JP5910876B2 - 泡生成装置の製造方法及び泡生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、泡生成装置の製造方法及び泡生成装置に関する。
特許文献1には、浴槽内の湯を強制的に循環させつつ濾過、殺菌等の清浄化処理すると同時に入浴温度に保温し、浴槽湯を絶えず清浄かつ適温に保ち24時間何時でも好みの時に入浴できるようにした、いわゆる24時間風呂装置が開示されている。特許文献1の装置は、湯の流量が減った目詰まりや、湯が全く流れない水不足の管路の異常を検知することができる。各家庭の風呂場に、当該装置を設置した後の初期運転時のモータの初期回転数を記憶しており、以降の運転中の回転数と初期回転数との変化量に応じて、吸い込み状態を判断することで、異常を検知している。
特開平9−103620号公報
ところで、特許文献1の装置はジェットモードを有しており、泡風呂を楽しむことができる。しかし、特許文献1の装置では、泡を吐出するジェットノズルが何らか(ユーザの体の一部など)で塞がれた場合、そのことをモータの回転数から検知することが難しい。特に、泡剤として界面活性剤を用いてフォーム状のきめ細かい微細気泡を生成し、その泡を吐出する泡生成装置の攪拌モータの場合、管路の閉塞により回転数が変動するが、モータ製造時の回転精度の公差に対して、異常時のモータ回転数の変動が小さい。(図5参照)。そのため、泡生成装置から吐出される泡が塞がれた異常な状態であっても、(1)のように公差の範囲に入ってしまい、製造されるモータごとの回転精度のバラツキにより、異常と検知することができない場合が生じる。なお、(2)の空転時回転数とは、泡生成装置に供給される湯水の供給が行われないときの泡生成装置のモータ回転数である。
本発明は上記実情に鑑み完成したものであり、装置の異常を精度良く検出することができる泡生成装置の製造方法及び泡製造装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の構成上の特徴は、泡剤としての界面活性剤と湯水ポンプにより供給される湯水と空気ポンプにより供給される空気とが導入され泡を吐出する本体部と、前記本体部の内部で界面活性剤と湯水と空気とを混合して泡を生成する攪拌モータと、前記攪拌モータの回転数を検知する回転数検知部と、前記攪拌モータ及び前記回転数検知部を制御する制御部と、を組付ける組付け工程と、前記攪拌モータの調整をおこなう調整工程と、を備える泡生成装置の製造方法において、前記調整工程では、前記本体部の内部に界面活性剤と湯水と空気とがそれぞれ所定量で導入される状態での前記攪拌モータの回転数を基準回転数として測定し、前記基準回転数に基づき基準回転数範囲の下限値を設定する、ことである。
また請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記下限値は、前記攪拌モータが前記基準回転数で回転して泡を生成している状態で前記泡を吐出する吐出口が塞がれた場合の前記攪拌モータの回転数である、ことである。
また請求項3に係る発明の構成上の特徴は、泡剤としての界面活性剤と湯水ポンプにより供給される湯水と空気ポンプにより供給される空気とが導入され泡を吐出する本体部と、前記本体部の内部にある泡生成空間内で前記湯水と前記空気と前記界面活性剤とを混合して泡を生成する攪拌モータと、前記攪拌モータの回転数を検知する回転数検知部と、前記攪拌モータ及び前記回転数検知部を制御する制御部と、を備える泡生成装置において、前記制御部では、泡生成空間に湯及び空気がそれぞれ所定量で導入される状態での前記攪拌モータの回転数を基準回転数とし、前記基準回転数に基づき基準回転数範囲の下限値が設定され、前記下限値を下回った場合に、泡生成を停止する、ことである。
本発明の泡生成装置では、組付け工程後の調整工程において、攪拌モータの回転数を基準回転数とし、前記基準回転数に基づき基準回転数範囲が設定される。そのため、製造される泡生成装置ごとに、使われる攪拌モータの基準回転数が測定され、その測定された回転数に基づき回転数の異常と判断する下限値が設定される。そのため、泡生成中に、泡の吐出口が詰まったり塞がれた場合に、確実に異常であると判断し、泡生成を停止することができる。
実施形態の泡生成装置の構成図である。 実施形態の泡生成装置で用いられる流量調整工程のフローチャートである。 実施形態の泡生成装置の流量調整状態を示す構成図である。 実施形態の泡生成装置で用いられる異常検知工程のフローチャートである。 実施形態の泡生成装置に係る製造バラツキについての説明図である。
以下、実施形態を用いて本発明を具体的に説明する。
(実施形態)
本実施形態の泡生成装置の構成を図1に示す。本実施形態の泡生成装置は、湯ポンプ(湯水ポンプ)21と空気ポンプ22と泡生成部3と回転数検知部4と制御部5とを有する。
湯ポンプ21は、浴槽23内の湯を湯取込口211から取り込み、その湯を泡生成部3の内部にある泡生成空間310に導入する。空気ポンプ23は、空気取込口221から空気を取り入れ、その空気を泡生成部3の泡生成空間310に導入する。
泡生成部3は、ハウジング内30に本体部31と混合機(攪拌モータ)32とを有し、更に本体部31に連通し浴槽23に対して吐出口34が開口している泡流路33を有する。本体部31は、湯及び空気が導入され、泡が生成され、生成された泡が導出される泡生成空間310を区画する。本体部31には、羽根322が取り付けられた回転軸321が配置されている。回転軸321は、一端が本体部31と並んで配置されている混合機32の回転軸に結合している。混合機32が作動することで回転軸321が回転し、本体部31の泡生成空間310内の湯と空気とが回転する羽根322で混合され、泡が生成される。生成された泡は、泡流路33を通って吐出口34から浴槽23に吐出される。浴槽23側に位置する吐出口34は、浴槽23内の湯面よりも上側に位置している。なお、湯面よりも下でも良いし、浴槽23よりも上から泡を吐出するのでも良い。
湯ポンプ21は、浴槽23内に設置される湯取入口211から湯を取り込む。取り込まれた湯は、湯導入路212を通って、湯ポンプ21に取り入れられ、湯導出路213から泡生成部3の泡生成空間310に吐出される。空気ポンプ22は、空気取入口221から空気を取り入れ、取り入れた空気を圧縮する。圧縮された空気が気体流路222から泡生成空間310に吐出される。流路は、湯取入口211及び空気取入口221から泡生成空間310を経た吐出口34に至り、途中に湯導入路212、湯導出路213、気体流路222の有する。なお、泡を生成するのに湯に界面活性剤が混入される。好ましい泡を生成するためには、泡生成空間310における湯と空気との体積の比率に適正値がある。ここで泡を生成するために界面活性剤が添加されることが通常であるが、添加を行う位置は流路中にて行っても良いし、浴槽23中にて行っても良い。界面活性剤の添加はユーザが必要に応じて適正量を量って行ったり、自動的に添加する手段を本装置が備えたりすることができる。本実施例では、湯が泡生成空間310に吐出される前に界面活性剤が混入されている。
回転数検知部4は、混合機32の回転軸321の回転数を検知する。回転数検知部4が検知する回転数は混合機の回転軸321の回転数に関連するものであれば充分であり、混合機32が備える出力軸の回転数や回転軸321に出力するまでの減速途中の回転数などでも良い。制御部5には操作パネル6の操作内容と回転数検知部4からの回転数とが入力される。制御部5は、ユーザが操作パネル6を操作した内容と回転数検知部4からの回転数とに基づき、湯ポンプ21、空気ポンプ22、及び泡生成部3を制御する。操作パネル6は、複数の操作ボタン61と、1つの表示部62とを有する。操作ボタン61としては、泡を浴槽23に吐出させる泡生成ボタン61a、浴槽23への泡の吐出をやめる停止ボタン61b、がある。なお、泡生成ボタン61aと停止ボタン61bとを1つのボタンで兼用し、操作する度に泡生成と停止とを切り替えるような制御をしていてもよい。作動や停止などの装置の状態は表示部62に表示する。表示部62には、例えば、(1)スタンバイ:泡が生成(吐出)できること、(2)作動中:泡を浴槽に吐出していること、(3)エラー:異常が発生したこと、などが表示される。電源に接続されていない、装置自体がONになっていない場合は表示部には何も表示されない。また、異常が発生した場合には、単に異常が発生したという表示だけでなく、異常の種類として(i)湯を取り込むことができない、(ii)空気が導入・吐出できない、(iii)泡が吐出できない、などを表示することも可能である。
さて、ユーザが操作パネル6の泡生成ボタン61aを操作すると、制御部5は湯ポンプ21を作動して、浴槽23内の湯を取り込み、泡生成部3の泡生成空間310に吐出する。更に、空気ポンプ22を作動して、圧縮空気を泡生成空間310に吐出する。泡生成空間310に、湯と空気が導入されている状態で、混合機32の回転軸321が回転する。回転軸321が回転することで、泡生成空間310内の羽根322が回転し、温かな泡が生成される。生成された泡は、泡流路33を流れて吐出口34から浴槽23に吐出される。
(流量調整工程について)
上記した泡生成装置を製造するときには、装置を製造する場所(例えば工場、販売店やユーザ宅でない)で水分40%(この値は変動させることが可能である)を目標値とする湯量と空気量の調整が行われる(湯量調整工程)。以下、調整する手順を図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下の手順は一例であり、これに限定されるものではない。
まず、調整を始める前に、図3に示すように、本実施形態の泡生成装置を検査装置71〜73と接続する。この検査装置は、湯ポンプ21の湯取入口211に取り付けられて湯水を供給するとともに湯量を測定する湯供給部71と、空気ポンプ22の空気取入口221に取り付けられて供給される空気量を測定する空気量測定部72と、吐出口34に取り付けられる排出部73とを有する。
そして、調整を始める。調整者は混合比制御部をONにしてから(ステップS10)、泡生成装置を電源ONにし(ステップS11)、作動可能状態にする。泡生成装置の操作パネル6の表示部62に「起動中」と表示され、次に「スタンバイ」と表示された後(ステップS12)、操作パネル6の泡生成ボタン61aを操作する(ステップS13)。表示部62には「調整中」と表示される(ステップS14)。泡生成装置は、泡を生成して吐出する(ステップS15)。制御部5(操作パネル6)には、湯量及び空気の量をそれぞれ調整できる調整部51(例えば、供給される電力のデューティ比などの制御条件を格納するEEPROMなど)があり、調整者は湯量と空気量とを確認しながら運転条件を調節して水分量が40%になるように、それぞれを適宜調整し、得られた制御条件の適正値を調整部51に格納する(ステップS16)。なお、調整部51は工場での調整にのみ使うのが前提であり、工場から出荷される際にはユーザ等が容易に操作できないようになっている。
さて、調整者は、水分量が目標の数値に調整され且つ安定(安定の時間は適宜)したところで、操作パネル6の停止ボタン61bを操作する(ステップS17)。このとき、制御部5は、湯量及び空気量を保存し(ステップS18)、泡生成部3の混合機32の回転数(基準回転数)から基準回転数範囲が決められ、保存する(ステップS19)。ここで、基準回転数範囲とは、泡生成装置が正常状態で動作していると判断される混合機32の回転数の範囲である。また、基準回転数範囲の下限値は、泡の吐出口34が塞がれたときの混合機32の回転数に相当する。基準回転数範囲の上限値は、湯取入口211が塞がれたときの混合機32の回転数に相当する。制御部5は、予め行われた泡生成試験結果から作成された対比テーブル53を格納しており、この対比テーブル53から基準回転数ごとの上限値・下限値を決める。
その後、泡生成装置は、泡生成を停止(湯ポンプ21、空気ポンプ22、及び混合機32の作動を停止)する(ステップS20)。表示部62に「スタンバイ」と表示された(ステップS21)のち、泡生成装置の電源をOFFにする(電源から切り離す)(ステップS22)。混合比制御部をOFFにする(ステップS23)。これで、泡生成装置の泡生成の流量調整が終了する。この調整は、1つの装置毎に行う。これらの動作はすべて自動で行うこともできる。
ここで、本実施形態の泡生成装置が検知する異常は、泡を生成する混合機32の回転数の変動により検知する。回転数が低下する場合としては、例えば、浴槽に生成された泡を吐出する吐出口34が塞がれると起こりうる。吐出口34が塞がれて、泡の吐出ができないと、泡生成部3の本体部31の内圧が上昇する。すると、泡生成空間310内の空気の体積は増加した圧力に応じて小さくなるが湯の体積は変化しないため、泡生成空間310内における湯の相対的な体積が増加する(水分の比率が上がる)。相対的な湯量の体積増加により、混合機32の羽根322が回転する負荷が増加し、結果、混合機32の回転軸321の回転数が低下する。この場合、本体部31の内圧が上昇することから、本体部31からの水漏れ等のおそれがある。
回転数が増加する場合としては、例えば、湯取入口211が塞がれるなどして、湯が泡生成空間310に吐出できないと起こりうる。泡生成空間310内の湯の体積の減少により、羽根32が回転する負荷が減少し、回転軸321の回転数が増加する。この場合、湯ポンプ21に湯水が供給されない状態で回転するため、湯ポンプ21が損傷するおそれがある。また、泡生成空間310内に空気が多くなるため、湯水と接触するように配置されている回転軸321と本体部31に設けられる軸受け311の冷却効果が抑制されることにより、軸受けが高温に晒されるため、軸受け311が劣化する原因となりうる。軸受け311が劣化した場合、本体部31が密閉されず、泡生成空間310の内圧が上昇せず、泡生成空間310から泡を浴槽へと吐出できなくなったり、軸受け311部分から泡がもれでて混合機32の故障の原因となったりする可能性もある。また、吐出口34から吐出する泡の空気量が多くなり、大きな泡が生成され、肌ざわりの悪い泡が生成されてしまう。
(異常検知工程について)
次に、ユーザ宅の浴槽に本実施形態の泡生成装置が取り付けられ、使用中の異常検知について、説明する。本実施形態の泡生成装置の制御部5は、混合機32の回転軸321の回転数が基準回転数範囲から外れた場合に、異常(エラー)と操作パネル6の表示部62に表示する判断部52を有する。この判断部52は、異常回転数が一定時間継続した場合に、異常回転していると判定する。つまり、回転数が基準回転数範囲が外れた場合、すぐに異常回転していると判定して「エラー」と表示部62に表示し、泡生成を停止するのではない。よって、異常回転数が一瞬、確認(判定)されても、一定時間継続しなかった場合は「エラー」と表示されない。
判断部52により異常回転数と判定された場合、異常の判断(異常判断)を開始する。具体的には、異常判断が開始されてから、異常回転数を2秒以上維持した場合に、異常と判断し、湯ポンプ21、空気ポンプ22、及び混合機32を停止する。そして、異常判断を開始してから回転数が正常の範囲に戻った場合は、異常の判断を開始したのを解除するかどうかの判断(異常判定解除判断)を開始する。異常判定解除判断中に、回転数が正常の回転数の範囲で100ミリ秒維持されると、異常判断を終了する。図4は、上記した異常検知をフローチャートで表したものである。当該フローチャートは一例であり、これに限定されるものではない。
まず、本実施形態の泡生成装置の電源をONにし(ステップS30)、作動可能状態にする。操作パネル6の表示部62に「起動中」と表示後、「スタンバイ」と表示されたところで、ユーザは操作パネル6の泡生成ボタン61aを操作できる(ステップS31)。ユーザが泡生成ボタン61aを操作する(ステップS32)と、表示部62に「作動中」と表示され(ステップS33)、泡が浴槽に吐出し始める(ステップS34)。泡の吐出は、装置にエラーが発生するか、ユーザが停止ボタン61bを操作するまで継続する(ステップS35)。
ステップS34とステップS35との間で、異常の検知を行う。まず、異常を検知した場合に、それが継続的か一瞬の状態であったのかを判定するサイクルに入るためのフラグを立てる(ステップS36)。判定サイクルに入っているかどうかは、異常判定中フラグを使い、異常を判定しているサイクルに入っているならば「True」で、判定しているサイクルに入っていなければ「False」とする。操作パネル6の停止ボタン61bが操作された時点で、異常判定中フラグは「False」にリセットされる。よって、異常判定中フラグの値を変更するステップ(S38)を通過していないのであれば、ステップS36の判定では、異常検知の判定をしていないNOとなり、ステップS37に行く。ステップS37では、混合機32に回転数異常が発生しているかどうか判定する。回転数異常の判定は、その時点での混合機32の回転数(実回転数)が、基準回転数範囲を超えているかどうかを判定する。ステップS37の判定で、回転数異常の判定が「Yes」となると、異常判定中フラグの値を「True」にする(S38)。ステップS37のあとのステップS39では、異常が確定かどうかを判断する。異常が確定しているかどうかは異常確定フラグを使い、異常確定フラグの値は「True」「False」である。異常が確定ならば「True」で、確定しないならば「False」である。操作パネル6の停止ボタン61bが操作された時点で、異常確定フラグは「False」にリセットされる。よって、異常確定フラグの値を変更するステップS50を通過していないのであれば、ステップS35に行く。異常確定フラグが「True」であれば、操作パネル6の表示部62に「エラー」と表示される(ステップS40)。制御部5は泡の吐出を停止し(ステップS41)、異常検知も終了する。ステップS35に進んだ場合、ステップS36からステップS35に至るまでに、ユーザが停止ボタン61bを操作していないのであればステップS36に戻り、停止ボタン61bが操作されていれば泡の吐出が停止するため、異常検知も終了となる。
ステップS36に戻った際、異常判定中フラグが「True」にセットされていれば、ステップS36からステップS42に進み、異常判定が解除されたかどうかの判断が行われる。異常判定が解除されたかどうかの判定は、異常判定解除フラグを使う。異常判定解除フラグの値は「True」「False」である。異常判定が解除されていれば「True」で、異常判定が解除されていなければ「False」である。操作パネル6の停止ボタン61bが操作された時点で、異常判定解除フラグは「True」にリセットされる。よって、異常判定解除フラグの値を変更するステップS47を通過していないのであれば、ステップS43に進み、混合機32に回転数異常が発生しているかどうか判定する。異常判定解除フラグの値が「False」であればステップS44に進む。ステップS44は、混合機32に回転数異常が発生しているかどうか判定する。つまり、ステップS42から別れて進むステップS43もステップS44も、共にステップS37と同じ判定方法で、回転数異常かどうかを判断する。ステップS43において、回転数異常であると判定された場合は、異常判定解除フラグの値を「False」にし(ステップS45)、ステップS46に進む。回転数異常でなければ何もせずステップS46に進む。ステップS44において、回転数異常であると判断された場合は、何もせずにステップS49に進み、回転数異常がないと判断された場合は、異常判定解除フラグの値を「True」にしてから(ステップS47)、ステップS50に進む。
ステップS46では、異常判定解除フラグが「True」から「False」に変更されてから100ミリ秒以上経過しているかどうかを判断する。異常回転を検知したのち、異常回転でない状態が100ミリ秒以上継続しているなら、異常を検知するサイクルから出すために異常判定中フラグの値を「False」にし(ステップS48)する。異常回転でない状態が100ミリ秒経過していなければ「True」を維持し、ステップS49に進む。ステップS49では、異常判定中フラグの値が「False」から「True」に変更してから2秒以上経過しているかどうかを判断する。2秒以上経過していれば、異常確定フラグを「True」にし(ステップS48)、2秒以上経過していなければ「False」を維持し、ステップS39に進む。
以下では、回転数異常が2秒以上維持された場合と維持されなかった場合について、上記したフローチャートを辿ってみる。
(回転数異常が2秒以上維持した場合)
泡生成装置が作動して、生成された泡が吐出口31から吐出され始めた段階では、異常判定中フラグの値は「False(異常判定中ではない)」、異常確定フラグの値は「False(異常が確定してない)」、異常判定解除フラグの値は「True(異常判定を解除中)」である。ここで、吐出口31が塞がれ、異常回転状態(回転数の低下)が2秒以上維持するとする。ステップS36において、異常判定中フラグの値は「False」のため、ステップS37に進み、回転数異常としてステップS38で異常判定中フラグの値が「True」になる。ステップS39において、この段階での異常確定フラグの値は「False」であるため、ステップS35から、再びステップS36に戻る(停止ボタン61bは操作されていないとする)。前回ステップS36での判定後、異常判定中フラグの値が「True」にセットされたため、ステップS42に進む。異常判定解除フラグの値は「True」であるため、ステップS43に進む。ステップS43において、回転数異常と判断されるとステップS45にて、異常判定解除フラグの値が「False」にセットされる。次に、異常判定解除フラグの値が「True」にセットされてからの時間が100ミリ秒以上経過したかを判断する。当該経過時間は、ステップS47にて異常判定解除フラグの値が「False」から「True」に変更されたときから計測される時間である。よって、当該経過時間は測定がされていないので、ステップS49に進む。ステップS49では、異常判定中フラグの値が「False」から「True」に変更されたときから計測される時間が2秒以上かどうかを判定する。ステップS38を経由しているため、当該時間が計測されているが、ここではまだ2秒経過していないとする。よって、ステップS39に進む。まだ、異常確定フラグの値は「False」であるため、ステップS35を経由して、ステップS36に戻る。ステップS36からステップS42に進む。前回ステップS42を通過後、ステップS43に進み、ステップS45にて異常判定解除グラフの値が「False」にセットされたので、ステップS42からステップS44に進む。ステップS44では、回転数異常かどうか判断されているので、ステップS49に進む。この時点で、ステップS38で異常判定中フラグの値が「False」から「True」にセットされて2秒以上が経過していれば、ステップS50にて異常確定フラグの値が「True」になる。まだ、2秒以上経過していなかったとしても、回転数が基準回転数範囲内でなければ、ステップS39からステップS35、ステップS36、ステップS42、ステップS44と経由してきて、ステップS49で再度、ステップS38で異常判定中フラグの値が「False」から「True」にセットされて2秒以上が経過していないか判断される。異常確定フラグの値が「True」なので、ステップS40に進み、操作パネル6の表示部62に「エラー」と表示される。その後、制御部5は湯ポンプ21、空気ポンプ22及び混合機32を停止する。
(回転数異常が2秒以上維持しなかった場合)
泡生成装置が作動して、生成された泡が吐出口31から吐出され始めた段階では、異常判定中フラグの値は「False(異常判定中ではない)」、異常確定フラグの値は「False(異常が確定してない)」、異常判定解除フラグの値は「True(異常判定を解除中)」である。ここで、吐出口31が塞がれ、異常回転状態(回転数の低下)がいくらか維持された後、回転数が基準回転数範囲内に戻ったとする。ステップS36において、異常判定中フラグの値は「False」のため、ステップS37に進み、回転数異常としてステップS38で異常判定中フラグの値が「True」になる。ステップS39において、この段階での異常確定フラグの値は「False」であるため、ステップS35から、再びステップS36に戻る。前回ステップS36での判定後、異常判定中フラグの値が「True」にセットされたため、ステップS42に進む。異常判定解除フラグの値は「True」であるため、ステップS43に進む。ステップS43において、回転数異常と判断されるとステップS45にて、異常判定解除フラグの値が「False」にセットされる。次に、異常判定解除フラグの値が「True」にセットされてからの時間が100ミリ秒以上経過したかを判断する。まだ、ステップS47を通過していないので、100ミリ秒異常経過しておらず、ステップS49、ステップS39、ステップS35と進み、ステップS36に戻る。回転数が基準回転数範囲内に戻ったとする。ステップS44で回転数異常と判定されずに、ステップS47で異常判定解除フラグが「False」から「Treu」にセットされる。異常判定解除開始から、の時間が計測される。ステップS49、ステップS39、ステップS35と経由して、ステップS36に戻る。先でステップS47が実行されたので、異常判定解除グラフの値は「True」で、ステップS42からステップS43となり、回転数も基準回転数範囲内なので、ステップS46に進む。ここで、異常判定解除フラグが「False」から「Treu」にセットされて、100ミリ秒経過していれば、ステップS48で異常判定中フラグの値が「True」から「False」になる。その後、ステップS49、ステップS39、ステップS35と経由してステップS36に戻った時点で、異常判定中フラグの値は「False」なので、ステップS36からステップS37となり、再び、回転数異常と判定されるまではステップS36からステップS42には進まない。
(効果)
本実施形態の泡生成装置は、生成した泡を吐出する泡生成部を製造後で浴槽に取り付ける前、つまり、各家庭の浴槽に取り付けられる前に、調整工程にて、検査装置を接続して測定した混合機32の基準回転に基づき基準回転数範囲の下限値を設定して製造される。調整工程では、制御部が湯と空気との存在比を制御して、泡を生成するのに適した水分割合に湯と空気の量を調整し、且つ、調整された状態の混合機の基準回転数が測定される。つまり、浴槽に取り付ける前(製造工場から出荷される際)に、装置毎に平常回転数(基準回転数)が求められ、この基準回転数に基づき基準回転数範囲の下限値を設定される。そのため、混合機(攪拌モータ)の基準回転数の下限値がモータ製造時の回転数バラツキ(公差)の範囲内であっても、実際の回転数が基準回転数範囲から外れているかどうかを精度良く判定することができる。従って、流路の何れかが閉塞したことを精度良く検出できる。
(その他の実施形態)
上記した実施形態において、混合機32の回転数が、基準回転数範囲の下限値を下回る異常を検知した場合と基準回転数範囲の上限値を上回る異常を検知した場合とを区別して、表示部62に表示すると良い。この場合、表示部から異常の原因を確認することができ、異常処置が行いやすくなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、湯と空気との流量を調整する場合、調整者が直接、調整部51を操作せず、調整部51に保存されている適正値に自動で調整することができるものでも良い。
21:湯ポンプ(湯水ポンプ)、 211:湯取入口、 212:湯導入路、
213:湯導出路、 22:空気ポンプ、 221:気体流路、 23:浴槽、
3:泡生成部、 31:本体部、 310:泡生成空間、 311:軸受け、
32:混合機(撹拌モータ)、 33:泡流路、 34:吐出口、
4:回転数検知部、
5:制御部、 51:調整部、 52:判断部、 53:対比テーブル、
6:操作パネル、 61:ボタン、 62:表示部、
71:湯供給部、 72:空気量測定部、 73:排出部。

Claims (3)

  1. 泡剤としての界面活性剤と湯水ポンプにより供給される湯水と空気ポンプにより供給される空気とが導入され泡を吐出する本体部と、前記本体部の内部で界面活性剤と湯水と空気とを混合して泡を生成する攪拌モータと、前記攪拌モータの回転数を検知する回転数検知部と、前記攪拌モータ及び前記回転数検知部を制御する制御部と、を組付ける組付け工程と、
    前記攪拌モータの調整をおこなう調整工程と、
    を備える泡生成装置の製造方法において、
    前記調整工程では、前記本体部の内部に界面活性剤と湯水と空気とがそれぞれ所定量で導入される状態での前記攪拌モータの回転数を基準回転数として測定し、前記基準回転数に基づき基準回転数範囲の下限値を設定する、ことを特徴とする泡生成装置の製造方法。
  2. 前記下限値は、前記攪拌モータが前記基準回転数で回転して泡を生成している状態で前記泡を吐出する吐出口が塞がれた場合の前記攪拌モータの回転数である、請求項1に記載の泡生成装置の製造方法。
  3. 泡剤としての界面活性剤と湯水ポンプにより供給される湯水と空気ポンプにより供給される空気とが導入され泡を吐出する本体部と、
    前記本体部の内部にある泡生成空間内で前記湯水と前記空気と前記界面活性剤とを混合して泡を生成する攪拌モータと、
    前記攪拌モータの回転数を検知する回転数検知部と、
    前記攪拌モータ及び前記回転数検知部を制御する制御部と、を備える泡生成装置において、
    前記制御部では、泡生成空間に湯及び空気がそれぞれ所定量で導入される状態での前記攪拌モータの回転数を基準回転数とし、前記基準回転数に基づき基準回転数範囲の下限値が設定され、前記下限値を下回った場合に、泡生成を停止することを特徴とする泡生成装置。
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