置および前記第2の受信装置に送信する処理と、の一連の処理を、コンピュータに実行させることを特徴とする。
このように、前記複数のシンボルのうち、所定のシンボルでは、第1の受信装置に送信するデータを第1のレイヤに割り当てると共に、残りのシンボルでは、前記第1の受信装置とは異なる第2の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤに割り当てるので、受信装置間で受信品質の不均一を回避することが可能となる。その結果、信号間距離が短いレイヤのみに割り当てられる受信装置がなくなり、セルスループットや周波数利用効率の向上を図ることが可能となる。
(12)また、本発明の集積回路は、送信装置に実装されることにより、前記送信装置に複数の機能を発揮させる集積回路であって、複数のシンボルおよび信号点間距離が異なる複数のレイヤを用い、複数の受信装置に対してデータ伝送を行なう機能と、前記複数のシンボルのうち、所定のシンボルでは、第1の受信装置に送信するデータを第1のレイヤに割り当てると共に、残りのシンボルでは、前記第1の受信装置とは異なる第2の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤに割り当てる機能と、前記第1のレイヤに割り当てられた各データを、それぞれ前記第1の受信装置および前記第2の受信装置に送信する機能と、の一連の機能を、前記送信装置に発揮させることを特徴とする。
このように、前記複数のシンボルのうち、所定のシンボルでは、第1の受信装置に送信するデータを第1のレイヤに割り当てると共に、残りのシンボルでは、前記第1の受信装置とは異なる第2の受信装置に送信するデータを前記第1のレイヤに割り当てるので、受信装置間で受信品質の不均一を回避することが可能となる。その結果、信号間距離が短いレイヤのみに割り当てられる受信装置がなくなり、セルスループットや周波数利用効率の向上を図ることが可能となる。
本発明によれば、下り回線において、階層変調により複数の移動局装置へ送信する信号を多重する場合に、セルスループットを改善でき、周波数利用効率の向上を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る通信システムを示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る基地局装置eNB3の一例を示す概略ブロック図である。 伝送方式、変調方式、符号化率等を決定する方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る伝送方式選択部115の信号処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る変調部118−i(1≦i≦n)の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動局装置pと移動局装置qの信号が非直交アクセス方式により多重される場合のレイヤ割当の選択方法の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る第1レイヤの割当を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る第2レイヤ割当部207で行なう変調方法を示す図である。 本発明の第1の実施形態における1本の受信アンテナを有する受信装置である移動局装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る信号検出部313の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る信号検出部313の別の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るレプリカ生成部503の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る送信方法決定部109の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る変調部118−1〜118−nの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る信号検出部313の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態では、データ伝送を行なう送信装置を基地局装置(e-NodeB)とし、データを受信する受信装置を移動局装置(ユーザ装置;UE)とする伝送のダウンリンクについて説明する。また、基地局装置が送信したデータの受信については、移動局装置ではなく、中継局装置が行なっても良い。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信システムを示す概略図である。この図において、通信システムは、移動局装置UE1−1、UE1−2(以下、移動局装置UE1−1、UE1−2を合わせて移動局装置UE1、移動局装置1とも表す)および基地局装置eNB3(以下、基地局装置3とも表す)を具備する。基地局装置3は、少なくとも2以上の移動局装置1にデータ伝送を行なう場合に、データ伝送に用いる伝送方式を直交アクセス方式か非直交アクセス方式のいずれかから選択する。非直交アクセス方式によるデータ伝送を行なう場合、非直交アクセス方式を適用する移動局装置1を選択する。さらに、基地局装置3は、選択した移動局装置1に対して、移動局装置1が受信処理に必要な情報と、非直交アクセスの場合には信号分離に必要な情報を移動局装置1に通知後、データ伝送を行なう。移動局装置1は、受信した制御情報を基に、非直交アクセス方式の場合には信号分離を受信処理で行なう。同図では、移動局装置1の数を2としているが、3以上でも良く、送受信のアンテナ数も1本としても2本以上としても良い。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る基地局装置eNB3の一例を示す概略ブロック図である。同図は、本発明を説明するのに必要な最小限のブロック図としている。図2の基地局装置3は、複数の移動局装置UE1−1〜UE1−mから送信された信号をアンテナ101で受信し、受信処理部103に入力する。受信処理部103は、入力された信号をベースバンド周波数にダウンコンバートし、ダウンコンバートした信号に対してA/D変換を行なうことでディジタル信号を生成し、生成したディジタル信号からサイクリックプレフィックスを除去し、除去後の信号を参照信号分離部105へ出力する。
参照信号分離部105は、受信処理部103から入力された信号を、参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)とデータ信号や制御情報に分離する。参照信号分離部105は、分離した参照信号を受信品質測定部107へ出力する。受信品質測定部107は、参照信号分離部105から入力された参照信号により、各移動局装置UE1−1〜UE1−mとアンテナ101との間の伝搬路特性(周波数応答)を推定し、送信方法決定部109に入力する。伝搬路特性は、各移動局装置で受信品質を測定し、アップリンクの制御情報として通知されても良い。送信方法決定部109は、入力された移動局装置UE1−1〜UE1−mの伝搬路特性により、それぞれの移動局装置1にデータ伝送を行なう際に用いる伝送方式、変調方式、符号化率(符号化率と変調方式を合わせて、以下、MCS(Modulation and Coding Scheme)と呼称する)、周波数割当などを決定する。
図3は、伝送方式、変調方式、符号化率等を決定する方法の一例を示すフローチャートである。まず、伝送方式として直交アクセス方式を用いるか、非直交アクセス方式を用いるかを決定する(ステップS1)。次に、スケジューリングにより移動局装置1毎の帯域割当を決定し(ステップS2)、決定した伝送方式と帯域割当から、所定の通信品質を満たすようにMCSや送信ストリーム数、適用するプリコーディングなどを決定する(ステップS3)。ここで、伝送方式は移動局装置1毎の帯域割当と同時に決定しても良い。なお、MCSは変調方式と符号化率の組み合わせを示すことが多いが、トランスポートブロックサイズのような情報ビット数と変調方式、帯域幅から符号化率が一意に決まるため、このようなMCSの通知を使用してもよい。
また、移動局装置1毎に直交アクセス方式とするか、非直交アクセスとするかの伝送方式の決定方法の例は、図3の例に限らず移動局装置1の伝搬路特性やMCS、帯域割当などを決定し、それらの情報に基づいて行なっても良い。非直交アクセス方式によるデータ伝送を行なう場合、どの移動局装置1と非直交な多重をするかを示すペアリングを決める必要がある。ペアリングの決定方法の例としては、伝搬路特性より行なう方法などがある。例えば、伝搬路特性と帯域割当によりSINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio)を算出し、同等のSINRとなる移動局装置1をペアリングする方法や、算出したSINRがある一定値以上の差がある移動局装置1をペアリングする方法などである。ただし、ペアリングの方法は、上記に限らず、送信方法決定部109で決定したMCSにより決定することやスケジューリングの一環として決定しても良い。
図2に戻り、送信方法決定部109は、伝送方式、MCS、周波数割当などの情報を制御情報生成部111に入力する。入力された制御情報は、制御情報生成部111で制御情報フォーマットのデータに変換され、制御情報送信部113を介して、受信装置へ通知する。一方、伝送方式と帯域割当の情報は伝送方式選択部115にも入力され、MCSに含まれる符号化率の情報は符号化部117−1〜117−mに入力される。また、伝送方式とMCSに含まれる変調方式の情報は変調部(後述するレイヤ割当部を含む)118−1〜118−n(以下、変調部118−1〜118−nを合わせて変調部118とも表す)にも入力され、周波数割当の情報は周波数マッピング部119にも入力される。
符号化部117−1〜117−mは、移動局装置UE1−1〜UE1−mへ伝送するデータビットと符号化率が入力され、入力されたデータビットに対して誤り訂正符号化を施す。誤り訂正符号化の例としては、畳み込み符号やターボ符号、LDPC(Low Density Parity Check)符号などがある。誤り訂正符号化された符号ビットは、インターリーバ部121−1〜121−m(以下、インターリーバ部121−1〜121−mを合わせて、インターリーバ部121とも表す)で並び換えられ、伝送方式選択部115へ入力される。伝送方式選択部115では、移動局装置1毎のアクセス方式を、直交アクセス方式とするか、非直交アクセスとするかを示す伝送方式の情報と帯域割当の情報が送信方法決定部109より入力され、インターリーバ部121−1〜121−mで並び換えられた信号が入力される。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る伝送方式選択部115の信号処理を示すフローチャートである。まず、伝送方式選択部115は、伝送方式情報を取得する(ステップS101)。また、すべてのユーザのデータが入力される(ステップS102)。次に、伝送方式選択部115は、非直交アクセス方式による伝送が選択されているかどうかを識別する(ステップS103)。非直交アクセス方式が選択されている場合(ステップS103:Yes)、伝送方式選択部115は、同一の周波数帯域が選択されている移動局装置1の信号は(ステップS104)、同一の変調部118−i(1≦i≦n)に入力する(ステップS105)。非直交アクセス方式が選択されていない場合(ステップS103:No)、伝送方式選択部115は、直交アクセス方式が選択されている移動局装置1の信号を(ステップS106)、他の移動局装置1の信号が入力されない変調部118−s(1≦s≦n)に入力する(ステップS105)。ここで、伝送方式選択部115は、非直交アクセス方式が選択されている移動局装置1の帯域割当と同一の周波数帯域が選択されている移動局装置1が存在していない場合は、直交アクセス方式とみなす処理をしても良い。伝送方式選択部115は、上記の処理を行ない、変調部118−1〜118−nに出力する。
変調部118−1〜118−nは、伝送方式選択部115よりデータ信号が入力され、送信方法決定部109より移動局装置1毎の変調方式と伝送方式の情報が入力される。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る変調部118−i(1≦i≦n)の構成を示すブロック図である。変調部118−iに入力されたデータ信号と変調方式、伝送方式は、データ分離部201に入力される。データ分離部201は、非直交アクセス方式の場合、複数の移動局装置1へ送信する信号が含まれるため、移動局装置1毎の信号に分離し、レイヤ割当選択部203−1、203−2(以下、レイヤ割当選択部203−1、203−2を合わせて、レイヤ割当選択部203とも表す)にそれぞれ入力する。直交アクセス方式の場合には、いずれかのレイヤ割当選択部203のみに信号が入力される。
レイヤ割当選択部203−1、203−2は、1つの移動局装置1への信号を第1レイヤ割当部205と第2レイヤ割当部207に割り振り、入力する。割り振る方法としては、第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合がテーブル化もしくは定義式により予め設定されており、この設定されている割合に基づいて信号を第1レイヤ割当部205と第2レイヤ割当部207に割り振るものとする。第1レイヤと第2レイヤは、それぞれ信号点間距離の長いレイヤと信号点間距離の短いレイヤのことであり、詳細は後述する。第1レイヤと第2レイヤへの割り当てる例は、割合がそれぞれ0.5の場合の割り振る方法の例としては、奇数番目のビットを第1レイヤ割当部205に入力し、偶数番目のビットを第2レイヤ割当部207に入力する方法などがある。本実施形態では、レイヤ割当選択部203−1、203−2が入力されたビットの所定の割合を第1レイヤ割当部205に入力し、残りの信号を第2レイヤ割当部207に入力すれば良く、割り振る方法は上記に限定されない。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る移動局装置1−pと移動局装置1−qの信号が非直交アクセス方式により多重される場合のレイヤ割当の選択方法の一例を示す図である。本実施形態では、レイヤ割当選択部203−1、203−2は、入力された符号化ビットの50%を第1レイヤ割当部205へ入力し、残りの50%を第2レイヤ割当部207に入力する。なお、3ユーザ以上を多重してもよく、第1レイヤの1/3と第2レイヤの1/3を各ユーザが使用するように多重しても良い。
第1レイヤ割当部205は、非直交アクセス方式の場合、入力された2つの移動局装置1へ送信するビットの中から、いずれか一方の移動局装置1へ送信する2ビットを使用し、図7に示す第1レイヤの割当を行なう。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る第1レイヤの割当を示す図である。第1レイヤは、QPSK変調の割当となる。この時点では、直交アクセス方式でQPSK変調と同様の処理であり、変調する1番目のビットをb(k)、2番目のビットをb(k)とすると、変調信号m(k)は式(1)で表わされる。
Figure 0005916507
このQPSK変調された信号が第2レイヤ割当部207に入力される。第2レイヤ割当部207では、入力された2つの移動局装置1へ送信するビット中から、第1レイヤ割当部205で変調するのに用いられた移動局装置1と異なる移動局装置1へ送信する2ビットを使用し、変調する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る第2レイヤ割当部207で行なう変調方法を示す図である。第2レイヤ割当部207は、図8に示す信号点間距離が短い第2レイヤC1〜C4のいずれかの信号点に割り当てる。第2レイヤ割当部207では、第1レイヤ割当部205からの入力信号がC5のいずれかの信号点に配置されているため、割り当てる象限が決定される。さらに第2レイヤ割当部207で多重する2ビットにより、C1〜C4の中で第1レイヤ割当部205からの入力信号と同一の象限の中のどの信号点に割り当てるかを決定する。そのため、第2レイヤ割当部207の出力は、図8に示される通り16QAM変調信号になる。ここで、象限内における信号点配置を第2レイヤとする。第2レイヤ割当部207の出力信号m(k)は、変調する1番目のビットをb(k)、2番目のビットをb(k)とすると、式(2)で表わされる。
Figure 0005916507
ただし、sgn()は符号関数であり、()内の値が正の場合は1、負の場合は−1となる。また、m(k)はk番目の変調信号を意味し、変調シンボル数がMであるとすると、1≦k≦Mとなる。第2レイヤ割当部207より出力される変調信号は、周波数マッピング部119に入力される。
図2に戻り、周波数マッピング部119は、入力された変調信号に対し、送信方法決定部109より通知された帯域割当情報に基づいて、信号の割り当てを行なう。一方、参照信号多重部123では、参照信号が入力され、データ信号と参照信号を多重する。本例では、周波数領域で参照信号を多重する構成としたが、時間領域で参照信号を多重する構成としても良い。
参照信号が多重された信号は、IFFT部125で時間領域の信号に変換される。IFFT部125より入力された時間領域の信号は、送信処理部(送信部)127でCP(Cyclic Prefix;サイクリックプレフィックス)が挿入され、D/A(Digital/Analog;ディジタル/アナログ)変換でアナログ信号に変換された後に無線周波数にアップコンバートされる。アップコンバートされた信号は、PA(Power Amplifier)で送信電力に増幅された後にアンテナ101から送信される。
図9は、本発明の第1の実施形態における1本の受信アンテナを有する受信装置である移動局装置1の構成例を示すブロック図である。ただし、受信アンテナは複数有していても良い。受信装置では、送信装置からの信号をアンテナ301で受信し、受信処理部303においてベースバンド周波数にダウンコンバートし、A/D変換を行なうことでディジタル信号に変換し、ディジタル信号からCPを除去する。受信処理部303から出力された信号は、FFT部305で時間領域の信号から周波数領域の信号へ変換される。参照信号分離部307は、入力された周波数領域の信号から参照信号とデータ信号に分離し、参照信号は伝搬路推定部309へ、データ信号もしくは制御情報の信号は制御情報分離部311へ出力される。伝搬路推定部309は、送受信装置で既知の参照信号により、伝搬路の周波数応答を推定する。推定した伝搬路特性を信号検出部(後述するレイヤ復調部を含む)313に出力する。
一方、制御情報分離部311は、参照信号分離部307より入力された信号から、データ信号と制御情報の信号に分離し、制御情報の信号を制御情報抽出部315へ、データ信号をデマッピング部317へ入力する。制御情報抽出部315は、入力された制御情報に含まれるデータ送信に用いられた伝送方式やMCS、帯域割当の情報を抽出し、信号検出部313へ入力し、帯域割当の情報をデマッピング部317へ入力する。デマッピング部317は、帯域割当情報に基づいて、周波数領域の受信信号を抽出し、信号検出部313へ入力する。
図10は、本発明の第1の実施形態に係る信号検出部313の構成例を示すブロック図である。信号検出部313では、デマッピング部317より入力された周波数領域の受信信号と、伝搬路推定部309より推定された伝搬路特性が伝搬路補償部401に入力される。伝搬路補償部401は、入力された伝搬路特性より無線伝搬路の歪みを補償する処理を行ない、第1レイヤ復調部403に入力する。第1レイヤ復調部403は、伝搬路補償部401より受信した変調信号から、図7のQPSK変調された信号が送信されたものとして、送信装置の第1レイヤ割当部205で変調された2ビットのLLR(Log Likelihood Ratio:対数尤度比)を得る。さらに、第2レイヤ復調部405は、受信した変調信号rと第1レイヤ復調部403で検出したビットの情報が入力される。第2レイヤ復調部405では、第1レイヤ復調部403からの入力LLRより、送信されたビットを求める。変調信号sをLLRより求めた送信ビットと式(1)より求め、式(3)により信号点間距離の短いQPSK信号zを得る。
z=r−s
…(3)
zを復調することにより、第2レイヤ割当部207で変調された2ビットの情報を得る。第1レイヤ復調部403と第2レイヤ復調部405で得たLLRは、復調信号抽出部(抽出部)407に入力される。
復調信号抽出部407は、予め決められているレイヤ割当方法に基づいて、復号するLLRのみを抽出し、デインターリーバ部409へ入力する。デインターリーバ部409は、送信装置のインターリーバ部121で行なわれたデータの並び換えと逆の操作を行ない、符号化ビットの順番に並び変える。復号部411は、符号化率の情報を基に誤り訂正復号を行ない、データビットを得る。ここで、ターボ符号や畳み込み符号が用いられた場合には、Max−Log−MAP(Maximum A Posteriori)アルゴリズム等による誤り訂正復号が施され、LDPC符号が用いられた場合にはSum−Productアルゴリズム等による誤り訂正復号が施される。
本実施形態では、レイヤ割当方法が予め決められているとしたが、制御情報により通知する形にしても良い。例えば、第1のレイヤ割当方法は、送信する信号が、奇数番目の変調シンボルでは第1レイヤ割当部205による変調が施され、偶数番目の変調シンボルでは第2レイヤ割当部207による変調が施される方法である。第2のレイヤ割当方法は、送信する信号が、偶数番目の変調シンボルでは第1レイヤ割当部205による変調が施され、奇数番目の変調シンボルでは第2レイヤ割当部207による変調が施される方法である。この場合、移動局装置1は、第1、第2のレイヤ割当方法のどちらの割当かを知る必要があり、1ビットの制御情報により通知される。上記のレイヤ割当方法は一例であり、2シンボル毎に割当レイヤが変わるなどの他の割当方法としても良い。また、レイヤ割当方法の情報を制御情報として通知するのではなく、他の制御情報と関連付けて通知しても良い。例えば、レイヤ割当方法の複数のパターンが送受信装置で予め決められており、どのパターンを使用するかを変調方式の情報である変調多値数の情報を用いて通知することやアンテナポート情報により通知するとしても良い。その他の例として、符号化率や送信電力制御などの情報を用いても良い。
図11は、本発明の第1の実施形態に係る信号検出部313の別の構成例を示すブロック図である。図11では、非線形繰り返し処理により受信を行なう信号検出部313の構成例を示す。図10との違いは、ソフトキャンセラ部501−1、501−2とレプリカ生成部503、インターリーバ部505−1、505−2が追加されていることである。図10と同様の処理については、説明を省略する。インターリーバ部505−1、505−2は、復号部507−1と507−2より得られた復号後のLLRが入力され、送信装置のインターリーバ部121と同様に入力された信号を並び換え、レプリカ生成部503へ入力する。
図12は、本発明の第1の実施形態に係るレプリカ生成部503の構成例を示すブロック図である。レプリカ生成部503は、インターリーバ部505−1、505−2から入力されたLLRをレイヤ割当選択部601−1、601−2に入力する。レイヤ割当選択部601−1、601−2は、送信装置のレイヤ割当選択部203−1、203−2と同様の処理を行ない、第1レプリカ生成部603と第2レプリカ生成部605に出力する。第1レプリカ生成部603では、第1レイヤ割当部205で変調されたビットのLLRが入力され、式(4)でレプリカsrep1(k)を生成し、ソフトキャンセラ部501−2へ出力する。
Figure 0005916507
ただし、kは変調シンボルの番号であり、変調シンボル数がMであるとすると、1≦k≦Mを満たし、LLR(k)とLLR(k)は、それぞれ第1レイヤ割当部205でk番目の変調シンボルに用いられた1番目のビットと2番目のビットのLLRである。
第2レプリカ生成部605では、第1レプリカ生成部603の出力と第2レイヤ割当部207で変調されたビットのLLRが入力され、式(5)によりレプリカsrep2(k)を生成し、ソフトキャンセラ部501−1へ出力する。
Figure 0005916507
ただし、Re[]は実部の値を返す関数であり、Im[]は虚部の値を返す関数であり、LLR(k)とLLR(k)は、第2レイヤ割当部207でk番目の変調シンボルに用いられたビットのLLRである。
図11に戻り、ソフトキャンセラ部501−1では、第2レイヤ割当部207による変調がユーザ間干渉(IUI:Inter User Interference)となるため、ユーザ間干渉を除去する。ここで、フィードバックが完全な場合には、ソフトキャンセラ部501−1の出力は図7の信号点に伝搬路特性が乗算された信号となる。ソフトキャンセラ部501−2では、第1レイヤ割当部205による変調がユーザ間干渉となるため、ユーザ間干渉を除去する。ただし、ソフトキャンセラ部501−1と501−2は、レプリカ生成部503より入力がない繰り返し1回目は何も減算しない。
第1レイヤ復調部403は、図10と同様の処理を行ない、第2レイヤ復調部405は式(3)を行なわずに、図10と同様の復調処理を行なう。復調信号抽出部407は、図10と同様の処理を行なった後、受信信号に多重されている全信号をそれぞれデインターリーバ部509−1、509−2に入力する。デインターリーバ部509−1、509−2は、送信装置のインターリーバ部121で行なわれたデータの並び換えと逆の操作を行ない、符号化ビットの順番に並び変えた後に、それぞれ復号部507−1、507−2に入力する。復号部507−1、507−2は、受信信号に多重されている全信号の符号化率の情報が通知されているものとして、符号化率の情報を基に誤り訂正復号を行ない、データビットを得る。
本実施形態では、階層変調するレイヤ数を2としたが、レイヤ数を3以上としても良い。また、階層変調による多重を行なうユーザ数も3以上としても良い。さらに、本実施形態では、特定の移動局装置1へ送信する信号を変調シンボル単位で第1レイヤに割り当てるか、第2レイヤに割り当るかを切り替えたが、OFDMシンボル単位で切り替えても良い。具体的には、特定の移動局装置1へ送信する信号をL番目のOFDMシンボルでは第1レイヤに割り当て、(L+1)番目のOFDMシンボルでは第2レイヤに割り当てるなどである。ただし、割り当てるレイヤの切り替えは1OFDMシンボル単位である必要はなく、2以上のOFDMシンボル単位としても良い。また、マルチキャリアであるOFDMで階層変調による多重を行なう例について説明したが、シングルキャリアであるDFT−S−OFDMやClustered DFT−S−OFDMに適用しても良い。
以上の様に、下りリンクにおける非直交アクセスとして階層変調を用いる場合に、多重する移動局装置1の所定の割合の信号を第1レイヤに割り当て、残りの信号を第2レイヤに割り当てることにより、移動局装置1の間で非直交アクセスによる受信品質の不均一を生じさせることがなくなる。その結果、第2レイヤのみに割り当てられる移動局装置1が存在しなくなり、セルスループットや周波数利用効率の向上を実現できる。
[第2の実施形態]
前実施形態では、各レイヤに割り当てる信号の割合を固定にしていたが、本実施形態では割合を制御する。本実施形態における送信装置と受信装置の構成は、前記第1の実施形態と同様であり、それぞれ図2、9となる。ただし、送信装置の送信方法決定部109、変調部118−1〜118−nの処理が異なる。その他の処理は同様のため、説明を省略する。
送信方法決定部109は、入力された移動局装置UE1−1〜UE1−mの伝搬路特性により、それぞれの移動局装置1にデータ伝送を行なう際に用いる伝送方式、MCS、周波数割当などを決定する。伝送方式は、直交アクセス方式か非直交アクセス方式を用いるかの情報に加え、非直交アクセス方式による伝送を行なう移動局装置1−pへ伝送する信号を第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合XL1(p)、XL2(p)を決定する。非直交アクセス方式による多重を行なう移動局装置1−p、移動局装置1−qがペアリングされた場合、第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合は式(6)〜(9)を満たすように決定される。
L1(p)+XL2(p)=1
…(6)
L1(q)+XL2(q)=1
…(7)
L1(p)+XL1(q)=1
…(8)
L2(p)+XL2(q)=1
…(9)

第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合XL1(p)、XL2(p)の決定方法は、移動局装置1の伝搬路特性やMCS、帯域割当などに基づいて行なわれるものとする。その他の例として、初送送信であるか、再送送信であるかを示すNDI(New Data Indicator)などに基づいて決定しても良い。伝搬路特性と帯域割当情報によりXL1(p)、XL2(p)を決定する方法の一例は、伝搬路特性と帯域割当によりSINRを算出し、SINRが高い移動局装置1が第1レイヤへ割り当てる割合が高くなるようにするなどである。この例では、移動局装置1−pが移動局装置1−qより算出したSINRが高い場合、XL1(p)>XL1(q)、XL2(p)<XL2(q)となるようにする。具体的な例は、XL1(p)=0.8、XL1(q)=0.2とするなどである。ただし、伝搬路特性により各レイヤの割合が決定されればよく、本実施形態はこの値の例に限られない。
図13は、本発明の第2の実施形態に係る送信方法決定部109の処理の一例を示すフローチャートである。送信方法決定部109は、入力された伝搬路情報を基に直交アクセス方式か非直交アクセス方式を決定し(ステップS201)、スケジューリングにより周波数割当を決定する(ステップS202)。次に、送信方法決定部109は、決定した方式が非直交アクセス方式かどうかを判断する(ステップS203)。非直交アクセス方式である場合(ステップS203:Yes)、送信方法決定部109は、非直交アクセス方式と決定した複数のユーザの伝搬路特性により、式(6)〜(9)を満たす各レイヤへ割り当てる信号の割合を決定する(ステップS204)。その後、送信方法決定部109は、送信ストリーム数やプリコーディング、MCSを決定する(ステップS205)。一方、非直交アクセス方式でない場合(ステップS203:No)、送信方法決定部109は、ステップS205の処理を行なう。
図14は、本発明の第2の実施形態に係る変調部118−1〜118−nの構成例を示すブロック図である。データ分離部201は、前実施形態と同様処理を行ない、非直交アクセス方式の場合には、それぞれの移動局装置1の符号化ビットをレイヤ割当選択部701−1、701−2に入力する。レイヤ割当選択部701−1、701−2は、送信方法決定部109より第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合の情報が入力される。レイヤ割当選択部701−1に、移動局装置1−pの符号化ビットが入力される場合、XL1(p)とXL2(p)が入力され、この割合に基づいて、第1レイヤ割当部205と第2レイヤ割当部207に出力する符号化ビットを入力する。レイヤ割当選択部701−2も同様に、移動局装置1−qの符号化ビットが入力される場合、XL1(q)とXL2(q)が入力され、この割合に基づいて、第1レイヤ割当部205と第2レイヤ割当部207に出力する符号化ビットを入力する。以降の処理は、前実施形態と同様である。
図15は、本発明の第2の実施形態に係る信号検出部313の構成例を示すブロック図である。本実施形態に係る受信装置は、図9と同様であるが、信号検出部313の処理が異なる。伝搬路補償部401、第1レイヤ復調部403、第2レイヤ復調部405の処理は、前実施形態と同様である。復調信号抽出部801は、第1レイヤ復調部403、第2レイヤ復調部405よりLLRが入力され、制御情報抽出部315より第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合の情報が入力される。復調信号抽出部801は、レイヤの割当の割合と予め決められているレイヤ割当方法に基づいて、復号するLLRのみを抽出し、デインターリーバ部409へ入力する。以降の処理は、前実施形態と同様である。
本実施形態では、階層変調するレイヤ数を2としたが、レイヤ数を3以上としても良い。また、階層変調による多重を行なうユーザ数も3以上としても良い。さらに、本実施形態では、特定の移動局装置1へ送信する信号を変調シンボル単位で第1レイヤに割り当てるか、第2レイヤに割り当るかを切り替えたが、OFDMシンボル単位で切り替えても良い。具体的には、特定の移動局装置1へ送信する信号をL番目のOFDMシンボルでは第1レイヤに割り当て、(L+1)番目のOFDMシンボルでは第2レイヤに割り当てるなどである。ただし、割り当てるレイヤの切り替えは1OFDMシンボル単位である必要はなく、2以上のOFDMシンボル単位としても良い。また、マルチキャリアであるOFDMで階層変調による多重を行なう例について説明したが、シングルキャリアであるDFT−S−OFDMやClustered DFT−S−OFDMに適用しても良い。
以上の様に、下りリンクにおける非直交アクセスとして階層変調を用いる場合に、多重する移動局装置1の信号の第1レイヤに割り当てる割合と、第2レイヤに割り当てる割合を制御することにより、第2レイヤのみに割り当てられる移動局装置1が存在しなくなり、セルスループットや周波数利用効率の向上を実現できる。
[第2の実施形態の変形例]
第2の実施形態における変形例を説明する。第2の実施形態では、第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合の情報が制御情報として通知されることを前提としていたが、本変形例では、制御情報として通知されない場合について説明する。本変形例における送信装置と受信装置の構成は、前記第1、2の実施形態と同様であり、それぞれ図2、9となる。ただし、送信装置の送信方法決定部109のみが第2の実施形態と異なる。
送信方法決定部109は、入力された移動局装置UE1−1〜UE1−mの伝搬路特性により、それぞれの移動局装置1にデータ伝送を行なう際に用いる伝送方式、MCS、周波数割当などを決定する。伝送方式は、直交アクセス方式か非直交アクセス方式を用いるかの情報に加え、非直交アクセス方式による伝送を行なう移動局装置1−pへの信号を第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合XL1(p)、XL2(p)を決定する。第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合は、MCSの情報と関連付けて決定される。符号化率rにより決定する一例は、以下のテーブルを用いる方法である。
Figure 0005916507
ただし、上記は一例であり、符号化率によりレイヤ割当の割合が決定されれば、上記の値でなくても良い。
変調方式の情報(変調多値数)を用いて、第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合を決定しても良い。この場合は、非直交アクセス方式を図8の変調方法とすると、制御情報として、変調多値数を通知する必要がなくなるため、この情報を第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合の通知に用いる。変調多値数を用いる一例は、以下のテーブルを用いる方法である。
Figure 0005916507
ただし、上記は一例であり、変調多値数によりレイヤ割当の割合が決定されれば、上記の値でなくても良い。
受信装置は、図9と同様であるが、信号検出部313の処理が異なる。信号検出部313の構成例は、第2の実施形態の図15になる。伝搬路補償部401、第1レイヤ復調部403、第2レイヤ復調部405の処理は、前実施形態と同様である。復調信号抽出部801は、第1レイヤ復調部403、第2レイヤ復調部405よりLLRが入力され、制御情報抽出部315よりMCSの情報が入力される。復調信号抽出部801は、送受信間で既知のMCSとレイヤの割当の割合の関連付けより、レイヤの割当の割合を算出する。さらに、復調信号抽出部801は、レイヤの割当の割合と予め決められているレイヤ割当方法に基づいて、復号するLLRのみを抽出し、デインターリーバ部409へ入力する。以降の処理は、前実施形態と同様である。
また、第2の実施形態の変形例に係る送信方法決定部109の処理は、第2の実施形態の図13と比較して、ステップS204の各レイヤに割り当てる信号の割合が符号化率や変調方式と関連付けられて決定される以外の処理は同様である。
第2の実施形態の変形例では、階層変調するレイヤ数を2としたが、レイヤ数を3以上としても良い。また、階層変調による多重を行なうユーザ数も3以上としても良い。さらに、第2の実施形態の変形例では、特定の移動局装置1へ送信する信号を変調シンボル単位で第1レイヤに割り当てるか、第2レイヤに割り当るかを切り替えたが、OFDMシンボル単位で切り替えても良い。具体的には、特定の移動局装置1へ送信する信号をL番目のOFDMシンボルでは第1レイヤに割り当て、(L+1)番目のOFDMシンボルでは第2レイヤに割り当てるなどである。ただし、割り当てるレイヤの切り替えは1OFDMシンボル単位である必要はなく、2以上のOFDMシンボル単位としても良い。また、マルチキャリアであるOFDMで階層変調による多重を行なう例について説明したが、シングルキャリアであるDFT−S−OFDMやClustered DFT−S−OFDMに適用しても良い。
以上の様に、下りリンクにおける非直交アクセスとして階層変調を用いる場合に、制御情報による通知を行なうことなく、多重する移動局装置1の信号の第1レイヤに割り当てる割合と、第2レイヤに割り当てる割合を制御することにより、第2レイヤのみに割り当てられる移動局装置1が存在しなくなり、セルスループットや周波数利用効率の向上を実現できる。
[第3の実施形態]
本実施形態における送信装置と受信装置の構成は、前記第1の実施形態と同様であり、それぞれ図2、9となる。ただし、送信装置の送信方法決定部109が異なる。その他の処理は同様のため、説明を省略する。
送信方法決定部109は、入力された移動局装置UE1−1〜UE1−mの伝搬路特性により、それぞれの移動局装置1にデータ伝送を行なう際に用いる伝送方式、MCS、周波数割当などを決定する。伝送方式は、直交アクセス方式か非直交アクセス方式を用いるかの情報に加え、非直交アクセス方式による伝送を行なう移動局装置1−pへの信号を第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合XL1(p)、XL2(p)を決定する。非直交アクセス方式による多重を行なう移動局装置1−p、移動局装置1−qがペアリングされた場合、第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合は式(6)〜(9)を満たすように決定される。
第1レイヤと第2レイヤへ割り当てる割合XL1(p)、XL2(p)の決定方法は、第2の実施形態と同様の処理により決められる。本実施形態では、送信方法決定部109は、XL1(p)、XL2(p)を決定した際に、MCSに含まれる符号化率の情報を決定する。第1レイヤの割合が低い移動局装置1では、誤り率が生じやすくなることから、低い符号化率を適用する。例えば、表1の関係を使用して決定する。以降の処理は、前実施形態と同様である。
また、第3の実施形態に係る送信方法決定部109の処理は、第2の実施形態の図13と比較して、ステップS205のMCSの決定方法以外の処理は同様である。
第3の実施形態では、階層変調するレイヤ数を2としたが、レイヤ数を3以上としても良い。また、階層変調による多重を行なうユーザ数も3以上としても良い。さらに、第3の実施形態では、特定の移動局装置1へ送信する信号を変調シンボル単位で第1レイヤに割り当てるか、第2レイヤに割り当るかを切り替えたが、OFDMシンボル単位で切り替えても良い。具体的には、特定の移動局装置1へ送信する信号をL番目のOFDMシンボルでは第1レイヤに割り当て、(L+1)番目のOFDMシンボルでは第2レイヤに割り当てるなどである。ただし、割り当てるレイヤの切り替えは1OFDMシンボル単位である必要はなく、2以上のOFDMシンボル単位としても良い。また、マルチキャリアであるOFDMで階層変調による多重を行なう例について説明したが、シングルキャリアであるDFT−S−OFDMやClustered DFT−S−OFDMに適用しても良い。
以上の様に、下りリンクにおける非直交アクセスとして階層変調を用いる場合に、多重する移動局装置1の信号の第1レイヤに割り当てる割合と、第2レイヤに割り当てる割合により符号化率を決定することで、第2レイヤに割り当てる割合が高い移動局装置1の誤りが多くなることを回避することができ、セルスループットや周波数利用効率の向上を実現できる。
本発明に関わる移動局装置1および基地局装置3で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。
また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれる。
また、上述した実施形態における移動局装置1および基地局装置3の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。移動局装置1および基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
1、UE1、UE1−1、UE1−2、1−p、1−q 移動局装置
3、eNB3 基地局装置
101 アンテナ
103 受信処理部
105 参照信号分離部
107 受信品質測定部
109 送信方法決定部
111 制御情報生成部
113 制御情報送信部
115 伝送方式選択部
117、117−1〜117−m 符号化部
118、118−1〜118−n 変調部
119 周波数マッピング部
121、121−1〜121−m インターリーバ部
123 参照信号多重部
125 IFFT部
127 送信処理部
201 データ分離部
203、203−1、203−2 レイヤ割当選択部
205 第1レイヤ割当部
207 第2レイヤ割当部
301 アンテナ
303 受信処理部
305 FFT部
307 参照信号分離部
309 伝搬路推定部
311 制御情報分離部
313 信号検出部
315 制御情報抽出部
317 デマッピング部
401 伝搬路補償部
403 第1レイヤ復調部
405 第2レイヤ復調部
407 復調信号抽出部
409 デインターリーバ部
411 復号部
501−1、501−2 ソフトキャンセラ部
503 レプリカ生成部
505−1、505−2 インターリーバ部
507−1、5−7−2 復号部
509−1、509−2 デインターリーバ部
601−1、601−2 レイヤ割当選択部
603 第1レプリカ生成部
605 第2レプリカ生成部
701−1、701−2 レイヤ割当選択部
801 復調信号抽出部

Claims (4)

  1. 信号点間距離が異なる複数のレイヤから構成される変調シンボルを用い、複数の受信装置に対して複数の変調シンボルを伝送する送信装置であって、
    前記変調シンボルは、第1の受信装置宛てのデータ信号と第2の受信装置宛てのデータ信号を信号点間距離が異なる複数のレイヤに割り当てることで生成するレイヤ割当部と、
    複数の前記変調シンボルを前記第1の受信装置および前記第2の受信装置に送信する送信部と、を備え
    前記レイヤ割当部は、前記第1の受信装置宛てに送信する複数の前記変調シンボルの一部では前記第1の受信装置に送信するデータを第1のレイヤに割り当てると共に、第2の受信装置に送信するデータを第2のレイヤに割り当てる第1の構成とし、前記第1の受信装置宛てに送信する複数の前記変調シンボルの別の一部では前記第1の構成と異なる第2の構成で変調シンボルを生成することを特徴とする送信装置。
  2. 前記レイヤ割当部は、予め設定されるテーブルまたは定義式に基づいて前記第1の構成の前記変調シンボル数を決定することを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  3. 前記レイヤ割当部は、受信品質に応じて、前記第1の構成の前記変調シンボル数を決定することを特徴とする請求項1の送信装置。
  4. 請求項1記載の送信装置から送信された複数の変調シンボルを受信する受信装置であって、
    前記変調シンボルは、自局宛てのデータ信号と他の受信装置宛てのデータ信号とを信号点間距離が異なる複数のレイヤに割り当てることで構成され、前記複数のレイヤに割り当てられた前記データ信号をレイヤ毎に復調するレイヤ復調部と、
    前記レイヤ毎に復調された前記データ信号から自局宛てのデータ信号を抽出する抽出部と、を備えることを特徴とする受信装置
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