JP5912545B2 - トラック用可動ステップ及びトラック用可動ステップの可動方法 - Google Patents
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Description
[実施例1(図1乃至図17)]
図1に示すSはトラック用可動ステップで、トラック用可動ステップSは、荷台への上り下りを楽にするためのもので、トラックの荷台の床枠の側を支点として回動する囲いであるあおり1に設けた凹所に取り付けられるものである。
なお、本実施例においては、トラック用可動ステップSを側あおり1に取り付けた例を示したが、本願発明は、これに限らず、図示しないが、後あおり1’に設けた凹所(図示せず)にも同様に適用できるものである。
この支持部材202は、第1のパイプ202a、第2のパイプ202b、第1のパイプ202aと第2のパイプ202bとの間に部材202c、202c、202c、202cを並設し、結合して構成されている。
なお、S1は、左上方係止部20a、第1のパイプ202aを貫通して取り付けられた支持部材202dが左側案内溝40aから離脱しないように設けられた第1のストッパーで、支持部材202dと第1のストッパーS1とは、溶接等で接合されている。また、S2は、右上方係止部20b、第1のパイプ202aを貫通して取り付けられた支持部材202dが右側案内溝40’aから離脱しないように設けられた第2のストッパーで、支持部材202dと第2のストッパーS2とは、溶接等で接合されている。
上述した左上方係止部20aは左側案内溝40aに係止して案内され、右上方係止部20bは右側案内溝40’aに係止して案内される。
即ち、ステップ20の左上方係止部20aを左側案内溝40a内を、ステップ20の右上方係止部20bを右側案内溝40’a、それぞれ摺動させると共に、ステップ20の下方左側の部位を左側アーム30の先端に、下方右側の部位を右側アーム30’の先端に、それぞれ接続して左側アーム30及び右側アーム30を回動させるようにしている。
そして、ステップ20を使用しない時、ステップ20を手で持ち上げ、取り付け本体10の上方側に回動(ステップ20は図15に示す矢印方向と逆方向に回動)させると共に、左上方係止部20aが左側案内溝40aを取り付け本体10の上方に向かって、右上方係止部20bが右側案内溝40’aを取り付け本体10の上方に向かって、それぞれ移動させることとなり、ステップ20、左側アーム30及び右側アーム30’を取り付け本体10の凹所10a内に収納することができる(図2参照)。なお、図2に示す20A は、取っ手である。
保持手段は、例えば、図4、図11及び図12に示すように、第1の係止部202aAと第1の被係止部K1、第2の係止部50と第2の被係止部K2である。
即ち、ステップ20に第1の第1の係止部(第1のパイプ202aの部位)202aAを設け、取り付け本体10の凹所10a内にステップ20、左側アーム30及び右側アーム30’を収納した時、取り付け本体10の凹所10aの底壁10a1に第1の係止部(第1のパイプ202aの部位)202aAに係止する位置に第1の被係止部K1を設けている。
第1の被係止部K1は、バネ性を有し、第1の係止部(第1のパイプ202aの部位)202aAが第1の被係止部K1の山を乗り越えることにより、第1の被係止部K1が変形し、その後、第1の被係止部K1のバネ性により第1の被係止部K1の形状が元に復帰し、第1の係止部材(第1のパイプ202aの部位)202aAは第1の被係止部K1に係止した状態を保持するようになっている。
また、左側アーム30と右側アーム30’とを接続する第2の係止部50を設け、取り付け本体10の凹所10a内にステップ20、左側アーム30及び右側アーム30’を収納した時、取り付け本体10の凹所10aの底壁10a1の部位に第2の係止部50に係止する第2の被係止部K2を設けている。
第2の被係止部K2は、例えば、弾性変形できる凹形状をなし、凹形状内に第2の係止部50が侵入すると、図13及び図14に示すように、第2の被係止部K2の凹形状が変形し、変形した後、第2の係止部50を包み込むようにして係止状態を保持することができる。
この第2の係止部50は、係止部の機能の他に、左側アーム30と右側アーム30’とを接続するため、左側アーム30と右側アーム30’強度をも増加させることができる。
また、上述した実施例においては、本体10の正面視左側の上方側に左側案内体40及び右側の上方側に右側案内体40’を取り付けたが、本願発明は、これに限らず、本体10の正面視左側の下方側に左側案内体40及び右側の下方側に右側案内体40’を取り付けても良い。
即ち、本実施例の左側案内体40は、図19及び図24に示すように、取り付け本体10の凹所10a内であって、取り付け本体10の下方に取り付けられた垂直方向に設けられた長孔である左側案内溝40aを有し、また、右側案内体40’は、取り付け本体10の凹所10a内であって、取り付け本体10の下方に取り付けられると共に、左側案内溝40aに対向する垂直方向に設けられた長孔である右側案内溝40’aを有する。
また、図24に示すMは、左側案内溝40aに係止して案内される左下方係止部で、Nは、右側案内溝40’aに係止して案内される右下方係止部である。
本体10の正面視左側に位置する左側アーム30の上側をステップ20の左側面(具体的には、上方左側面)に回動自在に、左側アーム30の下側を上述した左下方係止部Mに、それぞれ取り付けている。
本体10の正面視右側に位置する右側アーム30’の上側をステップ20の右側面(具体的には、上方右側面)に回動自在に、右側アーム30’の下側を上述した右下方係止部Nに、それぞれ取り付けている。
なお、図24に示す30cは左側アーム30が左側案内溝40aから離脱しないように左側アーム30を左側案内溝40aに取り付けた状態を保持する左保持部材で、左下方係止部Mを左側案内溝40a及び左側アーム30の下方に設けた左下側開口部30eを貫通させ、貫通した左下方係止部Mの先端から左側ワッシャ30gを入れて、該左側ワッシャ30gの外側に位置する左下方係止部Mの貫通孔に左保持部材30cを挿入して左側アーム30を左側案内溝40aから離脱しないようにしている。
また、図24に示す30’cは右側アーム30’が右側案内溝40’aから離脱しないように右側アーム30’を右側案内溝40’aに取り付けた状態を保持する右保持部材で、右下方係止部Nを右側案内溝40’a及びは右側アーム30’の下方に設けた右下側開口部30’eを貫通させ、貫通した右下方係止部Nの先端から右側ワッシャ30’gを入れて、該右側ワッシャ30’gの外側に位置する右下方係止部Nの貫通孔にN保持部材30’cを挿入して右側アーム30’を右側案内溝40’aから離脱しないようにしている。
なお、ステップ20の水平方向の保持は、左下方係止部Mが左側案内溝40aの底部40a1に、右下方係止部Nが右側案内溝40’aの底部40’a1に、それぞれ係止するようにして、ステップ20を略水平状態として、踏み台として使用することができるようにしてある。
これを避けるために、保持手段を設けている。保持手段は、例えば、図25及び図26に示すように、取り付け本体10の凹所10aの底壁10a1に被係止部K3、この被係止部K3に係止する係止部(第1のパイプ202aの部位)202aA、をそれぞれ設け(本実施例では、被係止部K3を複数、例えば、2個設けているが、場合により1個でも良い。)、取り付け本体10の凹所10a内にステップ20、左側アーム30及び右側アーム30’を収納した時、係止部(第1のパイプ202aの部位)202aAが被係止部K3に係止するようにしている。
被係止部K3はバネ性を有し、図25及び図26に示すように、係止部(第1のパイプ202aの部位)202aAが被係止部K3の山を乗り越えることにより、被係止部K3が変形し、その後、被係止部K3のバネ性により被係止部K3の形状が元に復帰し、係止部(第1のパイプ202aの部位)202aAは被係止部K3に係止した状態を保持するようになっている。
なお、係止部(第1のパイプ202aの部位)202aAと被係止部K3との係止状態を解除するために、図23に示すように、本体10の凹所10aの上壁10a2と第1のパイプ202aとの間の寸法は、指が入る寸法T以上あれば良い。上述した保持手段は、望ましくは、設ける方が良いが、場合により省略することもできる。
この支持部材202は、第1のパイプ202a、第2のパイプ202b、第1のパイプ202aと第2のパイプ202bとの間に部材202c、202c、202cを並設し、結合して構成されている。
なお、S1は、第1のパイプ202a、左側アーム30の上方に設けられた左上側開口部30fを貫通して取り付けられた支持部材202dが左側アーム30から離脱しないように設けられた第1のストッパーで、支持部材202dと第1のストッパーS1とは、溶接等で接合されている。また、S2は、第1のパイプ202a、右側アーム30’の上方に設けられた右上側開口部30’fを貫通して取り付けられた支持部材202dが右側アーム30’から離脱しないように設けられた第2のストッパーで、支持部材202dと第2のストッパーS2とは、溶接等で接合されている。
上述した左下方係止部Mは左側案内溝40aに係止して案内され、右下方係止部Nは右側案内溝40’aに係止して案内される。
なお、左側回動取付部50b及び右側回動取付部50’bは、取り付け本体10の凹所10aの底壁10a1に溶接等により取り付けられている(図20参照)。
1 あおり
10 取り付け本体
10a 凹所
20 ステップ
Claims (4)
- あおりに取り付けられ、凹所を有する取り付け本体と、
この取り付け本体の凹所内であって、前記取り付け本体の上方に取り付けられると共に、垂直方向に形成された左側案内溝を有する左側案内体と、
前記取り付け本体の凹所内であって、前記取り付け本体の上方に取り付けられると共に、前記左側案内溝に対向し、垂直方向に形成された右側案内溝を有する右側案内体と、
前記左側案内溝に係止して案内される左上方係止部と、
前記右側案内溝に係止して案内される右上方係止部と、
前記取り付け本体の下方左側に回動自在に取り付けられた左側アームと、
前記取り付け本体の下方右側に回動自在に取り付けられた右側アームと、
上方左側に前記左上方係止部を、上方右側に前記右上方係止部を、それぞれ設けると共に、下方左側の部位を前記左側アームの先端に、下方右側の部位を前記右側アームの先端に、それぞれ接続された足の踏み台である平板状のステップと、
前記取り付け本体の凹所内に収納された前記ステップを前記凹所内に保持する保持手段とを備え、
前記ステップは、前記左上方係止部が前記左側案内溝の底部に、前記右上方係止部が前記右側案内溝の底部に、それぞれ係止するようにして、水平方向を保持し、
前記あおりを荷台から垂下した時、前記保持手段を解除し、前記ステップ、前記左側アーム及び前記右側アームを前記ステップの自重により前記凹所から突き出させ、
前記凹所から突き出した前記左側アーム及び前記右側アームの回動により前記ステップを水平方向に位置させ、
前記ステップを使用しない時、前記ステップを前記取り付け本体の上方側に回動させると共に、前記左上方係止部が前記左側案内溝を前記取り付け本体の上方に向かって、前記右上方係止部が前記右側案内溝を前記取り付け本体の上方に向かって、それぞれ移動させ、前記ステップ、前記左側アーム及び前記右側アームを前記取り付け本体の凹所内に収納すると共に、前記保持手段により前記取り付け本体の凹所内に収納された前記ステップを前記凹所内に保持する
ことを特徴とするトラック用可動ステップ。 - 保持手段は、
ステップに係止部材を設け、取り付け本体の凹所内に前記ステップ、左側アーム及 び右側アームを収納した時、前記取り付け本体の凹所の底壁に前記係止部材に係止す る第1の被係止部であるか、
又は、
ステップに第1の係止部材を設け、取り付け本体の凹所内に前記ステップ、左側ア ーム及び右側アームを収納した時、前記取り付け本体の凹所の底壁に前記第1の係止 部材に係止する第1の被係止部と、前記左側アームと前記右側アームとを接続する棒 状部材である第2の係止部材を設け、取り付け本体の凹所内に前記ステップ、左側ア ーム及び右側アームを収納した時、前記取り付け本体の凹所の底壁に前記第2の係止 部材に係止する第2の被係止部である
ことを特徴とする請求項1のトラック用可動ステップ。 - あおりに取り付けられ、凹所を有する取り付け本体と、
この取り付け本体の凹所内であって、前記取り付け本体の上方に取り付けられると共に、垂直方向に形成された左側案内溝を有する左側案内体と、
前記取り付け本体の凹所内であって、前記取り付け本体の上方に取り付けられると共に、前記左側案内溝に対向し、垂直方向に形成された右側案内溝を有する右側案内体と、
前記左側案内溝に係止して案内される左上方係止部と、
前記右側案内溝に係止して案内される右上方係止部と、
前記取り付け本体の下方左側に回動自在に取り付けられた左側アームと、
前記取り付け本体の下方右側に回動自在に取り付けられた右側アームと、
上方左側に前記左上方係止部を、上方右側に前記右上方係止部を、それぞれ設けると共に、下方左側の部位を前記左側アームの先端に、下方右側の部位を前記右側アームの先端に、それぞれ接続された足の踏み台である平板状のステップと、
前記取り付け本体の凹所内に収納された前記ステップを前記凹所内に保持する保持手段とを備え、
前記ステップは、前記左上方係止部が前記左側案内溝の底部に、前記右上方係止部が前記右側案内溝の底部に、それぞれ係止するようにして、水平方向を保持し、
前記あおりを荷台から垂下した時、前記保持手段を解除し、前記ステップ、前記左側アーム及び前記右側アームを前記ステップの自重により前記凹所から突き出させ、
前記凹所から突き出した前記左側アーム及び前記右側アームの回動により前記ステップを水平方向に位置させ、
前記ステップを使用しない時、前記ステップを前記取り付け本体の上方側に回動させると共に、前記左上方係止部が前記左側案内溝を前記取り付け本体の上方に向かって、前記右上方係止部が前記右側案内溝を前記取り付け本体の上方に向かって、それぞれ移動させ、前記ステップ、前記左側アーム及び前記右側アームを前記取り付け本体の凹所内に収納すると共に、前記保持手段により前記取り付け本体の凹所内に収納された前記ステップを前記凹所内に保持する
ことを特徴とするトラック用可動ステップの可動方法。 - あおりに取り付けられ、凹所を有する取り付け本体と、
この取り付け本体の凹所内であって、前記取り付け本体の上方に取り付けられると共に、垂直方向に形成された左側案内溝を有する左側案内体と、
前記取り付け本体の凹所内であって、前記取り付け本体の上方に取り付けられると共に、前記左側案内溝に対向し、垂直方向に形成された右側案内溝を有する右側案内体と、
前記左側案内溝に係止して案内される左上方係止部と、
前記右側案内溝に係止して案内される右上方係止部と、
前記取り付け本体の下方左側に回動自在に取り付けられた左側アームと、
前記取り付け本体の下方右側に回動自在に取り付けられた右側アームと、
上方左側に前記左上方係止部を、上方右側に前記右上方係止部を、それぞれ設けると共に、下方左側の部位を前記左側アームの先端に、下方右側の部位を前記右側アームの先端に、それぞれ接続された足の踏み台である平板状のステップとを備え、
前記ステップは、前記左上方係止部が前記左側案内溝の底部に、前記右上方係止部が前記右側案内溝の底部に、それぞれ係止するようにして、水平方向を保持し、
前記あおりを荷台から垂下した時、前記ステップ、前記左側アーム及び前記右側アームを前記ステップの自重により前記凹所から突き出させ、
前記凹所から突き出した前記左側アーム及び前記右側アームの回動により前記ステップを水平方向に位置させ、
前記あおりを荷台から立設時、前記あおりを荷台から立設する途中で前記ステップの自重により、前記左上方係止部が前記左側案内溝を、前記右上方係止部が前記右側案内溝を、それぞれ移動して、前記ステップ、前記左側アーム及び前記右側アームは前記取り付け本体の凹所内に収納される
ことを特徴とするトラック用可動ステップの可動方法。
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