JP2014135529A - 基地局装置、通信システム、送信方法及び通信方法 - Google Patents

基地局装置、通信システム、送信方法及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 セル間干渉を抑えつつ、周波数利用効率を向上させることを可能とする基地局装置、通信システム、送信方法及び通信方法を提供すること。
【解決手段】 基地局装置と少なくとも1つの端末装置とが複数のリソースを用いて通信を行う通信エリアが複数存在し、前記複数の通信エリアが隣接または重複し合う通信システムにおける1つの通信エリアにおける基地局である第1の基地局装置であって、前記複数のリソースのうち同じリソースに割り当てられている前記端末装置に対する前記複数の基地局装置における送信重みを算出し、該送信重みは、複数のサブキャリアで同じ重みとする。
【選択図】図3

Description

本発明は、基地局装置、通信システム、送信方法及び通信方法に関する。
携帯電話などの無線通信システムにおいて、都市及びその周辺地域には、複数の端末に無線通信サービスを提供するためのセル(通信サービスエリア)を構成する基地局装置が配置されている。特に、無線通信システムでは、複数の基地局装置が配置されたセルラー構成を成し、通信エリアの拡張が図られている。
近年における通信システムの高速化やトラフィックの増大に伴い、システム全体としてのスループットを一層向上することが要求されている。スループットを向上する方法として、マクロセル基地局が構成するマクロセルの範囲の一部又は全部と、マクロセル基地局より送信電力が小さい小電力基地局(ピコセル基地局、フェムトセル基地局等)のセルの範囲とを重複するように、複数の基地局装置を配置させ、各端末を各基地局装置に分散(負荷分散)させる異種ネットワーク(ヘテロジーニアス・ネットワーク)を構築する技術が提案されている(非特許文献1)。
R1−094224、3GPP TSG−RAN WG1 #58bis Miyazaki、Japan、12−16 October 2009
移動通信システムの多元接続方式の一つとしてOFDMA(Orthognal Frequency Division Multiple Access)があり、3GPP(3rd Generation Partner Project)のLTE(Long Term Evolution)、WiMAX(Worldwide Linteroperability for Microwave Access)などに採用されている。OFDMAでは、所定の周波数帯域や時間区間から構成される領域(リソース)を割り当て単位として、端末のデータが割り当てられる。このとき、各端末は周波数毎に受信品質が異なる。基地局はスケジューリングと呼ばれる処理を用いて、各端末に受信品質の良いリソースを割当てる。このようにすることで、スループットを向上させることができる。
しかしながら、複数のセルが存在するマルチセル環境では、異なるセル間でリソース割り当てが重複するため、セル間干渉が生じる場合がある。特にヘテロジーニアス・ネットワークにおける小電力基地局に接続している端末の場合、マクロセル基地局から受けるセル間干渉が大きくなるという問題がある。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、セル間干渉を抑えつつ、周波数利用効率を向上させることを可能とする基地局装置、通信システム、送信方法及び通信方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明に係る基地局装置、通信システム、送信方法及び通信方法の構成は、次の通りである。
本発明の第1の基地局装置は、基地局装置と少なくとも1つの端末装置とが複数のリソースを用いて通信を行う通信エリアが複数存在し、前記複数の通信エリアが隣接または重複し合う通信システムにおける1つの通信エリアにおける基地局である第1の基地局装置であって、前記複数のリソースのうち同じリソースに割り当てられている前記端末装置に対する前記複数の基地局装置における送信重みを算出し、該送信重みは、複数のサブキャリアで同じ重みであることを特徴とする。
また、本発明の第1の基地局装置において、前記送信重みは参照信号が配置されたサブキャリアのチャネル推定値から求めることを特徴とする。
また、本発明の第1の基地局装置において、前記複数の基地局装置のうち、少なくとも1つの基地局装置は、他の基地局装置とは参照信号の配置が異なることを特徴とする。
また、本発明の第1の基地局装置において、前記送信重みは、前記複数のサブキャリアのうち1つのサブキャリアのチャネル推定値から求めることを特徴とする。
また、本発明の第1の基地局装置において、前記複数の基地局装置のうち、少なくとも1つの基地局装置に対しては、他の基地局装置とは異なるサブキャリアのチャネル推定値を用いて前記送信重みを求めることを特徴とする。
また、本発明の第1の基地局装置において、前記送信重みは、参照信号が配置されたサブキャリアのチャネル推定値の平均値から求めることを特徴とする。
また、本発明の第1の基地局装置において、前記複数のサブキャリアはユーザ割り当て単位と同じであることを特徴とする。
また、本発明の第1の基地局装置において、前記複数のサブキャリアはリソースブロック単位と同じであることを特徴とする。
また、本発明の通信システムは、基地局装置と少なくとも1つの端末装置とが複数のリソースを用いて通信を行う通信エリアが複数存在し、前記複数の通信エリアが隣接または重複し合う通信システムであって、前記複数の基地局装置のうち少なくとも1つは、前記複数のリソースのうち同じリソースに割り当てられている前記端末装置に対する前記複数の基地局装置における送信重みを算出し、該送信重みは、複数のサブキャリアで同じ重みであることを特徴とする。
また、本発明の通信システムにおいて、前記端末装置は、前記複数の基地局装置との間のチャネル推定値を求め、該チャネル推定値は少なくとも1つの前記基地局装置に対しては他の基地局装置とは異なるサブキャリアのチャネル推定値を含んでおり、前記チャネル推定値を自身が属する通信エリアの基地局装置に通知し、
前記基地局装置は、前記端末装置から通知された前記チャネル推定値を用いて前記送信重みを求めること、を特徴とする。
また、本発明の送信方法は、基地局装置と少なくとも1つの端末装置とが複数のリソースを用いて通信を行う通信エリアが複数存在し、前記複数の通信エリアが隣接または重複し合う通信システムにおける1つの通信エリアにおける基地局である第1の基地局装置における送信方法であって、前記複数のリソースのうち同じリソースに割り当てられている前記端末装置に対する前記複数の基地局装置における送信重みを算出し、該送信重みは、複数のサブキャリアで同じ重みであることを特徴とする。
また、本発明の通信方法は、基地局装置と少なくとも1つの端末装置とが複数のリソースを用いて通信を行う通信エリアが複数存在し、前記複数の通信エリアが隣接または重複し合う通信システムにおける通信方法であって、前記複数の基地局装置のうち少なくとも1つは、前記複数のリソースのうち同じリソースに割り当てられている前記端末装置に対する前記複数の基地局装置における送信重みを算出し、該送信重みは、複数のサブキャリアで同じ重みであることを特徴とする。
本発明によれば、複数の基地局間で協調してセル間干渉を抑圧する場合において、複数のサブキャリアで同じ重みを用いることで、セル間干渉を抑圧しつつ、周波数利用効率を向上させることができる。
第1の実施形態に係る通信システムの構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係る通信システムの基地局装置及び端末装置間の処理を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る基地局装置の構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係る端末装置の構成を示す概略図である。 第2の実施形態に係る参照信号の配置例を示す図である。 第5の実施形態に係る参照信号の配置例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態における通信システムは、基地局(送信装置、セル、送信点、送信アンテナ群、送信アンテナポート群、コンポーネントキャリア、eNodeB)および端末(端末装置、移動端末、受信点、受信端末、受信装置、受信アンテナ群、受信アンテナポート群、UE)を備える。
図1は本実施形態における通信システムの構成を示す概略図である。本実施形態における通信システムは、複数の基地局装置100−1、100−2、端末装置101、102を備えている。
基地局装置100−1(マクロセル基地局、第1の基地局ともいう)のカバレッジ100−1a(マクロセル)と、基地局装置100−1よりも送信電力が小さい小電力基地局(ピコセル基地局、フェムトセル基地局、スモールセル基地局、第2の基地局ともいう)である基地局装置100−2のカバレッジ100−2a(ピコセル、フェムトセル、スモールセル等)とが重複するように各基地局が配置されている。カバレッジとは、基地局装置が移動局装置と接続可能な範囲(通信エリア)をいう。なお、以下では、マクロセル基地局と小電力基地局でマルチセルを構成している例を説明するが、本発明はこれに限らず、マクロセル基地局のみでマルチセルを構成しても良いし、小電力基地局のみでマルチセルを構成しても良い。
なお、図1には1つの小電力基地局(基地局装置100−2)のみ記載しているが、本発明はこれに限らず、基地局装置100−1のカバレッジ内に複数の小電力基地局が配置される場合も本発明に含まれる。また、図1には小電力基地局に1つの端末装置のみ記載しているが、本発明はこれに限らず、複数の端末が小電力基地局に接続する場合も本発明に含まれる。
なお、小電力基地局が複数ある場合、小電力基地局毎に送信電力が異なっていても良い。また、マクロセル基地局と小電力基地局は送信電力での区別のみならず、既にサービスインしている方式をサポートする後方互換性のあるセルと、新しく定義される後方互換性のないセルとで区別しても良い。
また、小電力基地局間でサービスする方式(通信システムのバージョン、オプション等)が異なっていてもよい。
また、本発明は、マルチセル環境であれば適用することができ、セル数、基地局の数、端末の数、セルの種類(例えば、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、スモールセル等)、基地局の種類等は本実施形態に限定されない。また、図1には、スモールセルがマクロセル内に完全にオーバーラップしているが、部分的にオーバーラップしてもよいし、オーバーラップしていなくても良い。
本実施形態では、複数の基地局で協調してセル間干渉を抑圧する例を示す。
図2は、本実施形態に係る通信システムの基地局装置が送信重み係数及び/又は受信重み係数を算出し、データ伝送を行う動作例を示すシーケンス図である。
基地局装置(基地局装置100−1及び100−2)は、それぞれ所定の時間間隔で定期的に同期信号や参照信号を端末装置200−1に対して送信する(ステップs201、s202)。端末装置101は、通信可能で待ち受けている状態(アイドル状態)にある。
なお、同期信号は、複数の種類が存在する場合もあり、例えば、LTE(Long Term Evolution)では、プライマリ同期チャネル(プライマリSCH:Primary Synchronization Channel)とセカンダリ同期チャネル(セカンダリSCH:Secondary Synchronization Channel)の2種類がある。端末装置101は、プライマリSCHでセクタIDを検出し、セカンダリSCHでセルIDを検出し各セルを判断する。
端末装置101は、電源投入された後、同期信号を用いて通信に利用可能なセル(セルID)を検出する処理(セルサーチ)を開始する(ステップs203)。
端末装置101は、検出したセルIDに基づき選択した基地局装置(この例の場合、基地局装置100−1)に接続要求する(ステップs204)。接続要求を受けた基地局装置100−1は端末装置101との接続完了する(ACK信号を送信する)。
また、基地局装置100−1は、自身の現在の通信量(自己のセル内で接続する他の端末装置との総通信量)や、端末装置101の周辺基地局からの受信電力などを考慮して、接続基地局を決定する(ステップs205)。この場合では、接続基地局を基地局100−2に決定するものとする。
基地局装置100−1は基地局装置100−2に協調通信要求を行ない(ステップs206)、また、基地局装置100−1は端末装置101に接続基地局を通知する(ステップs207)。
端末装置101は基地局装置100−2に対して接続要求を行う(ステップs208)。また、端末装置101は基地局装置100−2に対してチャネル状態を表すCQI(チャネル品質情報:Channel Quality Indicator)を通知する(ステップs209)。チャネル状態には、変調符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)、MIMO(Multiple Input Multiple Output)のランク数を決定するための情報、基地局装置100−2を含む周辺基地局装置と端末装置101との間のチャネル推定値を含む。基地局装置100−2は、端末装置から通知されたCQIに基づいて、スケジューリング、MCS(変調符号化方式:Modulation and Coding Scheme)やMIMOのランク数などを決定する(ステップs210)。また、基地局装置100−2は、端末装置101と基地局装置100−2との間のチャネル情報を基地局装置100−1に通知し(ステップs211)、基地局間でチャネルを共有する。
基地局装置100−1は、前記チャネル情報を用いて基地局装置100−1、100−2で用いるセル間干渉を抑圧する送信重みを算出し、基地局装置100−1は基地局装置100−2に送信重みを通知する(ステップs212)。また、必要であれば端末装置101で用いる受信重みを求め、端末装置101に受信重みを通知する(ステップs213)。
基地局装置100−2は通知された送信重みを用いてプレコーディングを行い(ステップs214)、端末装置101宛のデータ信号を送信する(ステップs215)。基地局装置100−1は求めた送信重みを用いてセル間干渉を抑圧しながら、信号を送信する(ステップs216)。
図3は、本実施形態における基地局装置100−1の構成を示す概略ブロック図である。基地局装置100−1は上位レイヤ301、符号化部302−1〜302−S、スクランブル部303−1〜303−S、変調部304−1〜304−S、レイヤマッピング部305、重み生成部306、プレコーディング部307、参照信号生成部308、リソースマッピング部309−1〜309−T、OFDM信号生成部310−1〜310−T、送信部311−1〜311−T、送信アンテナ312−1〜312−T、受信アンテナ313−1〜313−R、受信部314−1〜314−R、報告情報検出部315を備える。なお、図中に出てくるS、T、Rはそれぞれ、ストリーム数、送信アンテナ数、受信アンテナ数を表す。なお、上記基地局装置100−1の一部あるいは全部をチップ化して集積回路となる場合、各機能ブロックに対して制御を行うチップ制御回路を有する。
上位レイヤ301は、OSI参照モデルで定義された通信機能の階層のうち、物理層(Physical Layer)よりも上位の機能の階層、例えば、MAC(媒体アクセス制御:Media Access Control)、データリンク層、ネットワーク層等である。また、上位レイヤ301は、基地局装置100−1を構成する各部位が、機能を発揮するために必要なその他のパラメータも通知する。
符号化部302−1〜302−Sは、上位レイヤ301から入力された情報データに対して、誤り訂正符号化を行ない、符号化ビット(コードワードともいう)を生成する。また、情報データは、例えば、通話に伴う音声信号、撮影した画像を表す静止画像又は動画像信号、文字メッセージ等である。符号化部302−1〜302−Sが誤り訂正符号化を行う際に用いる符号化方式は、例えば、ターボ符号化(Turbo Coding)、畳み込み符号化(Convolutional Coding)、低密度パリティ検査符号化(Low Density Parity Check coding;LDPC)等である。
なお、符号化部302−1〜302−Sは、誤り訂正符号化したデータ系列の符号化率(coding rate)をデータ伝送率に対応する符号化率に合わせるために、符号化ビット系列に対してレートマッチング処理を行ってもよい。また、符号化部302−1〜302−Sは、誤り訂正符号化したデータ系列を並び替えてインターリーブする機能を有してもよい。
スクランブル部303−1〜303−Sは、符号化部302−1〜302−Sから入力されるコードワードに対して、それぞれセルIDに基づいたスクランブルを行う。
スクランブルされたコードワードは、変調部304−1〜304−Sにおいて、変調シンボルにマッピングされる。変調部304−1〜304−Sが行う変調処理は、例えば、BPSK(Binary Phase Shift Keying;2相位相変調)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying;4相位相変調)、M−QAM(M−Quadrature Amplitude Modulation;M値直交振幅変調、例えば、M=16、64、256、1024、4096)などである。尚、変調部304−1〜304−Sは、生成した変調シンボルを並び替えてインターリーブする機能を有してもよい。
変調シンボルは、レイヤマッピング部305において、空間多重のためにレイヤマッピングされる。例えば、LTE−A(LTE−Advanced)では最大で8レイヤまでサポートされており、1つのコードワードは最大で4レイヤにマッピングされる。
レイヤマッピング部305の出力は、プレコーディング部307で、重み生成部306で生成されるセル間干渉を抑圧する送信重みを用いてプレコーディングされ、各送信アンテナポートの信号が生成される。なお、一部の参照信号、例えばDM−RS(復調用参照信号:DeModulation Reference Signal)は、復調するデータ信号と同じプレコーディングされてもよい。
参照信号生成部308は参照信号を生成して、プレコーディングが必要な参照信号をプレコーディング部307に、プレコーディングしない参照信号をリソースマッピング部309−1〜309−Tに出力する。リソースマッピング部309−1〜309−Tは、プレコーディング部307の出力や参照信号などを割り当てられたリソースにマッピングする。リソースとは、時間と周波数で定義される割り当て単位であり、例えば、3GPPでは、1OFDMシンボルと1サブキャリアで定義されるリソースエレメントと、14OFDMシンボルと12サブキャリアで定義されるリソースブロックなどがある。また、リソースブロックはユーザ配置の最小単位である。
リソースマッピング部309−1〜309−Tの出力は、OFDM(直交周波数分割多重:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号生成部310−1〜310−Tで、IFFT(逆高速フーリエ変換:Inverse Fast Fourier Transform)、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)の挿入が行われ、送信部311−1〜311−Tでデジタル・アナログ変換、フィルタリング、周波数変換等が行われ、送信アンテナ312−1〜312−Tから送信される。
基地局装置100−1は、信号を受信する機能も有する。受信アンテナ313−1〜313−Rは、端末101からの信号を受信し、受信部313−1〜313−Rで、周波数変換、フィルタリング、アナログ・デジタル変換等を行う。報告情報検出部315は、端末からフィードバックされたCQIなどスケジューリングやランク数、MCS決定に必要な情報や、送受信重み生成に用いるチャネル情報を求める。
なお、基地局装置100−2は、プレコーディングに基地局装置100−1から通知された送信重みを用いることが基地局装置100−1と異なる。従って、基地局装置100−2の説明は省略する。なお、基地局装置100−2で送受信重みを生成することも可能である。例えば、協調する全ての基地局装置でチャネル情報を共有し、各々の基地局で送受信重みを求めればよい。
図4は端末装置101の構成を示す概略ブロック図である。端末装置101は、受信アンテナ401−1〜401−R、受信部402−1〜402−R、CP除去部403−1〜403−R、FFT(高速フーリエ変換:Fast Fourier Transform)部404−1〜404−R、チャネル推定部405、信号検出部406、復調部407−1〜407−S、デスクランブル部408−1〜408−S、復号部409−1〜409−S、上位レイヤ410、参照信号生成部411、上りリンク信号生成部412、送信部413−1〜413−T、送信アンテナ414−1〜414−Tを備える。また、端末装置101の一部あるいは全部をチップ化して集積回路となる場合、各機能ブロックに対して制御を行うチップ制御回路(図示せず)を有する。なお、Rは受信アンテナ数を表す。また、送信アンテナ数はTとしており、基地局装置100−1と同じ本数としているが、本発明はこれに限らず、端末装置と基地局装置のアンテナ本数は異なって良い。
端末装置101は、基地局装置100−1からの信号を受信する場合と、基地局装置100−2からの信号を受信する場合がある。端末装置101は、受信アンテナ401−1〜401−Rで信号を受信し、受信部402−1〜402−Rで周波数変換、フィルタリング、アナログ・デジタル変換等を行う。受信部402−1〜402−Rの出力は、CP除去部403−1〜403−Rでサイクリックプレフィックスの除去が行われ、FFT部404−1〜404−Rで時間周波数変換が行われる。チャネル推定部405は、DM−RSを用いてチャネル推定値を求める。DM−RSがプレコーディングされている場合は、プレコーディングを含んだチャネル推定値が求まる。信号検出部406は、基地局装置100−1から通知された受信重みを用いてセル間干渉抑圧を行う。なお、当該受信重みは、基地局装置100−2が通知することもできる。この場合、基地局装置100−1はバックホール回線を用いて当該受信重みを基地局装置100−2に通知する。そして、チャネル推定値と受信重みを用いてMIMO分離が行われる。なお、送信重みのみでセル間干渉抑圧を行う場合は、受信重みでセル間干渉抑圧は行われない。信号検出部406の出力は、復調部407−1〜407−Sで復調処理を行なってビット対数尤度比(LLR:Log Likelihood Ratio)に変換される。デスクランブル部408−1〜408−Sは基地局装置で行われたスクランブルを解き、コードワードのビット対数尤度比を求める。復号部409−1〜409−Sはコードワードのビット対数尤度比に対して誤り訂正復号を行い、自己宛に送信された情報データを求め、上位レイヤ410に出力する。
端末装置101は信号を送信する機能も有する。参照信号生成部411は、上りリンク用の参照信号を生成する。上りリンク信号生成部412は、上位レイヤから得られる情報データや上りリンク信号を生成するためのパラメータ等や、参照信号生成部411から得られる参照信号から上りリンク信号を生成する。上りリンク信号はSC−FDMAシンボルやOFDMAシンボルで構成された信号である。上りリンク信号生成部412の出力は、送信部413−1〜413−Tでデジタル・アナログ変換、フィルタリング、周波数変換等が行われ、送信アンテナ414−1〜414−Tから送信される。
次に、図3の重み生成部306における送受信重みの算出方法を説明する。本実施形態は、OFDMAでの通信を想定している。OFDMAではサブキャリア毎に送受信重みを求めることが好適であるが、サブキャリア数の多い通信システムでは、サブキャリア毎に送受信重みを求めると、演算量と、重みを端末装置に通知する情報量が増加する。そこで、本実施形態では、サブキャリア毎に重みを求めるのではなく、複数のサブキャリア(Nsub個のサブキャリア)で1つの重みを求める。例えば、第1サブキャリアから第4サブキャリアに対して、各々のサブキャリアで同じ重みを用いてプレコーディングを行う。リソースブロック毎に一つの重みを求める場合、Nsubはリソースブロックのサブキャリア数12となる。
第p端末装置におけるNsub個のサブキャリアのうち第kサブキャリアの受信信号R(k)を次式(1)のように表す。
なお、Hpq(k)は第kサブキャリアにおける第q基地局と第p端末装置との間のR行T列のチャネル行列である。またVはNsub個のサブキャリアで共通の送信重みを表すT行S列の行列、S(k)は第p端末装置宛の第kサブキャリアの次元Sの送信信号ベクトル、n(k)は第p端末装置における第kサブキャリアの次元Rの雑音ベクトルを表す。また、NTxは基地局数を表す。
まず、ゼロフォーシング(ZF:Zero−Forcing)基準のセル間干渉抑圧重みの求め方を説明する。ここでは、送信重みと受信重みを規定回数繰り返し求め、最終的に得られたものを送受信重みとする場合を説明する。式(2)、(4)は、第n繰り返しにおけるNsubサブキャリアのセル間干渉の和を表す。なお、nは自然数である。
式(3)は式(2)を固有値分解したものである。D(n−1)は固有値を対角要素に持つR行R列の対角行列であり、C(n−1)は、固有値に対応する固有ベクトルを列ベクトルに持つR行R列のユニタリ行列である。第n繰り返しの受信重みU (n)は、小さい方からストリーム数個の固有値に対応する固有ベクトルとする。つまり、C(n−1)の一部がU (n)となり、R行S列の行列となる。ここで求めた第p端末装置におけるNsub個のサブキャリアで共通の受信重みU (n)を用いて式(4)を求める。式(5)は式(4)を固有値分解したものである。Drnは固有値を対角要素に持つT行T列の対角行列であり、Crnは、固有値に対応する固有ベクトルを列ベクトルに持つT行T列のユニタリ行列である。第n繰り返しの第q基地局装置におけるNsub個のサブキャリアで共通の送信重みV (n)は、小さい方からストリーム数個の固有値に対応する固有ベクトルとする。つまり、Cr(n)の一部がV (n)となり、T行S列の行列となる。このように、規定回数になるまで、送信重みと受信重みを交互に求めていき、最終的に得られた送受信重みをセル間干渉に用いる。なお、V (0)は受信重みがわからないため、任意に求めることができる。ただし、V (0)によって、同じ回数を繰り返した場合の送受信重みの性能が変わるので、良い重み、例えば、自セル内のSNRが最大となるもの等を用いることが好適である。
次にMMSE(Minimum Mean Square Error:最小平均2乗誤差)基準のセル間干渉抑圧重みの求め方を説明する。これは、Nsub個のサブキャリア全体のSINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)を最大にするような重みである。第p端末装置における第n繰り返しの所望信号電力と干渉雑音電力を次式(6)、(7)に示す。
従ってSINRは式(8)のようになる。
式(8)のSINRを最大とするU (n)は次式(9)の大きい方からストリーム数個の固有値に対応する固有ベクトルとなる。これは、ZF基準の場合と同様に、式(10)に示す固有値分解を行なって求めることができる。
同様に、次のようにV (n)を求めることができる。第q基地局装置における第n繰り返しの所望信号電力と干渉雑音電力はそれぞれ式(11)、(12)のようになる。
(n)の場合と同様にSINRを最大とするV (n)は、次式(13)の大きい方からストリーム数個の固有値に対応する固有ベクトルとして求めることができる。これも式(14)のように式(13)を固有値分解して求めることができる。
規定回数になるまで、送信重みと受信重みを交互に求めていき、最終的に得られた送受信重みをセル間干渉に用いる。
上記の2つの重みは、送信重みと受信重みの両方でセル間干渉を抑圧する重みである。次に、送信重みのみでセル間干渉を抑圧する場合を説明する。この重みも、複数のサブキャリア全体のセル間干渉を抑圧するように重みを求める。なお、求めるのは送信重みだけであるので、繰り返して重みを求める必要はない。次式(15)、(16)はそれぞれ所望信号電力、干渉雑音電力である。
従って、送信重みは次式(17)の大きい方からストリーム数個の固有値に対応する固有ベクトルで求めることができる。これも、上述の送受信重みの場合と同様に、式(17)を式(18)のように固有値分解して求めることができる。
このように本実施形態では、送信重み及び/又は受信重みを用いてセル間干渉を抑圧するようにした。また、基地局装置は、複数サブキャリアで共通の重みを用いることで、演算量を低減できる。また、基地局装置は、重みを端末装置に通知する場合、重み通知に必要な情報量も削減することができる。従って、周波数利用効率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態は、複数のサブキャリアの全てのチャネルを用いて送受信重みを求めていた。本実施形態では、複数サブキャリア内の一部のサブキャリアのチャネルを用いて送受信重みを求める場合を説明する。
端末装置が基地局装置にチャネル情報をフィードバックする場合、端末装置でチャネル推定を行う必要がある。復調用の重みを求める場合、復調用参照信号を用いてチャネル推定する必要がある。復調用参照信号は、全てのサブキャリアに配置されていない場合がある。図5は、DM−RSの周波数配置例を示す。右上にハッチングしたリソースにDM−RSが配置されている。全てのサブキャリアにおけるチャネル情報をフィードバックするには、DM−RSが配置されているリソースのチャネル推定値を補間して、DM−RSが配置されていないサブキャリアのチャネル推定値を求めればよい。
しかしながら、全てのサブキャリアのチャネル推定値をフィードバックすると、精度の高い重みを求めることができるが、フィードバック情報量が増加する。従って、本実施形態では、参照信号の配置に基づいて、チャネルフィードバックを行う。このようにすると、フィードバック情報量を削減できるのみならず、重み通知情報量も削減することができる。本実施形態では、参照信号が配置されたサブキャリアのチャネル推定値をフィードバックする。この場合の送受信重みは、全サブキャリアではなく一部のサブキャリアについて求めるように式(2)、(4)を次式(19)、(20)のように変更することで、第1の実施形態と同様に求めることができる。
なお、Grefは参照信号が配置されたサブキャリアを表す。また、同様の変更を式(6)、(7)、(11)、(12)、(15)、(16)に行うことでMMSE型等の送受信重みを求めることができる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、参照信号が配置されたサブキャリアのチャネル推定値から1つを選択し、このチャネル推定値をフィードバックする。フィードバックするサブキャリアとしては、参照信号が配置されたいずれかのサブキャリアを選択することができる。また、真ん中のサブキャリアを選択すれば、周波数選択性による影響が、端のサブキャリアよりも抑えられるため好適である。Nsubの中の1つのサブキャリアをkとすると、式(2)、(4)を次式(21)、(22)のように変更することで、第1の実施形態と同様に求めることができる。
なお、同様の変更を式(6)、(7)、(11)、(12)、(15)、(16)に行うことでMMSE型等の送受信重みを求めることができる。
このように、本実施形態では、1サブキャリアにおけるチャネル推定値から求めた重みをNsub個のサブキャリアで共通の重みとした。このため、重み計算に係る演算量や、チャネルフィードバックや重み通知に係る情報量を低減することができる。なお、本実施形態では、各基地局装置で選択するサブキャリアを同じとして説明したが、本発明はこれに限らず、基地局装置毎に任意のサブキャリアを選択してもよい。例えば、Nsub個のサブキャリアの中で最大電力となるチャネル推定値を選択することもできる。これは、最大のセル間干渉にヌルを形成することや、自セルの最大ゲインにビームを向けることができる。
(第4の実施形態)
本実施形態は、参照信号が配置されたサブキャリアのチャネル推定値を平均し、このチャネル推定値の平均値をフィードバックする。チャネル推定値の平均値をH^pqとし、式(2)、(4)を次式(23)、(24)のように変更することで、第1の実施形態と同様に求めることができる。
なお、同様の変更を式(6)、(7)、(11)、(12)、(15)、(16)に行うことでMMSE型等の送受信重みを求めることができる。
このように、本実施形態では、複数サブキャリアにおけるチャネル推定値の平均値から求めた重みをNsub個のサブキャリアで共通の重みとした。このため、重み計算に係る演算量や、チャネルフィードバックや重み通知に係る情報量を低減することができる。
(第5の実施形態)
第2から第4の実施形態では、各基地局装置が参照信号を同じ位置(サブキャリア)に配置する場合の例であった。本実施形態では、各基地局装置で異なる位置に参照信号がある場合について説明する。
各基地局装置からのチャネル推定値を精度よく求めるためには、参照信号のセル間干渉を回避もしくは低減する必要がある。図6は、参照信号配置の例を示す図である。仮に、2つの基地局装置(基地局装置1と基地局装置2)があるとする。図6に示すように、基地局装置1が参照信号を配置するサブキャリアでは基地局装置2ではキャリアホール(送信電力が0または送信電力が小さいサブキャリア)とし、基地局装置2が参照信号を配置するサブキャリアでは基地局装置1ではキャリアホールとすれば参照信号のセル間干渉を回避することができる。ただし、基地局装置毎に参照信号の位置は異なってしまう。なお、各基地局装置で、同じ参照信号配置の場合、参照信号を時間方向にコード多重(Code Division Multiplexing;CDM)すれば、セル間干渉を抑圧することができる。なお、図6は、各基地局装置で参照信号の配置が異なる例であるが、本発明はこれに限らない。例えば、一部の参照信号は各基地局装置で同じ配置とし、残りの参照信号は各基地局装置で異なる配置とすることも可能である。また、各基地局装置で、Nsubに配置される参照信号数が異なっていても良い。
参照信号が配置されたサブキャリアのチャネル推定値から送受信重みを求める場合について説明する。ZF基準の場合は、式(2)、(4)を次式(25)、(26)のように変更することで可能となる。
なお、Gref は第q基地局装置の参照信号配置を表す。つまり、基地局装置毎の参照信号配置からセル間干渉を求めている。また、同様の変更を式(6)、(7)、(11)、(12)、(15)、(16)に行うことでMMSE型等の送受信重みを求めることができる。
次に、参照信号が配置されたサブキャリアのチャネル推定値から1つを選択する場合を説明する。ZF基準の場合は、式(2)、(4)を次式(27)、(28)のように変更することで可能となる。
ただし、kは第q基地局装置で選択したNsub個の中の1つのサブキャリアを表す。また、同様の変更を式(6)、(7)、(11)、(12)、(15)、(16)に行うことでMMSE型等の送受信重みを求めることができる。
このように本実施形態では、各基地局装置で異なる配置の参照信号があった場合でも、セル間干渉を抑圧できる技術を示した。従って、各基地局装置の参照信号配置に関わらず、セル間干渉を抑圧できるようになった。
なお、上記第1から第5の実施形態では、送受信重みを求める際に、Nsub個のサブキャリアのうち、全サブキャリアのチャネル推定値を用いる場合、参照信号が配置されたサブキャリアのチャネル推定値を用いる場合、1つのサブキャリアのチャネル推定値を用いる場合、チャネル推定値の平均値を用いる場合について説明したが、これらは基地局装置毎に任意に選択することができる。例えば、第1から第4の基地局装置があるとして、第1の基地局装置に対しては全サブキャリアのチャネル推定値を用い、第2の基地局装置に対しては参照信号が配置されたサブキャリアのチャネルを用い、第3の基地局装置に対しては1つのサブキャリアのチャネル推定値を用い、第4の基地局装置に対してはチャネル推定値の平均値を用いる、ことも可能である。
また、上記第1から第5の実施形態では、端末装置から基地局装置にチャネルをフィードバックするFDD(周波数分割複信:Frequency Division Duplex)の場合で説明したが、本発明はこれに限らず、TDD(時間分割複信:Time Division Duplex)の場合も適用可能である。TDDの場合、端末装置から基地局装置にチャネルのフィードバックは必要なく、基地局装置でチャネル推定すればよい。
なお、本発明に係る基地局装置及び移動局装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれる。また、上述した実施形態における移動局装置および基地局装置の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。受信装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。各機能ブロックを集積回路化した場合に、それらを制御する集積回路制御部が付加される。
また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の端末装置は、移動局装置への適用に限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などに適用出来ることは言うまでもない。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明は、通信システムや基地局や端末や通信方法に用いて好適である。
100−1、100−2 基地局装置
101、102 端末装置
301、410 上位レイヤ
302−1、302−S 符号化部
303−1、303−S スクランブル部
304−1、304−S 変調部
305 レイヤマッピング部
306 重み生成部
307 プレコーディング部
308、411 参照信号生成部
309−1、309−T リソースマッピング部
310−1、310−T OFMD信号生成部
311−1、311−T、413−1、413−T 送信部
312−1、312−T、414−1、414−T 送信アンテナ
313−1、313−R、401−1、401−R 受信アンテナ
314−1、314−R、402−1、402−R 受信部
315 報告情報検出部
403−1、403−R CP除去部
404−1、404−R FFT部
405 チャネル推定部
406 信号検出部
407−1、407−S 復調部
408−1、408−S デスクランブル部
409−1、409−S 復号部
412 上りリンク信号生成部

Claims (14)

  1. 基地局装置と少なくとも1つの端末装置とが複数のリソースを用いて通信を行う通信エリアが複数存在し、前記複数の通信エリアが隣接または重複し合う通信システムにおける1つの通信エリアにおける基地局である第1の基地局装置であって、前記複数のリソースのうち同じリソースに割り当てられている前記端末装置に対する前記複数の基地局装置における送信重みを算出し、該送信重みは、複数のサブキャリアで同じ重みであることを特徴とする第1の基地局装置。
  2. 前記送信重みは参照信号が配置されたサブキャリアのチャネル推定値から求めることを特徴とする請求項1に記載の第1の基地局装置。
  3. 前記複数の基地局装置のうち、少なくとも1つの基地局装置は、他の基地局装置とは参照信号の配置が異なることを特徴とする請求項2に記載の第1の基地局装置。
  4. 前記送信重みは、前記複数のサブキャリアのうち1つのサブキャリアのチャネル推定値から求めることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の第1の基地局装置。
  5. 前記複数の基地局装置のうち、少なくとも1つの基地局装置に対しては、他の基地局装置とは異なるサブキャリアのチャネル推定値を用いて前記送信重みを求めることを特徴とする請求項4に記載の第1の基地局装置。
  6. 前記送信重みは、参照信号が配置されたサブキャリアのチャネル推定値の平均値から求めることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の第1の基地局装置。
  7. 前記複数のサブキャリアはユーザ割り当て単位と同じであることを特徴とする請求項1に記載の第1の基地局装置。
  8. 前記複数のサブキャリアはリソースブロック単位と同じであることを特徴とする請求項1に記載の第1の基地局装置。
  9. 前記複数のサブキャリアとして3つ以上のサブキャリアがある場合、両端のサブキャリアを除いたサブキャリアのうち1つのサブキャリアのチャネル推定値を用いて、前記送信重みを求めることを特徴とする請求項4に記載の第1の基地局装置。
  10. 基地局装置と少なくとも1つの端末装置とが複数のリソースを用いて通信を行う通信エリアが複数存在し、前記複数の通信エリアが隣接または重複し合う通信システムであって、前記複数の基地局装置のうち少なくとも1つは、前記複数のリソースのうち同じリソースに割り当てられている前記端末装置に対する前記複数の基地局装置における送信重みを算出し、該送信重みは、複数のサブキャリアで同じ重みであることを特徴とする通信システム。
  11. 前記基地局装置は、送信重みでプレコーディングしたデータ信号を前記端末装置に送信し、
    前記端末装置は、前記基地局装置から送信された信号を受信し、前記送信重みに対応する受信重みを用いて復調すること
    を特徴とする請求項10に記載の通信システム。
  12. 前記端末装置は、前記複数の基地局装置との間のチャネル推定値を求め、該チャネル推定値は少なくとも1つの前記基地局装置に対しては他の基地局装置とは異なるサブキャリアのチャネル推定値を含んでおり、前記チャネル推定値を自身が属する通信エリアの基地局装置に通知し、
    前記基地局装置は、前記端末装置から通知された前記チャネル推定値を用いて前記送信重みを求めること、
    を特徴とする請求項10に記載に通信システム。
  13. 基地局装置と少なくとも1つの端末装置とが複数のリソースを用いて通信を行う通信エリアが複数存在し、前記複数の通信エリアが隣接または重複し合う通信システムにおける1つの通信エリアにおける基地局である第1の基地局装置における送信方法であって、前記複数のリソースのうち同じリソースに割り当てられている前記端末装置に対する前記複数の基地局装置における送信重みを算出し、該送信重みは、複数のサブキャリアで同じ重みであることを特徴とする送信方法。
  14. 基地局装置と少なくとも1つの端末装置とが複数のリソースを用いて通信を行う通信エリアが複数存在し、前記複数の通信エリアが隣接または重複し合う通信システムにおける通信方法であって、前記複数の基地局装置のうち少なくとも1つは、前記複数のリソースのうち同じリソースに割り当てられている前記端末装置に対する前記複数の基地局装置における送信重みを算出し、該送信重みは、複数のサブキャリアで同じ重みであることを特徴とする通信方法。
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