JP6131642B2 - パウダートッピング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カップ式自動販売機や飲料ディスペンサ、トッピング専用機などに適用され、例えばカップ内の飲料に食用のパウダーをトッピングすることにより、そのパウダーによって、飲料の液面上に文字や絵、模様などの図柄を描くパウダートッピング装置に関する。
従来、この種のパウダートッピング装置として、本出願人がすでに出願した特許文献1に記載されたものが知られている。このパウダートッピング装置は、上下方向に移動自在の円筒状のパウダー容器と、このパウダー容器を、最上位の待機位置と最下位のトッピング位置との間で昇降駆動する駆動機構などを備えている。パウダー容器の底部には、切り抜かれた所定の図柄に網目を有するステンシルが設けられている。このパウダートッピング装置を内蔵するカップ式自動販売機では、カプチーノなどのコーヒーやミルクティーなどの紅茶がカップに注ぎ入れられた後、そのカップがパウダー容器の真下に搬送され、カップ内の飲料に、ココアや抹茶などのパウダーがトッピングされる。
具体的には、パウダー容器を所定回数、昇降させ、特に、ばねの付勢力でトッピング位置に勢い良く下降させることによって、そのパウダー容器に衝撃を付与する。この衝撃により、パウダー容器内のパウダーが、ステンシルの図柄の網目を介して落下する。これにより、カップ内の飲料の液面上に、所定の図柄が描かれるように、パウダーがトッピングされる。
特開2012−29862号公報
上記のパウダートッピング装置では、パウダー容器の底部、すなわちステンシルは、常に外部に露出しているため、そのステンシルの図柄の網目を介して、パウダー容器内に外部から湿気が侵入しやすい。パウダー容器内のパウダーは、粒径が非常に小さく、湿気などによってパウダー同士が固着し、比較的大きいサイズの塊であるダマが生じやすい。このようなダマがパウダー容器内で生じると、ステンシルの網目にパウダーが目詰まりしやすくなり、トッピング時に、ステンシルを介してパウダーを円滑に払い出すことができなくなるおそれがある。また、パウダー容器の真下に搬送されたカップ内の飲料の飛跳ねや湯気によって、水分がステンシルの下面に付着すると、その水分とパウダーによって、ステンシルが目詰まりすることもある。以上のように、ステンシルに目詰まりが生じると、トッピングされたパウダーによる図柄の出来映えが低下してしまう。
また、パウダー容器内のパウダーは、パウダー容器がその最下位のトッピング位置において篩い落とすようにして払い出されるため、その払い出される量が安定せず、その結果、飲料の販売ごとに、飲料の液面上における図柄の濃淡が異なることがあり、パウダーがトッピングされた飲料の商品としての均一性を確保できないおそれがある。加えて、パウダー容器から払い出されたパウダーが、飲料の液面上に広範囲に散らばりやすく、その液面上のパウダーによる図柄の描画精度が低下してしまうという問題もある。したがって、上記のパウダートッピング装置には、改善の余地がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、ステンシルの目詰まりを防止しながら、トッピングによるパウダーによって、カップ内の飲料の液面上に高精細な図柄を描くことができるパウダートッピング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、カップ内の飲料に食用のパウダーをトッピングするパウダートッピング装置であって、上下方向に延びる筒状に形成され、内部にパウダーを収容するパウダー容器と、上下方向に貫通する多数の細孔によって形成された所定の図柄を有し、パウダー容器の底面開口を塞ぐように、パウダー容器の底部に取り付けられたステンシルと、駆動手段と、パウダー容器内において、ステンシルの上面に沿って摺動自在に設けられ、トッピング時に駆動手段によって駆動されることにより、パウダー容器内のパウダーを、ステンシルに押し付けながら多数の細孔を介してステンシルの下方に払い出すパウダー払出し部材と、ステンシルの下面を覆った状態にパウダー容器の底面を閉鎖する閉鎖位置と、パウダー容器の底面を開放する開放位置との間で移動自在に構成され、待機時に閉鎖位置に位置するとともに、トッピング時に駆動手段によって閉鎖位置から開放位置に駆動されるシャッタと、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、上下方向に延びる筒状のパウダー容器の底部には、その底面開口を塞ぐように、所定の図柄を有するステンシルが取り付けられ、パウダー容器内に食用のパウダーが収容されている。また、パウダー容器内には、パウダー払出し部材がステンシルの上面に沿って摺動自在に設けられている。さらに、パウダー容器の底面が、シャッタによって開閉されるように構成されている。トッピング時に、駆動手段によって、シャッタが閉鎖位置から開放位置に駆動されるとともに、パウダー払出し部材が駆動されることにより、パウダー容器内のパウダーは、パウダー払出し部材によってステンシルに押し付けられながら、ステンシルに形成された所定の図柄を構成する多数の細孔を介して、ステンシルの下方に払い出される。
上記のシャッタは、待機時に閉鎖位置に位置することにより、ステンシルの下面を覆った状態にパウダー容器の底面を閉鎖するので、ステンシルが常に外部に露出する従来と異なり、待機時にステンシルの細孔を介して、パウダー容器内に外部から湿気が侵入するのを抑制することができる。その結果、パウダー容器内にパウダーのダマが生じるのを低減し、ステンシルの目詰まりを防止することができる。また、トッピング時に、パウダー払出し部材がステンシル上を摺動することにより、パウダー容器内の所定量のパウダーを、ステンシルの図柄を構成する多数の細孔を介して押し出すように払い出すので、ステンシルの図柄とほぼ同一の高精細な図柄を描くようにトッピングすることができる。以上により、本発明によれば、ステンシルの目詰まりを防止しながら、トッピングによるパウダーによって、カップ内の飲料の液面上に高精細な図柄を描くことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパウダートッピング装置において、パウダー払出し部材は、ステンシルの中央を通る鉛直軸線から径方向にアーム状に延び、鉛直軸線を中心として回転自在に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ステンシルの中央を通る鉛直軸線から径方向にアーム状に延びるパウダー払出し部材を、その鉛直軸線を中心として回転させることにより、パウダー容器内のパウダーがステンシルの下方に払い出される。このように、パウダー払出し部材を回転させるという、比較的簡単な構成によって、パウダー容器内のパウダーを容易に払い出すことができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のパウダートッピング装置において、パウダー払出し部材には、トッピング時に移動する方向側の前面に、パウダー払出し部材の底面に連なるとともに斜め下向きに傾斜した傾斜面が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、トッピング時に、パウダー払出し部材が移動することにより、ステンシル上のパウダーは、パウダー払出し部材の傾斜面により、その移動する方向に押圧されるのに加えて、ステンシルの上面に押し付けられる。このように、パウダー払出し部材の移動する方向側の前面に傾斜面を設けるという、比較的簡単な構成により、パウダー容器内のパウダーを、容易にステンシルに押し付けながら、その下方に払い出すことができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のパウダートッピング装置において、シャッタには、シャッタが開放位置と閉鎖位置の間で移動する際にステンシルの下面に沿って摺動するブラシが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、シャッタがパウダー容器の底面を開閉する際に、そのシャッタに設けられたブラシがステンシルの下面に沿って摺動することにより、ステンシルの下面に付着するパウダーや細孔内に残留するパウダーを除去するように、ステンシルを清掃することができる。これにより、ステンシルが目詰まりした場合でも、その目詰まりを容易に解消することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のパウダートッピング装置において、駆動手段は、単一のモータと、このモータの動力をパウダー払出し部材に伝達する第1動力伝達機構と、モータの動力をシャッタに伝達する第2動力伝達機構と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、単一のモータの動力が、第1動力伝達機構を介してパウダー払出し部材に伝達されるとともに、第2動力伝達機構を介してシャッタに伝達される。このように、共通の駆動源としてのモータによって、パウダー払出し部材及びシャッタが駆動されるので、それらを互いに異なる駆動源によって駆動する場合に比べて、パウダートッピング装置の製造コストの低減を図ることができる。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載のパウダートッピング装置において、第1動力伝達機構は、トッピング時に、シャッタが第2動力伝達機構を介して閉鎖位置から開放位置に駆動された後で、パウダー払出し部材に動力を伝達するように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、トッピング時に、シャッタが閉鎖位置から開放位置に駆動された後で、パウダー払出し部材に動力が伝達されるので、パウダー容器の底面全体が開放された状態、すなわちステンシルの図柄が完全に露出した状態で、パウダーを払い出すことができ、適切なトッピングを行うことができる。
請求項7に係る発明は、請求項5又は6に記載のパウダートッピング装置において、第1動力伝達機構は、シャッタが第2動力伝達機構を介して開放位置から閉鎖位置に復帰駆動される際に、パウダー払出し部材への動力を伝達不能に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、シャッタが開放位置から閉鎖位置に復帰駆動される際に、パウダー払出し部材にはモータによる動力が伝達されないので、パウダー払出し部材は、停止した状態に維持される。これにより、トッピング後、シャッタが閉鎖位置に戻る際に、パウダー容器からパウダーが誤って払い出されることを確実に防止することができる。
請求項8に係る発明は、請求項5ないし7のいずれかに記載のパウダートッピング装置において、シャッタは、第2動力伝達機構に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、パウダートッピング装置のメンテナンス時などに、シャッタを第2動力伝達機構から取り外すことにより、そのシャッタ自体を容易に清掃することができる。また、シャッタが取り外されることにより、パウダー容器の底部のステンシルに外部から容易にアクセスできるので、そのステンシルについても、容易に清掃することができる。
請求項9に係る発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載のパウダートッピング装置において、パウダートッピング装置の外殻を構成するケースを、さらに備えており、パウダー容器は、パウダー払出し部材とともに、ケースに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、パウダートッピング装置のメンテナンス時やパウダーの補充時などに、パウダー容器を、パウダー払出し部材とともにパウダートッピング装置のケースから取り外すことにより、パウダー容器及びパウダー払出し部材の清掃や交換などを容易に行えるとともに、パウダー容器へのパウダーの補充も容易に行うことができる。
(a)は、本発明の一実施形態によるパウダートッピング装置、及びその下方に搬送された飲料入りカップを示す斜視図、(b)は、トッピング後のカップ入り飲料の一例を示す斜視図であり、パウダーによって飲料の液面上に「ABC」の文字の図柄が描かれた状態を示す。 上蓋を開放した状態のパウダートッピング装置を示す斜視図である。 パウダートッピング装置を下方から見たときの状態を示す斜視図である。 パウダートッピング装置を分解して示す斜視図である。 パウダートッピング装置を下方から見たときの斜視図であり、パウダー容器及びシャッタを取り外した状態を示す。 トッピング用動力伝達機構を分解して示す斜視図である。 ギヤボックスを分解して示す斜視図である。 トッピング用動力伝達機構の平面図である。 シャッタギヤ及びその周囲を下方から見たときの状態を示す斜視図である。 パウダー容器を説明するための分解斜視図である。 パウダー払出し羽根を説明するための分解斜視図である。 (a)は羽根本体を示す平面図、(b)は(a)のA−A線に沿って切断した断面図である。 (a)はパウダートッピング装置の縦断面図であり、(b)は(a)のB−B線に沿って切断したときの構造を説明するための説明図である。 ワンウェイロータの4つのロータアーム部と、駆動ギヤの回転用凸部及び上蓋のストッパとの位置関係を拡大して示す図である。 パウダートッピング装置の動作を説明するための説明図であり、(a)はシャッタが第1開放位置に位置する状態を示し、(b)は(a)の状態における図14に対応する図である。 図15に続く説明図であり、(a)はシャッタが第2開放位置に位置する状態を示し、(b)は(a)の状態における図14に対応する図である。 図16に続く説明図であり、(a)はパウダー払出し羽根を1回転させるために、ワンウェイロータが回転したときの状態を示し、(b)は(a)の状態における図14に対応する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1(a)は、本発明の一実施形態によるパウダートッピング装置、及びその下方に搬送された飲料入りのカップを示している。このパウダートッピング装置1は、例えばカップ式自動販売機や飲料ディスペンサ(いずれも図示せず)などに内蔵され、カップC内のコーヒー(例えばカプチーノやカフェラテ)や、紅茶(例えばミルクティー)などの飲料に、食用のパウダー(例えばココアパウダーや抹茶パウダー、シナモンパウダー)をトッピングすることにより、そのパウダーによって、飲料の液面上に文字や絵、模様などの図柄Fを描くためのものである。なお、図1(b)は、パウダーがトッピングされたカップ入り飲料の一例を示しており、本例では、カップC内の飲料Dの液面上に「ABC」の文字の図柄Fが描かれるように、パウダーがトッピングされている。
図1(a)、図2及び図3に示すように、パウダートッピング装置1は、その外殻を構成するとともに平面形状がほぼ長方形に形成されたボックス状のケース2と、このケース2の下側に設けられたパウダー容器3と、このパウダー容器3の底面を開閉するシャッタ4と、ケース2に内蔵され、後述するパウダー払出し羽根61及びシャッタ4を駆動する駆動装置5(駆動手段)とを備えており、この駆動装置5が、マイクロコンピュータを有する制御装置(図示せず)によって制御される。
ケース2は、上面が開放するとともに所定の深さを有するケース本体11と、このケース本体11に着脱自在に構成され、常時は、ケース本体11上に係止されかつねじ止めされた状態に取り付けられる上蓋12とで構成されている。この上蓋12には、その前後左右にそれぞれ、下方に延びるU字状の係止部12aが設けられており、これら4つの係止部12aがケース本体11側の対応する係止爪11aにそれぞれ係合することにより、上蓋12がケース本体11上に係止される。
また、上蓋12の底面の所定位置には、後述するワンウェイロータ32に対し、その上端部に係合する同心円状の2つの係合リング(外側係合リング13及び内側係合リング14)が設けられるとともに、後述するシャッタギヤ41を、その中心軸部の上端部において回転自在に支持する軸受部15が設けられている。外側係合リング13は、ワンウェイロータ32よりも一回り大きくかつ下方に突出するように形成されており、その内周面の所定位置には、内方に若干突出し、ワンウェイロータ32が所定の一方向(本実施形態では時計方向)にのみ回転するのを許容するとともに、反対方向(反時計方向)への回転を阻止するための2つのストッパ13a、13aが互いに対向するように設けられている。また、内側係合リング14は、下方に若干突出するように形成されており、ワンウェイロータ32の上面に当接するようになっている。一方、軸受部15は、下方に突出する円筒状に形成されており、シャッタギヤ41の中心軸部が挿入されることによって、これを回転自在に支持する。
図4及び図5は、パウダートッピング装置1を分解して示している。両図に示すように、ケース本体11の底部の前半部には、上下方向に貫通する開口16aを有し、パウダー容器3を取り付けるためのパウダー容器取付部16が形成されている。また、ケース本体11の底部には、後部の所定位置に、上下方向に延びる円筒状に形成され、シャッタ4の後述するシャッタ駆動軸43が貫通した状態で支持される軸受部17が形成されている。さらに、ケース本体11の底面には、軸受部17の外方に、平面形状が半円状に形成されるとともに下方に突出し、シャッタ4を所定位置に停止させるためのストッパ11bが設けられている。
また、ケース本体11のパウダー容器取付部16は、ケース本体11の底面から下方に突出する円筒状に形成されており、その周縁部には、互いに周方向に等角度に設けられ、パウダー容器3の後述する4つの取付用凸部51aにそれぞれ係合する4つの係合部18が形成されている。具体的には、各係合部18は、径方向に突出するように形成され、その内側において、パウダー容器3の各取付用凸部51aが上下方向に挿脱可能な凹部18aと、この凹部18aの上端部の時計方向側に連なりかつ内方に突出する段部18bとを有している。
なお、ケース本体11の左右の上端部には、外方に水平に突出する取付片19、19が設けられており、これらの取付片19、19を介して、パウダートッピング装置1がカップ式自動販売機内の所定位置にねじ止めなどによって取り付けられる。
図4及び図6に示すように、駆動装置5は、単一のモータ21及び複数のギヤを内蔵するギヤボックス22と、このギヤボックス22に連結され、モータ21の動力をパウダー容器3の後述するパウダー払出し羽根61に伝達するトッピング用動力伝達機構23(第1動力伝達機構)と、これに係合し、モータ21の動力をシャッタ4に伝達するシャッタ用動力伝達機構24(第2動力伝達機構)とを有している。
図6及び図7に示すように、ギヤボックス22は、モータ21の出力軸に固定されたウォームギヤ21aに噛み合う第1中間ギヤ25と、これに噛み合う第2中間ギヤ26と、この第2中間ギヤ26に噛み合うとともに、トッピング用動力伝達機構23の後述する駆動ギヤ31に連結される出力ギヤ27とを備えている。
なお、図7に示すように、第1中間ギヤ25は、いずれも平歯車から成る上下2段のギヤ部25a及び25bを有しており、下段のギヤ部25bがモータ21のウォームギヤ21aに噛み合っている。一方、第2中間ギヤ26も、平歯車から成る上下2段のギヤ部26a及び26bを有しており、上段のギヤ部26aが第1中間ギヤ25の上段のギヤ部25aに噛み合い、下段のギヤ部26bが出力ギヤ27に噛み合っている。
出力ギヤ27は、上下方向に延びる円筒状に形成されるとともに、下端部がフランジ状に形成された所定形状を有している。具体的には、平歯車から成り、第2中間ギヤ26の下段のギヤ部26bに噛み合うギヤ部27aと、円筒状に形成され、駆動ギヤ31に連結される連結部27bとを有している。この連結部27bの内周面には、その上下端部に、周方向に沿って多数の係合凹部27c(図6及び図7では上端部のもののみ図示)が形成されている。
図4及び図6に示すように、トッピング用動力伝達機構23は、ギヤボックス22の出力ギヤ27に連結された駆動ギヤ31と、この駆動ギヤ31の中央部に挿入され、所定の一方向(時計方向)にのみ回転が許容されるワンウェイロータ32とを有している。
駆動ギヤ31は、上下方向に延びる円筒状に形成されるとともに、上端部がフランジ状に形成された所定形状を有している。具体的には、平歯車から成るギヤ部31aと、円筒状に形成され、出力ギヤ27の連結部27bに挿入された状態で連結される連結部31bとを有している。この連結部31bの外周面には、その上端部に周方向に沿って複数の係合凸部(図示せず)が設けられ、下端部の所定位置に2つの係合凸部31c(図6では1つのみ図示)が設けられている。そして、この駆動ギヤ31の連結部31bが出力ギヤ27の連結部27bに挿入された状態で、上側の係合凸部及び下側の係合凸部31cがそれぞれ、出力ギヤ27の対応する上側の係合凹部27c及び下側の係合凹部に嵌合する。これにより、駆動ギヤ31は、出力ギヤ27に連結され、出力ギヤ27の回転に伴い、これと一体に回転する。
また、図6に示すように、駆動ギヤ31の上端部には、径が連結部31bの内径よりも大きい径を有する大径部31dが設けられている。そして、この大径部31dの内周面には、内方に若干突出するとともに互いに対向し、ワンウェイロータ32の後述する所定のロータアーム部34、34に係合することにより、ワンウェイロータ32を時計方向に回転させるための2つの回転用凸部31e、31eが設けられている。
一方、ワンウェイロータ32は、上下方向に所定長さ延び、ほぼ円筒状に形成されたロータ本体部33と、その上端部に設けられた4つのロータアーム部34とを有している。ロータ本体部33の下半部の内周面には、その周方向に沿って、各々が上下方向に延び、後述するパウダー払出し羽根61の回転軸64のスプライン部64aに係合する複数の溝(図示せず)が形成されている。
図8に示すように、各ロータアーム部34は、ロータ本体部33の外周面から径方向に突出しかつロータ本体部33の周方向に沿って反時計方向に円弧状に所定長さ延びるように形成されている。また、これら4つのロータアーム部34は、互いに点対称に配置されたもの同士を一組として、ワンウェイロータ32自体を時計方向に回転させるための2つのロータアーム部(以下「回転用アーム部34A」という)と、ワンウェイロータ32の反時計方向への回転を阻止するための2つのロータアーム部(以下「回転阻止用アーム部34B」という)で構成されている。
具体的には、図6及び図8に示すように、各回転用アーム部34Aの先端部には、その下半部に、駆動ギヤ31が時計方向に回転する際に、その回転用凸部31eが当接する当接爪34aが設けられている。一方、各回転阻止用アーム部34Bの先端部には、その上半部に、前記上蓋12の外側係合リング13のストッパ13aに当接する当接爪34bが設けられている。これらの当接爪34a及び34bはいずれも、平面形状が楔状であり、ローターアーム部34の先端から基部に向かって幅が次第に小さくなるように形成されている。
図4及び図9に示すように、シャッタ用動力伝達機構24は、トッピング用動力伝達機構23の駆動ギヤ31に噛み合うシャッタギヤ41と、上下方向に所定長さ延び、シャッタギヤ41の下側に、トルクリミッタ42を介して連結されたシャッタ駆動軸43とを有している。
シャッタギヤ41は、平歯車から成り、駆動ギヤ31のギヤ部31aに噛み合うギヤ部41aと、このギヤ部41aの下面中央に設けられ、トルクリミッタ42の上部が嵌合した状態に連結される連結部41bとを有している。また、この連結部41bの外周面の所定位置には、径方向に突出するスイッチ押圧部41cが設けられている。
図9に示すように、シャッタギヤ41のギヤ部41aの下方には、ケース本体11に固定されたスイッチ45が設けられている。また、シャッタギヤ41のスイッチ押圧部41cとスイッチ45のスイッチレバー45aとの間には、上下方向に延びるとともに、下端部においてケース本体11に揺動自在に支持された所定形状の押圧部材44が設けられている。この押圧部材44は、ばね46によって、シャッタギヤ41の連結部41b側に付勢されており、上端部の凸部44aが連結部41bの外周面に常時、当接している。そして、シャッタギヤ41の回転に伴い、スイッチ押圧部41cにより、押圧部材44及びスイッチレバー45aを介して、スイッチ45がON/OFFされ、その信号に基づいて、制御装置により、モータ21が制御されるとともにシャッタギヤ41の回転位置が判別される。
また、シャッタギヤ41とシャッタ駆動軸43を連結するトルクリミッタ42は、両者41及び43の間に所定の大きさ以上のトルクが作用したときに、シャッタギヤ41がシャッタ駆動軸43に対して空回りするように構成されている。
図10は、左半部に、上蓋50を外した状態のパウダー容器3を示し、右半部に、パウダー容器3を分解して示している。パウダー容器3は、多量のパウダーがあらかじめ収容されるものであり、同図に示すように、上下方向に所定長さ延びる円筒状の容器本体51と、この容器本体51内の底部に着脱自在に取り付けられたステンシル52と、容器本体51内に着脱自在に取り付けられ、ステンシル52を容器本体51内の底部に固定するとともに、パウダー払出し羽根61を回転自在に保持する固定・保持リング53とを有している。
上記の上蓋50は、容器本体51の上面に着脱自在に取り付けられており、中央部には、パウダー払出し羽根61の回転軸64が貫通する孔50aが形成されている。また、上蓋50の孔50aの両側には、上蓋50を容器本体51に対して着脱する際に、上蓋50の中央部を指先で摘むための2つの凹部50b、50bが形成されている。
容器本体51の上端部の周縁部には、パウダー容器3をケース本体11に取り付けるための4つの取付用凸部51aが、容器本体51の周方向に沿って互いに等角度に設けられている。各取付用凸部51aは、外方に若干突出した状態で、周方向に沿って所定長さ延びており、その上下方向の厚さについては、時計方向側の半部が厚く、反時計方向側の半部が薄くなるように形成されている。また、容器本体51の底部には、周方向の全体にわたって延び、内方に若干突出するリング状のフランジ部51bが設けられている。このフランジ部51bにステンシル52の下面周縁部が載置された状態で、ステンシル52が容器本体51の底面開口を塞ぐように取り付けられている。
ステンシル52は、容器本体51の内径よりも小さくかつフランジ部51bの内径よりも大きい直径を有し、円形でかつ非常に薄い所定厚さ(例えば100μm)の金属板から成り、所定の図柄52a(本実施形態では「ABC」の文字)が、多数の細孔によって形成されている。なお、図柄52aを構成する各細孔は、所定の直径(例えば30μm)を有しており、パウダーの種類や粒径などに応じて、種々の形状のものが採用される。
なお、ステンシル52の外周縁部の所定位置には、外方に若干突出し、周方向に沿って互いに等角度に、3つの係合凸部52bが設けられている。これらの係合凸部52bが容器本体51の内周面の底部に設けられた図示しない係合凹部に挿入されることにより、ステンシル52は、容器本体51に対し、鉛直軸線回りの所定の角度位置に位置決めされかつ鉛直軸線回りに不動に保持される。
図11及び図12に示すように、パウダー払出し羽根61は、互いに反対方向にアーム状に延びる2つの羽根部62、62を有する羽根本体63と、上下方向に所定長さ延び、下部が固定・保持リング53に回転自在に支持されるとともに下端部が羽根本体63の中央に連結された回転軸64とで構成されている。羽根本体63の各羽根部62は、容器本体51の半径よりも若干短い長さ寸法を有している。
また、図12に示すように、各羽根部62の時計方向側の前面の下部には、羽根部62の底面に連なり、斜め下向きに若干傾斜した傾斜面62aが形成されている。この傾斜面62aは、鉛直面に対し、所定の角度α(例えば2〜10°)分、傾斜している。一方、各羽根部62の上記の前面と反対側に位置し、底面に連なる後面は、斜め上向きに傾斜している。
後述するように、羽根本体63がステンシル52上に沿って摺動しながら時計方向に回転すると、ステンシル52上のパウダーは、各羽根部62の傾斜面62aにより、その移動する方向に押圧されるのに加えて、ステンシル52の上面に押し付けられる。これにより、パウダー容器3内のパウダーをステンシル52の下方に適度に払い出すことができ、所定量のパウダーの払出しを安定して行うことができる。
図11に示すように、パウダー払出し羽根61の回転軸64は、上部にスプライン部64aが形成されており、前述したように、そのスプライン部64aが、ワンウェイロータ32のロータ本体部33に下方から挿入された状態で係合する。したがって、ワンウェイロータ32が時計方向に回転すると、それと一体に、回転軸64及び羽根本体63も時計方向に回転する。
図10及び図11に示すように、上記の回転軸64を回転自在に支持する固定・保持リング53は、容器本体51の内径よりも若干小さい外径を有するとともに、フランジ部51bの内径とほぼ同じ内径を有する円筒状のリング部53aと、その中心部に上下方向に延びる円筒状に形成され、回転軸64の下部が遊挿された状態でこれを支持する支持部53bと、この支持部53bとリング部53aとの間に延びる3つのリブ53cとを有している。これらのリブ53cは、支持部53bの周方向に沿って互いに等角度で配置され、各リブ53cの下面が、羽根本体63の各羽根部62の上面との間に若干の隙間を存している。
以上のように構成されたパウダー容器3は、ケース2のパウダー容器取付部16に着脱自在に取り付けられており、その取付け及び取り外しは次のように行われる。すなわち、図5などに示すように、取付けの際にはまず、パウダー容器3の4つの取付用凸部51aを、パウダー容器取付部16の4つの係合部18の凹部18aにそれぞれ合わせながら、パウダー容器3の上部をパウダー容器取付部16の内側に下方から挿入する。この場合、パウダー払出し羽根61の回転軸64の上端部が、ワンウェイロータ32のロータ本体部33に下方から挿入される。そして、パウダー容器3を時計方向に若干回すことにより、パウダー容器3の各取付用凸部51aがパウダー容器取付部16の対応する係合部18の段部18bに、噛み合った状態で係合する。これにより、パウダー容器3は、ケース2に対し、回転不能の状態で取り付けられる。
なお、この取付けの際に、上述したように、パウダー容器3を時計方向に回した場合、パウダー払出し羽根61の羽根本体63がステンシル52に対して相対的に反時計方向に回ったとしても、パウダー容器3内のパウダーがステンシル52の下方に払い出されることはない。これは、羽根本体63の各羽根部62の反時計方向側の面(図12(b)の右側の面)が、斜め上向きに傾斜しているために、羽根本体63が反時計方向に回ったとしても、パウダー容器3内のパウダーがステンシル52側に押し付けられることがないからである。
一方、パウダー容器3の取外しの際にはまず、パウダー容器3を若干持ち上げ、反時計方向に若干回す。これにより、パウダ容器3の各取付用凸部51aが、対応する係合部18の段部18bから外れ、凹部18aに位置する。そして、パウダー容器3を下方に引き出すことにより、パウダー容器3がケース2から取り外される。
このように、パウダー容器3がケース2に着脱自在に取り付けられているので、パウダートッピング装置1のメンテナンス時やパウダーの補充時などに、パウダー容器3をパウダー払出し羽根61とともにケース2から取り外すことにより、パウダー容器3及びパウダー払出し羽根61の清掃や交換などを容易に行えるとともに、パウダー容器3へのパウダーの補充を容易に行うことができる。
図1〜図5に示すように、シャッタ4は、平面形状が円形に形成されたシャッタ本体71と、このシャッタ本体71の周縁部から斜め上方に所定長さ延びるシャッタアーム72とを有している。シャッタ本体71は、上面が水平であって、パウダー容器3の容器本体51の外径よりも若干大きい径を有しており、上面の周縁部が外方に向かって前下がりに傾斜している。また、シャッタ本体71の上面の所定位置には、シャッタ4がパウダー容器3の底面を開閉する際に、ステンシル52の底面に沿って摺動し、これを清掃するためのブラシ71aが設けられている。なお、本実施形態では、ブラシ71aは、シャッタ本体71の上面の左半部に、その周縁部に沿うように設けられている。
シャッタアーム72の先端部には、シャッタ4を前記シャッタ駆動軸43に固定した状態に取り付けるための取付凹部73及びロック部74が設けられている。取付凹部73は、上方に開放しており、シャッタ駆動軸43の下端部が挿入されるように形成されている。また、ロック部74は、取付凹部73の内側に上下方向に延びるとともに、上下方向のほぼ中央部を支点として揺動自在に構成されており、上端部にはシャッタ駆動軸43に係合するロック爪74aが設けられ、下端部が、シャッタ4をシャッタ駆動軸43から取り外す際に操作される取外しレバー74bになっている。このように、シャッタ4は、シャッタ駆動軸43に着脱自在に取り付けられているので、パウダートッピング装置1のメンテナンス時などに、シャッタ4をシャッタ駆動軸43から取り外すことにより、そのシャッタ4自体を容易に清掃することができる。
また、シャッタアーム72の先端部には、シャッタ駆動軸43と一体にシャッタ4が回転する際に、ケース本体11の底面の前記ストッパ11bに当接することにより、シャッタ4及びシャッタ駆動軸43のそれ以上の回転を阻止するための当接部75が設けられている。
図13(a)は、以上のように構成されたパウダートッピング装置1の縦断面図であり、同図(b)は、(a)のB−B線に沿って切断したときの状態を示している。また、図14は、ワンウェイロータ32の4つのロータアーム部34と、駆動ギヤ31の回転用凸部31e及び上蓋12の外側係合リング13のストッパ13aとの位置関係を拡大して示している。両図は、待機時におけるパウダートッピング装置1の状態を示しており、この待機状態では、シャッタ4のシャッタ本体71が、ステンシル52を覆った状態に、パウダー容器3の下面を閉鎖する閉鎖位置に位置している。また、駆動ギヤ31の両回転用凸部31e、31eが、ワンウェイロータ32の対応する回転用アーム部34Aの当接爪34aに対し、所定角度(本実施形態では110度)離れているとともに、上蓋12の両ストッパ13a、13aが、ワンウェイロータ32の対応する回転阻止用アーム部34Bの当接爪34bに当接している。
ここで、図15〜図17を参照しながら、パウダーをカップC内の飲料Dの液面上にトッピングする際のパウダートッピング装置1の動作について説明する。まず、待機状態から、駆動装置5のモータ21が正回転し、これにより、駆動ギヤ31が時計方向に回転するとともに、これに噛み合うシャッタギヤ41が反時計方向に回転する。
この場合まず、図15に示すように、駆動ギヤ31が時計方向に所定角度(本実施形態では110度)回転することにより、駆動ギヤ31の両回転用凸部31e、31eがワンウェイロータ32の対応する回転用アーム部34Aの先端部の当接爪34aに当接する。なおこの場合、各回転用凸部31eが当接爪34aに当接した直後であり、ワンウェイロータ32は、未だ回転していない。したがって、ワンウェイロータ32と一体に回転するパウダー払出し羽根61は、停止した状態のままである。一方、駆動ギヤ31に噛み合うシャッタギヤ41は、反時計方向に所定角度(本実施形態では110度)回転する。これにより、シャッタ4は、シャッタギヤ41と一体に反時計方向に110度回転し、シャッタ本体71が図15(a)に示す第1開放位置に到達する。なおこの場合、シャッタギヤ41の回転に伴い、スイッチ押圧部41cにより、スイッチ45は、OFFからONになり、さらにOFFになる。
上記の状態から、図16に示すように、駆動ギヤ31がさらに時計方向に所定角度(本実施形態では60度)回転することにより、駆動ギヤ31の両回転用凸部31e、31eがワンウェイロータ32の対応する回転用アーム部34Aを時計方向に押圧し、これにより、ワンウェイロータ32が時計方向に60度回転する。これに伴い、パウダー払出し羽根61は、ワンウェイロータ32と一体に時計方向に60度回転する。一方、シャッタギヤ41は、反時計方向に所定角度(本実施形態では60度)回転し、シャッタ本体71が図16(a)に示す第2開放位置に到達する。またこの場合、シャッタ4は、シャッタアーム72の先端部の当接部75がケース本体11のストッパ11bの一方の端部に当接し、それ以上の回転が阻止される。なおこの場合、スイッチ45は、OFFに維持される。
さらに上記の状態から、図17に示すように、駆動ギヤ31がさらに時計方向に所定角度(本実施形態では300度)回転することにより、ワンウェイロータ32がさらに時計方向に300度回転し、これに伴い、パウダー払出し羽根61もさらに時計方向に300度回転する。つまり、パウダー払出し羽根61は、待機位置から360度、すなわち1回転する。一方、シャッタギヤ41は、反時計方向に所定角度(本実施形態では300度)回転する。この場合、前述したように、シャッタ4は、トルクリミッタ42を介してシャッタギヤ41に連結されているとともに、シャッタアーム72の当接部75がストッパ11bの前記端部に当接することで、反時計方向への回転が阻止されている。このため、シャッタ4は、第2開放位置に維持される一方、シャッタギヤ41は、シャッタ4及びシャッタ駆動軸43に対して空回りする。なおこの場合、スイッチ45は、OFFからONになり、さらにOFFになる。つまり、モータ21は、正回転の開始後、スイッチ45が2回、ONになってからOFFになったときに停止するように制御される。
以上のように、モータ21の正回転によって、駆動ギヤ31が時計方向に470(=110+60+300)度回転することにより、ワンウェイロータ32が時計方向に360(=60+300)度回転する。これに伴い、ワンウェイロータ32と一体に、パウダー払出し羽根61が1回転することによって、パウダー容器3内のパウダーが、ステンシル52を介して下方に払い出される。これにより、パウダーがカップC内の飲料Dの液面上にトッピングされる。
その後、モータ21は、逆回転するように制御されることにより、駆動ギヤ31が上記と逆に、反時計方向に470度回転し、元の待機位置に戻る。この場合、図17に示すように、ワンウェイロータ32は、両回転阻止用アーム部34B、34Bの先端部の当接爪34bが上蓋12の外側係合リング13の対応するストッパ13aに当接しているために、反時計方向への回転が阻止される。したがって、パウダー払出し羽根61も回転することなく、停止した状態に維持される。なおこの場合、駆動ギヤ31の各回転用凸部31eは、ワンウェイロータ32の回転用アーム部34Aの当接爪34aに接触するものの、その当接爪34a及び回転用アーム部34Aの形状により、回転用アーム部34Aが内側に撓み、これにより、回転用アーム部34Aの当接爪34aに対する各回転用凸部31eの通過が許容される。
一方、シャッタギヤ41は、駆動ギヤ31の上記の回転に伴い、時計方向に470度回転し、元の待機位置に戻る。この場合、シャッタ4は、シャッタギヤ41が時計方向に170度回転したときに、シャッタアーム72の当接部75がケース本体11のストッパ11bの他方の端部に当接し、それ以上の回転が阻止され、図13に示す閉鎖位置に戻る。
以上詳述したように、本実施形態のパウダートッピング装置1によれば、待機時に、シャッタ4が閉鎖位置に位置することにより、ステンシル52の下面を覆った状態にパウダー容器3の底面を閉鎖するので、ステンシルが常に外部に露出する従来と異なり、待機時にステンシル52の細孔を介して、パウダー容器3内に外部から湿気が侵入するのを抑制することができる。その結果、パウダー容器3内にパウダーのダマが生じるのを低減し、ステンシル52の目詰まりを防止することができる。また、トッピング時に、パウダー払出し羽根61の羽根本体63が回転しながらステンシル52上を摺動することにより、パウダー容器3内の所定量のパウダーを、ステンシル52の図柄52aを構成する多数の細孔を介して押し出すように払い出すので、ステンシル52の図柄とほぼ同一の高精細な図柄を描くようにトッピングすることができる。以上により、本実施形態によれば、ステンシル52の目詰まりを防止しながら、トッピングによるパウダーによって、カップC内の飲料Dの液面上に高精細な図柄Fを描くことができる。
また、シャッタ4がパウダー容器3の底面を開閉する際に、そのシャッタ4に設けられたブラシ71aがステンシル52の下面に沿って摺動することにより、ステンシル52の下面に付着するパウダーや細孔内に残留するパウダーを除去するように、ステンシル52を清掃することができる。これにより、ステンシル52が目詰まりした場合でも、その目詰まりを容易に解消することができる。
さらに、単一のモータ21を共通の駆動源として、パウダー払出し羽根61及びシャッタ4を駆動するので、それらを互いに異なる駆動源によって駆動する場合に比べて、パウダートッピング装置1の製造コストの低減を図ることができる。また、シャッタ4が第1及び第2開放位置から閉鎖位置に復帰駆動される際に、パウダー払出し羽根61が停止した状態に維持されるので、トッピング後、シャッタ4が閉鎖位置に戻る際に、パウダー容器3からパウダーが誤って払い出されることを確実に防止することができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。実施形態では、本発明のパウダートッピング装置をカップ式自動販売機や飲料ディスペンサに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、トッピング専用機に適用することも可能であり、また、そのようなトッピング専用機を利用して、カップ内の飲料以外へのトッピング、例えば容器や皿に盛られた料理にパウダーをトッピングすることも可能である。
また、実施形態では、ステンシル52に形成された図柄として、「ABC」の文字の図柄52aを例示したが、他の文字はもちろん、絵や模様などの図柄や、それらを組み合わせた種々の図柄を採用することが可能である。
さらに、実施形態では、パウダー払出し羽根61を1回転させることによって、パウダー容器3内のパウダーを払い出すようにしたが、パウダー払出し羽根61を2回転以上、回転させることも可能であり、それにより、トッピングされるパウダーの量を容易に調整することができる。
また、実施形態で示したパウダートッピング装置1の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
1 パウダートッピング装置
2 ケース
3 パウダー容器
4 シャッタ
5 駆動装置(駆動手段)
11 ケース本体
21 モータ
22 ギヤボックス
23 トッピング用動力伝達機構(第1動力伝達機構)
24 シャッタ用動力伝達機構(第2動力伝達機構)
27 出力ギヤ
31 駆動ギヤ
32 ワンウェイロータ
41 シャッタギヤ
52 ステンシル
52a ステンシルの図柄
61 パウダー払出し羽根
62 パウダー払出し羽根の羽根部
62a 傾斜面
63 羽根本体(パウダー払出し部材)
71 シャッタ本体
71a ブラシ
C カップ
D 飲料
F 図柄

Claims (9)

  1. カップ内の飲料に食用のパウダーをトッピングするパウダートッピング装置であって、
    上下方向に延びる筒状に形成され、内部に前記パウダーを収容するパウダー容器と、
    上下方向に貫通する多数の細孔によって形成された所定の図柄を有し、前記パウダー容器の底面開口を塞ぐように、当該パウダー容器の底部に取り付けられたステンシルと、
    駆動手段と、
    前記パウダー容器内において、前記ステンシルの上面に沿って摺動自在に設けられ、トッピング時に前記駆動手段によって駆動されることにより、当該パウダー容器内のパウダーを、前記ステンシルに押し付けながら前記多数の細孔を介して当該ステンシルの下方に払い出すパウダー払出し部材と、
    前記ステンシルの下面を覆った状態に前記パウダー容器の底面を閉鎖する閉鎖位置と、当該パウダー容器の底面を開放する開放位置との間で移動自在に構成され、待機時に前記閉鎖位置に位置するとともに、トッピング時に前記駆動手段によって前記閉鎖位置から前記開放位置に駆動されるシャッタと、
    を備えていることを特徴とするパウダートッピング装置。
  2. 前記パウダー払出し部材は、前記ステンシルの中央を通る鉛直軸線から径方向にアーム状に延び、当該鉛直軸線を中心として回転自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパウダートッピング装置。
  3. 前記パウダー払出し部材には、トッピング時に移動する方向側の前面に、当該パウダー払出し部材の底面に連なるとともに斜め下向きに傾斜した傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパウダートッピング装置。
  4. 前記シャッタには、当該シャッタが前記開放位置と前記閉鎖位置の間で移動する際に前記ステンシルの下面に沿って摺動するブラシが設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のパウダートッピング装置。
  5. 前記駆動手段は、
    単一のモータと、
    このモータの動力を前記パウダー払出し部材に伝達する第1動力伝達機構と、
    前記モータの動力を前記シャッタに伝達する第2動力伝達機構と、
    を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のパウダートッピング装置。
  6. 前記第1動力伝達機構は、トッピング時に、前記シャッタが前記第2動力伝達機構を介して前記閉鎖位置から前記開放位置に駆動された後で、前記パウダー払出し部材に動力を伝達するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載のパウダートッピング装置。
  7. 前記第1動力伝達機構は、前記シャッタが前記第2動力伝達機構を介して前記開放位置から前記閉鎖位置に復帰駆動される際に、前記パウダー払出し部材への動力を伝達不能に構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載のパウダートッピング装置。
  8. 前記シャッタは、前記第2動力伝達機構に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載のパウダートッピング装置。
  9. パウダートッピング装置の外殻を構成するケースを、さらに備えており、
    前記パウダー容器は、前記パウダー払出し部材とともに、前記ケースに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のパウダートッピング装置。
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