JP2014187472A - 基地局装置、端末装置、通信システム、送信方法、受信方法及び通信方法 - Google Patents

基地局装置、端末装置、通信システム、送信方法、受信方法及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
複数の端末装置宛の信号が空間多重される場合であっても干渉抑圧性能を低下させない、基地局装置、端末装置、通信システム、送信方法、受信方法及び通信方法を提供すること。
【解決手段】
複数の端末装置に空間多重した信号を送信する基地局装置であって、前記複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化を行う符号化部を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、基地局装置、端末装置、通信システム、送信方法、受信方法及び通信方法に関する。
例えば端末装置を空間多重して周波数利用効率を向上させるマルチユーザMIMO(Multiple Input Multiple Output)技術は、LTE(Long Term Evolution)や無線LAN(Local Area Network)等の通信システムで採用されている。
将来、より一層の周波数利用効率の向上を実現するためには、基地局装置で高度な送信処理を行う必要がある。高度な干渉抑圧送信を行うためには、高精度なチャネル情報が必要となる。この場合、端末装置は基地局装置に高精度なチャネル情報をフィードバックすることになり、フィードバック情報量が増大してしまう。この結果、スループットが低下してしまう。
フィードバック情報量が増大しないように、送信側で干渉抑圧を行わずに、受信側で干渉抑圧を行う技術が開示されている(非特許文献1)。非特許文献1には、基地局装置は端末装置に対し、他の端末装置の情報を通知し、その端末装置は自分宛の信号と共に他端末装置宛の信号も復調し、干渉抑圧を行う技術が記載されている。
他端末装置宛の信号を復調するためには、他端末装置宛の信号が自端末装置の受信品質に合っている必要がある。例えば、他端末装置宛の信号の変調方式、符号化率が自端末装置で復調できるビットレートである必要がある。しかしながら、非特許文献1にはこのような記載はない。このように、自端末装置が他端末装置宛の信号を復調できなければ、干渉抑圧性能は向上しないという問題がある。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の端末装置宛の信号が空間多重される場合であっても干渉抑圧性能を低下させない、基地局装置、端末装置、通信システム、送信方法、受信方法及び通信方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明に係る基地局装置、端末装置、通信システム、送信方法、受信方法及び通信方法の構成は、次の通りである。
本発明の基地局装置は、複数の端末装置に空間多重した信号を送信する基地局装置であって、前記複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化を行う符号化部を備えることを特徴とする。
また、本発明の基地局装置において、前記複数の端末装置宛の送信ビットのうち、少なくとも1つの端末装置宛の送信ビット数は、他の端末装置宛の送信ビット数とは異なることを特徴とする。
また、本発明の基地局装置において、前記送信ビットに冗長ビットであるCRCを付加するCRC付加部をさらに備え、前記CRC付加部は、前記複数の端末装置宛の送信ビット毎にCRCを付加することを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化された符号化ビットにより生成された信号を受信し、前記受信した信号に対して伝搬路補償を行う信号検出部と、前記信号検出部の出力を復調して第1の符号化ビット対数尤度比を求める復調部と、前記第1の符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号を行って自端末装置宛の送信ビットを求める復号部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の端末装置において、前記復号部は、前記複数の端末装置宛の送信ビットの誤り検出を行うことを特徴とする。
また、本発明の端末装置において、前記復号部は復号後の符号化ビット対数尤度比である第2の符号化ビット対数尤度比を求め、前記信号検出部は、前記第2の符号化ビット対数尤度比を用いて、干渉抑圧を行った後、伝搬路補償を行うことを特徴とする。
また、本発明の通信システムは、前記複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化を行う符号化部を備える基地局装置と、複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化された符号化ビットにより生成された信号を受信し、前記受信した信号に対して伝搬路補償を行う信号検出部と、前記信号検出部の出力を復調して第1の符号化ビット対数尤度比を求める復調部と、前記第1の符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号を行って自端末装置宛の送信ビットを求める復号部と、を備える端末装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の送信方法は、複数の端末装置に空間多重した信号を送信する基地局装置における送信方法であって、前記複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化を行う符号化ステップを有することを特徴とする。
また、本発明の受信方法は、複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化された符号化ビットにより生成された信号を受信し、前記受信した信号に対して伝搬路補償を行う信号検出ステップと、前記信号検出ステップで得られた信号を復調して第1の符号化ビット対数尤度比を求める復調ステップと、前記第1の符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号を行って自端末装置宛の送信ビットを求める復号ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明の通信方法は、前記複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化を行う符号化ステップを有する送信方法と、複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化された符号化ビットにより生成された信号を受信し、前記受信した信号に対して伝搬路補償を行う信号検出ステップと、前記信号検出ステップで得られた信号を復調して第1の符号化ビット対数尤度比を求める復調ステップと、前記第1の符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号を行って自端末装置宛の送信ビットを求める復号ステップと、を有する受信方法と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、基地局装置は、複数の端末装置宛の信号をまとめて誤り訂正符号化し、各端末装置に送信するようにした。このため、自端末装置宛と他端末装置宛に同じ信号が送信される。従って、干渉抑圧を行うことができ、伝送特性を向上させることができる。
第1の実施形態に係る基地局装置の構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係るCRC付加の説明図である。 第1の実施形態に係る端末装置の構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係る基地局装置における処理のフローチャートである。 第1の実施形態に係る端末装置における処理のフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態における通信システムは、基地局装置(送信装置、セル、送信点、送信アンテナ群、送信アンテナポート群、コンポーネントキャリア、eNodeB)および複数の端末(端末装置、移動端末、受信点、受信端末、受信装置、受信アンテナ群、受信アンテナポート群、UE)を備える。
図1は、本実施形態に係る基地局装置の構成を示す概略図である。基地局装置は、CRC(巡回冗長検査;Cyclic Redundancy Check)付加部(CRC付加ステップ)101−1〜101−S、符号化部(符号化ステップ)102−1〜102−S、スクランブル部(スクランブルステップ)103−1〜103−S、変調部(変調ステップ)104−1〜104−S、レイヤマッピング部(レイヤマッピングステップ)105、プレコーディング部(プレコーディングステップ)106、参照信号生成部(参照信号生成ステップ)107、リソースマッピング部(リソースマッピングステップ)108−1〜108−T、OFDM(直交周波数分割多重;Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号生成部(OFDM信号生成ステップ)109−1〜109−T、無線部(無線ステップ)110−1〜110−T、送信アンテナ111−1〜111−Tを備える。
なお、上記基地局装置の一部あるいは全部をチップ化して集積回路となる場合、各機能ブロックに対して制御を行うチップ制御回路を有する。また、基地局装置を構成する各部位が、機能を発揮するために必要なその他のパラメータが物理層(Physical Layer)よりも上位の階層から通知される。また、Sは1以上の整数である。
CRC付加部101−1〜101−Sは送信ビットに対して誤り検出のためのCRCを付加する。送信ビットは、例えば、通話に伴う音声信号、撮影した画像を表す静止画像又は動画像信号、文字メッセージ等である。また、送信ビットは複数の端末装置宛のデータを含んでいる。なお、各々の端末装置に送信する送信ビットは異なっているものとする。
符号化部102−1〜102−Sは、CRC付加後の送信ビットに対して誤り訂正符号化を行ない、符号化ビット(コードワードともいう)を生成する。誤り訂正符号化方式は、ターボ符号化(Turbo Coding)、畳み込み符号化(Convolutional Coding)、低密度パリティ検査符号化(Low Density Parity Check coding;LDPC)等である。ここで、複数の端末装置宛の送信ビットが同じ誤り訂正符号化される。
符号化部102−1〜102−Sは、誤り訂正符号化したデータ系列の符号化率(coding rate)をデータ伝送率に対応する符号化率に合わせるために、符号化ビット系列に対してレートマッチング処理を行ってもよい。また、符号化部102−1〜102−Sは、符号化ビット系列を並び替えてインターリーブする機能を有してもよい。
スクランブル部103−1〜103−Sは、コードワードに対して、セルIDに基づいたスクランブルを行う。
スクランブルされたコードワードは、変調部104−1〜104−Sで変調シンボルにマッピングされる。変調部104−1〜104−Sが行う変調方式は、例えば、BPSK(Binary Phase Shift Keying;2相位相変調)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying;4相位相変調)、M−QAM(M−Quadrature Amplitude Modulation;M値直交振幅変調、例えば、M=16、64、256、1024、4096)などである。尚、変調部104−1〜104−Sは、生成した変調シンボルを並び替えてインターリーブする機能を有してもよい。
変調シンボルは、レイヤマッピング部105において、空間多重のためにレイヤマッピングされる。例えば、LTE−A(LTE−Advanced)では最大で8レイヤまでサポートされており、1つのコードワードは最大で4レイヤにマッピングされる。
レイヤマッピング部105の出力は、プレコーディング部106でプレコーディングされ、各送信アンテナポートの信号が生成される。なお、一部の参照信号、例えばDM−RS(復調用参照信号:DeModulation Reference Signal)は、復調するデータ信号と同じプレコーディングされてもよい。
参照信号生成部107は、参照信号を生成して、プレコーディングが必要な参照信号をプレコーディング部106に出力し、プレコーディングをしない参照信号をリソースマッピング部108−1〜108−Tに出力する。リソースマッピング部108−1〜108−Tは、プレコーディング部106の出力や参照信号などを割り当てられたリソースにマッピングする。リソースとは、時間と周波数で定義される割り当て単位であり、例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、1OFDMシンボルと12サブキャリアで定義されるリソースブロックがある。また、リソースブロックは端末配置の最小単位である。また、Tは送信アンテナ数を表す。
リソースマッピング部108−1〜108−Tの出力は、OFDM信号生成部109−1〜109−Tで、IFFT(逆高速フーリエ変換;Inverse Fast Fourier Transform)、サイクリックプレフィックス(CP;Cyclic Prefix)の挿入が行われ、無線部110−1〜110−Tで、デジタル・アナログ変換、フィルタリング、周波数変換等が行われ、送信アンテナ111−1〜111−Tから送信される。
上記のように本実施形態の基地局装置は、複数の端末装置宛の送信ビットに対して同じ誤り訂正符号化を行う。このようにすることで、複数の端末装置宛の信号は、同じ変調方式、符号化率となる。従って、他端末装置宛の信号であっても、自端末装置宛の信号と同じ受信品質(例えば、信号対雑音電力比(SNR;Signal to Noise Power Ratio))となるため、端末装置で干渉抑圧を行うことができる。
また、CRC付加部101−1〜101−Sで付加するCRCを端末装置宛の送信ビット毎に付加することもできる。図2は基地局装置が2つの端末装置にデータ伝送を行う場合のCRC付加の一例である。2つの端末装置を、端末装置A、端末装置Bとする。CRC−Aは端末装置A宛の送信ビットに対するCRCを表し、CRC−Bは端末装置B宛の送信ビットに対するCRCを表す。CRC−A、CRC−Bを付加したビット系列は、符号化部102−1〜102−Sに出力されるが、インターリーブした後に符号化部102−1〜102−Sに出力することもできる。また、2つの端末装置に限らず、任意の複数の端末装置宛の送信ビットに対して誤り訂正符号化することもできる。
また、各端末装置宛の送信ビット数は異なっていてもよい。また、基地局装置は各端末装置に、送信した送信ビットのうち、各端末装置の所望のビットを示す情報を通知する。これにより、各端末装置に対して適したビット数で送信することができるため、システムのスループットを向上させることができる。
図3は本実施形態における端末装置の構成を示す概略図である。端末装置は、受信アンテナ301−1〜301−R、無線部(無線ステップ)302−1〜302−R、CP除去部(CP除去ステップ)303−1〜303−R、FFT部(FFTステップ)304−1〜304−R、復調情報検出部(復調情報検出ステップ)305、信号検出部(信号検出ステップ)306、復調部(復調ステップ)307、デスクランブル部(デスクランブルステップ)308、復号部(復号ステップ)309を備える。なお、上記端末装置の一部あるいは全部をチップ化して集積回路となる場合、各機能ブロックに対して制御を行うチップ制御回路を有する。
受信アンテナ301−1〜301−Rで受信する受信波は、無線部302−1〜302−Rで、周波数変換、フィルタリング、アナログ・デジタル変換等が行われ、CP除去部303−1〜303−Rでサイクリックプレフィックスを除去し、FFT部304−1〜304−Rで時間周波数変換し、受信信号として出力される。受信信号は、復調情報検出部305、信号検出部306に入力される。
復調情報検出部305はMCS(変調符号化方式;Modulation and Coding Scheme)やランク数など復調に必要な情報である復調情報を検出する。また、受信した参照信号から、信号検出に必要なチャネル推定値を求める。なお、復調情報は、図示していないが、復調部307や復号部309にも通知される。
信号検出部306は、復調情報検出部305から得られるチャネル推定値や復号部309から得られる符号化ビット対数尤度比(LLR;Log Likelihood Ratio)を用いて、伝搬路補償を行う。なお、1度も誤り訂正復号が行われていない場合は、符号化ビット対数尤度比が得られないので、符号化ビット対数尤度比を用いずに伝搬路補償を行う。その後、復調部307で復調を行って符号化ビットの尤度情報である符号化ビット対数尤度比を求める。復調後の符号化ビット対数尤度比を第1の符号化ビット対数尤度比とも呼ぶ。
デスクランブル部308は、第1の符号化ビット対数尤度比に対し、基地局装置で行われたスクランブルの逆操作を行う。復号部309は、デスクランブル後の第1の符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号を行う。誤り訂正復号結果に対して誤り検出を行ない、誤りが検出されなければ、誤り訂正復号により得られる自端末装置宛の送信ビットを出力する。誤りが検出された場合は、誤り訂正によって尤度が更新された符号化ビット対数尤度比を信号検出部306に出力する。復号後の符号化ビット対数尤度比を第2の符号化ビット対数尤度比とも呼ぶ。
なお、基地局装置で、各端末装置宛の信号毎にCRCを付加した場合、誤りがあるかないかの判断は、自端末装置宛のみのCRCで行うことができるため、効率的に誤り検出が可能となる。また、自端末装置宛の信号に誤りが検出され、誤りが検出されなかった他端末装置宛の信号があった場合、誤りが検出されなかった他端末装置宛に対する第2の符号化ビット対数尤度比は、復号後のビット対数尤度比をそのまま用いる必要はなく、絶対値が大きい値(つまり、信頼度が非常に高い値)を用いればよい。
基地局装置から空間多重信号が送信された場合、信号検出部306は、第2の符号化ビット対数尤度比があれば、第2の符号化ビット対数尤度比を用いて干渉抑圧を行った後、伝搬路補償を行う。復調部307以降の処理は上記と同様である。
端末装置の処理の詳細を数式を用いて説明する。次式(1)はあるサブキャリアにおけるR次元受信信号yを表す。
ただし、HはR行T列のチャネル行列、xはT次元送信信号ベクトル、nはR次元雑音ベクトルである。Hの第r、t要素(H)rtは第t送信アンテナと第r受信アンテナとの間の伝搬路である。なお、1≦t≦T、1≦r≦Rである。
1度も復号が行われていない場合で、信号検出部306で線形検出を行う場合は、例えば、次式(2)のような重みを用いてMIMO分離を行う。
なお、上付きのHは複素共役転置行列を表し、重みWの下付きの0は復号した回数を表す。また、σ は平均雑音電力、IはR行R列の単位行列を表す。
復号が行われた場合は、干渉キャンセラによる信号検出が可能となる。なお、ここでは並列型干渉キャンセラ(PIC;Parallel Interference Canceller)のみ説明するが、逐次型干渉キャンセラ(SIC;Successive Interference Canceller)を行う場合やその他の干渉キャンセラを行う場合も本発明に含まれる。また、ここで説明する干渉キャンセラは一例であり、対数尤度比を用いてストリーム間干渉を抑圧するものであれば本発明に含まれる。
干渉キャンセラの動作の一例を説明する。式(3)のように受信信号のレプリカを生成し、式(4)のように受信信号から受信信号のレプリカを減算する。
なお、x^はi回目の復号によって得られる符号化ビット対数尤度比から得られる変調シンボルのレプリカである。また、H^はHのチャネル推定値を表す。x^の第k要素をx^i,kとすると、例えばQPSKの場合、式(5)のように変調シンボルのレプリカを求めることができる。
ただし、b、bはxi,kを構成しているビットとする。また、λ()はビット対数尤度比を表す。また、tanhは双曲線正接関数である。
レプリカ除去後の信号yから次式(6)のように信号検出後の変調シンボルを求める。
はHの第k列ベクトルである。またΛはレプリカ除去残差を対角要素に持つ対角行列であり、Λの第k対角要素はE[|xi,k]−|x^i,kである。なおE[]は期待値を表す。
全てのkについてzi,kが求まったら、復調部307で符号化ビット対数尤度比が求められる。
信号検出部306で干渉キャンセルを行う場合を説明したが、最尤検出を行うこともできる。最尤検出の場合は次式(9)のように符号化ビット対数尤度比を求めることができる。
ただし、bt,qは第t送信アンテナから送信された変調シンボルの第qビットを表す。またxはb=[b1,1,…,bt,q,…,bT,Q]で定める送信信号候補を表す。なお、Qは変調シンボルのコンスタレーション数である。βはbのうちbt,q=1となる集合を表しており、β=[b1,1,…,bt,q=1,…,bT,Q]である。βはbのうちbt,q=0となる集合を表しており、β=[b1,1,…,bt,q=0,…,bT,Q]である。なお、最尤検出の場合、符号化ビット対数尤度比が求まるので、復調の必要はない。
なお、最尤検出ではなく、送信信号候補を削減した低演算量型の最尤検出を用いることもできる。
図4は、本実施形態における基地局装置の処理を示すフローチャートである。まず、送信ビットにCRC付加部101−1〜101−SがCRCを付加する(ステップS401)。ステップS402では、符号化部102−1〜102−Sで誤り訂正符号化し、符号化ビットが得られる。ステップS403では、スクランブル部103−1〜103−Sが符号化ビットに対してスクランブルする。ステップS404では、変調部104−1〜104−Sがスクランブルされた符号化ビットを変調シンボルにマッピングする。ステップS405では、レイヤマッピング部105が変調シンボルを各レイヤに割り当てる。ステップS406では、プレコーディング部106がプレコーディングを行い、各送信アンテナの信号を生成する。ステップS407では、リソースマッピング部108−1〜108−Tが、プレコーディング後の信号を各リソースに割り当てる。ステップS408では、OFMD信号生成部109−1〜109−TがOFDM信号を生成する。
図5は、本実施形態における端末装置の処理を示すフローチャートである。ステップS501は、周波数領域の受信信号に対し、信号検出部306がステップS503で得られる第2の符号化ビット対数尤度比を用いてストリーム間干渉キャンセル処理を行なう。なお、符号化ビット対数尤度比が得られていない場合は、符号化ビット対数尤度比を用いずに信号検出を行う。ステップS502では、復調部307がステップS501の結果に対して復調処理を行なって第1の符号化ビット対数尤度比を求める。ステップS503では、第1の符号化ビット対数尤度比に対して符号化部308が誤り訂正復号を行う。ステップS504では、復号結果に誤りが検出されたか、または、規定回数の復号処理を行ったかを判断し、復号結果に誤りがない、または、規定回数の処理を行った場合は復号により得られた送信ビットを出力して処理を終了する。復号結果に誤りが検出され、かつ、規定回数の復号を行なっていない場合は、第2の符号化ビット対数尤度比を出力し、ステップS501に戻る。
このように上記実施形態では、複数の端末装置宛の信号をまとめて誤り訂正符号化し、各端末装置に送信するようにした。このため、各端末装置は、各端末装置宛の信号を個別に誤り訂正符号化した場合と比べて符号化利得を得ることができ、伝送特性を向上することができる。また、MCS、ランク数などの制御情報は、各端末装置で同じであるので、制御情報は各端末装置で共有することができる。
なお、本発明に係る基地局装置及び移動局装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれる。また、上述した実施形態における移動局装置および基地局装置の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。受信装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。各機能ブロックを集積回路化した場合に、それらを制御する集積回路制御部が付加される。
また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の端末装置は、移動局装置への適用に限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などに適用出来ることは言うまでもない。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明は、基地局装置、端末装置、通信システム、送信方法、受信方法及び通信方法等に用いて好適である。
101−1〜101−S CRC付加部
102−1〜102−S 符号化部
103−1〜103−S スクランブル部
104−1〜104−S 変調部
105 レイヤマッピング部
106 プレコーディング部
107 参照信号生成部
108−1〜108−T リソースマッピング部
109−1〜109−T OFDM信号生成部
110−1〜110−T、302−1〜302−R 無線部
111−1〜111−T 送信アンテナ
301−1〜301−R 受信アンテナ
303−1〜303−R CP除去部
304−1〜304−R FFT部
305 復調情報検出部
306 信号検出部
307 復調部
308 デスクランブル部
309 復号部

Claims (10)

  1. 複数の端末装置に空間多重した信号を送信する基地局装置であって、
    前記複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化を行う符号化部を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記複数の端末装置宛の送信ビットのうち、少なくとも1つの端末装置宛の送信ビット数は、他の端末装置宛の送信ビット数とは異なることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記送信ビットに冗長ビットであるCRCを付加するCRC付加部をさらに備え、
    前記CRC付加部は、前記複数の端末装置宛の送信ビット毎にCRCを付加することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  4. 複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化された符号化ビットにより生成された信号を受信し、
    前記受信した信号に対して伝搬路補償を行う信号検出部と、
    前記信号検出部の出力を復調して第1の符号化ビット対数尤度比を求める復調部と、
    前記第1の符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号を行って自端末装置宛の送信ビットを求める復号部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  5. 前記復号部は、前記複数の端末装置宛の送信ビットの誤り検出を行うことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  6. 前記復号部は復号後の符号化ビット対数尤度比である第2の符号化ビット対数尤度比を求め、
    前記信号検出部は、前記第2の符号化ビット対数尤度比を用いて、干渉抑圧を行った後、伝搬路補償を行うこと
    を特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  7. 前記複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化を行う符号化部を備える基地局装置と、
    複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化された符号化ビットにより生成された信号を受信し、
    前記受信した信号に対して伝搬路補償を行う信号検出部と、
    前記信号検出部の出力を復調して第1の符号化ビット対数尤度比を求める復調部と、
    前記第1の符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号を行って自端末装置宛の送信ビットを求める復号部と、
    を備える端末装置と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  8. 複数の端末装置に空間多重した信号を送信する基地局装置における送信方法であって、
    前記複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化を行う符号化ステップを有することを特徴とする送信方法。
  9. 複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化された符号化ビットにより生成された信号を受信し、
    前記受信した信号に対して伝搬路補償を行う信号検出ステップと、
    前記信号検出ステップで得られた信号を復調して第1の符号化ビット対数尤度比を求める復調ステップと、
    前記第1の符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号を行って自端末装置宛の送信ビットを求める復号ステップと、
    を有することを特徴とする受信方法。
  10. 前記複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化を行う符号化ステップを有する送信方法と、
    複数の端末装置宛の送信ビットをまとめて誤り訂正符号化された符号化ビットにより生成された信号を受信し、
    前記受信した信号に対して伝搬路補償を行う信号検出ステップと、
    前記信号検出ステップで得られた信号を復調して第1の符号化ビット対数尤度比を求める復調ステップと、
    前記第1の符号化ビット対数尤度比に対して誤り訂正復号を行って自端末装置宛の送信ビットを求める復号ステップと、
    を有する受信方法と、
    を有することを特徴とする通信方法。
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