JP6981318B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
すなわち、空気ポンプ(11)と、空気ポンプ(11)から加圧空気の供給を受けて膨張する空気袋とを備え、空気ポンプ(11)は、出力部(20)にも加圧された空気を供給することが可能であることが望ましい。これにより、乗物用シート以外の機器から加圧空気の供給を受けるための構成が不要となり得る。
出力部(20)は、少なくともシートバック(5)の上端に設けられ、出力部(20)は、接続部材(30)の嵌合部(31)が着脱自在に嵌まり込み可能な構成であり、嵌合部(31)は、シート前方向き成分を含む力が当該嵌合部(31)に作用したときに、離脱可能な構成であることが望ましい。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
1.乗物用シートの概要
本実施形態は、車両用シートに本開示に係る乗物用シートを適用したものである。乗物用シート1は、図1に示されるように、シートクッション3及びシートバック5等を有する。シートクッション3は、着席者の臀部を支持する部位である。シートバック5は着席者の背部を支持する部位である。
乗物用シート1は、図2に示されるように、加圧空気を外部に出力可能な出力部20を備える。「加圧空気を外部に出力可能」とは、乗物用シート1に予め設けられた空圧機器(例えば、空気袋7)以外の空圧機器に加圧空気を出力可能であることをいう。
2.2 接続部材の構成
接続部材30には、図4に示されるように、雄型ジョイント31及びスイッチ押圧部32が設けられている。雄型ジョイント31は嵌合部の一例である。当該雄型ジョイント31は、出力部20に嵌合可能な管状の部位である。スイッチ押圧部32は、図5に示すスイッチ穴33に嵌合可能な突起部である。
乗物用シート1は、加圧空気を出力可能な出力部20を備える。これにより、当該乗物用シート1を利用する着席者は、空気枕等の空圧機器を容易に利用することができ得る。
本実施形態は、図7に示されるように、プレート34に接続部材30の一部が嵌り込み可能な凹34Aが設けられたものである。なお、上述の実施形態と同一の構成要件等は、上述の実施形態と同一の符号が付されているので、重複する説明は省略されている。
本実施形態に係る雄型ジョイント31は、シート前方向き成分を含む力が雄型ジョイント31に作用したときに、雄型ジョイント31が出力部20から離脱可能となるように構成されている。
本実施形態に係る出力部20は、図9に示されるように、シートバック5の上端に設けられている。本実施形態においても、プレート34は、出力部20を構成する嵌合穴の中心軸線が上下方向に対して傾くようにシート前方側に面している。なお、上述の実施形態と同一の構成要件等は、上述の実施形態と同一の符号が付されているので、重複する説明は省略されている。
本実施形態に係る出力部20は、図10に示されるように、ヘッドレストHRの下面に設けられている。本実施形態においても、プレート34は、出力部20を構成する嵌合穴の中心軸線が上下方向に対して傾くようにシート前方側に面している。なお、上述の実施形態と同一の構成要件等は、上述の実施形態と同一の符号が付されているので、重複する説明は省略されている。
本実施形態に係る出力部20は、図11に示されるように、シートバック5の側面、及びシートクッション3の前端面に設けられている。なお、上述の実施形態と同一の構成要件等は、上述の実施形態と同一の符号が付されているので、重複する説明は省略されている。
上述の実施形態では、出力部20に空圧機器が接続され、かつ、外部出力スイッチ21が投入されたときに、空気ポンプ11が稼働して加圧空気が当該空圧機器に供給される構成であった。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
7… 空気袋
10… 制御部
11… 空気ポンプ
12… バルブ
20… 出力部
21… 外部出力スイッチ
Claims (4)
- 乗物に搭載される乗物用シートにおいて、
大気圧以上の圧力を有する空気を外部に出力可能な出力部と、
前記出力部に接続された接続部材を保持するための保持機構とを備え、
前記保持機構は、前記接続部材を前記出力部から離脱させる力であって、予め決められた大きさを超える力が作用した場合に、当該接続部材が当該出力部から離脱できるように構成され、
前記出力部は、前記接続部材の嵌合部が着脱自在に嵌まり込み可能な嵌合穴であって、その中心軸線が上下方向に対して傾くようにシート前方側に面している前記嵌合穴を有し、シート前方向き成分を含む力が前記嵌合部に作用したときに、当該嵌合部が前記嵌合穴から離脱可能な構成である乗物用シート。 - 加圧された空気を供給する空気ポンプと、
前記空気ポンプから加圧空気の供給を受けて膨張する空気袋とを備え、
前記空気ポンプは、前記出力部にも加圧された空気を供給可能である請求項1に記載の乗物用シート。 - 前記出力部は、少なくともシートバックの上端に設けられている請求項1又は2に記載の乗物用シート。
- 前記出力部は、シートバックの上端のうちシート幅方向一端側に設けられている請求項1から3までのいずれか1項に記載の乗物用シート。
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- 2018-03-15 JP JP2018047797A patent/JP6981318B2/ja active Active
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