JP2005242518A - 異なるカプセルを払い出し可能な遊戯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバーの回転方向が、払い出される内容(カプセルの種類)を反映して景品払い出しを可能にすることにより従来のものに比較しプレイヤの遊戯心をより高めることができる、簡単な構造の払い出し機構を有する遊戯機を提供する。
【解決手段】 回転レバー5を右回転すると、小形カプセルを収容する回転盤のみが回転しカプセル取り出し口より小形カプセルを取り出すことができる。回転レバー5を左回転すると、大形カプセルを収容する回転盤のみが回転しカプセル取り出し口より大形カプセルを取り出すことができる。1つの回転レバーを右方向か左方向に回転させることによりカプセルの種類を選ぶことができ、プレイヤの遊戯心を高めることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、筐体前面に設置されたレバーを操作することにより景品などが入ったカプセルを払い出すことができる遊戯機に関する。
景品を格納するカプセルを手動操作により払い出しができる遊戯機が種々提案されている。
この種の遊戯機における従来の払い出し機構は、所定のコインを投入することにより、操作レバーの回転を可能にし、プレイヤが操作レバーを回転させることにより、カプセルを払い出すものであり、その遊戯機は常に同じ種類のカプセルを払い出すものであり、所謂、ガチャガチャと呼ばれる物である。
この遊戯機は、左右どちらかの方向にのみ向けてレバーを回転させるようになっている。そして、その回転出力が払い出し機構と連動し、1個のカプセルを払い出すものであり、それ以外の異なる操作をすることはできない。また、それらは見た目も変化が無く、多くの機種では同様な構成で単一的な仕様である。
従来の遊戯機の一例を説明する(特許文献1)。
この遊戯機(物品取出装置)は、装置本体の前面に操作部を有し、所定のコイン投入により操作部の回転を可能としてプレイヤが一方向にレバーを回転することにより、レバーに連設されている軸および歯車の回転によりカプセルを搭載する回転盤を回転させてカプセルを落下口まで誘導し、カプセルを落とすことにより払い出しがなされるものである。
この装置は基本的には1種類のカプセルのみ1個ずつしか払い出すことができないが、他の種類のカプセルを払い出すため本装置管理者が物品収納ケースを引き出して物品収納ケース内のカプセルの種類を交換できる構造を有しており、他の種類のカプセルも払い出しができるようになっている。
特開2003−178368号公報
しかしながら、同じ装置で他の種類のカプセルも払い出しができるというものの、プレイヤから見れば、同時には1種類しか決められたカプセルを払い出すことができないものである。
2種類以上のカプセルを取り出し可能にするには、同じ装置を2個以上並設することが必要である。
そこで、1つの遊戯機で、しかもユーザの操作によって異なるカプセルを選択して払い出しができるカプセル払い出し機構を有する遊戯機筐体の実現が望まれる。
本発明の目的は、操作レバーの回転方向が、払い出される内容(カプセルの種類)を反映して景品払い出しを可能にすることにより従来のものに比較しプレイヤの遊戯心をより高めることができる、簡単な構造の払い出し機構を有する遊戯機を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明による請求項1は、異なるサイズのカプセルをそれぞれ収納するためのカプセル収容部を遊戯機筐体に分割して複数設け、前記遊戯機筐体面に設けた回動可能な操作部と、前記操作部に連設され、前記操作部の回動力を2分岐して伝達する軸伝達手段と、円周縁にギヤ部を有し、前記カプセル収容部の景品を収容する溝を円周方向に複数個有する2以上の回転盤と、前記2分岐された軸伝達手段の各軸対応に設けられ、前記軸伝達手段の一方向の回転では前記回転盤のギヤ部に噛合して前記回転盤の回転を可能にし、前記軸伝達手段の反対方向の回転では前記回転盤のギヤ部とは噛合せず前記回転盤の回転を停止するように形成されたギヤ伝達手段と、前記回転盤が所定位置に回転したとき、前記景品収容溝に収容されている景品を落下させる景品落下板手段とを備え、前記操作部の一方向と反対方向のそれぞれの操作に対応して一方の回転盤からのみ景品を払い出すことを特徴とする。
本発明の請求項2は、異なるサイズのカプセルをそれぞれ収納するためのカプセル収容部を遊戯機筐体に分割して複数設け、前記遊戯機筐体面に設けた回動可能な操作部と、前記操作部に連設され、前記操作部の回動力を2分岐して伝達する軸伝達手段と、前記2分岐された軸伝達手段の各軸に設けられたギヤ手段と、前記ギヤ手段に噛合するギヤ部Aと反対面にギヤ部Bを有するギヤ板と、円周縁にギヤ部Cを有し、該ギヤ部Cが前記ギヤ板のギヤ部Bに噛合し、前記カプセル収容部の景品を収容する溝を円周方向に複数個有する2以上の回転盤と、前記回転盤が所定位置に回転したとき、前記景品収容溝に収容されている景品を落下させる景品落下板手段とを備え、かつ、前記ギヤ手段とギヤ板のギヤ部Aそれぞれとの噛合構造は、前記ギヤ手段の一方の回転ではギヤ板のギヤ部Aに噛合し、反対方向の回転ではギヤ板のギヤ部Aとは噛合しないように前記ギヤ手段とギヤ板のギヤ部Aの歯を形成し前記ギヤ手段が一方に回転するとギヤ部Aを一方向に移動させ、前記ギヤ手段が反対方向に回転するとギヤ板の移動を停止し、ギヤ板のギヤ部Bの一方の移動では回転盤のギヤ部Cに噛合し、反対方向の移動では回転盤のギヤ部Cと噛合しないようにギヤ板のギヤBと回転盤のギヤCの歯を形成しギヤ板が一方向に移動すると回転盤のギヤ部Cを回転させ、ギヤ板が反対方向に移動すると回転盤の回転を停止するように構成し、前記操作部の一方向と反対方向のそれぞれの操作に対応して一方の回転盤からのみ景品を払い出すことを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項1または2記載の発明において前記軸伝達手段の2分岐構造は、伝達路途中に伝達方向を90度変換するための歯車手段が挿入され前記操作部からの回動力を上下または左右方向に伝達するように構成され、前記回転盤にそれぞれ有する景品収容溝は、各回転盤毎に大きさの異なるカプセル収容溝であることを特徴とする。
本発明の請求項4は、請求項3記載の発明において前記歯車手段は傘歯車により構成されることを特徴とする。
本発明の請求項5は、請求項2記載の発明において前記ギヤ手段は、平歯車であって、その歯の形状は左右対象の傾斜をもつ三角形状で、歯の部分は剛体であり、前記ギヤ板のギヤ部Aの歯の形状は一側の斜面は略垂直で、他側の斜面は緩やかな傾斜を有し、歯の部分の材質は、変形可能なゴムまたはプラスチックを用い、前記平歯車と前記ギヤ部Aは欠歯を有することを特徴とする。
本発明の請求項6は、請求項2または5記載の発明において前記ギヤ板のギヤ部Bの歯の形状は、左右対象の傾斜をもつ三角形状で、歯の部分は剛体であり、前記回転盤のギヤ部Cの歯の形状は一側の斜面は略垂直で、他側の斜面は緩やかな傾斜を有し、歯の部分の材質は、変形可能なゴムまたはプラスチックを用いたことを特徴とする。
上記構成によれば筐体部を上下または左右に分けたカプセル収容部に異なるサイズのカプセルを収納し、1つの操作部でプレイヤ自身が右回転または左回転を選択することにより異なるカプセルを選択して払い出すことができ、また、カプセルの大きさに応じて払い出すカプセルの個数を変えることもできる。これによりプレイヤの遊戯心をより高めることができる。
また、その遊戯機を複数個数用意することで、様々な組み合わせで遊ぶことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は本発明による遊戯機の外観を示す斜視図である。
遊戯機筐体1の前面上部には大形カプセルディスプレイ2と小形カプセルディスプレイ3が設けられ、サンプルとして大形カプセル6と小形カプセル7が展示されている。
大形カプセル6の上にはPOPが取り付けられている。小形カプセルディスプレイ3の下側には回転レバー5が設置され、左側に回すと大きいカプセルが払い出され、右側に回すと小さいカプセルが払い出される旨の表示がなされている。右位置のコイン投入口4に所定のコインを投入することにより回転レバー5はロック状態が解除され、右左いずれかに回転可能となる。回転レバー5の下部に景品在庫確認用窓8が設置され、さらにその下部に払い出されたカプセルを取り出すための取り出し口10およびコインを収集するための集金口9が設けられている。カプセルが払い出されると、回転レバー5はロックされる。
図2は、カプセル払い出し機構の動作を説明するための図である。
カプセル収納箱16または17(図4参照)内には回転盤11があり、収納箱のカプセルは回転盤11の円周方向に一定間隔で設けたカプセル収容溝11cに搭載されている。回転盤11の下側にはカプセル受板12が設けられ、回転盤11の収容溝11cの回転経路中に落下口12aが設置されている。回転レバー5の回転操作により回転盤11は回転し、1つのカプセル収容溝11cと落下口12aが一致している状態からつぎのカプセル収容溝11cと落下口12aが一致する位置まで移動したときに、1つのカプセルが落下し払い出される。
大きいカプセルおよび小さいカプセルの落下機構はカプセル収容溝11cの大きさ,数が異なるだけで同じ機構が用いられる。
図3は、コインの投入経路を説明するための遊戯機筐体の概略側面図である。
コイン投入口4からコイン13を投入するとコイン落下通路15を通ってコイン収納箱14に回収される。このとき、コイン13はコイン落下通路15に入る前に回転レバー5のロック状態を解除する。回転レバーのロックと解除機構は、例えば、投入されたコインの重さにより、中央に支点を有するロックレバー(図示しない)が回転し、回転したロックレバーの一端が回転レバー5の裏面または軸に設けられた突起(図示しない)係合から外れることにより回転レバー5の回動を可能とする。また、景品が払い出される(軸が所定角度以上回転する)と、ロックレバーの一端が上記突起に再度係合して回転レバー5の回動を阻止する。
図4は、小形カプセルと大形カプセルの払い出し経路を説明するための遊戯機筐体の概略側面図である。
回転レバー5を左回転させると、小形カプセル収納箱16内の回転盤11aのみが回転し、小形カプセル2個が落下通路28を通ってカプセル取り出し部30に落下する。同様に回転レバー5を右回転させると、大形カプセル収納箱17内の回転盤11bのみが回転し、大形カプセル1個が落下通路29を通ってカプセル取り出し部30に落下する。
図5は、小形カプセルと大形カプセル払い出しのための回動力伝達動作を説明するための遊戯機筐体の概略側面図である。
いずれ側の方向に回転レバー5を回転させてもレバー軸18を介し傘歯車手段によって上下の連結杆20,21に回転力は伝達される。当初、平歯車24(25)がラック板26(27)の所定位置に噛合している状態から、小形カプセルを払い出す場合には図5(c),(d)に示すようにラック板26が右方向に移動して回転盤11aを回転させる。平歯車25はこのときラック板27の間で噛合できず、ラック板27上で空回転し、回転盤11bは動くことはない。反対に大形カプセルを払い出す場合はラック板27が右方向に移動し、上記と同様、回転盤11bを回転させる。平歯車24はこのときラック板26の間で噛合できず、ラック板26上で空回転することとなり、回転盤11aは動くことはない。
図6は、カプセル払い出し機構の詳細を説明するための斜視図である。
回転レバー5はつまみ部5aを有し、回転レバー5の中央位置にはレバー軸18が固定され、レバー軸18の他端には傘歯車19が設けられている。回転レバー5の背面には突起5bが設けられ、突起5bが図示しない筐体側部材の孔に嵌合することにより、クリック構造が形成され、回転レバー5を例えば右方向または左方向に180度回転させることにより、つぎの孔に嵌合して回転が止まるようになっている。
小形カプセル収容回転盤11aに回転力を伝達する連結杆20はその一端に欠歯部24a(略180度間隔で2個所)を有する平歯車24が、他端に傘歯車22が取り付けられ、傘歯車22が傘歯車19に噛合している。同様に大形カプセル収容回転盤11bに回転力を伝達する連結杆21はその一端に欠歯部25a(略180度間隔で2個所)を有する平歯車25が、他端に傘歯車23が取り付けられ、傘歯車23が傘歯車19に噛合している。この構成により回転レバー5の回転出力を上下に2分岐している。
小形カプセル側の平歯車24は、ラック板26の一面に形成され欠歯部26aを有するギヤ部Aに噛合され、ラック板26の反対面に形成されたギヤ部Bは小形カプセル収容回転盤11aの円周縁に設けられたギヤ部Cに噛合されている。小形カプセル収容回転盤11aは8個のカプセル収容溝11cを有し、1回で2個分のカプセルを落下させるべき回転する。この回転量は小形カプセル収容回転盤11aの当初位置から欠歯部26aまで達するラック板26の移動量に対応する。ラック板26の右端は、他端が遊戯機筐体部材に固定された復帰バネ33の一端に係止され、ラック板26は右方向に移動習性が与えられている。ラック板26は図示しない部材により所定の位置で右方向の移動が阻止されている(当初位置)。
一方、大形カプセル側の平歯車25はラック板27の一面に形成され欠歯部25aを有するギヤ部Aに噛合され、ラック板27の反対面に形成されたギヤ部Bは大形カプセル収容回転盤11bの円周縁に設けられたギヤ部Cに噛合されている。大形カプセル収容回転盤11bは5個のカプセル収容溝11cを有し、1回で1個分のカプセルを落下させるべき回転する。この回転量は大形カプセル収容回転盤11bの当初位置から欠歯部27aまで達するラック板27の移動量に対応する。ラック板27の左端は、他端が遊戯機筐体部材にに固定された復帰バネ34の一端に係止され、ラック板27は左方向に移動習性が与えられている。ラック板27は図示しない部材により所定の位置で左方向の移動が阻止されている(当初位置)。
小形カプセルを払い出す場合は、回転レバー5を実線の矢印に示すように180度右回転(回転レバーを正面から見た場合)すると、レバー軸18は左回転し、連結杆20,平歯車24は左回転し、ラック板26は復帰バネ33に抗して左方向に移動し、小形カプセル収容回転盤11aが右回転し、平歯車24とラック板26の噛合部分が欠歯部26aに達すると、そこに達するまでの移動中に1個さらに欠歯部26aの位置で1個の小形カプセルが払い出される。この位置で小形カプセル収容回転盤11aはこれ以上回転をすることはないが、さらに平歯車24がプレイヤの操作によって2個の小形カプセルが払い出されても少しオーバー回転するため、平歯車24の欠歯部24aの部分まで回転する。このオーバ回転により平歯車24とラック板26との噛合が解除されるため、ラック板26は解放されて復帰バネ33によって当初位置に戻る。上記小形カプセル払い出し動作中は大形カプセル払い出し側の連結杆21,平歯車25も右回転するが、平歯車25はラック板27のギヤ部Aとの間では噛合せず、空転してラック板27は動くことはない。なお、回転レバー5はつぎのクリックの孔に嵌合しその位置で停止することとなる。回転レバー5がつぎのクリック位置に嵌合したとき、回転レバー5の回転はロックレバーによりロックされる。
一方、大形カプセルを払い出す場合は、回転レバー5を白抜きの矢印に示すように180度左回転(回転レバーを正面から見た場合)すると、レバー軸18は右回転し、連結杆21,平歯車25は左回転し、ラック板27は復帰バネ34に抗して右方向に移動し、大形カプセル収容回転盤11bが右回転し、平歯車25とラック板27の噛合部分が欠歯部27aに達すると、その位置で1個の大形カプセルが払い出される。この位置で大形カプセル収容回転盤11bはこれ以上回転をすることはないが、さらに平歯車25がプレイヤの操作により少しオーバー回転するため、平歯車25の欠歯部25aの部分まで回転する。このオーバ回転により平歯車25とラック板27との噛合が解除されるため、ラック板27は解放されて復帰バネ34によって当初位置に戻る。上記大形カプセル払い出し動作中は小形カプセル払い出し側の連結杆20,平歯車24は左回転するが、ラック板26のギヤ部Aとの間では噛合せず、平歯車24は空転してラック板26は動くことはない。回転レバー5がつぎのクリック位置に嵌合したとき、回転レバー5の回転はロックレバーによりロックされる。
ラック板26(27)の初期位置を変えて小形(大形)カプセル収容回転盤に対するラック板26(27)の欠歯部の位置を変えることにより小形(大形)カプセル収容回転盤の回転量を変えてカプセルの取り出す数を変えることが可能である。かかる場合、平歯車24(25)の直径を変えて、平歯車24(25)の欠歯部の位置もラック板26(27)の欠歯部の位置より後ろ位置に移動するように調整することが必要である。
図7は、平歯車の回転方向に対する各ラック板の移動方向を説明するため図である。平歯車24と25を重ねそれぞれにラック板26と27が噛合している状態を示すもので、 図6の下方から上方向に見た図である。
図7(a)では回転レバーが操作されず、ラック板26と27は初期位置にある。
この状態で、平歯車25の右回転によってラック板27が移動するが、平歯車24の回転によってはラック板26は移動しない(図7(b))。反対に平歯車24の左回転によってラック26板が移動するが、平歯車25の回転によってはラック板27は移動しない(図7(c))。
図8は、一方向は伝達し他方向には伝達しないギヤ伝達機構の原理を説明するための図である。図8(a)および(b)には小形および大形カプセル側のギヤ伝達機構を示しており、これらは同じ原理の機構であるので、小形カプセル側のギヤ伝達機構のみを説明する。平歯車24は両斜面が対象形で、その傾斜が略60度になる金属または硬質プラスチックによる歯より構成され、所定の位置に欠歯部24aを有している。ラック板26のギヤ部A(下面)は一側の斜面は略垂直で、他側の斜面は緩やかな傾斜を有し、歯の部分の材質は、変形可能なゴムまたはプラスチックによる歯により構成されている。
また、ラック板26のギヤ部Bは両斜面が対象形で、その傾斜が略60度になる金属または硬質プラスチックによる歯より構成され、小形カプセル収容回転盤11aの外周のギヤ部Cは一側の斜面は略垂直で、他側の斜面は緩やかな傾斜を有し、歯の部分の材質は、変形可能なゴムまたはプラスチックによる歯により構成されている。
図9に、図8のギヤの歯形状の噛合状態を説明するための図を示す。
平歯車24の歯が右方向に移動すると、平歯車24の歯端はギヤ部Aの垂直部分を押すためギヤ部Aと噛合して同じ方向にギヤ部Aを移動させることができる。しかしながら、平歯車24を左方向に移動させると、平歯車24の歯端はギヤ部Aの緩やかの傾斜部分に当たるが、ギヤ部Aの歯端が変形して逃げるため平歯車24は左方向に移動するがギヤ部Aは移動することはない。
図8におけるラック板26のギヤ部Bと小形カプセル収容回転盤11aのギヤ部Cとの関係も平歯車24とラック板26のギヤ部Aに示す関係と同じ構成であり、ラック板26のギヤ部Bの左方向の移動に対して小形カプセル収容回転盤11aも従動するが、ラック板26の復帰(右方向)移動に対しては小形カプセル収容回転盤11aは回転することはない。なお、ラチェット爪37を設け、バネ38によってギヤ部Cにラチェット爪37を落ち込むように構成することにより小形カプセル収容回転盤11aの逆方向の回転を確実に阻止することができる。
図10は、本発明による遊戯機の操作および動作の流れを説明するためのフローチャートである。遊戯機1が待機中の状態でコインが投入されると、回転レバーのロックが解除される(ステップ(以下、「S」という)01,S02)。
プレイヤが回転レバーを右に回転させると、小さい景品が入った小形カプセルが2個払い出される(S03,S04)。一方、回転レバーを左に回転させると、大きい景品が入った大形カプセル1個が払い出される(S05,S06)。
プレイヤは取り出し口からカプセルを取り出すことができゲームが終了する(S07,S08)。
以上の実施の形態は、小形カプセル収納部を上部に、大形カプセル収納部を下部に設けた例について説明したが、小形カプセル収納部および大形カプセル収納部を左右に並べて設けても良い。
また、回転レバーの回転量(例えば180度)に対し、平歯車に十分な回転量を得ることができない場合、または平歯車の回転量が大きすぎる場合にはレバー軸18の中間に加速ギヤ群または減速ギヤ群を挿入して対処することができる。
アーケードゲームセンターなどに設置される景品払い出し装置である。
本発明による遊戯機の外観を示す斜視図である。 カプセル払い出し機構の動作を説明するための図である。 コインの投入経路を説明するための遊戯機筐体の概略側面図である。 小形カプセルと大形カプセルの払い出し経路を説明するための遊戯機筐体の概略側面図である。 小形カプセルと大形カプセル払い出しのための回動力伝達動作を説明するための遊戯機筐体の概略側面図である。 カプセル払い出し機構の詳細を説明するための斜視図である。 平歯車の回転方向に対する各ラック板の移動方向を説明するための図である。 一方向は伝達し他方向は伝達しないギヤ伝達機構の原理を説明するための図である。 図8のギヤの歯形状の噛合状態を説明するための図である。 本発明による遊戯機の操作および動作の流れを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 遊戯機筐体
2 大形カプセルディスプレイ
3 小形カプセルディスプレイ
4 コイン投入口
5 回転レバー(操作部)
5a つまみ部
6 大形カプセル(景品)
7 小形カプセル(景品)
8 景品在庫確認用窓
9 コイン集金口
10 カプセル取り出し口
11 回転盤
11a 小形カプセル収容回転盤
11b 大形カプセル収容回転盤
11c カプセル収容溝
12 カプセル受板(景品落下板手段)
12a 落下口
13 コイン
14 コイン収納箱
15 コイン落下通路
16 小形カプセル収納箱
17 大形カプセル収納箱
18 レバー軸
20,21 連結杆
19,22,23 傘歯車
24,25 平歯車
26,27 ラック板(ギヤ板)
33,34 復帰バネ
37,39 ラチェット爪
38,40 バネ

Claims (6)

  1. 異なるサイズのカプセルをそれぞれ収納するためのカプセル収容部を遊戯機筐体に分割して複数設け、
    前記遊戯機筐体面に設けた回動可能な操作部と、
    前記操作部に連設され、前記操作部の回動力を2分岐して伝達する軸伝達手段と、
    円周縁にギヤ部を有し、前記カプセル収容部の景品を収容する溝を円周方向に複数個有する2以上の回転盤と、
    前記2分岐された軸伝達手段の各軸対応に設けられ、前記軸伝達手段の一方向の回転では前記回転盤のギヤ部に噛合して前記回転盤の回転を可能にし、前記軸伝達手段の反対方向の回転では前記回転盤のギヤ部とは噛合せず前記回転盤の回転を停止するように形成されたギヤ伝達手段と、
    前記回転盤が所定位置に回転したとき、前記景品収容溝に収容されている景品を落下させる景品落下板手段とを備え、
    前記操作部の一方向と反対方向のそれぞれの操作に対応して一方の回転盤からのみ景品を払い出すことを特徴とする異なるカプセルを払い出し可能な遊戯機。
  2. 異なるサイズのカプセルをそれぞれ収納するためのカプセル収容部を遊戯機筐体に分割して複数設け、
    前記遊戯機筐体面に設けた回動可能な操作部と、
    前記操作部に連設され、前記操作部の回動力を2分岐して伝達する軸伝達手段と、
    前記2分岐された軸伝達手段の各軸に設けられたギヤ手段と、
    前記ギヤ手段に噛合するギヤ部Aと反対面にギヤ部Bを有するギヤ板と、
    円周縁にギヤ部Cを有し、該ギヤ部Cが前記ギヤ板のギヤ部Bに噛合し、前記カプセル収容部の景品を収容する溝を円周方向に複数個有する2以上の回転盤と、
    前記回転盤が所定位置に回転したとき、前記景品収容溝に収容されている景品を落下させる景品落下板手段とを備え、
    かつ、前記ギヤ手段とギヤ板のギヤ部Aそれぞれとの噛合構造は、
    前記ギヤ手段の一方の回転ではギヤ板のギヤ部Aに噛合し、反対方向の回転ではギヤ板のギヤ部Aとは噛合しないように前記ギヤ手段とギヤ板のギヤ部Aの歯を形成し前記ギヤ手段が一方に回転するとギヤ部Aを一方向に移動させ、前記ギヤ手段が反対方向に回転するとギヤ板の移動を停止し、
    ギヤ板のギヤ部Bの一方の移動では回転盤のギヤ部Cに噛合し、反対方向の移動では回転盤のギヤ部Cと噛合しないようにギヤ板のギヤBと回転盤のギヤCの歯を形成しギヤ板が一方向に移動すると回転盤のギヤ部Cを回転させ、ギヤ板が反対方向に移動すると回転盤の回転を停止するように構成し、
    前記操作部の一方向と反対方向のそれぞれの操作に対応して一方の回転盤からのみ景品を払い出すことを特徴とする異なるカプセルを払い出し可能な遊戯機。
  3. 前記軸伝達手段の2分岐構造は、伝達路途中に伝達方向を90度変換するための歯車手段が挿入され前記操作部からの回動力を上下または左右方向に伝達するように構成され、
    前記回転盤にそれぞれ有する景品収容溝は、各回転盤毎に大きさの異なるカプセル収容溝であることを特徴とする請求項1または2記載の異なるカプセルを払い出し可能な遊戯機。
  4. 前記歯車手段は傘歯車により構成されることを特徴とする請求項3記載の異なるカプセルを払い出し可能な遊戯機。
  5. 前記ギヤ手段は、平歯車であって、その歯の形状は左右対象の傾斜をもつ三角形状で、歯の部分は剛体であり、
    前記ギヤ板のギヤ部Aの歯の形状は一側の斜面は略垂直で、他側の斜面は緩やかな傾斜を有し、歯の部分の材質は、変形可能なゴムまたはプラスチックを用い、
    前記平歯車と前記ギヤ部Aは欠歯を有することを特徴とする請求項2記載の異なるカプセルを払い出し可能な遊戯機。
  6. 前記ギヤ板のギヤ部Bの歯の形状は、左右対象の傾斜をもつ三角形状で、歯の部分は剛体であり、
    前記回転盤のギヤ部Cの歯の形状は一側の斜面は略垂直で、他側の斜面は緩やかな傾斜を有し、歯の部分の材質は、変形可能なゴムまたはプラスチックを用いたことを特徴とする請求項2または5記載の異なるカプセルを払い出し可能な遊戯機。
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