JP5916034B2 - エレベータのかご操作盤 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、エレベータのかご操作盤に関する。
エレベータの乗りかごには、かご操作盤が設置されている。かご操作盤には、乗場呼び釦や、戸開釦および戸閉釦や、乗りかごの位置を示すインジケータ等が設けられている。
かご操作盤では、かご室の壁に埋設された箱状のボックスに、フェースプレートを取り付け、上記した各種釦等の表面だけが露出するようになっている。
各種釦と連動するスイッチや点灯用のLEDの回路基板、端子台などの電装部品は、フェースプレートの裏側に取り付けられている。ボックスにフェースプレートを取り付けると、電装部品はボックスの中に収容される。
従来、かご操作盤では、点検作業時に、回路を点検し、電装部品を交換できるように、フェースプレートを開閉できるようになっている。従来のかご操作盤では、フェースプレートとボックスとを蝶番などで連結し、蝶番の支軸を中心にフェースプレートを回転させる構造が一般に採用されている。
かご操作盤の点検作業時には、フェースプレートを開放した状態で作業が行われる。従来から、点検作業性を向上させるため、かご操作盤には様々な改良が加えられており、例えば、特許文献1では、フェースプレートを開放したときに開放状態を保持する支持体と蝶番を設けたかご操作盤を提案している。
ところで、耐用年数に近づき、老朽化した既設のかご操作盤は、新しいかご操作盤に更新(リニューアル)されることがある。この種の既設かご操作盤のリニューアル工事は、釦スイッチや回路基板などの電装品一式を一新することを主目的として行われている。このため、既設のボックスはそのまま残して、電装品一式が取り付けられたフェースプレートだけを更新できれば、かご操作盤は実質的に更新されることになる。
しかしながら、かご操作盤のリニューアル工事では、既設のボックスと異なる大きさの新しいフェースプレートに更新しなければならない場合がある。この場合、蝶番などでボックスとフェースプレートとが連結されている構造の従来の既設のかご操作盤では、ボックスに対してフェースプレートの大きさが合わないため、取り付けることができないことがある。
この場合には、既設のボックスだけでなく、このボックスを固定している側板も交換しなければならず、リニューアル工事の工数が増えるだけでなく、ボックスや側板などの交換費用が嵩むという問題があった。
本発明は、前記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであって、新しいフェースプレートが既設のボックスと大きさが異なっていたとしても、既設のボックスをそのまま利用して、新しいフェースプレートを取り付け、かご操作盤をリニューアルすることができるようにしたエレベータのかご操作盤を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、かご室の壁に埋設されるボックスと、前記ボックスの開口部を覆うように前記ボックスに回動可能に取り付けられるフェースプレートとを有するエレベータのかご操作盤において、前記フェースプレートの回動中心となる中心軸を有する一対のヒンジ機構を前記ボックス内に備え、前記ヒンジ機構は、前記壁に垂直な方向に前記フェースプレートを引き出し/押し込み可能なスライド機構と、回動する前記フェースプレートに前記壁が干渉しないように前記中心軸を支持する支持部材と、を有し、前記支持部材は、前記ボックスの側面と平行な一片と前記の一片と垂直な他片とからなるL字形アングル部材からなり、前記一片で前記スライド機構を保持し、前記他片で前記中心軸を前記ボックスの幅方向に外側の位置で保持することを特徴とするものである。
以下、本発明によるエレベータのかご操作盤の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
第1実施形態
図1は、本発明の一実施形態によるかご操作盤が設置された乗りかごのかご室を示す正面図である。この図1において、参照番号10は、乗りかごの扉を示す。扉10の両脇には、袖壁12があり、かご操作盤14は、片側の袖壁12に設置されている。
第1実施形態
図1は、本発明の一実施形態によるかご操作盤が設置された乗りかごのかご室を示す正面図である。この図1において、参照番号10は、乗りかごの扉を示す。扉10の両脇には、袖壁12があり、かご操作盤14は、片側の袖壁12に設置されている。
かご操作盤14には、停止する階床の数字が示されている複数の乗場呼び釦15と、戸開釦16および戸閉釦17の他、乗りかごの現在位置を示すインジケータ18が設けられている。これらの釦類15,16、17、インジケータ18の表面は、フェースプレート20から露出するようになっている。
次に、図2は、かご操作盤14の縦断面を示す。かご操作盤14は、筐体状のボックス22とフェースプレート20とを備えている。フェースプレート20は、ボックス22の開放されている開口部を開閉するように、ヒンジ機構24の有するピン30をフェースプレート20に取り付けた軸受部材31に嵌合させることで、ボックス22に回動自在に取り付けられる。フェースプレート20は、ボックス22の開口部を閉じるのに十分な長さと横幅をもつ縦長の蓋状の部材である。
フェースプレート20の裏側には、図1に示した乗場呼び釦15、戸開釦16および戸閉釦17などのスイッチ類、これらの部品の回路基板や、端子台などを含む、操作盤に必要な電装部品25が取り付けられている。図2では、これらの電装部品25の詳細は省略されている。これらの電装品25は、フェースプレート20が閉じられると、ボックス22に収納される。
このようなフェースプレート20を回動可能に支持するヒンジ機構24は、ボックス22内部で上下方向に距離をおいて2箇所に配置されている。
ここで、図3並びに図4は、ヒンジ機構24の構成を示す斜視図である。本実施形態によるヒンジ機構24は、L字形アングル部材26と、ガイドロッド27と、スライド筒28と、フェースプレート20の回動中心軸としてのピン30とを含む。
ここで、図3並びに図4は、ヒンジ機構24の構成を示す斜視図である。本実施形態によるヒンジ機構24は、L字形アングル部材26と、ガイドロッド27と、スライド筒28と、フェースプレート20の回動中心軸としてのピン30とを含む。
L字形アングル部材26は、金属製の帯状の板をL字形に曲げた部材である。L字形アングル部材26は、ヒンジ機構24をボックス22内に取り付けた場合に、ボックス22の側面に平行となるスライド筒支持部26aと、直角に折れ曲がってボックス22の側面と垂直となる中心軸支持部26bとからなる。
この実施形態では、ガイドロッド27の後端部(フェースプレート20が無い側)は、ねじ等によってボックス22の底面に固着される。スライド筒28は、ガイドロッド27にスライド自在に嵌合するようになっており、ブラケット29を介してL字形アングル部材26のスライド筒支持部26aに固着されている。
他方、フェースプレート20を開閉するときのその回動中心となるピン30は、L字形アングル部材26の重心軸支持部26bに固着されている。この場合、図2に示されるように、ヒンジ機構24をボックス22に取り付けた状態で、上下のヒンジ機構24とも、ピン30は、鉛直上方に中心軸支持部26bから突き出るようになっている。
フェースプレート20の裏面には、各ヒンジ機構24に対応した位置にL字形の軸受金具31が取り付けられている。フェースプレート20の裏面から垂直に立ち上がった軸受金具31には、ピン30が嵌合する穴が形成されている。この場合、フェースプレート20を上からヒンジ機構24に下ろすようにして、軸受金具31をピン30に嵌め合わせることができるようになっている。
ここで、図5は、ボックス22にフェースプレート20をヒンジ機構24介して連結したときのピン30の位置と、フェースプレート20の位置関係を示す図である。
図5に示されるように、ヒンジ機構24は、ボックス22の内側において、長手方向の側面に寄せた位置に配置される。
この実施形態では、L字形アングル部材26は、中心軸支持部26bが折れ曲がってボックス22の外側まで延長しているので、中心軸であるピン30の位置をボックス22の幅方向に所定の距離だけ外側の位置に設定することができるようになっている。
図5に示されるように、ヒンジ機構24は、ボックス22の内側において、長手方向の側面に寄せた位置に配置される。
この実施形態では、L字形アングル部材26は、中心軸支持部26bが折れ曲がってボックス22の外側まで延長しているので、中心軸であるピン30の位置をボックス22の幅方向に所定の距離だけ外側の位置に設定することができるようになっている。
本実施形態によるエレベータのかご操作盤は、以上のように構成されるものであり、次に、既設のかご操作盤のフェースプレート20を交換し、新しいかご操作盤に更新するリニューアルとの関連において、本実施形態の作用および効果について説明する。
図6は、フェースプレート20の交換に際して、フェースプレート20を開く手順を示す図である。このうち、図6(a)は、フェースプレート20がボックス22に対して閉じられた状態を示している。
図6は、フェースプレート20の交換に際して、フェースプレート20を開く手順を示す図である。このうち、図6(a)は、フェースプレート20がボックス22に対して閉じられた状態を示している。
フェースプレート20を開くには、まずフェースプレート20を手前側、この場合、かご室側に引く。
ヒンジ機構24では、ボックス22に固定されているガイドロッド27に、L字形アングル部材26に保持されたスライド筒28が摺動するので、図6(b)に示されるように、フェースプレート20を手前側(図中下側)に容易に引くことができる。このようにしてフェースプレート20を引き出すことで、フェースプレート20の回動中心となるピン30の位置をボックス22の埋め込まれた袖壁12から離すことができる。
ヒンジ機構24では、ボックス22に固定されているガイドロッド27に、L字形アングル部材26に保持されたスライド筒28が摺動するので、図6(b)に示されるように、フェースプレート20を手前側(図中下側)に容易に引くことができる。このようにしてフェースプレート20を引き出すことで、フェースプレート20の回動中心となるピン30の位置をボックス22の埋め込まれた袖壁12から離すことができる。
次いで、図6(c)に示されるように、フェースプレート20を図においてピン30を中心に半時計回りに回動させると、フェースプレート20を開くことができる。
このとき、ピン30の位置は、袖壁12から離れた位置にあり、また、ピン30はL字形アングル部材26を利用して、ボックス22の外側に位置していることから、フェースプレート20の回動に際して、袖壁12との干渉を回避することができる。
ここで、回動によって袖壁12に最も近づくフェースプレート20の部位の回動半径をRとする。L字形アングル部材26によって、ピンの位置をボックス22の外側に出すことで、そうでない場合に比べると、回動半径Rを小さくすることができる。
そして、回動半径Rの距離より大きく、フェースプレート20をボックス22から引き出してから、フェースプレート20を回動させれば、フェースプレート20は、袖壁12に当たることなく、円滑に開けることができる。なお、閉じる場合も同様である。
そして、回動半径Rの距離より大きく、フェースプレート20をボックス22から引き出してから、フェースプレート20を回動させれば、フェースプレート20は、袖壁12に当たることなく、円滑に開けることができる。なお、閉じる場合も同様である。
かご操作盤をリニューアルする場合、この実施形態では、既設のボックス22は、そのまま残して再利用して、フェースプレート20だけを交換する。
図2において、古いフェースプレート20は、上に持ち上げると、ヒンジ機構24から立っているピン30は上下とも上を向いているので、軸受金具31をピン30から容易に外すことができる。
図2において、古いフェースプレート20は、上に持ち上げると、ヒンジ機構24から立っているピン30は上下とも上を向いているので、軸受金具31をピン30から容易に外すことができる。
古いフェースプレート20を取り外してから、新しいフェースプレート20を取り付ける場合も同様に、新しいフェースプレート20を持ち上げて、ヒンジ機構24のピン30の上から軸受金具31の穴を臨ませ、フェースプレート全体を降ろす(図中下方に)ことで、新しいフェースプレート20を容易に取り付けることができる。
このようにして、ヒンジ機構24を取り外すことなく、フェースプレート20の取り外し、取り付けを行うことが可能である。
こうして、フェースプレート20を交換したら、図6において、開ける場合とは逆に、フェースプレート20を閉じてから、フェースプレート20を押し込めば、フェースプレート20の交換が終了することになる。
フェースプレート20を閉じる場合も、フェースプレート20は、袖壁12に当たることなく、円滑に閉じられるのは、開ける場合と同様である。
第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係るエレベータのかご操作盤について、図7乃至図12を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一の構成要素には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
この第2実施形態は、交換する新しいフェースプレート20は大きさの一定のものを共通に用い、既設のかご操作盤のボックス22の幅が異なる場合にも対応可能なように、ヒンジ機構24に調整機能を持たせるようにした実施形態である。
次に、本発明の第2実施形態に係るエレベータのかご操作盤について、図7乃至図12を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一の構成要素には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
この第2実施形態は、交換する新しいフェースプレート20は大きさの一定のものを共通に用い、既設のかご操作盤のボックス22の幅が異なる場合にも対応可能なように、ヒンジ機構24に調整機能を持たせるようにした実施形態である。
ここで、図7において、かご操作盤14のボックス22には、大小異なる幅のボックスがあるものとする。このような幅の異なるボックス22に対して、同じ大きさのフェースプレート20およびヒンジ機構24を共通して使用する場合を考える。
ボックス22Aは幅の小さい方で、ボックス22Bは幅の大きい方であるとする。
同一のヒンジ機構24の場合、ボックス22の幅が異なると、それに応じてピン30の位置も移動することになる。
同一のヒンジ機構24の場合、ボックス22の幅が異なると、それに応じてピン30の位置も移動することになる。
ここで、仮に、幅の小さいボックス22Aでは、このヒンジ機構24により、ボックス22Aの中心線に対して合うようにフェースプレート20を取り付けることができたとする。
同じヒンジ機構24で幅のより大きなボックス22Bに対して、同じ大きさフェースプレート20を取り付けようとすると、上述したように、ピン30の位置がピン30’の位置に移動するので、フェースプレート20を閉めたときに、その幅方向の位置がボックス22bに対してずれてしまい、フェースプレート20を交換できなくなる虞がある。
そこで、第2実施形態では、図8乃至図12に示されるように、ヒンジ機構24にピン30の位置調整機能を付加している。
まず、図8(a)に示すヒンジ機構40では、L字形アングル部材26の中心軸支持部26bに、ピン30を固着する替わりに、上下に穴41a、41bを形成している。他方、中心軸支持部26bにボルト・ナットにより固定される調整プレート42にピン30が固着されており、この調整プレート42には、上下で一組の穴43a、43bと穴44a、44bが合計2組形成されている。この場合、中心軸支持部26bの穴41a、41bに対して、穴43a、43b、穴44a、44bの上下方向の間隔は合うようになっている。また、これらの穴43a、43bと、穴44a、44bの組同士の間隔は、ボックス22の幅の違いに対応する調整量に相当している。
このようなヒンジ機構40では、図7に示したような、幅の小さいボックス22Aに対して取り付ける場合には、L字形アングル部材26の穴41a、41bに対して、調整プレート42の穴43a、43bを合わせて調整プレート42をボルト・ナットで固定すればよい。幅の大きなボックス22Bに対しては、L字形アングル部材26の穴41a、41bに対して、調整プレート42の穴44a、44bを合わせて調整プレート42を固定すればよい。
このヒンジ機構40では、図8(b)、図8(c)に示す調整プレート42Aを利用することも可能である。調整プレート42Aには、ピン30が裏表にそれぞれ固着されている。このピン30、30は、水平方向にオフセットされている。一方のピン30は上に突き出ており、他方のピン30は下に突き出るようになっている。
この調整プレート42Aを用いる場合、図7に示したような、幅の小さいボックス22Aに対して取り付ける場合には、L字形アングル部材26の穴41a、41bに対して、図8(b)の姿勢の調整プレート42Aの穴43a、43bを合わせて固定する。幅の大きいボックス22Bに対しては、図8(c)に示すように、調整プレート42Aを上下逆に反転させてから取り付けるようにすればよい。
次に、図9に示すヒンジ機構46は、L字形アングル部材26の中心軸支持部26bに、調整方向に長い1組の長穴47a、47bを形成し、調整プレート42には、長穴47a、47bの上下方向に間隔に対応する1組の穴43a、43bを設けた例である。
このようなヒンジ機構46では、調整プレート42の穴43a、43bをL字アングル部材26の長穴47a、47bに合わせて、調整プレート42をボルト・ナットで取り付ける際に、調整プレート42の位置を長穴47a、47bに沿って調整できるので、ボックス22の幅に合わせて、ピン30の位置を調整することができる。
なお、図10に示されるように、長穴47a、47bには、ボルトの軸が密着する凹部49a、49bを形成することが好ましい。この凹部49a、49bにボルトの軸が密着することで調整プレート42のガタツキを防止できる効果がある。
次に、図11に示すヒンジ機構50は、L字形アングル部材26の中心軸支持部26bに3つの穴51a乃至51cを形成している。これらの穴51a乃至51cは、正三角形の頂点をなすようになっている。
他方、調整プレート42には、同じ正三角形の2つの頂点をなすように、2つの穴52a、52bが形成されている。また、調整プレート42には、ピン30が裏表にそれぞれ固着されている。このピン30、30は、水平方向の取付位置は同じであるが、一方のピン30は上に突き出ており、他方のピン30は下に突き出るようになっている。
このようなヒンジ機構50では、図7に示したような、幅の大きいボックス22Bに対して取り付ける場合には、図11(a)に示すように、L字形アングル部材26の穴51a、51bに対して、調整プレート42の穴52a、52bを合わせて調整プレート42をボルト・ナットで固定すればよい。幅の小さなボックス22Aに対しては、図11(b)に示すように、調整プレート42の上下を逆に反転させ、穴51a、51cに対して、調整プレート42の穴52b、52aを合わせて調整プレート42を固定すればよい。
次に、図12に示すヒンジ機構55では、L字形アングル部材26のスライド筒支持部26aと、スライド筒28を保持するブラケット29の間にスペーサ56、56を設けている。 このヒンジ機構55では、厚さの異なるスペーサ56、56を用いることで、ボックス22の幅に対応させて、ピン30の位置を調整することが可能である。
以上のような第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、ヒンジ機構が、ボックス22の幅に対応させてピン30の位置を調整できる機能を有しているので、幅の異なるボックス22間でヒンジ機構24およびフェースプレート20を共通化することができる。
以上、本発明に係るエレベータのかご操作盤について、好適な実施形態を挙げて説明したが、これらの実施形態は、例示として挙げたもので、発明の範囲の制限を意図するものではない。もちろん、明細書に記載された新規な装置、方法およびシステムは、様々な形態で実施され得るものであり、さらに、本発明の主旨から逸脱しない範囲において、種々の省略、置換、変更が可能である。請求項およびそれらの均等物の範囲は、発明の主旨の範囲内で実施形態あるいはその改良物をカバーすることを意図している。
12…袖壁、14…かご操作盤、20…フェースプレート、22…ボックス、24…ヒンジ機構、25…電装品、26…L字形アングル部材、27…ガイドロッド、28…スライド筒、30…ピン
Claims (5)
- かご室の壁に埋設されるボックスと、前記ボックスの開口部を覆うように前記ボックスに回動可能に取り付けられるフェースプレートとを有するエレベータのかご操作盤において、
前記フェースプレートの回動中心となる中心軸を有する一対のヒンジ機構を前記ボックス内に備え、前記ヒンジ機構は、前記壁に垂直な方向に前記フェースプレートを引き出し/押し込み可能なスライド機構と、回動する前記フェースプレートに前記壁が干渉しないように前記中心軸を支持する支持部材と、を有し、
前記支持部材は、前記ボックスの側面と平行な一片と前記の一片と垂直な他片とからなるL字形アングル部材からなり、前記一片で前記スライド機構を保持し、前記他片で前記中心軸を前記ボックスの幅方向に外側の位置で保持することを特徴とするエレベータのかご操作盤。 - 前記L字形アングル部材は、前記中心軸の位置を前記ボックスの幅に対して調整可能な調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご操作盤。
- 前記調整手段は、前記L字形アングル部材の前記他片に対する固定位置をボルト穴の位置に応じて前記ボックスの幅方向に調整可能な調整板を有し、前記調整板に前記中心軸を固着したことを特徴とする請求項2に記載のエレベータのかご操作盤。
- 前記調整手段は、前記L字形アングル部材と、前記スライド機構の間に介装されたスペーサからなることを特徴とする請求項2に記載のエレベータのかご操作盤。
- 一対の前記ヒンジ機構では、各中心軸は、前記L字形アングル部材から同じ方向に立ち上がるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご操作盤。
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