JP5913708B1 - 床のコーティング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者の習熟度によらず高粘度の塗料を均一に床に塗布することを可能にする技術の提供。【解決手段】2kg以上の重量を有するヘッドを備えるフラットモップを用いて塗料を塗布する塗布工程を含む床のコーティング方法。前記塗料は、25℃における粘度が1mPa・s以上であり、前記塗料から揮発性溶剤を除いた組成物の25℃における粘度が100000mPa・s以上である床のコーティング方法。【効果】前記フラットモップを用いれば作業者がフラットモップのヘッドに下方向の一定の力を加え続けながら塗布作業を行う必要が無く、自重により塗布に必要な一定の力がヘッドに加わり、作業者がヘッドを水平方向に動かすことのみを意識するだけで、粘度の高い塗料でも均一に床に塗布することができる。【選択図】なし

Description

本発明は一定以上の重量を有するフラットモップを使用して塗料を塗布する塗布工程を有する床のコーティング方法に関する。
建築分野においては床にコーティングを施すことによって、耐傷性、耐薬品性、耐汚染性、撥水性、グリップ性、耐熱性などの特性を付与することが行われている。コーティングに用いる塗料としては、常温乾燥型塗料や水性塗料、UV硬化型塗料などが知られている。これらのうち、UV硬化型塗料は紫外線照射によって反応し硬化する性質を有する。
例えば特許文献1には2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オンを光重合開始剤として含むUV硬化型塗料が開示されている。
UV硬化型塗料は、UVランプを使用して紫外線照射を行うことで数秒のうちに硬化させることができるため、施工時間の短縮といったメリットがある。また、UV硬化型塗料は強力な塗膜を形成するため、耐摩擦性に優れており、水、湿気に強く、適度な艶感を有する。
なお、UV硬化型塗料は他の種類の塗料よりも一般的に高粘度であるため、均一に塗布するためには習熟した技能が必要である。
特開2004−351712号公報
塗料の床への塗布はフラットモップを用いて行うことが一般的である。ここで、UV硬化型塗料のような粘度の高い塗料を塗布する場合には、均一に塗料を塗布するためにモップヘッドに下方向の力を加えながら塗布作業を行う必要がある。しかし、ムラが生じないように一定の力を加えながら塗布を行うことは難しく、習熟した技能が必要であった。そのため、作業者によりコーティングの仕上がりにばらつきが生じるという問題があった。
上記問題に鑑み、本発明の解決しようとする課題は、作業者の習熟度によらず高粘度の塗料を均一に床に塗布することを可能にする技術を提供することにある。
また、本発明の好ましい形態では、被膜の耐傷性、耐薬品性、耐汚染性、撥水性、グリップ性、耐熱性の少なくとも一つを向上させる技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明は、2kg以上の重量を有するヘッドを備えるフラットモップを用いて塗料を塗布する塗布工程を含むことを特徴とする、床のコーティング方法である。
このようなフラットモップを用いれば作業者がフラットモップのヘッドに下方向の一定の力を加え続けながら塗布作業を行う必要が無い。自重により塗布に必要な一定の力がヘッドに加わるため、作業者がヘッドを水平方向に動かすことだけを意識するだけで、粘度の高い塗料であっても均一に床に塗布することができる。
本発明のコーティング方法は、例えばUV硬化型塗料、具体的には25℃における粘度が1mPa・s以上である塗料や、揮発性溶剤を除いた組成物の25℃における粘度が100000mPa・s以上である塗料のような高粘度の塗料を塗布する際に適用することが好ましい。
本発明のコーティング方法によれば、高粘度の塗料であっても均一に床に塗布することができる。
本発明の好ましい形態では、毛足が6〜10mmであるモップパッドを用いる。
このような毛足のモップパッドを用いることによって、より高い均一性をもって床に塗料を塗布することができる。
本発明の好ましい形態では、密閉条件で塗料を塗布する塗布工程を行う。
密閉条件で塗料を塗布することによって、埃が床上に形成される塗料の被膜に入り込むことを防ぎ、耐薬品性をより向上させることができる。
本発明の好ましい形態では、床上にベースコート用塗料を塗布するベースコート塗布工程と、該ベースコート用塗料の被膜上にUV硬化型塗料からなるトップコート用塗料を塗布するトップコート塗布工程とを含み、少なくとも前記トップコート塗布工程を、前記フラットモップを用いて行う。
このような工程により床のコーティングを行うことによって、床とトップコートの密着性を向上させることができ、また、トップコートであるUV硬化型塗料を均一に塗布することができるため、結果的にトップコートの有する性質を向上させることができる。
本発明の好ましい形態では、前記塗布工程の前に、前記床表面より異物を除去する下処理工程を含む。
下処理工程を含むことによって、床上に形成される塗料の被膜に不純物が入り込むことを防ぐことができ、耐薬品性を向上させることができる。また、床と被膜との密着性を向上させることができる。
本発明の好ましい形態では、前記ヘッドの一方の長辺縁部が該ヘッドの接地面に対して上方向に屈曲しており、かつ、他方の長辺の長辺縁部が前記接地面に対して平坦であり、
前記ヘッドの長辺のうち上方向に屈曲した長辺縁部を有する方向を進行方向として塗料を塗布する。
このようなヘッドを備えるフラットモップを上記のように用いて塗布を行うことで、モップパッドからの毛の脱落を防ぐことができ、また、より高い均一性をもって塗布を行うことができる。
また、本発明は2kg以上の重量を有するヘッドを備える床のコーティングのためのフラットモップにも関する。
本発明のフラットモップによれば、粘度の高い塗料であっても均一に床に塗布することができる。
本発明の好ましい形態では、前記フラットモップは毛足が6〜10mmであるモップパッドを備える。
このような毛足のモップパッドを備える本発明のフラットモップを用いることで、より高い均一性をもって床に塗料を塗布することができる。
本発明の好ましい形態では、前記ヘッドの一方の長辺縁部が該ヘッドの接地面に対して上方向に屈曲しており、かつ、他方の長辺の長辺縁部が前記接地面に対して平坦である。
このようなヘッドを備えるフラットモップによれば、より高い均一性をもって床に塗料を塗布することができる。
本発明のコーティング方法によれば、作業者の習熟度によらず高粘度の塗料を均一に床に塗布することができる。
また、本発明の好ましい形態では、被膜の耐傷性、耐薬品性、耐汚染性、撥水性、グリップ性、耐熱性の少なくとも一つを向上させることができる。
本発明のコーティング方法のフローチャートを表す。 一方の長辺にのみ跳ね上げを備えるフラットモップのヘッドを表す。
以下、本発明の実施の形態について説明を加える。本発明のコーティング方法は、2kg以上の重量を有するヘッドを備えるフラットモップを用いて塗料を塗布する塗布工程を含むことを特徴とする。
本明細書においてフラットモップとは、上部に柄を備え下部に概ね平坦なヘッドを備えるモップのことをいう。また、モップパッドとはフラットモップのヘッドに固定又は着脱可能に装着される布材のことを言う。
本発明のコーティング方法においては、トップコートと床の密着性や耐薬品性の向上の観点から、塗布工程の前に床表面の異物を除去する下処理工程を行うことが好ましい。
以下、図1に示す実施形態、すなわち、下処理工程(剥離工程、粉塵除去工程)と、塗布工程(ベースコート塗布工程、トップコート塗布工程)を含む実施の形態について説明を加える。なお、本発明の技術的範囲は以下の実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
<1>下処理工程
本発明のコーティング方法においては塗布工程の前に、床上に存在する異物を洗浄除去する下処理工程を含むことが好ましい。下処理工程としては、ワックスや糊、ボンド、スプレー等を剥離する剥離工程や、粉塵を除去する粉塵除去工程を好ましく例示することができる。
以下、剥離工程と粉塵除去工程について具体的に説明を行う。
(1)剥離工程
塗布工程を行う前に、床材にもとから塗布されているワックスや、床材を貼る際に使用する糊やボンド、床の補修時に使用されたスプレーなどを剥離する剥離工程を行うことが好ましい。剥離工程を行うことにより、床とトップコートの密着性を向上させることができる。
剥離工程はワックス、糊、ボンド、スプレーなどを剥離し除去することができれば特にその態様は限定されないが、床材にもとからワックスが塗布されている場合には、中性洗剤とアルカリ性の剥離剤を用いてワックスを剥離することが好ましい。また、床材にワックスが塗布されていない場合にはアルカリ性の剥離剤を30〜50倍に希釈して剥離作業を行うことが好ましい。剥離剤は公知の何れのものを用いても良い。
剥離液と剥離したワックスを含む廃液等はウェットバキュームで除去することにより回収・除去する。
前記剥離作業はスコッチブライトなどのパットを使用して、ハンドパットやポリッシャーなどを用いて行う。このとき用いるパッドとしては、#400〜#1000までの番手のものが好ましい。このような番手のパットを用いることによって、床とトップコートの密着性を向上させることができる。
(2)粉塵除去工程
粉塵除去工程は床上に存在する粉塵を除去することができるのであれば、どのような方法で行ってもよいが、基本的には掃除機と粘着クッションテープで行うことが好ましい。
<2>塗布工程
(1)フラットモップ
本発明は2kg以上、より好ましくは2〜3kg、さらに好ましくは2.2〜2.7kgの重量を有するヘッドを備えるフラットモップを用いて塗料を塗布することを特徴とする。
このような重量のヘッドを備えるフラットモップを用いることで、習熟した技能を持たない者が粘度の高い塗料を塗布する場合であっても、塗料を均一に塗布することができる。
フラットモップとしては、モップパッドが着脱可能である構成のヘッドを備えるものが好ましく例示できる。
フラットモップのヘッドの形状は特に限定されず、ヘッドの接地面に対して上方向に屈曲した長辺縁部(いわゆる跳ね上げ)を設けてもよい。
本発明においては、図2に示すように一方の長辺にのみ跳ね上げが設けられ、他方の長辺縁部は接地面に対して平坦な形状のヘッドを備えるフラットモップを用いることが特に好ましい。
この場合、フラットモップのヘッドの跳ね上げが設けられた方向のみを進行方向として塗料を塗布することが好ましい。これにより、塗布の折り返しの際にモップパッドの毛が脱落し、塗料中に混入することを防ぐことができ、また、塗布の均一性をより向上させることができる。
モップパッドの毛足は、ムラを抑え均一に塗料を塗布する観点から、好ましくは15mm以下、より好ましくは12mm以下、さらに好ましくは10mm以下、さらに好ましくは9mm以下である。
また、フラットモップの毛足は、塗料の含みを向上させ均一に塗料を塗布する観点から、好ましくは4mm以上、より好ましくは5mm以上、さらに好ましくは6mm以上、さらに好ましくは7mm以上である。
また、ヘッドに装着するモップパッドの端辺に位置する綻び落ちやすい繊維を火であぶり、処理しておくことが好ましい。このような処理を行うことで、塗料の塗布中にモップパッドの繊維が落ちることを防ぐことができる。
(2)塗料
本発明のコーティング方法は、床に何れの塗料を塗布する場合であっても適用することができるが、特に粘度が高い塗料を塗布する場合に好適である。
このような高粘度の塗料としては、25℃における粘度が1mPa・s以上、より好ましくは3〜10mPa・s、さらに好ましくは4〜7mPa・sの塗料が挙げられる。
また、揮発性溶剤を除いた組成物の25℃における粘度が、好ましくは100000mPa・s以上、より好ましくは300000〜1000000mPa・s、さらに好ましくは400000〜700000mPa・sとなる塗料が挙げられる。
UV硬化型塗料は一般的に他の塗料よりも粘度が高いため、本発明のコーティング方法を特に好ましく適用することができる。
本発明においては、ベースコート塗布工程の後にトップコート塗布工程を行い、ベースコートとトップコートの2層構造の被膜により床をコーティングすることが好ましい。
ベースコート用塗料及びトップコート用塗料としては、紫外線硬化型塗料、シリコーン塗料、ウレタン塗料、アクリル塗料から選ばれる塗料を目的に応じて適宜選択することができる。
ベースコート用塗料として2液混合型のウレタン塗料を採用する場合には、その有機溶剤として、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエステル類、トルエン、キシレン等の芳香族類等公知の有機溶剤を使用でき、これらを単独で使用しても2種以上混合して使用してもよい。
本発明の好ましい形態では、トップコート用塗料としてUV硬化型塗料を用いる。UV硬化型塗料としては有機溶剤系、水性溶剤系又は無溶剤系のものであってもよく、目的に応じて適宜選択することができる。
なお、UV硬化型塗料の有機溶剤としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、2−メトキシエタノール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン、等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエステル類、トルエン、キシレン等の芳香族類など公知の有機溶剤が使用でき、上記有機溶剤は単独で使用しても2種以上の混合溶剤を使用してもよい。
本発明の特に好ましい形態では、ベースコート用塗料として2液混合型のウレタン樹脂を用い、トップコート用塗料としてUV硬化型塗料を用いる。この場合には、少なくともトップコート塗布工程において一定の重量を有するヘッドを備える前記フラットモップを使用する。
(3)その他
塗布工程は密閉条件で行うことが好ましい。密閉条件で行うことによって、舞い上がった粉塵が塗料の被膜に入り込むことを防ぐことができ、被膜の耐薬品性を向上させることができる。
<1>施工例
本発明のコーティング方法を用いて、以下の(1)〜(6)に示す工程によりフローリングのコーティングを行った。
(1)剥離工程(下処理工程)
中性及びアルカリ性の剥離剤と、番手#400のパットを装着したポリッシャーを用いて、床にすでに塗布されているワックスを溶解し、剥離した。剥離したワックスを含む排液をウェットバキュームで回収した。
(2)粉塵除去工程(下処理工程)
掃除機と粘着クッションテープにより床の清掃を行い、粉塵を除去した。
(3)ベースコート塗布工程
表1に示す2液混合型のウレタン系塗料のA液とB液を4:1の割合で混合し、これを8〜10倍に希釈した混合液を1m当たり30〜40mlを床に塗布した。
床への塗布は、マイクロファイバー繊維(毛足9mm)を装着した、面積が440mm×130mm、重量が2400g、一方の長辺にのみ跳ね上げを有するヘッドを備えるフラットモップにより行った。なお、フラットモップによる塗布は、跳ね上げのある方向を進行方向として行った。
塗布後、約1時間放置し、塗料を硬化させた。なお、ベースコート塗布工程は部屋の窓を閉め切り、密閉条件にて行った。
(4)足付け工程
スコッチパッド(白)をポリッシャーに装着して床を磨き、足付けを行った。
(5)粉塵除去工程(下処理工程)
掃除機と粘着クッションテープにより床の清掃を行い、粉塵を除去した。
(6)トップコート塗布工程
表2に示すUV硬化型塗料を1m当たり40〜50mlを床に塗布した。なお、UV硬化型塗料の25℃における粘度は、B型粘度計で計測したとき5mPa・sであり、溶剤(エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、酢酸エチル、炭化水素系混合溶剤、n−プロパノール)を除いた後の組成物の25℃における粘度は、B型粘度計で計測したとき500000mPa・sであった。
床への塗布は、ベースコート塗布工程と同様、マイクロファイバー繊維(毛足9mm)を装着した、面積が440mm×130mm、重量が2400gのヘッドを備えるフラットモップにより行った。
塗布の完了後、溶剤が揮発した後に、UVランプを用いて紫外線を床上のUV硬化型塗料に照射し(UVピーク強度160〜250mW/cm、積算強度300〜500mJ/cm)、硬化させた。
なお、トップコート塗布工程は部屋の窓を閉め切り、密閉条件にて行った。
上記(1)〜(6)の工程を経て施工されたフローリングは、ムラが無く均一性の高い被膜によりコーティングされ、耐傷性、耐薬品性、耐汚染性、撥水性、グリップ性、耐熱性に特に優れたものであった。
<2>試験例
面積がともに440mm×130mmであり、重量がそれぞれ700gと2400gであるヘッドを備えるフラットモップに、毛足がそれぞれ5mm、8mm、9mm、12mmであるモップパッドを装着し、表2に示したUV硬化型塗料のフローリングへの塗布を行った。塗布作業は塗布技術に習熟していない者に行わせた。
塗布後、施工例と同様に紫外線を照射し硬化した被膜について、その均一性を以下の基準により評価した。結果は表3に示す。
◎・・・全くムラが無く均一である
○・・・少しムラが見られるが均一である
△・・・ムラが見られ均一性に劣る
×・・・ムラが多く均一性が無い
表3に示すように、従来コーティングに使用されていた700gのヘッドを備えるフラットモップによっては、何れの毛足のモップパッドを用いた場合であっても均一にUV硬化型塗料を塗布することができなかった。
一方、2400gのヘッドを備えるフラットモップを用いた場合には、何れの毛足のモップパッドを用いた場合であっても均一にUV硬化型塗料を塗布することができた。
この結果は、2kg以上のヘッドを備えるフラットモップを使用することによって、習熟した技能を有する者でなくともUV硬化型塗料のような高粘度の塗料を均一に床に塗布することができることを示している。
また、表3に示す結果は毛足が6mm〜10mmのモップパッドを使用することによって、より高い均一性をもって塗料を塗布することができることを示している。
本発明は床のコーティングに利用することができる。特に介護施設やペットを飼育している人の住居の床のコーティングに応用することが好ましい。
10 ヘッド
11 跳ね上げ
12 ストッパー
2 柄

Claims (10)

  1. 上部に柄、下部に2kg以上の重量を有する概ね平坦なヘッドを備え、前記ヘッドの一方の長辺縁部が該ヘッドの接地面に対して上方向に屈曲しており、かつ、他方の長辺の長辺縁部が前記接地面に対して平坦であるフラットモップを用いて、前記ヘッドにモップパッドを取り付けて塗料を塗布する塗布工程を含み、
    前記ヘッドの長辺のうち上方向に屈曲した長辺縁部を有する方向を進行方向として塗料を塗布することを特徴とする、床のコーティング方法。
  2. 前記塗料の25℃における粘度が1mPa・s以上であることを特徴とする、請求項1に記載のコーティング方法。
  3. 前記塗料から揮発性溶剤を除いた組成物の25℃における粘度が100000mPa・s以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のコーティング方法。
  4. 前記塗料がUV硬化型塗料であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載のコーティング方法。
  5. 前記モップパッドの毛足が6〜10mmであることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載のコーティング方法。
  6. 前記塗料を塗布する塗布工程を密閉条件で行うことを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載のコーティング方法。
  7. 床上にベースコート用塗料を塗布するベースコート塗布工程と、該ベースコート用塗料の被膜上にUV硬化型塗料からなるトップコート用塗料を塗布するトップコート塗布工程とを含み、少なくとも前記トップコート塗布工程を、請求項1〜6の何れか一項に記載の床のコーティング方法とすることを特徴とするコーティング方法。
  8. 前記塗布工程の前に、前記床表面より異物を除去する下処理工程を含むことを特徴とする、請求項1〜7に記載のコーティング方法。
  9. 上部に柄、下部に2kg以上の重量を有する概ね平坦なヘッドを備え、前記ヘッドの一方の長辺縁部が該ヘッドの接地面に対して上方向に屈曲しており、かつ、他方の長辺の長辺縁部が前記接地面に対して平坦であり、前記ヘッドにモップパッドを取り付けることによって使用する、床のコーティングのためのフラットモップ。
  10. 前記モップパッドの毛足が6〜10mmであることを特徴とする、請求項10に記載のフラットモップ。
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