JP5913688B2 - 表示装置、表示方法、表示プログラム、表示装置を備えたテレビジョン受像機、及び、記録媒体 - Google Patents

表示装置、表示方法、表示プログラム、表示装置を備えたテレビジョン受像機、及び、記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、メニュー表示装置、メニュー表示方法、メニュー表示プログラム及びメニュー表示装置を備えたテレビジョン受像機に関し、より詳細には、多数のメニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択することが必要な多機能化したテレビ受像機に用いて最適なメニュー表示装置、表示方法及び表示プログラム等に関する。
近年、テレビの高機能化が進み、ネット上のコンテンツの再生、内蔵HDDの再生、ネットから取得した各種の情報を表示させること等が可能となっている。そのため、テレビ視聴者は従来のテレビ視聴のみではなく、色々なコンテンツを再生・視聴することが可能となっている。
また、各コンテンツ間の関連情報の融合も行われており、例えば、視聴中のテレビ番組に関連した情報をネットから抽出して表示することも行われている。また、ユーザの視聴の傾向や、ネット上の情報からお勧めコンテンツを表示する等、各種のサービスの盛り込みも行われている。
上記のような種々の機能の選択、お好みのコンテンツの選択は、一般的には、画面上に各種機能、コンテンツを選択するためのメニューを表示しておき、表示されたメニューの中から、自分の実行したい機能の項目(メニュー項目)、或いは自分の視聴したいコンテンツを示す項目(メニュー項目)を指定することによって行われている。
各種の機能或いはコンテンツを示すメニュー項目が表示されたメニュー画面において、特定のメニュー項目を選択・指示するには、一般的には、リモコン等の上下左右移動キーによって、画面上に表示された特定の機能のメニュー項目、或いは特定のコンテンツ等を示すメニュー項目を選択するようにしている。(なお、以後、特定のメニュー項目を選択することを、フォーカスするとも言う。)
フォーカスされたメニュー項目は、例えば、枠で囲むこと、或いはカーソルを置くこと等によって他のメニュー項目から識別できるようにされており、特定のメニュー項目の選択は、例えば、このメニュー項目を囲む「枠」を動かすことによって行われる。この場合のフォーカスされた状態を示すための「枠」を「フォーカス枠」と言う。なお、このように特定のメニュー項目をフォーカスするために、「枠」等を動かす操作を「フォーカス枠を操作する」又は「フォーカス枠を動かす」等という。
以上に述べたとおり、フォーカスされたメニュー項目は、枠で囲むこと、或いはカーソルを置くこと等によって識別できるようにしているが、フォーカスされるべき箇所が多いとフォーカスが何処にあるのか一目で判りにくいことが多い。また、選択すべき機能等が多い場合、メニューを階層構造にする等の対策が必要となるが、階層構造を予め把握しておくことは容易ではなく、従って、必要なメニュー項目の選択が複雑で分かり難くなりがちであった。
特許文献1には、複数の階層を持つメニューの表示方法において、単純な操作によって特定の階層のメニューと、他の階層のメニューとの間の行き来を容易にできるようにし、更に、メニューの階層構造を把握し易くしたメニュー表示方法が開示されている。
特開2010−113420号公報(2010年5月20日公開)
本願発明は、多くの項目が並ぶ方向への選択を短時間で行うことができ、使い勝手のよい表示装置等を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本願の発明の一態様に係る表示装置では、表示画面内に表示された複数の項目の中から所望の項目を選択可能とした表示装置であって、表示された前記複数の項目のうち、選択された項目を示すフォーカス枠を生成する制御部を有しており、前記制御部は、前記項目を移動させる場合、前記フォーカス枠を移動させる場合よりも速い速度で移動させることを特徴としている。
上記の課題を解決するために、本願の発明の一態様に係る表示方法は、表示画面内に表示された複数の項目の中から所望の項目を選択可能とした表示装置による表示方法であって、表示された前記複数の項目のうち、選択された項目を示すフォーカス枠を表示する工程と、前記項目または前記フォーカス枠を移動させる工程と、を含み、前記項目を移動させる速度は、前記フォーカス枠を移動させる速度よりも速いことを特徴としている。
以上に述べたとおり、本願の発明によれば、表示装置等において、多くの項目が並ぶ方向への選択を短時間で行うことができ、使い勝手をよくすることができる。
本発明に係るメニュー表示方法等を適用したテレビ受像機のメニュー画面の1例を示す図である。 本発明に係るメニュー表示方法等を適用したテレビ受像機の画面遷移を説明するための図である。 本発明に係るメニュー表示方法等を適用したテレビ受像機のハードウエア構成の1例を示す図である。 本発明に係るメニュー表示方法等おけるフォーカス枠の移動の詳細を説明するための図である。 フォーカス枠の1例を示す図である。 本発明に係るメニュー表示方法等おけるフォーカス枠の移動の変形例を示す図である。 本発明に係るメニュー表示方法等を適用したテレビ受像機のメニュー画面の他の例を示す図である。
以下、最初に図1、図2、図3を用いて本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機の画面構成の概略、ハードウエア構成の概略を説明し、次いで図4〜図7を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、本発明を実施するために好ましい種々の限定が付与されているが、本発明の技術的範囲は以下の実施の形態及び図面の記載に限定されるものではない。また、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付与しているので、それらの部材についての繰り返しての詳細な説明は省く。
〔テレビジョン受像機の画面構成の概要〕
(メニュー画面)
本実施形態に係るテレビジョン受像機(以下、「テレビ」と略記)がディスプレイに表示するメニュー画面100について、図1を参照して説明する。図1は、テレビ1(図3参照)がディスプレイに表示するメニュー画面100の構成を示す画面構成図である。
メニュー画面100は、リモートコントローラ(以下、「リモコン」と略記)に設けられた特定のボタン(以下、「ホームボタン」と記載)が押下されたときにテレビ1が表示する画面であり、図1に示すように、インフォゾーン110と、機能・レコメンドゾーン120と、ネットサービスゾーン130とを含む。以下、インフォゾーン110、機能・レコメンドゾーン120、及びネットサービスゾーン130について説明する。
(インフォゾーン)
インフォゾーン110は、各種情報を表示するための領域であり、情報表示領域と言い換えることもできる。インフォゾーン110は、ユーザネーム表示領域111、お知らせ一覧ボタン112a、ログインボタン112b、設定ボタン112c、時間表示領域113、天気表示領域114、ライブ映像表示領域115、バナー116a〜116c、バナー詳細表示領域116d、及びインフォメーション表示領域117を含む。
ユーザネーム表示領域111は、ユーザネームを表示するための領域である。テレビ1は、その製造メーカ等が提供する特定のサーバ(以下、「メーカーサーバ」と記載)にログインする機能を有しており、メーカーサーバへのログインを完了すると、ログインの際に使用したユーザネームをユーザネーム表示領域111に表示する。なお、ログインを完了するまでの間、テレビ1は、ログアウト状態であることを示す文字列(図1では「ようこそゲストさん」)をユーザネーム表示領域111に表示する。
お知らせ一覧ボタン112aは、お知らせ一覧画面を呼び出すためのボタンである。お知らせ一覧ボタン112aがフォーカスされている状態でリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、ディスプレイに表示する画面を、メニュー画面100からお知らせ一覧画面へと遷移させる。なお、お知らせ一覧ボタン112aは、テレビ1がネットワークに接続されている場合にのみフォーカス可能となる。
ログインボタン112bは、ログイン画面を呼び出すためのボタンである。ログインボタン112bがフォーカスされている状態でリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、ディスプレイに表示する画面を、メニュー画面100からログイン画面へと遷移させる。なお、ログインボタン112bは、テレビ1がネットワークに接続されている場合にのみフォーカス可能となる。
設定ボタン112cは、設定画面を呼び出すためのボタンである。設定ボタン112cがフォーカスされている状態でリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、ディスプレイに表示する画面を、メニュー画面100から設定画面へと遷移させる。なお、設定ボタン112cは、テレビ1がネットワークに接続されているか否かに拠らずフォーカス可能である。
時間表示領域113は、現在時刻を表示するための領域である。時間表示領域113における現在時刻の表示形式は任意であるが、本実施形態においては、図1に示すように、「午前**:**/****年**月**日*曜日」(/は改行を表す)という表示形式を採用している。なお、時間表示領域113に表示する現在時刻は、例えば、テレビ1に内蔵された時計から取得してもよいし、テレビ1に接続されたNTPサーバから取得してもよい。
天気表示領域114は、テレビ1が設置されている地域の天候情報を表示するための領域である。天気表示領域114における天候情報の表示形式は任意であるが、本実施形態においては、天気アイコン(図1の例では晴れのち曇りのアイコン)、地域名(図1の例では「矢板市」)、及びコメント(図1の例では「関東北部は花粉飛散量大の見込み」)を含む表示形式を採用している。なお、天気表示領域114に表示する天候情報は、メーカーサーバ等から取得したものであってもよいし、データ放送から抽出したものであってもよい。
ライブ映像表示領域115は、メニュー画面100に遷移する直前に全画面表示していた映像(動画像又は静止画像)を縮小表示するための領域である。例えば、メニュー画面100に遷移する直前にある放送番組が全画面表示されていた場合、ライブ映像表示領域115には、その放送番組が引き続き縮小表示されることになる。また、メニュー画面100に遷移する直前にあるウェブページが全画面表示されていた場合、ライブ映像表示領域115には、そのウェブページが引き続き表示されることになる。なお、ライブ映像表示領域115は、テレビ1がネットワークに接続されているか否かに拠らずフォーカス可能である。ライブ映像表示領域115がフォーカスされている状態でリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、メニュー画面100の表示を終了すると共に、ライブ映像の全画面表示を再開する。
バナー116a〜116cは、メーカーサーバから提供されたバナーであり、例えば、メーカーサーバから提供されたバナー広告である。バナー116a〜116cは、テレビ1がネットワークに接続されるか否かに拠らずフォーカス可能であり、バナー詳細表示領域116dには、フォーカスされているバナーに対応する詳細情報が表示される。バナー116a〜116c、及び、バナー116a〜116cの各々に対応する詳細情報は、テレビ1がネットワークに接続されているときにメーカーサーバからダウンロードされ、テレビ1に蓄積される。
インフォメーション表示領域117は、メーカーサーバから提供された任意の文字列を表示するための領域である。インフォメーション表示領域117に表示される文字列は、インフォメーション表示領域117の右端から左端へと流れる。そして、最後の文字がインフォメーション表示領域117の左端からフレームアウトすると、最初の文字がインフォメーション表示領域117の右端からフレームインする。
なお、以下の説明においては、インフォゾーン110を構成するUI(User Interface)要素のうち、フォーカス可能なUI要素のことを、メニュー項目と総称する。具体的には、お知らせ一覧ボタン112a、ログインボタン112b、設定ボタン112c、ライブ映像表示領域115、及びバナー116a〜116cがメニュー項目に該当する。
(機能・レコメンドゾーン)
機能・レコメンドゾーン120は、各種機能に対応するパネル(以下、「機能パネル」と記載)121と、各種推薦コンテンツに対応するパネル(以下、「推薦コンテンツパネル」と記載)122とを表示するための領域であり、パネル表示領域と言い換えることもできる。機能パネル121及び推薦コンテンツパネル122は、機能・レコメンドゾーン120内に横一列に並べられる。
機能パネル121は、テレビ1が有する複数の機能の各々に対応するパネルである。ある機能パネル121がフォーカスされている状態でリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、ディスプレイに表示する画面を、メニュー画面100から、その機能パネル121に対応する機能を利用するための画面へと遷移させる。
本実施形態においては、機能パネル121として、裏番組パネル、スマートサーチパネル、録画リストパネル、入力切替パネル、番組表パネル、及びカレンダーパネルが用意される。例えば、裏番組パネルがフォーカスされている状態でリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、ディスプレイに表示する画面を、メニュー画面100から「裏番組選択画面」へと遷移させる。また、スマートサーチパネルがフォーカスされている状態でリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、ディスプレイに表示する画面を、メニュー画面100から「スマートサーチ画面」へと遷移させる。
推薦コンテンツパネル122は、テレビ1が選択した複数の推薦コンテンツ(裏番組、未放送番組、録画番組、又はウェブページ)の各々に対応するパネルである。ある推薦コンテンツパネル122がフォーカスされている状態でリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、対応する推薦コンテンツの全画面表示を開始するか(推薦コンテンツが裏番組、録画番組、又はウェブページの場合)、又は、対応する推薦コンテンツの録画予約を行うための録画予約画面の全画面表示を開始する(推薦コンテンツが未放送番組の場合)。
なお、以下の説明においては、機能・レコメンドゾーン120を構成するUI(User Interface)要素のうち、フォーカス可能なUI要素のことを、メニュー項目と総称する。具体的には、機能パネル121及び推薦コンテンツパネル122がメニュー項目に該当する。
(ネットサービスゾーン)
ネットサービスゾーン130は、各種ネットサービスに対応するアイコン131を表示するための領域である。あるアイコンがフォーカスされている状態でリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、ディスプレイに表示する画面を、メニュー画面100から、そのアイコン131に対応するネットサービスを利用するための画面へと遷移させる。
本実施形態においては、アイコン131として、IPTVアイコン、写真・マガジンアイコン、ショッピングアイコン、検索・TVポータルアイコン、ネット動画アイコン、コミュニケーションアイコン、暮らしサポートアイコン、サービス一覧アイコン、及びブックマークアイコンが用意される。
なお、各種ネットサービスに対応するアイコン131は、テレビ1がネットワークに接続されているときに限って表示される。テレビ1がネットワークに接続されていない場合には、ネットワークに接続されていない旨を示すメッセージ、ネットワーク接続を奨励する動画コンテンツを呼び出すためのボタン、ネットワーク設定画面を呼び出すためのボタンなどをネットサービスゾーン130に表示するとよい。
なお、以下の説明においては、ネットサービスゾーン130を構成するUI(User Interface)要素のうち、フォーカス可能なUI要素のことを、メニュー項目と総称する。具体的には、アイコン131がメニュー項目に該当する。
(画面遷移)
次に、テレビ1における画面遷移について、図2を参照して説明する。図2は、テレビ1における画面遷移を示す画面遷移図である。
放送番組等のライブ映像が全画面表示されているときにリモコンのホームボタンが押下されると、テレビ1は、図2に示すように、ディスプレイに表示する画面を、ライブ映像(全画面表示)からメニュー画面100へと遷移させる。
メニュー画面100の状態は、インフォゾーンフォーカス状態、機能・レコメンドゾーンフォーカス状態、及びネットサービスゾーンフォーカス状態に大別される。ここで、インフォゾーンフォーカス状態は、インフォゾーン110に含まれるメニュー項目の何れか1つがフォーカスされている状態であり、機能・レコメンドゾーンフォーカス状態は、機能・レコメンドゾーン120に含まれるメニュー項目の何れか1つがフォーカスされている状態であり、ネットサービスゾーンフォーカス状態は、ネットサービスゾーン130に含まれるメニュー項目の何れか1つがフォーカスされている状態である。何れの状態においても、フォーカスされているメニュー項目は、そのメニュー項目を取り囲むフォーカス枠によって、他のメニュー項目と識別可能になっている。
インフォゾーンフォーカス状態においてリモコンの右ボタンが押下されると、テレビ1は、フォーカスするメニュー項目を、現在フォーカスされているメニュー項目の直ぐ右側に配置されたメニュー項目に変更する。同様に、インフォゾーンフォーカス状態においてリモコンの左ボタンが押下されると、テレビ1は、フォーカスするメニュー項目を、現在フォーカスされているメニュー項目の直ぐ左側に配置されたメニュー項目に変更する。なお、インフォゾーンフォーカス状態におけるフォーカス移動は、メニュー項目の位置を移動するのではなく、フォーカス枠の位置を移動することによって実現される。
インフォゾーンフォーカス状態においてリモコンの下ボタンが押下されると、テレビ1は、図2に示すように、メニュー画面100の状態を、インフォゾーンフォーカス状態から機能・レコメンドゾーンフォーカス状態へと遷移させる。逆に、機能・レコメンドゾーンフォーカス状態においてリモコンの上ボタンが押下されると、テレビ1は、メニュー画面100の状態を、機能・レコメンドゾーンフォーカス状態からインフォゾーンフォーカス状態へと遷移させる。
機能・レコメンドゾーンフォーカス状態においてリモコンの右ボタンが押下されると、テレビ1は、フォーカスするメニュー項目を、現在フォーカスされているメニュー項目の直ぐ右側に配置されたメニュー項目に変更する。同様に、機能・レコメンドゾーンフォーカス状態においてリモコンの左ボタンが押下されると、テレビ1は、フォーカスするメニュー項目を、現在フォーカスされているメニュー項目の直ぐ左側に配置されたメニュー項目に変更する。なお、機能・レコメンドゾーンフォーカス状態におけるフォーカス移動は、フォーカス枠の位置を移動するのではなく、メニュー項目の位置を移動することによって実現される。
機能・レコメンドゾーンフォーカス状態においてリモコンの下ボタンが押下されると、テレビ1は、図2に示すように、メニュー画面100の状態を、機能・レコメンドゾーンフォーカス状態からネットサービスゾーンフォーカス状態へと遷移させる。逆に、ネットサービスゾーンフォーカス状態においてリモコンの上ボタンが押下されると、テレビ1は、メニュー画面100の状態を、ネットサービスゾーンフォーカス状態から機能・レコメンドゾーンフォーカス状態へと遷移させる。
ネットサービスゾーンフォーカス状態おいてリモコンの右ボタンが押下されると、テレビ1は、フォーカスするメニュー項目を、現在フォーカスされているメニュー項目の直ぐ右側に配置されたメニュー項目に変更する。同様に、ネットサービスゾーンフォーカス状態においてリモコンの左ボタンが押下されると、テレビ1は、フォーカスするメニュー項目を、現在フォーカスされているメニュー項目の直ぐ左側に配置されたメニュー項目に変更する。ネットサービスゾーンフォーカス状態におけるフォーカス移動は、メニュー項目の位置を移動するのではなく、フォーカス枠の位置を移動することによって実現される。
なお、メニュー画面100が表示されているときにリモコンの戻るボタン、ホームボタン、又は終了ボタンが押下されると、テレビ1は、メニュー画面100の表示を終了すると共に、ライブ映像の全画面表示を再開する。
何れかの機能パネル121がフォーカスされている状態においてリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、ディスプレイに表示する画面を、メニュー画面100から、その機能パネル121に対応する機能を利用するための画面へと遷移させる。例えば、裏番組パネルがフォーカスされている状態でリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、ディスプレイに表示する画面を、メニュー画面100から「裏番組選択画面」へと遷移させる。また、スマートサーチパネルがフォーカスされている状態でリモコンの決定ボタンが押下されると、テレビ1は、ディスプレイに表示する画面を、メニュー画面100から「スマートサーチ画面」へと遷移させる。
裏番組選択画面やスマートサーチ画面などが表示されるときにリモコンの戻るボタンが押下されると、テレビ1は、ディスプレイに表示する画面を、これらの画面からメニュー画面100へと遷移させる。また、裏番組選択画面やスマートサーチ画面などが表示されるときにリモコンの戻るボタンが押下されると、テレビ1は、これらの画面の表示を終了すると共に、ライブ映像の全画面表示を再開する。
なお、フォーカスされているメニュー項目の周囲に表示されるフォーカス枠は明滅させることが好ましい。フォーカス枠の明滅周期は、例えば、0.5Hzに設定すればよい。これにより、メニュー項目がカラフルな場合であっても、どのメニュー項目がフォーカスされているかをユーザが把握し易くなる。ただし、フォーカス移動が生じたときにフォーカス枠が暗状態にあると、フォーカス移動が生じたことがユーザに伝わり難くなる。そこで、本実施形態においては、フォーカス移動が生じる度にフォーカス枠の状態を明状態にリセットする構成を採用し、このような問題を回避している。また、フォーカス枠の色は任意であるが、本実施形態においては黄色を用い、背景色が黒の場合にその視認性を高めるように工夫している。
上述のように、フォーカス枠を明滅させることによって当該フォーカス枠を目立たせることにより、ユーザは、フォーカス枠をより認識しやすくなる。
また、上述のように、フォーカス枠の明滅周期を、例えば0.5Hz(つまり、2秒間に1回の明滅)とすることにより、ユーザに緊急事態(エマージェンシー)であるとの印象を与えて操作を急かしてしまうことを回避しつつ、フォーカス枠の視認性を高めることができる。
さらに、フォーカス枠の明滅において、フォーカス枠の明滅における輝度変化が緩やかとなるように、明の状態と滅の状態との輝度差を調整(例えば、輝度差を小さく)する構成としてもよい。輝度差を小さくすることにより、明状態から滅状態までの変化および滅状態から明状態までの変化を、小さく(つまり、緩やかに)することができる。これによって、テレビ1は、ユーザに緊急事態(エマージェンシー)であるとの印象を与えて操作を急かしてしまうことを、より効果的に回避する構成とすることができる。
また、フォーカス移動が生じる度にフォーカス枠の状態を明状態にリセットする構成、すなわち、フォーカス枠が移動してメニュー項目をフォーカスした時点のフォーカス枠の輝度を最も明るくする構成としてもよい。これによって、ユーザは、現在フォーカスされているメニュー項目が何れのメニュー項目であるかを容易に認識することができる。
なお、フォーカス枠がカテゴリー間を移動する(フォーカス枠が縦方向に移動する)場合には、メニュー項目間を移動する(フォーカス枠が横方向に移動する)場合よりもフォーカス枠の移動距離が長くなる。また、ゾーン(カテゴリー)毎に、各ゾーンに含まれるメニュー項目のサイズが異なる場合には、メニュー項目のサイズに合わせてフォーカス枠のサイズを変更する構成も考えられる。
このように、フォーカス枠がカテゴリー間を移動する場合、ユーザは、メニュー項目間を移動する場合よりも、移動後のフォーカス枠を見失い易い。このような場合には、フォーカス枠が移動する直前に当該フォーカス枠を明状態にリセットすることにより、ユーザの視認性を向上させることが好ましい。
〔テレビのハードウエア構成〕
次に、テレビ1のハードウエア構成について、図3を参照して説明する。図3は、テレビ1のハードウエア構成を示したブロック図である。
テレビ1は、図3に示すように、チューナ201、ビデオデコーダ202、映像処理部203、LCDコントローラ204、LCD205、オーディオデコーダ206、音声処理部207、アンプ208、スピーカ209、HDMI(登録商標)レシーバ210、LANインタフェース211、及び制御部220を備えている。
チューナ201は、地上波デジタル放送、BS放送、又はCS放送の放送波から符号化映像信号と符号化音声信号とを復調する。ビデオデコーダ202は、チューナ201にて復調された符号化映像信号を復号する。ビデオデコーダ202にて復号された映像信号は、映像処理部203を介してLCDコントローラ204に供給される。LCDコントローラ204は、映像処理部203により処理された映像信号が表す映像を表示するべく、LCD205を制御する。オーディオデコーダ206は、チューナ201にて復調された符号化音声信号を復号する。オーディオデコーダ206にて復号された音声信号は、音声処理部207を介してアンプ208に供給される。アンプ208は、音声処理部207により処理された音声信号が表す音声を出力すべく、スピーカ209を駆動する。
HDMIレシーバ210は、ソース機器5から供給された映像信号及び音声信号を受信する。HDMIレシーバ210により受信された映像信号及び音声信号は、それぞれ、映像処理部203及び音声処理部207に供給され、チューナ201により復調された映像信号及び音声信号と同様、LCD205及びスピーカ209から出力される。
また、LANインタフェース211は、WEBサーバ及びVODサーバから、それぞれ、WEBコンテンツ及びVODコンテンツを取得する。これらのネットワークコンテンツは、何れも、制御部220にてソフトウエア的にデコードされる。制御部220にてデコードされたネットワークコンテンツを表す映像信号及び音声信号は、それぞれ、映像処理部203及び音声処理部207に供給され、チューナ201により復調された映像信号及び音声信号と同様、LCD205及びスピーカ209から出力される。
制御部220は、上述した機能に加えて、図1に示すメニュー画面100を表す映像信号を生成する機能を有している。制御部220にて生成されたメニュー画面100を表す映像信号は、映像処理部203に供給され、チューナ201により復調された映像信号と同様、LCD205から出力される。なお、制御部220は、メニュー画面100を表す映像信号を生成するために必要となる各種情報を、LANインタフェース211を介してメーカーサーバから取得することができる。
また、制御部220は以下に述べるメニュー表示方法を実現するメニュー表示装置としても機能することになる。
なお、制御部220は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成されており、ROM、RAM等に記録されているプログラムをCPUが実行することにより、上述した各機能を実現する。
〔フォーカス枠の構成、フォーカス枠の移動〕
次に、フォーカス枠自体の構成と、フォーカス枠の移動の詳細について、図4、図5を参照して説明する。
(フォーカス枠の構成)
図5には、フォーカス枠の具体的な構成例が示されている。フォーカス枠は、矩形状の枠500と、枠500の上下左右の辺部分に付加される矢印501、501、503,504によって構成されている。フォーカス枠500は、表示画面上に表示された多数のメニュー項目を選択する際に使用されるもので、例えば、フォーカス枠500を選択したいメニュー項目上に移動させ、所望のメニュー項目を選択する。
枠500の辺部分に付加された矢印501、501、503,504は、フォーカス枠500の選択可能な方向を示しており、例えば、矢印方向にフォーカス枠500が移動可能であることを示している。即ち、特定のメニュー項目上にあるフォーカス枠500を移動させて別のメニュー項目をフォーカス可能であることを示している。なお、後で説明するとおり、フォーカス枠500を固定しておき、選択すべきメニュー項目自体を移動させて、別のメニュー項目を選択する場合も意味している。例えば、既に説明したとおり、機能・レコメンドゾーンがフォーカス状態である場合は、フォーカス枠自体は固定されており、選択されるべきメニュー項目自体が移動する。
図5において、フォーカス枠500には、1重の矢印501、502と2重の矢印503、504の2種類の矢印が示されているが、2重の矢印によって示された方向は、フォーカス枠500を、1重の矢印が付与された方向より高速で移動させることが可能であることを意味している。具体的には、リモコンの上ボタン、下ボタンを押した場合、比較的低速でフォーカス枠が移動し、また、右ボタン、左ボタンを「単に(短時間)押した場合」は、同様に比較的低速で移動する。然しながら、右ボタン、左ボタンを長押し(長時間)すると、フォーカス枠500は、右方向、左方向に高速で移動する。従って、左右方向では、比較的高速でのメニュー項目の選択が可能となる。従って、矢印は、フォーカス枠が置かれた位置等によって異なってくる。
また、フォーカス枠500の周囲に表示される矢印(より具体的には、同一方向を向く矢印の数)を、フォーカス枠500を移動させることによって選択可能なメニュー項目の数に応じて変更する構成を採用することもできる。
例えば、フォーカス枠500を移動させることによって選択可能なメニュー項目が1個から10個までである場合には、図5に示す2重の矢印503、504に、さらに1重の矢印を付加し、3重の矢印としてもよい。また、フォーカス枠500を移動させることによって選択可能なメニュー項目が11個から20個までである場合には、図5に示す2重の矢印503、504に、さらに2重の矢印を付加し、4重の矢印としてもよい。
このように、フォーカス枠500から見て同一方向の同一ゾーン内に選択可能なメニュー項目が多数存在する場合に、メニュー項目の数に応じて矢印の数を増やすことによって、テレビ1は、選択可能なメニュー項目のおおよその数をユーザに提示することができる。これによって、ユーザは、フォーカス枠500の周囲に表示される矢印を一見するだけで、矢印の向く方向における同一ゾーン内に含まれる選択可能なメニュー項目のおおよその数を把握することができる。
フォーカス枠500は、特定のメニュー項目が選択されたことを示す目印となるものであり、表示画面上で容易に視認される必要があり、例えば、暗い画面では黄色の目立つ色で表示する、逆に、明るい画面では比較的暗い色で表示する等の工夫が必要である。また、既に説明したとおり、0.5Hz程度の低周波数で明滅させることも効果的である。
なお、フォーカス枠の周囲に付加する矢印等のマークは、図5に示した矢印に限られることは無く、デザイン性を考慮した種々の形態であって良い。また、選択可能なメニュー項目の内容、例えば機能パネルと推薦コンテンツパネルとに従って異なる形状としても良い。即ち、異なるカテゴリーのメニュー項目ごとに異なるデザインのマークを付与しておけば、フォーカス枠に付与されたマークを見るだけで、どのようなカテゴリーのメニュー項目を選択できるかわかることになる。
また、選択するメニュー項目の大きさが異なる場合に、例えば、表示画面上で小さく表示されているメニュー項目の選択状態から大きく表示されたメニュー項目へ移動させる場合、フォーカス枠の大きさを、形状を維持しながら徐々に大きくすることも可能である。この場合、フォーカス枠の形状を維持することによって、フォーカス枠の存在している位置を認識しやすくすることができる。
更に、フォーカス枠500自体の構成を変えるのではないが、フォーカス枠によって選択されたメニュー項目を明確に視認できるようにするため、或いは、メニュー項目に記載された文字等を読み易くするため、選択されたメニュー項目自体を拡大して表示させても良い。
以下に説明する図4では、枠500、矢印501〜504を含めて、破線で囲み、フォーカス枠410a等として示している、即ち、例えば、フォーカス枠410aは、破線410a自体を示しているのではなく、ライブ映像表示領域115を囲む枠と下辺に付加された1重の矢印と、左右の辺に付加された2重の矢印によって構成されたフォーカス枠を示している。
(インフォゾーンがフォーカス状態の場合)
図1、図2を用いて説明したとおり、全画面ライブ映像を表示状態のテレビ1において、リモコンのホームボタンが押し下げられると、テレビの表示画面はメニュー画面100へと遷移される。(図1、図2参照)
図4は、このときの様子を、フォーカス枠の動きと共に示している。図4において、全画面ライブ映像が写されているテレビ受像機の表示画面400は、リモコンのホームボタン或いは下ボタンを押すことによって、インフォゾーンがフォーカス状態にあるメニュー画面410(図1のメニュー画面100に該当)に遷移される。インフォゾーンがフォーカス状態にあるメニュー画面410は、ライブ映像表示領域115にライブ映像が表示されており、更に、ライブ映像表示部分が選択されていることを示すフォーカス枠410aが置かれている。
フォーカス枠410aは、ライブ映像表示領域115を囲む枠として示されているが、フォーカス枠410aの存在を明確にするため、低周波、例えば0.5Hz程度で明滅させている。また、周囲の映像から明確に識別できるように視認性の良い色、例えば黄色の枠としても良い。また、既に説明したが、フォーカス枠の移動(フォーカス移動)が生じたときにフォーカス枠が暗状態にあると、フォーカス移動が生じたことがユーザに伝わり難くなる。そこで、本実施形態においては、フォーカス移動が生じる度にフォーカス枠の状態を明状態にリセットする構成を採用し、このような問題を回避している。
なお、フォーカス枠を上記のように制御することは、フォーカス枠がインフォゾーン110にある場合に限られないことは言うまでも無く、以下に説明する「機能・レコメンドゾーン」がフォーカス状態の場合、「ネットサービスゾーン」がフォーカス状態の場合も同様である。
フォーカス枠410aの左右の辺に隣接してマーク「<<」(2重の左方向矢印)、「>>」(2重の右方向矢印)が付与されており、下辺に隣接して下方向に向いた1重の矢印(マーク)が示されている。既に、図5を用いて説明したとおり、このマークは、メニュー項目の選択可能な方向を示すマークであり、2重の矢印は、単なる矢印より、高速で選択可能なことを示している。
メニュー画面410の状態で、リモコンの左ボタンを押すと、メニュー画面411の状態になる。これは、フォーカス枠が411aの箇所に移動したことを意味しており、メニュー項目の1つである設定ボタン112c(図1参照)がフォーカス(選択)されたことを意味している。この実施例の場合、左右方向には高速選択が可能であるが、高速選択を行う場合には、左ボタンを長押しすれば良い。同様、メニュー画面410の状態で、リモコンの右ボタンを押すと、メニュー画面412の状態になる。この状態では、メニュー項目の1つであるバナー116a(図1参照)がフォーカスされたことになる。また、右ボタンを長押しすることにより、高速選択が可能となる。
そして、特定のメニュー項目にフォーカスしている状態でリモコンの決定ボタンを押すことにより、フォーカスされたメニュー項目の機能等を実行させることになる。
(機能・レコメンドゾーンがフォーカス状態の場合)
メニュー画面410の状態で、リモコンの下ボタンを押すと、機能・レコメンドゾーンがフォーカス状態になったメニュー画面420に遷移する。そして、フォーカス枠420aが、機能・レコメンドゾーンの中央部に遷移している。既に説明したとおり、機能・レコメンドゾーンには、メニュー項目として複数の機能パネル121、或いは複数の推薦コンテンツパネル122が配置されている(図1参照)。図4に示した例では、メニュー画面420において、フォーカス枠420aは、特定のパネル、例えば、機能パネル421をメニュー項目の1つとして選択している。
フォーカス枠420aの上下の辺には、上方向、下方向に向いた矢印(マーク)が夫々付与されており、フォーカス枠420aの左右の辺部分には、マーク「<<」(2重の左方向矢印)、マーク「>>」(2重の右方向矢印)が付与されている。既に説明したとおり、このマークは、メニュー項目の選択可能な方向を示すマークであり、2重の矢印は、1重の矢印より、高速で選択可能なことを示している。
この機能・レコメンドゾーンがフォーカス状態の場合、フォーカス枠420aは、機能・レコメンドゾーン120の中央部分に固定されており、例えば、リモコンの右ボタンを押すと、フォーカス枠420aの右側にある複数のメニュー項目が、固定されたフォーカス枠420aの方向に移動し、右隣に隣接していたメニュー項目422が、フォーカス枠420aの枠内に移動する。即ち、複数のメニュー項目が全体で左方向に1つ遷移することになる。
なお、フォーカス枠420aの左右の辺部分には、マーク「<<」(2重の左方向矢印)、マーク「>>」(2重の右方向矢印)が付与されていて、左右方向での高速選択が可能であり、従って、リモコンの右ボタンを長押しすると、メニュー項目全体が高速で左方向に移動することになり、遠い位置にあるメニュー項目を選択する場合に、高速選択が可能になる。
(ネットサービスゾーンがフォーカス状態の場合)
メニュー画面420の状態で、リモコンの下ボタンを押すと、ネットサービスゾーンがフォーカス状態の場合のメニュー画面430に移る。この場合、フォーカス枠430aは、ネットサービスゾーン130の中央部分に配置されたメニュー項目上に置かれていることがわかる。
フォーカス枠430aの上下の辺部分には、上方向、下方向に向いた矢印(マーク)が夫々付与されており、フォーカス枠430aの左右の辺部分には、マーク「<<」(2重の左方向矢印)、マーク「>>」(2重の右方向矢印)が付与されている。既に説明したとおり、このマークは、メニュー項目の選択可能な方向を示すマークであり、2重の矢印は、1重の矢印より、高速で選択可能なことを示している。
メニュー画面430の状態、即ち、フォーカス枠430aがネットサービスゾーン130の中央部分にある場合、例えば、リモコンの右ボタンを押すと、メニュー画面432に示すとおり、フォーカス枠が右方向に移動してフォーカス枠432aとなる。同様、メニュー画面430の状態で、リモコンの左ボタンを押すと、メニュー画面431に示すとおり、フォーカス枠が左方向に移動してフォーカス枠431aとなる。
なお、フォーカス枠430aによって選択されたメニュー項目を明確に視認できるようにするため、或いは、メニュー項目に記載された文字等を読み易くするため、選択されたメニュー項目自体を拡大表示させても良い。
以上、図4に記載の技術を、メニュー表示方法として捉えると、図4に示したメニュー表示方法では、表示画面内に表示された複数のメニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択可能としたメニュー表示方法であって、
表示画面内に、表示された前記複数のメニュー項目のうち、特定のメニュー項目が選択されたことを示すフォーカス枠が設けられており、前記フォーカス枠の周囲には、表示されたメニュー項目の選択可能な方向を示すマークが付与されており、前記メニュー項目の選択可能な方向を示すマークは、高速選択が可能な方向を示すマークと、低速選択が可能な方向を示すマークとで異なるマークとしたことを特徴としたメニュー表示方法であると言える。
また、図4に記載の技術をメニュー表示装置として捉えると、図4に示したメニュー表示装置では、表示画面内に表示された複数のメニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択可能としたメニュー表示装置であって、
表示画面内に、表示された前記複数のメニュー項目のうち、特定のメニュー項目が選択されたことを示すフォーカス枠を生成する制御部を有しており、
前記制御部は、前記フォーカス枠の周囲に、表示されたメニュー項目の選択可能な方向を示すマークを付与するものであり、前記メニュー項目の選択可能な方向を示すマークは、高速選択が可能な方向を示すマークと、低速選択が可能な方向を示すマークとで異なるマークとしたことを特徴としたメニュー表示装置であると言える。
図6は、機能・レコメンドゾーンがフォーカス状態のメニュー画面410の変形例を示している。フォーカス枠500は、機能・レコメンドゾーンのメニュー項目の1つである機能パネル121aを選択している。そして、機能パネル121aの左側には、他の機能パネル121b、121cが並んで配置されており、機能パネル121aの右側には、例えば、推薦コンテンツパネル122a、122bが並んで配置されている。
この変形例では、機能パネル121b、121cが、右側が大きい辺を持ち、且つ、左に行くに従って徐々に小さくなる台形状に形成されており、推薦コンテンツパネル122a、122bが、左側が大きい辺を持ち、且つ、右に行くに従って徐々に小さくなる台形状に形成されている。即ち、固定されたフォーカス枠500から離れるに従って、メニュー項目を徐々に小さくなるように構成している。
このように構成すると、メニュー項目選択のために、リモコンの右ボタン、或いは左ボタンを押し下げると、メニュー項目自体が左方向、或いは右方向に移動することになり、あたかも、リング状に配置されたメニュー項目を、リングを回転させて選択しているような感覚になる。特に、高速選択を行った場合に、リングを回転させて選択している感覚が強くなり、選択すること自体に楽しさという感覚を持たせることができる。
図7(a)、(b)は、図2において、「裏番組選択画面」、或いは「スマートサーチ画面」に移行した場合のメニュー画面の1例を示している。図7(a)において、メニュー画面700は裏番組選択画面のメニュー画面であるとして説明を行うが、スマートサーチ画面の場合もほぼ同様であり、特に説明はしない。
図7(a)に示したメニュー画面700では、表示画面の左側に視聴中のライブ映像を表示する小画面701が設けられており、表示画面の右側領域702にメニュー項目である裏番組情報が横書きで縦方向に並んで表示されている。メニュー画面700に移行した時点で、フォーカス枠500は複数個のメニュー項目の内、中央部付近のメニュー項目703をフォーカスした状態となっている。最初に表示されるメニュー画面700でのメニュー項目の並び方は、デフォルト値に従って常に一定としても良いが、視聴経歴を生かして直前に視聴したチャンネルをフォーカスするようにしても良い。また、並び方自体を、視聴経歴に従って視聴の多い順に並べておいても良いし、更には、番組の内容を判断して視聴経歴に従って、現在選べる番組名を優先的に並べておいても良い。
図7(b)は、フォーカス枠500によってフォーカス状態にあるメニュー項目703を拡大して示している。図7(b)に示すとおり、フォーカス枠500には、フォーカス枠によって選択し得るメニュー項目を示すための矢印505、506、507、508が示されている。図7(a)に示すメニュー画面700では、フォーカス枠500は、図示した中央部付近に固定されており、リモコンの操作によって、メニュー項目が移動する。
例えば、リモコンの上ボタンを押すことにより、矢印505に従って、現在フォーカス中のメニュー項目703の上にあるメニュー項目704が選択されることになるが、そのためメニュー項目自体は全体で下方向に移動する。裏番組選択画面の場合には、特定のメニュー項目をフォーカス状態(選択状態)で、リモコンの決定ボタンを押せば、全画面ライブ映像表示状態となり、選択した新たな裏番組を視聴することになる。
図7(b)において、フォーカス枠500の上辺の左端部には、左方向を示す矢印が「CS」の文字と共に示されている。また、右端部には右方向を示す矢印が「BS」の文字と共に示されている。これは、リモコンの左ボタンを押せば、CS放送の裏番組情報の表示状態に移行し、右側領域702には、CS放送の番組が表示されることになる。同様に、リモコンの右ボタンを押せば、BS放送の裏番組情報の表示状態に移行し、右側領域702には、BS放送の番組が表示されることになる。
中央部分に「地上」の文字が表示されているが、これは右側領域に地上デジタル放送の裏番組情報が表示されていることを意味している。従って、CS放送が選ばれた後では、中央部分に「CS」の文字が表示されることになり、それに応じて、左右いずれかの領域に「地上」の文字が表示される。図7(b)に示した例では、高速選択が可能であることを示す2重矢印の標記はないが、極めて多数の放送がある場合等には、高速選択を可能としても良いことは言うまでもない。
また、図4における機能・レコメンドゾーン120に示すように、フォーカス枠によってフォーカスされているメニュー項目のサイズを拡大して表示(拡大表示)すると共に、フォーカス枠からの距離に応じてメニュー項目のサイズが小さくなるようを調整してもよい。これによって、現在選択されているメニュー項目をより目立たせることができるため、ユーザの視認性を向上させることができる。
なお、これによって、図6に示すメニュー画面410の一例と同様に、メニュー項目自体を移動させた場合にメニュー項目自体がリング状に回転しているように視認されることとなる。したがって、所望のメニュー項目を探す操作自体に一種の楽しさを与えることができる等使い勝手の良いテレビ1を実現できる。
フォーカス枠によってフォーカスされているメニュー項目の拡大表示は、フォーカス枠の移動(又はメニュー項目自体の移動)が完了した時点から開始してもよい。また、フォーカス枠の移動(又はメニュー項目自体の移動)を開始する時点からフォーカス枠の移動が完了する時点までの間に、所望のサイズまでメニュー項目が徐々に拡大される構成としてもよい。
さらに、同一ゾーン内においてフォーカス枠を高速移動させている場合(つまり、高速選択を実行している間)には、メニュー項目の拡大表示は行わない構成としてもよい。この場合には、高速移動が完了して、フォーカスすべきメニュー項目が確定した時点でメニュー項目の拡大表示を行えばよい。
これにより、テレビ1は、フォーカス枠の高速移動中にメニュー項目が次々拡大表示されることによってユーザの視認性が低下してしまうことを防ぐことができる。また、テレビ1は、フォーカス枠の高速移動中にはメニュー項目の拡大表示に関する処理を行う必要がないため、フォーカス枠を高速移動させる際の処理量を低減することができる。
(メニュー表示装置の構成)
上記に述べた、メニュー表示は、図3に示したテレビ1の映像処理部203、LCDコントローラ204、LCD205、制御部220によって実現されものであるが、制御をソフトウエアで実現する場合には、主として制御部220で実現される。
即ち、表示画面内に表示された複数のメニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択可能としたメニュー表示装置は、以下の機能を有する制御部220によって実現される。即ち、制御部220は、表示画面内に、表示された前記複数のメニュー項目のうち、特定のメニュー項目が選択されたことを示すフォーカス枠を生成する機能を有しており、この制御部220は、更に、前記フォーカス枠の周囲に、表示されたメニュー項目の選択可能な方向を示すマークを付与するものであり、前記メニュー項目の選択可能な方向を示すマークは、高速選択が可能な方向を示すマークと、低速選択が可能な方向を示すマークとで異なるマークとして機能されている。そして、このような構成によって、表示画面内に表示された複数のメニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択可能としたメニュー表示装置を実現している。
なお、本願の発明に係るメニュー表示方法、メニュー表示装置等は、テレビ受像機に限らず、多数のメニュー項目を選択する必要がある機器、例えばスマートフォン等にも好適に用いることができる。
(プログラム、記憶媒体)
既に述べたとおり、図3に示したテレビ1のハードウエア構成では、種々の制御を制御部220で行うこととしている。従って、上記に述べたメニュー画面の表示、フォーカス枠による特定のメニュー項目のフォーカス(選択)等は、制御部220によって行われる。このような制御は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウエア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウエア的に実現してもよい。
後者の場合、制御部220は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウエアである制御部220の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、制御部220に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、上記プログラムコードは、放送を介して、或いは通信ネットワークを介してテレビ1等各種の受信機で受信してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
〔付記事項〕
特許文献1に記載の発明によれば、複数の階層を持つメニューを表示する場合に、選択中のメニュー階層で、フォーカスされたメニュー項目を、フォーカスされていない他のメニュー項目と異なる表示態様で表示すると共に、前記フォーカスされたメニュー項目と、当該フォーカスされたメニュー項目の上位階層のメニュー項目とを、例えば、縦方向に同一の線上に配置して表示させている。
これによれば、複数の階層を持つメニューにおいて、特定階層のメニュー項目が、例えば、上位にある階層のどのメニュー項目に含まれているメニュー項目であるかを容易に知ることができ、メニューの階層構造を比較的容易に把握できることになる。
しかしながら、特許文献1に記載されたメニュー項目の表示方法では、他のメニュー項目をフォーカスするために、フォーカス枠をどの方向に動かせば良いかが直ちには分らず、上下左右のいずれに移動可能であるか実際に動かしてみないと分らないことがあり、操作する前に移動可能な方向を示す工夫が求められている。
また、単に移動する方向を指示するだけでは、移動がカテゴリーの変更となるのか、それとも同一カテゴリー内の多数のメニュー項目からの選択になるのか分り難いという課題がある。
更に、同一カテゴリーのメニュー項目が多数あって1つの画面内に収まらない場合に、特定のメニュー項目がフォーカスされていることを示すためのフォーカス枠自体が、画面の左右方向に移動していくとすると、フォーカス枠が画面の端までくるとメニュー項目自体が移動しなければならず、表示形態の統一という点で問題があった。
更に、異なるカテゴリーのメニュー項目が表示されている場合に、カテゴリー毎に項目の大きさが異なる場合もあり、その際、フォーカスされたメニュー項目自体が瞬間的に大きさを変える場合があるが、この場合、ユーザがメニュー項目の大きさの変化に対応できず、フォーカスされたメニュー項目を見失うことがあるという課題を有する。
また、フォーカスされたメニュー項目であることを示すために、単に「枠」を付与しただけでは、フォーカスされた状態が目立たなく、ユーザが認識し難いという課題があった。
本願発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、メニュー内で特定のメニュー項目を選択・指示するためのフォーカス枠の移動方向が容易に解り、フォーカスされたメニュー項目の識別が容易であり、また、所望のメニュー項目の選択が容易となるメニュー表示方法及びメニュー表示プログラムを提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本願の発明の一態様に係るメニュー表示装置では、表示画面内に表示された複数のメニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択可能としたメニュー表示装置であって、表示画面内に、表示された前記複数のメニュー項目のうち、特定のメニュー項目が選択されたことを示すフォーカス枠を生成する制御部を有しており、前記制御部は、前記フォーカス枠の周囲に、表示されたメニュー項目の選択可能な方向を示すマークを付与するものであることを特徴としている。
上記の課題を解決するために、本願の発明の一態様に係るメニュー表示方法は、表示画面内に表示された複数のメニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択可能としたメニュー表示装置によるメニュー表示方法であって、前記メニュー表示装置の制御部が、前記複数のメニュー項目を前記表示画面内に表示する工程と、前記制御部が、表示された前記複数のメニュー項目のうち特定のメニュー項目が選択されたことを示すフォーカス枠を前記表示画面内に生成する工程と、前記制御部が、前記フォーカス枠の周囲に、表示されたメニュー項目の選択可能な方向を示すマークを付与する工程と、を含んでいる、ことを特徴としている。
以上に述べたとおり、本願の発明によれば、所望のメニュー項目の選択が容易となるメニュー表示方法及びメニュー表示プログラムを提供できる。
〔まとめ〕
上述のように、本願の発明の態様1に係るメニュー表示装置では、
表示画面内に表示された複数のメニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択可能としたメニュー表示装置であって、
表示画面内に、表示された前記複数のメニュー項目のうち、特定のメニュー項目が選択されたことを示すフォーカス枠を生成する制御部を有しており、
前記制御部は、前記フォーカス枠の周囲に、表示されたメニュー項目の選択可能な方向を示すマークを付与するものであり、前記メニュー項目の選択可能な方向を示すマークは、高速選択が可能な方向を示すマークと、低速選択が可能な方向を示すマークとで異なるマークとしたことを特徴としている。
これによれば、多数あるメニュー項目の内から、所望のメニュー項目を、メニュー枠を移動するだけで簡単に選択することができ、また、メニュー項目の数が多いことから、高速選択が可能な方向を明示したメニュー表示装置が得られることとなり、例えば、このようなメニュー表示装置をテレビ受像機に用いた場合には多くのコンテンツから選択する項目方向に高速選択可能であることを明示したり、多くの推奨されるテーマから選択する項目の方向に高速選択可能であることを明示したり、或いは、チャンネル選択のように多くのチャンネルから選択する方向に高速選択可能であることを明示することにより、ユーザは容易に高速選択可能であることを認識し、高速選択することで、多くの項目が並ぶ方向への選択を短時間で行うことができ、使い勝手の良いテレビ受像機等を実現することができる。
また、本願の発明の態様2に係るメニュー表示装置では、前記態様1において、高速選択は、フォーカス枠を表示画面内で高速移動させることで行い、低速選択は、フォーカス枠を高速選択より遅い速度で移動させることを特徴としている。
これによれば、選択すべきメニュー項目が多いことから選択時間が長くなる場合に高速選択することで、多くの項目が並ぶ方向への選択を短時間で行うことができ、使い勝手の良いテレビ受像機等を実現することができる。
また、本願の発明の態様3に係るメニュー表示装置では、前記態様1又は2において、フォーカス枠が一定の周期で明滅を繰り返すことを特徴としている。
これによれば、フォーカス枠の視認が容易になる。メニュー項目にいろいろな色が含まれている場合もあり、そうするとフォーカス枠がどのような色、輝度であっても目立たない場合もある。フィーカス枠の輝度が周期的に変動することによって、所望のメニュー項目が選択されているか否かが極めて容易に認識でき、操作性を向上させることができる。
また、本願の発明の態様4に係るメニュー表示装置では、前記態様3において、フォーカス枠の移動が生じる度に、フォーカス枠の明滅状態をリセットすることを特徴としている。
これによれば、フォーカス枠の視認が容易になる。フォーカス枠が周期的に明滅する際に、フォーカス枠の移動するタイミングとフォーカス枠の明滅で最も輝度が下がったタイミングが偶然に合致する場合がある。その際、フォーカス枠の位置が瞬間的に不明となりユーザが混乱してしまう。フォーカス移動時に明状態にリセットされることによって、フォーカス枠移動後の位置が明確になり操作性を向上させることができる。
また、本願の発明の態様5に係るメニュー表示装置では、前記態様1において、選択されたメニュー項目を示すためのフォーカス枠が、複数のメニュー項目の中央部分に固定されており、メニュー項目の選択は、メニュー項目を前記フォーカス枠内に移動させることにより行うことを特徴としている。
これによれば、メニュー枠自体が選択すべき項目群の中央に常にあるため、もっとも視認性がよい。固定された一箇所にあるため、選択されたメニュー項目の確認が容易である。
また、本願の発明の態様6に係るメニュー表示装置では、前記態様5において、高速選択は、メニュー項目を高速で移動させることで行い、低速選択は、メニュー項目を高速選択より遅い速度で移動させることで行うことを特徴としている。
これによれば、選択すべきメニュー項目が多いことから選択時間が長くなる場合に高速選択することで、多くの項目が並ぶ方向への選択を短時間で行うことができ、使い勝手の良いテレビ受像機等を実現することができる。
また、本願の発明の態様7に係るメニュー表示装置では、前記態様1から6において、選択されたメニュー項目自体を拡大表示することを特徴としている。
これによれば選択されたメニュー項目を視認しやすくなり、また、メニュー項目中に文字が記載されている場合には文字を視認しやすくしたり、テロップ表示がある場合には画面の拡大に伴いテロップを動かす等使い勝手の良いメニュー表示装置を実現できる。
また、本願の発明の態様8に係るメニュー表示装置では、前記態様5から7において、固定されたフォーカス枠から離れるに従って、メニュー項目を徐々に小さくしたことを特徴としている。
これによれば、所望のメニュー項目を選択するためにメニュー項目自体を移動させた場合に、メニュー項目自体がリング状に回転しているように視認されることとなり、多くのメニューが円筒状の回転体に配置されているように認識され、視覚上自然な動きとなるし、所望のメニュー項目を探す操作自体に一種の楽しさを与えることができる等使い勝手の良いメニュー表示装置を実現できる。
また、本願の発明の態様9に係るメニュー表示装置では、前記態様1から8において、前記制御部は、前記メニュー項目の選択可能な方向を示すマークとして、選択可能なメニュー項目の数に応じて異なるマークを付与することを特徴としている。
これによれば、メニュー表示装置は、選択可能なメニュー項目が多数存在する場合に、メニュー項目の数に応じて異なるマーク(例えば、矢印の数を増やす)を付与することによって、選択可能なメニュー項目のおおよその数をユーザに提示することができる。したがって、ユーザは、フォーカス枠の周囲に付与されるマークを一見するだけで、同一ゾーン内に含まれる選択可能なメニュー項目のおおよその数を把握することができる。
また、本願の発明の態様10に係るメニュー表示装置では、前記態様3から9における前記フォーカス枠の明滅において、明状態と滅状態との輝度差を調整することを特徴としている。
これによれば、ユーザに緊急事態であるとの印象を与え、操作を急かしてしまうことを防ぐことができる。
また、本願の発明の態様11に係るメニュー表示装置は、前記態様7において、高速選択を実行している間は、選択されたメニュー項目を拡大表示しないことを特徴としている。
これにより、メニュー表示装置は、フォーカス枠の高速移動中にメニュー項目が次々拡大表示されることによってユーザの視認性が低下してしまうことを防ぐことができる。また、メニュー表示装置は、フォーカス枠の高速移動中にはメニュー項目の拡大表示に関する処理を行う必要がないため、フォーカス枠を高速移動させる際の処理量を低減することができる。
また、本願の発明の態様12に係るテレビジョン受像機では、前記態様1から11におけるメニュー表示装置を使用したテレビジョン受像機であることを特徴としている。
これによれば、多くのコンテンツから選択する項目方向に高速選択可能であることを明示したり、多くの推奨されるテーマから選択する項目の方向に高速選択可能であることを明示したり、或いは、チャンネル選択のように多くのチャンネルから選択する方向に高速選択可能であることを明示することにより、ユーザは容易に高速選択可能であることを認識し、高速選択することで、多くの項目が並ぶ方向への選択を短時間で行うことができ、使い勝手の良いテレビ受像機等を実現することができる。
また、本願の発明の態様13に係るメニュー表示方法では、
表示画面内に表示された複数のメニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択可能としたメニュー表示方法であって、
表示画面内に、表示された前記複数のメニュー項目のうち、特定のメニュー項目が選択されたことを示すフォーカス枠が設けられており、前記フォーカス枠の周囲には、表示されたメニュー項目の選択可能な方向を示すマークが付与されており、前記メニュー項目の選択可能な方向を示すマークは、高速選択が可能な方向を示すマークと、低速選択が可能な方向を示すマークとで異なるマークとしたことを特徴としている。
これによれば、多数あるメニュー項目の内から、所望のメニュー項目を、メニュー枠を移動するだけで簡単に選択することができ、また、メニュー項目の数に応じて高速選択することも可能となるメニュー表示方法が得られることとなる。
また、本願の発明の態様14に係るプログラムは、コンピュータを、前記態様1から11のメニュー表示装置として動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記メニュー表示装置が備える各手段として機能させるプログラムであることを特徴としている。
これによれば、使い勝手の良いメニュー表示装置を極めて容易に実現することが出来ることになる。
また、本願の発明の態様15に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、前記態様14におけるコンピュータを前記メニュー表示装置が備える各手段として機能させるプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴としている。
これによれば、前記コンピュータを前記メニュー表示装置が備える各手段として機能させるプログラムを容易に且つ確実に流通させることができる。
なお、ここで開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明だけではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、多機能化され、操作が複雑になったテレビジョン受像機等の操作を簡単にするメニュー表示方法等を提供するものであり、産業上の利用可能性は高い。
1:テレビジョン受像機
100:メニュー画面
110:インフォゾーン
111:ユーザネーム表示領域
112a:お知らせ一覧ボタン
112b:ログインボタン
112c:設定ボタン
113:時間表示領域
114:天気表示領域
115:ライブ映像表示領域
116a〜116c:バナー
116d:バナー詳細表示領域
117:インフォメーション表示領域
120:機能・レコメンドゾーン
121:機能パネル
122:推薦コンテンツパネル
130:ネットサービスゾーン
131:ネットサービスに対応するアイコン
201:チューナ
202:ビデオレコーダ
203:映像処理部
204:LCDコントローラ
205:LCD
206:オーディオデコーダ
207:音声処理部
208:アンプ
209:スピーカ
210:HDMIレシーバ
211:LANインタフェース
220:制御部
400:テレビ表示画面
410、411、412:インフォゾーンがフォーカス状態にあるメニュー画面
410a、411a、412a:フォーカス枠
420:機能・レコメンドゾーンがフォーカス状態にあるメニュー画面
420a:フォーカス枠
421:機能パネル(項目)
422:メニュー項目
430、431、432:ネットサービスゾーンがフォーカス状態にあるメニュー画面
430a、431a、432a:フォーカス枠
500:フォーカス枠
501、502:低速選択が可能なことを示す矢印
503、504:高速選択が可能なことを示す矢印
700:裏番組選択のメニュー画面

Claims (8)

  1. 表示画面内に表示された複数の項目の中から所望の項目を選択可能とした表示装置であって、
    表示された前記複数の項目のうち、選択された項目を示すフォーカス枠を生成する制御部を有しており、
    前記制御部は、前記項目を移動させる場合、前記フォーカス枠を移動させる場合よりも速い速度で移動させる、ことを特徴とした表示装置。
  2. 前記制御部は、
    入力された方向に応じて、
    前記項目は移動させずに前記フォーカス枠を移動させるか、または、
    前記フォーカス枠は移動させずに前記項目を移動させる、ことを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  3. 上記項目は、複数のゾーンの何れかに表示されており、
    前記制御部は、
    入力された方向に表示されている項目が、前記フォーカス枠が表示されている項目と同じゾーンの項目であれば、前記フォーカス枠は移動させずに前記項目を移動させ、
    入力された方向に表示されている項目が、前記フォーカス枠が表示されている項目と異なるゾーンの項目であれば、前記項目は移動させずに前記フォーカス枠を移動させる、ことを特徴とした請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、
    前記フォーカス枠を異なるゾーンに移動させる場合に、当該フォーカス枠を明状態にする、ことを特徴とした請求項3に記載の表示装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の表示装置を備えたテレビジョン受像機。
  6. 表示画面内に表示された複数の項目の中から所望の項目を選択可能とした表示装置による表示方法であって、
    表示された前記複数の項目のうち、選択された項目を示すフォーカス枠を表示する工程と、
    前記項目または前記フォーカス枠を移動させる工程と、を含み、
    前記項目を移動させる速度は、前記フォーカス枠を移動させる速度よりも速い、
    ことを特徴とした表示方法。
  7. コンピュータを請求項1から4の何れか一項に記載の表示装置として動作させるプログラムであって、上記コンピュータを上記表示装置が備える制御部として機能させるプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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