JP5916020B2 - 液体安定化デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、タンク内に収容された液体を安定化させるためのデバイス、より詳細には、しかし非限定的には、タンク内の液体のスロッシングを抑制するための液化天然ガス(LNG)タンクに関する。
化石燃料の中でも最もクリーンであることにより、重要なエネルギー源としての天然ガスの利用は、世界規模で急速に高まっている。液化天然ガス(LNG)は、約−162℃の液体状態においては、気体状態よりも輸送および貯蔵が容易である。増加しつつある需要に応じるために、多くのLNG船舶およびLNGターミナルが建造されている。例えば、シンガポールは、約150億シンガポールドルの費用を投じてLNGターミナルを建築している。膜タンクが船体の形状をより効率的に利用するという点が主な理由となり、自立型貯蔵システムの代わりに膜タンクが使用されるという傾向に向かいつつある。空間利用率を最大限に引き出すことは、海洋船舶にとって重要な設計上の考慮要件となる。
一般的には、角柱形状の膜型タンクは、球などの他の形状のタンクよりも船体の形状に対して適合性が高い。膜型LNG船舶の建造コストは、最大で1.6〜2億米ドルである。また、海上輸送および再ガス化プラントのコストがより低いことが、より大きなLNGタンクを有するより大型のLNG運搬船の製造を押し上げる結果となっている。蒸発によるLNGの損失を最小限に抑えるために、優れた断熱が必要とされる。タンクの断熱壁部は、一般的には、2つの膜層と2つの断熱材料層とからなり、最内層が膜層となっている。
大型サイズのLNGタンクを考えた場合に、海水運動が荒れている際の部分充填されたタンク内におけるスロッシングは、激しいものとなるおそれがあり、薄い膜層に対して損傷を与えるおそれがある。特に、自由表面の猛烈なスロッシング運動および圧力振動は、疲労を上昇させることとなり、膜タンクにとって有害である。また、スロッシングが抑制されない場合には、スロッシングは、過酷な海洋状態における船舶の不安定化の要因ともなる。より大型のLNGタンクおよびより高い利用自由度に対する必要性が高まっていることにより、特に部分充填されたタンクにおけるLNGスロッシングの問題は、タンク壁部を損傷させ船舶の安定性に悪影響を及ぼすことに関するスロッシングの効果を低下させるべく対処されてきた。
スロッシングの問題を解決するために、いくつかの特許出願が提案されており、例としては、特許文献1および特許文献2がある。
ジン(Jin)により出願された特許出願である特許文献1(2009年)においては、スロッシングは、LNGタンクの全空間を複数の小型コンパートメントへと区分することによって低減されるものとなっている。この案は、各小型コンパートメント内におけるスロッシングが、大型タンク内におけるスロッシングよりも激しさが低いというものである。この設計は、LNGタンク内部に区画壁部を建築すること、ならびにバルクヘッドおよびスツールパーツを追加することを必要とする。各バルクヘッドは、LNGタンクの空間を左右の空間へと区画することにより、スロッシングを低減させる。スツールパーツは、LNGタンクの第1の断熱層にバルクヘッドを固定するために使用される。したがって、この設計は、タンクの構造およびレイアウトの大幅な修正を要する。さらに、区画壁部が支持船体と接触状態にあることにより、重大な熱リークの問題(すなわち外側から内側への熱伝達)が引き起こされることとなる。
シンキチ(Shinkichi)により出願された特許出願である特許文献2(2009年)は、完全充填された条件下に角柱形状タンクを維持することによりLNGスロッシングを軽減することを目的としている。すなわち、膜型LNGタンクの充填レベルが、タンク高さの95パーセント超に常に維持される。充填レベルが低下すると、特殊タンク内に貯蔵されたLNGが、この膜型タンクへと移送されて、タンク高さの95パーセント超までレベルを回復させる。この特殊タンクは、球形状であり、したがって角柱状タンクよりもスロッシングの処理に優れている。しかし、この設計は、球状タンクの追加と、船舶の構造またはレイアウトの実質的な変更とを必要とする。さらに、各矩形タンクから特殊球状タンクへとLNGを移送するための追加の配管システムが必要となる。
国際公開第2009/072681号パンフレット 特開2009−018608号公報
本発明は、上述の問題の少なくとも1つを緩和しつつ、タンク内に収容された液体を安定化させる解決策を提案する。
本発明は、概して、浮遊バッフルおよびこのバッフルが制御不能に移動するのを防止するための拘束体の下において液体自由表面に制約を与えることにより、スロッシングを抑制するための液体安定化デバイスを提供する。
第1の態様において、本発明は、タンク内に収容された液体を安定化させるためのデバイスを提供する。このデバイスは、液体の自由表面上に浮遊するように構成されたバッフルと、バッフルとタンクとを結合することによりタンクに対するバッフルの傾斜を制限する拘束体と、を備える。
液体の自由表面上を浮遊する際に、バッフルは、この液体中に部分的にまたは完全に浸漬されてもよい。
拘束体により、バッフルは、コンテナ内における制御不能な移動を防止または拘束される。特に、バッフルの傾斜移動が制限されて、液体の側方サージングがバッフルにより抑制される。
さらに、バッフルの側方遊動移動もまた制限され、バッフルがタンクの側壁部に衝突することも防止される。
第1の実施形態において、拘束体は、バッフルに連結されると共に第1の端部に対するバッフルの回転を防止する第1の端部と、固定点に連結される第2の端部と、を有する連結部材を備えてもよい。前記固定点は、タンクの底部、またはタンク壁部、またはタンクの他の内側面、またはこの固定点に対する損傷もしくは破損を防止するための他の適切な補強可能箇所に位置してもよい。
第2の実施形態において、連結部材は、バッフルを実質的に水平面内に拘束するために第1の端部がバッフル上の複数の点に連結された複数のケーブルを備えてもよい。
拘束体は、様々な液体レベルにバッフルを適合させるためにケーブルの長さを調節するための高さ調節手段をさらに備えてもよい。
高さ調節手段は、例えば、固定点からのケーブルの第2の端部の調節を可能にするデバイスを備えてもよい。このようなデバイスは、滑車装置、ロープクラッチ回転滑車、またはケーブルテンショナを備えてもよい。固定点は、ケーブルの第2の端部を、バッフル中の孔を上方に貫通させてタンクの上部まで送る滑車を備えてもよく、高さ調節手段は、タンクの上部からケーブルの第2の端部を牽引するためのデバイスを備える。
第3の実施形態において、拘束体は、バッフルを定位置に固定するためにタンクの上部または他のタンク壁部に固定された補助ケーブルをさらに備えてもよく、これにより、バッフルがタンクの内方表面に衝突するのを抑制または防止する。
第4の実施形態において、連結部材は、2セットの固定長ケーブルを備えてもよく、これらの各セットの第1の端部は、1つのバッフル上の複数の点に連結される。第1のセットのケーブルの他方の端部は、タンクの底部上の固定点に連結されるが、第2のセットのケーブルの他方の端部は、タンクの上部上の固定点に連結される。この実施形態においては、バッフルは、タンク内において定位置に固定され、ケーブル長の調節は、全く必要とされなくてもよい。また、2セットのケーブルは、バッフルの運動が極限条件下において大きな場合に、バッフルが内側表面に衝突するのを防止する。この代替実施形態である固定長ケーブルにおいては、必要な場合には、2つ以上のバッフルを同一のタンク内において使用することが可能である。この場合には、バッフルは、平行に配置され、ケーブルで連結されて、バッフル同士の間にあらかじめ設定されたギャップを設けることが可能である。
バッフルは、平坦部材の形態をとってもよい。バッフルは、タンクの水平方向断面積の大部分を覆う寸法のものであってもよい。さらに具体的には、バッフルは、液体の自由表面の約50%を覆ってもよい。
平坦部材は、金属フレームを備えてもよい。このフレーム内の間隙空間は、液体の密度よりも低い密度の材料で充填されてもよい。代替的には、平坦部材は、液体を流通させることによりエネルギーを放散させる一連の孔を有するフレーム付きメッシュか、または金属フレームを備えるポリスチレン製プレートであってもよい。
他の変形形態は、単一のバッフルとは異なるような複数のバッフルを備えてもよい。事実上、タンクエリアは、複数のサブエリアに区分され、各サブエリアは、液体を安定化させるためのバッフルを有する。これにより、ケーブル張力およびケーブルサイズが低減する。この実施形態は、タンクが非常に大型である場合に特に有効となり、同様に大型のバッフルを構築する必要性を回避することができる。
本発明の可能な構成を図示する添付の図面に関連して本発明をさらに説明することが好都合であろう。本発明の他の構成が、可能であり、したがって、添付の図面の個別性は、本発明の前述の説明の普遍性を無効にするものとして理解されるべきではない。
本発明の第1実施形態に係る典型的なLNGタンクおよび液体安定化デバイスの斜視図である。 図1に示したデバイスおよびタンクの上面図である。 図2Aの線A−A´に沿ったデバイスおよびタンクの断面図である。 バッフルの構造の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る高さ調節手段の一構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る補助ケーブルおよび高さ調節手段の一構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る固定長ケーブルを有するバッフル構成の一例を示す図である。この図においては、2つのバッフルを例示のために示す。 図1に示した液体安定化デバイスの効果の下における液体の流れを示す図である。 ある実験条件下において励振されている液体のスナップショットを示す図である。 ある実験条件下において励振されている液体のスナップショットを示す図である。 ある実験条件下において励振されている液体のスナップショットを示す図である。 ある実験条件下において励振されている液体のスナップショットを示す図である。 ある実験条件下において励振されている液体のスナップショットを示す図である。 ある実験条件下において励振されている液体のスナップショットを示す図である。 様々な実験条件下におけるタンクの底部に対する圧力の波形を示す図である。 様々な実験条件下におけるタンクの底部に対する圧力の波形を示す図である。
本発明の一実施形態に係る拘束された浮遊バッフル(CFB)が、図1に図示される。この浮遊バッフルは、角柱型LNGタンク1内に配置される。
角柱状LNGタンク1は、床2と、側壁部4と、ルーフ6と、を備え、これらは全て、断熱壁部から形成される。LNGタンクの幅および高さは、約30mであってもよい。断熱壁部は、一次膜、一次断熱層、二次膜、および二次断熱層から形成されてもよい。各膜は、1mm以下の厚さのインバール鋼シートから作製される。この断熱ボックスは、典型的には合板から作製され、パーライトで充填される。一例としては、全厚は、約0.5mであってもよい。
この液体安定化デバイスは、バッフル10と、拘束体、すなわちこの例においてはバッフル10を固定点30に連結する複数のケーブル20と、を備えてもよい。ケーブル20および固定点30は、バッフルの傾斜運動またはタンク1に対する望ましくない大きな運動に逆らう力をバッフルに対して加えるための拘束体の連結部材を形成する。連結部材は、タンク1にバッフル10を連結する。このデバイスの上面図が、図2Aに図示され、図2Bは、図2Aの線A−A´に沿った断面を示す。
バッフル10は、十分な剛性および強度を有する適切な材料から構成されてもよい。バッフル10は、液体の有効密度よりも低い有効密度を達成するように、中実材料、または空気で充填されたシェル、または軽量材料から構成されてもよい。これにより、バッフル10は、ケーブル20により実現された拘束体によって、液体の自由表面下に部分的に浸漬されるようになるか、または代替形態として有用であるとみなされる場合には完全に浸漬されるようになる。
この実施形態において使用されるジオメトリ、寸法、および材料は、もっぱら図示を目的とするものであり、実際の用途に応じて変更される。バッフル10は、平坦部材の形態をとる。自由表面上に浮遊しているプレート様バッフル10は、ケーブル20により、バッフル10の4つの点にて固定点30へと拘束される。
ケーブルという用語は、ワイヤ、チェーン、または同様の引張ラインをいう。固定点30は、ケーブルホルダ、スタブ、または必要な場合にはタンクの底部の、好ましくは床2の上のそれ以上のものであってもよい。
浮遊バッフル10は、液体自由表面を、バッフル10の平坦な形状へと合致させる。ケーブル20は、タンクの側部にて液体が上昇することにより引き起こされるバッフル10の傾斜を防止するために必要な拘束をもたらす。その一方で、ケーブル20は、バッフル10が、側方へと制御不能に移動するのを防止し、さらにタンクの側壁部4に衝突するのを防止する。
バッフルの一例を図3に示す。この設計のバッフル10においては、スロッシングが生じた場合にバッフル10とLNGタンク1の側壁部4との間の衝突を回避することが、1つの考慮要件となる。したがって、浮遊バッフル10の寸法は、タンク1の水平方向断面積よりも小さい。バッフル10は、液体のスロッシングを効果的に抑制するために、液体の自由表面のかなりの部分を、またはタンクの水平方向断面積を覆うのに十分な寸法を有する。一例としては、浮遊バッフルは、図1に示すような典型的な角柱状LNGタンクの場合には、18m×24mおよび厚さ0.5mの矩形プレートである。バッフル10の運動が大きすぎることが予想される場合には、その運動を制限するために、ケーブル20は、代替的にクロスサポートを受け、2つ以上の固定点30に連結させることが可能である。プレートは、LNGの表面上に浮遊させるために、LNGの総合密度よりも低い総合密度を有するように、使用される材料に応じて中空であることも可能である。
液化天然ガス(LNG)は、主に、約−162℃の沸点を有するメタン(CH)から構成される。したがって、もう1つの設計上の考慮要件は、極低温下において十分な剛性および強度を実現する拘束された浮遊バッフルの材料となる。一例としては、極低温環境において比較的安定した物理特性を有することから、アルミニウム合金が使用される。アルミニウム合金は、図3に示すように、バッフル10のフレームまたは外方境界部12を構築するために使用される。
LNGの濃度は、温度、圧力、および組成に応じて、約0.41kg/L〜0.5kg/Lである。金属フレームまたは外方境界部12の間隙空間14は、発泡ポリスチレンなど、液体よりも低い密度を有する軽量材料で充填されてもよい。このようにすることで、拘束された浮遊バッフルの総合密度は、LNGの密度よりも低くなり、それによりLNGの自由表面上に浮遊するように設計される。
タンクのジオメトリおよびサイズに基づき、様々な異なる設計の浮遊バッフル10を使用することが可能であり、また、様々な拘束体を使用することが可能である。浮遊バッフル10の実際の形状に応じて、バッフル10の3つのみの点または5つ以上の点を、ケーブルにより固定点30に連結することがより適切となるか、または必要となる場合がある。
さらなる代替形態においては、バッフル10の1つまたは複数の点が、剛性連結部材の第1の端部に連結されて、この第1の端部に対するバッフルの浮遊を防止してもよく、連結部材の第2の端部が、固定点30に連結される。剛性連結部材は、固定点30に対して回転自在であってもよい。
さらに他の代替形態においては、拘束体は、タンクの床2および孔を有するバッフル10から垂直方向に突出するロッドを備えてもよい。この孔は、バッフル10が液体の表面上に浮遊する際に、ロッドを貫通させて延在させる。このロッドおよび孔は、バッフル10がある角度に傾斜されると、ロッドがバッフルの任意のさらなる傾斜移動に逆らう力をバッフル10に対して加えるように、構成されてもよい。その一方で、バッフル10が、その中心から離れるように側方にある距離まで遊動した場合には、拘束体は、液体の自由表面上のバッフルの任意のさらなる側方移動に逆らう力をバッフル10に対してやはり加えることができる。
実際には、タンクの断熱壁部は、完全な断熱を実現することは不可能であり、そのため、液化天然ガスは、航行中に絶えず沸騰している。典型的には、1日当たりカーゴの0.1%〜0.25%推定量が、断熱効率および航行の荒れ具合に応じて気体へと転化する。したがって、典型的な20日間の航行においては、初めに積まれた合計LNG量の2%〜6%が失われる場合がある。さらに、LNGの深さは、より高い利用自由度を容易にするために変更されることがある。
したがって、タンク内の液体の様々な高さに対して浮遊バッフルを適合させ得るように、ケーブルの長さを調節すべきである。本発明の第2実施形態においては、ケーブルの長さを調節することにより、所与のLNG深さにおいてケーブルを十分に張った状態に留めるための、高さ調節手段が提供される。バッフルの高さを調節する2つの方法は、以下の通りであり、タンクのジオメトリおよび他の拘束体に適合させるために、変形形態が可能である。
第1のアプローチにおいては、タンク1の底部の固定点30からケーブル20の第2の端部を牽引するための手段が提供される。図2Bに図示するように、この調節は、固定点エリアの下方のタンク底部から行われ、ウィンチなどのある機械的手段によりロックされる。これは、唯一の熱リーク経路となり、この熱リークは、優れた断熱材料を使用してスタブおよびウィンチエリアの周囲を覆うことによって、低減される。
第2のアプローチにおいては、タンク底部からの調節が空間的制約により望ましくない場合に、タンク上部から調節を行うことが可能である。図4Aに図示するように、固定点は、ケーブルの第2の端部を、バッフル10中の孔40を上方に貫通させてタンク1の上部まで送る滑車32を備えてもよく、タンク1の上部からケーブル20の第2の端部を牽引するための手段が、設けられる。ケーブル20は、この上部にロックされてもよい。スロッシング運動は、バッフル10の中間部より側部にてより大きくなるため、拘束された浮遊バッフル10の中間に比較的小さな穴が存在することにより、バッフル10の有効性が損なわれることはない。
タンクの上部または他のタンク壁部に固定された補助ケーブルを使用して、タンクの内方表面にバッフルが衝突するのを防止することが可能である。一例の構成を図4Bに示す。タンクの上部上の固定点は、ケーブル20と同様に、補助ケーブル50の第2の端部を上方に送る滑車33を備えてもよい。液体の深さが低く(スロッシングが大きくない)、バッフル10がタンク底部の付近に位置する場合には、ケーブル50の長さは、バッフルがタンク底部と接触状態にならないように、固定される。
調節可能バッフル以外には、ケーブル長の調節の必要性を回避させる、あらかじめ設定された位置に位置する固定バッフルが代替形態となる。図4Cは、この構成の一例を図示する。2つのバッフル(または必要な場合にはそれ以上のバッフル)が、同等長さのケーブル60を使用することにより、間に特定ギャップをあけて互いに対して平行に配置される。ケーブル20および50は、タンクの底部表面および上部表面のそれぞれに固定される。2つのバッフルの垂直方向位置は、任意の充填深さでのスロッシング波が最適に緩和されるようにあらかじめ設定することが可能である。例えば、ロイド船級協会ガイダンスによれば、10%H〜70%Hの充填深さ(ここでHはタンクの高さである)が、スロッシング現象の大きいことを理由に禁じられている。したがって、2つのバッフルは、様々な充填深さの下におけるスロッシングを可能な限り軽減するために、約20%H〜60%Hの位置に配置される。
図5は、タンク内で拘束された浮遊バッフルの効果の下における液体の流れを図示する。部分充填されたタンクの輸送中に、船舶またはビークルの不安定性が、液体に対する横力を誘起し、タンク内部における液体の流動を引き起こす。ある時点において、液体は、タンクの一方の側から他方の側へと流れ、タンクの他方の側で上昇する。しかし、拘束された浮遊バッフル10の表面は、矢印曲線5に示すように、液体流を反射させる。
液体流が反射される際に、矢印曲線5に示す流れは、バッフル10を傾斜させる垂直方向力をバッフル10の右側に加え、バッフル10を右へと遊動させる水平方向力をバッフル10に加える。拘束ケーブル20は、この傾斜遊動および側方遊動に逆らう力をバッフル10に加え、それによりバッフル10を実質的に水平面内に維持し、液体の表面の中心付近に維持する。
実験結果
平面寸法0.53m×0.4mおよび高さ0.6mの矩形タンク内において拘束された浮遊バッフルの基本原理を実証するために、振動テーブル上の部分充填された水タンクを用いた小型スケールの実験テストを実施した。タンクは、部分充填された水を収容し、この水は、視認をより良好にするために染色した。水の深さは、0.3mであった。拘束された浮遊バッフルは、スタイロフォームから構成されるものであり、直径1.5mmで寸法0.26m×0.335mの鋼ワイヤによって拘束した。
これらのケーブルまたはワイヤは、フックによりタンク底部上のパースペックス製スタブに固定した。このフック連結は、シンプルであるという理由からこの実験調査において採用した。実際のLNGタンクの場合には、拘束された浮遊バッフルの連結は、異なるものが可能であり、タンク壁部により熱リークを低減させるために必要とされるものと同一の断熱材料で覆うことが可能である。
この実験例の1つにおいては、パースペックス製プレートの片を、バッフルの上部上に追加質量として追加し、別の実験例においては、この追加プレートを有さない拘束された浮遊バッフルを用意した。したがって、バッフルの質量は、この実験調査においては調節可能である。
液体のスロッシングおよび拘束された浮遊バッフルによるこのスロッシングの軽減を実証するために、正弦励振を、タンクを支持する振動テーブルに対する入力として用いた。2つの異なる励振振幅、すなわち2mmおよび4mmを用いた。スロッシングの問題は、励振周波数がタンク内の液体の自然周波数に近くなると、より悪化した。
上述の設定に基づき、一連の実験を実施した。比較のために、タンク内のスロッシングの第1の自然周波数(バッフルを有さない)と等しい同一の励振周波数下にある4つの例を調査した。最大の波振幅、すなわちスロッシング振幅を、キャプチャした動画から推定した。波動のいくつかのスナップショットを図6A〜図6Eに示す。
例1では、バッフルは使用しなかった。図6Aおよび図6Bは、2mmおよび4mmのそれぞれの励振振幅下におけるバッフルを用いない液体のスナップショットである。この液体スロッシング運動は大きかった。
例2では、浮遊バッフルを使用したが、拘束しなかった。図6Cおよび図6Dは、2mmおよび4mmのそれぞれの励振振幅下における、拘束されない浮遊バッフルの効果の下における液体のスナップショットである。バッフルは、自由に移動することが可能であり、液体流を流動させた。軽減効果は、大きくなかった。
例3では、拘束された浮遊バッフルを、追加重量を用いずに使用した。図6Eおよび図6Fは、2mmおよび4mmのそれぞれの励振振幅下における、拘束された浮遊バッフルの効果の下における液体のスナップショットである。軽減効果は、両励振振幅の場合で大きかった。スロッシング振幅は、例1に比べて2.8〜9倍も低減された。
例4では、拘束された浮遊バッフルを追加プレートと共に使用した(それにより質量を増やした)。軽減効果は、例3と同様であった。スロッシング振幅の低減は、3.1〜14倍であった。
実験例1〜4の結果を表1に要約して示す。
圧力センサをタンクの底部付近の壁部上に設置して、圧力を測定した。図7Aおよび図7Bは、2mmおよび4mmのそれぞれの励振振幅下における例1〜例4の4つの例の圧力時間履歴を示す。
例1および例2においては、図7Aおよび図7Bは共に、大きな圧力変動を示すが、これらは、大きなスロッシング運動から生じたものであった。例3および例4においては、拘束された浮遊バッフルの使用により、圧力変動が大幅に低減した。圧力平均および圧力変動を表2に要約して示す。
平均圧力は、4つの例の全てにおいてほぼ同一であったが、これは、平均圧力が平均液体深さによって主に左右されることによるものである。圧力偏差は、スロッシング変動により誘起される動的成分を反映しており、拘束された浮遊バッフルが存在することにより明らかに低減された。動的成分がより小さいことは、膜タンクに対する疲労誘発損傷のリスクがより低く、船舶の不安定性に対する影響がより低いことを意味するので、この低減は重要である。
本発明は、浮遊バッフルを、制御されない自由移動から拘束するという概念に基づく。実験結果より、浮遊バッフルを拘束することによって、タンク内の液体のスロッシングが有効に抑制されることが理解できる。バッフルおよび拘束体の実際の設計の変更は、特許請求の範囲に規定する本発明の概念の範囲内において可能であることを理解されたい。
1 角柱型LNGタンク
2 床
4 側壁部
5 矢印曲線
6 ルーフ
10 バッフル
12 フレームまたは外方境界部
14 間隙空間
20 ケーブル
30 固定点
32 滑車
33 滑車
40 孔
50 補助ケーブル
60 ケーブル

Claims (9)

  1. 液化天然ガス(LNG)の輸送用のタンク内の液体を安定化させるためのデバイスであって、
    前記液体の自由表面上に浮遊するように構成されたバッフルと、
    前記バッフルと前記タンクとを一つの固定点で結合することにより前記タンクに対する前記バッフルの傾斜を制限する拘束体と、
    を備え
    前記拘束体は、連結部材を備え、
    前記連結部材は、前記バッフルを実質的に水平面内に拘束するために、第1の端部が前記バッフル上の複数の点に連結されており、第2の端部が前記固定点に連結されている複数のケーブルを有するデバイス。
  2. 前記拘束体は、異なる液体レベルに前記バッフルを適合させるために前記ケーブルの長さを調節するための高さ調節手段をさらに備えている請求項に記載のデバイス。
  3. 前記高さ調節手段は、前記固定点からの前記ケーブルの第2の端部の調節を可能にするデバイスを備えている請求項に記載のデバイス。
  4. 前記固定点は、前記ケーブルの前記第2の端部を、前記バッフル中の孔を上方に貫通させて前記タンクの上部まで送る滑車を備え、前記高さ調節手段は、前記タンクの前記上部から前記ケーブルの前記第2の端部を牽引するためのデバイスを備えている請求項2又は3に記載のデバイス。
  5. 前記バッフルは、前記タンクの水平方向断面積の大部分を覆う寸法の平坦部材の形態をとる請求項からのいずれか一項に記載のデバイス。
  6. 前記平坦部材は、金属フレームを備える請求項に記載のデバイス。
  7. 前記平坦部材は、フレーム付きメッシュを備えている請求項に記載のデバイス。
  8. 前記平坦部材は、金属フレームを備えるポリスチレン製プレートである請求項に記載のデバイス。
  9. 前記金属フレーム内の間隙空間が、前記液体の密度よりも低い密度の材料を備えている請求項に記載のデバイス。
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