JP2005111304A - 塗布具 - Google Patents

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敏一 大山
Hiroyuki Sugano
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Abstract

【課題】 塗布面に凹凸がある場合であっても、ワックスや塗料等を均一に塗ることができ、かつ、横幅が広くなっても、刷毛本体を簡単に交換することのできる塗布具を提供することである。
【解決手段】 刷毛本体Aに設けた形態追従層12を、形態維持層13と保液層11との間に介在させるとともに、形態維持層13の両側面には、その上面を形態維持層13の上面と面一にした一対の凸部15,15を長手方向に形成し、これら凸部15,15の厚みを、ホルダーHのプレート部1と引っかけ部3との間隔Wよりも僅かに大きくするとともに、これら凸部15,15を、プレート部1と引っかけ部3とで挟み込む構成にしたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えばワックスや塗料を均一に塗る場合に最適な塗布具に関する。
床にワックスを塗布する場合に、塗布具として従来からモップが用いられている。ただし、体育館の床等のように、非常に大きい塗布面にワックスを塗布する場合には、作業効率を考えて、できるだけ幅の広いモップを用いるようにしている。なぜなら、幅の広いモップを用いれば、一度に広い面積にワックスを塗布することができるため、その分、作業時間を短縮することができるからである。
特開平8−243067号公報
ところが、幅の広いモップを用いると、塗布面の凹凸にモップを追従させることができなくなる。例えば、体育館の床には、どうしても僅かなうねりがあるが、このうねりというのは、幅の狭いモップを用いた場合、そのうねりにモップを追従させることができるが、幅の広いモップを用いた場合には凹凸となるために、モップを追従させにくくなる。なぜなら従来のモップは、平らな床面にワックスを塗布することを意図した構造になっているため、凹凸に追従するだけの柔軟性を有していなからである。そして、モップが床面の凹凸に追従しないと、へこんだ部分にこのモップを押しつけにくくなり、その部分に対するモップの押し付け力が弱くなる。このようにモップの押し付け力が弱くなると、そのへこんだ部分のワックスの厚みが、それ以外の部分よりも厚くなってしまう。つまり、ワックスの塗りむらが生じることになる。
ワックスの塗りむらが生じると、その床面の摩擦係数にばらつきが生じるため、滑り具合にもばらつきが生じる。このように床面の滑り具合にばらつきが生じると、床に足を取られやすくなる。その結果、その体育館内で行われる競技に支障が生じるという問題があった。
また、モップというのは、柄の先端に設けたホルダーに取り付けられているが、モップの部分だけを交換するために、このモップはホルダーに対して着脱自在になっている。
ところが、モップの幅が広くなると、それに応じてモップとホルダーとの固定箇所も多くなる。このようにモップとホルダーとの固定箇所が多くなると、モップの交換作業に手間がかかるという問題もあった。
この発明の目的は、塗布面に凹凸がある場合であっても、ワックスや塗料等を均一に塗ることができ、かつ、横幅が広くなっても、刷毛本体を簡単に交換することのできる塗布具を提供することである。
第1の発明は、断面形状がほぼ長方形の刷毛本体をホルダーに装着した塗布具において、上記ホルダーは、平らなプレート部と、このプレート部の両端に連続するとともに、プレート部に対して直交する垂直部と、これら垂直部の先端に設けるとともに、互いに対向する垂直部側に突出させた引っかけ部とを備える一方、上記刷毛本体は、吸水性構造加工糸からなる保液層と、凹凸に対応する柔軟性を保持した形態追従層と、形態を維持する形態維持層とを備え、上記形態追従層を、形態維持層と保液層との間に介在させるとともに、形態維持層の両側面には、その上面を形態維持層の上面と面一にした一対の凸部を長手方向に形成し、これら凸部の厚みを、上記ホルダーのプレート部と引っかけ部との間隔よりも僅かに大きくするとともに、これら凸部を、上記プレート部と引っかけ部とで挟み込む構成にしたことを特徴とする。
第2の発明は、上記第1の発明において、形態維持層を、ウレタンなどの発泡体にする一方、ホルダーには、形態維持層に挿入可能にしたスライド規制部材を設け、このスライド規制部材の先端を、形態維持層に挿入する構成にしたことを特徴とする。
第1の発明によれば、刷毛本体が、吸水性構造加工糸からなる保液層と、凹凸に対応する柔軟性を保持した形態追従層と、形態を維持する形態維持層とを備え、上記形態追従層を、形態維持層と保液層との間に介在させたので、塗布面の凹凸に保液層を追従させることができる。このように保液層を塗布面の凹凸に追従させることができるので、ワックスや塗料を均一に塗ることができる。
また、形態維持層の両側面に、その上面を形態維持層の上面と面一にした一対の凸部を長手方向に形成し、これら凸部の幅を、上記ホルダーのプレート部と引っかけ部との間隔よりも僅かに大きくするとともに、これら凸部を、上記プレート部と引っかけ部とで挟み込む構成にしたので、刷毛本体の横幅が広くなったとしても、刷毛本体を簡単に交換することができる。
第2の発明によれば、形態維持層を、ウレタン樹脂などからなる発泡体にする一方、ホルダーには、形態維持層に挿入可能にしたスライド規制部材を設け、このスライド規制部材の先端を、形態維持層に挿入する構成にしたので、ホルダーに対して刷毛本体がどの位置にあったとしても、スライド規制部材の先端を、刷毛本体の形態維持層に挿入することができる。
したがって、ホルダーに対する刷毛本体の位置を厳密に一致させずに済み、その分、交換時の作業性を向上させることができる。また、刷毛本体側に、スライド規制部材を挿入する穴を特別に設けなくて済むので、コストアップを防止することができる。
図1〜図7にこの発明の一実施形態を示す。
図1に示したように、ホルダーHには、刷毛本体Aを装着している。
上記ホルダーHは、金属製のものであり、図2に示すように、平らなプレート部1と、このプレート部1の両端に連続するとともに、プレート部1に対して直交する垂直部2,2と、これら垂直部2,2の先端に設けるとともに、対向する垂直部2,2側に向かって突出させた引っかけ部3,3とを備えている。
また、図1に示すように、上記プレート1の上面であって、その横幅方向ほぼ中央には、接続部材4、4を固定するとともに、この接続部材4の起立片4a,4a間に、ロッド5を掛け渡している。このロッド5には、接続パイプ6を回転自在に取り付けている。そして、この接続パイプ6に柄7を挿入することによって、ホルダーHに柄7の一端を回動自在に取り付けるようにしている。
さらに、上記プレート1には、内周に雌ねじを設けた貫通孔8を形成し、この貫通孔8に、この発明のスライド規制部材であるボルト9を取り付けるようにしている。
一方、上記刷毛本体Aは、図3に示すように、その断面形状をほぼ長方形にしたものであり、保液層11と形態維持層13との間に、形態追従層12を介在させている。
上記保液層11は、その表面を全体的に平らにしている。また、この保液層11は、ワックスや塗料を保持させるための層であり、吸水性構造加工糸からなる。なお、この吸水性構造加工糸については後で詳しく説明する。
一方、形態追従層12は、柔軟性のあるスポンジからなり、刷毛本体Aを塗布面に押し当てたとき、保液層11の形状を、塗布面の凹凸に追従させて変化させるためのものである。このように形態追従層12が塗布面の凹凸に追従することによって、保液層11も塗布面の凹凸に確実に追従させることができるようにしている。
また、上記形態維持層13は、硬質のウレタン樹脂の発泡体からなり、刷毛本体Aの形態を保てるだけの堅さを維持している。
上記のようにした保液層11、形態追従層12および形態維持層13は、その断面形態を、図4に示すように連続させるとともに、この連続方向に直交する形態維持層13の両側面に凹部14,14を形成している。そして、この凹部14,14の上側に、一対の凸部15,15を形成している。
これら凸部15,15は、その上面が形態維持層13の上面13aと面一になっていて、この上面13aから凹部14,14の最も深い部分までの厚みDを、図2に示すように、ホルダーHのプレート部1と引っかけ部4との間隔Wよりも僅かに大きくしている。
上記のようにした刷毛本体Aは、図1,図2に示したように、その凸部15,15の部分でホルダーHに取り付けるようにているが、具体的には、図5に示すように、刷毛本体Aの凸部15,15を、ホルダーHに対してスライドさせながら取り付けるようにしている。なお、このとき、ボルト9はホルダーHから外しておく。
上記のように、ホルダーHに対してスライドさせながら刷毛部本体Hを取り付けるが、凸部15,15の厚みDを、ホルダーHのプレート部1と引っかけ部3との幅Wよりも僅かに大きくしているので、ホルダーHのプレート部1と引っかけ部3とによって、凸部15,15は挟み付けられる。そのため、これら凸部15,15は、弾性変形した状態でホルダーHに取り付けられることになる。
上記のように、凸部15,15が弾性変形した状態で、ホルダーHに取り付けられるため、刷毛本体Aの上面13aが、プレート1の下側面にしっかり押し付けられることになる。このようにプレート部1の下側面に刷毛本体Aの上面が押し付けられると、ホルダーHに対する刷毛本体Aのがたつきが規制される。つまり、ホルダーHに対して刷毛本体Aがしっかり固定されることになる。
このように刷毛本体AがホルダーHにしっかり固定されるため、刷毛本体Aにかなり強い力が作用したとしても、この刷毛本体Aががたついたり、それがホルダーHから外れたりしない。したがって、それだけ塗布作業もやりやすくなる。
なお、上記形態維持層13は、先に説明したように、刷毛本体Aの形状が変化しないような堅さのものを用いているので、この刷毛本体AをホルダーHにしっかり固定しても、その形状が変化することがない。つまり、ホルダーHに刷毛本体Aを固定することによって、形態追従層12や保液層11の形状が変化しないようにしている。
上記のようにしてホルダーHに刷毛本体Aを取り付けた後、貫通孔8にボルト9を挿入し、その先端を形態維持層13に押し込む。このようにボルト9の先端を、形態維持層13に押し込むと、ホルダーHに対する刷毛本体Aのずれが規制される。つまり、ホルダーHに対して刷毛本体Aを取り付けただけでは、ホルダーHに対する刷毛本体Aのスライド方向の移動を完全に抑えることができないために、上記ボルト9を利用することによって、ホルダーHに対する刷毛本体Aのずれを規制している。
また、上記ボルト9は、その先端を、硬質のウレタン樹脂からなる形態維持層13に押し込む構成にしているので、刷毛本体A側にわざわざボルト9用の孔を形成しなくて済む。このようにボルト用の孔を形成しなくて済む分、刷毛本体Aのコストアップを防止することができる。また、刷毛本体AがホルダーHに対してどの位置にあったとしていも、ボルト9を刷毛本体Aに押し込むことができるので、ホルダーHに対する正確な位置決めが不要となる分、刷毛本体Aの交換作業が容易にできる。
なお、この実施形態では、ホルダーHに対する刷毛本体Aのずれを規制するために、上記ボルト9を用いているが、このボルト9は本発明の必須の構成要素ではない。なぜなら、刷毛本体Aの上面13aが、プレート部1の下側面に押し付けられることによって、ホルダーHに対する刷毛本体Aのスライドがある程度規制されているからである。
ただし、上記したようにボルト9を用いれば、ホルダーHに対する刷毛本体Aのスライドを確実に規制することができる。
一方、上記保液層11は、吸水性構造加工糸からなることは先に説明したが、この吸水性構造加工糸として、例えば、特開2002−302863号公報に記載されたものが知られている。この吸水性構造加工糸とは、図6に示したように、地組織20と、この地組織20の片面に形成されたパイル組織21とからなる。このパイル組織21は、複数の熱溶着性捲縮繊維22からなる。この熱溶着性捲縮繊維22は、捲縮率が5〜30%のものを使用している。
また、上記熱溶着性捲縮繊維22は、低融点重合体と繊維形成性重合体からなり、この低融点重合体としては、例えば、エチレン−ビニルアルコール系共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系重合体、ポリアミド系重合体などを用いることができる。また、繊維形成性重合体としては、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレンなどを用いることができる。
さらに、この熱溶着性捲縮繊維22は、上記繊維形成性重合体を芯成分とし、低融点重合体を鞘成分とする芯鞘型となっている。
また、熱溶着性捲縮繊維22からなるパイル組織21は、地組織20側に形成した網状溶着層23と、これに隣接した崇高層24とを形成している。上記網状溶着層23では、熱溶着性捲縮繊維22が捲縮によって部分的に接触し、この接触部分に溶着部25が形成されるようにしている。このように溶着部25を形成することによって、繊維22が絡み合うようにしている。一方、崇高層24は、溶着部25はほとんど形成されないようにしている。
したがって、上記網状溶着層23は、溶着部25が形成されていない崇高層24に比べて、その繊維間隙が微小化されている。
このような網状溶着層23では、繊維間隙を微小にすることによって毛管現象を生じるようにしている。
また、上記のようにしたパイル組織21は、その高さを0.5〜20mmとするとともに、この高さがほぼ均一になるようにしている。さらに、上記パイル組織21の高さは、好ましくは2〜6mmとする。それは、高さを均一にするための加工精度が容易であり、しかも、このパイル組織21に十分な量の塗料を保持することができる長さだからである。上記十分な量の塗料を保持することができるので、何度も塗料をしみこませる必要がなく、作業効率を向上させることができる。さらに、上記パイル組織21を2〜6mmの高さにすることによって、それ以上高くした場合に比べて高さの差を小さくすることができ、その分きれいな仕上がりが可能になる。
上記のような保液層11の地組織20を形態追従層12側にして、この地組織20を熱溶融することによって、保液層11と形態追従層12とを熱溶着するようにしている。
上記のような保液層11にワックスや塗料をしみこませると、上記網状溶着層23の毛管現象によって、この塗料が、繊維間隙の比較的大きい崇高層24を通って、網状溶着層23に吸収されるようになる。そして、到達した塗料は、上記毛管現象によって、この網状溶着層23に保持される。
したがって、保液層11に塗料やワックスを確実に保持させることができる。また、このように確実に保持することができるので、例えば粘性の低い塗料を用いた場合でも、液ダレすることがなく、その保持性を良好に維持することができる。
また、上記のように保液層11にワックスや塗料を保持させて、これを塗布面に押し当てれば、保持されていた塗料が網状溶着層23からしみ出し、しみ出した塗料が崇高層24を介して塗布面に付着する。このとき、塗料は上記塗布面への押し付け量に応じて徐々にしみ出すので、部分的に塗料が厚塗りになることがない。しかも、パイル組織21の長さを均一にしているので、より均一に塗料を塗布することができる。
さらに、上記保液層11は、粘性の低い塗料も良好に保持することができるので、この粘性の低い塗料を用いた場合には、塗膜の薄い塗布面を実現することができる。例えば、ビルの外壁などに、光触媒を含有させたコーティング材を塗布する場合、美粧性という観点から、より薄い塗膜を均一に塗装することが求められる。このような場合に、この実施形態では、粘性の低い塗料でも均一に塗ることができるので最適である。
次に、上記実施形態を用いて塗布面にワックスを塗布するときの作用について説明する。
ワックスを塗布する場合、図1に示すように、塗布面に保液層11を押し付けるが、このとき、柄7の部分を介してホルダーHの接続部材4付近に押し付け力が集中する。ただし、この力は、ホルダーHと形態維持層3を介して分散されるため、保液層11には、押し付け力が均一に伝わる。したがって、均一な力で保液層1と塗布面とを接触させることができ、それによっていわゆる塗りむらを防止することができる。
また、保液層11と形態維持層13と間には、形態追従層12を介在させているので、塗布面に凹凸があったとしても、その凹凸に合わせて形態追従層12が変形し、それによって保液面11を塗布面の凹凸に追従させることができる。つまり、この実施形態では、保液層11を塗布面の凹凸に追従させるとともに、この保液層11を均一な力で塗布面に接触させることができるので、塗布面に凹凸があったとしても、ワックスの厚みを均一にすることができる。つまり、塗布面の凹部では厚塗りになったり、凸部では薄塗りになったりするという塗りむらを効果的に防止することができる。
また、上記形態追従層12としてスポンジを用いているので、その形態追従性をより向上させるとともに、押し付け力を保液層11の塗布面全体に分散させて、その押し付け力を均一に保つことができる。
したがって、保液層11からしみ出る塗料の量も均一にすることができる。このように保液層1からしみ出る塗料の量を均一にできると言うことは、それだけ塗りむらを少なくできることにつながる。特に、粘性の低い塗料においては、力の入れ具合によって、塗料のしみ出る量が極端に違ってしまうので、もし、押し付け力が不均一になると、それだけで塗りむらの原因になってしまう。しかし、この実施形態では、押し付け力を均一にできるので、このような問題は発生しない。
一方、上記刷毛本体Aを交換する場合には、ボルト9を取り外して、ホルダーHに対して刷毛本体Aをスライドさせればよい。このようにすれば、ホルダーHから刷毛本体Aを簡単に取り外すことができる。
また、新しい刷毛本体Aを装着する場合には、ホルダーHのプレート部1と引っかけ部3との間に、刷毛本体Aの凸部15,15を挟み込むようにしてスライドさせればよい。そして、ホルダーHに刷毛本体Aを取り付けた後、ボルト9の先端を刷毛本体Aに押し込めばよい。
以上のような刷毛本体Aの交換作業は、刷毛本体Aの幅が大きくなっても同じである。したがって、この実施形態によれば、幅の広い刷毛本体Aを用いたとしても、その交換作業に手間がかかることがない。
ところで、ワックスを塗布する場合、そのワックスを塗布面に予め適量撒いておき、それを刷毛本体Aによって薄くのばす場合がある。図7は、この状態を示した説明図であり、塗布面に対して刷毛本体Aを傾けた状態で押し付けて、しかも、この刷毛本体Aを図面左方向に移動させている状態を示している。
図示するように、刷毛本体Aを左方向に移動させると、塗布面に撒かれたワックスが、保液面11によって液だまりPを作りながら移動する。このとき、仮に、保液面11が塗布面に追従できないとすると、この保液面11と塗布面とのBとの隙間から、液だまりPのワックスが漏れてしまい、その部分のワックスが厚くなる。つまり、ワックスの厚みが均一にはならなくなる。また、保液面11の押し付け力にばらつきがあっても、ワックスの厚みが均一にならない。
しかし、この実施形態によれば、保液面11が塗布面に追従し、しかも、この保液面11が塗布面に均一の力で押し付けられているので、液だまりPとなったワックスを、均一の厚みで塗布することができる。
また、この実施形態では、ホルダーHを金属製にすることによって、ホルダーHにある程度の重さを持たせている。そして、このホルダーHの重さを、刷毛本体Hにバランスよく作用させることによって、塗布面に保液面11を均等に押し付けることができるようにしている。つまり、作業員が柄7の部分を軽く押し引きするだけで、保液面11を均一な押し付け力で塗布面に押し付けることができるようにしている。
なお、ホルダーHの重量が少ない場合には、このホルダーHに錘を固定すればよい。例えば、この金属製のホルダーHを磁石がくっつく材質にすれば、プレート部1の上面に錘として磁石を固定することができる。
実施形態の斜視図である。 実施形態の断面図である。 刷毛本体Aの斜視図である。 刷毛本体Aの側面図である。 実施形態の組み立て図である。 保液面11の部分拡大図である。 塗布面にワックスを塗布している状態を示す説明図である。
符号の説明
A 刷毛本体
H ホルダー
1 プレート部
2 垂直部
3 引っかけ部
9 この発明のスライド規制部材に相当するボルト
9a ボルトの先端
11 保液層
12 形態追従層
13 形態維持層
15 凸部
D 凸部15の厚み
W プレート部と引っかけ部との間隔

Claims (2)

  1. 断面形状がほぼ長方形の刷毛本体をホルダーに装着した塗布具において、上記ホルダーは、平らなプレート部と、このプレート部の両端に連続するとともに、プレート部に対して直交する垂直部と、これら垂直部の先端に設けるとともに、互いに対向する垂直部側に突出させた引っかけ部とを備える一方、上記刷毛本体は、吸水性構造加工糸からなる保液層と、凹凸に対応する柔軟性を保持した形態追従層と、形態を維持する形態維持層とを備え、上記形態追従層を、形態維持層と保液層との間に介在させるとともに、形態維持層の両側面には、その上面を形態維持層の上面と面一にした一対の凸部を長手方向に形成し、これら凸部の厚みを、上記ホルダーのプレート部と引っかけ部との間隔よりも僅かに大きくするとともに、これら凸部を、上記プレート部と引っかけ部とで挟み込む構成にしたことを特徴とする塗布具。
  2. 形態維持層を、ウレタン樹脂などからなる発泡体にする一方、ホルダーには、形態維持層に挿入可能にしたスライド規制部材を設け、このスライド規制部材の先端を、形態維持層に挿入する構成にしたことを特徴とする請求項1記載の塗布具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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