JP5915397B2 - パウダートッピング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カップ式自動販売機や飲料ディスペンサ、トッピング専用機などに適用され、カップ内の飲料に食用のパウダーをトッピングすることにより、そのパウダーによって、飲料の液面上に文字や絵、模様などの図柄を描くパウダートッピング装置に関する。
従来、この種のパウダートッピング装置として、本出願人がすでに出願した特許文献1に記載されたものが知られている。このパウダートッピング装置は、上下方向に移動自在の円筒状のパウダー容器と、このパウダー容器を、最上位の待機位置と最下位のトッピング位置との間で昇降駆動する駆動機構などを備えている。パウダー容器の底部には、切り抜かれた所定の図柄に網目を有するステンシルが設けられている。このパウダートッピング装置を内蔵するカップ式自動販売機では、カプチーノなどのコーヒーやミルクティーなどの紅茶がカップに注ぎ入れられた後、そのカップがパウダー容器の真下に搬送され、カップ内の飲料に、ココアや抹茶などのパウダーがトッピングされる。
具体的には、パウダー容器を所定回数、昇降させ、特に、ばねの付勢力でトッピング位置に勢い良く下降させることによって、そのパウダー容器に衝撃を付与する。この衝撃により、パウダー容器内のパウダーが、ステンシルの図柄の網目を介して落下する。これにより、カップ内の飲料の液面上に、所定の図柄が描かれるように、パウダーがトッピングされる。
特開2012−29862号公報
上述したように、このパウダートッピング装置では、パウダー容器がその最下位のトッピング位置に到達したときの衝撃によって、パウダーが払い出される。つまり、パウダー容器から払い出されるパウダーは、常に同じ高さから落下し、また、飲料の液面上に落下するまでに拡散しやすい。このため、このパウダートッピング装置によってトッピングする場合、次のような問題がある。
すなわち、パウダー容器内のパウダーは、トッピング位置において篩い落とすようにして払い出されるため、その払い出される量が安定せず、その結果、飲料の販売ごとに、飲料の液面上における図柄の濃淡が異なることがあり、パウダーがトッピングされた飲料の商品としての均一性を確保できないおそれがある。加えて、パウダー容器から払い出されたパウダーが、飲料の液面上に広範囲に散らばると、その液面上のパウダーによる図柄の描画精度が低下してしまうという問題もある。したがって、上記のパウダートッピング装置には、改善の余地がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、カップ内の飲料にトッピングされるパウダーによって、飲料の液面上に、高いデザイン性を確保しながら、高精細な図柄を描くことができるパウダートッピング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、カップ内の飲料に食用のパウダーをトッピングするパウダートッピング装置であって、上下方向に延びる筒状に形成され、内部にパウダーを収容するパウダー容器と、上下方向に貫通する多数の細孔によって形成された所定の図柄を有し、パウダー容器の底面開口を塞ぐように、パウダー容器の底部に設けられたステンシルと、駆動手段と、パウダー容器内に設けられ、ステンシルの中央を通る鉛直軸線を中心として、鉛直軸線から径方向にアーム状に延びかつステンシルの上面に沿って摺動しながら回転自在に構成され、トッピング時に、駆動手段によって回転駆動されることにより、パウダー容器内のパウダーを、多数の細孔を介してステンシルの下方に払い出すパウダー払出し部材と、を備え、駆動手段は、ステンシルの上側において鉛直軸線に沿って上下方向に延び、下端部にパウダー払出し部材が固定された回転自在の回転軸と、モータと、パウダー払出し部材を回転させるために、モータの動力を回転軸に伝達し、回転軸を回転させる動力伝達機構と、を有し、動力伝達機構は、モータが所定方向に回転したときにモータの動力を回転軸に伝達し、モータが所定方向と反対方向に回転したときにモータの動力を回転軸に伝達しないように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、上下方向に延びる筒状のパウダー容器の底部には、その底面開口を塞ぐように、ステンシルが設けられており、このステンシルには、上下方向に貫通する多数の細孔によって所定の図柄が形成されている。また、パウダー容器内には、ステンシルの中央を通る鉛直軸線を中心として、その鉛直軸線から径方向にアーム状に延びかつステンシルの上面に沿って摺動しながら回転自在に構成されたパウダー払出し部材が設けられている。そして、トッピング時に、駆動手段によってパウダー払出し部材が回転駆動されることにより、パウダー容器内のパウダーは、パウダー払出し部材でステンシルの上面に押し付けられながら、多数の細孔を介して、ステンシルの下方に払い出される。これにより、パウダー容器の下方にセットされたカップ内の飲料にパウダーがトッピングされ、その飲料の液面上に、パウダーによる所定の図柄が描かれる。
このように、本発明のパウダートッピング装置によれば、ステンシル上で回転しながら摺動するパウダー払出し部材によって、パウダーを押し出すようにして下方に払い出すので、パウダーを衝撃によって単に篩い落とす従来のパウダートッピング装置と異なり、パウダー容器から払い出されるパウダーの拡散を抑制できるとともに、パウダー払出し部材の回転を調整することで、所定量のパウダーを容易にかつ安定して払い出すことができる。これにより、カップ内の飲料にトッピングされるパウダーによって、飲料の液面上にデザイン性が高くかつ高精細な図柄を容易に描くことができる。
また、上記の構成によれば、モータの動力が、動力伝達機構を介して上記の回転軸に伝達され、その回転に伴い、回転軸の下端部に固定されたパウダー払出し部材も回転する。これにより、パウダー容器内のパウダーがステンシルの下方に払い出される。このように、モータの動力を利用して、カップ内の飲料へのパウダーのトッピングを自動的に行うことができる。
さらに、モータが所定方向に回転したときには、その動力が回転軸に伝達されることにより、パウダー払出し部材が回転し、カップ内の飲料へのパウダートッピングが行われる。一方、モータが所定方向と反対方向に回転したときには、その動力が回転軸に伝達されないので、パウダー払出し部材が回転することはなく、パウダートッピングが行われない。
請求項2に係る発明は、カップ内の飲料に食用のパウダーをトッピングするパウダートッピング装置であって、上下方向に延びる筒状に形成され、内部にパウダーを収容するパウダー容器と、上下方向に貫通する多数の細孔によって形成された所定の図柄を有し、パウダー容器の底面開口を塞ぐように、パウダー容器の底部に設けられたステンシルと、駆動手段と、パウダー容器内に設けられ、ステンシルの中央を通る鉛直軸線を中心として、鉛直軸線から径方向にアーム状に延びかつステンシルの上面に沿って摺動しながら回転自在に構成され、トッピング時に、駆動手段によって回転駆動されることにより、パウダー容器内のパウダーを、多数の細孔を介してステンシルの下方に払い出すパウダー払出し部材と、を備え、駆動手段は、ステンシルの上側において鉛直軸線に沿って上下方向に延び、下端部にパウダー払出し部材が固定された回転自在の回転軸と、パウダー払出し部材を回転させるために、回転軸の上端部に連結され、手動で回転操作されることにより、回転軸を回転させる操作部と、この操作部に係合し、操作部が所定方向に回転操作されるときに回転を許容しかつ操作部が所定方向と反対方向に回転操作されるときに回転を阻止する回転許容・阻止部材と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、請求項1と同様に、パウダー容器から払い出されるパウダーの拡散を抑制できるとともに、所定量のパウダーを容易にかつ安定して払い出すことができる。これにより、カップ内の飲料にトッピングされるパウダーによって、飲料の液面上にデザイン性が高くかつ高精細な図柄を容易に描くことができる。
また、上記の回転軸の上端部に連結された操作部を、手動で回転操作することにより、回転軸が回転し、それに伴い、その下端部に固定されたパウダー払出し部材も回転する。これにより、パウダー容器内のパウダーがステンシルの下方に払い出される。このように、操作部を手動で回転させるという簡単な操作によって、モータなどを作動させるための電気を使用することなく、カップ内の飲料へのパウダーのトッピングを容易に行うことができる。
さらに、操作部が所定方向に手動で回転操作されるときには、その回転が許容されることにより、パウダー払出し部材が回転し、カップ内の飲料へのパウダートッピングが行われる。一方、操作部が所定方向と反対方向に回転操作されるときには、その回転が阻止されるので、操作部が手動によって誤って反対方向に回されようとしても、その方向に回ることがない。
請求項に係る発明は、請求項1または2に記載のパウダートッピング装置において、パウダー払出し部材は、ステンシルの上面に接する底面に連なり、ステンシル上を移動する方向に対し、斜め下向きに傾斜する傾斜面を有していることを特徴とする。
この構成によれば、トッピング時に、パウダー払出し部材が回転することにより、ステンシル上のパウダーは、パウダー払出し部材の傾斜面により、その移動する方向に押圧されるのに加えて、ステンシルの上面に押し付けられる。これにより、パウダー容器内のパウダーをステンシルの下方に適度に払い出すことができ、所定量のパウダーの払出しを安定して行うことができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないしのいずれかに記載のパウダートッピング装置において、パウダー容器の内部に、径方向に延びるように設けられ、パウダー払出し部材の回転時に、パウダー払出し部材と協働して、パウダー同士の固着によって形成されるダマを粉砕するためのダマ粉砕部を、さらに備えていることを特徴とする。
パウダーは一般に、粒径が非常に小さく、湿気などによって、パウダー同士が固着し、比較的大きいサイズの塊であるダマが生じやすい。このようなダマがパウダー容器内で生じると、ステンシルの細孔を介して、パウダーを円滑に払い出すことができなくなるおそれがある。そのため、上記のダマ粉砕部をパウダー容器の内部に設けることにより、回転するパウダー払出し部材と協働して、パウダー容器内のパウダーのダマを粉砕することにより、そのダマを解消することができる。それにより、ステンシルの細孔を介して、パウダーの円滑な払出しを確保することができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないしのいずれかに記載のパウダートッピング装置において、ステンシルは、所定の厚さを有する金属板から成り、多数の細孔の各々は、ステンシルの上面側に設けられ、横断面が一定に形成された上側細孔部と、ステンシルの下面側に設けられ、上側細孔部に連なり、横断面が下方に向かうに従って大きくなるように形成された下側細孔部と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、各細孔が、上記の上側細孔部および下側細孔部を有しているので、このような細孔で図柄が形成されたステンシルは、例えば、粒径が比較的大きく、また安息角が比較的大きい特性を有するパウダーの払出しに適しており、そのようなパウダーを、細孔を介して円滑に払い出すことができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないしのいずれかに記載のパウダートッピング装置において、ステンシルは、所定の厚さを有する金属板から成り、多数の細孔の各々は、内周面が凹状に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、各細孔の内周面が凹状に形成されているので、このような細孔で図柄が形成されたステンシルは、例えば、粒径が比較的小さく、また安息角が比較的小さい特性を有するパウダーの払出しに適しており、そのようなパウダーを、細孔を介して円滑に払い出すことができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないしのいずれかに記載のパウダートッピング装置において、ステンシルは、パウダー容器に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ステンシルがパウダー容器に着脱自在であるので、例えば、パウダー容器のメンテナンスやパウダーの交換の際に、ステンシルをパウダー容器から取り外し、ステンシルのクリーニングや、パウダーの種類や粒径に応じた他のステンシルへの交換を、簡単に行うことができる。また、既設のステンシルと異なる図柄を有する他のステンシルを用意し、ステンシルを交換することにより、カップ内の飲料に、パウダーによる他の図柄のトッピングを行うことができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないしのいずれかに記載のパウダートッピング装置において、ステンシルの多数の細孔におけるパウダーの目詰まりを解消するために、パウダー容器に衝撃を付与する衝撃付与手段を、さらに備えていることを特徴とする。
一般的に、ステンシルの多数の細孔のいずれかにパウダーによる目詰まりが生じると、その目詰まりが生じた細孔からパウダーが払い出されず、その結果、パウダーがトッピングされた飲料の液面上の図柄では、目詰まりした細孔に対応する部分が欠落してしまう。したがって、衝撃付与手段によって適宜、パウダー容器に衝撃を付与することによって、ステンシルの細孔におけるパウダーの目詰まりを解消することにより、パウダーがトッピングされた飲料の液面上に、欠落部分がなく、適正な図柄を描くことができる。
(a)は、本発明の一実施形態によるパウダートッピング装置を適用したトッピング専用機を示す斜視図、(b)は、トッピング専用機によってパウダーがトッピングされたカップ入り飲料の一例を示す斜視図である。 上蓋を開放した状態のトッピング専用機を示す斜視図である。 トッピング専用機の内部構造を説明するための斜視図である。 トッピング機構を示す図であり、(a)は右側面図、(b)は(a)のA−A線に沿って切断したときの平面図である。 トッピング専用機の制御ブロック図である。 ホルダに組み付けられたパウダー容器および駆動リングを示す斜視図、ならびにそれらの分解斜視図である。 パウダー容器を説明するための分解斜視図である。 ステンシルを示す図であり、(a)は平面図、(b)〜(d)は細孔の形状を説明するための断面図である。 パウダー払出し羽根を説明するための分解斜視図である。 (a)は羽根本体を示す平面図、(b)は(a)のB−B線に沿って切断した断面図である。 駆動リングを説明するための分解斜視図である。 トッピング専用機のトッピング部を下方から見たときの斜視図であり、(a)はパウダー容器が待機位置に位置する状態、(b)はパウダー容器が下限位置に位置する状態を示す。 トッピング専用機によるパウダーのトッピング動作を説明するための説明図であり、(a)は、待機位置に位置するパウダー容器を中心とするトッピング機構の平面図、(b)は、そのパウダー容器を中心とする縦断面図である。 図13に続く説明図であり、パウダー容器がパウダーをトッピングする位置に下降した状態を示している。 図14に続く説明図であり、パウダー容器が下限位置に下降した状態を示している。 他の図柄を有するステンシルを例示する図である。 ステンシルの目詰まり解消機能を有するトッピング機構を示す平面図である。 図17のトッピング機構によるステンシルの目詰まり解消動作を順に説明する説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1(a)は、本発明の一実施形態によるパウダートッピング装置を適用したトッピング専用機(以下「トッピング機」という)を示している。このトッピング機1は、飲食店の調理スペースやフリードリンクコーナーなどに設置され、店員あるいはお客自身が操作することによって、カップ内のコーヒー(例えばカプチーノやカフェラテ)や、紅茶(例えばミルクティー)などの飲料に、食用のパウダー(例えばココアパウダーや抹茶パウダー、シナモンパウダー)をトッピングすることにより、そのパウダーによって、飲料の液面上に文字や絵、模様などの図柄Fを描くためのものである。なお、図1(b)は、トッピング機1によってパウダーがトッピングされたカップ入り飲料の一例を示しており、本例では、カップC内の飲料Dの液面上に「ABC」の文字の図柄Fが描かれるように、パウダーがトッピングされている。
図1(a)および図2に示すように、トッピング機1は、平面形状が円形のベース2と、このベース2の後半部に立設され、上面が開放したケース3と、このケース3の上面に着脱自在に取り付けられた上蓋4とにより外殻が構成され、パウダーをトッピングするためのトッピング機構5が内蔵されている。
ベース2の上面の所定位置には、平面形状が円弧状に形成され、上方に若干突出するカップガイド2aが設けられている。カップC内の飲料Dにパウダーをトッピングする際、そのカップCは、背面側の下端部をカップガイド2aに当てて、ベース2上に載置した状態にセットされる。これにより、カップCは、トッピング機1においてパウダーが払い出されるトッピング部1aの真下にセットされる。
ケース3は、所定の高さ寸法を有しており、上部が前方に張り出すように形成されるとともに、その下側の前壁が後方に凹んだ状態に形成されている。また、図3に示すように、ケース3の上部の前寄り部分であるトッピング部1aには、上下方向に貫通し、所定の径を有する開口11が形成されている。また、この開口11の周縁部には、所定の高さ寸法を有する円筒状に形成され、後述するパウダー容器21を上下方向に案内するためのガイド壁12が設けられている。このガイド壁12には、その中心に対して周方向に沿って互いに等角度(120°)ごとに設けられ、U字状に形成された縦長の3つのガイド孔12aが形成されている。
図1(a)に示すように、上蓋4は、平面形状がケース3の上面と相補的な楕円状に形成されており、中央部には、前後方向に延びかつ上方に開放した左右2つの凹部4a、4aの間に取っ手4bが形成されている。したがって、トッピング機1へのパウダーの補充時などに上蓋4を開閉する際には、その取っ手4bを掴んで、簡単に開閉することができる。また、上蓋4の前部には、後述するパウダー払出し機構23の一部を構成するとともに、手動によるトッピング操作を可能とする手動用ダイヤル15(操作部)が設けられている。
図3に示すように、手動用ダイヤル15は、平面形状が円形に形成され、上部には、ほぼ半円状の2つの凹部15a、15aの間に、径方向に延びる摘み部15bが形成されている。また、摘み部15bの一端部には、ほぼ円形の凹部15cが形成されている。さらに、半円状の各凹部15a内の底面には、トッピング機1の利用者に、手動用ダイヤル15を操作する際の回転方向を指示するための矢印15dが表記されている。
図2に示すように、手動用ダイヤル15の下部には、後述するパウダー払出し羽根45の回転軸48の上端部が挿入された状態で連結されるボス部16、およびこのボス部16の外側に設けられたギヤ部17(動力伝達機構)が、手動用ダイヤル15に一体に形成されている。ボス部16は、手動用ダイヤル15の中心部において、下方に開放する円筒状に形成されており、その内周面には、回転軸48の上部のスプライン部48aに係合する複数の溝が形成されている。一方、ギヤ部17は、上蓋4の底面の中央付近に取り付けられ、後述する駆動ギヤ33の上側ギヤ部33aに噛み合う中間ギヤ18(動力伝達機構、回転許容・阻止部材)に噛み合っている。
このように構成された手動用ダイヤル15は、上蓋4の上下方向に貫通する取付孔4cに、上下方向に不動の状態でかつ回転自在に取り付けられている。
上記の中間ギヤ18は、上蓋4の底面に、一方向にのみ回転可能で、逆方向に回転不能な状態に取り付けられており、いわゆる逆回転防止機能を有している。具体的には、図3に示すように、中間ギヤ18の上面には、上方に突出する2つのロック爪18a、18aが設けられており、上蓋4の底面には、両ロック爪18a、18aに係合し、上方から見たときの中間ギヤ18の反時計方向への回転を許容しかつ時計方向への回転を阻止するラチェット部(図示せず)が形成されている。したがって、この中間ギヤ18により、後述する駆動ギヤ33が所定方向に回転した場合にのみ、その回転の動力が、中間ギヤ18を介して、手動用ダイヤル15のギヤ部17に伝達され、逆に、駆動ギヤ33が上記の所定方向と逆方向に回転した場合には、その回転の動力は、中間ギヤ18で阻止され、手動用ダイヤル15のギヤ部17に伝達されないようになっている。
また、この中間ギヤ18による逆回転防止機能により、手動用ダイヤル15は、上方から見たときの時計方向への回転が許容される一方、反時計方向への回転が阻止される。したがって、手動用ダイヤル15が、手動によって誤って反時計方向に回されようとしても、その方向に回ることはない。
なお、図2に示すように、上蓋4の底面の中間ギヤ18の後ろ側に設けられた凸部19は、上蓋4がケース3の上面に、これを閉鎖するように取り付けられた際に、駆動ギヤ33の上端部の内側に遊挿した状態で、駆動ギヤ33の上端部を支持するようになっている。
トッピング機構5は、パウダーを内部に収容し、上下方向に移動自在のパウダー容器21を備えており、ベース2上にセットされたカップC内の飲料Dの液面の高さに応じ、パウダー容器21をその液面に接近させた状態で、所定量のパウダーを下方に払い出すように構成されている。したがって、トッピング機構5は、パウダー容器21を上下方向に駆動するパウダー容器駆動機構22(衝撃付与手段)と、パウダー容器21内のパウダーを下方に払い出すパウダー払出し機構23とを、さらに備えていて、これらが、マイクロコンピュータを有する制御装置24(図5参照)によって制御される。
図3および図4に示すように、パウダー容器駆動機構22は、正逆回転可能なモータ31(駆動手段)と、このモータ31にギヤボックス32を介して接続され、上下2つのギヤ部(以下「上側ギヤ部33aおよび下側ギヤ部33b」という)を有する駆動ギヤ33と、この駆動ギヤ33の下側ギヤ部33bに噛み合うギヤ部34a、および所定形状のカム部34bを有する駆動カム34と、パウダー容器21を内側に収容するとともに回動自在に構成され、パウダー容器21を上下方向に駆動するための円筒状の駆動リング35と、この駆動リング35を時計方向に回動するように付勢するばね36などで構成されている。なお、上記のパウダー容器21および駆動リング35は、それらを内側に収容した状態の円筒状のホルダ37を介して、ケース3内に取り付けられている。
一方、パウダー払出し機構23は、上記のパウダー容器駆動機構22と共通の前記モータ31および駆動ギヤ33と、上蓋4に取り付けられた前記中間ギヤ18および手動用ダイヤル15と、この手動用ダイヤル15に連結され、これと一体に回転することにより、パウダー容器21内のパウダーを払い出すパウダー払出し羽根45などで構成されている。
駆動ギヤ33は、図示しないワンウェイクラッチを介して、上側ギヤ部33aと下側ギヤ部33bが連結されている。これにより、例えば、モータ31が所定方向に回転する場合、上側ギヤ部33aが回転不能にロックされても、下側ギヤ部33bがモータ31の回転に対応する方向に回転する一方、モータ31が上記と逆方向に回転する場合、下側ギヤ部33bが回転不能にロックされても、上側ギヤ部33aがモータ31の回転に対応する方向に回転する。
駆動カム34は、前述したように、ギヤ部34aが駆動ギヤ33の下側ギヤ部33bに噛み合っており、ケース3内に、一方向にのみ回転可能で、逆方向に回転不能な状態に取り付けられている。すなわち、この駆動カム34は、前述した上蓋4の中間ギヤ18と同様の構成による逆回転防止機能を有しており、具体的には、図4(b)の時計方向にのみ回転が許容され、反時計方向への回転が不能になっている。また、駆動カム34のカム部34bは、径方向に所定長さ突出する突出面34cを有し、この突出面34cの外側の端部と内側の端部とが、一周する螺旋状の曲面で連なるように形成されている。そして、このカム部34bが、駆動リング35の後述するレバー部54に係合している。なお、駆動カム34の中央部には、制御装置24に電気的に接続されたエンコーダ38が配置されており、このエンコーダ38により、駆動カム34の回転角度および回転位置が検出されるようになっている。
図6は、左半部に、ホルダ37に組み付けられた状態のパウダー容器21および駆動リング35を示し、右半部に、パウダー容器21、駆動リング35およびホルダ37を分解して示している。また、図7は、左半部にパウダー容器21を示し、右半部にそれを分解して示している。パウダー容器21は、多量のパウダーがあらかじめ収容されるものであり、両図に示すように、上下方向に所定長さ延びる円筒状の容器本体41と、この容器本体41内の底部に着脱自在に取り付けられたステンシル42と、容器本体41内に着脱自在に取り付けられ、ステンシル42を容器本体41内の底部に固定するとともに、前記パウダー払出し機構23のパウダー払出し羽根45を回転自在に保持する固定・保持リング43とを有している。
なお、容器本体41には、図2および図3などに示すように、その上面開口を閉鎖する蓋40が着脱自在に取り付けられている。この蓋40の中央部には、パウダー払出し羽根45の回転軸48が貫通する孔40aが形成されている。
容器本体41の外周面には、上下方向の中央よりも若干下側の所定位置に、容器本体41の中心に対して周方向に沿って互いに等角度(120°)ごとに配置され、外方に水平に突出する3つの係合突起41aが設けられている。各係合突起41aは、図3に示すケース3側のガイド壁12の対応するガイド孔12aにそれぞれ係合するとともに、ガイド壁12の外周面よりも外方に若干突出している。
また、図7に示すように、容器本体41の底部には、周方向の全体にわたって延び、内方に若干突出するリング状のフランジ部41bが設けられている。このフランジ部41bにステンシル42の下面周縁部が載置された状態で、ステンシル42が容器本体41の底面開口を塞ぐように取り付けられている。
ステンシル42は、容器本体41の内径よりも小さくかつフランジ部41bの内径よりも大きい直径を有し、円形でかつ非常に薄い所定厚さ(例えば100μm)の金属板からなり、所定の図柄42a(本実施形態では「ABC」の文字)が、多数の細孔44によって形成されている。図8に示すように、図柄42aを構成する各細孔44は、同図(b)に示すように、所定の直径(例えば30μm)を有し、ステンシル42の上面から下面にわたり、横断面が一定に形成された細孔44Aの他、パウダーの種類や粒径などに応じて、種々の形状のものが採用される。
例えば、図8(c)に示す細孔44Bは、ステンシル42の上面側の半部において、所定の直径(例えば30μm)を有し、横断面が一定に形成され、ステンシル42の下面側の半部において、横断面が下方に向かうに従って大きくなり、最下端で最大の所定の直径(例えば60μm)を有するように形成されている。このように形成された細孔44Bを有するステンシル42は、例えば、粒径が比較的大きく、また安息角が比較的大きい特性を有するパウダーの払出しに適している。
また、図8(d)に示す細孔44Cは、ステンシル42の上下面の開口が所定の直径(例えば30μm)を有し、内周面が凹状に形成されており、具体的には、横断面が両開口間の中央に向かうに従って大きくなり、中央で最大の所定の直径(例えば40μm)を有するように形成されている。このように形成された細孔44Cを有するステンシル42は、例えば、粒径が比較的小さく、また安息角が比較的小さい特性を有するパウダーの払出しに適している。
なお、ステンシル42の外周縁部の所定位置には、外方に若干突出し、周方向に沿って互いに等角度(120°)ごとに、3つの係合凸部42bが設けられている。これらの係合凸部42bが容器本体41の内周面の底部に設けられた図示しない係合凹部に挿入されることにより、ステンシル42は、容器本体41に対し、鉛直軸線回りの所定の角度位置に位置決めされかつ鉛直軸線回りに不動に保持される。
図9に示すように、パウダー払出し羽根45は、互いに反対方向にアーム状に延びる2つの羽根部46、46を有する羽根本体47(パウダー払出し部材)と、上下方向に所定長さ延び、下部が固定・保持リング43に回転自在に支持されるとともに下端部が羽根本体47の中央に連結された回転軸48とで構成されている。羽根本体47の各羽根部46は、容器本体41の半径よりも若干短い長さ寸法を有しており、その長さ方向と直交するように切断したときの断面が、ほぼ矩形状に形成されている。
また、図10(b)に示すように、各羽根部46の時計方向側の前面の下部には、羽根部46の底面に連なり、斜め下向きに若干傾斜した傾斜面46aが形成されている。この傾斜面46aは、鉛直面に対し、所定の角度α(例えば2〜10°)分、傾斜している。後述するように、羽根本体47がステンシル42上に沿って摺動しながら時計方向に回転すると、ステンシル42上のパウダーは、各羽根部46の傾斜面46aにより、その移動する方向に押圧されるのに加えて、ステンシル42の上面に押し付けられる。これにより、パウダー容器21内のパウダーをステンシル42の下方に適度に払い出すことができ、所定量のパウダーの払出しを安定して行うことができる。
また、パウダー払出し羽根45の回転軸48は、上部にスプライン部48aが形成されており、前述したように、そのスプライン部48aが、手動用ダイヤル15の下部中央のボス部16に挿入された状態で係合する。したがって、手動用ダイヤル15が時計方向に回転すると、それと一体に、回転軸48および羽根本体47も時計方向に回転する。
上記の回転軸48を回転自在に支持する固定・保持リング43は、容器本体41の内径よりも若干小さい外径を有するとともに、フランジ部41bの内径とほぼ同じ内径を有する円筒状のリング部43aと、その中心部に上下方向に延びる円筒状に形成され、回転軸48の下部が遊挿された状態でこれを支持する支持部43bと、この支持部43bとリング部43aとの間に延びる3つのリブ43c(ダマ粉砕部)とを有している。これらのリブ43cは、支持部43の周方向に沿って互いに等角度(120°)で配置され、各リブ43cの下端面が、羽根本体47の各羽根部46の上面との間に若干の隙間を存している。
このトッピング機1で使用されるパウダーは、粒径が非常に小さく、湿気などによって、パウダー同士が固着し、比較的大きいサイズの塊であるダマが生じやすい。このようなダマがパウダー容器21内で生じると、ステンシル42の細孔44を介して、パウダーを円滑に払い出すことができなくなるおそれがある。そのため、上記の各リブ43cと、回転する羽根本体47との協働により、パウダー容器21内のパウダーのダマを粉砕し、そのダマを解消することができる。それにより、ステンシル42の細孔44を介して、パウダーの円滑な払出しを確保することができる。
図11に示すように、駆動リング35は、円筒状に形成された外側リング51と、この外側リング51内に収容される円筒状の内側リング52とで構成されている。外側リング51の内周面には、内方に若干突出し、周方向の全体にわたって所定形状に延びるリブ53が設けられている。このリブ53は、外側リング51の中心に対して周方向に沿って互いに等角度(120°)ごとに、斜めに所定長さ延びる3つの傾斜リブ53a(図11では1つのみ図示)を有している。また、外側リング51の上端部の所定位置には、ホルダ37の側壁に形成された開口37a(図6参照)を介して駆動カム34側に突出し、駆動カム34のカム部34bに係合するレバー部54が設けられている。また、このレバー部54には、前記ばね36の一端部を係止するばね係止部54aが設けられている。
内側リング52の上端周縁部には、外方に突出し、外側リング51の外径とほぼ同じ外径を有するフランジ部52aが設けられている。また、内側リング52の下端面は、外側リング51のリブ53の形状とほぼ同様に形成されるとともに、3つの傾斜リブ53aに対応する部分に、所定の傾斜面52bをそれぞれ有している。
そして、この内側リング52が外側リング51にセットされた状態では、内側リング52の下端面の大部分が、外側リング51のリブ53の上面に接するとともに、内側リング52の各傾斜面52bが、リブ53の対応する各傾斜リブ53aに所定間隔を隔てて対向する。したがって、内側リング52を外側リング51にセットした状態の駆動リング35では、その内周面に、斜めに所定長さ延びる3つの係合溝35a(図11では1つのみ図示)が形成される。そして、これらの係合溝35aには、ケース3のガイド壁12のガイド孔12aから突出する、パウダー容器21(容器本体41)の3つの係合突起41aがそれぞれ係合する。
また、図12などに示すように、トッピング機1には、トッピング部1aの底部に、セットされたカップC内の飲料Dの液面の高さを検出する液面センサ61が設けられている。この液面センサ61は、反射型の光センサや超音波センサなどで構成され、前記制御装置24に電気的に接続されている。
また、トッピング機1には、図12に示すように、トッピング部1aの開口11の後ろ側に、ケース3の内外を連通する吸気口3aが形成されるとともに、図2に示すように、ケース3の背面側の上部に排気口3bが形成され、ケース3内の排気口3bの前側に、ファン62が配置されている。このファン62により、トッピング部1aの下方のエアが、吸気口3aを介してケース3内に吸引され、さらに排気口3bを介してトッピング機1の後方に排出されるようになっている。
これにより、セットされたカップC内の飲料Dがホット飲料であって、その飲料Dから湯気が立ち上る場合でも、飲料Dの湯気や、その湯気による湿気が、ステンシル42の細孔44を介してパウダー容器21内に侵入するのを大幅に抑制することができる。その結果、パウダー容器21内のパウダーを乾燥状態に保ち、その品質を長期間にわたって良好に保持できるとともに、ステンシル42の細孔44におけるパウダーの目詰まりを抑制することができる。
さらに、トッピング機1には、トッピング機1を電気によって自動で作動させる際に操作されるスイッチ63(図5参照)が設けられている。このスイッチ63が操作されることにより、トッピング機1は自動的に作動し、カップC内の飲料Dへのパウダーのトッピングが以下のように行われる。
ここで、図13〜図15を参照しながら、トッピング機1によるパウダーのトッピング動作について説明する。図13は、パウダー容器21が待機位置としての上限位置に位置する待機状態を示している。同図に示すように、この待機状態では、パウダー容器21は、その底面がトッピング部1aの底面とほぼ面一に位置しており、また、パウダー容器21の各係合突起41aが、ケース3におけるガイド壁12の縦長のガイド孔12a、および駆動リング35の傾斜した係合溝35aの上端部に位置している。
この待機状態において、飲料入りのカップCをベース2上にセットした後、スイッチ63を操作し、トッピング機1を作動させる。この場合、まず、液面センサ61により、カップC内の飲料Dの液面Sの高さが検出される。具体的には、パウダー容器21の底面と飲料Dの液面Sとの間の距離Hが検出され、制御装置24により、検出された距離Hに基づいて、パウダー容器21の待機位置からの下降量が算出される。この下降量は、パウダーをトッピングする際のパウダー容器21の底面が、飲料Dの液面S付近の所定位置(例えば、液面Sからの距離が10mm)に位置するように算出される。そして、この算出された下降量分、パウダー容器21を下降させるよう、モータ31が所定方向に回転し、これにより、駆動ギヤ33が反時計方向に回転するとともに、その下側ギヤ部33bにギヤ部34aが噛み合う駆動カム34が、時計方向に所定角度、回転する。
図14は、駆動カム34が時計方向に所定角度、回転することにより、パウダー容器21が、飲料Dの液面S付近の所定位置まで下降した状態を示している。同図に示すように、駆動カム34が時計方向に所定角度、回転することにより、駆動カム34の突出面34cで駆動リング35のレバー部54を押圧し、ばね36の付勢力に抗して、駆動リング35を反時計方向に回動させる。これにより、パウダー容器21は、駆動リング35の係合溝35aに係合する係合突起41aを介して押し下げられ、所定位置まで下降して停止する。またこの場合、パウダー払出し羽根45は、パウダー容器21と一体に下降する。
なおこの場合、駆動ギヤ33が全体として反時計方向に回転するものの、その上側ギヤ部33aが噛み合う中間ギヤ18は、その逆転防止機能により、時計方向への回転が不能になっているので、駆動ギヤ33の上側ギヤ部33aは回転しない。つまり、モータ31の動力は、中間ギヤ18およびこれが噛み合う手動用ダイヤル15のギヤ部17に伝達されることがなく、手動用ダイヤル15に連結されたパウダー払出し羽根45も回転しない。したがって、パウダー容器21の下降中、パウダー容器21からパウダーが払い出されることはない。
その後、モータ31は、上記の所定方向と逆方向に回転し、パウダー容器21からパウダーを下方に払い出すよう、パウダー払出し羽根45を回転させる。具体的には、モータ31の回転により、駆動ギヤ33がパウダー容器21の下降時とは逆に、時計方向に回転するとともに、その上側ギヤ部33aに噛み合う中間ギヤ18が反時計方向に回転し、これに噛み合うギヤ部17を有する手動用ダイヤル15が時計方向に回転する。これにより、手動用ダイヤル15に連結されたパウダー払出し羽根45も、時計方向に所定角度(例えば360°)回転し、羽根本体47がステンシル42の上面に沿って摺動しながら回転する。そして、パウダー容器21内のパウダーは、底部のステンシル42の図柄42aを構成する多数の細孔44を介して、下方に払い出され、カップC内の飲料Dの液面S上に、その図柄42aに対応する図柄Fを描くようにトッピングされる。
なおこの場合、駆動ギヤ33が全体として時計方向に回転するものの、その下側ギヤ部33bが噛み合うギヤ部34a有する駆動カム34は、その逆転防止機能により、反時計方向への回転が不能になっているので、駆動ギヤ33の下側ギヤ部33bは回転しない。つまり、モータ31の動力は、駆動カム34およびこれに係合する駆動リング35に伝達されることがなく、下降したパウダー容器21がその位置に保持される。
パウダーのトッピング後、モータ31が再度、所定方向に回転し、駆動ギヤ33を介して、駆動カム34が再度、時計方向に回転する。そして、図15に示すように、パウダー容器21が下限位置まで下降し、駆動カム34がさらに時計方向に回転して、図13に示す元の位置に戻ったときに、モータ31が停止する。これにより、パウダー容器21が上昇して待機位置に戻り、トッピング機1は待機状態となる。
なお、以上のトッピング機1によるパウダーのトッピング動作は、電気を用いて、自動的にトッピングするようにしたが、電気を用いずに、利用者がパウダーのトッピングを手動で行うことも可能である。すなわち、飲料入りのカップCをベース2上にセットした後、利用者が手動用ダイヤル15を、矢印15dで示す方向、すなわち時計方向に1回転させることにより、パウダー払出し羽根45も時計方向に1回転し、パウダー容器21内のパウダーが飲料Dの液面S上にトッピングされる。なおこの場合、電気でモータ31を作動させる場合と異なり、パウダー容器21は下降しないものの、カップC内の飲料Dの液面Sが比較的高く、待機位置に位置するパウダー容器21の底面と飲料Dの液面Sとの距離Hが、トッピングに適した位置であれば、手動用ダイヤル15の手動操作によっても、飲料Dの液面S上に良好な図柄Fを描くように、パウダーをトッピングすることができる。
以上詳述したように、本実施形態のトッピング機1によれば、カップC内の飲料Dの液面Sの高さに応じて、パウダー容器21が下降し、飲料Dの液面Sに接近して、飲料Dへのパウダーのトッピングを行うので、飲料Dの液面S上に、デザイン性が高くかつ高精細な図柄Fを容易に描くことができる。また、カップC内の飲料Dの液面Sの高さがトッピングごとに異なる場合でも、その液面Sの高さに応じた適切な位置で、パウダーをトッピングでき、そのトッピングによる図柄Fの均一な品質を確保することができる。
また、パウダー容器21からパウダーを払い出す場合、パウダー払出し羽根45の羽根本体47がステンシル42の上面に沿って摺動しながら回転することにより、パウダー容器21内のパウダーを、ステンシル42の上面に押し付けるようにして、その下方に払い出す。これにより、パウダーを衝撃によって単に篩い落とす従来と異なり、パウダー容器21から払い出されるパウダーの拡散を抑制できるとともに、パウダー払出し羽根45の回転を調整することで、所定量のパウダーを容易にかつ安定して払い出すことができる。
さらに、パウダー容器21を昇降駆動するパウダー容器駆動機構22と、パウダー容器21内のパウダーを下方に払い出すパウダー払出し機構23とが、単一のモータ31を共通の駆動源として駆動されるので、それらを別個のモータなどを用いて行う場合に比べて、製造コストの上昇および部品点数の増加を抑制することができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、本発明のパウダートッピング装置を、トッピング専用機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カップ式自動販売機や飲料ディスペンサなどに内蔵し、それらによって調理されたカップ内の飲料にパウダーをトッピングすることも、もちろん可能である。
また、実施形態では、ステンシル42に形成された図柄として、「ABC」の文字の図柄42aを例示したが、他の文字はもちろん、絵や模様などの図柄や、それらを組み合わせた種々の図柄を採用することが可能である。図16は、ステンシル65に形成された他の図柄65aを例示しており、(a)は「@」の文字、(b)は葉の絵、(c)は3つのリングの図形が重なった模様を示している。これらのような文字や絵、模様の図柄65aを有するステンシル65を作製することにより、パウダーによるこれらの図柄のトッピングを容易に行うことができる。
また、パウダー容器21に衝撃を付与することにより、ステンシル42の図柄42aを構成する多数の細孔44におけるパウダーの目詰まりを解消するようにしてもよい。図17は、前述したトッピング機1のトッピング機構5において、駆動カム34のカム部34bの形状のみが異なっている。同図に示すように、この駆動カム71のカム部72は、前記駆動カム34の突出面34cと同様の突出面72aを有し、その突出面72aの外側の端部に連なって延びる円弧面72bが短く、平面形状が凸字状に形成されている。
図18は、上記の駆動カム71を有するトッピング機構5の動作を順に示している。同図(a)に示すように、駆動カム71が時計方向に回転すると、そのカム部72の突出面72aで駆動リング35のレバー部54を押圧し、ばね36の付勢力に抗して、駆動リング35を反時計方向に回動させる。これにより、パウダー容器21は、前述したように下降する。また、同図(b)に示すように、駆動カム71がさらに回転し、駆動カム71のカム部72の円弧面72bが、駆動リング35のレバー部54に係合している間、パウダー容器21は、下限位置に位置している(図15(b)参照)。そして、同図(c)に示すように、駆動カム71がさらに回転し、駆動カム71のカム部72と駆動リング35のレバー部54との係合が解除されると、駆動リング35は、ばね36の付勢力によって勢い良く、時計方向に回動する。これにより、パウダー容器21は、下限位置から上方の待機位置へ勢い良く駆動される(図13(b)参照)。この際に、パウダー容器21の各係合突起41aが、駆動リング35の係合溝35aの上端に衝突し、パウダー容器21に衝撃が付与される。
このようにして、パウダー容器21に衝撃が付与されることにより、その底部のステンシル42の細孔44に目詰まりしていたパウダーが、細孔44から抜け、その目詰まりを解消することができる。これにより、パウダーがトッピングされた飲料Dの液面S上に、欠落部分がなく、適正な図柄Fを描くことができる。
また、実施形態で示したトッピング機1の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
1 トッピング機
5 トッピング機構
15 手動用ダイヤル(操作部)
17 手動用ダイヤルのギヤ部(動力伝達機構)
18 中間ギヤ(動力伝達機構)
21 パウダー容器
22 パウダー容器駆動機構(衝撃付与手段)
23 パウダー払出し機構
24 制御装置
31 モータ(駆動手段)
33 駆動ギヤ
34 駆動カム
35 駆動リング
36 ばね
41 容器本体
42 ステンシル
42a ステンシルの図柄
43 固定・保持リング
43c 固定・保持リングのリブ(ダマ粉砕部)
44 ステンシルの細孔
44A ステンシルの細孔
44B ステンシルの細孔
44C ステンシルの細孔
45 パウダー払出し羽根
46 羽根部
46a 羽根部の傾斜面
47 羽根本体(パウダー払出し部材)
48 パウダー払出し羽根の回転軸
71 駆動カム
C カップ
D 飲料
F 図柄
S 飲料の液面

Claims (8)

  1. カップ内の飲料に食用のパウダーをトッピングするパウダートッピング装置であって、
    上下方向に延びる筒状に形成され、内部に前記パウダーを収容するパウダー容器と、
    上下方向に貫通する多数の細孔によって形成された所定の図柄を有し、前記パウダー容器の底面開口を塞ぐように、当該パウダー容器の底部に設けられたステンシルと、
    駆動手段と、
    前記パウダー容器内に設けられ、前記ステンシルの中央を通る鉛直軸線を中心として、当該鉛直軸線から径方向にアーム状に延びかつ前記ステンシルの上面に沿って摺動しながら回転自在に構成され、トッピング時に、前記駆動手段によって回転駆動されることにより、前記パウダー容器内のパウダーを、前記多数の細孔を介して前記ステンシルの下方に払い出すパウダー払出し部材と、
    を備え
    前記駆動手段は、
    前記ステンシルの上側において前記鉛直軸線に沿って上下方向に延び、下端部に前記パウダー払出し部材が固定された回転自在の回転軸と、
    モータと、
    前記パウダー払出し部材を回転させるために、前記モータの動力を前記回転軸に伝達し、当該回転軸を回転させる動力伝達機構と、
    を有し、
    前記動力伝達機構は、前記モータが所定方向に回転したときに当該モータの動力を前記回転軸に伝達し、当該モータが前記所定方向と反対方向に回転したときに当該モータの動力を前記回転軸に伝達しないように構成されていることを特徴とするパウダートッピング装置。
  2. カップ内の飲料に食用のパウダーをトッピングするパウダートッピング装置であって、
    上下方向に延びる筒状に形成され、内部に前記パウダーを収容するパウダー容器と、
    上下方向に貫通する多数の細孔によって形成された所定の図柄を有し、前記パウダー容器の底面開口を塞ぐように、当該パウダー容器の底部に設けられたステンシルと、
    駆動手段と、
    前記パウダー容器内に設けられ、前記ステンシルの中央を通る鉛直軸線を中心として、当該鉛直軸線から径方向にアーム状に延びかつ前記ステンシルの上面に沿って摺動しながら回転自在に構成され、トッピング時に、前記駆動手段によって回転駆動されることにより、前記パウダー容器内のパウダーを、前記多数の細孔を介して前記ステンシルの下方に払い出すパウダー払出し部材と、
    を備え、
    前記駆動手段は、
    前記ステンシルの上側において前記鉛直軸線に沿って上下方向に延び、下端部に前記パウダー払出し部材が固定された回転自在の回転軸と、
    前記パウダー払出し部材を回転させるために、前記回転軸の上端部に連結され、手動で回転操作されることにより、当該回転軸を回転させる操作部と、
    この操作部に係合し、当該操作部が所定方向に回転操作されるときに当該回転を許容しかつ当該操作部が前記所定方向と反対方向に回転操作されるときに当該回転を阻止する回転許容・阻止部材と、
    を有していることを特徴とするパウダートッピング装置。
  3. 前記パウダー払出し部材は、
    前記ステンシルの上面に接する底面に連なり、当該ステンシル上を移動する方向に対し、斜め下向きに傾斜する傾斜面を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のパウダートッピング装置。
  4. 前記パウダー容器の内部に、径方向に延びるように設けられ、前記パウダー払出し部材の回転時に、当該パウダー払出し部材と協働して、前記パウダー同士の固着によって形成されるダマを粉砕するためのダマ粉砕部を、さらに備えていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のパウダートッピング装置。
  5. 前記ステンシルは、所定の厚さを有する金属板から成り、
    前記多数の細孔の各々は、
    前記ステンシルの上面側に設けられ、横断面が一定に形成された上側細孔部と、
    前記ステンシルの下面側に設けられ、前記上側細孔部に連なり、横断面が下方に向かうに従って大きくなるように形成された下側細孔部と、
    を有していることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のパウダートッピング装置。
  6. 前記ステンシルは、所定の厚さを有する金属板から成り、
    前記多数の細孔の各々は、内周面が凹状に形成されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のパウダートッピング装置。
  7. 前記ステンシルは、前記パウダー容器に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のパウダートッピング装置。
  8. 前記ステンシルの前記多数の細孔における前記パウダーの目詰まりを解消するために、前記パウダー容器に衝撃を付与する衝撃付与手段を、さらに備えていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のパウダートッピング装置。
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