JP5909464B2 - 情報処理装置、印刷システム及び印刷プログラム。 - Google Patents

情報処理装置、印刷システム及び印刷プログラム。 Download PDF

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Description

本発明は、通信端末の所在位置や印刷リクエストの送信時刻に基づいて、印刷先プリンター等を予測して印刷処理を行う技術に関する。
昨今、BYOD(Bring your own device)を導入する企業が増加している。BYODとは、会社の従業員が個人所有するノートパソコンや携帯電話、タブレット端末等の持ち歩き可能な通信端末を業務に使用することを示す。BYODを導入することで、必要な情報を例えば自宅や外出先等の職場以外の場所で閲覧、編集することが可能となり、在宅での業務が可能となる。
例えば、自宅や出張の移動中、宿泊先等で作成した文書を印刷したい場合、ユーザーは通信端末を操作して印刷したい文書を会社のサーバー等に送信させ、文書を受信したサーバーがユーザー指定のプリンター等に印刷を行わせることは従来技術を用いることで実現可能である。
また、特許文献1には、印刷制御装置が携帯電話から印刷データを受信すると、携帯電話の現在地や経路情報を検索し、その経路情報の経路上に存在するプリンターを検索し、携帯電話がそのプリンターに到達するまでに印刷を終わらせるための印刷猶予時間を常に更新して計算し、その印刷猶予時間がゼロになったプリンターから印刷を行わせる技術について記載されている。
特開2009−223791号公報
しかし、上述した従来の技術では、ユーザーにとって利便性に優れたプリンターの抽出は、当該ユーザー自身が行わなければならない。また、特許文献1の方法では、印刷猶予時間という時間情報に基づいてプリンターを選択しているため、当該選択されたプリンターがユーザーにとって利便性が高いとは限らないし、印刷猶予時間を計算するための処理が複雑になるため、印刷制御装置の開発コストがかかる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、複雑な計算を必要としない簡単な構成を用いることで、遠隔操作による印刷リクエストに応答可能とし、ユーザーにとって利便性の高いプリンターを従来よりも的確に抽出することを目的する。
本発明の一局面に係る情報処理装置は、通信端末とデータ通信を行う通信部と、前記通信部の制御を行う通信制御部と、前記通信部が前記通信端末から印刷リクエストと印刷データを受信した場合、当該通信端末のユーザーの個人認証を行う認証部と、過去の印刷事例毎に、印刷リクエストを送信した送信元通信端末のユーザーの個人情報と、当該送信元通信端末が印刷リクエストを送信した時の位置情報と、当該印刷リクエストの送信時刻と、当該印刷リクエストを受けて印刷を行った印刷先プリンターの情報と、当該印刷先プリンターに印刷データが転送されたデータ転送時刻とを対応付けて記憶する印刷状況記憶部と、前記認証部が前記ユーザーの利用を認めた場合、前記送信元通信端末から前記印刷リクエストを受信した際における当該送信元通信端末の現在地を特定する現在地特定部と、前記送信元通信端末のユーザーの個人情報と、前記現在地特定部が特定した現在地に一致する位置情報と、前記印刷リクエストの送信時刻とに合致する前記印刷事例を前記印刷状況記憶部から抽出し、当該抽出された印刷事例が示す前記印刷先プリンターと前記データ転送時刻とを前記印刷リクエストに応答するための印刷先プリンター及びデータ転送時刻として決定する印刷予測部と、を備え、前記通信制御部は、前記印刷予測部が決定したデータ転送時刻に前記決定した印刷先プリンターへ前記印刷データを送信させる制御を前記通信部に行わせるものである。
また、本発明の一局面に係る印刷プログラムは、通信端末から印刷リクエストと印刷データを受信すると、印刷先プリンターとデータ転送時刻を決定し、当該印刷先プリンターに当該印刷データの印刷を行わせる印刷プログラムであって、前記通信端末から前記印刷リクエストと前記印刷データを受信すると、当該通信端末のユーザーの個人認証を行う認証ステップと、前記認証ステップにおいて前記ユーザーの利用が認められた場合、前記印刷リクエストが送信された際の前記通信端末の現在地を特定する現在地特定ステップと、印刷事例毎に、印刷リクエストの送信元通信端末のユーザーの個人情報と、当該送信元通信端末が印刷リクエストを送信した時の現在地と、当該印刷リクエストの送信時刻と、当該印刷リクエストを受けて印刷を行った印刷先プリンターの情報と、当該印刷先プリンターに印刷データが転送されたデータ転送時刻とを対応付けて記憶する印刷状況記憶部の記憶内容と、前記現在地特定ステップにおいて特定された現在地と、前記印刷リクエストの送信時刻に基づいて、前印刷リクエストに対応する印刷先プリンター及びデータ転送時刻を決定する決定ステップと、前記決定ステップにおいて決定されたデータ転送時刻に前記決定された印刷先プリンターへ前記印刷データを送信する送信ステップと、をコンピューターに実行させるためのものである。
本発明によれば、複雑な計算を必要としない簡単な構成を用いることで、遠隔操作による印刷リクエストに応答可能とし、ユーザーにとって利便性の高いプリンターを従来よりも的確に抽出することができる。
本発明では、印刷事例記憶部が記憶する過去の印刷事例を用いることで、時間計算等の複雑な計算処理を行わずに印刷リクエストに対応した印刷予約を行うことができる。本発明の場合、印刷予約のための複雑な計算処理が必要ないため、開発コストがかからず、システム構築を低コストで行うことができる。また、印刷リクエストが送信されると、印刷予測部が印刷事例に基づいて印刷先プリンターを決定するため、ユーザーはプリンターの指定を行わなくてもよく、自宅や外出先等から簡単に印刷予約を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの概念図である。 印刷サーバーとデータベース群のデータ構成を示した図である。 利用プリンターDBのデータ構成を示した図である。 印刷パターン記憶部のデータ構成を示した図である。 印刷指示スポットDBのデータ構成を示した図である。 印刷処理の流れを示したフローチャートである。 印刷処理の流れを示したフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理装置、印刷システム及び印刷プログラムについて図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システム100の概念図である。印刷システム100は、通信端末1a及び1b(以下、まとめて「通信端末1」という)、印刷サーバー2、データベース群3、プリンター4a、4b、5a及び5bを備えて構成される。
通信端末1は、携帯電話会社の通信網や公衆無線LAN(Local Area Network)等を介してインターネットに接続することで、印刷サーバー2とデータ通信が可能なモバイル端末である。また、ユーザーが通信端末1を操作して印刷データと共に印刷リクエストを印刷サーバー2へ送信すると、印刷サーバー2が印刷先プリンターを決定して印刷処理を行う。
印刷サーバー2は、通信端末1から印刷リクエストを受け付けると印刷先プリンターを決定して、プリンター4a、4b、5a又は5bに対して印刷データを転送する等の印刷制御を行う。データベース群3は、印刷サーバー2が行う印刷制御に必要なデータを蓄積して記憶している。
プリンター4a及び4bは、同じ社内LANに接続されている。同様にプリンター5a及び5bは、同じ社内LANに接続されている。各社内LANは、インターネットや専用回線等を介して印刷サーバー2に接続されている。尚、図1では以下の説明を分かりやすくするために、プリンター4aと4bが大阪事業所、プリンター5aと5bが東京事業所に設置されているものとして説明する。
図2は、印刷サーバー2とデータベース群3の構成を示したブロック図である。印刷サーバー2は、制御部21、通信部22、記憶部23及び利用プリンターDB31を備える。通信部22は、通信会社の電話網や公衆無線LAN等を介して通信端末1とのデータ通信を行う。更に、通信部15は、インターネットや専用回線等を介してプリンター4a、4b、5a及び5bとデータ通信を行う。
記憶部23は、印刷サーバー2の動作に必要なプログラムやデータを記憶する。記憶部23は、本発明の一実施形態である印刷プログラム231を記憶している。また、記憶部23は、印刷パターンを記憶領域である印刷パターン記憶部(印刷状況記憶部)232を有する。印刷プログラム231は、通信部22が通信端末1から印刷リクエストを受信すると、印刷先プリンター等を決定し、プリンターに対して印刷指示を行う。印刷パターン記憶部232については後ほど説明する。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)等によって構成され、記憶部23に記憶された各種プログラムを読み出して処理を実行し、各機能部への指示信号の出力、データ転送等を行って印刷サーバー2を統括的に制御するものであり、通信制御部211、認証部212、現在地特定部213及び印刷予測部214を有する。
通信制御部211は、通信部22に対する通信制御を行う。認証部212は、社員情報DB34が記憶する社員情報を用いて印刷リクエストを送信した通信端末1(送信元通信端末)のユーザーの個人認証を行う。現在地特定部213は、印刷指示スポットDB32が記憶する情報を用いて、通信端末1が印刷リクエストを送信したときの現在地を取得する。印刷予測部214は、記憶部22から印刷プログラム231を読み出して後述する印刷処理及び予測処理を実行する。
図3は、利用プリンターDB31のデータ構成を示した図である。利用プリンターDB31は、印刷事例毎に、送信元通信端末のユーザー情報、送信元通信端末が印刷リクエストを送信した時の現在地を示す位置情報、印刷リクエストの送信時刻、その印刷リクエストに対応した印刷先プリンター及びその印刷先プリンターに印刷データを転送した時刻等の履歴を蓄積して記憶する。
図3に示した事例番号1について説明する。社員Aが保有する通信端末1が、大阪市から始業時間前に送信した印刷リクエストは、プリンターA1が対応し、印刷データは始業時間に印刷サーバー2からプリンターA1へ転送されたことを示している。その後はユーザーがプリンターA1を操作することによって実際の印刷が実行される。なお、本実施形態において、始業時間は、始業開始時刻の意である。
次に、事例番号3について説明する。社員Aが保有する通信端末1が、名古屋市から始業時間前に送信した印刷リクエストは、プリンターB1が対応し、印刷データは印刷リクエストの送信時刻から2時間後に印刷サーバー2からプリンターB1へ転送されたことを示している。尚、本実施の形態では、印刷リクエストの送信時刻やデータ転送時刻として「始業時間」を用いているが、これは説明を分かりやすくするための一例であり、実際の時刻を記憶してもよい。
事例番号3は、例えば、社員Aが大阪勤務の場合、大阪から東京へ新幹線等で移動中に、名古屋市(例えば名古屋駅)から通信端末を用いて印刷リクエストを送信し、印刷データは出張先の東京事業所内のプリンターB1へ2時間後(名古屋〜東京間を新幹線等の交通手段を用いて東京事業所まで移動する際にかかる時間)に転送されたことを示している。
このように、利用プリンターDB31は、過去に行った印刷処理を事例毎に記憶する。そして、通信部22が印刷リクエストを受信すると、印刷予測部214はこの利用プリンターDB31に記憶された印刷事例に基づいて、印刷先プリンターとデータ転送時刻を予測して決定する。
尚、本発明における情報処理装置とは、印刷サーバー2と利用プリンターDB31を組み合わせた装置となる。本実施の形態では印刷サーバー2と利用プリンターDB31を異なる構成要素として説明したが、印刷サーバー2の記憶部23が利用プリンターDB31の内容を記憶してもよい。
しかし、印刷リクエストの送信状況と合致する印刷事例が利用プリンターDB31に必ず記憶されているとは限らない。例えば、ある社員が初めて印刷リクエストを送信した場合は、利用プリンターDB31は当然合致する印刷事例を記憶していない。
そこで、印刷パターン記憶部232には、想定される印刷パターンが予め記憶される。図4は、印刷パターン記憶部232のデータ構成を示した図である。例えば、社員情報に基づいて勤務地が「東京」の社員が、東京から「始業時間前」に印刷リクエストを送信した場合、印刷サーバー2は印刷データを東京事業所の「プリンターB1」へ「始業時間」に転送することを示している。
つまり、東京事業所勤務の社員Zが始業時間前に印刷リクエストを初めて送信した場合、印刷予測部214は印刷パターン記憶部232のこの記憶内容を利用する。つまり、印刷サーバー2は始業時間に東京事業所のプリンターB1へ印刷データを転送する。
また、勤務地が「東京」の社員が「名古屋」から「始業時間前」に印刷リクエストを送信した場合、印刷サーバー2は印刷データを大阪事業所の「プリンターA1」へ「2時間後」に転送することを示している。つまり、東京事業所勤務の社員Zが、大阪から東京へ新幹線等で移動中に、初めて名古屋市(例えば名古屋駅)から印刷リクエストを送信するといった事象が想定されるため、印刷予測部214は印刷パターン記憶部232のこの記憶内容を利用する。社員Zが交通機関を乗り継いで大阪事業所に到着した際にはプリンターA1が印刷データを保持しているため、すぐに印刷作業を始めることができる。
このように、印刷パターン記憶部232には、図4に示すような、想定される勤務地、現在地、送信時刻、印刷先プリンター、及びデータ転送時刻の組合せが前もって記憶されている。
データベース群3は、印刷指示スポットDB32、プリンター情報DB33及び社員情報DB34を有する。図5は、印刷指示スポットDB32のデータ構成を示した図である。印刷指示スポットDB32は、印刷サーバー2に送信された印刷リクエストに添付された現在地情報(IPアドレスやドメイン情報)と送信場所を対応付けて記憶する。印刷指示スポットDB32のデータ内容は予め記憶されていてもよいし、印刷サーバー2が印刷リクエストを受信する度に、現在地特定部213が現在地情報に基づいて現在地を特定し、印刷指示スポットDB32に現在地情報と現在地とを対応付けて記憶するようにしてもよい。
プリンター情報DB33は、印刷サーバー2がアクセス可能なプリンターのIDとそのIPアドレス等を対応付けて記憶している。社員情報DB34は、社員情報としての社員名と社員ID、その社員が保有している通信端末のID番号等、個人認証に必要な情報を記憶している。
次に、印刷予測部24が印刷プログラム231を実行したときの処理の流れについて説明する。図6は印刷処理の流れを説明したフローチャートである。まず、印刷予測部24が決定した印刷先プリンター(プリンターB1)に対してユーザーが印刷開始操作を行った場合について説明する。
まず、社員が通信端末1を操作して印刷リクエストと印刷データを印刷サーバー2へ送信する(ステップS11)。印刷サーバー2の通信部22が印刷リクエストと印刷サーバーを受信すると、認証部212が、社員情報DB34を用いて送信元通信端末を保有する社員の個人認証を行う(ステップS21)。次に、印刷予測部24は、当該印刷リクエストが送信されてきた送信時刻(例えば、当該印刷リクエストに附随する送信時刻情報の示す送信時刻、又は通信部22を受信した受信時刻)を取得する(ステップS22)。
次に、現在地特定部213は、印刷リクエストに添付されたIPアドレスやドメイン情報等の示す現在地情報と印刷指示スポットDB33の記憶内容とを照らし合わせて、印刷リクエストを送信したときの通知端末1の現在地を取得する(ステップS23)。尚、現在地特定部213は、IPアドレスやドメイン情報等から現在地情報を提供するサービス等にアクセスして現在地を特定するようにしてもよい。この場合、印刷システム100の構成要素として印刷指示スポットDB32は必要ない。
次に、印刷予測部24は、ステップS21で認証した社員、ステップS22で取得した送信時刻及びステップS23で特定した現在地に合致する印刷事例が利用プリンターDB31にあるか否かを判別する(ステップS24)。合致する印刷事例がある場合(ステップS24;YES)、印刷予測部24は合致する印刷事例に基づいて印刷先プリンターと転送時刻を決定する(ステップS28)。
例えば、社員Aが大阪の自宅(大阪市)から出勤前(始業時間前)に印刷リクエストを送信した場合、利用プリンターDB31の事例番号1の印刷事例と合致する。従って、印刷予測部24は、事例番号1の印刷事例に基づいて、印刷先プリンターを「プリンターA1」、データ転送時刻を「始業時間」に決定する。
一方、合致する印刷事例がない場合(ステップS24;NO)、まず印刷予測部34は、ステップS21で認証した社員の勤務地を社員情報DB33から取得し(ステップS25)、取得した勤務地、ステップS22で取得した送信時刻及びステップS23で特定した送信元通信端末の現在地と、印刷パターン記憶部232の記憶内容を照らし合わせて、印刷先プリンターとデータ転送時刻を決定する(ステップS26)。
具体的には、例えば、大阪勤務の社員Yが羽田空港から始業時間前に印刷リクエストを送信した場合、印刷予測部34は印刷パターン記憶部232を参照して、印刷先プリンターを「プリンターA2」、データ転送時刻を「3時刻後」と決定する。これは、社員Yが始業時間前(例えば早朝)に羽田空港から印刷リクエストを送信し、その後飛行機に搭乗して交通手段を乗り継いで3時間後に大阪事業所に帰社するという前提で予め印刷パターン記憶部232に記憶されたパターンであり、このパターンを利用して印刷予測部34は印刷先プリンターとデータ転送時刻を決定する。
そして、印刷予測部34はステップS21で認証した社員名、ステップS22で取得した印刷リクエストの送信時刻、ステップS23で特定した送信元通信端末の現在地、ステップS26で決定した印刷先プリンターとデータ転送時刻を対応付けて、利用プリンターDB31に新たな印刷事例として追加して記憶させる(ステップS27)。
次に、印刷予測部34は、データ転送時刻になると印刷先プリンターへ印刷データを送信し(ステップS29)、処理を終了する。
印刷先プリンター(プリンターB1)が印刷データを受信すると、保有する記憶部に印刷データを一旦記憶する(ステップS41)。そして印刷リクエストを送信した社員が印刷先プリンターの操作部から印刷開始操作を行うと(ステップS42)、この印刷操作の受付を条件として、印刷先プリンターは印刷データに基づいた画像を印刷する(ステップS43)。
このように、印刷予測部34が印刷リクエストを送信した社員の勤務地や送信時刻、送信場所などから印刷先プリンターやデータ転送時刻を決定する、又は過去の印刷事例から決定することで、社員は印刷先プリンターを指定せずに社外等の所望場所から簡単に印刷指示を出すことができる。
また、印刷予測部34は、社員が出勤するのであろう時刻、つまりプリンターを操作可能な時刻(例えば、始業時間)にデータ転送時刻を決定するため、社員は出勤後に自身の通信端末1を起動させて印刷データの送信をしなくても、すぐに印刷作業に取り掛かることができる。
次に、図7を用いて、印刷予測部24が決定した印刷先プリンター(プリンターB)以外のプリンター(プリンターA1)でユーザーが印刷した場合について説明する。まず、社員が通信端末1を操作して印刷リクエストと印刷データを印刷サーバー2へ送信する(ステップS11)。印刷サーバー2が印刷リクエストと印刷データを受信した後の処理は図6に示したステップS21からステップS28と同様であるため、処理の説明を省略する。
ステップS28の後、印刷予測部34は、データ転送時刻になると印刷先プリンターへ印刷データを送信する(ステップS29)。印刷先プリンター(プリンターB1)が印刷データを受信すると、保有する記憶部に印刷データを一旦記憶する(ステップS41)。
その後、印刷リクエストを送信した社員が印刷予測部34の決定した印刷先プリンターであるプリンターB1ではなくプリンターA1にて印刷開始操作を行うと(ステップS51)、プリンターA1は印刷サーバー2に対して印刷データの転送リクエストを送信する(ステップS52)。この転送リクエストを受けて印刷サーバー2の通信制御部211は通信部22に対してプリンターA1へ印刷データを送信させ(ステップS30)、更にプリンターB1へ印刷データの削除リクエストを送信させる(ステップS31)。プリンターB1は、印刷データの削除リクエストを受けて、記憶していた印刷データを削除する(ステップS49)。そしてプリンターA1は、転送された印刷データに基づいた画像を印刷する(ステップS53)。
印刷データの削除リクエストの送信後、印刷予測部34は、ステップS28で適用した印刷事例、又はステップS27で追加した印刷事例を修正して更新する(ステップS32)。
ステップS32の処理について、図3の事例番号5を用いて説明する。事例番号5の修正前(項目「印刷先プリンター」が「プリンターB2」であるとき)の内容は、過去に社員Bが関西空港から始業時間後に印刷リクエストを送信し、次の日の始業時間に大阪事業所のプリンターB2へ印刷データが転送されたことを示している。これは、例えば、大阪事業所勤務の社員Bが出張から戻る途中の関西空港で印刷リクエストを送信し、翌日勤務地である大阪事業所へ出勤後、プリンターB2にて印刷データの印刷を行ったということを示している。
しかし、そのあと、社員Bが大阪から出張に出る際に、前日夜に飛行機で移動した際に、搭乗前に関西空港から印刷リクエストを送ったとする。印刷予測部34は、更新前の事例番号5を参照して印刷先プリンターを大阪事業所のプリンターB2とするが、社員Bは翌日に東京事業所へ出向き、東京事業所のプリンターA2で印刷データの印刷開始指示を行う。すると、プリンターA2は印刷サーバー2から印刷データを取得し、印刷を実行する。印刷予測部34は、適用した印刷事例5の印刷先プリンターを「プリンターA2」に変更した内容を利用プリンターDB31に記憶させる。このように、印刷事例を最新履歴内容に更新していくことで、印刷予測部34は、社員の最新の行動に即した印刷予測をすることができる。
以上、説明したように、ユーザーが通信端末1から印刷リクエストを送信すると、印刷予測部34が利用プリンターDB31の印刷事例に基づいて印刷先プリンター及びデータ転送時刻を決定することで、ユーザーは印刷リクエストを送信する際にプリンターの指定なしで、自宅や外出先から印刷予約をすることができる。
また、ユーザーが印刷リクエストを行うと即座に印刷先プリンターで印刷が行われるのではなく、ユーザーが印刷先プリンターで印刷開始操作した後に印刷が行われるため、印刷物の紛失やデータ漏洩等を防ぎ、セキュリティ性を保つことができる。
また、印刷予測部34が決定した印刷先プリンターとは異なるプリンターで印刷開始指示の操作がなされた場合、印刷予測部214は、利用プリンターDB31が印刷事例の内容を書き換えるため、印刷予測部34は、常にユーザーの最新の行動に即した印刷予測を行うことができる。
また、時間計算などの複雑な処理は必要なく、印刷予測部34が印刷先プリンターとデータ転送時刻を決定するためのデータベースがあれば実現可能である。具体的には、プリンター情報DB33や社員情報DB34は、企業サーバー等がすでに保有している場合が多い。更に、印刷指示スポットDB32は、現在地特定部213が位置情報を提供するサービスにアクセスして送信情報を取得する場合はなくてもよい構成要素である。従って、少なくとも利用プリンターDB31を新たに設けるだけで、本発明における印刷システム100を構築することができ、低コストで実現することができる。
1、1a、1b 通信端末
2 印刷サーバー
21 制御部
211 通信制御部
212 認証部
213 現在地特定部
214 印刷予測部
22 通信部
23 記憶部
231 印刷プログラム
232 印刷パターン記憶部
3 データベース群
31 利用プリンターDB
32 印刷指示スポットDB
33 プリンター情報DB
34 社員情報DB
4a、4b、5a、5b プリンター
100 印刷システム

Claims (4)

  1. 通信端末とデータ通信を行う通信部と、
    前記通信部の制御を行う通信制御部と、
    前記通信部が前記通信端末から印刷リクエストと印刷データを受信した場合、当該通信端末のユーザーの個人認証を行う認証部と、
    過去の印刷事例毎に、印刷リクエストを送信した送信元通信端末のユーザーの個人情報と、当該送信元通信端末が印刷リクエストを送信した時の位置情報と、当該印刷リクエストの送信時刻と、当該印刷リクエストを受けて印刷を行った印刷先プリンターの情報と、当該印刷先プリンターに印刷データが転送されたデータ転送時刻とを対応付けて記憶する印刷状況記憶部と、
    前記認証部が前記ユーザーの利用を認めた場合、前記送信元通信端末から前記印刷リクエストを受信した際における当該送信元通信端末の現在地を特定する現在地特定部と、
    前記送信元通信端末のユーザーの個人情報と、前記現在地特定部が特定した現在地に一致する位置情報と、前記印刷リクエストの送信時刻とに合致する前記印刷事例を前記印刷状況記憶部から抽出し、当該抽出された印刷事例が示す前記印刷先プリンターと前記データ転送時刻とを前記印刷リクエストに応答するための印刷先プリンター及びデータ転送時刻として決定する印刷予測部と、を備え、
    前記通信制御部は、前記印刷予測部が決定したデータ転送時刻に前記決定した印刷先プリンターへ前記印刷データを送信させる制御を前記通信部に行わせる情報処理装置。
  2. 前記通信制御部は、通信可能な各プリンターから印刷データ転送リクエストを受信し、当該印刷データ転送リクエストを送信してきたプリンターに対して前記通信部により前記印刷データを前記通信部に送信させる制御が可能であり、
    前記通信部が、前記印刷予測部の決定した印刷先プリンターとは異なるプリンターから印刷データ転送リクエストを受信した場合、前記通信制御部は、前記通信部に対して、当該予測した印刷先プリンターへ前記印刷データの削除リクエストを送信させ、当該異なるプリンターを印刷先プリンターとして前記印刷データを転送させ、
    前記印刷予測部は、前記印刷状況記憶部が記憶する該当する印刷事例における印刷先プリンターを前記異なるプリンターの情報に変更する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. ユーザー操作に応じて印刷リクエスト及び印刷データを送信する通信端末と、印刷データに基づいて印刷を行う複数のプリンターと、前記印刷リクエスト及び前記印刷データを受信すると前記複数のプリンターから印刷先プリンターを決定して印刷を行わせる制御を行う請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置とを備えた印刷システム。
  4. 通信端末から印刷リクエストと印刷データを受信すると、印刷先プリンターとデータ転送時刻を決定し、当該印刷先プリンターに当該印刷データの印刷を行わせる印刷プログラムであって、
    前記通信端末から前記印刷リクエストと前記印刷データを受信すると、当該通信端末のユーザーの個人認証を行う認証ステップと、
    前記認証ステップにおいて前記ユーザーの利用が認められた場合、前記印刷リクエストが送信された際の前記通信端末の現在地を特定する現在地特定ステップと、
    印刷事例毎に、印刷リクエストの送信元通信端末のユーザーの個人情報と、当該送信元通信端末が印刷リクエストを送信した時の現在地と、当該印刷リクエストの送信時刻と、当該印刷リクエストを受けて印刷を行った印刷先プリンターの情報と、当該印刷先プリンターに印刷データが転送されたデータ転送時刻とを対応付けて記憶する印刷状況記憶部の記憶内容と、前記現在地特定ステップにおいて特定された現在地と、前記印刷リクエストの送信時刻に基づいて、前印刷リクエストに対応する印刷先プリンター及びデータ転送時刻を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定されたデータ転送時刻に前記決定された印刷先プリンターへ前記印刷データを送信する送信ステップと、
    をコンピューターに実行させるための印刷プログラム。
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