JP2000095000A - 車両用シートの上体保護構造 - Google Patents

車両用シートの上体保護構造

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JP2000095000A
JP2000095000A JP10287352A JP28735298A JP2000095000A JP 2000095000 A JP2000095000 A JP 2000095000A JP 10287352 A JP10287352 A JP 10287352A JP 28735298 A JP28735298 A JP 28735298A JP 2000095000 A JP2000095000 A JP 2000095000A
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bag
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upper body
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Susumu Ochiai
晋 落合
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着座者の上体に対する保護性を高めるととも
に、頭部に対する保護性の向上をはかる。 【構成】 左右一対の可撓性の肩部保護袋体18が、その
収縮状態で折りたたまれて、シートバック16上部の左右
離反位置に内設されるとともに、この肩部保護袋体が、
シートバック内の収容袋体12に対し、導管32、逆止弁34
を介して接続されている。そして、収容袋体12に特定荷
重以上の圧力が作用したとき、肩部保護袋体18を、シー
トバック上端のヘッドレスト20の左右サイドで前方凸形
状に膨出させるとともに、収容袋体との間に設けた逆止
弁34によって、肩部保護袋体から収容袋体内への流体の
戻りを阻止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、後突時等におけ
る衝撃から、頭部を含む着座者の上体を保護可能とする
車両用シートの上体保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自動車等の車両用シートにお
いては、その後方からの衝突、あるいは後方への追突等
の、いわゆる後突時等において生じる衝撃からの着座者
の保護、特に着座者頭部の保護が、近年の注目課題とな
っている。
【0003】そして、たとえば、衝撃の発生時にヘッド
レストを前方に機械的に移動させることでヘッドレスト
と頭部との間の隙間を埋め、これにより頭部の急激、か
つ過激な後方傾斜を抑止することで頭部の、いわゆるむ
ち打ち運動を軽減しようとする、いわゆるアクティブヘ
ッドレストが、車両用シートでの頭部に対する保護対策
の一つとして知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、後突等の衝
撃が発生すると、着座者の上体は、その衝撃のもとで急
激、かつ過激に後方移動される。しかしながら、公知の
アクティブヘッドレストは着座者の頭部、および頸部の
保護を主体とした構成であるため、上体の保護は、シー
トバックの弾性に依存されることになる。つまり、アク
ティブヘッドレストによって保護される頭部に比較し
て、上体の保護が、その衝撃の程度によっては十分でな
くなる虞れが否定できない。
【0005】そして、公知のアクティブヘッドレスト
は、衝撃の発生のもとで前方に移動することにより、後
突等の際における着座者頭部の急激な後方傾斜を抑止す
る機能を生じるが、後突等の衝撃のもとで着座者の上体
がシートバックの上方にずれたり、左右方向にずれたり
すると、頭部も、ヘッドレストの支持位置からずれやす
くなるため、ヘッドレストによるその保護効果が十分に
得られなくなる虞れがある。
【0006】この発明は、着座者の上体に対する保護性
を高めるとともに、頭部に対する保護性の向上をはかる
車両用シートの上体保護構造の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、所定の流体の収容された可撓性
の収容袋体が、車両用シートのシートバックに内設され
ている。また、可撓性の左右一対の肩部保護袋体が、そ
の収縮状態で折りたたまれてシートバック上部の左右の
離反位置にそれぞれ内設されるとともに、この肩部保護
袋体が、収容袋体に対し、導管、および一方向のみへの
流体の流動を保障する逆止弁を介してそれぞれ接続され
ている。
【0008】そして、シートバック内の収容袋体に特定
荷重以上の圧力が作用したとき、収容袋体内の流体を、
この圧力による収容袋体の圧縮のもとで肩部保護袋体に
流動させ、これにより、一対の肩部保護袋体を、ヘッド
レストの左右サイドで、着座者の肩部を上方から覆う前
方凸形状に膨出可能とするとともに、収容袋体との間に
設けた逆止弁により、肩部保護袋体から収容袋体内への
流体の戻りを阻止可能としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】図1ないし図3に示すように、この発明に
係る車両用シートの上体保護構造10においては、所定の
流体11の収容された可撓性の収容袋体12が、車両用シー
ト14のシートバック16に内設されるとともに、左右一対
の可撓性の肩部保護袋体18が、その膨張のもとでシート
バック上端に膨出可能に、シートバック上部でヘッドレ
スト20の左右サイドに、それぞれ内設されている。
【0011】なお、ヘッドレスト20は、たとえば、下方
に延出された左右一対のステー21を介してシートバック
16の上端に装着されるが、このヘッドレスト自体はこの
発明の趣旨でないため、ここでの詳細な説明は省略す
る。
【0012】収容袋体12は、所定の流体11、たとえばガ
ス、圧縮空気等の気体を収容可能な、たとえば布等を基
材とした非透過性の可撓性素材からなる袋体として形成
され、流体を収容して、図2、図3に示すように、たと
えば、着座者の腰部から胸部にわたる範囲で、シートバ
ック16に内設されている。また、この収容袋体12におい
ては、圧縮による流体11の流出が要求されるため、非伸
縮性であることも、収容袋体をなす素材においては必要
となる。
【0013】なお、この収容袋体12の内設されるシート
バック16自体は、通常の車両用シート14のシートバック
に何ら変わりなく、また、このシートバックの基本構成
自体はこの発明の趣旨でないため、ここでは詳細に説明
しないが、図2に示すように、シートバックは、通常、
その骨格をなすシートバックフレーム22をベース体と
し、その内部間に架設、配設された支持部材24の前面等
にシートパッド(弾性体)26を配置するとともに、これ
ら全体をトリムカバー28で覆うことにより、前面を着座
面16a とする所定形状に形成されている。そして、収容
袋体12は、たとえば、適当な支持ブラケット(図示しな
い)等を介して、支持部材24の前面に配設されている。
【0014】また、左右一対の肩部保護袋体18は、収容
袋体12と同様に、非透過性、非伸縮性の可撓性素材、た
とえば布等を基材とした素材からなる袋体として、たと
えば、図1に示すような、着座者の肩部を上方から覆う
前方凸形状の膨出形状に形成されている。そして、肩部
保護袋体18は、図2、図3に示すように、通常、その収
縮状態で折りたたまれ、シートバック16の上部、かつヘ
ッドレスト20の左右サイドでの離反位置で、シートバッ
クフレーム22等に対して取り付けられている。肩部保護
袋体18は、その膨出により着座者の頸部を圧迫しない程
度に左右側方から支持可能とする位置に配設されること
が望ましい。
【0015】なお、シートバック16の上端には、図3に
示すような開口30がそれぞれ設けられ、この開口を介し
て、肩部保護袋体18がシートバック内からその上部外
方、ひいてはヘッドレスト20の左右位置に膨出可能とな
っている(図1参照)。
【0016】そして、図2、図3に示すように、この発
明においては、収容袋体12に収容された流体11を肩部保
護袋体18に流出可能に、収容袋体と左右一対の肩部保護
袋体とが導管32、および逆止弁34を介してそれぞれ接続
されている。
【0017】導管32として、たとえば、ゴム製パイプ、
あるいは合成樹脂製パイプ等のような可撓性パイプ体が
利用できる。そして、一方向のみへの流体11の流動を保
障する逆止弁34が、収容袋体12から肩部保護袋体18への
流体の流動のみを保障可能に、導管32と収容袋体の開口
との間等に、それぞれ介在、接続されている。
【0018】たとえば、後退時における自動車後部での
衝突、あるいは自動車後方からの追突等の、いわゆる後
突等が発生すると、その衝撃のもとで、着座者、特に着
座者の上体は急激、かつ過激に後方に移動するため、シ
ートバック16が、その着座面16aにおいて着座者上体か
らの荷重を受ける。そこで、この発明においては、この
後突時等に生じる、この着座者上体からの過大な荷重、
ひいては圧力のもとで流体11を流出可能に、収容袋体12
が構成されている。
【0019】なお、流体11を収容袋体内から流出可能と
する荷重は、たとえば収納袋体自体の持つ可撓力(撓み
を生じるに必要な力)やシートパッド26の厚み、あるい
は支持部材24の弾力等によって設定される。
【0020】たとえば、図2に示す初期状態において後
突等が発生し、シートバックの着座面16a に付与された
着座者上体からの過大な荷重が、たとえば収容袋体12の
可撓力等を越えると、収容袋体は前後方向で圧縮され
て、内部の流体11を流出しようとする。すると、収容袋
体内の流体11は、逆止弁34、導管32を介して肩部保護袋
体18方向に流動するため、この流体の流入により、左右
一対の肩部保護袋体は、図1、および図3の一点鎖線の
ように、ヘッドレスト20の左右サイドで着座者の肩部を
上方から覆う前方凸形状に、シートバック上端の開口30
からそれぞれ膨出される。
【0021】上記のように、この発明の車両用シートの
上体保護構造10においては、後突時等に、左右一対の肩
部保護袋体18がヘッドレスト20の左右サイドで膨出さ
れ、この肩部保護袋体によって、着座者の肩部の上方が
覆われるため、肩部保護袋体と着座者肩部との係合によ
り、シートバック16に対する上方への着座者上体のずれ
が抑止される。つまり、シートバックの着座面16aでの
着座者上体の適切な支持が確保できるため、シートバッ
ク16による着座者上体の保護効果が十分に高められる。
【0022】また、この発明においては、流体11の収容
された収容袋体12が、シートバック16に内設されてい
る。そして、着座者上体の後方移動により生じる、収容
袋体12からの流体11の流動によって、その際の衝撃が吸
収されるため、着座者上体に対するダメージが低減され
る。従って、この点からも、着座者の上体の保護が十分
に高められる。
【0023】更に、この発明は、シートバック16に対す
る着座者上体の位置ずれを抑止するものであるため、ヘ
ッドレスト20に対する着座者頭部のずれも同時に抑止で
きる。そして、このように、ヘッドレスト20に対する着
座者頭部のずれを抑止すれば、ヘッドレストによる着座
者頭部の保護効果が十分に高く得られるため、後突時等
における頭部、および頸部に対する保護効果の十分な向
上により、着座者のダメージが一層低減される。
【0024】また、左右一対の肩部保護袋体18は、着座
者の頸部を左右方向から支持可能に、ヘッドレスト20の
左右サイドに配設されているため、この肩部保護袋体に
よって、左右方向への頸部、頭部の傾斜が抑止できる。
そのため、斜め方向での後突時等の際においては、左右
方向への頭部の急激、かつ過激な傾斜が十分に抑制でき
るため、この点からも、着座者頭部、および頸部に対す
る保護性が十分に向上する。
【0025】更に、この発明においては、収容袋体12と
肩部保護袋体18とを接続する導管32に、収容袋体内への
流体11の戻りを阻止する逆止弁34が設けられている。つ
まり、収容袋体12から流出して肩部保護袋体18を膨出さ
せた流体11は、肩部保護袋体内から収容袋体に戻ること
がないため、肩部保護袋体の膨出状態は、収容袋体への
圧力の解除後、あるいは低減後も継続される。従って、
肩部保護袋体18による着座者上体の保護の確実性が一層
向上する。
【0026】また、この発明では、肩部保護袋体18をシ
ートバック16の上部に内設し、その膨張により、ヘッド
レスト20の左右サイドに突出可能としている。つまり、
肩部保護袋体18がヘッドレスト20とは全くの別体として
設けられるとともに、ヘッドレストも、シートバック16
に内設された収容袋体12に対して何ら関係を持たないた
め、シートバックに対するヘッドレストの脱着の有無
は、この発明の上体保護構造10に何ら影響しない。従っ
て、車両用シート14であれば、ヘッドレスト一体型、別
体型を問わずこの上体保護構造10が構成でき、汎用性に
優れた上体保護構造が、構成の複雑化を伴うことなく容
易に確保できる。
【0027】ここで、収容袋体12の背面に位置する支持
部材24に、たとえば適当な弾力を付与することが好まし
い。支持部材24への弾力の付与は、たとえば、この支持
部材をばね部材等で弾性的に支持したり、支持部材自体
を面状ばね等から形成したりすることによって行える。
【0028】このような構成によれば、収容袋体12の可
撓力等を越えない程度の圧力に対しては、この支持部材
24の弾力のもとで、着座者の上体が弾性的に支持される
ため、着座者上体への底づき感の付与等が確実に防止さ
れ、通常の着座時における着座者の快適性が向上する。
【0029】また、この発明の実施の形態においては、
収容袋体12に収容する流体11として、ガス、圧縮空気等
の気体を例示している。しかし、これに限定されず、た
とえば水等の、粘性の比較的低い液体を、流体11として
収容袋体12に収容する構成としてもよい。
【0030】更に、収容袋体12、肩部保護袋体18の素材
として、布等を基材とした素材を例示しているが、非透
過性、および非伸縮性を持つ素材であれば足りるため、
布に限定されず、たとえば合成樹脂フィルム等の他の素
材から収容袋体、肩部保護袋体を形成してもよい。
【0031】また、この発明の上体保護構造10は、図示
のようなそれ単独での装着でも、これによる十分な効果
を得ることができるが、単独での装着に限定されず、た
とえば、公知のアクティブヘッドレストや、実開昭49−
019909号公報に開示の構成等と併設してもよい。このよ
うな、頭部の保護を主体とする構成と、この発明の上体
保護構造10とを組み合わせれば、これらの頭部保護効果
が一層適切に確保できるため、頭部、頸部を含む着座者
上体の保護性が一層高められる。
【0032】なお、この発明においては、自動車用のシ
ートを車両用シートとして具体化しているが、自動車に
限定されず、他の車両用、たとえば電車、飛行機、船舶
等のシートに、この発明を応用してもよい。
【0033】上述した発明の実施の形態は、この発明を
説明するためのものであり、この発明を何等限定するも
のでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの発明に包含されることはいうまでも
ない。
【0034】
【発明の効果】上記のように、この発明に係る車両用シ
ートの上体保護構造によれば、ヘッドレストの左右サイ
ドに膨出した一対の肩部保護袋体によって、着座者の肩
部の上方が覆われるため、シートバックに対する上方へ
の着座者上体のずれが抑止される。従って、シートバッ
クの着座面での着座者上体の適切な支持が確保でき、シ
ートバックによる着座者上体の保護効果が十分に高めら
れる。
【0035】また、着座者上体の後方移動により生じ
る、収容袋体からの流体の流動によって、その際の衝撃
が吸収されるため、着座者上体に対するダメージが低減
される。従って、この点からも、着座者の上体の保護が
十分に高められる。
【0036】更に、シートバックに対する着座者上体の
位置ずれの抑止により、ヘッドレストに対する着座者頭
部のずれも同時に抑止でき、これによって、ヘッドレス
トによる着座者頭部の保護効果が十分に高く得られるた
め、後突時等における頭部、および頸部に対する保護効
果の十分な向上により、着座者のダメージが一層低減さ
れる。
【0037】また、左右一対の肩部保護袋体は、着座者
の頸部を左右方向から支持可能に、ヘッドレストの左右
サイドに配設されているため、この肩部保護袋体によっ
て、左右方向への頸部、頭部の傾斜が抑止できる。その
ため、斜め方向での後突時等の際においては、左右方向
への頭部の急激、かつ過激な傾斜が十分に抑制できるた
め、この点からも、着座者頭部、および頸部に対する保
護性が確実に向上する。
【0038】更に、この発明においては、収容袋体と肩
部保護袋体とを接続する導管に、収容袋体内への流体の
戻りを阻止する逆止弁を設けているため、肩部保護袋体
の膨出状態は、収容袋体への圧力の解除後、あるいは低
減後も継続される。従って、肩部保護袋体による着座者
上体の保護の確実性が一層向上する。
【0039】また、一対の肩部保護袋体を、着座者の頸
部を圧迫しない位置で頸部を左右側方から支持可能に配
設すれば、この肩部保護袋体によって、左右方向への頸
部、頭部の傾斜が抑止できる。そのため、斜め方向での
後突時等の際においては、左右方向への頭部の急激、か
つ過激な傾斜が十分に抑制できるため、この点からも、
着座者頭部、および頸部に対する保護性が十分に向上す
る。
【0040】そして、収容袋体の背部を弾性的に支持す
れば、収容袋体の可撓力等を越えない程度の圧力に対し
ては、この弾力のもとで、着座者の上体が弾性的に支持
される。従って、着座者上体への底づき感の付与等が確
実に防止され、通常の着座時における着座者の快適性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】過大荷重の作用時における、この発明に係る車
両用シートの上体保護構造の概略側面図である。
【図2】初期状態における、車両用シートの上体保護構
造の概略側面図である。
【図3】シートバックの前方から見た、車両用シートの
上体保護構造の概略正面図である。
【符号の説明】
10 車両用シートの上体保護構造 12 収容袋体 16 シートバック 18 肩部保護袋体 32 導管 34 逆止弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの上端にヘッドレストを備
    えた車両用シートにおいて、 所定の流体の収容された可撓性の収容袋体が、上記車両
    用シートのシートバックに内設され、 可撓性の左右一対の肩部保護袋体が、その収縮状態で折
    りたたまれてシートバック上部の左右の離反位置にそれ
    ぞれ内設されるとともに、この肩部保護袋体が、前記収
    容袋体に対し、導管、および一方向のみへの流体の流動
    を保障する逆止弁を介してそれぞれ接続され、 シートバック内の前記収容袋体に特定荷重以上の圧力が
    作用したとき、収容袋体内の流体を、この圧力による収
    容袋体の圧縮のもとで前記肩部保護袋体に流動させ、こ
    れにより、一対の肩部保護袋体を、上記ヘッドレストの
    左右サイドで、着座者の肩部を上方から覆う前方凸形状
    に膨出可能とするとともに、 収容袋体との間に設けた前記逆止弁により、肩部保護袋
    体から収容袋体内への流体の戻りを阻止可能としたこと
    を特徴とする車両用シートの上体保護構造。
  2. 【請求項2】 一対の肩部保護袋体が、着座者の頸部を
    圧迫しない位置で当該頸部を左右側方から支持可能に配
    設された請求項1記載の車両用シートの上体保護構造。
  3. 【請求項3】 収容袋体、および肩部保護袋体が、非伸
    縮性素材から形成された請求項1または2記載の車両用
    シートの上体保護構造。
  4. 【請求項4】 所定の支持部材によって、収容袋体の背
    面を弾性的に支持可能とした請求項1ないし3のいずれ
    か記載の車両用シートの上体保護構造。
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