JP5910388B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、着座者からの横荷重を支えるためのサイドサポートを左右の側部に備える車両用シートに関する。
下記特許文献に開示されたシートは車両の旋回時に乗員をシートバックに拘束するためのサイドサポートを左右に有し、サイドサポートには回動可能なサポートパネルが設けられている。旋回時に慣性力が作用すると慣性ロックが作動してサポートパネルの回動をロックし、シートに着席した乗員がシートバックに拘束される。一方、旋回時以外の通常時では慣性ロックが作動せず、サポートパネルの回動をロックしないため、シートに着席する乗員が受ける違和感を抑制できる。
特開2008−289550号公報
しかしながら、上述の技術では慣性ロック等の部品点数が多く、構成が複雑であった。また慣性ロックは自身に作用する慣性力によって作動するため、乗員を拘束する必要があるときでも慣性力が十分でなければ拘束できない可能性があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、簡素な構成で必要なときに確実にサイドサポートの硬度を変化させることにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る車両用シートは次の手段をとる。
本発明の第1の発明に係る車両用シートは、着座者からの横荷重を支えるためのサイドサポートを左右の側部位置に備えたシートである。サイドサポートは、着座者を受けるためのパッドと、このパッドを支持する支持部材と、パッドとこの支持部材との間に介装される変形可能な袋と、この袋の内部に充填された流動可能な流動体と、パッドと袋の何れかの他方に対する対向面に設けられた流動体の流動を抑制できる突起形状の流動抑制部材とを備えている。着座者の横荷重を受けると、流動抑制部材は袋を変形させて内部に狭小部ないし遮断部を形成し、この袋内の流動体の流動を抑制する。袋内部における流動体の流動が抑制されると、横荷重が流動体を通じて分散されにくくなり結果的にサイドサポートの硬度が増加する。したがって、袋による簡素な構成でサイドサポートの硬度を変化させることができる。また、乗員により横荷重を受けたときに流動抑制手段が移動して流動体の流動を抑制するため、必要なときに確実にサイドサポートの硬度を変化させることができる。
本発明の第2の発明に係る車両用シートは、第1の発明に係る車両用シートであって、左右のサイドサポートが備える袋は連通した一つの袋として形成されている。これによれば、左右の袋を簡素に構成することができる。
本発明の第3の発明に係る車両用シートは、第1又は第2の発明に係る車両用シートであって、前記流動抑制部材は前記パッドに一体的に形成されている。これによれば、流動抑制部材を簡素に構成することができる。
第1の発明によれば、簡素な構成で必要なときに確実にサイドサポートの硬度を変化させることができる。また第2の発明によれば、左右の袋を簡素に構成することができる。さらに第3の発明によれば、流動抑制部材を簡素に構成することができる。
シートの斜視図である。 図1のシートクッションの、II−II線で切断した断面図である。 図2の断面図における、サイドサポートの部分(III部)の拡大図である。 図3のサイドサポートに着座者から横荷重が作用した断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、車両に備え付けられるシート10を示している。シート10は、着座面11aを有するシートクッション11と、背凭れ面を有するシートバック13とを有している。また、シート10は着座者からの横荷重を支えるためのサイドサポート20を左右の側部に備える。本実施形態では、例としてシートクッション11の着座面11aの左右にサイドサポート20が設けられている。サイドサポート20は、図2に示されるように、着座者Sを受けるためのパッド21と、このパッド21を支持する支持部材を備える。パッド21は、ポリウレタンフォーム等のクッション性を有する材料から形成されており、サイドサポート20の側面20aで着座者Sを受ける(拘束する)ことができるように、着座面11aよりも上に盛り上がった形状に形成されている。本実施形態では、支持部材はシートクッション11の骨格を成す金属製のフレーム90である。パッド21には、柔軟なシート状の表皮材23が被せられている。
図2に示されるように、パッド21とフレーム90との間には撓みなどの変形可能な袋30が介装されている。この袋30の内部には流動可能な流動体40が充填されている。なお、図2等の断面図には示されないが、袋30はシートの前後方向についてもサイドサポート20の全長にわたって延びている。本発明でいう「袋」は、本実施形態において、図2に示されるように一つの扁平な袋30の左右の側部31として構成されている。したがって、本実施形態における袋30は、着座面11aの下において、左右の側部31を連通する連通部33を有する。袋30が変形すると、流動体40はこの連通部33を通じて行き来することができる。例えば、着座者Sがいるときはその荷重により連通部33内の流動体40が左右の側部31に移動するため、着座者Sがいないとき(例えばシート10に乗降するとき)よりもサイドサポートを膨らませて、必要なときに着座者Sをしっかりと拘束することができる。また、連通部33は着座面11aを形成するパッド21とともに着座者Sの下方への荷重に対してクッション性を呈する。
袋30の材料は、ビニール(軟質プラスチック)やゴムとすることができるが、ゴムより伸縮性の少ない素材、例えば浮き輪等に使用されるビニールとすることが好ましい。流動体40は、気体や液体等の流体、又はビーズ等の粒状体とすることができる。なお流動体40は、車両が旋回するときに作用する慣性力の観点から、空気等、密度の小さい気体とするのが好ましい。水など大きな慣性力が働く流動体40の場合、車両が短い間隔で連続して左右に旋回するとき、流動体40が連通部33を通して左右の一方側に移動してから他方側に戻ってくるまでに時間がかかり、他方側のサイドサポート20の硬度を変化させるのに遅れが生じる。
パッド21および袋30の側部31の何れか一方の他方に対する対向面には、袋30内の流動体40の流動を抑制するための突起形状の流動抑制部材50が設けられる。本実施形態では、流動抑制部材50は、図3に示されるようにパッド21の袋30に対する対向面21aに一体的に形成された突起である。例えば、ポリウレタンフォームからなるパッド21の場合、パッド21の発泡成形時に突起形状の不織布を含浸させてパッド21と一体化させることにより、パッド21の表面に突起を形成することができる。
図3は、着座者Sから横荷重が作用していないときのサイドサポート20を示している。着座者Sからパッド21を介して横荷重を受けると、流動抑制部材50は移動し、袋30の側部31の表面を押して撓ませる。撓んだ袋30の側部31内には、流動体40の流動が抑制される狭小部または流動が規制される遮断部が形成される。例として、図4には横荷重Fを受けた流動抑制部材50とフレーム90とに挟まれることにより袋30の側部31内に形成された遮断部Bが示されている。着座者Sからの横荷重Fが除荷されると、流動体40の弾性力あるいは圧力によって、袋30は図3に示される変形前の形状に回復する。
以上に説明したように、サイドサポート20は、着座者を受けるためのパッド21と、このパッド21を支持するシートクッションのフレーム90(支持部材)と、パッド21とこのフレーム90との間に介装される変形可能な袋30と、この袋30の内部に充填された流動可能な流動体40と、パッド21の袋30に対する対向面21aに設けられた流動体40の流動を抑制できる突起形状の流動抑制部材50とを備えている。
車両が旋回するとき等において着座者Sから横荷重を受けると、流動抑制部材50は袋30の側部31を変形させて内部に狭小部ないし遮断部を形成し、袋30内の流動体40の流動を抑制する。例として、図4に示されるように袋30の側部31内に遮断部Bが形成されると、流動体40が領域V1から領域V2に移動できなくなる。袋30の側部31内における流動体40の流動が抑制されると、横荷重が流動体40を通じて袋30の全体に分散されにくくなる。図4の例では、袋30の側部31のうち領域V1を形成する部分に受けた横荷重Fが領域V2に分散されない。結果的に、サイドサポート20の硬度が増加する。シート10の着座者Sは、硬度が増加したこのサイドサポート20によりしっかりと拘束される。
このように、本実施形態によれば、袋30による簡素な構成でサイドサポート20の硬度を変化させることができる。また、乗員により横荷重を受けたときに流動抑制手段が移動して流動体40の流動を抑制するため、サイドサポート20で着座者Sを拘束する必要があるときに確実にサイドサポート20の硬度が変化する。
また、左右のサイドサポート20が備える袋は連通部33を介して連通した一つの袋30の側部31として簡素に構成されている。
さらに、流動抑制部材50はパッド21に一体的に形成されている。これによれば、流動抑制部材50を簡素に構成することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その他各種の形態で実施できるものである。
例えば、横荷重を支えるサイドサポート20は、シートバック13の背凭れ面の左右に設けられているもの(図1参照)でもよい。この場合にも、シートバック13に凭れた着座者Sからの横荷重について前述のような本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、左右の袋30を連通する連通部33材は必ずしも設ける必要はない。連通部33材を設ける場合には本実施形態のような一体的な袋30の連通部33のほかパイプにより構成することもできる。
袋30内の流動体40の流動を抑制するための突起形状の流動抑制部材50は、本実施形態にようなパッド21の袋30に対する対向面21aではなく、袋30のパッド21に対する対向面30a(図3参照)に形成しても良い。
10 シート
11 シートクッション
11a 着座面
20 サイドサポート
20a (サイドサポートの)側面
21 パッド
21a (袋との)対向面
23 表皮材
30 袋
31 (袋の)側部
33 (袋の)連通部
40 流動体
50 流動抑制部材
90 フレーム(支持部材)
S 着座者
F 横荷重
B 遮断部

Claims (2)

  1. 着座者からの横荷重を支えるためのサイドサポートを左右の側部位置に備える車両用シートであって、前記サイドサポートは、
    着座者を受けるためのパッドと、
    該パッドを支持する支持部材と、
    前記パッドと該支持部材との間に介装される変形可能な袋と、
    該袋の内部に充填された流動可能な流動体と、
    前記パッドと前記袋の何れかの他方に対する対向面に設けられた流動体の流動を抑制できる突起形状の流動抑制部材とを備え、
    左右の前記サイドサポートが備える前記袋は連通した一つの袋の側部として形成されており、
    着座者の横荷重を受けると、該流動抑制部材は前記袋を変形させて内部に狭小部ないし遮断部を形成し、該袋内の前記流動体の流動を抑制することを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記流動抑制部材は前記パッドに一体的に形成されていることを特徴とする車両用シート。

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